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エクス・アン・プロヴァンスはセザンヌの街:プロヴァンスは電車まかせ

2011年4月4日月曜日@アヴィニョン~マルセイユ~エクス・アン・プロヴァンス/1回目

旅の6日目です。

今日はアヴィニョンAvignonを発ちます。
今朝のプロヴァンスProvenceの空は少し曇り気味で、学校に行く子供たちもジャンパーを羽織り、結構寒そうです。それでも日中は20度まで気温が上がるらしいので、服装に困りますね。
ホテルをチェックアウトする前に、まずはここのホテルの美味しい朝食をいただきましょう。ここの朝食は種類は少なかったのですが、美味しかったですよ。最後に配偶者にリンゴをむいてもらって、朝食は終了です。


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今日は画家セザンヌのお膝元エクス・アン・プロヴァンスAix-en-Provenceに行きますから、彼の描いた有名なリンゴを想像しながら食べたことは言うまでもありません。

チェックアウトを済ませ、アヴィニョンの街を貫くレピュブリック通りRue de la République、そして、ジャン・ジョレス通りCours Jean Jaurèsを大きなスーツケースをひっぱりながら、アヴィニョン・サントル駅Gare de Avignon Centreまで移動です。マルセイユMarseilleまではTGVでも行けますが、鉄道パス向けの席数には限りがあって、よい時間の列車はほとんど取れません。で、昨日アルルArlesまで乗ったのと同じ電車、在来線の9時20分発の電車に乗ります。が、同じ電車なのに、昨日とは電車が入線するホームが違うんです。saraiは当然同じと思っていたのですが、しっかり電光掲示板で確認していた配偶者に指摘され、事なきを得ます。でも、日によって、同じ電車のホームが違うなんて変ですね。

この電車は、アルル経由でマルセイユまで行きます。所要時間は約1時間半です。車窓からの景色は、アルルまでは見慣れたプロヴァンスの風景ではありますが、今日はファーストクラスの2階のシートなので、見晴らしがよくて風景に見とれてしまいます。やがて、昨日降り立ったアルルに到着です。


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が、今日はこのままマルセイユまで行きます。アルルからマルセイユまでは約1時間。列車はスピードを上げて、プロヴァンスの大平原の中を突っ走ります。途中でいくつかの駅に停まりながら、マルセイユに近づいていきます。と、右手の方に川が見えてきたかと思うと、それは大きな湖に変貌。ベール湖L'étang de Berreというとても大きな湖です。しばらくすると、一旦湖は見えなくなりますが、また湖の端が現れ、そのほとりには空港が見えます。マルセイユ・プロヴァンス空港Aéroport de Marseille-Provenceでしょうか。ほどなく山を抜けると、いよいよ地中海です。右手にはマルセイユの街も見えてきます。丘の上にたつのは、マルセイユのシンボル「よき母」という名のノートルダム・ド・ラ・ギャルド大聖堂Basilique Notre-Dame-de-la-Gardeの上に立つマリア像でしょう。

まもなくして、マルセイユ・サン・シャルル駅Gare de Marseille Saint Charlesに定時の10時38分に到着です。今日はここマルセイユ泊ですが、このまま電車を乗り換えてエクス・アン・プロヴァンスAix-en-Provenceに向かいます。というわけで、駅の構内のコインロッカーに荷物を預けることにします。コインロッカーは、一番端のホームをどんどん奥に進んだはずれにあり、かなり分かりづらいのですが、なんとか到着。コインロッカー室の入口を入ると、空港にあるような荷物預けのベルトコンベアがあります。


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係りのお兄さんから、ベルトコンベアに手荷物も含めてすべて乗せろとの指示。荷物検査をするようですね。すべての荷物がベルトコンベアの向こう側に消えてしまうと、ようやくロッカー室の中に入っていいよとのお許しが出ます。中に入り、ベルトコンベア上の我々のスーツケース・手荷物と再会。と、係のお兄さんがコインロッカーの一つ(特大)を開けて、そこに入れろとの指示。スーツケース2個入れても余裕です。


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ロッカーをロックすると、小さな画面に8.5ユーロという表示が出ます。今お金を入れるのか、取り出すときに入れるのか迷っていると、ロックがガチャンと解除されてしまいました。先に料金を入れるようですね。しかも、コインのみです。コインがないと困りますね。8.5ユーロですから、2ユーロのコイン4個と50セントのコイン1個です。何とか持ち合わせがあったので、ホッとします。コインを入れ終わると、チケットが印刷されて出てきます。このチケットで荷物をロッカーから取り出すようです。


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システムが分かっていればなんてことないのですが、やはり初めてのことは不安ですね。無事に荷物を預けることができ、やっと落ち着いてロッカー室の様子を眺めます。広々としています。マルセイユ・サン・シャルル駅では、余裕でコインロッカーが利用できますね。


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では、エクス・アン・プロヴァンス行きの電車に乗り換えましょう。電光表示板を見ると、Eのホームから出発するようです。Eのホームに入ろうとすると、チケットの提示を求められます。改札なのか、セキュリティチェックなのか分かりませんが、普通はホームへの出入り自由なのに何故でしょうね。ともかく関所を抜けて、Eのホームに入ります。


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隣のホームにはTGVが停車しています。明日はこの駅からニース・ヴィル駅Gare de Nice-VilleまでTGVに乗る予定です。マルセイユは在来線もTGVも同じマルセイユ・サン・シャルル駅から発着するので便利です。

まだ発車10分前で、電車のドアも閉まったままなので、ホームの先まで行って先頭車両を写真に収めます。なかなか綺麗な車体です。


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駅全体の写真です。と言っても、同様の規模の建物がもう一つ横に並んでいるので、これで半分なんですよ。


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そうこうするうちに、ドアの開閉ボタンがぽっと青く光ります。乗車OKです。早速乗り込みますが、ガラガラに空いています。


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結局、このガラガラの状態で電車は出発です。定時の11時05分です。


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この電車はマルセイユ始発でエクス・アン・プロヴァンスが終点です。ゆっくりと45分間、プロヴァンスの風景を楽しみましょう。途中の駅では、美しく咲き誇った花桃らしき花木があります。


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11時49分、エクス・アン・プロヴァンス駅に到着。


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アヴィニョンからエクス・アン・プロヴァンスまでの鉄道移動のルートを地図で確認しておきましょう。


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エクス・アン・プロヴァンス散策を開始します。


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エクス・アン・プロヴァンスはセザンヌの街:サント・ヴィクトワール山への道

2011年4月4日月曜日@アヴィニョン~マルセイユ~エクス・アン・プロヴァンス/2回目

エクス・アン・プロヴァンス駅gare d'Aix-en-Provenceのホームに降り立ちます。ホームから駅舎へは歩道橋を渡ります。既に大きなスーツケースはマルセイユ・サン・シャルル駅Gare de Marseille Saint Charlesのコインロッカーに預けてきたので、身軽です。


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歩道橋の上から見たエクス・アン・プロヴァンス駅の様子です。この駅から発着する電車が多いのでしょう。線路上は電車で一杯です。


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駅舎では、とりあえずマルセイユへの帰りの鉄道チケットを買っておきます。たった半日ほどの滞在ですから、早めの行動を心がけます。


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チケットを購入して駅舎を出て、エクス・アン・プロヴァンス駅をパチリ。小さくて可愛い駅舎です。


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まず、街の中心のロトンド大噴水Fontaine de la Rotondeのあるド・ゴール将軍広場Place Charles de Gaulle Etoileに向かいます。ド・ゴール将軍広場へはヴィクトル・ユーゴー通りAvenue Victor Hugoを5分ほど歩きます。この通りは、歩道がとても広くてビックリです。パリのシャンゼリゼ通りに負けませんね。それにプロヴァンスProvenceと言ったら、お約束のプラタナスの並木です。若葉が綺麗です。


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ド・ゴール将軍広場に到着。この広場の真ん中には、美しく巨大な噴水彫刻、ロトンド大噴水があります。


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広場の威容を拝見した後は、この広場にあるツーリスト・インフォメーションにお邪魔します。
ここでは地図をもらいます。日本語です。


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さらに「ポール・セザンヌの足跡を訪ねて」(これも日本語版)をもらいます。


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日本人向けの資料が充実していますね。
でも、saraiはこの資料にある「セザンヌのアトリエ」などより、とにもかくにもサント・ヴィクトワール山Montagne Sainte-Victoireが見たい!
が、このサント・ヴィクトワール山への行き方が資料ではよく分からないのです。
ツーリスト・インフォメーションの窓口のお兄さんに「サント・ヴィクトワール山が見たいが、どこからが美しく見えるか?」って聞くと、「バスで行くんなら2つのプランがあるよ。時刻表が欲しいかい?」っていうことで、それをもらい、乗り場と降りるバスの停留所:Barrage de Bimontを教えてもらいました。インフォメーションの目の前がバス乗り場です。


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どのバスに乗るのかよく分からないので、次から次へとやってくるバスの運転手に聞きますが、一向に目的のバスが来ません。15分ほどこれを続け、もう時刻表ではとっくにバスの時間は過ぎているので、再度インフォメーションの人に確認しに戻ります。どうもバスは不便そうなので、タクシーはどうかと尋ねると、少し考え込んでから15~20ユーロくらいだとのこと。ちなみにバスは1人1ユーロです。時間もない旅先では少々の出費は仕方がないですね。タクシーで行くことにして、広場のタクシー溜りに行って運転手に行き先を告げると、他の運転手たちとも相談して、先頭に停まっていたタクシーが行ってくれることになります。帰りもこのタクシーで戻るかっていうので、そうしたいというとOKだそうです。かなり辺鄙な場所なんでしょう。案外、タクシーを奮発したのは正解かもしれません。

タクシーに乗って、サント・ヴィクトワール山に向けて出発です。エクス・アン・プロヴァンスの街は結構大きくて、街を抜けて郊外に出るまでかなりあります。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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郊外を少し走ると、山道に入ります。最後はかなり狭い道を走り、目的地に到着。行く道すがら、タクシーの運転手さんが、この辺りでセザンヌは絵を描いていたんだよと観光案内もしてくれます。そのあたりでは木々の間からサント・ヴィクトワール山の姿も垣間見えています。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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ところで、何故、こんなにこの山にこだわるかと言えば、画家セザンヌが生涯、故郷のエクス・アン・プロヴァンスでサント・ヴィクトワール山の絵を描き続けていたので、そんなにもセザンヌがこだわった山にこちらも多大な興味があったからです。セザンヌが生涯に描いたサント・ヴィクトワール山の絵は44枚の油絵と43枚の水彩画だそうです。もっとも、絵からでは、単なる岩山にしか見えませんけどね。

タクシーには駐車場で待ってもらいます。山の見える方の道をタクシーの運転手さんに教えてもらって、歩きだします。まだ、まわりには山肌が見えているだけです。


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教えられた道を進み、柵の間の狭い隙間から入りこんで、大きな道をずんずん進みます。


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すると急に道の先が開け、サント・ヴィクトワール山が視界に飛び込んできます。確かにセザンヌの絵で見慣れた山です。


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ゆっくりとサント・ヴィクトワール山と対峙します。


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エクス・アン・プロヴァンスはセザンヌの街:サント・ヴィクトワール山と対峙

2011年4月4日月曜日@アヴィニョン~マルセイユ~エクス・アン・プロヴァンス/3回目

道を進むと、前方に深い青色の湖が見えます。同時に、間近にサント・ヴィクトワール山Montagne Sainte-Victoireの威容が飛び込んできます。なるほど、これは美しい!

実は青い湖に見えたのはダム湖(ビモン湖Lac de Bimont)で、目の前にはダムがあり、その向こうにサント・ヴィクトワール山の姿が見えます。


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この場所:Barrage de Bimontというのは、フランス語の分からない悲しさ・・・ビモンのダムということだったんです。Barrageとはダムのことなんですね。ひとつ、フランス語の語彙が増えました。

絶景を眺めるにはこのダムは邪魔ですね。ダムを避けて進んでいきます。後ろを振り向くと、今まで進んできた道が見えます。ダムの渓谷の上を歩いてきたようです。


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左前方の草原で寛いでいる人たちが見えました。どうやらダム公園があるようです。そちらに行ってみましょう。


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ダムの説明板が立っています。これもフランス語でほとんど解読できず。


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ダム湖のほとりに出ます。ここからは、ダムが邪魔をせずに、ダム湖とサント・ヴィクトワール山の姿だけが見えます。ため息の出るほど、青空に映えるサント・ヴィクトワール山が美しく聳えています。


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セザンヌが描いたサント・ヴィクトワール山の絵は、ある意味こんなに綺麗ではありません。彼は山の美しさとはもっと別の側面、重量感とか肌合いとかを描きたかったのかもしれないと勝手に想像してしまいます。

サント・ヴィクトワール山をズームアップして見てみましょう。


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このビモンのダムはサント・ヴィクトワール山の登山口にもなっていて、なだらかに見える稜線をたどって、2時間半ほどで登れるそうです。山頂からは地中海やアルプスも望めるそうで、体力と時間の余裕があれば登りたかったですね。
なお、山頂には《プロヴァンスの十字架》と呼ばれている大きな十字架が見えていますが、ここからはちっぽけに見えます。これも無理にズームアップして見てみましょう。


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ズームアップしたサント・ヴィクトワール山は、セザンヌの描いたものに少し感じが似てきます。ただ、エクス・アン・プロヴァンスの街からのサント・ヴィクトワール山は、もっと遠くに見えるので印象が異なることも事実です。セザンヌは、自分の街からの山の姿を大事にしていたのかもしれません。方向的にも、もう少し右側のほうから見たサント・ヴィクトワール山を描いています。もっとも、油絵だけでも44枚も描いているので、色んなポイントで描いていますけどね。負け惜しみで言うと、セザンヌにとって、サント・ヴィクトワール山は単なる物体ではなくて、精神的な存在でもあったのでしょう。その精神的な象徴としてのサント・ヴィクトワール山の雰囲気は、いくばくか感じ取れたように思います。

うろうろしながら、絶景ポイントを探してみます。saraiの絶景ポイントはここです。どうでしょう?


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箱根の芦ノ湖のようでもありますが、湖の青とプロヴァンスの空の青が違いますね。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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サント・ヴィクトワール山を十分に堪能したので、saraiの勝手な思いでは、この街に来た目的は達成です。
タクシーの運転手さんも待っているので、急いで駐車場に戻ります。
運転手さんには「とても美しかったよ!」と言うと、彼もにっこりします。
帰り道、運転手さんが途中ですーっと車を停めるので、何だろうと思っていたら、木々の間からサント・ヴィクトワール山の姿が見えています。メルシー! わざわざ日本からサント・ヴィクトワール山を見に来た酔狂な観光客の気持ちを汲んでくれたようです。


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これでサント・ヴィクトワール山は見納めのつもりでした。

それでは、街の目抜き通りのミラボー通りCours Mirabeauに戻って、お茶でもしながら、エクス・アン・プロヴァンスAix-en-Provenceの街の雰囲気を楽しみましょう。タクシーの運転手さんからは、お茶の後にピックアップしてマルセイユMarseilleまで乗せていこうか、というご親切な?申し出がありますが、丁重にお断りします。ここまでのタクシー代だけだって、予算外なんです!

どうせお茶をするのなら、街1番の有名店でいただきましょう。セザンヌを始め、ピカソやサルトルが出入りしたという老舗のカフェのル・ドゥー・ギャルソンズLes Deux Garçonsです。

カフェの場所を地図で確認しておきましょう。


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内部はクラシックですが、鏡が張りめぐらせてあり凝った内装です。


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また、何といっても、このカフェには名画がかかっています。多分、複製でしょうが・・・
まず、ピカソ。


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もちろん、セザンヌのサント・ヴィクトワール山。


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ここでいただいたのは、配偶者はフルーツタルトと紅茶。


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saraiはフルーツパフェ。凄い分量でした。


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プロヴァンス産の季節のフルーツだとのことです。

この老舗カフェでゆったりした時間を楽しみます。



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エクス・アン・プロヴァンスはセザンヌの街:ミラボー通り、そしてサント・ヴィクトワール山

2011年4月4日月曜日@アヴィニョン~マルセイユ~エクス・アン・プロヴァンス/4回目

老舗カフェのル・ドゥー・ギャルソンズLes Deux Garçonsでゆっくりお茶していると、帰りの電車の時間が迫ってきます。

カフェは、エクス・アン・プロヴァンスAix-en-Provenceの目抜き通りであるミラボー通りCours Mirabeauに面しています。たくさんの団体観光客がいますが、通りが広いので混み合った感じではありません。


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このミラボー通りを、最初の出発点だったド・ゴール将軍広場Place Charles de Gaulle Etoileの方に向かいます。この通りも素晴らしいプラタナスの並木です。


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ミラボー通りの名物、泉です。昨年夏に旅したスイスのベルンの噴水を思い出します。


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通りの両側には、何とも豪華そうなアパルトマンが並んでいます。いかにも天井が高そうなお洒落なアパルトマンです。是非、お宅を拝見してみたいものですね。


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5分ほど歩くと、ド・ゴール将軍広場の巨大な噴水が見えてきます。


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ド・ゴール将軍広場にはやはり、メリーゴーラウンドがあります。欧米の方は本当にメリーゴーラウンドが好きですね。


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ここから、ヴィクトル・ユーゴー通りAvenue Victor Hugoを5分ほど歩くと、エクス・アン・プロヴァンス駅gare d'Aix-en-Provenceが見えてきます。エクス・アン・プロヴァンスの短い滞在もこれでお終い。絶好の好天で、美しいサント・ヴィクトワール山Montagne Sainte-Victoireを見て、思いは十分に果たしました。


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ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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エクス・アン・プロヴァンス駅から来た時と逆方向の電車に乗り、マルセイユに戻ります。チケットは到着時に購入済みですから、さっと乗り込みます。14時31分発の電車です。


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エクス・アン・プロヴァンスの駅を出ると、すぐに左手の車窓になにか懐かしい景色が見えてきました。あれはサント・ヴィクトワール山ではないでしょうか。車窓から見えるとは思っていませんでした。やはり、随分遠くに見えます。


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電車では、この風景を見るのは必須ですね。駅を出発して1分後に左手ですから、お見逃しのないように! 
その5分後にも、さらに遠くなったサント・ヴィクトワール山が見えますが、手前に無粋なものが見えるのが残念です。


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次の駅に停車したときに、配偶者が何やら写真を撮っています。


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SNCF:フランス国鉄の車掌さんです。派手な色のシャツがお洒落で、気に入ったそうですよ。

マルセイユMarseilleまでの車窓は来たとき以上に青く空が晴れ上がり、空気の透明感もあり、これがプロヴァンスProvenceの空気だなあと嬉しい気持ちになります。
そろそろ、マルセイユも近くなってきます。車窓からは、マルセイユのノートルダム・ド・ラ・ギャルド大聖堂Basilique Notre-Dame-de-la-Gardeの良き母の像が見えています。


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マルセイユに到着です。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

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06/18 08:33 五十棲郁子

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