2013年2回目のヨーロッパの旅の詳細編を開始します。現地からも日々レポート済みですが、今度は多くの写真とともに旅の詳細を書いていきます。
4月の長~い旅(2013年4月3日~2013年4月26日)から戻ってまだまだ時差ボケ中かという感じの中、またまたヨーロッパ遠征に出かけます。
出発は2013年5月30日の深夜(正確には5月31日の早朝)です。
ブダペスト⇒ウィーン⇒ミュンヘン⇒ドレスデン⇒プラハ⇒ウィーンと移動しながら、19のコンサートをこなすといういつも以上の音楽三昧の旅です。
最大のハイライトはドレスデンのゼンパーオーパーの楽劇《薔薇の騎士》です。このところ、毎年ヨーロッパで《薔薇の騎士》を観ていますが、今度は決定版とも言えるものです。何と言っても、ティーレマンが指揮して、ガランチャがオクタヴィアンを歌い、シュヴァネヴィルムスが元帥夫人を歌うというスーパーキャストです。この公演を観るためのドレスデン訪問を旅の真ん中に置き、前後をウィーンでの音楽三昧にした音楽尽くしの旅です。
ウィーンからドレスデンの往復の途中でミュンヘン、レーゲンスブルク、バンベルク、プラハに立ち寄り、鉄道の旅も楽しむという趣向にします。
まずは旅のルートを地図で確認しておきましょう。
羽田空港から出発して、フランクフルト経由でハンガリーのブダペストに到着。
2日後には鉄道で、ウィーンに移動。
お決まりのウィーンで音楽三昧。
次はドレスデンに向けて、鉄道で移動。
途中、ミュンヘン、レーゲンスブルク、バンベルクに立ち寄ります。
ドレスデンで音楽三昧。
また、ウィーンに向けて、鉄道で移動。
途中、プラハで音楽と美術を楽しみます。
最後はウィーンで音楽の総仕上げ

さあ、出発です。旅のスタートは、4月の旅と同様に今回も羽田発の深夜便です。ゆっくり家の片付けをし、お風呂に入り、近所の回転寿司で夕食をすませて、夜遅く家を出発します。遅い時刻でも京急の羽田空港行きがあるので便利です。
羽田空港に着くと、もう夜遅いのに大変人が多く混雑しています。やはり成田空港に比べて電車でのアクセスが便利だからでしょうね。かくいうsaraiも、交通至便な羽田空港からの出発を選択しました。
まずは両替です。既に電話で予約済みなので、依頼した通貨がパックされています。が、ユーロだけでなくハンガリーのフォリントとチェコのコルナまであるので、確認作業が大変。随分と手間取ります。それにしても、このところのユーロ高には参ります。

両替が完了して、今回も利用するANAのカウンターに向かいます。Webチェックイン済みなので荷物を預けるだけなのですが、大変な行列でびっくり。

仕方なく行列の最後尾につこうとすると、空港スタッフのお姉さんが回って来て、裏側のカウンターは空いているのでそちらを利用してほしいと貴重なアドバイス。実際、裏側のカウンターに行ってみると、Webチェックイン済みの荷物預けのカウンターは誰も並んでいなくて、すぐに手続き完了になります。
この後さっさと出国手続きを終え、免税店で友人へのお土産のたばこを購入すると、もう出発を待つだけです。深夜1時発のANAのフランクフルト行NH203便の搭乗ゲート前で搭乗待ちです。まだ出発まで2時間ほどもありますが、搭乗待ちの人で一杯です。

窓からは出発準備中のANAのB777の姿が見えます。本来は最新鋭機B787の初搭乗になる筈でしたが、B787の度重なるトラブルで機材変更になりました。新しもの好きのsaraiとしてはとても残念。

ようやくANAのフランクフルト行の航空機への搭乗が始まります。優先搭乗のアナウンスに続き、優先搭乗の方が大勢いらっしゃるのでエコノミーの方は座ってお待ちくださいとのアナウンス。珍しい案内ですね。実際に我々エコノミーの搭乗が始まると、列は短くてあっという間に搭乗完了。よっぽど優先搭乗の方が多かったようです。
機内はほぼ満席です。それに、小さな子供連れの若いご夫婦が目につきます。何か理由があるのでしょうか。
saraiの席は、いつもの指定席の後方の窓際2人掛けシート、すなわちラブラブシートです。エコノミークラスですが、気兼ねなく配偶者と2人だけのフライトを楽しみしょう。
ところが今日は雨模様で気流も悪く、上昇中はもちろん、上昇後もよく揺れます。これはもう眠るしかありませんね。それでも、もう深夜2時近くですが、飲み物とサンドイッチが配られます。白ワインを飲んで、睡眠薬を飲むと一気に深い眠りに陥ります。でも、離陸後安定飛行に入るまでの時間を利用して、ちゃんとIPODでハイティンク指揮ウィーン・フィル演奏の幻想交響曲を予習のために聴きます。これでやり残していた予習も完了。saraiと配偶者の深い眠りの中、ANA機はヨーロッパに向けて、まっしぐらに飛行していきます。
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