旅の17日目です。
そして、ミュンヘン2日目です。久しぶりに、雨の心配のない青空が広がっています。
ミュンヘン郊外のお城に出かけるには最適のお天気ですね。ミュンヘンのお城と言えば、ニンフェンブルク城Schloß Nymphenburgが有名ですが、これは以前行ったことがあるので、まだ行ったことのないシュライスハイム城Schloss Schleißheimに行ってみましょう。
ちゃっちゃと朝食をすませて出かけたいところですが、saraiはまたまた朝寝坊しました。でも、なんとか朝食の時間には間に合いました。
さて、朝食は、プチホテルということもあって、ごくごく一般的なメニューです。

あら、暖かい卵料理がないね・・・と思いながら食べていると、ゆで卵を食べている人がいます。どこにあるのかと探していると、ここよとレストランのお姉さんが教えてくれます。なんと、ニワトリの形をしたぬいぐるみの中に入っています。お茶目!
この朝食レストランは広くはありませんが、窓も大きく、明るくて綺麗なレストランです。

朝食を終え出かけますが、ミュンヘンの交通システムのチケットの買い方が少し難しいんです。ホテルのレセプションのお姉さんに聞くと、それは難しいから駅員さんに聞いたほうがいいわというお答です。それはそうですが・・・。
今日乗る電車は郊外電車Sバーンです。マリエンプラッツ駅Marienplatzの駅員さんに同じ質問をすると、英語があまり分からないから別の窓口に行ってねということ。ちゃんとした切符販売の窓口で聞くと、やっと明快なお答が得られました。今回3日間乗り放題の市内交通のチケットを買っていましたが、今日行く目的地のオーバーシュライスハイムOberschleißheimは市内のゾーン外で、通常2ゾーン券を買う必要があります。この場合、私達はさらにどんなチケットを買い足す必要があるのかという質問だったんです。
どうしてそんなに神経質になっているかと言えば、ドイツ国内は車内改札が厳格で、無効なチケットしかないととんでもない違反金を取られるからです。質問の答は1.2ユーロの短区間チケットを買えということでした。あとで交通地図をよく見ると、目的の駅は市内ゾーンから1つはみ出した駅でした。短区間チケットというのは2駅間までに有効なチケットです。よ~く意味がわかりました。教えられたチケットを買ってSバーンに乗ったんですが、結果的に車内改札はなかったので苦労は空振りです。マリエンプラッツ駅からオーバーシュライスハイム駅まではS1に乗って24分で、市内の密集した建物のあるところから緑あふれるところに脱出です。ここに今日の訪問するシュライスハイム城Schloss Schleißheimとルストハイム城Schloss Lustheimがあります。
マリエンプラッツ駅からオーバーシュライスハイム駅までのルートを地図で確認しておきましょう。

シュライスハイム城には古い城のアルテス・シュロスAltes Schloss Schleißheimと新しい城のノイエス・シュロスNeues Schloss Schleißheimの2つがあります。主たるお城はノイエス・シュロスでマックス・エマヌエル選帝侯の美しいバロックのお城です。
駅からお城へはバスも出ていますが、お天気もよく歩いて15分という表示が出ているのでぶらぶら歩くことにします。駅からお城までは1本道で、道沿いはきれいな住宅街です。どの家もとてもよくお庭が手入れされていて、花々が美しく咲いています。

美しい庭と綺麗な家、羨ましい! それに道と庭の間には塀も柵もありません。美しい街です。

イースターも近いので、色とりどりの卵が吊り下げられている木もあります。配偶者は大喜びで、パチパチ写真を撮っています。

道は気持ちのよい水路にぶつかります。

ここを左に折れて、水路沿いに進みます。

しばらくして水路を右にわたると、お城に到着です。
アルテス・シュロスとノイエス・シュロスは向かい合って立っています。
アルテス・シュロスは可愛いお城で前庭には花々が植えられています。

ノイエス・シュロスは巨大なお館です。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

まずはこのノイエス・シュロスを見学。入場券は1人8ユーロです。

内部はだだっ広い空間が広がっています。大理石をふんだんに使った贅沢な造りです。

そこは美術館にもなっていて膨大な絵が展示されています。

見ものは2階への巨大な階段です。大理石と白い漆喰の彫刻で飾られた空間に1歩足を踏み入れると、思わず驚嘆の叫びが口を出ます。大きくて美しく圧倒される・・・そうとしか表現できません。

はるか上方のドームには美しい天井画も描かれています。

2階には実に広大で美しく、贅沢なホールがあります。

もうしばらく、この豪勢なシュライスハイム城を鑑賞しましょう。
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