旅の5日目です。
今日はプロヴァンスProvenceの朝、アヴィニョンAvignonは晴れ上がっています。やったね!!
まずは朝食です。レストランはとても明るく、いかにもプロヴァンスという感じの気持ちのよいところです。

ホテルの朝食は、種類は少ないのですが、あたたかいものもあり、美味しい朝食です。

自分でお湯に入れるゆで卵もありますが、少し時間が短過ぎて半熟にも至らずです。(2日目は、タイマー10分にセットしたら、今度は半熟ならぬ完熟卵になってしまいました。なかなか難しい・・・。)

とっても珍しくってオシャレな感じなのは、ビンに入ったいろんなジャムがズラリと並んでいて、好きなものを好きな分だけ取り分けられることです。蜂蜜を取り分けるスプーンのようなものは始めてみますが、とっても面白い形をしています。使ってみますが、これが実にとろ~りとした蜂蜜を取り分けるのに絶妙な形なんです。

果物も豊富にあり、配偶者にリンゴをむいてもらって食べます。新鮮な果物もいいものです。

さて、朝食後、このホテルから時計台広場Place de l'Horlogeに出て、その広場からホテルを眺めてみます。プラタナスがホテルの前に立ち並び、いい風景です。ひさしのあるレストランの建物がホテルの建物で、古めかしい歴史を感じさせる建物です。

このアヴィニョンのホテルはホテル・ドゥ・オルロージュHôtel de l'Horlogeはいかにもプロヴァンスという雰囲気のホテルで、街歩きの拠点として、とても使いやすいホテルです。
さて、これからアルルArlesに出かけます。アルルはゴッホの憧れの地、この目でしっかりとそれを見ましょう。
ホテルから街を貫通するレピュブリック通りRue de la République、ジャン・ジョレス通りCours Jean Jaurèsを歩き、アヴィニョン・サントル駅Gare de Avignon Centreに向かいます。このアヴィニョン・サントル駅は、昨日着いたアヴィニョンTGV駅Gare d'Avignon TGVとは別の在来線の駅です。ホテルから10分ほど歩き、街を囲む城壁を抜けるレピュブリック門Porte de la Républiqueに到着。目の前には、アヴィニョン・サントル駅が見えます。

城壁に沿って、大きな自動車道路、サン・ロック通りBoulevard Saint-Rochがあります。この道路を渡ると、駅です。そこから街を囲む城壁が見通せます。この城壁は全長4.3キロ続いているそうです。

ジャン・ジョレス通りも見えます。プラタナスの並木が美しいですね。フランスのこの季節はプラタナスの若葉がとても綺麗です。通りの手前には街の城門レピュブリック門が見えます。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

さて、駅に入り、アルルまでの鉄道チケットを買おうとしますが窓口が分かりません。駅の案内所のお姉さんに何度も尋ねることになり、最後には叱られながら、やっと窓口が見つかります。すぐ、右側のところにあるのですが、何故か目にはいらなかったんです。ゴメンナサイ・・・。

窓口でアルルまで2枚と言うと、60歳以上かと聞かれます。シルバー割引があるようで、これは嬉しい限りです。往復で一人11.8ユーロです。我々も見た目が年相応のようで、若いつもりの2人としてはちょっと残念です。(後でチケットを見たら、普通のチケットだったのでシルバー割引は誤解・・・)
往復券を購入して、さあ出発です。いかにもプロヴァンスらしい明るい色彩の通路を通って、プラットホームCに向かいます。

プラットホームには、既に9時20分発マルセイユMarseille行きの電車が入線しています。もう、発車3分前です。チケットを買うのにモタモタしているうちに、ぎりぎりの時間になってしまっていました。

早速、車内に乗り込むと座席はがらがらです。今日はユーレイルパスを使わないので、当然セカンドクラスですが、ゆったりと座れそうです。

アルルまではわずか20分ですが、車窓のプロヴァンスの風景をしっかり楽しみます。早春の緑が綺麗です。

9時38分に予定通り、アルル駅Gare d'Arlesに到着。アルルの青空が目に染みます。この陽光にゴッホは感動したのでしょうか。

アヴィニョンからアルルへの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。

駅のツーリスト・インフォメーションで市内地図をもらおうとしますが、残念ながら、クローズしています。日曜のせいか、まだ時間が早いのか(10時前です)、判然としませんがどうしようもありませんね。
アルルの街では、画家ゴッホの足跡を訪ねます。駅前の通り、ポーラン・タラボ通りAvenue Paulin Talabotを5分足らず歩くと、ラマルティーヌ広場Place Lamartineが見えてきます。

ラマルティーヌ広場は、真ん中に噴水の上がる大きな広場です。

このラマルティーヌ広場は、あの有名な「黄色い家」の広場です。意外に大きな広場だったので、「黄色い家」の所在が分かるまで少し時間がかかりました。今や黄色い家の跡はまったくありませんが、絵にあるそれ以外の建物はそれなりに残っていました。

通りの奥には鉄道の高架になったトンネルがありますが、「黄色い家」のパネルを見ると、ちゃんと蒸気機関車の走っている様子が描きこまれています。

アルルの街には、ゴッホの絵が描かれた場所には、このようなパネルが設置されています。ゴッホも観光のシンボルとはね・・・。
ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

さあ、これから、ゴッホゆかりの場所を巡ります。
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