fc2ブログ
 
  

ベルリン・フィルの新シーズンがまもなく開幕!

何かと忙しく、忙しさとsaraiの怠慢にかまけて、ブログの更新を怠っていました。saraiは至って、元気です!

あと1時間足らずでベルリン・フィルの新シーズンがベルリンのフィルハーモニーで開幕します。初めてライヴ配信でその演奏を視聴します。日本時間では真夜中の2時なので、いかに防音室とは言え、大型スピーカーで聴くのは非常識なので、ヘッドフォンで聴こうと思いましたが、そのヘッドフォンが見つかりません。家中、家探ししましたが、何ともなりません。困ったので、モバイル用のヘッドフォンで代用することにしましたが、何とこれも見つかりません。うーん、困った。Bluetoothのイヤフォンも見つかりません。
冷静になって、カバンをひっくり返すとモバイル用のヘッドフォンを発見。ほっ・・・。

オーディオシステムで聴こうとしますが、どこにもヘッドフォンジャックがありません。テレビの裏に何とか見つけて、早速接続して、聴きますが、少し音量不足。あきらめて、PCで聴くことにします。PCはアンプ付きのスピーカーを接続しているので、そのスピーカーのヘッドフォンジャックに繋ぐと十分過ぎる音量で聴けます。ペトレンコ指揮のベルリン・フィルのハフナー交響曲を聴いてみると素晴らしい音質で音楽が聴けます。これで準備完了。

今日のシーズン開幕コンサートは今秋の日本公演でも聴ける以下のプログラムです。指揮はもちろん、キリル・ペトレンコ

 マックス・レーガー
   モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ op. 132
 リヒャルト・シュトラウス
   交響詩《英雄の生涯》op. 40


そろそろ、30分前です。聴く準備にはります。ではこれで。
  


↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!








テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       キリル・ペトレンコ,  

キリル・ペトレンコの明朗快活なメンデルスゾーンの交響曲第3番《スコットランド》 ベルリン・フィル@ベルリン・フィルハーモニー(配信) 2021年10月29日

ベルリン・フィルのデジタル・コンサートホールの第4回目の鑑賞記です。
ガーディナーの熱い共感のメンデルスゾーンの交響曲第2番《讃歌》を聴いて、ベルリン・フィルのほかのメンデルスゾーンにも俄然、興味が出てきて。ペトレンコのメンデルスゾーンのアーカイブがあることが分かり、即、聴くことにしました。交響曲第1番と第3番の演奏記録があり、とりあえず、第3番を聴きます。

キリル・ペトレンコは肩の力の抜けた見事な指揮でこの名曲を奏でます。第1楽章の有名な序奏は何度聴いても心がほっこりします。タイトルのスコットランドの名前の通り、メンデルスゾーンがスコットランドのエディンバラにあるホリールード宮殿Palace of Holyroodを訪れた際、隣にあるホリールード寺院Holyrood Abbeyの廃墟を眺めて、日本風に言えば、世の無常を感じて、このメロディーが頭に浮かんだそうです。ついでに言えば、saraiのオーディオシステムのスピーカーは英国のタンノイTANNOY社製のエディンバラなので、このスピーカーから響いてくる懐かしいメロディーにも何となく親近感を覚えます。それにメンデルスゾーンの交響曲第2番《讃歌》で滝廉太郎の箱根八里のメロディーが登場したのと同様に、序奏の静かな旋律は滝廉太郎の荒城の月を連想します。
第1楽章は懐かしい雰囲気のまま、素晴らしいアンサンブルの演奏が続いていきます。この曲はさほどに名人芸を要するようなものではありませんが、ペトレンコが指揮するとベルリン・フィルは凄技を繰り出した演奏を聴かせてくれます。役者も揃っています。コンサートマスターは我が樫本大進、フルートはエマニュエル・パユ、クラリネットはヴェンツェル・フックス、オーボエはアルブレヒト・マイヤー、ホルンはシュテファン・ドール・・・。1970年代のベルリン・フィルのスタープレイヤー揃いだった頃に比べても(コンサートマスターのミシェル・シュヴァルベ、フルートのゴールウェイ、クラリネットのライスター、オーボエのローター・コッホ、ホルンのザイフェルト)、現在も負けず劣らずですね。彼らが素晴らしい技術・音楽性を競い合っての演奏には度肝を抜かれそうになります。ペトレンコは軽く合わせるような指揮で自然な表現ですが、顔の表情から、音楽への愛を感じます。一見、オーケストラの自発性に任せたような指揮にも思えますが、どっこい、押さえるところは押さえた指揮で、瑞々しい音楽を表現していきます。
第2楽章のヴィヴァーチェ・ノン・トロッポは活き活きとした表情の音楽がそよ風のように吹き抜けます。
第3楽章のアダージョはまず、樫本大進を中心とした第1ヴァイオリンが抒情的な演奏で魅了した後、管楽器の首席奏者たちが静謐な音楽を奏でます。ペトレンコとベルリン・フィルの息はぴったりと合っています。
第4楽章はアレグロの勢いのよい音楽が進行し、いったん、静まり、コーダで第1楽章の序奏の動機を回想した後、壮大に高まって、明るく曲を閉じます。

キリル・ペトレンコの新たな一面を見たようなメンデルスゾーンの交響曲第3番でした。ただ美しいだけの演奏ではなく、本物の音楽がそこには息づいていました。オーケストラも個人それぞれの個性を活かしつつ、きっちりアンサンブルが整った理想に近い演奏を聴かせてくれました。キリル・ペトレンコとベルリン・フィルの行き着くところはどういう世界になるのでしょう。


この日のプログラムは以下です。

  2021年10月29日、ベルリン・フィルハーモニー

  指揮:キリル・ペトレンコ
  管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

  フェリックス・メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調 Op. 56《スコットランド》
  
なお、その他、以下の曲も演奏されました。(未聴)
  
  ディミトリ・ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調 Op. 93
  


↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!








テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       キリル・ペトレンコ,  

ペトレンコの個性的で陰影濃いマーラーの交響曲第6番 ベルリン・フィル@ベルリン・フィルハーモニー 2020年1月25日

キリル・ペトレンコはこのコンサートのあった2019/2020年シーズンからベルリン・フィルの首席指揮者に就任しました。直後、コロナ禍に襲われるという波乱の幕開けになりましたが、着々と実績を積み重ねています。このマーラーの交響曲第6番でも、個性的かつ感銘に満ちた演奏で聴くものを魅了しています。決して、ロシアものだけではないレパートリーの広さを見せ始めている時期の演奏です。
当ブログのベルリン・フィルのデジタル・コンサートホールの第2回目の鑑賞記です。

第1楽章は穏当な表現で開始されます。強力なベルリン・フィルのアンサンブルが明快な行進曲を刻み、ほぼ、楽譜通り、そして、オーケストラの自発性に任せた演奏で、ペトレンコはこのまま、曲を進行するのかと思い、先行きが見えない展開が続きます。ペトレンコの意図はまったく見えません。展開部あたりから、徐々にではありますが、少しずつ暗い色調も見えてきます。

中間楽章はアンダンテ、スケルツォの順に演奏されます。
その第2楽章のアンダンテは美しさよりも陰影濃い表現に驚かされます。ロシア的な暗さが次第に主調になっていきます。気持ちは高揚せず、暗く沈み込んでいきます。こういう演奏を聴いたのは初めてです。ベルリン・フィルのメンバーも超絶的な演奏を繰り広げます。この曲はこんなに難しい曲だったでしょうか。そう言えば、マケラが都響を振ったときもマケラの要求水準の高さに都響のメンバーも100パーセント、応えられなかったと感じました。ベルリン・フィルは完璧な演奏水準での演奏です。しかし、気持ちが滅入るくらいに暗過ぎる。

第3楽章のスケルツォも暗い気分を続けていきます。トリオに入って、ますます暗くなります。しかし、ベルリン・フィルの演奏の上手いことには恐れ入ります。人間業には思えません。不安な感情のまま、沈み込みます。

第4楽章は圧巻の演奏。序奏は凄い! オーケストラ演奏の粋のようです。主部に入ると、それまでの暗さを振り切るような劇的な行進曲が強い調子で演奏されます。ここに至って、ペトレンコの指揮がベルリン・フィルを鼓舞して、ドラマチックで、それでいて、陰影の幅の大きな圧巻の演奏を繰り広げます。何度も頂点を作り上げ、2度のハンマーも打ち下ろされます。そして、劇的な再現部を経て、コーダに入ります。3度目のハンマーは打たれません。苦悩に沈むように暗い表現が回帰して、イ短調の強烈な和音の後、ティンパニがリズムを刻んで、暗い、暗い穴の奥に沈み込みます。

実に個性的な演奏。ペトレンコの音楽芸術とベルリン・フィルの名人芸がマッチアップした印象深いマーラーです。この後に来る第7番の交響曲が予感されるような演奏で、しかも、この第6番の交響曲がそれまでの5曲の交響曲の総決算であることを実感するような凄い演奏でした。とともに、ペトレンコはいい意味でも悪い意味でも、決して、マーラー指揮者ではありませんね。これでは、マーラー信者は増えないでしょう。むしろ、マーラー信者が、マーラーとは何かということを己に問うような深い味わいの演奏です。

さて、次はベルリン・フィルのデジタル・コンサートホール、何を聴こうかな・・・


この日のプログラムは以下です。

  2020年1月25日、ベルリン・フィルハーモニー

  指揮:キリル・ペトレンコ
  管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

  グスタフ・マーラー:交響曲第6番イ短調《悲劇的》
  


↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!








テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       キリル・ペトレンコ,  

シフの骨太で優雅でもあるブラームスのピアノ協奏曲第2番、熱い共感で支えるペトレンコ指揮のベルリン・フィル@ベルリン・フィルハーモニー 2022年2月12日

旅のブログを終了して、音楽のブログのみに専念したため、これまでのように毎日欠かさず、ブログをアップすることがなくなり、ずい分、楽になりましたが、反面、saraiは怠惰になっています。少し、記事を増やすことを考えています。音楽関連では、生のコンサート以外に、ベルリン・フィルのデジタル・コンサートホールの映像から、気に入ったコンサートを視聴して、生のコンサート同様に感想をアップしていきます。PCで視聴するのではなく、OPPO DigitalのユニバーサルメディアプレーヤーBDP-103JPを50インチの4Kテレビとオーディオシステムに接続して、高画質、高音質で聴いています。生で聴くのと同様とまではいきませんが、驚くほどの臨場感で聴けます。それにドイツからネット配信しているとは思えない素晴らしい響きに驚愕しています。サブスク契約で毎月、それなりの費用は払いますが、生のコンサート1回にも満たない額で素晴らしい指揮者やソロ奏者の演奏を聴き放題です。飽きるまでは聴きましょう。ちなみに旅のブログも2007年の南仏・ウィーンの旅を書き始める予定で準備中です。古い旅で恐縮ですが、持ちネタは16年前に遡らないともう、ありませんので、ご了承ください。

さて、ベルリン・フィルのデジタル・コンサートホールの記念すべき第1回目はハイティンクのマーラーと思い、交響曲第2番《復活》を聴きました。しかし、これは1990年代の古い画像で実はsaraiも所有しているものでした。1990年代のハイティンクがベルリン・フィルを振ったマーラーは第1番から第7番まであり、映像が残されているのは、第5番と第6番を除いたものです。演奏は素晴らしいのですが、いかにもベルリン・フィルのデジタル・コンサートホールにふさわしいものではなく、それに既聴のものばかりです。2000年以降は第7番と第9番があります。今後、それを聴くことにします。

ということで、聴き直したのは、今秋、来日予定のキリル・ペトレンコ指揮で、やはり、9月末から10月初めに来日するアンドラーシュ・シフのピアノでブラームスのピアノ協奏曲第2番という豪華プログラムです。
冒頭、シュテファン・ドールのホルンとシフのピアノが協奏しながら、輝かしいブラームスが奏でられます。そして、シフの意外にも骨太で熱く突っ込んだピアノ独奏が繰り広げられます。そして、それを引き継いだキリル・ペトレンコ指揮のベルリン・フィルがシフのピアノ以上に熱く燃え上がるような素晴らしい演奏です。実質、ペトレンコの指揮は初聴きですが、ベルリン・フィルを完全に掌握して、完璧なアンサンブルで密度の濃いブラームスを展開します。そして、何と言ってもペトレンコの顔の表情がいいです。完全に音楽に入り込んでいます。ベルリン・フィルは素晴らしい指揮者を獲得しましたね。秋の来日公演が待ち遠しくなります。
以降、シフとペトレンコが互いにインスパイアしながら、素晴らしいブラームスを演奏していきます。圧巻だったのは第3楽章。ソロのチェロとオーケストラがロマンあふれる演奏を展開し、シフのピアノも加わって、究極のロマンを表現していきます。
そして、決然としたピアノが主導して、第4楽章が始まり、音楽はどんどん高潮していきます。最後はヴィルトゥオーゾ的にピアノがコーダを奏でながら、フィナーレ。
感銘を受けながら、聴き入っていました。シフのピアノはもちろん、素晴らしかったのですが、それ以上にペトレンコ指揮のベルリン・フィルの恐るべき合奏力が見事でした。秋は生でブラームスの交響曲第4番が聴けるのが楽しみです。


この日のプログラムは以下です。

  2022年2月12日、ベルリン・フィルハーモニー

  指揮:キリル・ペトレンコ
  ピアノ:アンドラーシュ・シフ
  管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

  ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83
  
   《アンコール》ブラームス:3つの間奏曲 Op.117 より第1曲 アンダンテ・モデラート 変ホ長調

なお、その他、以下の曲も演奏されました。(未聴)

  ヨゼフ・スーク:管弦楽と女性合唱のための交響詩《人生の実り》



↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!








テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       シフ,        キリル・ペトレンコ,
人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR