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今年のヨーロッパ遠征のテーマは《羊》

昨年のスペイン・ザルツブルグ・ウィーンの旅は、ちょうど前半のスペイン編が完了しました。ここで、今年のヨーロッパ遠征の計画を大発表!!

今年の羊年にちなんで、ベルギーのゲント(ヘント)Gentの聖バーフ大聖堂St.Baafskathedraalにある《神秘の子羊》を見に行くことにしました。フーベルト・ファン・エイクとヤン・ファン・エイクの天才兄弟が描いた中世フランドル絵画の傑作中の傑作です。これがその大祭壇画の部分(子羊)です。

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このファン・エイク兄弟は油絵の技術を確立したばかりではなく、その精緻な表現は後世の画家もなしえない偉業となりました。この作品を見れば、saraiのヨーロッパ絵画の鑑賞の旅も完結することができます(少し、大袈裟・・・)。

フランドル絵画の中核ヤン・ファン・エイクを始め、ウェイデン、メムリンクなどのフランドル絵画も堪能することにしましょう。フランドルと言えば、ボッスも見なくては。
もちろん、ベルギーの近代絵画を代表するマグリット、デルヴォー、クノップフも見逃せません。

オランダにも寄って、オランダ絵画も見てきましょう。今度こそ、オランダ国立美術館に行きます。なぜかいつも閉館中で、3度目の正直なんです。フェルメールの最高傑作のひとつ《牛乳をそそぐ女》に再会しましょう。

日程はオペラ・コンサートに合わせます。やはり、音楽はウィーンで聴きたいものです。結局、今年もウィーンに寄ることになります。今や、ウィーンはsaraiの第2の故郷みたいなもので、毎回通っています。

今年のウィーンは、オペラとウィーン・フィルが中心。以下を聴く予定です。チケットはほぼ確保しました。

 ウィーン・フィル演奏会(楽友協会) ヤンソンス指揮、フィンク(メゾ・ソプラノ) マーラー:交響曲第3番 (配偶者に呆れられていますが、3回聴く予定)
 ウィーン交響楽団演奏会(楽友協会) ブロムシュテット指揮 ベートーヴェン交響曲第4番、ニールセン交響曲第5番
 オペラ《テンペスト》(ウィーン国立歌劇場) アデス指揮 (英国現代の新鋭アデス作曲)
 オペラ《カルディヤック》(ウィーン国立歌劇場) ボダー指揮、デノケ (ヒンデミット作曲)
 オペレッタ《伯爵夫人マリツァ》(フォルクスオーパー)

アムステルダムでもオペラ。オランダのお友達からの情報で、ユトレヒトとゲントにも立ち寄ります。

 オペラ《ルル》(ネーデルランド・オペラ) ルイージ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 、ケントリッジ演出、エルトマン、グルンドヘーバー(これも配偶者に呆れられていますが、2回聴く予定)
 ユトレヒト音楽祭(ジャニーヌ・ヤンセン主催) バロック・コンサート、ハイドン:十字架上のキリストの7つの最後の言葉(弦楽四重奏と重唱)
 オペラ《フィガロの結婚》(ゲントのフランダース・オペラ) マクリーシュ指揮

最後は、パリのオペラ座(ガルニエ)でオペラとバレエ。

 オペラ《アルチェステ》 (グルック作曲)
 バレエ《ラ・フィーユ・マル・ガルデ(リーズの結婚)》

ヨーロッパ遠征ならではのものが聴けそうで楽しみです。

ということで、6月の半ばに出発し、7月の初旬までの3週間ほどの旅になります。

 6月18日 羽田の深夜便でパリ経由ウィーンへ
 6月19日~24日 ウィーンで音楽三昧
 6月25日~28日 アムステルダムを中心にオランダで音楽と美術を堪能
 6月29日~7月6日 ベルギーで美術三昧(アントワープ、ゲント、ブリュージュ、オステンド、ブリュッセル、リエージュ)
 7月7日~7月9日 パリで音楽三昧
 7月9日 パリの深夜の直行便で羽田へ

今日すべてのホテルの予約を済ませ、旅の骨格が整いました。これからは詳細を詰めて、オランダ、ベルギーの鉄道チケットを手配する段階にはいります。


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ベルギー・アムステルダム・ウィーンの旅も迫り、準備作業開始

今年のヨーロッパ遠征の出発が迫ってきました。もう、本腰を入れて準備をしないと間に合いません。少し焦り気味です。

ということで、昨年の旅の詳細編ももう少しでグランドフィナーレというところ(後4日分)でしたが、残りは帰国後に続きを書くということにして、いったん、休止します。悪しからず。

なお、過去の旅の詳細編も徐々に再アップ中です。現在、2013年の《ライン川を遡る旅》をアップ中で、ロッテルダムからストラスブールの途中までをアップしました。再アップに際して、再編集していますので、既に読まれたかたもご覧いただければと思います。再編集のポイントは以下です。

 1.読みやすいように1日分をひとかたまりで読めるようにしました。(一部、例外はあります。ストラスブールは到着日の夕方から翌日の夕方までの滞在でしたので、これをひとかたまりにしています。) 画面左側のメニューのカテゴリから、《-オランダ・ライン川・ウィーンの旅》のサブカテゴリをクリックすると、そのサブカテゴリ内のすべての記事が一括して表示されます。

 2.移動ルートが分かりやすくなるように、地図を新規追加しました。

 3.地名等の固有名詞はなるべく原語も併記するようにしました。

さて、今日からは今年のウィーン~オランダ~ベルギー~パリの旅の準備状況をアップします。

まずはウィーンです。ウィーンでは、音楽三昧で連日、コンサート、オペラ。それ以外は空いた時間に市街散策です。これは配偶者にプランしてもらっています。ウィーンの音楽三昧は以下の通りの予定で、予習もほぼ完了。

 ウィーン・フィル演奏会(楽友協会) ヤンソンス指揮、フィンク(メゾ・ソプラノ) マーラー:交響曲第3番 (3回聴く予定)

  ウィーン・フィルで聴くマーラーは格別ですが、音響のよい楽友協会とくれば、マーラー・ファンとしてはたまりませんね。それにマーラーの交響曲第3番を得意にしているヤンソンスの指揮ですから、とても楽しみです。勢い、予習も一番、力を入れました。もっとも1時間40分ほどの長大な曲なので、そうそうは予習できません。敬愛するハイティンク指揮のものとウィーン・フィル演奏のものを軸に予習しました。

   ハイティンク指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、モーリン・フォレスター 1966年
   ハイティンク指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ネス 1983年 クリスマス・マチネー
   ハイティンク指揮ベルリン・フィル、ネス 1990年
   ハイティンク指揮ウィーン・フィル、ネス 1995年 マーラー・フェスト
   ハイティンク指揮シカゴ交響楽団、デヤング 2006年
   バーンスタイン指揮ウィーン・フィル、ルートヴィッヒ 1972年 映像
   アバード指揮ウィーン・フィル、ジェシー・ノーマン 1980年
   マゼール指揮ウィーン・フィル、アグネス・バルツァ 1985年
   ブーレーズ指揮ウィーン・フィル、フォン・オッター 2001年
   ティルソン・トーマス指揮サンフランシスコ交響楽団、デヤング 2002年

  最高の1枚はハイティンク指揮シカゴ交響楽団。マゼール指揮とブーレーズ指揮のウィーン・フィルも素晴らしい演奏でした。ティルソン・トーマス指揮サンフランシスコ交響楽団もうっとりしました。時間があれば、ノイマン指揮チェコ・フィルとクーベリック指揮バイエルン放送交響楽団のCDも聴きたいと思っています。

 ウィーン交響楽団演奏会(楽友協会) ブロムシュテット指揮 ベートーヴェン:交響曲第4番、ニールセン:交響曲第5番

  ブロムシュテットが得意にしているニールセンが楽しみです。予習したCDは以下。

   ブロムシュテット指揮デンマーク放送交響楽団
   ブロムシュテット指揮サンフランシスコ交響楽団
   クーベリック指揮デンマーク放送交響楽団
   ネーメ・ヤルヴィ指揮イェーテボリ交響楽団
   ベルグルンド指揮デンマーク王立管弦楽団
   コンドラシン指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   コーリン・デイヴィス指揮ロンドン交響楽団
  ヤルヴィが最高。コンドラシンとコーリン・デイヴィスも聴きものです。

 オペラ《テンペスト》(ウィーン国立歌劇場) アデス指揮 (英国現代の新鋭アデス作曲)

  最近、評判のアデスのオペラも聴いてみます。初めて聴く21世紀のオペラです。予習したのはメトロポリタン歌劇場でアデス自身が指揮した映像。

 オペラ《カルディヤック》(ウィーン国立歌劇場) ボダー指揮、デノケ (ヒンデミット作曲)

  これは初めて聴くヒンデミットのオペラ。自分の芸術に溺れた金細工師が殺人を犯す悲劇を描いたものです。デノケが歌う金細工師の娘が楽しみです。予習したのはパリ・オペラ座の映像。デノケが歌っています。

 オペレッタ《伯爵夫人マリツァ》(フォルクスオーパー)

  カールマンの傑作オペレッタ。前から聴きたかったのですが、ようやく聴けます。予習したのはメルビッシュ音楽祭の映像。

ウィーンは音楽の予習で準備はOKでしょう。

次はオランダ。目的はやはり、音楽ですが、日程に余裕があるので、観光も楽しみます。
まず、音楽の予定と予習状況は以下。

 オペラ《ルル》(ネーデルランド・オペラ) ルイージ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 、ケントリッジ演出、エルトマン、グルンドヘーバー(2回聴く予定)

  ベルリン国立歌劇場(シラー劇場)でもルルを熱唱した美人ソプラノ、エルトマンに期待。今回の演出はメトロポリタン歌劇場とも共同制作のものです。予習したのは以下の映像。

   パリ・オペラ座 ブーレーズ指揮、シェロー演出、ストラータス 1979年
   グラインドボーン音楽祭 アンドリュー・デイヴィス指揮、ヴィック演出、シェーファー 1996年
   ザルツブルク音楽祭 アルブレヒト指揮ウィーン・フィル、ネミロヴァ演出、プティボン 2010年
   ベルリン国立歌劇場(シラー劇場) バレンボイム指揮、ブレート演出、エルトマン 2012年

  グラインドボーン音楽祭の映像が素晴らしいです。

 ユトレヒト音楽祭(ジャニーヌ・ヤンセン主催) バロック・コンサート、ハイドン:十字架上のキリストの7つの最後の言葉(弦楽四重奏と重唱)

  ジャニーヌ・ヤンセンがヴァイオリンを弾くバロック・コンサート(バッハ)とハイドンのコンサートを聴きます。ハイドンの《十字架上のキリストの7つの最後の言葉》が楽しみです。予習したのは以下です。

   ジュリアード四重奏団(弦楽四重奏と重唱)
   エマーソン四重奏団(弦楽四重奏版)
   クイケン四重奏団(弦楽四重奏版)

オランダではアムステルダムに4泊します。アムステルダムでは美術館を中心に周ります。アムステルダム国立美術館は3度目の正直でようやく見られそうです。改装後、無休になりましたので、曜日を気にせずに訪問できます。ここでは、フェルメールの《牛乳をそそぐ女》を見るのが楽しみです。フェルメールだけでなく、レンブラントも見ないといけませんね。あと、ゴッホ美術館と市立美術館にも行く予定です。どうやら、事前にネットでEチケットを購入しておいたほうが並ばずに入館できるようです。割引チケットや各種パスもあるようですが、それらは結局窓口に並ぶようなので、Eチケットを買うのが時間の節約になります。

アムステルダム以外の街も訪問予定ですが、それは明日以降に調べましょう。


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ウィーン・ベルギーの旅の準備 アムステルダムの美術館予約で苦戦

今年のヨーロッパ遠征に向けて、昨日から、急ピッチ(かな?)で準備中です。

昨日、アムステルダムの美術館のEチケットを購入するというところで時間切れになりました。予約する日時を決める必要がありましたが相談相手の配偶者は深夜で既に熟睡中だったんです。
日が明けて、美術館の訪問日時を決めて、チケット予約開始。優先順位はアムステルダム国立美術館、ゴッホ美術館、市立美術館で予約開始。
アムステルダム国立美術館の公式HPはここです。チケット予約を始めると、あれっ・・・。Eチケットは一人17.5ユーロですが、なんと入館日時の入力はありません。ということは入館予約はなく、Eチケットでいつでも入館できるということですね。最初の思いとは異なりますが、まあ、いいかという感じで2人分購入。JCBカードも使えました。
では、次にゴッホ美術館のチケット予約です。公式HPはここです。チケット予約を始めると、またまた、あれっ・・・。Eチケットは一人17ユーロですが、Museumkaartというのがあって、一人0.0ユーロ。ということは、Museumkaartを保持していれば、無料で入館予約もできそうです。慌てて、Museumkaartの情報をチェックすると、一人59.90ユーロで1年間、多くの美術館が無料入館可能になります。それもアムステルダム市内だけでなく、オランダ国内すべて有効です。美術館以外の施設にも使えそうです。これはお得ですね。それに入館予約までできるんです。でも、アムステルダム国立美術館のEチケットは先ほど購入済み。あちゃ、早まった! しかし、このMuseumkaartはネットでは購入できず、オランダ国内の美術館の窓口に並んで購入する必要があります。一番、混み合いそうなのはアムステルダム国立美術館とゴッホ美術館です。アムステルダム国立美術館は窓口に並ばずにEチケットで入館し、空いている筈の美術館の窓口でMuseumkaartを購入することにしましょう。ということで、気持ちの整理をつけて、Museumkaartを購入することを前提にチケット予約を続けましょう。
ゴッホ美術館は無事、日曜の朝1番の予約がとれました。無料です。
次はアムステルダム市立美術館のチケット予約です。公式HPはここです。チケット予約を始めると、またまた、あれっ・・・。Eチケットの予約はありますが、Museumkaartの無料予約がありません。現在、市立美術館ではマティス展をやっているので、通常料金15ユーロに5ユーロ上乗せた料金になっていて、Museumkaart保持者も5ユーロ支払う必要があります。それはいいのですが、ネットでMuseumkaart保持者用の予約ができないと結局、窓口に並んで5ユーロのチケットを購入する必要があります。アムステルダム国立美術館とゴッホ美術館ほどは混み合わないにしても日曜ですから、それなりに混むでしょう。まあ、仕方がありませんね。最後にダメ元でEチケットの予約をやってみることにしました。すると、最後にMuseumkaartを持っているかどうかをチェックするページが登場。ほっとしました。無事に日時指定で入館予約し、一人5ユーロもチケットを購入できました。
これでアムステルダムの3つの美術館の予約ができ、チケットもプリントアウト。並ばずに入館できます。

アムステルダム到着の翌日はオランダのお友達レイネさんご推奨の古都ハーレムと大学の町ライデンを訪問することにしました。まず、ハーレムはアムステルダム中央駅から鉄道で15分~20分ほどです。ここは美しい街で街歩きを楽しみます。フランス・ハルス美術館もあるので、そこも訪ねましょう。ここでもMuseumkaartは使えます。というよりも、ここでMuseumkaartを購入する作戦です。平日だし、窓口は混んでいないでしょう。ランチは有名なJopenビール醸造所でいただくことにします。

ハーレムからライデンへは鉄道で20分ほどです。電車もほぼ10分置きに出ていて便利です。ライデンは日本人にとってはシーボルトゆかりの地。シーボルトハウスでも訪ねてみましょう。そうそう、レンブラントの生まれた町でもありますね。運河沿いの道でも歩いてみましょう。

翌日はユトレヒトを訪ねますが、その調査は明日以降に。


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ウィーン・ベルギーの旅の準備 ウィーンとオランダの準備は何とか完了

オランダの旅の部分の準備をしている途中でしたが、ウィーンの初日の予定に戻って、ヴァッハウの町デュルンシュタイン訪問の計画を練ります。と言っても、単に往復の鉄道の経路をチェックするだけです。ホテルにいったん荷物を置いていくので、ホテルのあるベルヴェデーレ宮殿のあたりからのルートをチェックします。
ÖBBのRoute Plannerのページが便利です。

71番とDラインのトラムを乗り継いで、フランツ・ヨーゼフ駅まで行き、そこから、REX(急行)に乗って、クレムス駅に行きます。そこからローカル線に乗ってデュルンシュタイン駅まで行くつもりでしたが、どうしてもその部分はバス移動になります。ローカル線は運休中なのでしょうか。仕方がありませんね。1時間に1本のバスでKrems(Bahnhofplatz)からDürnstein Parkplatz Ostまで行きます。ホテルから約2時間ほどの移動になります。帰りは久しぶりにクレムスの町もぶらぶらしてきましょう。クレムスに行く楽しみはクレムス産の白ワインをいただくことです。シュパーゲルを肴にできるといいなあ。クレムスからウィーンに戻る電車は17:02/18:02/19:02と1時間置きにあるので、ゆっくりできるでしょう。

ついでにウィーンの空港の出入りの電車の時刻をチェックして、ウィーンでの移動のプラン作成は完了。

再び、オランダの旅の準備に戻ります。
オランダでの移動は基本的に一昨年にゲットしたOVチップカールトを使うことにします。無記名のスイカのようなものです。スキポール空港で今回のオランダ国内での移動に必要な料金をチャージします。一人60ユーロのチャージです。アムステルダムのトラム、バス、そして、オランダ国鉄NSもすべて、これ1枚で利用できます。
空港からアムステルダムのホテルまでの移動は197番のバスに乗ります。およそ30分ほどで国立美術館前に着く筈です。
アムステルダム市内での移動はGVBのReisplannerのページが便利です。出発点と目的地を入れるとトラムの番号と乗り換えを教えてくれます。トラムの路線図があっても、結構、乗り換えが難しいのでこのページは重宝します。これでアムステルダム市内の移動はすべて解決。

オランダ滞在の3日目はユトレヒト。目的はユトレヒト音楽祭です。音楽祭の監督をジャニーヌ・ヤンセンがやっていて、彼女もいくつかのコンサートにヴァイオリニストとして参加します。この日も午前のバッハのトリオソナタのコンサートと夜のハイドン(十字架上のキリストの最後の7つの言葉)のコンサートで演奏します。その2つを聴きます。アムステルダムからユトレヒトまでは鉄道で30分弱で15分おきに電車が走っています。オランダは都市間の電車が頻繁に走っていて便利ですね。なお、オランダ国鉄の移動検索はオランダ国鉄NSのreisplannerのページが便利です。コンサートはユトレヒトのシンボルでもあるドム教会が会場です。コンサートと観光が一挙にできます。コンサートとコンサートの間の時間はユトレヒト散策とランチ。お友達のレイネさんが駆けつけてくれて、ご一緒してくれるそうです。嬉しいですね。

オランダ滞在の4日目は美術館(ゴッホ美術館、市立美術館)を見て、最後に夜はオペラ《ルル》を聴いて、オランダでのお楽しみは完了。

翌日からはベルギーの旅が始まります。8日間かけて、ベルギーを巡ります。初めてのベルギーなので、周到な前準備が必要ですが、それは明日1日かけて、なんとかやり抜きましょう。明後日は出発ですからね。いつもながら、最後はあたふたとしてしまいます。


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ウィーン・ベルギーの旅の準備 ベルギーの準備はいまさら計画変更が発生!

いよいよ明日の深夜、羽田からパリ経由でウィーンに出発します。
今日も現在、夜の3時までかかって、準備に励みましたが、結局、ブリュッセルとパリはやり残し、明日、最後まで頑張る羽目になりました。

今日はベルギーの旅の計画を詰めます。まず、朝、アムステルダムからタリスThalysでアントワープに1時間ほどで移動。初めてシニアチケットの恩恵をこうむります。Comfort2というクラスで一人49ユーロです。ここからはベルギーの旅に入ります。レイルパス(Rail Pass) を買う予定です。10回券が1枚になったチケットで、使用する前に1行ずつ、曜日、日/月/年、乗車駅、降車駅を書き込んでいきます。2人で一緒に使えるので便利です。1枚117ユーロ(1st)です。これでベルギー国内の旅はすべてカバーできます。
アントワープの予定を調べていて、うっと絶句します。何と翌日訪問予定の王立美術館は長期閉館中ではありませんか。前日の月曜は休館なので、わざわざ火曜に訪問予定でアントワープに泊まる予定だったんです。急きょ、計画変更です。アントワープ駅に荷物を預けて、ちゃちゃっと街を見物して、速攻で通り過ぎることにしました。ホテルはキャンセルし、次のゲントに2泊することに変更。アントワープは素晴らしいアントワープ駅を見て、大聖堂と市庁舎、そして、シュヘルド川を見るだけにしましょう。

アントワープからゲントへは1時間ほどの旅です。ゲントのホテルは思い切って、ボートハウスにしてみました。ゲントのセント・ピータース駅からはかなり離れているので、タクシーを使おうかと言うと、横で配偶者が喜んでいます。一応、バスなどの公共交通も調べていると、うん・・・これは何か変だぞと思います。どうやら、ゲントの別の駅がホテルに近いようです。ゲントの街の運河の周りで鉄道線路がぐるっと周り込んでいるせいで、一つ前のゲント・ダンボールト駅がホテルのすぐ近くです。ICもちゃんと停車します。600mほどの徒歩ですから、8分ほどです。これはラッキー。ずい分、お金と時間の節約になります。
ゲントでは2泊になったので、バーフ大聖堂、そして、あこがれの神秘の子羊、ゲント旧市街、運河クルーズ、ゲント美術館など、盛りだくさんに楽しめそうです。最後の夜はフランダースオペラで《フィガロの結婚》を見ますが、結局、予習なしになりました。隅々まで熟知しているオペラですから、問題ないでしょう。

ゲントの次はブルージュで2泊です。ゲント・ダンボールト駅からは1時間に1本の電車で30分ほどです。ホテルは旧市街の中心の運河沿いのちょっぴり高級なところです。部屋から運河の眺めが楽しめます。しかし、ブルージュの旧市街は一方通行が多くて、バスの経路が複雑です。苦心惨憺の上、ようやく、駅からの往復のルートと時刻表を割り出しました。まあ、歩いても30分ほどですが、そろそろ、疲労がたまっているころでしょう。なるべく、楽をします。えっ、タクシーを使えばいいんじゃないかって・・・それは基本ポリシーに反しますからね。
ブルージュではまず、ヤン・ファン・エイク、メムリンクのフランドル絵画を堪能します。メムリンク美術館とグルーニング美術館が最優先です。あとは運河クルーズとかブルージュ旧市街で美しい街を堪能します。

この合間には、大西洋に面したオステンドの先にあるシント・イズデバルドを訪問します。そこには、ポール・デルヴォー美術館があるんです。美術館の帰りには海水浴で賑わっている筈のオステンドの街を覗いて、海の幸でもいただきましょう。

ブルージュからはブリュッセルに移動し、4泊し、フランドル美術やベルギー絵画を十分に楽しみますが、それは明日、計画を詰めましょう。

そろそろ寝ます。では。


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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
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その後、ザル

07/08 18:59 sarai

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公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

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