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ブダペスト・ウィーン・ドレスデンの旅を開始~羽田空港からブダペストに出発

2013年5月31日金曜日~6月24日月曜日@ハンガリー~オーストリア~ドイツ~チェコ~オーストリア

2013年2回目のヨーロッパの旅の詳細編を開始します。現地からも日々レポート済みですが、今度は多くの写真とともに旅の詳細を書いていきます。

4月の長~い旅(2013年4月3日~2013年4月26日)から戻ってまだまだ時差ボケ中かという感じの中、またまたヨーロッパ遠征に出かけます。
出発は2013年5月30日の深夜(正確には5月31日の早朝)です。
ブダペスト⇒ウィーン⇒ミュンヘン⇒ドレスデン⇒プラハ⇒ウィーンと移動しながら、19のコンサートをこなすといういつも以上の音楽三昧の旅です。
最大のハイライトはドレスデンのゼンパーオーパーの楽劇《薔薇の騎士》です。このところ、毎年ヨーロッパで《薔薇の騎士》を観ていますが、今度は決定版とも言えるものです。何と言っても、ティーレマンが指揮して、ガランチャがオクタヴィアンを歌い、シュヴァネヴィルムスが元帥夫人を歌うというスーパーキャストです。この公演を観るためのドレスデン訪問を旅の真ん中に置き、前後をウィーンでの音楽三昧にした音楽尽くしの旅です。
ウィーンからドレスデンの往復の途中でミュンヘン、レーゲンスブルク、バンベルク、プラハに立ち寄り、鉄道の旅も楽しむという趣向にします。

まずは旅のルートを地図で確認しておきましょう。

羽田空港から出発して、フランクフルト経由でハンガリーのブダペストに到着。
2日後には鉄道で、ウィーンに移動。
お決まりのウィーンで音楽三昧。
次はドレスデンに向けて、鉄道で移動。
途中、ミュンヘン、レーゲンスブルク、バンベルクに立ち寄ります。
ドレスデンで音楽三昧。
また、ウィーンに向けて、鉄道で移動。
途中、プラハで音楽と美術を楽しみます。
最後はウィーンで音楽の総仕上げ


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さあ、出発です。旅のスタートは、4月の旅と同様に今回も羽田発の深夜便です。ゆっくり家の片付けをし、お風呂に入り、近所の回転寿司で夕食をすませて、夜遅く家を出発します。遅い時刻でも京急の羽田空港行きがあるので便利です。
羽田空港に着くと、もう夜遅いのに大変人が多く混雑しています。やはり成田空港に比べて電車でのアクセスが便利だからでしょうね。かくいうsaraiも、交通至便な羽田空港からの出発を選択しました。

まずは両替です。既に電話で予約済みなので、依頼した通貨がパックされています。が、ユーロだけでなくハンガリーのフォリントとチェコのコルナまであるので、確認作業が大変。随分と手間取ります。それにしても、このところのユーロ高には参ります。


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両替が完了して、今回も利用するANAのカウンターに向かいます。Webチェックイン済みなので荷物を預けるだけなのですが、大変な行列でびっくり。


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仕方なく行列の最後尾につこうとすると、空港スタッフのお姉さんが回って来て、裏側のカウンターは空いているのでそちらを利用してほしいと貴重なアドバイス。実際、裏側のカウンターに行ってみると、Webチェックイン済みの荷物預けのカウンターは誰も並んでいなくて、すぐに手続き完了になります。
この後さっさと出国手続きを終え、免税店で友人へのお土産のたばこを購入すると、もう出発を待つだけです。深夜1時発のANAのフランクフルト行NH203便の搭乗ゲート前で搭乗待ちです。まだ出発まで2時間ほどもありますが、搭乗待ちの人で一杯です。


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窓からは出発準備中のANAのB777の姿が見えます。本来は最新鋭機B787の初搭乗になる筈でしたが、B787の度重なるトラブルで機材変更になりました。新しもの好きのsaraiとしてはとても残念。


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ようやくANAのフランクフルト行の航空機への搭乗が始まります。優先搭乗のアナウンスに続き、優先搭乗の方が大勢いらっしゃるのでエコノミーの方は座ってお待ちくださいとのアナウンス。珍しい案内ですね。実際に我々エコノミーの搭乗が始まると、列は短くてあっという間に搭乗完了。よっぽど優先搭乗の方が多かったようです。
機内はほぼ満席です。それに、小さな子供連れの若いご夫婦が目につきます。何か理由があるのでしょうか。
saraiの席は、いつもの指定席の後方の窓際2人掛けシート、すなわちラブラブシートです。エコノミークラスですが、気兼ねなく配偶者と2人だけのフライトを楽しみしょう。
ところが今日は雨模様で気流も悪く、上昇中はもちろん、上昇後もよく揺れます。これはもう眠るしかありませんね。それでも、もう深夜2時近くですが、飲み物とサンドイッチが配られます。白ワインを飲んで、睡眠薬を飲むと一気に深い眠りに陥ります。でも、離陸後安定飛行に入るまでの時間を利用して、ちゃんとIPODでハイティンク指揮ウィーン・フィル演奏の幻想交響曲を予習のために聴きます。これでやり残していた予習も完了。saraiと配偶者の深い眠りの中、ANA機はヨーロッパに向けて、まっしぐらに飛行していきます。


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フランクフルトを経由して、ブダペストに到着。

2013年5月31日金曜日@ブダペスト/1回目

旅の1日目です。ロシア上空を通り過ぎていきます。

羽田空港発のANAのフランクフルトFrankfurt行深夜便に乗ってぐっすりと眠り込んでいます。幼児の甲高い声で目覚めると、既にフィンランド近くです。それに、窓の外が明るいです。前回の4月の同じこの深夜便のときは、ずっと真っ暗闇の中の飛行でした。2カ月ほど経った今日は確かに夏至まで1ヶ月ありません。北極圏は白夜の季節になったんですね。薄明りの中を飛んでいたようです。それでも、だんだんとまだ目覚めていないヨーロッパ大陸が近づくと薄暗くなっていきます。

機内が強制的に明るくなり朝食が配られます。定番の和食のお弁当と洋食のオムレツです。
これが和食です。


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これが洋食です。


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ペロリといただきます。saraiは、根性で映画(ストロベリーナイト)を1本見ながら食事です。
やがてヨーロッパの空も明け始めます。雲が美しいバラ色に染まります。


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30分後には明るい朝の空になります。


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がさごそと到着の準備が始まります。フランクフルトFrankfurtは雨。分厚い雨雲の中を風に煽られながらも見事に着陸です。定刻の到着です。
フランクフルト・マイン国際空港Flughafen Frankfurt Mainは、かってマルタMaltaからウィーンWienへの乗り換えで走り回った空港。その走り回ったことも今では懐かしく思い出しながら、乗り換えのターミナルに移動します。予定通り、余裕の乗り換えです。かってのトラブルのお蔭でこの空港は熟知していますからね。ここでトランジットしてブダペストBudapestに向かいます。本来の目的地はウィーンですが、航空運賃を安くするために出発日を金曜日から木曜日に1日繰り上げました。おかげで旅のスケジュールに余裕ができたので、飽きるほど滞在しているウィーンに直接行くことはやめて、ブダペスト経由で行くことにしたんです。ブダペストに2泊して、鉄道でウィーンに入ります。このプランは配偶者のアイディアです。ブダペストは実に23年ぶり、2回目の訪問になります。前回は、パッケージツアーでウィーンからバスでの日帰り旅でした。生まれて初めてのヨーロッパ訪問の折のことで、今回は実質初めてのブダペスト訪問みたいなものです。ですから、右も左も分からない状態になるでしょう。

フランクフルト空港では、ネットしながらブダペスト行の搭乗を待ちます。ブダペスト行はルフトハンザ航空の便です。ルフトハンザの待ち合いエリアには、セルフサービスの飲み物が用意されています。他の航空会社も見習ってほしいですね。


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配偶者はココア、saraiはコーヒーを飲みながら、今回の旅のために新たに購入したタブレットを使って旅便りを書きます。


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さて、この乗り換えで残念なのは、前の飛行機でもらったワインや水も持ち込めず手荷物検査で没収されるということです。手付かずのものを捨てるのは気が引けるので機内に放置してきましたが、何とかならないかしらね。
飛行機へはボーディングブリッジ利用ではなく、バスでの移動です。フランクフルトからブダペストへの便はマイナーな路線なのでしょう。それでもバスは満員。


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雨の中を移動し、かわいい飛行機(エアバスA320)に乗り込みます。バスからタラップへは雨に濡れないように急いで駆け込みます。


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飛行機に乗り込みますが、機外はひどい天候です。


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ルフトハンザ機は悪天候の中、軽々と飛び立ちます。
出された機内食にビックリ。パックされた生リンゴのカットと飲むヨーグルトです。これは初めてです。こんなのもありかなと思いますが、微妙です。saraiは、前の飛行機(ANA)でもらった機内食のサンドイッチも一緒に食べます。


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ルフトハンザ機は分厚い雲の上を飛びます。雲の上は青空です。


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あっという間に、ブダペスト上空。雨との予報でしたが何とか晴れてます。晴れ女の配偶者は、どや顔。


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眼下に川が見えます。ドナウ川Donauでしょう。1ヵ月前にドナウ川を見ながら帰国の途につきましたが、また戻ってきました。


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空港はかなり街から離れているのでしょうか。高い建物はなく、森と草原のなかに可愛い家が立ち並ぶ中に着陸です。空は雲に覆われていますが、雲の隙間から青空も顔を見せています。


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ブダペストのリスト・フェレンツ国際空港Budapest Liszt Ferenc nemzetközi repülőtérは実にコンパクト。saraiが日本の小さな地方空港みたいと配偶者に言うと、配偶者はどう反応していいのか分からず苦笑しています。ターンテーブル前で待ちますが、なかなかカバンが出てきません。


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かなり待たされて、無事にゲット。さあ、出かけましょう。
まずは、空港内のショップで公共交通機関のチケットを購入しておきましょう。


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ところがここには購入したかった24時間チケットがなく、とりあえず1回券を購入します。1枚350フォリントです。


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空港には鉄道は来ていないので、200E番のバスで最寄りの地下鉄の駅に移動です。空港ビルを出てバス停を探します。


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この辺りのようです。


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すぐに200E番のバスが来ます。


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ようやく空港から移動開始です。


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ブダペストの2日間:空港からバスと地下鉄を乗り継ぎ、ホテルに到着。

2013年5月31日金曜日@ブダペスト/2回目

ブダペストBudapestの空港から市内へ向かいます。時間はまだ朝の10時前です。まずは200E番のバスで終点クバーニャ・キシュペシュトKőbánya-Kispestまで行き、そこで地下鉄に乗り換えます。バスにはすぐに乗り込めます。そんなに混み合ってはいません。


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バスは空港のフェンス沿いに走ります。色んな飛行機が見えます。


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空港を離れると、だだっぴろい草原の中を走ります。


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20分ほどで終点クバーニャ・キシュペシュトに到着。バスから降りた人達がぞろぞろ歩いていくので、後ろから付いていきます。すぐに地下鉄の駅に到着です。駅自体はなかなか大きくて立派なのですが、何だか表示が少なく分かりづらいです。いろいろ悩みながらもようやくホームも分かりホームに移動しようとすると、駅の係の人からチケットの提示を求められます。改札みたいなものですね。プダペストはチケットのチェックが厳しいから気を付けるようにとの注意が観光案内書に書かれていますが、乗る前にチェックがあれば不正はあり得ませんね。既にバスのドライバーから24時間乗り放題チケットを購入済みなので、それを提示するとサンキュウって言われました。これがその24時間チケットですが、購入した際、ドライバーが日時をきちんと手書きしてくれました。自分で書かなくていいので楽ちんです。料金は一人1650フォリント、日本円で800円くらいです。安いですね。


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ホームに行くと、既に電車がいます。電車を見てビックリ! ハッキリ言ってオンボロです。


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電車のドアが閉まっていて、誰も乗ろうとしません。さてはホームを間違えたのかと思い、慌てて乗り換え階段に向かいます。


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駅員さんらしき人に確認してみると、やはりこのホームでいいみたいです。やがて乗るべき電車がやってきます。もちろん、オンボロ電車。


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無事に乗車して、そろそろ出発です。この路線は地下鉄M3で、ブダペストの街の中心を通る路線です。この駅が始発駅です。隣のホームに停車している電車はこの駅に到着した電車でいったん車庫入りして、折り返し運転になる模様。


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電車が走り出してまたまた驚くのは、各駅のホームに駅名が書かれていないこと。途中から地下にもぐるので、ますます分かりづらいです。間違えないように駅に着く度に指折り数えて11番目の駅で下車。これがホテルの最寄り駅の筈です。


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ここでもビックリです。駅の内装が木造! 昭和時代中期の駅みたいです。壁面をよくよく見ると、駅の名前アラニ・ヤーノシュ通りArany János utcaも書かれています。非常に見にくい表示です。


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地下ホームから地上に上がるエスカレーターの前で足が止まります。ものすごいスピード。正直?怖いです。何とかタイミングを合わせて、無事に地上へ。駅の外に出て、ホテルへの方向を見定めます。まったく土地勘がありませんからね。写真に写っているお店は日本で言うとツタヤのような書籍、CD、DVDの販売やレンタルをしているお店のようです。


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古い石造りの建物が立ち並ぶ通りをホテルへ向かって歩きます。歩道は石畳なので、キャスター付きのスーツケースを引っ張るのはなかなか大変。ホテルまでは7~8分ほど歩きます。ホテルに近づくと、この辺り特有のポツポツシャワーのような雨が降り始めるので、急いでホテルに駆け込みます。

ホテルまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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今朝のブダペストは時折、日も差す天気ですが、ざーっと雨粒が落ちてくる不安定さがあります。温度はちょっと低めです。配偶者はホテルに到着後、厚着をしようとのこと。
まだ昼前ですが、ホテルはチェックインでき、部屋に入れるようです。これはラッキーです。


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今日泊まるホテルは、街の真ん中にある便利のいいホテルBest Western Premier Hotel Parlament Budapestです。
このホテルは、何とも今風なおしゃれな内装でまたまたビックリ。ブダペストは驚かされることばかりです。外観は古風な造りです。


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チェックイン後ロビーを進んでいくと、地下にお洒落なカフェスペース発見。朝食はここでいただくようです。いやはや、なかなかのホテルのようです。宿泊料は朝食込みで2人で約12,000円なので、saraiの基準、1泊1万円は超過していますが、ロケーションとこの内装を考えれば、まあ、リーズナブルですね。


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お部屋は、マジャール風の刺繍を施したベッドカバーなどで飾られて、とっても素敵です。


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デザインホテル風の綺麗な内装です。


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薄型液晶TVと使いやすそうなデスク。なかなかよろしい。


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バスタブもあるしね。これは事前にEメールで依頼しておきました。


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窓から見える通りの向かいの建物は、伝統的な美しい建物です。


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視線を右に移すと、いかにもハンガリー風と思える建物が見えます。


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ホテルの部屋で早速ネットにアクセスします。そして、日本の音楽のお友達からの嬉しいEメールを受取ります。今秋のティーレマン指揮ウィーン・フィルのベートーヴェン交響曲チクルス(既に2013年11月に聴いたものです)のチケットが取れたとのことです。今朝の発売開始時刻にはsaraiはフランクフルトに向かう飛行機の機内で、チケットを予約することが不可能なので、代わりにチケットの予約をお願いしてあったんです。いつも良き友に助けてもらっているsaraiです。

Eメールを読んでウキウキ気分でホテルからブダペストの街に繰り出します。旅の始まりはとても順調です。


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ブダペストの2日間:西駅で散々苦労の末、ウィーンへの鉄道チケット受け取り

2013年5月31日金曜日@ブダペスト/3回目

ブダペストBudapestの街歩き、開始です。ホテルを出て、広い表通りバイチ・ジルンスキー通りBajcsy-Zsilinszky útに出ます。大きな建物が立ち並ぶ立派な通りです。


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まずは、明後日のウィーンWienへの列車の予約済みチケットを受け取ってきましょう。ネットでブダペストからウィーンまでの超格安チケットを購入しましたが、自宅のプリンターでのチケット印刷のサービスはなく、ハンガリー国内の鉄道駅の端末での受け取りということなんです。これはもちろん初体験なので、早目に受け取りを済ませておきたいですね。ホテルの近くのブダペスト西駅Budapest-Nyugati pályaudvarへ歩いて行きます。これまたビックリの駅です。それはそれは古い建物ですが、外装は立派です。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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通りを隔てたところから建物を撮影しようと思い、なるべく下がってシャッターを切りますが、とても全体は写せません。


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プラットホームを覆うガラスと大鉄傘の構造物の両脇に重厚な建物が建っています。これは右側の建物です。


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もう少し下がって何とか左側の建物全体と右側の建物の半分ほどが撮影できます。これくらいが限界です。巨大な駅ですね。


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通りを渡って駅の構内に入ります。これが大鉄傘に覆われたプラットホームです。ホームに停車している電車は古い電車ばかりです。


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右側の大きな建物の中に入ります。内装は木造です。重厚で、とても立派です。が、肝心のチケット発券機が見つかりません。ここは国内線のチケット窓口ですから、ここではなさそうです。


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それにしてもこの建物は天井も高く、広々として立派です。


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チケット発券機を探して、次に続くスペースに移動します。


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小さな待合室があります。


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国際線のチケット窓口を発見。チケット発券機は見当たりませんが、きっと窓口でも対応してくれるのではないかと思います。


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しかし、その期待は見事に裏切られ、チケット発券機を使えとの指示です。どこにあるかと聞くと、通りに出たところにあるとのこと。しかし、探し回りますが一向にそれらしい機械が見当たりません。ウロウロ歩きまわった末に、ようやく駅の隅っこに発見。さっきのプラットホームの向かって左端の壁に設置されていました。それも1台だけです。この広い駅で見つけるのは難しいですね。この駅にはインフォメーションも見当たりません。旅人に優しい駅とは到底言えません。さて、ようやく見つけた発券機ですが、チケット発券機を前にして操作方法が分かりません。見かねたらしく、後ろに並んだお姉さんが操作方法を教えてくれて、無事にチケットをゲット。結果的には単に予約番号を入れるだけのことです。


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きっちりチケットの内容を確認します。どうも大丈夫のようです。


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これが苦労して入手した貴重なチケットです。ブダペスト東駅Budapest Keleti pályaudvarからウィーン西駅Wien Westbahnhofまで、セカンドクラスの指定席チケット2名分で7930フォリント(日本円で3500円くらい)です。凄く安いですね。


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チケットを入手したところで、落ち着いてホームの様子を眺めます。やはり、ハンガリーの電車は古くてオンボロに見えます。


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次々にチケット発行機には人がやってきます。迷わずに見つけているので現地の人でしょう。


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ホームの構内にはショップが並んでいますが、何とも古風なショップ。懐かしささえ覚えてしまいます。


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ホーム自体は列車の発着表示板も含めて、とても立派なんですけどね。


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駅に隣接する建物で人だかりのしているお店があります。人がぞろぞろと入っていきます。


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とても大規模で立派なコーヒーショップです。


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外で看板を確認するとMcCafeです。


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駅での用事も済んだので、今日の一番の目的であるブダペスト西洋美術館Szépművészeti Múzeumに向かいます。


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ブダペストの2日間:西洋美術館で絵画鑑賞の前にブダペスト随一の高級レストラン・グンデルでランチ

2013年5月31日金曜日@ブダペスト/4回目

ブダペスト西駅Budapest-Nyugati pályaudvarで無事にウィーンへの鉄道チケットを受け取り、ここから徒歩と地下鉄で英雄広場Hősök tereにある西洋美術館Szépművészeti Múzeumに向かいます。
まず、大環状通りのテレーズ通りTeréz körútを歩きます。これまた立派な通りです。西駅の先には、左手に広々とした広場があり、素敵なカフェも見えます。


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少し歩くと、アンドラーシ通りAndrássy útと交わる交差点オクトゴンOktogonに着きます。ここからアンドラーシ通りを右の方に進むと国立オペラ劇場Magyar Állami Operaházです。今夜はここでオペラを見る予定です。今はアンドラーシ通りを左にまっすぐ進み、英雄広場にある西洋美術館に向かいます。歩くと結構遠そうなので、ここからは地下鉄M1に乗ることにします。オクトゴンの交差点で地下鉄の入り口を探しますが、なかなか見つかりません。通りかかった女性に訊いてみると、何と10mくらいのところに入り口があります。近くでも入り口だということが分かりませんでした。ともあれ、感謝です。地下に下りてホームに向かおうとすると、例によってチケットのチェックがあります。24時間チケットを見せて、OKです。


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英雄広場方面行のホームで電車を待ちます。この路線M1は、ヨーロッパではロンドンの地下鉄に次いで2番目に古い地下鉄です。英雄広場はここから4番目の駅です。途中の2番目のコダーイ円形広場駅Kodály körönd近くには、ハンガリーの有名作曲家ゾルタン・コダーイの元住居が記念博物館として公開されています。行ってみたいのはやまやまですが、滞在2日のスケジュールでは時間的に無理です。もっとも本来は大好きなバルトークの記念館を訪れたかったのですが、これはかなり離れたところにあるようで、今回は泣く泣くパスします。


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駅のホームの端に不思議なものが見えます。木製の戸棚のようにも見えますが、まさかね。一体、何でしょう? 単に装飾だということはないと思いますが・・・。


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やがて、電車が到着。結構混んでいますね。


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英雄広場駅Hősök tereに到着。地上に出て少し進むと英雄広場が見えてきます。昔見たときの印象のままです。


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目を左に転じると、西洋美術館のギリシャ神殿風の重厚な建物が見えます。素晴らしいコレクションが揃っているようで、楽しみです。


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西洋美術館の正面まで行きますがもう昼時です。絵画鑑賞の前にまずは腹ごしらえ。


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料理も雰囲気も最高峰といわれるレストランのグンデルGundelに行きます。ちょっと贅沢ですが、英雄広場に最も近いというのが選択の理由です。あまり遠くまで移動するとまた戻ってくるのが大変ですからね。レストラン・グンデルは西洋美術館のすぐ裏手にあり、簡単に見つかります。


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ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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正面の入り口からは入れないので、右横にある庭の入り口から入ります。


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レストランの庭は美しいテラス席になっていますが、雨模様で小寒いので、まったく無人です。


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庭に面した立派な入り口から入館します。さすがに一流レストランの佇まいです。


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お店に入ると、確かに評判通りです。窓際の落ち着いた席に案内されます。さて、メニュー選びの難関です。飲み物は、ハンガリー産のリースリンクで決まり。ソムリエが持ってきてグラスに注いでくれ、味を確認。もちろん、問題なく美味しいです。ボトルのラベルを写させてほしいと言うと、もちろんOK。2011年のグンデルのラベルが貼ってあります。


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と、ミネラルウォーターのラベルも写すかと給仕の人がビンを差し出し、大爆笑。せっかくのご好意(ジョーク?)をお受けしましょう。これもよく冷えた美味しい水です。


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ハンガリー産のワインとミネラルウオーターのグラスが並びます。壮観ですね(笑い)。


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この給仕の人がなかなかよいアドバイスをしてくれます。フォアグラ各種の盛合せを二人でシェアしてはどうかとのこと。フォアグラはハンガリーの名物です。是非食べてみたかったので、かなり高価ですが頂きましょう。2人でシェアしますが、9900フォリントです。約5千円。まあ、1級のフォアグラとしては格安ですけどね。


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合わせて、ホワイトアスパラのスープと赤かぶのスープもオーダー。
料理のオーダーも終えて、落ち着いたところでレストランの内部の様子を観察します。高級レストランの中はお昼時でもがらがらです。と、一番奥のテーブルの声が聞こえてきます。何と日本人のグループのようです。どうやら店内はほとんど日本人の客で占められているようです。驚きますね。


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とても豪華なランチになるようで、料理が出るのを楽しみに待ちます。


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ブダペストの2日間:ブダペスト随一の高級レストラン・グンデルのフォアグラに挑戦!

2013年5月31日金曜日@ブダペスト/5回目

料理も雰囲気も最高峰といわれるレストランのグンデルGundelで豪華ランチをいただきます。

パンをいただきながら、どんなフォアグラが出てくるか、そわそわして待ちます。


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料理の出るのを待っている間、隣のテーブルの見事なセッティングに感動。さすがです。


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まずはスープです。
これは赤かぶのスープです。配偶者がいただきます。


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これはホワイトアスパラのスープです。シュパーゲルはsaraiの大好物ですから見逃せません。


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それにしても食器が豪華ですね。
美味しいスープをいただきながら、窓の外を見やると暖かそうな日差しです。本当に天候がくるくると変化します。


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いよいよ待ちに待ったフォアグラです。こんな本格的なフォアグラ尽しは初めてです。
甘いソースで食すもの、カビの風味、燻製、王道の焼いたものの四種類の盛合せを頂きます。フォアグラ満喫です。


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実はこの旅はフォアグラに縁があるようで、この後また美味しいフォアグラを食べることになりますが、この時点では知る由もありません。

このフォアグラ尽しでsaraiはフォアグラの味が分かったと思います。配偶者はどうもよく分からないという印象のようです。

最後にコーヒーで終わり。旅の始まりを記念する何とも贅沢な食事です。


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さて、この後は最大のイベントの西洋美術館です。かなり力を入れての鑑賞になりますので、乞うご期待です。



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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

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