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ウィーンで音楽三昧:R・シュトラウス展と楽劇《ナクソス島のアリアドネ》でうっとり

2014年6月15日日曜日@ウィーン

旅の21日目、今日は日曜日。朝の11時からウィーン楽友協会でウィーン・フィルのコンサートです。豪華なコンサートホールで配偶者もsaraiもご機嫌です。

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素晴らしいシューベルト、レーガー、モーツァルトが聴けました。コンサートの詳細記事はここです。

コンサート後、今日もコンサートをご一緒した友人のえりちゃさんとランチです。アルベルティーナ美術館に併設するお洒落なレストランDo&Coに行きますが、全席予約ということで断られてしまいました。それではと、カフェ・オーバーラーに河岸を代えます。こちらは空いています。奥の方のがらがらの席に落ち着きます。

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カフェ・オーバーラーにはランチメニューがあります。メインも2種類から選べます。
まずはスープ。

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メインの魚(ツァンダーZanderのフィレ)です。

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メインの肉(仔牛肉のステーキ)です。とても美味しい。

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Do&Coよりも安価なランチにありつけ、かえってよかったかも。
ケーキの美味しいことで有名なカフェ・オーバーラーらしく、デザートに小さなケーキが付きます。

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美味しそうなケーキが並んでいますが、もう食べられません。残念!

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食後、いったん友人とお別れして、saraiと配偶者はアルベルティーナ美術館の横にある劇場博物館Theater Museumに行きます。3日前から始まったR・シュトラウス展をのぞいてみましょう。エントランスのロビーは豪華ですね。

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展示会場の2階に上がります。

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展示会場の入り口です。オペラを中心にした展示のようです。

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これはオスカー・ワイルドの原作による楽劇《サロメ》の大詰めの場面。サロメが生首に口づけするところ。

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これは楽劇《サロメ》の公演ポスターですね。意外にウィーン国立歌劇場のものがありません。先鋭的な作品だったので、昔は国立歌劇場での上演は少なかったのかな。

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これはサロメ役の写真。大胆な衣装だったんですね。

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これはサロメの舞台衣装かな。綺麗ですね。

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指揮するR・シュトラウスを描いた絵画。珍しいですね。

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R・シュトラウスの頭部の彫像です。

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これは多分、楽劇《薔薇の騎士》をイメージした影絵ですね。実にお洒落です。

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これは楽劇《薔薇の騎士》のポスター画。

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これは楽劇《薔薇の騎士》の登場人物を描いた絵。衣装のデザイン画でしょうか。

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これは楽劇《薔薇の騎士》の主役の2人、オクタヴィアンと元帥夫人(あるいはソフィー?)の舞台衣装です。何て綺麗でしょう。

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最後にR・シュトラウスのデスマスク。波乱の一生でしたが、素晴らしい音楽を我々に残してくれました。

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サロメ、エレクトラ、薔薇の騎士などのオペラにまつわる詳細な展示でした。それぞれのオペラのコーナーでは音楽も流れています。耳馴染んだ曲につい聴き惚れてしまいます。特に、薔薇の騎士の甘い旋律はうっとりしてしまいます。
暗い話題であるナチスとの関連についても展示があります。オペラ《無口な女》の台本を書いたシュテファン・ツヴァイクがユダヤ人であったために、R・シュトラウスは執拗な圧力をナチスから受けます。要職を解かれますが、オペラ《無口な女》からツヴァイクの名前を消すことは頑として撥ね付けます。その結果、このオペラ《無口な女》は上演3回だけで上演禁止になってしまいます。一方、作家のツヴァイクは夫妻で亡命を余儀なくされて、亡命先のブラジルで夫妻2人で自殺することになります。この旅で、ザルツブルグの丘の上を散策中、ツヴァイクの邸宅近くに銅像と彼の名前を冠した散歩道を歩いたことを思い出します。
このR・シュトラウス展でもツヴァイクは大きな扱いを受け、博物館の中庭には、ツヴァイクがヨーロッパからアメリカ大陸に亡命したときの汽船の大きな写真が展示されています。まるで、R・シュトラウス+シュテファン・ツヴァイク展みたいです。

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ツヴァイクの魂に報いるためにも、戦争反対の意思の輪を広げたいものです。(後日、みすず書房から出ている上下2巻のツヴァイクの自伝的随筆《昨日の世界》を読み、その強い反戦意識に感銘を受けました。それにしても、彼がブラジルのペトロポリスで自殺した直接の引き金が、日本軍のシンガポール占領だったことをどれだけの日本人が知っているでしょう。)

その後、友人のえりちゃさんともご一緒に、この旅で2回目のR・シュトラウスの楽劇《ナクソス島のアリアドネ》をウィーン国立歌劇場で鑑賞し、またまた感動。詳細記事はここです。

明日はウィーンの最終日。ポリーニのピアノ・リサイタルを聴きます。明後日にはミュンヘン経由で帰国の途につきます。長い旅も終盤です。


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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

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No title

sarai さん、Steppke です。

私もこの特別展に行ったので、少々補足を。

頭部の彫像は、普段、Staatsoper のホワイエ、リング通りから見て右側の鏡の前に置かれているものです。
前日の6月11日、生誕150年当日にご一緒だった Ariadne auf Naxos の公演で、挨拶に行ったら無かったのでびっくりしました。(R.Strauss の作品が上演される日には、必ず挨拶に行きます) こちらに移されていたのかと、納得でした。

Der Rosenkavalier の衣装は、1946年に Theater an der Wien で上演された際のもので、Octavian は Elisabeth Höngen、Sophie(の衣装です)は Wilma Lipp だったとありました。
また、一緒に飾られていた銀の薔薇は、1911年のヴィーン初演時に使われたものとのことです。

行ったのは展覧会の初日(12日)で、ORF のテレビ収録で前監督の Ioan Holender がインタビューを受けており、その間は通り抜けられず、かなり待たされました。

No title

Steppkeさん、saraiです。

詳しい情報、ありがとうございました。

頭部の彫像はStaatsoperのものでしたか。これから私も参拝することにします。

オクタヴィアンの衣装はエリザベート・ヘンゲンのものでしたか。フルツヴェングラーのベートーヴェン:交響曲第9番でシュワルツコップたちと歌っていた人ですね。
あんな繊細な衣装を身に纏うことのできる歌手がいたんですね。驚きです。
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Author:sarai
オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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はじめまして。ブログ拝見させていただきました。私は、個人ブログを運営しているyuichironyjpと申します。フリーランサーとして活動しており、フリーランスで稼ぐ方法や、

06/14 23:46 Yuichironyjp

ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico
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