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インスブルックはアルプスの街:スワロフスキーのクリスタルワールドへ

2011年4月8日金曜日@インスブルック~ウィーン/1回目

旅の10日目です。

インスブルックInnsbruckの朝です。昨夜saraiがつかんだ情報では、明け方から夕方まで雨とのことでした。恐る恐るカーテンを開けると、雲は多いですが雲の隙間から陽射しもあります。これから降り出すのでしょうか。ま、最悪ではなさそうですね。

まずは、朝ごはんにしましょう。
レストランは明るく現代的な感じです。


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特別なものはありませんが、種類が多いですね。美味しそうなサーモンがあります。これを中心に頂きましょう。周りの景色もご馳走です。


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空はだんだん晴れてくるような感じです。いやな天気予報ははずれでしょうか。昨日悔しい思いをした展望台へのケーブルカーに向かうべきか、悩みます。途中で雨が降り出したり、美しい山並みが見えないのも残念です。この予定を先送りして、とりあえずクリスタルガラス製品で有名なスワロフスキーのテーマパークに行くことに決定です。
テーマパークに行くバスは、駅前から出ているので、ホテルをチェックアウトして、タクシーで駅まで行きます。タクシーの運転手さんは女性ですが、体格がよく、荷物の積み下ろしもやってくれます。saraiよりもずっと逞しいですね!


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コインロッカーに荷物を預ければ、観光にも問題ありません。駅に到着し、コインロッカーに荷物を預けます。いろんな大きさのロッカーがあるので、2個が入るのを探して入れます。利用の仕方はマルセイユの駅で預けた時と同じで、慣れてきましたね。
スワロフスキーのテーマパーク・クリスタルワールドSwarovski Kristallweltenへは直通のバスが出ています。ちょうどツーリスト・インフォメーションがあったので、聞いてみましょう。Aのバス停からもうすぐバスが出るとのことで、往復のチケット(クリスタルワールドの入場券付)も売ってくれます。チケットを持って急いでバス停に向かいます。Aはすぐに発見。でも、停まっているバスには、客も運転手も乗ってません。もうすぐ出発のはずなのにおかしいですね。で、周りを見渡すと、ギャ~・・・Aバス停ではなく、Aエリアのバス停から乗れとのことだったのですね。Aエリアにはバスが何台も停まっていて、既にたくさんの客が乗っているバスもあります。かなり焦りながらバスの行き先表示を探すと、あります!


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配偶者お得意のお手振りアイコンタクトで運転手に合図して、飛び乗ります。セーフ! 乗ると同時にバスは出発。ちょうど11時に出発するバスだったんです。


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バスは、イン川Innに沿ってどんどんインスブルック郊外へと走ります。やがて、イン川を渡ります。


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しばらくすると、高速道路に乗ります。エ~、そんなに遠くまで行くの~。郊外をがんがん走ります。


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やがて30分ほど走って、クリスタルワールドに着きます。

インスブルックからはこんなルートを走ったようです。


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素晴らしい風景!インスブルックの郊外なので、建物といえば可愛い戸建てだけ。何も遮るものはなくアルプスの山並みが360度見渡せます。そして、天気予報は見事に大外れして、素晴らしい快晴です。気温も上がり、爽やかな風が吹いています。

まずはチケットオフィスに直行。


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ツーリスト・インフォメーションで教えられた4番のカウンターに行ってチケットを見せると、2枚の入場用パスと日本語のパンフレットを渡してくれます。


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ここはスワロフスキーSwarovskiの大きな工場があり、そこに隣接してクリスタルワールドとスワロフスキーの大規模なショップがあります。


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工場を横手に見ながら、早速入場口に向かいます。クリスタルワールドは緑に覆われた低い丘の下に作られているので、地上には何も見えません。


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正確に言えば、入場口の横の丘の斜面に巨人の顔があり、口から水を吐き出しています。この丘全体が巨人を表しているそうです。その内部にクリスタルワールドの地下世界が広がっています。


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巨人の顔の左手が入場口です。


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クリスタルワールドに入る前に、外部世界にさようならします。スワロフスキーの工場の向こうに雪のアルプスが輝いています。


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さあ、クリスタルワールドです。


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インスブルックはアルプスの街:クリスタルワールドは巨人の胎内

2011年4月8日金曜日@インスブルック~ウィーン/2回目

クリスタルワールドKristallweltenの中に入ると、結構薄暗くなっています。エントランスホールには、ダリやキース・へリングなどのアーティストがクリスタルを使って作った作品が展示されています。クリスタルのシャンデリアも美しく輝きます。


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中央には、史上最大の31万カラットのクリスタル『センテナー』が燦然と輝きます。これはクリスタルワールドを形成する巨人の心臓を模しているそうです。


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この部屋にある馬がとても素晴らしい。


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ガエターノ・ペスチェ作のクラゲにインスピレーションを得たシャンデリア『メディデラネーオ』も面白いです。


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次の部屋はメカニカル・シアターです。機械仕掛けの奇妙なファッションショー。奇抜でよく分かりませんが、目を奪われます。


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次はクリスタルドームという一番面白かった部屋ですが、これは写真に撮れません。一口で言えば、ダイヤモンドの内部にはいったようなものです。部屋が半球形になっていて、壁に595枚の鏡が貼ってあります。その鏡部屋の中で、内部の物体(自分自身の姿も)が複雑に屈折して映り込み、音響も複雑に反響します。こんなのは生まれて初めての体験です。クリスタルカットの球体の内部にいる感じですが、照明の色彩も次々と変わっていき、異様な感覚の体験ができます。部屋の中央に立つと一番インパクトがあります。

次のクリスタロスコープは巨大な万華鏡です。これもうまく写真に撮れませんでした。ゴメンナサイ。

次はサイレント・ライト。クリスタルの樹氷のようです。


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次はクリスタルシアターです。クリスタルの世界での夢芝居です。


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次はクリスタルカリグラフィーです。何の字が表現されているのか、分かりませんね。


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氷の小路を抜けると、ギャラリーです。色んなクリスタルの都市やビルの模型が展示されています。これは美しい!


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次はラ・プリマドンナASSOLUTA。世界的なソプラノ歌手ジェシー・ノーマンが、先程の球体のクリスタルドームでコンサートを行った様子が大きなスクリーンで流されていました。いや~、オペラ好きとしてはたまりませんね。歌っていたのはイギリスの古い作曲家ヘンリー・パーセルのオペラ「ディドとエネアス(Dido and Aeneas)」の最終アリア「ベリンダ、そなたの手を」で、美しい曲です。ついつい聞き惚れてしまいます。恋人のトロイの王子エネアスとの別れを嘆き悲しみ、カルタゴの女王ディドが侍女べリンダに抱かれながら、自死するときに歌うアリアです。


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次にポセイドンのパズル、55ミリオンクリスタル、リフレクションと見て歩き、最後はクリスタルの森です。魔法の森で、「レヴィアタン」というクラゲがクリスタルワールドを去る我々に別れを告げてくれます。


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たっぷりとクリスタルの世界を体験した後は、ショップでのお買いもの時間です。遂に10年来夢見ていたスワロフスキーの美しいクリスタルのワイングラスを手にいれました。もちろん、ペアです。使い始めは、お気に入りのワインのフランケンを飲むことにします。帰国後の2人の楽しみです。


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厳重にパッキングしてもらっている間にお手洗いに行きます。ここのトイレは必見です。美しいです。手を洗う水は文字通り、光に包まれています。


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クリスタルワールドから出てもお楽しみは続きます。周りのアルプスの風景です。


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インスブルックはアルプスの街:クリスタルワールドの庭園

2011年4月8日金曜日@インスブルック~ウィーン/3回目

さて、クリスタルワールドKristallweltenの地下世界から地上に復帰し、改めてまわりのアルプスの山並みに圧倒されます。


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どっちを眺めても美しいです。それに絶好の天気です。


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色とりどりの花も発色がよく綺麗で、まわりの緑と山に似合います。


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クリスタルワールドの出口を出たところです。奥にはオープンカフェも見えます。


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帰りのバスの時間まで大分あるので、クリスタルワールドの地上部分に作られた公園(巨人の庭園)を散策します。通りを渡ると公園です。


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通りを渡って振り返ると、クリスタルワールドの巨人の丘とその向こうにアルプスが見えます。


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公園に入ると、人工の小川が流れています。


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周りには遮るものもなく、絶景のアルプスがくっきりと見えます。


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人工の小川は丘の上では小さな池になっていて、まわりのアルプスの眺望も素晴らしい。


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スワロフスキーの工場も見下ろせます。


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公園にある迷路も見えています。子供も遊べそうです。


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それにしても、まわりのアルプスの眺望がよくて、いつまでも見飽きません。


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もう少し、この公園でゆっくりしましょう。


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インスブルックはアルプスの街:クリスタルワールドを満喫

2011年4月8日金曜日@インスブルック~ウィーン/4回目

クリスタルワールドKristallweltenに付属する巨人の庭園で眺めを楽しんでいます。

丘の上にはちょっとした展望台があり、大型双眼鏡が2台設置されています。ここにあるので、たぶんスワロフスキーの双眼鏡でしょう。


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さすがによく見えること、驚くほどです。山の頂上がくっきりと見えます。登山者がいれば、見えそうです。倍率は20倍ですが、明るさがすごく解像度も高いものです。もちろん、無料ですよ。ここに来れば、必見でしょう。

丘の上の池は気持ちがなごみます。それに丘の上なので、まわりの景色も最高。


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春の季節は花も綺麗だし、雪をいただく山も綺麗で最高の季節です。


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丘から下りていくと、小川は少女の彫刻で終わっています。


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ラッパ水仙はアルプスに似合いますね。月見草が富士山に似合うと書いたのは、太宰治でしたね。ラッパ水仙がアルプスに似合うという言葉は、saraiの言葉にしましょう。


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アルプスには花木も似合います。これが日本だったら間違いなく桜ですが、ここヨーロッパではアーモンドの花でしょうか。


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公園を回り込んで、クリスタルワールドの巨人の顔の前に戻ってきます。


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なにはともあれ、見渡す限り素晴らしい眺めです。クリスタルワールドもそれなりに楽しめますが、この景色を楽しむだけでも来てよかったというくらい、大満足です。お天気も良く、気持のよいことこの上なしです。

さて、そろそろバスの時間です。バス停に向かいます。近くで発見した飲み物の自動販売機で買った冷たいセブンアップを飲みながら待ちます。とても暑く、喉が渇くんです。こちらで自動販売機で冷たい飲み物を買うのは、結構希有な体験なんですよ。


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バス停は一番乗り。


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空は青空。飛行機が一機飛んできます。のどかです。


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発車時間が迫ると、バス停には10人ほど集まってきます。ところが時間になってもバスが来ません。1時間に1本だけの貴重なバスです。しばらくすると、電光掲示板に何か流れています。バスが遅れるというようなメッセージみたいです。この辺のドイツ語は分かりません。結局、10分ほど遅れてバスが到着。


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乗客が乗り込むと同時に、泡を食ったように急いで発車。また高速を飛ばして、帰りのほうが早く着いたような気がします。走ったルートが違ったのかもしれません。

インブルック中央駅Innsbruck HBFに着くと、今日乗る予定の電車までには2時間ほどあります。昨日見ていなかった市街地観光をしておきましょう。



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インスブルックはアルプスの街:トラップ大佐のカフェ

2011年4月8日金曜日@インスブルック~ウィーン/5回目

クリスタルワールドKristallweltenからインスブルック中央駅Innsbruck HBF前に戻りました。あまりにもクリスタルワールドからの山並みの景色が素晴らしく満足したので、ケーブルカーに乗って展望台に行くのは却下となります。
ウィーンに向かう電車までの時間、旧市街地の散策をすることに。

駅から市街地まではトラムに乗ろうとしましたが、トラムに乗るほど旧市街地は離れていません。歩いて街に向かいます。すぐにお目当ての凱旋門Triumphpforteに到着。


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マリア・テレジアの息子の結婚を記念して建てられたものです。ここからはマリア・テレジア通りMaria-Theresien-Straßeが、昨日見た黄金の小屋根Goldenes Dachlまでまっすぐに続きます。通りを少し進み、振り返って逆方向からの凱旋門を見ます。


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この凱旋門は完成前にマリア・テレジアの夫フランツ・シュテファン1世が世を去ったため、凱旋門の片面は結婚の歓喜、もう片面は哀しみを表現しているそうです。

マリア・テレジア通りを黄金の小屋根のほうに進むと、昨日は遠くから見た聖アンナ記念柱Annasäuleが間近に見えてきます。


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この聖アンナ記念柱は、1703年のスペイン継承戦争でハプスブルグがバイエルン軍を撃退した記念に建てられたものです。300年ほど前のものですね。
聖アンナはドイツの方を向き、侵入を手で制しています。正面に回って見てみましょう。


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これで、すべての観光は終了です。

観光終了で小腹も空き、喉も乾いたので、カフェでもはいりましょう。ちょうど近くに、トラップ大佐(多分、サウンド・オブ・ミュージックのお父さん、マリアの結婚相手)の旧宅Palais Trappにオシャレなカフェがあるとのことでそこに向かいます。通りを挟んだ向かいは州庁舎Landhausです。


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ここまでの散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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このカフェはマリア・テレジア通りMaria-Theresien-Straße沿いです。


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建物の中庭のようなところにオープンなテラス席があり、街の喧噪はシャットアウトし、静かで光に満ちた素晴らしいロケーションです。カフェ・パレ・トラップ・ホフRestaurant Café im Hof Palais Trappという名前のカフェです。


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カフェといっても、ここらあたりはかなり本格的な料理も出してくれます。


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配偶者のお好みのスープをまずいただきましょう。配偶者はシンプルなビーフ・コンソメ。


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saraiはポッドにはいった肉やソーセージや野菜を煮込んだビーフ・コンソメです。


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とても美味しくペロッといただきます。saraiはほかの人が白ワインを飲んでいるのを見て、堪らずリースリンクのグラスワインを注文。少し甘口ですが、とても美味しいワインです。


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冷たい白ワインを見ながら、仰ぎ見る青空の美しいこと。上機嫌になりますね。


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ついでに冷たいデザートもいただきましょう。配偶者はアイスクリーム入りのクレープ。


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saraiはアイスコーヒーのホイップクリーム抜き(これって、ほとんどコーヒー味のゆるいアイスクリームです)です。


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そうこうするうちに駅に戻る時間になります。
お勘定をお願いして、この気持のいいカフェを出ます。駅に向かいます。


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インスブルックはアルプスの街:レールジェットでウィーンへ

2011年4月8日金曜日@インスブルック~ウィーン/6回目

カフェを出て、ぶらぶらとインスブルック中央駅Innsbruck HBFに向かいます。
すると、通りを赤い色のトラムがやってきました。とうとう、この街ではトラムに乗り損ねることになります。


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途中、公園のようなところにオシャレなオープンカフェがあります。こんなのって、とてもいいですね。


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インスブルック中央駅に到着です。電車の時間まで30分ほどの余裕です。


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駅のコインロッカーから荷物を出し、ホームに移動。ここの駅はかなり新しく設備も整っています。すべてのホームは上り下りのエスカレーター完備で荷物の移動が楽です。今回の旅で最も素晴らしい駅です。
プラットホームからは、快晴の青空にくっきりとアルプスが見えます。


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ほぼ予定通りの時間に16時09分発のレールジェットRailjet(オーストリア国鉄自慢の新幹線みたいな特急電車)がホームに入ってきます。今回は列車編成表を見て、ファーストクラスのありそうなところで待っていたので、ぴたっと目の前にファーストクラスの車両が停まり、すぐに乗車。席もかなり空いているので、楽々席を確保。後はひたすらウィーン西駅Wien Westbahnhofまで4時間半乗り続けるだけです。早速PCを出して、今日の記事を2人でリレーして書き続けます。もちろんこの車両にも電源があり、バッテリーは気にしないで書き続けられます。
インスブルック中央駅を出ると、ほぼ真北の方向にミュンヘンMünchenを目指して走ります。しばらくすると、スナック菓子とジュースが配られます。冷えたジュースはいいですね。


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車窓には、イン川の流れがずっと見えています。周辺の山も綺麗です。


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そのうちにアルプスの山々は後ろに遠ざかり、見渡す限りの緑の高原が広がります。春は本当に緑が美しいですね。

電車はいったんドイツ領にはいり、ミュンヘンにかなり近いところ(ローゼンハイムRosenheim)でザルツブルグSalzburg方面の線路に合流。その後、7か月前に来たキームゼー湖Chiemseeのほとりを通り、ちょうど6時頃にザルツブルグ中央駅Salzburg HBFに到着。駅の工事はかなり進んでいるようです。さらに7時少し過ぎにリンツ中央駅Linz HBFに到着。そのころにはようやく日も落ち、家々の明かりが点々と綺麗です。

そろそろお腹も少し空いてきたので、食事でもお願いしましょう。オーダーすると席まで料理が運ばれてきます。
まずはグーラッシュです。


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次はソーセージ。


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それにチキンのソテーに野菜とライス付き。


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食後にコーヒーも頂きます。列車の中の食堂とは思えないほど美味しいんですよ。これはファーストクラスの特権です。やめられませんね。

食事をしているうちに最後の停車駅ザンクト・ペルテンSt. Pöltenも過ぎ、ようやく定刻の8時40分過ぎにウィーン西駅Wien Westbahnhofに到着。

インスブルックからウィーンまでのレールジェットのルートを地図で確認しておきましょう。


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何度目のウィーンでしょう。我が街って言ったら言い過ぎですが、なんだかとてもよく知っている街にきたようでほっとします。西駅も工事中ですが、なにやらかなり工事が進んだようで、駅の中の移動が楽になりました。この駅からはUバーン(地下鉄)に乗って、ホテルに移動します。途中、シュテファンズプラッツStephansplatzでU3からU1への1回の乗り換えがありますが、無事にホテルの最寄駅ケプラープラッツKeplerplatzに到着。

エレベーターで上に上がると少し通りは暗くなっています。初めてのところなのでまさに右も左も分らない状態。地図を見ながら茫然と佇んでいると、アジア系の人が近寄ってきて、地図を見せてみなさいとのことです。思い出しましたが、この人は先ほど地下鉄で隣に乗っていた人。こちらが一生懸命地図を見ていたのを観察していたのでしょう。その人は地図をさっと見ると、自分に着いてきなさいとさっさと歩きだします。悪そうな人ではないのでお言葉に甘えます。道々話していると、この人は台湾出身のかただそうです。同じアジア人を助けようと思ってくれたのかもしれません。お蔭であっという間にホテルに到着。ありがとうの握手をして別れました。ダンケ・シェーン! 

このホテルはオーストリア・トレンド・ホテル・ファボリタ(AUSTRIA TREND HOTEL FAVORITA)です。一応、4つ星ホテルです。このホテルには長逗留、6泊します。
ホテルはとても大きなホテルです。ホテルの前には大型観光バスが停まっています。この後、滞在中いつも観光バスは停まっていました。団体ツアーによく利用されるホテルのようですね。

ホテルにチェックイン。レセプションカウンターも広いです。


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ロビーも広く、宿泊客で賑わっています。


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その後も大勢の宿泊者がいましたが、さすがに日本人は少ないようで、そのためか、しっかりsarai達を覚えてくれていて、ホテルに戻るたびにルームナンバーを言う前にさっとsaraiの鍵を渡してくれました。立派なホテルマン(若い可愛い女性です)ですね。

さて、自分で荷物を持って、長い廊下を通って(本当に大きなホテルなんです)、お部屋に到着です。部屋は、これといった特徴はありませんが、何も問題はなく満足できる部屋でした。バスタブもありました。さて、ここで部屋の写真をUPしたいのですが、実はその写真がないのです。6泊もするので、写真はいつでも撮れると思うのがミスの原因ですね。残念!
代わりにせめて部屋の窓からの眺めを見てください。ホテルの中庭のようなところが見えます。カフェテラスもありますね。


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さて、まずはお決まりのインターネットの接続です。が、どうにもインターネットが繋がりません。無線LANの接続まではうまくいきますが、ホテルのホームページでのログインが分かりません。部屋から電話でレセプションに聞いていたら、レセプションの女性が業を煮やして、いいから受付につながりかけたPCを持ってきなさいとのこと。はいはい、仰せに従いましょう。その結果、要はドイツ語のホームページにログインのボタンがあり、それをクリックするだけでした。saraiには、ドイツ語のページがよく分からないので、英語のページを見ていたのが悪かったようです。英語のページにはログインのボタンがありません。分かってしまえば何でもないことですが、英語のページにもボタンぐらい用意してくれれば、こんなトラブルがなくなるのにね。
ネットはようやく繋がったので、安心して今日はゆっくりと休みましょう。しばらくはウィーンに滞在します。

明日からの8日連続、計9回のオペラ・コンサートに備えます。しばらくはウィーンに滞在です。


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この記事へのコメント

1, Njegusさん 2011/05/11 10:04
saraiさま
4月16日ガスタイク・フィルハーモニーではフォワイエが広すぎ、お目にかかれず失礼致しました。私共はウィーン(8泊)、ミュンヘン(2泊)どちらもインターシティホテルに泊りました。無料市内交通券を呉れますし、西駅、中央駅直近なのでなにかと便利です。朝食も良かったです。話は変りますが、来年2月末~4月初めパリオペラ座(ガルニエ)でDie lustige Witweがドイツ語で上演されますね。他劇場の2011/12スケジュールが出揃ったら、久しぶりにフランスを含む旅を計画してみようかと考えています。ではお元気で。

2, saraiさん 2011/05/11 15:15
Njegusさん、こんにちは、saraiです。

ウィーンでは初めてお言葉を交わせて、楽しい時間を持てました。ガスタイクではもちょうど反対側に座っていたのでお話できませんでしたが、手を振りあえてよかったです。
次の旅はまず、この旅の清算が終わってから計画です。そろそろ、オペラやコンサートのチェックにはいらないと、チケットが入手できませんね。ガルニエのメリー・ウィドウといえば、昔TVで放映されたマッティラとスコウフスの素晴らしい公演がありましたね。いまだにあれを越えるものは見たことがありません。
では、また。

3, Njegusさん 2011/05/11 22:06
saraiさま
度々で恐縮です。1997年パリオペラ座のMattilaのメリー・ウィドウのすばらしさはYouTubeでも一部が見れますね。来春の公演ではハンナがSusan Graham、ダニロは前と同じBo Skovhus(2008年のフォルクスオーパー公演もSkovhusでした)、ツェータ男爵は何とHarald Serafinさんのようですね。なんとか観たいものです。

4, saraiさん 2011/05/12 00:43
Njegusさん、こんばんは、saraiです。

なかなかよいキャストなのですね。スーザン・グラハムはメゾソプラノですが、ハンナを歌うんですね。ヴィリヤの歌は苦しいかもしれませんが、すべては「唇を閉じて」の場面でのロマンチックさが出せるかにかかっていると思います。演技力ですね。セラフィンさんは見物でしょう。早めにチケットを手配すると何とかなるのでは。健闘を祈ります。

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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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