旅の8日目です。
今日はウィーンの6日目になります。
ようやくウィーンは青空です。しかし、配偶者の体調は最悪です。鼻風邪をひいたのか、ツルツル鼻水が落ちます。さらに、連日のコンサート通いで、ついに腰を痛めてしまったようです。よって、配偶者は腰ベルトを巻いて、ティッシュを持ってお出掛けです。配偶者よ、頑張れ!
今日は、ウィーン幻想主義の画家にして、建築家のフンデルトヴァッサーHundertwasserの作品を見に行くことにします。71系統のトラムをレンヴェークRennwegでO系統のトラムに乗り継いで、ドナウ運河沿いにあるクンストハウス・ウィーンKunst Haus Wienの最寄りの停留所まで行きます。71系統のトラムを降りたところで、saraiが道に迷ってしまいます。それらしい建物もありますが、これではなさそうです。

ぐるぐると歩き回った末に、降りる駅を間違えたことにようやく気付きます。1駅早かったようです。何故、間違ったかと言うと、降りるべき停留所はラデツキープラッツRadetzkyplazなのですが、そのひとつ前の停留所にはラデツキーシュトラーセRadetzkystraßeの表記があり、プラッツplazとシュトラーセstraßeを混同してしまったからなんです。もう1度トラムに乗って1駅移動して、正しい最寄りの停留所ラデツキープラッツRadetzkyplazに到着。ようやく方向を見定めて歩き始めます。ウンターレ・ヴァイスガーバー通りUntere Weißgerberstraßeに足を踏み入れると、突然黒白の格子模様の異様な建物が現れます。周りの建物とは全く異なるので目立ちますね。クンストハウス・ウィーンにどうやら、到着したようです。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

これは右側の壁の上部。なんとも面白いです。

クンストハウス・ウィーンKunst Haus Wienはフンデルトヴァッサーの建築作品(実際はリノベーション)で、彼の絵画作品を展示する美術館になっています。中に入ると、建物の中なのに緑が感じられる雰囲気です。

1階の中庭にはカフェレストランがあります。もろ、フンデルトヴァッサーの世界に浸って食事のできる素晴らしいスペースです。ここでランチをいただきましょう。

カフェレストランに入ると、まずは珍しい様子なのでキョロキョロしてしまいます。

中庭といっても、天井があるので屋内なんですが、緑豊かです。

席につきます。店内の様子を観察します。天井はガラス張りで明るい陽光が降り注ぎます。

お店のスタッフは忙しそうで、なかなかこちらの方に来そうにはありません。

メニューを見ると、シュパーゲルの文字が・・・。saraiはこれに決まりです。
オーダーを済ませ料理を待ちます。料理を待つ間も、店内のデザインを見ているだけで飽きません。床が凄いです。フラットではありません。

テーブルも一様ではなく、様々。これもフンデルトヴァッサーのデザイン?

壁の黒板に書いてあるメニューもお洒落。

観光案内書にはトイレに入ってみるべしとあるので、料理が運ばれてくる前に入ってみましょう。

ここも、フンデルトヴァッサーの世界です。

壁も美しいデザイン。

手洗い所もこんな風。

席に戻ると、料理が運ばれてきます。
これはスープ。

これがsaraiのメインですが、運ばれてきた料理にあれ?です。シュパーゲルが見当たりません。配偶者が食しての結論は、タルトにのったグラタンの中に小さく刻んだシュパーゲルが入ってるとのこと。メニューに偽りはありませんが、何だか残念です。

配偶者が選んだターフェルシュピッツは盛り付けが芸術的です。食してビックリ、なんと冷たいゼリー寄せです。なかなか美味しいです。

いずれもアートにふさわしい料理です。
ランチを食べ終えて、いよいよフンデルトヴァッサーのアートを鑑賞します。
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この記事へのコメント
もうあと1週間半でヨーロッパですね。今回は、丁度エーゲ海セイリングの時期とぶつかるので、お会いすることができないのが残念です。でも、バルセロナやザルツブルクでわたしのブログ友達と遭遇されるかもしれませんね。
さて、ウィーンのフンデルトヴァッサーの建物や美術館には行きたいと思いつつ、未訪問なんです。ナッシュマルクトやミュージアム・クオーター近くのホテルからだとちょっと遠いのが難で。次回のウィーン遠征にはぜひともここの予定を組み込みたいと思います。冷製のターフェルシュピーツは、夏にはぴったりですね!ぜひ試してみたいです。テーブルはどうかわかりませんが、レストランの椅子はThonetのものとお見受けします。MAKにも沢山展示されてますね。
2, saraiさん 2014/05/19 19:11
エル・グレコを見たら、次はヤン・ファン・エイクです。これを見ないと死ねません。ブルージュ、ゲントに行かないわけにはいきません。ということは来年はお近くに行くかも。また、話したりなかった話の続きをお願いします。
レイネさんのディープなお友達とお知り合いになれて何よりです(笑い)。
今年もグラーツ近くのフンデルトヴァッサーの温泉に行きたかったのですが、日帰りは難しそうで断念。あの写真で椅子を見破ったのは流石です。今、自宅のトイレにはフンデルトヴァッサーのカレンダーがかかっています。面白い建築が満載です。