マルセイユ・サン・シャルル駅Gare de Marseille Saint Charlesに降り立ちます。駅舎の前は高台のテラスのようになっており、駅舎は立派な建物です。

この駅舎前のテラスからは、もちろんノートルダム・ド・ラ・ギャルド大聖堂Basilique Notre-Dame-de-la-Gardeも見通せます。

テラスからの大階段を下りると街の大通りに出ます。ホテルまでは歩いてもそう遠くはなさそうですが、この階段をスーツケースを持って下りる気にはなれないので、ホテルにはメトロで行くことにしましょう。

では、先ほど預けた荷物を受取りに向かいます。今度はさすがにチェックはなく、さっとロッカー室の中に通してくれます。先ほど受け取ったチケットをロッカーに挿入すると、ロックがパチンと外れてロッカーの扉が開きます。当たり前でしょうが、ちょっと感動ものです。荷物を引っ張って、駅の地下にあるメトロの駅に向かいます。幸い下りのエスカレーターがありますが、最後に数段の階段があります。エイヤッとばかりに荷物を持ち上げ、メトロ駅に到着。チケットを購入し、ホテルのあるマルセイユ旧港Vieux Port行のメトロ(1号線)を確かめて、ホームでメトロ到着を待ちます。

数分でメトロがきます。ここからマルセイユ旧港は2つ目の駅で、すぐに着きます。地下駅から上がると、そこは青い空と青い海の光あふれる港です。

港の前は広々と開けていて、白を基調とした建物がずらっと並んでいます。青空ととても調和しています。

港には、多くのクルーザーがぎっしりと停泊しています。素晴らしく気持ちのよい開放的なところです。

ホテルの方向はこちら、北の方です。埠頭に沿って、海風を頬に感じながら歩きだします。

すぐに建物の壁面に目的のホテルの名前が見えます。本当に港に直接面したロケーションの大変よいホテルです。
ホテルまでのルートを地図で確認しておきましょう。

ところが、ホテルに着いて、困った! 入口からは階段のみが上の方に続いています。キョロキョロ見回しても、エレベーターは見えません。荷物は重いのに・・・。
で、saraiだけが荷物を下に置いたままで2階のレセプションに上がり、レセプションのお姉さんに聞いてみると、エレベーターはないので荷物は自力で持って上がるしかないとのこと。お姉さんは、手伝うわよって階下までついてきてくれますが、荷物を見てぎょっとした様子です。それでも、配偶者のスーツケースはお姉さんが持ってくれて、saraiは自力でスーツケースを持ち上げます。でも、まだここはレセプションです。客室はさらに1階上。今と同様に、お姉さんとsaraiが力を合わせて、荷物上げです。ご苦労様、感謝!です。
そして部屋のドアを開けると、部屋の窓からは港と「よき母」の絶景が目に飛び込んできます。思わず、ビューティフル!と叫ぶと、お姉さんもにっこりします。苦労した甲斐があったというものです。

このマルセイユのホテルは『ホテル・ベル・ビュ(Hôtel Belle-Vue)』。一泊のみです。
まずは、お部屋を紹介しておきましょう。
ここもコンパクトな部屋ですが、なかなか可愛いですよ。

水回りもバスタブはありませんが、小奇麗です。

配偶者は昨日からの疲労がたまっているようなので、まだ日は高いのですが、ホテルでゆったりと休養です。ベッドに寝転び、潮の香りとマルセイユの潮風を感じながら、窓から港を眺めて気持ちよく過ごしましょう。

今日のこれからの予定は、予約してある有名なミシュランの星付のレストランにブイヤベースを食べに出かけるだけです。でも、saraiはその前に一仕事。PCを無線LAN(WIFI)でインターネットにつなぐ作業があります。無線LAN接続までは結構順調に進みますが、インターネットにどうしても繋がりません。仕方がないので、PCを持ってレセプションのお姉さんのところへ相談に出かけます。どうやら接続は間違いがないようです。よく調べると、DHCPサーバーが正常に動作していなくて、IPアドレスの取得に失敗しています。ホテルのPCを見せてもらって、ホテルのネットワーク状態を把握できたので、手動でIPアドレス、ゲートウェイ、DNSサーバーを設定します。これで、ようやくインターネットに繋がります。ところで、ホテルのPCを自分で操作してみましたが、フランス語の表示なので本当に使いにくいですね。せめて英語表示ならほとんど違和感がないんですが・・・。
インターネットが無事接続できたところで、ベッドで休養している配偶者と一緒に、saraiも部屋からのマルセイユの絶景を楽しみます。マルセイユのまぶしいくらいの陽光の下、マルセイユの旧港とその向こうに山の上のノートルダム・ド・ラ・ギャルド大聖堂がよく見えます。「よき母」(金色のマリア像)も光り輝いています。

「よき母」を目を凝らして、よく見てみましょう。

あまりの絶景に、部屋にくすぶっているのはもったいないと感じたsaraiは、配偶者を部屋で休ませておいて、ホテルの近くを偵察することにします。
ホテルから出て、通りを渡るともう埠頭です。そこから眺めたホテルです。

エレベータがなかったりネットが繋がらなかったりしたホテルですが、眺めの素晴らしさだけですべて帳消しです。
旧港のまわりをぐるっと散歩します。青空と海と風、本当に気持ちがいいです。
プラプラとホテルの方に戻ってきたら、マルセイユのブイヤベースの有名レストランMIRAMARがあります。このお店も今夜のディナーの候補でしたが、この日は定休日。それで、別のレストランにしたんです。

ホテルの部屋に戻って、レストランの予約の時間まで休養です。
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