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ティーレマンが振るとウィーン・フィルが美しく鳴る:ブルックナーの交響曲第8番@サントリーホール 2019.11.11

チェリビダッケはブルックナーは美しくなければならないと言い、実際、彼とミュンヘン・フィルによるライヴ録音で交響曲第8番を聴くと卒倒するほどの究極の美しさに感動します(リスボンライヴ、東京ライヴ、ミュンヘンライヴ)。今日のティーレマンがウィーン・フィルから引き出した響きはチェリビダッケとはまた質が違いますが、恐ろしいほどの美しさに満ちていました。巨匠ティーレマン、世界最高のオーケストラのウィーン・フィルの名に恥じない素晴らしい演奏に脱帽です。これまでウィーン・フィルのブルックナーは何度となく聴いてきましたが、これほどの美しい響きを聴いたのは初めてです。さすがにティーレマンです。そう言えば、このコンビでブルックナーを聴くのは初めてかな。サントリーホールがまるでウィーンの楽友協会大ホールにように音が鳴りまくっていました。その美しい響きをベースにブルックナーの精神性の高い音楽が奏でれるのですから、たまりません。いつもはこの第8番は第3楽章で頂点に達し、第4楽章で上り詰めるというのが常ですが、今日は第1楽章から、その音響美にうっとりして聴き入っていました。もちろん、第3楽章の超絶的な美しさも天国的でしたし、第4楽章の終盤、上昇音型が繰り返し現れるあたりからの盛り上がりは大変なものでした。圧倒的なフィナーレではティーレマンはいつものごとく、神のような存在と化していました。曲が終わっても神のごときティーレマンが指揮棒を下すまではホール内には完全な静寂が続きます。この静寂を作り出すサントリーホールの聴衆は世界最高の聴衆でもありますね。

アンコール曲は不要なブルックナーの交響曲第8番ですが、それでもアンコール曲を演奏できるのはウィーン・フィルならではでしょう。ウィンナーワルツという鉄板プログラムがありますからね。俄かにニューイヤーコンサートと化したサントリーホールでした。やんやの喝采で指揮者コールは2回でした。

今日のプログラムは以下のとおりです。

  指揮:クリスティアン・ティーレマン
  管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

  ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 WAB 108(ハース版)

   《アンコール》
    ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『天体の音楽』Op.235


最後に予習について、まとめておきます。

ブルックナーの交響曲第8番を予習したCDは以下です。

  ベルナルト・ハイティンク指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 2007年8月22日 コンセルトヘボウ、アムステルダム ライヴ録音 非正規盤

saraiの生涯で聴いた最高のブルックナーの交響曲第8番は2013年の4月にアムステルダムで聴いたベルナルト・ハイティンク指揮のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏でした。このCDはそのおよそ5年前の同じホール、同じコンビの演奏で同じノヴァーク版の演奏です。saraiが実演で聴いた究極の演奏には及びませんが素晴らしい演奏ではあります。



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       ティーレマン,  

シューマンを堪能!ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン@サントリーホール 2018.11.1

ティーレマンは最高級のレベルでシューマンの4曲の交響曲を揃えてきました。まったく、期待した通りのシューマン・ティクルスでした。とりわけ、初日の第2番が最高の出来で、続いて、今日の第4番、そして、第1番と第3番も見事な演奏でした。ティーレマンの棒の下、すっかり、手兵と化したシュターツカペレ・ドレスデンはぴったりと息の合った演奏を聴かせてくれました。特にティーレマンが金管セクションを素晴らしいバランスで響かせていたのが効果的に思えました。妙な言い方になりますが、ティーレマンのシューマンの表現はまるでオペラを演奏しているかの如く、鮮やかに情景を描いていくような感覚がありました。こういうシューマンの在り方は初めてです。

かくのごとく、素晴らしい演奏ではありましたが、オーケストラの統率がとれ過ぎた感も否めません。ある意味、緊張感には乏しい感じもありました。そのためか、いつものようなティーレマン特有のぐいぐい押してくるような圧倒的な迫力が不足している部分もありました。それが感じられたのは一番期待していた第4番の演奏です。以前、ウィーン・フィルを振ったときには、強引過ぎるほどにオーケストラをドライヴして、それが圧倒的な迫力につながっていました。それはなかなか言うことをきかないウィーン・フィルと対峙して、己の考える表現に引っ張っていったティーレマンの腕力が高い緊張感につながっていたものでした。今日の演奏はティーレマンの棒に素直に反応するシュターツカペレ・ドレスデンだったので、かえってティーレマンの音楽表現が単調になってしまったような感じです。もちろん、これは音楽演奏の高いレベル上の話であって、リハーサルをよくこなした結果、美しい演奏になったとも言えます。指揮者の棒とオーケストラがバラバラというのも困ったものですから、どこらあたりでバランスをとるべきか、難しいものです。第1番と第3番はよく練れた素晴らしい演奏になっていたと思います。ひとえに第4番が問題だったんです。

今日の演奏では、第3番の演奏が優れていました。それほど出番の多くない金管を効果的に響かせて、スケールの大きな演奏を聴かせてくれました。特に両端の楽章の歌い上げるような演奏は前述したようにまるでオペラを聴いている感じになりました。シューマンはライン川を描く情景音楽を意識的に作り上げたわけではないでしょうが、意識下には毎日のように眺めたデュッセルドルフのラインの大河が厳然と存在したのではないでしょうか。ティーレマンもそういう情景を表出したわけではないでしょうが、実に丁寧に表現した音楽からはくっきりとライン川の堂々たる流れが浮き出ていました。こう書いていて思い出しましたが、ティーレマンはシューマンの音楽を実に丁寧に演奏していたのが印象的でした。まさに1音たりとも表現の枠から抜け落ちさせないという職人的な気配りが働いていました。聴く側のこちらもすべての音を聴き洩らさないではいられないような演奏です。食い入るように聴き入りました。そういう感じで細部の仕上がり具合は完璧で、オーケストラの各セクションの微妙なバランスが見事でした。この丁寧さは第4番でも同じことで、お蔭でこちらも没入して音楽を聴くことになりました。したがって、上記に書いた迫力不足の感は些細なものと言えば、些細なものです。ウィーン・フィルとの凄い演奏を聴いていなければ、今日に演奏ですっかり満足したかもしれません。

とりとめのない感想になってしまいました。2日間の演奏はNHKがすべて収録しましたから、そのうちにテレビ放映されるでしょう。再度、最高級の演奏を楽しませてもらいましょう。


今日のプログラムは以下のとおりです。

  指揮:クリスティアン・ティーレマン
  管弦楽:シュターツカペレ・ドレスデン

  シューマン:交響曲第3番 変ホ長調「ライン」 Op.97

   《休憩》

  シューマン:交響曲第4番 ニ短調 Op.120


最後に予習について、まとめておきます。

シューマンの交響曲第3番を予習したCDは以下です。

  レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィル 全集盤 1984~85年録音
  ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮シュターツカペレ・ドレスデン 全集盤 1972年録音 ドレスデン ルカ教会

バーンスタインの演奏が素晴らしいです。それにこの有名な作品はいまさら予習でもありませんね。


シューマンの交響曲第4番を予習したCDは以下です。

  ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル 1953年録音
  ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ルツェルン祝祭管弦楽団 1953年8月26日 ルツェルン、クンストハウス ライヴ録音
  レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィル 全集盤 1984~85年録音
  クリスティアン・ティーレマン指揮フィルハーモニア管弦楽団 2001年録音

この曲だけはフルトヴェングラー以外では聴きたくありません。ルツェルン音楽祭のライヴ演奏もAuditeが素晴らしい音質のデータをダウンロード販売してくれて、その凄い演奏を味わうことができるようになりましたが、やはり、ベルリン・フィルとの演奏は音楽を超えた何かがあり、その凄まじさにはただただひれふすのみです。これを超える演奏は不可能ですね。



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       ティーレマン,        シュターツカペレ・ドレスデン,  

ティーレマンのシューマンは凄かった!・・・シュターツカペレ・ドレスデン@サントリーホール 2018.10.31

やっぱり、ティーレマンの指揮は凄い。8月にバイロイト音楽祭で聴いたばかりですが、何はともあれ、ティーレマンは必ず、満足させてくれます。ロマンティック過多とか、大袈裟過ぎるとか、非難されることも多い指揮者ではありますが、これほどの音楽を聴かせてくれる指揮者が今も昔もどれだけいたでしょう。とりわけ、実演での圧倒的な迫力にはひれふすのみです。今日のシューマンもすっかり魅了されました。以前、ウィーン楽友協会でティーレマン指揮ウィーン・フィルでシューマン尽くし(第1番、第4番ほか)を聴いたときの凄い響きはこのサントリーホールの音響レベルでは残念ながら味わうことはできませんが、その代わり、シュターツカペレ・ドレスデンとの完成度の高い演奏がシューマンの交響曲の素晴らしさを実感させてくれました。交響曲第1番 「春」を聴き終えて、シューマンのオーケストラ曲の最高の楽しさを味わえました。その楽しさはウィーン・フィルとの演奏のとき以上です。一言で言えば、《満足》以外の何ものでもありません。しかし、交響曲第2番の演奏はさらにそれを上回るものです。第1楽章のいきいきとした演奏に心躍り、第2楽章の充実した響きを味わい、第3楽章にはいると、シューマンの暗く沈んだ抒情に心打たれます。そして、シュターツカペレ・ドレスデンの美しい響きに心が熱くなります。第4楽章はシューマンらしい祝祭的な高揚が存分に発揮されながら、どんどん、熱く燃え上がるような演奏が展開されていきます。コーダの美しさと同居した迫力には圧倒されて、ただただ、感動します。究極のシューマンを聴かせてもらいました。シューマニアーナの一人として、こんなに素晴らしい演奏を聴かせてくれたティーレマンシュターツカペレ・ドレスデンの感謝するのみです。シューマンは歌曲、ピアノ曲も最高ですが、交響曲もベートーヴェン、シューベルトからの流れを引き継ぎ、来たるべきブラームスに至るドイツ・オーストリア音楽の本流の重要な位置を占めていることが実感できるコンサートでした。明日は大好きな第4番が聴けます。大変な名演の予感がします。


今日のプログラムは以下のとおりです。

  指揮:クリスティアン・ティーレマン
  管弦楽:シュターツカペレ・ドレスデン

  シューマン:交響曲第1番 変ロ長調「春」 Op.38

   《休憩》

  シューマン:交響曲第2番 ハ長調 Op.61


最後に予習について、まとめておきます。

シューマンの交響曲第1番を予習したCDは以下です。

  ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ウィーン・フィル 1951年10月29日 ミュンヘン、ドイツ博物館コングレスザール ライヴ録音
  レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィル 全集盤 1984~85年録音
  ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮シュターツカペレ・ドレスデン 全集盤 1972年録音 ドレスデン ルカ教会
  クリスティアン・ティーレマン指揮フィルハーモニア管弦楽団 2001年録音

フルトヴェングラーは第4番の凄い演奏とは比べられませんが、これも素晴らしい演奏です。バーンスタインのCDは久しぶりに聴いてみましたが、大変な名演です。以前聴いたときにはまだ、シューマンの交響曲の素晴らしさ自体が分かっていませんでした。ウィーン・フィルの演奏も流石です。シュターツカペレ・ドレスデンの演奏も聴いておかねばと思って聴きました。この後、シノーポリとの録音もありますが、評判の高いサヴァリッシュの指揮を聴きました。角のとれたまろやかな演奏で、こういうシューマンもいいですね。ティーレマンの録音も聴いてみました。実演で聴いたウィーン・フィルとの演奏に比べると、もう一つ、突っ込みが足りない感じです。再録音が望まれます。


シューマンの交響曲第2番を予習したCDは以下です。

  レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィル 全集盤 1984~85年録音
  ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮シュターツカペレ・ドレスデン 全集盤 1972年録音 ドレスデン ルカ教会
  クリスティアン・ティーレマン指揮フィルハーモニア管弦楽団 1996年録音

いずれの演奏も感想は上に書いた第1番と同様です。バーンスタインの演奏を聴いていれば、満足できます。サヴァリッシュも十分、鑑賞にたえるいい演奏です。



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       ティーレマン,        シュターツカペレ・ドレスデン,  

バイロイト音楽祭:ティーレマンの極上の音楽に感動!楽劇《トリスタンとイゾルデ》@バイロイト祝祭劇場 2018.8.24

バイロイトで聴くティーレマンは別世界の素晴らしさ。無理して来てよかった! saraiのヨーロッパの音楽の旅はこれで終わっても悔いが残りません。第3幕のイゾルデの愛の死では、特別の感動に襲われて、涙が滲みました。何度も何度も頂点に上り詰めて、最後は長い長い弱音が続きます。終わるか終わらないうちに拍手する人に感銘を邪魔されます。日本なら、きっと長い静寂が続くでしょう。今や日本の音楽ファン、ワグネリアンが世界最高の座に上ったかもしれないと思ってしまいます。でも、ここはバイロイト。ワグナーの聖地です。聴衆はともかく、特別の音響と特別の雰囲気があります。ティーレマンのワグナーはやはり、ここでこそ聴くものだと感じました。

第1幕はホールの照明が落とされて、暗闇の中から、あのトリスタン和音が低い響きで現れます。その音たるや、柔らかで絹のような滑らかさの極上の響きです。前奏曲は目を閉じて、うっとりと聴き入ります。ロマンチシズムの極みです。トリスタンとイゾルデが船でマルケ王のもとにむかう場面が続き、第1幕終盤のトリスタンとイゾルデが恋に落ちるシーンの素晴らしさにはジーンときてしまいます。ティーレマンの安定した丁寧な指揮が光ります。ティーレマンは少し変わったように思います。熟成したとでも表現しましょうか。無理のない音楽、深みのある音楽に変わってきているような気がします。まさに巨匠の道を極めつつあると感じました。歌手陣はすべて好調です。噂に聞いた通り、歌手の声はオーケストラの響きを突き抜けて、ちゃんと聴こえてきます。その声をオーケストラの響きが包み込みます。これがワグナーが目指した音響だったんですね。

第2幕の冒頭、男性が舞台に現れて、何か説明をします。こういう場合、歌手の突然の交代か、歌手が不調だけれども頑張って歌うのでよろしくというケースがほとんどです。ドイツ語を解しないsaraiには状況がつかめません。ただ、重要なキャストで登場していないのはマルケ王役のルネ・パーペだけなので、彼が何らかのトラブルを抱えているのかなと想像します。ともあれ、第2幕が始まります。ティーレマン指揮の前奏曲の素晴らしい響きに聴き入ります。中盤からはトリスタンとイゾルデの夢のような至上の愛の歌に恍惚とします。ティーレマン指揮のオーケストラもトリスタン役のステファン・グールドもイゾルデ役のペトラ・ラングも最高です。愛の死のテーマの後の音楽は表現できないほどの素晴らしさです。それが永遠を思わせるほど続きます。永遠の愛はいつまでも続いてほしいと心の底から願望します。メロートやマルケ王の乱入でその愛のシーンが突然、打ち破られるのはこの《トリスタンとイゾルデ》を聴くといつも残念な点ですが、音楽を永遠に演奏するわけにはいかないので仕方がありません。幕の最後でトリスタンが無明の世界について来れますかとイゾルデに訊くと、イゾルデがどこまでもあなたについていきますと答えるシーンにはジーンときます。不倫なのに夫の前で堂々と表明するのはモラル的には問題ですが、これこそ至上の愛ですね。ワグナーは不倫の末、妻にしたコジマのことを念頭においたのでしょうか。第2幕は最高の愛の音楽です。

第3幕が始まります。前奏曲の素晴らしさに金縛りになりそうです。さきほども書いたとおり、ティーレマンははっきりと変わりました。こんなに味わい深い音楽を表現するようになったんですね。これほどの音楽は誰も到達しえなかった境地に思えます。フルトヴェングラーの名演に肩を並べるところにきたと断言したいと思います。第3幕はまさにティーレマンの一人舞台。素晴らしい音楽が最後まで続きます。saraiの集中力もぐっと高まり、一音も聴い漏らさないように音楽にのめりこみます。一つだけ残念だったのは、トリスタン役のステファン・グールドが口パクで演技のみ。歌唱は代役の誰かが舞台袖で歌っています。これが第2幕冒頭の男性の説明したことだったようです。第2幕はステファン・グールドが歌っていたような気がしますが定かではありません。歌唱自体は悪くはなかったのですが、ステファン・グールド自身が歌えば、さらなる素晴らしさだったかもしれません。そして、冒頭に書いた通り、終幕の愛の死の極上の音楽が始まります。ペトラ・ラングもここまでくると、相当に疲れていたに相違ありませんが、最後の喉を使って歌い切ります。それを支え、天上の音楽を展開したのはティーレマンとバイロイト祝祭管弦楽団です。これを聴いて、感動しない人は音楽を聴く資格のない人でしょう。saraiはそれほどの感動を味わいました。やはり、ワグナーは作品を聴いて対峙すべきというsaraiに信念に間違いはありませんでした。

最高の《トリスタンとイゾルデ》を聴きました。中学生でこの楽劇の題名を知って以来、バイロイトでこの感動を味わうまで50年以上の月日が過ぎました。人生の目的を果たしたと言っては大袈裟でしょうか。もう死んでも悔いはありません。

今日のプログラム、キャストは以下のとおりです。

ワグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》

イゾルデ: ペトラ・ラング
トリスタン: ステファン・グールド(第3幕は声は代役)
マルケ王: ルネ・パーペ
ブランゲーネ: クリスタ・マイヤー
クルヴェナル: イアン・パターソン
メロート: ライムント・ノルテ
牧人/船乗りの声: タンゼル・アクゼイベク、
舵手: カイ・スティーファーマン

演出:カタリーナ・ワグナー               
合唱:バイロイト祝祭合唱団
管弦楽:バイロイト祝祭管弦楽団
指揮:クリスティアン・ティーレマン


予習は映像とCDでしました。
映像は今日の内容とほぼ同じです。以前、NHKのハイヴィジョンで録画したものです。3年前のバイロイト音楽祭の公演です。イゾルデとマルケ王のキャストだけが異なっています。このときよりもティーレマンは進化しています。

トリスタン(マルケ王のおい): スティーヴン・グールド
イゾルデ(アイルランドの王女): エヴェリン・ヘルリツィウス
国王マルケ: ゲオルク・ツェッペンフェルト
クルヴェナール(トリスタンの従者): イアン・パターソン
メロート(マルケ王の臣): ライムント・ノルテ
ブランゲーネ(イゾルデの侍女): クリスタ・マイア
牧童/若い水夫: タンセル・アクゼイベク
かじとり: カイ・シュティーファーマン

演出:カタリーナ・ワグナー               
合唱:バイロイト祝祭合唱団
管弦楽:バイロイト祝祭管弦楽団
指揮:クリスティアン・ティーレマン

2015年8月7日、バイロイト祝祭劇場で録画 


CDは決定盤の誉れ高い、フルトヴェングラーの演奏を聴きました。フルトヴェングラーのロマンの極みのような演奏とフラグスタートのイゾルデが素晴らしいです。若き日のディートリヒ・フィッシャー=ディースカウがクルヴェナールを歌っているのも印象深いです。

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮フィルハーモニア管、コヴェントガーデン王立歌劇場合唱団
キルステン・フラグスタート,ルートヴィヒ・ズートハウス、ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ,ヨゼフ・グラインドル
1952年6月録音


ところで、音楽自体からは関係ありませんが、バイロイト音楽祭に付属しているシュタイゲンベルガーのレストランで幕間のディナーを楽しみました。第1幕後と第2幕後のそれぞれ1時間の休憩でアントレからメイン、デザートのコース料理です。音楽だけでなく、舌も楽しめるバイロイト音楽祭です。もっとも贅沢は今日だけ。明日は食べません。破産します。

明日はまたまた、大作、《パルジファル》を聴きます。バイロイト音楽祭の醍醐味がさらに味わえるでしょうか。


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バイロイト音楽祭のチケット争奪戦、参戦失敗! しかし・・・

今年はザルツブルク音楽祭に出かけますが、肝心のクルレンツィス&ムジカエテルナはチケットが取れず、残念な状況です。しかし、それにもめげずにさらにバイロイト音楽祭も聴きたいとひそかに準備中でした。本日の日本時間の夜10時がインターネットでのチケット販売開始。一昨年より、バイロイト音楽祭もインターネットでのチケット販売を開始したんです。朝10時に国内のコンサートのチケットを首尾よくゲットし、その12時間後のバイロイト音楽祭のチケット販売を待ちます。しかし、この12時間待ちというのに落とし穴がありました。そうなんです。その時刻にはテレビのドラマ(そうです。あのドラマです。)に見入っていて、すっかりバイロイト音楽祭のチケットのことを失念していました。あちゃー!!
気が付いたのは2時間以上過ぎた12時過ぎ。バイロイト音楽祭のチケットサイトに行くと、当然、待ちのキューができていて、ずっと待たされます。2時間半ほど待って、ようやく自分の番が回ってきます。当然、ほとんどの公演がソールドアウトです。一番狙っていた《トリスタンとイゾルテ》もソールドアウト・・・うーん、よくよく見ると8月後半のチケットはまだ買えそうです。カテゴリーA4、A5ならば買えますね。うーん、買っちゃえ!! 高いほうのA4を選びます。ほかは次に聴きたかった《パルジファル》はすべてソールドアウト。《ニュルンベルクのマイスタージンガー》もソールドアウト。《さまよえるオランダ人》は買えますが、やめときましょう。本当はこの4演目を聴くつもりでしたが、こんな状況なので、今年は《トリスタンとイゾルテ》だけにしときましょう。久々にティーレマンの指揮でワーグナーが聴けます。ところでもう一度、《トリスタンとイゾルテ》の状況を確認すると、今度はもう1ランク上のカテゴリーA3に空きが出ています。早速、それにチェンジ。1枚280ユーロで14列目ですから、安いものです(高いだろうって・・・いやいやザルツブルク音楽祭のオペラよりも安いですよ)。ただ、配偶者と並びの席にはなりませんでした。すぐ近くの席なので、まあ、いいでしょう。

ということでバイロイト音楽祭のチケット争奪戦には参戦失敗しましたが、何とか《トリスタンとイゾルテ》のチケットは拾えました。これで今年はsaraiは初バイロイトです。いずれにせよ、今年のバイロイト音楽祭は指輪4部作はワルキューレしか公演がなかったので、いずれ、指輪とパルジファルも聴きたいものです。
念願のバイロイト音楽祭が聴けるので、saraiの人生の夢はこれでほぼ達成かな。欲望は果てしないですけどね。ところで、まだ、宿をとっていません。バイロイトは近くのホテルは少ないと聞いたので、少々、不安ではあります。



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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昨日投稿した記事の一部に誤りがありました。ドイツ騎士団の中庭はパスしないで、ちゃんと見ていました。追記・修正しました。申し訳ありません。

08/07 00:28 sarai

えりちゃさん、saraiです。お久しぶりです。

これは昨年の9月のウィーンですが、現在のコロナ禍では、古き良き日という風情ですね。もう、ポスト・コロナでは、行けたにし

07/20 12:41 sarai

Saraiさま、
お元気ですか?
新型コロナウィルス、自粛中。
このウィーンの散策を読んでいると、なんだか切なくて悲しくなってきました。
次はいつ行けるのかな、とか思う

07/20 05:08 えりちゃ

はじめまして。ブログ拝見させていただきました。私は、個人ブログを運営しているyuichironyjpと申します。フリーランサーとして活動しており、フリーランスで稼ぐ方法や、

06/14 23:46 Yuichironyjp

ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai
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