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マルセイユの「良き母」:ノートルダム・ド・ラ・ギャルド大聖堂へ

2011年4月5日火曜日@マルセイユ~ジェノヴァ/1回目

旅の7日目です。

朝目覚めて・・・美しい青空です。
プロヴァンスProvence、マルセイユMarseilleの朝は抜けるような青空です。
ゆったりと朝寝をして、ホテルのテラスで朝食(ホテル代には含まれず一人10ユーロ)です。ホテルには室内にもレストランはあるのですが誰もそこにはいません。テラスというには申し訳ないような超狭いテラスなのですが、皆が譲り合ってテラスに座って朝食を摂っています。


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陽射しは痛いほどですが、本当にここからは眺めがよいのです。正面には真っ青な空を背に「良き母」が見えます。
こんな素敵なテラスですから、誰しもここにで朝食をいただきたいですよね。横に座っていた出勤前の地元の女性が「素敵でしょ」と声をかけてきます。


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朝食は、大きなクロワッサンとフランスパン、ヨーグルト、フレッシュジュース、コーヒー(配偶者はチョコレート)。特別のものではないけど、とっても美味しく感じますね。


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朝食後、ホテルのチェックアウトを済ませ、レセプションで荷物を預かってもらいます。レセプションはいつもずっと同じ女性。よく長時間働きますね。そうそう、彼女は朝食の世話係兼コックでもあります。昨日からWIFI接続にも付き合ってもらいsaraiとは顔馴染み。最後にsaraiと一緒に記念撮影です。結構、美人でかわいい女性です。それになんといってもとても人柄がよく、いい子なんです。まさにsaraiのお気に入り。


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ところで名前は何だっけって聞くと、「ヴァネッサよ」。で、「オルボア、ヴァネッサ」と別れを告げます。さあ、マルセイユの街を散歩しましょう。ホテルの目の前は港です。
色々なお店が並んでいます。朝市ですね。


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マルセイユ名物の魚屋さんが店を並べています。漁師さんが直売しているんでしょうか。


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朝でも日差しが強いのでお店によっては日除けで魚に直射日光があたらないようにしています。まあ、お客さんも日陰にはいれるから助かりますね。


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マルセイユはフランスではパリに次ぐ大きな街です。歩き回るわけにもいかないので(連日のハードスケジュールでお疲れ気味だし)、市内観光のプチトランに乗ることにしました。一人7ユーロで10時30分に出発するとのこと。


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プチトランに乗って出発を待っていますが時間になっても一向に出発する気配がありません。確かに乗っているのは私達2人だけ。もう少し客待ちかなと思っていると、数人は増えましたが、まだ出発しません。だんだん13時前に乗る予定の電車の時間が気になりだします。チケット売り場では、運転手や係のおじさん達が楽しげにおしゃべりしてます。かなり焦り出した配偶者が、おじさんの所に様子を聞きに行くと、出発は11時だとのこと。えぇぇぇぇ!さっき10時半だと言ったよと抗議します。おじさんは、乗ろうとしている子供たちがいっぱいいるから、この子たちが乗ったら出発するかも・・・とのんきな返事。じゃ、戻ってくるのは何時?と聞くと12時か12時15分か・・・(途中で自由に乗り降りする方式なので)分からない。もぉ!キャンセルしていいかと聞くと、いいよと言うので、キャンセル!

せめて「良き母」だけは行ってみようとすぐ横のバス停で60番のバスに飛び乗ります。マルセイユの街中をどんどん高台に向かって上っていきます。両脇には車が駐車している細い道をグングン上ります。15分ほどでノートルダム・ド・ラ・ギャルド大聖堂Basilique Notre-Dame-de-la-Gardeに到着。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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ここからは素晴らしい眺めです。マルセイユの街が一望できます。


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ここノートルダム・ド・ラ・ギャルド大聖堂は、マルセイユ1の高台にさらに高い塔を建て、さらにその上に大きな金色のマリア像(これがよき母)を載せているので、マルセイユの街のどこからも見えます。ただし、マリア像が向いているのは地中海の方です。航海している船員さんの方を見ています。よって、街からは横顔を見ることになりますが、ここでは正面から見ることができます。とはいえ、まっすぐ上の高いところにあるので、あまりはっきりとは見えませんけどね。


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大聖堂にはいってみましょう。


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大聖堂自体は2層式で祭壇も上下2つあります。下の祭壇は結構地味です。


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上の祭壇に上がると、これはうってかわって絢爛豪華です。ローマ・ビザンチン様式です。ドームの窓からはとても明るい光が差し込んでいます。


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天井は黄金に輝いています。さすがにマルセイユのシンボルとも言える大聖堂の面目躍如です。


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逆のサイドまで素晴らしい内装が続いています。絵画も展示されています。


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上の祭壇の外はテラスになっていて、素晴らしい展望です。


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マルセイユの「良き母」:大聖堂からの眺望!、そして、コートダジュールへ

2011年4月5日火曜日@マルセイユ~ジェノヴァ/2回目

ノートルダム・ド・ラ・ギャルド大聖堂Basilique Notre-Dame-de-la-Gardeの上の祭壇の外はテラスになっていて、素晴らしい展望です。

地中海です。


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湾内に浮かぶ島々です。島のひとつはイフ島If。岩窟王(モンテ・クリスト伯)の牢獄の舞台ですね。


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マルセイユMarseilleの湾内の2つの港、新港Nouveau Portと旧港Vieux Portです。


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古い家並みと新しい建物が混在する大都会マルセイユの街です。


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まさに大パノラマです。
大聖堂から出て、その優美な姿にみとれてしまいます。まずは「良き母」。


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大聖堂全体です。塔は高過ぎて一緒には撮影不可能です。


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十分に写真も撮り終え、バス停に戻ります。途中に気に入った彫刻がありました。ピエタでしょうね。とても美しいです。


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さあ、また60番のバスでホテルのほうに戻りましょう。
バス乗り場に戻ると、sarai達が乗るはずだったプチトランが停まっています。ここまで乗って来た客を降ろし、ここでの観光を終えた客を乗せています。ずっと同じプチトランに乗ったまま観光するのではなく、観光客の都合に合わせてプチトランを乗り降りして市内を観光してまわるシステムのようです。知らなかったとはいえ、これを利用していたら絶対に予定のTGVには乗れませんね。
60番のバスに乗り、狭い急な坂を通り、さっさと旧港に戻ります。

マルセイユ観光を済ませ、再びスーツケースを受取りにホテルに戻ります。あれっ、ヴァネッサがいない。男の子に声をかけて荷物を受取り帰ろうとすると、ヴァネッサが現れます。上の階でトラブルの処理をしていたみたい。本当によく働きますね。また配偶者のカバンを運んでくれて、saraiはサヨナラが言えて満足です。

エレベーターがないことやWIFI接続のトラブルはありましたが、ヴァネッサは可愛かったし、とても満足できるホテルでした。何といっても特に部屋からの眺めは最高でした。ホテルも段々とよいホテルに上昇していますね。


メトロ1号線に乗って、マルセイユ・サン・シャルル駅Gare de Marseille Saint Charlesに移動します。駅で、お昼用のお弁当を調達です。ひときわ立派なスペースを占拠しているマクドナルドに決めます。人気があるらしく、凄く混雑しています。と、EXPRESSという窓口が目に留まります。そこでは先に注文と支払いを済ませ、品物を待つシステムのようです。EXPRESSの効果かどうかは分かりませんが、それほどは待たされずに昼食をゲット。


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テイクアウトにして、TGVの中で食べましょう。ちなみにTGVは食堂車もなく、食事に関しては他の国の鉄道に遅れをとっていますね。
まだTGVの発車までは時間があるので、隣のマックカフェのテーブルで時間待ちです。購入したマクドナルドのペーパーバッグがあるので、堂々とテーブルを使用できます。駅には待合の椅子が少なく、結構座るところを探している人が多いので助かります。


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待つことしばし、12時59分発のTGVが到着して乗車。このTGVは一階だけのノーマルなタイプ。やはり、ファーストクラスは豪華な内装です。
まずは先程購入したハンバーガーを頂きましょう。


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さあ、地中海に沿って移動しますよ。マルセイユを出ると、ちらりときらきら輝く地中海も見えますが、ほとんどはマルセイユの郊外という平地と山がちな景色です。


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しばらくすると、プロヴァンスProvenceの白い岩の山が赤い山肌に変わります。


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そして、カンヌCannesに近づく頃に、いきなり地中海に出ます。コートダジュールCôte d'Azurの海岸です。


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ここまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。


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いよいよ、地中海沿いにイタリアに向かいます。


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コートダジュールを一気に鉄道で:カンヌ~ニース~モナコ

2011年4月5日火曜日@マルセイユ~ジェノヴァ/3回目

TGVはカンヌCannesに到着。


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カンヌからニースNiceまでは、以前のコートダジュールCôte d'Azurの旅でTGVに乗った区間。見覚えのあるところやまったく覚えのないところも、快晴の真っ青な空のもとの地中海はとてもビューティフル!
カンヌの次はアンティーブAntibesに到着。前回にこの街を訪問した記憶が戻ってきます。ここにあるピカソ美術館から見た地中海の美しさは、今でも忘れられません。まさしく絶景でした。


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アンティーブの駅を出発すると間もなく地中海が見えますが、ピカソ美術館から見た景色というわけにはいきません。


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ニースが近くなってきます。もう少し時間に余裕があれば、ニースの手前のカーニュ・シュル・メールCagnes-sur-Merの街で、ルノワールの家に立ち寄りたかったんです。コレット荘Domaine des Collettesと呼ばれるルノワールの家の庭園が気に入っていて、一度行ってみたいと思っています。しかしながら、あと半日のスケジュールがとれず、断念しました。いつかは訪れましょう。

やがて、定刻の15時34分から誤差の範囲内だけ遅れてTGVの終点、ニース・ヴィル駅Gare de Nice-Villeに無事到着します。


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懐かしい駅です。が、乗り継ぐには地下道を通って別のホームに移動するかと思うと憂鬱です。もちろん、階段しか見当たりません。念の為、移動の前にブラウン管の表示を見て乗り換えの電車のホームを確認すると、やったね! 同じホームの向かい側から、乗り換えの電車が出るようです。この電車は、イタリア側の国境の街まで行く各駅停車。ファーストクラスはついていません。電車を待つ間に、saraiは荷物を配偶者に預けて身軽になり、ニース駅前をチェックに出かけます。以前と変わらず、今でもなんだかぱっとしない駅前です。再開発とか考えないのでしょうか。大観光地の玄関なのにね。


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このニースで乗り換えの時間が3時間ほど取れれば、是非ニース名物のソッカを食べたかったのですが、これも時間がなく断念です。ソッカは配偶者がたいそう気に入っているんですけどね。
駅に戻りましょう。ニース・ヴィル駅はなかなか可愛い駅舎ですね。


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saraiがホームに戻り配偶者と合流すると、時間通りに15時53分発の乗り継ぎ電車が到着します。しかし、ひとつ前に出る同じ目的地への電車が運行キャンセルになったようでとっても混み合っています。急いで2階席にあがり荷物を片付けて、なんとか席を確保。ほぼ満席です。
ニースからモナコMonacoの間は、とても地中海が綺麗に見える区間です。


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途中から、派手な女子学生(見かけでは中学生か高校生かわかりません)の団体が乗り込んできて、けたたましい限りです。
列車はエズ駅Gare SNCF Ezeに到着。駅からは大きな岩山が見えます。この岩山の上のほうに、鷲ノ巣村のひとつのエズEzeがあるのでしょう。ここにも一度行ってみたいですね。


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女子学生たちはモナコに着くと、「えっ、ここモナコ?」と我々に確認して、慌てて降りて行きます。いったいどこの子たちなんでしょう。一応フランス語で「オルボア」って言ってますけど、イタリア人かな。
モナコを過ぎると、綺麗な岬の街が見えてきました。カップ・マルタンCap Martin(マルタン岬)でしょう。


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ロクブリュヌ・カップ・マルタン駅Gare de Roquebrune-Cap-Martinに到着しました。カップ・マルタンの海辺には、建築家ル・コルビュジェの有名な休暇小屋(ル・キャバノンLe Cabanon)があります。これも見てみたいもののひとつですね。ル・コルビュジェは、ここの海で泳いでいるときに心臓麻痺で亡くなったそうです。


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カップ・マルタンを通り過ぎて、カップ・マルタンのほうを振り返ると、実に美しい眺めです。


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女子学生達が降りて行って、静かになった車内。そろそろフランスとイタリアの国境の街マントンMentonです。マントンといえば、ジャン・コクトーの街。彼独特の味のある絵も見たかったですね。


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ここまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。


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相変わらず美しい地中海は続きます。イタリアとの国境のあたりで急に列車は減速し、ノロノロになります。イタリア側の国境の街ヴェンティミリアVentimigliaの駅での待ち合わせ時間は15分しかないので、イライラします。


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乗り換えに失敗したらやだなと思いながら、時計とにらめっこです。



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コートダジュールを一気に鉄道で:ジェノヴァで美味しいディナー

2011年4月5日火曜日@マルセイユ~ジェノヴァ/4回目

ようやく、今日の最後の乗り継ぎ駅ヴェンティミリアVentimigliaに到着。が、列車が遅れて、乗り継ぎ時間が7分しかありません。ここはホームの移動があります。エイヤ!と荷物を抱えて階段を駆け下り、ホームを確認(地下通路に表示があり助かります)して階段を駆け上り、電車に乗り込みます。乗り継ぎ、成功! この電車はコンパートメントタイプです。特急タイプのIC(インターシティ)で、事前の予約が義務付けられています。パリの空港に着いて真っ先に、しっかり予約を取っておきました。指定席に行くとまだがらがらです。始発駅ですからね。ミラノMilano行きなので、途中からは混んでくるのかもしれません。定時の16時58分にヴェンティミリア駅を出発。


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ここからはいよいよイタリアです。1週間のフランス滞在もあっという間に過ぎました。これから2日間はイタリアです。車内放送のイタリア語が、イタリアに入ったことを実感させます。
走り出したイタリア国鉄の電車は順調に走ります。ときどき長いトンネルがありますが、やはりずっと青い地中海です。それに青い空。イタリア特有の濃い美しい青空です。イタリア側のリヴィエラRiviera海岸、すなわち、リグーリア海岸Riviera ligureを電車が進みます。


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2時間ほどで定刻の19時06分にジェノヴァ・ピアッツァ・プリンチペ駅Genova Piazza Principeに到着です。


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ここまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。


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ジェノヴァGenovaのホテルは『ベストウェスタン ホテル メトロポリ(Best Western Hotel Metropoli)』。ここも1泊です。

駅からホテルまでは歩ける距離ではありません。また、公共交通手段はバスです。ジェノヴァは昔より貿易で栄えた街で、地方都市とは思えない大きな街で賑わっています。が、意外に情報が少ないのです。ちょっとsaraiも不安なので、原則を破り、ホテルまでの移動にタクシーを使うことにします。
とはいえ、タクシーでも10ユーロほどです。日本と違って安いですね。
タクシーが停車して、気のいい運転手が「あそこがホテルだよ」と指差す方を見てもそれらしいものは見当たりません。よ~く見ると、ホテルの名前を発見。
このホテルは街の中心地のガリバルディ通りVia Garibaldiに近く、便利そうなところです。


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が、入り口がありません。と、運転手さんが「その路地を入ったところだよ」と教えてくれます。これはバスで来たら絶対に分からないと、タクシーの利用に自分で納得です。
荷物をゴロゴロ引いて路地に入るとホテルの入口はすぐそこです。入口はありますが、高い階段をいったん上らないといけないようです。このホテルに限らず、どのホテルも入口には段差があるので、まず、荷物をエッコラショと担ぎ上げないといけません。なかでもこのホテルの段差は高過ぎ! もちろん、中にはいると、ここはエレベーターがありますけどね。


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無事にホテルにチェックイン。荷物を運んでくれるポーターもちゃんといます。


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レセプションの前のロビーもなかなか立派。


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ジェノヴァのレストランの情報もあまりなかったので、ホテルに日本からレストランの予約をお願いしてあったのですが、そのレストランの予約もちゃんとしてくれてました。ホテルからすぐのところのようです。
まだ、予約の時間まで30分ほどあるので、部屋でネットの接続したりします。ここのWIFI接続は問題なく、さっとできます。

このホテルの客室は広く、ベッドも大きく、今回の旅で一番良い部屋で快適です。


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巨大なソファもあり、このソファでも眠れそうで、ベッドに使えるくらいです。


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バスルームも広々として、バスタブも大きくゆったりしています。


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この部屋には湯沸かしポットがあり、熱いお茶が飲めるのがプラスポイントです。意外にホテルにはおいてありません。もちろん、お湯を頼めば、持ってきてくれるのでしょうが。


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部屋の窓を開けて、外を見ると、とても狭いイタリアらしい路地に面しています。


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時間になり、レストランに向かいます。すぐにレストランの看板を路地の入口に発見し、その路地をはいります。


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ドアを開けようとしますが、閉まっています。と、人影が見えるので、ガラスをコンコンと叩いて合図すると、中の女性と目が合います。開けてほしいという仕草をすると、その女性はどこかに行ってしまいますがすぐに戻ってきてドアを開けてくれます。何やらイタリア語で言っています。自分は客でよく分からないから、奥のほうにいるお店の人と話してほしいということのようです。それは失礼しました。何故ドアが閉まっていたかよく分かりませんが、どうも他に入り口があるようです。我々のホテルからの客だけがこのドアが近いので利用するらしいです。ともあれ、テーブルに案内されますが、そのテーブルのある部屋には大型液晶テレビが置いてありニュース番組をやっています。いやしくもレストラン(リストランテ)でテレビとは型破りですね。ニュースの後はイタリアのセリエAのサッカーの放送なので、そういうスポーツファンのためのサービスかとも思いますが、真偽は不明です。


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まず、突き出しのようなものが出ます。イタリアはコペルト(席料)を必ずとられるので、こういうものが出るのでしょうか?


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パンの皿は色んな種類のパンがのっています。


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配偶者はパンのなかに本場のフォカッチャ(ジェノバが発祥)を見つけ、とても美味しいとぱくぱく食べてます。ウェイターに実に美味しいと褒めると、「これはここで作ったんだよ」と自慢げに説明します。
注文したワインはここのオリジナルの白ワイン。そうそう、このレストランはホテルのなかにあるレストランで、「Ristorante Le Rune」という名前です。


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パスタはトマトとバジルのスパゲッティです。


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もう1つのパスタは、ジェノヴァ料理のバジルペースト和えマンディッリです。


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メインは、シーバスのターバンです。ジェノヴァは港町ですから、メインは魚料理にしてみたんです。


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同じくメインは、ストッカフィッソのジェノヴァ風です。ストッカフィッソというのは、要はノルウェー産の干し鱈のことです。これはとても美味しい。塩味といい、こりこりっとした食感といい、今までに食べたことのない味です。ストッカフィッソはイタリアではポピュラーな食材のようですね。


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イタリアでしか味わえない料理で、本格イタリアンを堪能。最後に本場のカプチーノを頂きますが、配偶者より「saraiのいれるカプチーノのほうがマイルドね」とのお言葉を頂きます。ニッコリ・・・。

ホテルに戻り、立派なバスタブでゆったりとお風呂につかり、気持ちよく就寝です。

明日は午前中、ジェノヴァ見物をして、午後、パルマPalmaに向かいます。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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金婚式、おめでとうございます!!!
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京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

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ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
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07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
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06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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