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ウィーンで音楽三昧:ウィーンの原型を巡る散策、グラーベンからアム・ホーフ

2013年4月19日金曜日@ウィーン/1回目

旅の16日目です。

今日もウィーンでゆったりします。またまた、ホテルの朝食ルームにしんがりで駆け込みました。食べ終わる頃には、朝食ルームのドアが閉められてしまいました。遅くなってしまい、ゴメンナサイ。

今日は昨日までの好天が一転して曇り空・・・と思っているうちに雨が降り出しました。でも、たいした雨ではないので、傘はささずにウィンドブレーカーのフードをかぶって、街を散策します。
今日はウィーンの街の原型になったところをグルリと一周してみましょう。ウィーンの街はもともと1世紀末にローマ人が築いた軍営地で、22キロにも満たないところを濠と城壁で囲んだものでした。この城壁(高さ10m、幅3m)とその外側に掘削した濠を巡らせて2重に防御を施した軍営地は当時、ウィンドボナと呼ばれていました。今日はこのウィンドボナの城壁と濠の跡を周ってみましょう。と言っても、現在、城壁や濠を思わせる遺跡が残っているわけではありませんけどね。城壁は壊され、濠は埋め立てられました。

まずは、聖シュテファン大聖堂Domkirche St. Stephanの前からスタートです。配偶者は小雨除けのウィンドブレーカーを着ています。saraiも同様です。このスタイルがウィーン風です。


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グラーベン通りGrabenも濠を埋め立てて出来た通りです。そもそもグラーベンと言う名称は濠という意味です。このグラ-ベン通りは昨日も歩きましたが、今日も観光客で一杯です。最も今日は昨日と違って、傘の花が開いています。


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小雨のせいで、オープンテラス席ももちろん、人影がありません。


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グラーベン通りに面した聖ペーター教会Katholische Kirche St. Peterにちょっと入ってみましょう。


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ファサードの右側の壁に彫像と教会の銘板があります。銘板には、1702年にヒルデブラント等の手でバロック様式で建て替えられたことが書かれています。起源は792年にカール大帝がこの教会を建てたことに遡ります。


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教会の中に入ってみると、唖然・・・凄い!素晴らしい装飾です。たかが街中の教会と侮ってはいけませんね。黄金の装飾が散りばめられ、実に豪華な教会です。
中では、ちょうどミサの最中でした。厳粛な雰囲気なので、我々も静かに佇みます。


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が、運よく、すぐにミサが終わり、自由に見て歩くことができます。
高い天井には、天井横の窓から明るい光がはいり、天井画を照らしています。天井画はロットマイアーによる《聖母昇天》のフレスコ画。これぞ、バロックという豪華さを感じます。


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これが内陣の豪華なしつらえです。


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これが内陣の左側の壁面と窓。


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これが内陣の右側の壁面と窓。


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内陣の上部の美しさは言葉で表現できない素晴らしいものです。


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聖ペーター教会の美しさ・豪華さに驚嘆しつつ、またグラーベン通りに戻ります。


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グラ-ベン通りの突き当たりが、こんなところにスーパーがあったのかと昨日大発見をした高級スーパーのユリウス・マインルJulius Meinlです。昨日と同様、このスーパーの右横のナーグラー小路Naglergasseに入ります。


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ナーグラー小路にはいるとすぐに、通りの左手にワインがいっぱい並んだお店があります。saraiは覗いてみたくなります。入ってみると、ものすごい量のワインです。


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地下はワインバーになっています。圧倒されながら見て回っていると、ちょっと見覚えのある店内。なんと、このワイン屋さんと思ったお店は、高級スーパーのユリウス・マインルのワインコーナーでした。ナーグラー小路にも、このスーパーの入り口があったんですね。
お店を出て小路を進み右にカーブしていくと、アム・ホーフ広場am hofに出ます。広場の中央には、マリア記念柱Mariensäuleが建っています。これは30年戦争の末期、1646年にカトリックの勝利を祝って建てられました。


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小雨模様のせいか数は少ないですが、広場には市場が開かれています。アム・ホーフとは「宮殿前」という意味で、1156年に、バーベンベルク家が辺境伯からオーストリア公になった時に宮殿を築いたところです。この広場は旧市街で最大の広さで、いつも露店市が開かれ、イベントの仮設ステージが設置されたりするそうです。
バーベンベルク家断絶後もこの広場のまわりの建物はバロック様式の建物に変わり、ウィーンの中心の一角を担っています。
ちょうど、広場北側の中央に見える赤黒い建物はゼクト・メーカーの本社だった建物です。現在もそうなのかは確認できませんでした。


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広場の東側、こちらが広場の正面ですが、バーベンベルク家の宮殿跡にアム・ホーフ教会Kirche Am Hofが建っています。イエズス会がローマのイル・ジェズ聖堂を模して建てました。2階のバルコニーは付け加えられたもので、教会の建物としては奇妙なファサードになっています。このバルコニーで、フランツ2世が神聖ローマ帝国の解体とオーストリア帝国皇帝即位を宣言しました。


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アム・ホーフ教会の左隣には、旧コンラット宮Collaltoがあります。正面のクリーム色の建物です。1762年、モーツァルトがわずか6歳でウィーンデビューを飾ったのがこの宮殿。この宮殿の左に建つのは、ウルバニ館。15世紀末の地下室がウルバニ・ケラーというレストランになっています。


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アム・ホーフ教会の右隣は現在、大改装中で2014年にパーク・ハイヤット・ウィーンが開業するようです。


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広場の南側にも立派な建物が続きます。


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この広場でのベスト・ショットはこの一枚です。手前のマリア記念柱の向こうに見えるアム・ホーフ教会です。


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もう少しこのアム・ホーフ広場を見て、ウィンドボナ周囲の散策を続けます。

散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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ウィーンで音楽三昧:ウィーンの原型を巡る散策、アム・ホーフからティーファー・グラーベン

2013年4月19日金曜日@ウィーン/2回目

ウィーンの原点ウィンドボナ巡りを続けています。今はアム・ホーフ広場に来ています。広場のまわりはとても立派な建物が並んでいます。広場北には一際大きな建物が建っています。レーダラー・ホフ (Ledererhof;なめし職人広場) と言う建物です。これは皮なめし職人 (Lederer) の同業組合(ツンフト) 本部がここにあったことからついた名前です。


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広場西側の建物の前には、赤い車両が並んでいます。ここは消防局の建物になっています。左側の薄いクリーム色の建物は『メルクライン・ハウス (Das Maerkleinsche Haus) 』で18世紀前半にヒルデブラント (Johann Lukas von Hildebrandt) によって設計されましたバロック様式の美しい建物です。この建物には消防隊博物館もあります。その右隣の濃いピンクの建物は『細い家 (Das Schmale Haus;シュマーレハウス) 』で、16世紀に建てられた古い建物です。


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消防局の右側には、何やら、いわくありげな建物。この正体って? 16世紀後半にアム・ホ―フ広場の後ろのフェルバー小路 (Faerbergasse) に建てられたものが母体に次第に隣接する建物と結合し、アム・ホーフ広場の前まで拡大しました。この建物は1683年のトルコ軍侵攻で破壊後、修復され、武器庫 (Das Buergerliche Zeughaus) として使用されるようになりました。1848年の三月革命では、この武器庫から学生たちに武器が配られた歴史があります。現在は消防署の本部になっています。建物正面上部には金色の地球儀を支えている二体の石像、『永続性』と『強さ』が立っていましたが、現在は修復工事中で取り外されています。


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ウルバニ館の隣には、お洒落なオープンテラスのあるレストラン。


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ウルバニ館とアム・ホーフ教会に挟まれた旧コンラット宮には、Ma Maisonというショップが入っています。


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旧コンラット宮とアム・ホーフ教会の間はアーチでつながっていて、そのアーチの下はシュールホーフ(Schulhof)という小路が抜けています。


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折しも、そのシュールホーフからアーチをくぐって、白馬の2頭立ての白塗りの馬車がアム・ホーフ広場に出てきました。まるで、バロック時代にさまよいこんだような気持ちになります。


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アーチに続くのは、アム・ホーフ教会の建物です。


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このアム・ホーフ広場を離れて、今度はティーファー・グラーベン通りTiefer Grabenを歩きます。ティーファー・グラーベンという名称は深い濠という意味で、ローマ時代のウィンドボナの濠があったことを示しています。


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この通りの両側には、風格のある建物が続いています。


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どこまでも立派な建物が続いています。


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建物の壁に派手な壁画があります。よく見ると、ベートーヴェンが1815年から1817年まで住んでいたと書いてあります。作品101、102、98、106、137と明記されているので、ここでこれらの作品が作曲されたのでしょう。それぞれ、ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101、チェロソナタ第4番作品102-1、チェロソナタ第5番作品102-2、連作歌曲集『遥かなる恋人に寄す』Op.98、ピアノ・ソナ第29番 変ロ長調『ハンマークラヴィーア』 Op.106、弦楽五重奏曲フーガ ニ長調 Op. 137ということになります。晩年の名作揃いですね。


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この建物を過ぎて、さらにティーファー・グラーベン通りを進みます。


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正面に立体交差の橋が見えてきました。ホーヘ橋(Hohe Brucke)でしょう。1903-4年に作られたそうです。ウィーンでは新しいものですね。


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ホーヘ橋のアーチの下に差し掛かりました。


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橋の上に上る階段もありましたが、上らずにこのまま、ティーファー・グラーベン通りを進みます。橋の上の通りはヴィップリンガー通りWipplingerstraßeです。


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橋の下です。


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通りを進んだところから、ホーヘ橋を振り返ってみます。立派な建物に囲まれています。


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これはHotel Orient。綺麗な装飾です。


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通りには、気になる装飾のある建物がずらりとならんでいます。右手に続く石段の先には、聳えるように立つマリア・アム・ゲシュターデ教会Katholische Kirche Maria am Gestadeの尖塔も見えます。


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ティーファー・グラーベン通りはこのあたりでお終いです。さらにウィンドボナの跡を追う散策は続きます。

散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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ウィーンで音楽三昧:ウィーンの原型を巡る散策、ザルツグリース通りから聖ループレヒト教会へ

2013年4月19日金曜日@ウィーン/3回目

ウィーンの原点ウィンドボナ巡りを続けています。アム・ホーフ広場からティーファー・グラーベン通りを歩き、通りの端に突き当たりました。通りは左に折れて、ベルセガッセBörsegasseに続きます。


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ベルセガッセに折れずにまっすぐに建物と建物の間を抜けて、ノイトルガッセNeutorgasseに向かいます。


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ノイトルガッセに突き当たり、ノイトルガッセを右(東)の方に向かいます。その先はザルツグリース通りSalzgriesに続いています。通りの右手に上りの石段が続き、大きな教会の尖塔が見えます。先ほど、ティーファー・グラーベン通りから見えた教会です。マリア・アム・ゲシュターデ教会Katholische Kirche Maria am Gestadeです。グラーベン通りの聖ペーター教会と同じくらい古いゴシック期の教会です。
ザルツグリース通りを歩きます。堂々とした建物が並びます。


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この辺りは古い建物が多く、歩く楽しみに満ちています。


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ザルツグリース通りも交差するザルツトルガッセSalztorgasseを過ぎて、もうすぐ突き当たりのモルツィンプラッツMorzinplatzに着きそうです。


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モルツィンプラッツで右に折れてドナウ運河と平行に進みます。


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その前にこれまで歩いてきたザルツグリース通りを振り返ります。素晴らしい建物が建ち並びます。


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モルツィンプラッツでは、ザルツグリース通りにマルク・アウエル通りMarc-Aurel-Straßeも直角に交わっています。


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ドナウ運河と平行に少し進むと、、右側の高台に、791年(740年頃との説もある)に建てられた聖ループレヒト教会Ruprechtskircheが立っています。同時期にグラーベンに聖ペーター教会、ザルツグリース通りにマリア・アム・ゲシュターデ教会も建てられました。ウィーンで最古の教会群です。聖シュテファン教会が建てられるのは、ずっと後のバーベンベルク家の治世を待つことになります。

この聖ループレヒト教会は古色蒼然とした建物と綺麗なピンクの桜とが美しい景色を作っています。


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空に濃いピンク色の花びらが映えて、とても美しいです。


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聖ループレヒト教会をもっとズームアップして見てみましょう。何とも綺麗です。


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石段を上って、聖ループレヒト教会のある高台に向かいます。傍らの建物の壁面には、聖ループレヒトの姿が大きく描かれています。


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石段の左はピンク色の桜が綺麗に咲き誇っています。


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間近に見た聖ループレヒト教会です。蔦のからまる瀟洒とも言える建物で存在感に満ちています。


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聖ループレヒト教会の高台から見下ろした満開の桜とその向こうに見えるドナウ運河です。美しい風景です。


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ぐるりと建物を周りながら、聖ループレヒト教会の姿を鑑賞します。


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もちろん、文化財を示す旗もたっています。現在、内部は公開されていませんでした。


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これが聖ループレヒト教会の全景です。


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この後、この聖ループレヒト教会の界隈を散策します。

散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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ウィーンで音楽三昧:ウィーンの原型を巡る散策、バーミューダ・トライアングルで完了、そして、カフェ《ハヴェルカ》でランチ

2013年4月19日金曜日@ウィーン/4回目

ウィーンの原点ウィンドボナ巡りを続けています。聖ループレヒト教会の古の姿を回顧しながら、時を過ごしました。少し、この教会の界隈を歩いてみましょう。

歩いてすぐに、数人の女性の集団と警察官が地図を片手に考え込んでいる様子が目に飛び込んできました。どうも目指すホテルが見つからないようです。この辺りは、いろいろ入り組んだ路地が多そうです。結局警察官も分からなかったようで、女性達はさらにウロウロ探し続けています。この光景はあることを想起させます。実はこのあたりは多くの警察官が配置されている場所なんです。例えば、やたらに酒屋や酒場が目につきます。これはユーデンガッセJudengasseにあるワイン・バーVulcania。


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今は真昼間ですが、夜ともなれば、このあたりは若者たちで賑わう一画で、その喧騒は夜中ずっと続くそうです。伝統的なウィーン風のカフェや居酒屋とは異なるタイプのカフェ・バーなどの深夜営業の店やライブハウスが1980年代半ばから進出するようになったそうです。このあたりの一画はバーミューダ・ドライエッケ(トライングル)と呼ばれるようになっています。ただし、非常に安全なバーミューダ・トライングルではあるようです。何故かと言えば、先ほどの光景で分かるように多くの警察官が配置されているからです。1982年のユダヤ人施設へのテロ事件以来、軽機関銃を携えた警察官が警備犬を従えて、常にパトロールしているそうです。
これはユーデンガッセとシュテルンガッセSterngasseの角にある瀟洒な酒場です。


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そのユーデンガッセとシュテルンガッセの角からフライシュマルクト通りFleischmarktのほうに向かうと、左手に異様な塔に出会い、ぎょっとします。これはコルンホイゼルの塔(Kornhauselturm)です。コルンホイゼルは19世紀前半に活躍した建築家で、この界隈に多くの作品を残しています。この塔は彼のアトリエ兼隠れ家だったそうです。嫉妬深い妻の目から逃れるためにこの塔を作ったそうです。1825年の完成です。塔には階段がなく、自分が上った後は梯子を引き上げ、妻の追跡を逃れたそうです。凄絶な作品なんですね。ちなみに、上に紹介したユダヤ人施設へのテロ事件というのは、このコルンホイゼルの作であるユダヤ教のシナゴークを舞台としたものでした。


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コルンホイゼルの塔の横の階段を下りて、フライシュマルクト通り少し進むと、右手にバウエルンマルクト通りBauernmarktが始まります。通りの先には、有名なアンカー時計Ankeruhr Clockが見えています。このアンカー時計はクリムトのライバル、フランツ・マッチュが1917年に完成させたものです。時計は通りの両脇に建つ旧アンカー保険会社の建物をつなぐ空中回廊に取り付けられています。


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アンカー時計をズームアップしてみましょう。


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フライシュマルクト通りから後ろを振り返って見ます。階段の右手には、コルンホイゼルの塔、階段の上は小広場になっていて、ホテル・メルキュール・ウィーン・ツェントルムHotel Mercure Wien Zentrum、そして、ユーデンガッセとシュテルンガッセの角が見えています。


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バーミューダ・トライアングルを脱出し、ローテントゥルム大通りRotenturmstraßeに出ました。ケルントナー通りKärntner Straßeへと続く賑やかな通りです。この通りが昔のウィンドボナの東側の城壁でした。


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ローテントゥルム大通りを聖シュテファン大聖堂のほうに歩いていくと、左手にルーゲック広場Lugeckが見えます。広場には、オープンテラス席がありますが、テント屋根で覆われているため、雨天にもかかわらず、お客さんで賑わっています。広場の奥にはグーテンベルク像も見えます。今回の旅では、よくグーテンベルクに遭遇します。マインツ、ストラスブール・・・


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ローテントゥルム大通りも残り僅か、聖シュテファン大聖堂ももうすぐです。


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遂に散策の出発点、聖シュテファン大聖堂に戻ってきました。


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ウィーンの原型、ウィンドボナは周囲わずか2kmほどでした。1時間ちょっとの散策でしたが、古いゴシック期の教会3つなど、見どころの多い散策でした。アム・ホーフ広場やバーミューダ・トライアングルも面白いところで、歴史のロマンに満ちています。
最後にこのシュテファンズプラッツから、ゴルトシュミード小路Goldschmiedgasseの向こうに聖ペーター教会のドームが見えることを発見。


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さて、そろそろお昼にしましょう。今回のウィーンのテーマはカフェでランチ。昨日はカフェ・ハイナーでしたが、今日はグラーベン通りから、ちょっと路地(ドロテーアーガッセDorotheergasse)にはいったところにあるカフェ・ハヴェルカCafé Hawelkaです。

ここまでの散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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このカフェ・ハヴェルカはチューリッヒのレストランで隣り合わせたウィーンっ子に強く推薦されたお店です。お店の前に立つと、ピッタリとドアが閉まっています。あれ、定休日?お昼休憩? 恐る恐るドアを押してみると、開きます。と、店内は薄暗くてよく見えないのですが、まるで貸切パーティーでもやっているのかと思うほどの混雑ぶり。


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満席のようなので帰ろうかと思っていると、配偶者がお店の“おっさん”みたいなスタッフとアイコンタクトして、手招きされました。どこか、テーブルに案内してくれるようです。行ってみると、そこはちょうどお客さんが席を立つところで、その席を割り当ててくれるようです。ランチはあるかと訊くと、ランチはないけど、牛肉とパスタの定食のようなものがあるとのこと。ちょっとメニューを見せて欲しいと言うと、メニューはないというので、仕方ないので、その牛肉プレートを2人前注文。注文が終わり、目も暗闇に慣れ、落ち着いて店内を見渡すと、狭い店内に椅子やテーブルがぶつかるような感じで並んでいます。


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入れ代わり立ち代わり客がやって来て、仕切り屋の“おっさん”が、席を用意していきます。相席でどんどん座らせます。


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“おっさん”が椅子にぶつかりながら、コーヒーを運んでいます。ともかくお店が狭く、その狭い空間に客がすし詰めなので、大変に騒がしいです。普通は外のオープンテラスの席につけばいいのかもしれませんが、今日は生憎の雨で建物内のテーブルだけでした。晴れた日はまた印象が異なるかもしれません。


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とりあえず、ミネラル・ウォーターだけが運ばれてきました。


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次に牛肉とパスタなどがのったプレートが運ばれてきました。


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ちょっとお肉が固くて、今一です。
食後、“おっさん”を呼んで、コーヒーを注文。


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これはsaraiの頼んだアインシュペナー。


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これは配偶者が頼んだメランジュ。


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コーヒーカップが綺麗だったので、銘を見ると、Leopold Hawelka。このカフェのオリジナルです。


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食後頼んだこのメランジュとアインシュペナーはなかなか美味しかったです。おっちょこちょいの“おっさん”が、配偶者のスカートの上にフォークを落としちょっと汚れましたが、ごめんねとナプキンで拭いてくれました。ま、憎めない“おっさん”です。これがこのお店の特色なのかもね。
これがそのほの暗い店内の様子と店を取り仕切っている“おっさん”スタッフが会計をしているところです。


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ところで、このカフェ・ハヴェルカは昔、よく利用していたホテル・グラーベンの斜め前にありました。その頃は、このカフェの存在には気がつきませんでした。


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この後、ホテルに戻り少し休息して、フォルクスオーパーでバレエ公演を見ました。


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《真夏の夜の夢》です。目で楽しむバレエもよいものです。音楽は名曲揃いだしね。
これがネットで購入したチケット。


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このバレエ《真夏の夜の夢》の公演の感想はここに書きました。

バレエの後は、ちょうど、そのバレエに来ていたお友達とカフェで食事しながら、1年ぶりの楽しいおしゃべり。音楽を中心に話は暴走しました! 次は6月の再会を楽しみにしましょう。

明日はウィーン国立歌劇場でガランチャとアラーニャの《ウェルテル》です。ガランチャの熱唱が楽しみです。演技も凄そうです。


次回を読む:17日目:ウィーンで音楽三昧、4日目 (5)

前回を読む:15日目:ウィーンで音楽三昧、2日目 (4)



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico

お返事ありがとうございます。
本当に!私もレイルジェットや美術館の手配もしているので、祈るような気持ちです。

03/10 19:06 kico
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