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ヴェルター湖:ペルチャッハ散策

2017年8月4日金曜日@ザルツブルク~ヴェルター湖/14回目

マーラーの跡を訪ねる小旅行でヴェルター湖Wörtherseeを訪ねています。
クラーゲンフルトKlagenfurtのマイアーニックMaierniggにあるマーラーの作曲小屋とヴェルター湖畔のマーラーのヴィラを訪れた後、次はブラームスゆかりの地、ペルチャッハPörtschachにヴェルター湖のクルーズ船で到着したところです。
ペルチャッハ・ランドシュピッツ/ペーター・アレクサンダー・シュテークPörtschach Landspitz/Peter Alexander Stegの船着き場で、これまで乗ってきたクルーズ船の出航を見送ります。

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さて、ペルチャッハ散策を始めましょう。まずは案内板を見て、情報を求めますが、ヴェルター湖の概要図なので、あまり、ペルチャッハ散策の参考にはなりません。

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ともかく、ヴェルター湖に突き出した半島のようなところの先端から根元に向かって歩き始めます。公園広場Spielplatz Pörtschachに出ると、オープンカフェが賑わう一角が見えます。いかにもリゾート地らしい風景です。

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ここからが半島の湖畔沿いにペルチャッハの町のほうに散策路、ブルーメンプロムナーデBlumenpromenadeが伸びています。そちらに向かって、ぶらぶらと歩いていきます。

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散策路から眺めたヴェルター湖の風景です。まさに夏の盛りで暑いんです。なるべく木陰を選んで歩きます。

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少し歩くと、ブラームスらしき胸像があります。

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しかし、説明文を読むと、この胸像はブラームスではなくて、エルンスト・ヴァーリスという人のようです。彼はウィーンの商人で陶器製造業者とのこと。彼がこのヴェルター湖一帯の観光の先駆的な役割を果たしたそうです。とりわけ、ペルチャッハの今があるのは彼の功績だそうです。

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さらに歩を進めます。

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しかし、なんとも暑い! ここは避暑地ときいたのに、今日は40度近くに温度が上昇している感じです。ブラームスっていう雰囲気はまったくありません。

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ところどころにブラームスの名前を冠した史跡案内板があります。《白い道》という名前の史跡周遊路になっているようです。ここは由緒ある4つ星ホテルのパークホテルParkhotel Pörtschachの前です。

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ここからの小径はヨハネス・ブラームス・プロムナーデJohannes-Brahms-Promenadeに名前が変わります。ようやく、ブラームスゆかりの場所らしくなってきます。

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湖畔沿いには、湖水浴のビーチが大混雑です。個人所有の別荘も並び、日光浴に興じていますが、みなさん、暑くはないんでしょうか。

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ここからは修行が始まります。もともとペルチャッハの情報はほとんどありません。とりあえず、町の中心のほう(地図はなく、saraiの頭の中にある地図だけが頼り)に向かいます。ずい分歩き回った挙句、配偶者が「ツーリストインフォメーションがあったわよ!」。やみくもに歩いていたのにまったくの僥倖です。早速、カウンターにただ1人いたスタッフのお姉さんにブラームスって言いかけると、即座にブラームスのハウスのことね・・・ここには、もう何もないわよって、すげないお答え。あまりにブラームスに冷たいですね。それでも一応、地図でBrahmsliegeという場所を示してくれました。このあたり一帯がゆかりの場所だということです。それではあんまりだと思ったのか、奥から≪ブラームスの足跡Auf den Spuren von Brahms≫なる13枚の写真カードの小冊子を出してくれました。

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裏表紙には一応、ブラームスの跡をたどる散策コースが紹介されています。

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訊くと、この小冊子はなんと無料でいただけるそうです。紹介されているコースを巡る時間はありませんが、すべて写真付きですから、行ったようなものです(違うかな・・・)。まあ、一応、地図にあるBrahmsliege(ブラームスの寝床っていう意味?)に行ってみましょう。

船着き場からツーリストインフォメーションへの散策ルートを地図で確認しておきましょう。(こんなにすっきりと歩いたわけではありませんけどね)

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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

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すばらしい人生

充実した心豊かなご様子に励まされます.
情報、有り難うございました.
いつか、ふらっと訪ねてみたいです.

ありがとうございます

天野さん

saraiです。初めまして。コメントありがとうございます。ブログを書く励みになります。当日は快晴で素晴らしい日でしたが、夏の陽光がまぶしいほどで暑さに悩まされました。マーラーやブラームスは本当にこんな暑いところに避暑に行ったのか、怪しむほどでした。でも、風光明媚なところです。是非、お出かけくださいね。また、コメントをお待ちします。
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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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