旅の15日目です。今日はドレスデン滞在4日目になります。
ドレスデンDresdenは今日も快晴です。しかし、ちょっと風はひんやりしています。上着を羽織って出掛けます。
いつものパターンで、ランチがてらの散策です。ホテルを出たところで、忘れないうちに目の前の聖十字架教会Kreuzkircheの写真を撮っておきましょう。あまりにも目の前過ぎて、うまく写真におさまりきれません。出来るだけ引いて何とか撮ります。

ここで気が付きますが、この聖十字架教会も黒い石と白い石がまだらになっています。フラウエン教会Frauenkirche同様、戦災で焼かれて再建したんですね。ただ、こちらは黒い石の部分が多くて、まるで古い建物のままのように見えていたんです。
先ほどの写真はファサードしか写せませんでしたが、さらに下がって、何とか全景をおさめることができます。

隣にあり気になっていた市庁舎Rathausの建物の前に行きますが、古そうな建物の中に尖塔が建っているのを見て、好奇心は満足。聖十字架教会の塔から見えたのは、地上で見るとこんな具合だったんですね。

広場には、変わった彫像のある噴水もあります。何でしょうね。

今日も美術館を訪問しますが、その前に早いランチにします。今日のランチのお目当ては、フラウエン教会の横のコーゼルパレーCoselpalaisにあるレストランです。ぶらぶら歩きながらフラウエン教会を目指します。フラウエン教会近くまで来たとき、以前に尋ねたワイン屋さんの様子を見に行こうということに配偶者と意見が一致。実はこのワイン屋さんは、当ブログの第1回目を飾る話題だったんです。その時の記事、すなわち当ブログの第1回の記事はここです。
5年前、その日本人経営のワイン屋さんは開店2日目で、日本人の初めての客がsaraiだったんです。フラウエン教会周辺でチラシを配っていたオーナーのお兄さんに是非にと引っ張り込まれたんです。saraiの記憶にもワイン屋さんの場所はしっかりと残っており、さほどに悩むことなくワイン屋さんが入っているお土産物屋リメンバー・ドレスデンを見つけることが出来ます。ワイン屋さんはこのお店の地下にある筈です。地下への階段には、ワインが並んでいます。ワイン屋はまだあるみたいですね。オーナーはいるかしら・・・あれ、日本人の女の子が店番です。ん?お嫁さんかな? 5年前のことを話してみると、話が通じ、オーナーは出勤途上とのこと。女の子は残念ながらお嫁さんではありませんでしたが、接客上手で、ワインをいろいろ試飲させてもらいながらオーナーの出勤を待ちます。しかし、まだしばらくかかりそうなので、待っている間にランチを済ませてくるのも良いかなということになり、後で戻ってくることにしてお店を出ます。
ランチのお店を探していると、その店と思われる宮殿の壁にプレートを発見。なんと、ここでシューマン夫妻の演奏会があったと書いてあります。

ドレスデンはシューマン夫妻が6年間過ごし、3分の1の楽曲を作曲した街で、2010年のシューマン・イヤーには大きな催しもあり、この宮殿でも記念コンサートが行われたそうです。これがコーゼルパレーの美しい建物です。この宮殿はコーゼル伯爵の邸宅だったそうですが、やはり戦災で焼かれて、戦後再建したそうです。

建物の中に入るとお土産物が売られており、その隣がレストランになっていて、入り口には美味しそうなケーキがケースの中に並んでいます。

これがコーゼルパレーのパンフレット。カフェ・レストランを紹介しています。

レストランの内部はマイセンの陶器も飾られている美しい内装です。

配偶者は前庭のテラスのテーブルがよさそうですが、saraiは断然この内部の美しい内装の空間を味わいたいので、まだ誰もいない内部に座っていいかをお店のスタッフに確認して、好みのテーブルに陣取ります。とりあえずミネラルウォーターをいただきます。

レストランはいくつかの大きな部屋に分かれていますが、何故か客はsaraiと配偶者の2人だけ。

他の部屋の様子も偵察しますが、ほぼ同じような内装です。

窓辺には陶器の可愛い置物。マイセンでしょうね。

部屋の中央には、立派なシャンデリアが輝いています。

その後、続々とお客さんが入って来て、まわりは一杯になってきます。
ランチは、もちろんシュパーゲルです。毎日こんなに美味しいものを食べていて良いのでしょうか。
スープもシュパーゲルクリームスープ。料理も美味しそうですが、食器の豪華さに驚きます。さすがにマイセン陶器の本場です。

黒板にメニューが書かれています。シュパーゲル尽しですね。

これはsaraiのメイン。添え物のシュパーゲルの方が気になります。

これは配偶者のメイン。こちらも添え物のシュパーゲルの方が気になりますね。

もちろん美味しいですよ。連日のシュパーゲルですが、本場の旬の食べ物ですから食べ逃すわけにはいきません。
ランチに満足してレストランを出ます。これがレストランの入り口。綺麗ですね。

これが前庭のテラス席。気持ちよさそうですが、やはり豪華な内部で食べてよかったかな。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

次はノイエ・マイスター絵画館Galerie Neue Meisterで美術鑑賞です。
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