旅の3日目です。
ブダペストBudapestのゲッレルト温泉Gellért Gyógyfürdőのホテルの朝です。温泉の朝はゆっくりしたいところですが、今日はウィーンWienに移動します。8時前には起きて、朝食に行きます。落ち着いた雰囲気の朝食ルームです。

窓際の席で、ドナウ川を眺めながら朝食をいただきましょう。

暖かい料理が充実しています。キノコの炒めたものや豆の煮込んだものなど、なかなか美味しいです。

saraiが、テーブルの上のメニューを見て、オムレツをお願いします。もちろん無料です。コーヒーは?と聞かれ、メランジュをお願いすると、それは有料です! 間違いに気づきガックリしながらメニューを眺めていて発見したのは、フレッシュなオレンジジュース。これも有料ですが、間違いついでに注文。有料だけあって、とても濃厚で美味しいです。これが特注の無料オムレツと有料オレンジジュースです。

このホテルは、隣のゲッレルト温泉が利用できるので奮発して泊まりましたが、唯一の欠点は宿泊した部屋でのネット利用が有料であること。ロビー近くでは無料でネットがつながるので、出発前にちょっと利用しましょう。

その間に、配偶者は孫達に絵はがきを書きます。ブタペストで郵便局をまだ見つけていないので、フロントで訊ねると、フロントに切手はあるようです。ポストの場所をきくと、絵はがきを出しておいてくれるとのこと。ありがとう!
ついでにトラムのチケットの売り場を聞くと、ホテルの売店でチケットは売っているとのこと。さすが立派なホテルは違いますね。これが売店。お土産物を扱っているようです。

トラムのチケットを無事ゲット。昨日購入した24時間チケットは、ぎりぎりのところで時間オーバーになって使えません。

ホテルを出ると、昨日夕食をいただいたレストランはテラス席の準備中。親切なウェーターに挨拶したいところですが、やめときましょう。

ウィーン行のレールジェットが出発するブダペスト東駅Budapest Keleti pályaudvarに向かいます。トラムと地下鉄を乗り継いで行きます。まずは、ホテルの真ん前の停留所、聖ゲッレルト広場Szent Gellért tér Mから、すぐにやってきた47番のトラムに乗ります。チケットをパンチ機に差し込みます。

デアーク広場Deák Ferenc térで地下鉄の2号線M2に乗り換えます。もう高速エスカレーターにも慣れたし、電車の乗り換えや街の歩き方などもスムーズです。1つの街に2日ほどいるとすっかりその街の住人のような気分になりますが、その頃にはお別れ、残念です。賑やかな町並みを通ってブダペスト東駅に到着です。駅は一部改修中ですが、この駅も立派です。国際線の電車が発着しますからね。

ホテルからブダペスト東駅までのルートを地図で確認しておきましょう。

駅の構内に入ります。天井の高い広々とした建物ですが、利用者で混雑しています。

ホームの案内板にはまだウィーン行の列車のホームが表示がされていません。出発の30分前ですから、ゆっくりと待ちましょう。

チケットは一昨日、ブダペストに到着した日に苦労して西駅のチケット発行機を探し当てて、入手済。これがそのチケット。

しばらく待っていると、ホームが表示されます。9番線です。

表示と同時にウィーン行のレールジェットが入ってきます。

どっと人が移動します。何だかとっても混み合っています。列車に乗り込んでからも、みんなが席に着くまで大騒ぎです。saraiは席の指定を入れておいたので大正解。特に今回は格安のセカンドクラスですから、用心のため席指定にしておきました。お蔭で安心してゆっくり乗り込みますが、指定のない人は大変なようです。sarai達が指定席に座った後も電車が出発するまでバタバタと席を探していました。このレールジェットはこのブダペスト東駅が始発で、ウィーン西駅Wien Westbahnhofを経由して最終目的地はミュンヘン中央駅München Hauptbahnhofです。このブダペスト東駅が始発駅なのに最初からかなりの混雑です。夏の休暇が始まったのかしらね。途中の駅から乗車すると、指定がないと絶対に座れませんね。
ちょっと小高い丘や森、草原の中を列車は走ります。

時折、小さい町の横をかすめて走っていきます。

空は相変わらず青空と白雲と黒雲が同居しています。この黒雲がこの旅のトラブルを暗示しているとは、この時点では予想もしていませんでした・・・。

空の様子は不穏ですが、まわりの風景はまるで箱庭のように綺麗です。

車窓に川が見えてきます。ドナウ川か、その支流でしょう。

ウィーン到着まではまだ2時間ほどあります。ゆっくりと鉄道の旅を楽しみましょう。
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