2011年4月8日金曜日@インスブルック~ウィーン/6回目
カフェを出て、ぶらぶらとインスブルック中央駅Innsbruck HBFに向かいます。
すると、通りを赤い色のトラムがやってきました。とうとう、この街ではトラムに乗り損ねることになります。

途中、公園のようなところにオシャレなオープンカフェがあります。こんなのって、とてもいいですね。

インスブルック中央駅に到着です。電車の時間まで30分ほどの余裕です。

駅のコインロッカーから荷物を出し、ホームに移動。ここの駅はかなり新しく設備も整っています。すべてのホームは上り下りのエスカレーター完備で荷物の移動が楽です。今回の旅で最も素晴らしい駅です。
プラットホームからは、快晴の青空にくっきりとアルプスが見えます。

ほぼ予定通りの時間に16時09分発のレールジェットRailjet(オーストリア国鉄自慢の新幹線みたいな特急電車)がホームに入ってきます。今回は列車編成表を見て、ファーストクラスのありそうなところで待っていたので、ぴたっと目の前にファーストクラスの車両が停まり、すぐに乗車。席もかなり空いているので、楽々席を確保。後はひたすらウィーン西駅Wien Westbahnhofまで4時間半乗り続けるだけです。早速PCを出して、今日の記事を2人でリレーして書き続けます。もちろんこの車両にも電源があり、バッテリーは気にしないで書き続けられます。
インスブルック中央駅を出ると、ほぼ真北の方向にミュンヘンMünchenを目指して走ります。しばらくすると、スナック菓子とジュースが配られます。冷えたジュースはいいですね。

車窓には、イン川の流れがずっと見えています。周辺の山も綺麗です。

そのうちにアルプスの山々は後ろに遠ざかり、見渡す限りの緑の高原が広がります。春は本当に緑が美しいですね。
電車はいったんドイツ領にはいり、ミュンヘンにかなり近いところ(ローゼンハイムRosenheim)でザルツブルグSalzburg方面の線路に合流。その後、7か月前に来たキームゼー湖Chiemseeのほとりを通り、ちょうど6時頃にザルツブルグ中央駅Salzburg HBFに到着。駅の工事はかなり進んでいるようです。さらに7時少し過ぎにリンツ中央駅Linz HBFに到着。そのころにはようやく日も落ち、家々の明かりが点々と綺麗です。
そろそろお腹も少し空いてきたので、食事でもお願いしましょう。オーダーすると席まで料理が運ばれてきます。
まずはグーラッシュです。

次はソーセージ。

それにチキンのソテーに野菜とライス付き。

食後にコーヒーも頂きます。列車の中の食堂とは思えないほど美味しいんですよ。これはファーストクラスの特権です。やめられませんね。
食事をしているうちに最後の停車駅ザンクト・ペルテンSt. Pöltenも過ぎ、ようやく定刻の8時40分過ぎにウィーン西駅Wien Westbahnhofに到着。
インスブルックからウィーンまでのレールジェットのルートを地図で確認しておきましょう。

何度目のウィーンでしょう。我が街って言ったら言い過ぎですが、なんだかとてもよく知っている街にきたようでほっとします。西駅も工事中ですが、なにやらかなり工事が進んだようで、駅の中の移動が楽になりました。この駅からはUバーン(地下鉄)に乗って、ホテルに移動します。途中、シュテファンズプラッツStephansplatzでU3からU1への1回の乗り換えがありますが、無事にホテルの最寄駅ケプラープラッツKeplerplatzに到着。
エレベーターで上に上がると少し通りは暗くなっています。初めてのところなのでまさに右も左も分らない状態。地図を見ながら茫然と佇んでいると、アジア系の人が近寄ってきて、地図を見せてみなさいとのことです。思い出しましたが、この人は先ほど地下鉄で隣に乗っていた人。こちらが一生懸命地図を見ていたのを観察していたのでしょう。その人は地図をさっと見ると、自分に着いてきなさいとさっさと歩きだします。悪そうな人ではないのでお言葉に甘えます。道々話していると、この人は台湾出身のかただそうです。同じアジア人を助けようと思ってくれたのかもしれません。お蔭であっという間にホテルに到着。ありがとうの握手をして別れました。ダンケ・シェーン!
このホテルはオーストリア・トレンド・ホテル・ファボリタ(AUSTRIA TREND HOTEL FAVORITA)です。一応、4つ星ホテルです。このホテルには長逗留、6泊します。
ホテルはとても大きなホテルです。ホテルの前には大型観光バスが停まっています。この後、滞在中いつも観光バスは停まっていました。団体ツアーによく利用されるホテルのようですね。
ホテルにチェックイン。レセプションカウンターも広いです。

ロビーも広く、宿泊客で賑わっています。

その後も大勢の宿泊者がいましたが、さすがに日本人は少ないようで、そのためか、しっかりsarai達を覚えてくれていて、ホテルに戻るたびにルームナンバーを言う前にさっとsaraiの鍵を渡してくれました。立派なホテルマン(若い可愛い女性です)ですね。
さて、自分で荷物を持って、長い廊下を通って(本当に大きなホテルなんです)、お部屋に到着です。部屋は、これといった特徴はありませんが、何も問題はなく満足できる部屋でした。バスタブもありました。さて、ここで部屋の写真をUPしたいのですが、実はその写真がないのです。6泊もするので、写真はいつでも撮れると思うのがミスの原因ですね。残念!
代わりにせめて部屋の窓からの眺めを見てください。ホテルの中庭のようなところが見えます。カフェテラスもありますね。

さて、まずはお決まりのインターネットの接続です。が、どうにもインターネットが繋がりません。無線LANの接続まではうまくいきますが、ホテルのホームページでのログインが分かりません。部屋から電話でレセプションに聞いていたら、レセプションの女性が業を煮やして、いいから受付につながりかけたPCを持ってきなさいとのこと。はいはい、仰せに従いましょう。その結果、要はドイツ語のホームページにログインのボタンがあり、それをクリックするだけでした。saraiには、ドイツ語のページがよく分からないので、英語のページを見ていたのが悪かったようです。英語のページにはログインのボタンがありません。分かってしまえば何でもないことですが、英語のページにもボタンぐらい用意してくれれば、こんなトラブルがなくなるのにね。
ネットはようやく繋がったので、安心して今日はゆっくりと休みましょう。しばらくはウィーンに滞在します。
明日からの8日連続、計9回のオペラ・コンサートに備えます。しばらくはウィーンに滞在です。
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この記事へのコメント 1, Njegusさん 2011/05/11 10:04
saraiさま
4月16日ガスタイク・フィルハーモニーではフォワイエが広すぎ、お目にかかれず失礼致しました。私共はウィーン(8泊)、ミュンヘン(2泊)どちらもインターシティホテルに泊りました。無料市内交通券を呉れますし、西駅、中央駅直近なのでなにかと便利です。朝食も良かったです。話は変りますが、来年2月末~4月初めパリオペラ座(ガルニエ)でDie lustige Witweがドイツ語で上演されますね。他劇場の2011/12スケジュールが出揃ったら、久しぶりにフランスを含む旅を計画してみようかと考えています。ではお元気で。
2, saraiさん 2011/05/11 15:15
Njegusさん、こんにちは、saraiです。
ウィーンでは初めてお言葉を交わせて、楽しい時間を持てました。ガスタイクではもちょうど反対側に座っていたのでお話できませんでしたが、手を振りあえてよかったです。
次の旅はまず、この旅の清算が終わってから計画です。そろそろ、オペラやコンサートのチェックにはいらないと、チケットが入手できませんね。ガルニエのメリー・ウィドウといえば、昔TVで放映されたマッティラとスコウフスの素晴らしい公演がありましたね。いまだにあれを越えるものは見たことがありません。
では、また。
3, Njegusさん 2011/05/11 22:06
saraiさま
度々で恐縮です。1997年パリオペラ座のMattilaのメリー・ウィドウのすばらしさはYouTubeでも一部が見れますね。来春の公演ではハンナがSusan Graham、ダニロは前と同じBo Skovhus(2008年のフォルクスオーパー公演もSkovhusでした)、ツェータ男爵は何とHarald Serafinさんのようですね。なんとか観たいものです。
4, saraiさん 2011/05/12 00:43
Njegusさん、こんばんは、saraiです。
なかなかよいキャストなのですね。スーザン・グラハムはメゾソプラノですが、ハンナを歌うんですね。ヴィリヤの歌は苦しいかもしれませんが、すべては「唇を閉じて」の場面でのロマンチックさが出せるかにかかっていると思います。演技力ですね。セラフィンさんは見物でしょう。早めにチケットを手配すると何とかなるのでは。健闘を祈ります。
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