ニュルンベルク中央駅Nürnberg HBFはなかなか大きく立派ですね。
今日はバイエルンチケットを購入します。バイエルンチケットは実に便利なチケットで2等席なら、バイエルンの中を1日乗り放題。しかも1枚のバイエルンチケットで2人とも乗ることができます。今日はこの格安チケットでローテンブルクRothenburg ob der Tauberを経てヴュルツブルクWürzburgまで行きます。ローテンブルク、ヴュルツブルクと言えば、ドイツ・ロマンチック街道を代表する街ですね。

これが購入したバイエルンチケット。29ユーロです。

エレベーターは各ホームの一番端っこに設置されているので、少し歩かされますが、エレベーターがあるだけでも有り難いです。楽して22番線のホームに出られます。

定刻に13時21分発のアンスバッハANSBACH行きの列車が入ってきます。ローテンブルクへは2回乗り換えして行くことになります。バイエルンチケットですから2等車にしか乗れませんが、そもそもローカル線なので1等車は付いていません。もうすっかり見慣れたバイエルンの景色の中を50分ほど走り、乗換駅アンスバッハに到着。

乗り換え時間は7分。到着したホームの反対側に電車がいますが、saraiの情報では乗り換えホームは隣のホームのはずですからこの電車ではありません。急いで移動しなければいけません。もちろんエレベーターなどはありません。荷物をガッと持ち上げて階段を降りようとすると、なんと階段横に小さな荷物運搬用のベルトコンベアーが付いているではありませんか! これこれ、これですよ。どこでもこれを付けてくれるといいのにね。saraiはさっさと楽ちんで降りて行きます。配偶者もこのベルトコンベアーに荷物を乗せようとしていると若い駅員さんが通りかかり乗せてくれます。しかし、このベルトコンベアーが結構速いんです。配偶者がキャーと可愛い声を出すと、若い駅員さんが下まで運んでくれます。感謝です! ところが、悲しいことに隣のホームへ上がるベルトコンベアーは壊れています。結局ヒーヒー言いながら持って上がります。なんとか無事ホームに到着しホッとしていると、おばさんの駅員さんが、どこに行くの?と聞いてきます。次の乗換駅シュタイナッハSteinachを告げると、その電車はあれよ!と、さっき着いたホームの反対側に停まっていた電車を指さします。エェェェ! 配偶者がsaraiに勘弁してよって言いますが、それはsaraiとて同じです。またまた、元のホームに移動します。いつ出発してしまうか分からない(こちらはベルもアナウンスもないですからね)ので、必死で荷物を持って階段を下りて上って、無事乗車します。まもなく列車は出発です。すぐに車掌さんが検札に来ます。お互い顔を見るなり、大爆笑です。その車掌さんは、さっき配偶者の荷物をベルトコンベアーで運んでくれた人です。

20分ほどで次の乗り換えです。ここの乗り換え時間は4分。同じ失敗は許されません。いよいよ、乗換駅シュタイナッハに到着です。

乗換駅シュタイナッハに着くと、同じ乗り換えの人がそれなりにいて心配するほどのことはありません。ここは、上りも下りもベルトコンベアーは動いていません・・・(あるのに!)。
この電車でようやくローテンブルクに向かえます。途中の沿線では、やたらソーラーパネルの家や倉庫?が目立ちます。日照時間が長いのでしょうか。

結果的には無事に2回の乗り換えをこなし、トータル1時間半ほどでローテンブルクに到着です。
ニュルンベルクからローテンブルクまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。

荷物をコインロッカーに預けて、街をうろつきましょう。
コインロッカーは降りた電車の目の前にあり、そこそこ空いています。狭いロッカーに何とか荷物を押し込もうとしていると、親切なおばさんからそのロッカーは使えないよというアドバイス。使えるのはここだよと指差しているのは最上段のロッカーです。そんなところにはとても荷物を持ち上げられないし、どうしてそこしか使えないのかがよく分かりません。怪訝な顔をしていると、おばさんは英語のしゃべれる人を連れてきて説明してくれます。それでも状況はよく分かりません。おばさんがいなくなったのを見計らって、隣のロッカーに移動して空いている所に荷物を押し込み、コインを入れてロックしようとしましたが、入れたコインがそのまま出てきてしまいます。ああ、こういうことだったのね。故障しているロッカーのことをおばさんは知っているのでしょう。ことここに至り、観念しておばさんが教えてくれた最上段のロッカーに、2人力を合わせて荷物を押し上げます。

ところが、今度はコインを入れても、どう回してもキーが回らず、キーが抜けません。

そこへ、またまたおばさん登場。おばさんが、がちゃがちゃとやった挙句にロッカーをど~んと叩くと、なんとコインが落ちる音が・・・。コインが投入口の中で詰まっていたんですね。そして、おばさんはおもむろに抜いたキーを渡してくれます。このおばさんのお蔭で、故障だらけのコインロッカーを何とか利用することができたんです。でも、このおばさんは一体何者なんでしょう。
さあ、街に出かけましょう。ローテンブルクの旧市街地は駅から歩いて10分もかかりません。まず、駅前のバーンホフ通りBahnhofstraßeを左の方に進みます。

その後、右折して、アンスバッハー通りAnsbacher Straßeをまっすぐに歩くと、えらく古びた小さな城門が見えてきます。

これがレーダー門Rödertorです。

なんと情けない門なのだろうと思っていると、それは外側の城門で内側には立派なレーダー門とそれに続く城壁があります。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

さあ、この城門をくぐって、ローテンブルクの旧市街地にはいりましょう。
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