ヴェルター湖:ペルチャッハ散策
マーラーの跡を訪ねる小旅行でヴェルター湖Wörtherseeを訪ねています。
クラーゲンフルトKlagenfurtのマイアーニックMaierniggにあるマーラーの作曲小屋とヴェルター湖畔のマーラーのヴィラを訪れた後、次はブラームスゆかりの地、ペルチャッハPörtschachにヴェルター湖のクルーズ船で到着したところです。
ペルチャッハ・ランドシュピッツ/ペーター・アレクサンダー・シュテークPörtschach Landspitz/Peter Alexander Stegの船着き場で、これまで乗ってきたクルーズ船の出航を見送ります。

さて、ペルチャッハ散策を始めましょう。まずは案内板を見て、情報を求めますが、ヴェルター湖の概要図なので、あまり、ペルチャッハ散策の参考にはなりません。

ともかく、ヴェルター湖に突き出した半島のようなところの先端から根元に向かって歩き始めます。公園広場Spielplatz Pörtschachに出ると、オープンカフェが賑わう一角が見えます。いかにもリゾート地らしい風景です。

ここからが半島の湖畔沿いにペルチャッハの町のほうに散策路、ブルーメンプロムナーデBlumenpromenadeが伸びています。そちらに向かって、ぶらぶらと歩いていきます。

散策路から眺めたヴェルター湖の風景です。まさに夏の盛りで暑いんです。なるべく木陰を選んで歩きます。

少し歩くと、ブラームスらしき胸像があります。

しかし、説明文を読むと、この胸像はブラームスではなくて、エルンスト・ヴァーリスという人のようです。彼はウィーンの商人で陶器製造業者とのこと。彼がこのヴェルター湖一帯の観光の先駆的な役割を果たしたそうです。とりわけ、ペルチャッハの今があるのは彼の功績だそうです。

さらに歩を進めます。

しかし、なんとも暑い! ここは避暑地ときいたのに、今日は40度近くに温度が上昇している感じです。ブラームスっていう雰囲気はまったくありません。

ところどころにブラームスの名前を冠した史跡案内板があります。《白い道》という名前の史跡周遊路になっているようです。ここは由緒ある4つ星ホテルのパークホテルParkhotel Pörtschachの前です。

ここからの小径はヨハネス・ブラームス・プロムナーデJohannes-Brahms-Promenadeに名前が変わります。ようやく、ブラームスゆかりの場所らしくなってきます。

湖畔沿いには、湖水浴のビーチが大混雑です。個人所有の別荘も並び、日光浴に興じていますが、みなさん、暑くはないんでしょうか。

ここからは修行が始まります。もともとペルチャッハの情報はほとんどありません。とりあえず、町の中心のほう(地図はなく、saraiの頭の中にある地図だけが頼り)に向かいます。ずい分歩き回った挙句、配偶者が「ツーリストインフォメーションがあったわよ!」。やみくもに歩いていたのにまったくの僥倖です。早速、カウンターにただ1人いたスタッフのお姉さんにブラームスって言いかけると、即座にブラームスのハウスのことね・・・ここには、もう何もないわよって、すげないお答え。あまりにブラームスに冷たいですね。それでも一応、地図でBrahmsliegeという場所を示してくれました。このあたり一帯がゆかりの場所だということです。それではあんまりだと思ったのか、奥から≪ブラームスの足跡Auf den Spuren von Brahms≫なる13枚の写真カードの小冊子を出してくれました。

裏表紙には一応、ブラームスの跡をたどる散策コースが紹介されています。

訊くと、この小冊子はなんと無料でいただけるそうです。紹介されているコースを巡る時間はありませんが、すべて写真付きですから、行ったようなものです(違うかな・・・)。まあ、一応、地図にあるBrahmsliege(ブラームスの寝床っていう意味?)に行ってみましょう。
船着き場からツーリストインフォメーションへの散策ルートを地図で確認しておきましょう。(こんなにすっきりと歩いたわけではありませんけどね)

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