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プラハで音楽・美術三昧:美しいアール・ヌーヴォーのカフェ・オベツニー・ドゥームで高過ぎるランチ

2013年6月16日日曜日@プラハ/1回目

旅の17日目です。今日はプラハ滞在2日目です。

プラハPrahaの朝は好天。暑いくらいですが、食事がてら出かけてそのまま2時からバレエを見るので、上着を着ます。よって、ひどく暑い!

朝食が美味しいと観光案内書に書いてある市民会館Obecní důmに出掛けることにします。ホテルからトラム乗り場まで、ヴァーツラフ広場Václavské náměstíをちょっと歩きます。広場に面して、有名なグランド・ホテル・エヴロパGrand Hotel Evropaの優美な建物が見えます。アール・ヌーヴォー様式ですね。


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トラムの走るインドジシュカー通りJindřišskáまで来ました。ここで昨日と同様、トラム停留所ヴァーツラフ広場Václavské náměstíからトラムに乗ります。この停留所から見えている塔が火薬塔だと昨日から思い込んでいるsaraiですが、これが大きな間違い。これは実際は聖ヘンリーの塔Jindřišská věž(Henry's Bell Tower)です。トラムから下りた後、これを火薬塔と思い込んでいるsaraiは、市民会館を探してこの塔のまわりをぐるぐると周るばかりです。


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もちろん、市民会館は見つかりません。同じところを歩きまわった挙句、火薬塔と似てはいますが、これが聖ヘンリーの塔であることにようやく気付き、何とか市民会館が見えるところまでやってきました。


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本物?の火薬塔Prašná bránaも見えました(笑い)。


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市民会館に歩いていきます。


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市民会館Obecní dům(Municipal House)は装飾の美しい建物です。ここには歴代の王の宮廷がありましたが、17世紀後半に火事で焼け、1911年に現在の市民会館ができました。内部には、スメタナ・ホールという美しいコンサートホールもありますが、今日の目的はカフェ・レストランです。


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市民会館は館内もとても美しいんです。というわけで、食事はテラス席ではなく館内のテーブルで頂きましょう。館内は空いていて、すぐにテーブルにつくことができます。


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このカフェレストランはカフェ・オベツニー・ドゥームKavárna Obecní dům。創業は市民会館のできた翌年の1912年で、内部はアール・ヌーヴォーの装飾です。とても美しいですね。


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朝食メニューがあるのですが、探し回っているうちに時間が過ぎてしまい、もう朝食メニューはダメとのこと。仕方がないので、メニューの中からそれらしいものを選びます。ところで、このレストランはメニュー自体も美しく、これもアール・ヌーヴォー風です。


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オムレツが美味しそうです。フレッシュジュースも美味しいそうなので、かなり高価ですがお願いします。
まずはスープ。上品なコンソメスープです。


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ケーキを選んでいる人たちもいます。ううっ・・・ケーキも美味しそう。ここは我慢しましょう。


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これが、美味しいけど高過ぎる搾りたて生ジュース、オレンジとグレープフルーツです。


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美味しい生ジュースを飲みながら、美しく明るい店内を眺めます。美術品のような建物内部ですね。


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これがオムレツ。プラハはオムレツが美味しいんです。


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久しぶりに朝食という感じで、とっても美味しく頂きました。が、請求書を見て、目が点に。あまりにも高過ぎです。よく請求書を見ると計算が合いません。聞いてみると、2割のサービス料金が加算されているとのこと。そんな勝手に・・・払いましたが、チップはなし!ですっ。観光客料金なのでしょうか。

美味しかったのには満足しつつも高過ぎにプンプンの妙な感情の高まりの中、市民会館の外に出ます。建物の壁にミュシャのポスターが張ってありますね。このときはそれどころではない気持ちでしたが、このポスターは実は重要な情報だったんです。


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まだバレエには時間が早いので、久しぶりに近くにある旧市街広場Staroměstské námに行ってみることにします。ツェレトゥナー通りCeletnáをまっすぐ進むと、旧市街広場です。この辺りはプラハの観光の中心地ですから、人混みの中を歩く感じです。


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やがて、通りの建物の上にティーン教会Chrám Matky Boží před Týnemの尖塔が見えてきます。特徴のある形です。


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旧市街広場も見えてきます。


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ここまでの街歩きを地図で確認しておきましょう。

①ホテルからヴァーツラフ広場を歩いてトラム停留所へ

②トラムでインドジシュカー通りを一駅移動

③聖ヘンリーの塔で迷って、なんとか市民会館/火薬塔へ

④市民会館からツェレトゥナー通りを歩いて、旧市街広場へ


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次は久しぶりの旧市街広場です。


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プラハで音楽・美術三昧:旧市街広場と美しい聖ミクラーシュ教会

2013年6月16日日曜日@プラハ/2回目

5年ぶりの旧市街広場Staroměstské námです。相変わらず観光客でいっぱいです。じっくりと広場を見渡しましょう。


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手前を振り返ると、左がゴルツ・キンスキー宮殿Palác Golz-Kinských、右が石の鐘の家Dům U kamenného zvonuです。ゴルツ・キンスキー宮殿Palác Golz-Kinskýchは優美なロココ様式の建物で、ゴルツ伯爵の依頼で18世紀中ごろに建てられました。現在は国立美術館の一部になっています。石の鐘の家Dům U kamenného zvonuはゴシック様式の古い建物で、14世紀に建てられました。この建物の名称は建物の角に石の鐘が吊り下げられていることから付けられました。


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その石の鐘の家の右隣にティーン教会Chrám Matky Boží před Týnemがあります。ティーン教会はプラハのランドマークのような存在で、どこから見えてもすぐにその姿を認知できます。それは2本の尖塔が特有の形をしているからです。尖塔の上には金の飾りがつき、塔の高さは80m。現在のゴシック様式の建物は1356年に改築されたものです。ティーン教会という名称は略称で、正式には《ティーン(税関)の前の聖母マリア教会》です。昔は裏側に税関があったらしいです。教会の前にある広場に面した建物はティーン学校Týnská školaで、ゴシック様式のアーケードを持ちます。


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これがそれらの3つの建物が並んだところ。左から、ゴルツ・キンスキー宮殿、石の鐘の家、ティーン教会です。


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これがゴルツ・キンスキー宮殿の単独の姿。


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次は広場の中央。チェコと言えば、この人、ヤン・フスJan Hus。このヤン・フス像はフスの没後500年の1915年に彫刻家ラジスラフ・シャウロンが制作しました。ヤン・フスの周りに配されているのはフス派の戦士たちや母の像です。


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ティーン教会に向かい合って建つ旧市庁舎です。旧市庁舎Staroměstská radniceはいくつかの建物が複合していますが、塔などの主な建物はゴシック様式です。現在の建物は第2次世界大戦で破壊された後、再建されたものです。


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広場のこのあたりから、ゴルツ・キンスキー宮殿、石の鐘の家、ティーン教会を眺めます。これらの建物の並びは美しいですね。。


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ティーン教会とは広場の対角にあるのが聖ミクラーシュ教会です。白壁が美しい教会です。典型的なバロック様式の建物です。聖ミクラーシュ教会Kostel sv. Mikulášeは最終的に18世紀の初頭に完成しました。現在はフス派の教会です。


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広場の南側には、バロック様式の色とりどりの建物が並びます。多くはレストランです。


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広場の端から再び振り返って、広場の中央のヤン・フス像越しにゴルツ・キンスキー宮殿、石の鐘の家、ティーン教会を眺めます。ここからだと、ティーン教会の上部がかなり見えます。


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前回訪問時はコンサート中で入れなかった聖ミクラーシュ教会の内部も見学します。ボヘミアングラスでできたシャンデリアは王冠の形をしています。


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聖ミクラーシュ教会は小さいですが、とても美しいバロック様式の装飾で、うっとりします。


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あまりの美しさにずっと上を見たままでいます。素晴らしいとしか言いようがありません。


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主祭壇は意外に質素な感じに思えます。それほど上部の装飾が華麗なんです。


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白壁にポツンとシンプルな十字架があります。かえって新鮮に感じます。


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これがほぼ教会内部の全景です。本当に小さな教会です。


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豪華なシャンデリアの先に小さなオルガンも見えます。しかし、どうしてもこの美しいボヘミアングラスのシャンデリアからは目が離れません。


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ステンドグラスも綺麗です。


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こちらのステンドグラスも綺麗ですね。


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最後にもう一度上を眺めます。ドームの天井画も美しいです。聖ミクラーシュの生涯を描いているそうです。


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これで聖ミクラーシュ教会を出ます。そろそろバレエを見に行く時間になりました。


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プラハで音楽・美術三昧:美しいプラハ国立歌劇場でバレエ鑑賞

2013年6月16日日曜日@プラハ/3回目

久しぶりの旧市街広場を楽しんでいるうちに、プラハ国立歌劇場Státní opera Prahaでのバレエ公演の時間が迫ってきます。スタロメスツカー駅Staroměstskáから地下鉄A線でムゼウム駅Muzeumに向かいます。地下鉄に乗るためにエスカレーターに乗りますが、この駅も大変深く、どんどん下に下っていきます。プラハの地下鉄はみんな深いのでしょうか。


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プラットホームに到着。このスタロメスツカー駅から2駅でムゼウム駅です。


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ムゼウム駅に到着。このムゼウム駅は、昨日ホテルに投宿するために下りた駅ですが、そのときはどうしてもエレベーターが見つからず、重いカバンを抱えて階段を上りました。その苦い記憶が消えません。ところが、今日は下りたホームでエレベーターを発見! 実はこの駅は地下鉄A線とC線が交差する駅で、昨日はC線のホームでエレベーターが見つからなかったんですが、今日はA線のホームにいます。昨日もA線のホームをうまく探せば、エレベーターがあったんですね。プラハを出発するときは、間違えずにA線のホームを通るようにしましょう。
ムゼウム駅から地上に出ます。プラハ国立歌劇場の方を見ると、立派な建物が見えます。まさか、あれがプラハ国立歌劇場ではないでしょうね。


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その立派な建物に近づくと、国立博物館Národní muzeumと表示されています。あれっ、国立博物館って、あの重厚で堂々とした古い建物じゃなかったの?と不審に思います。実はこの建物は国立博物館の新館だったんです。新館といっても新しく建てられたものではありません。共産主義時代に政府の建物として使われており、自由化後はラジオ局「自由ヨーロッパ」が使っていました。今後は国立博物館の隣にある新館を追加することで、展示面積を3000平米以上増やすそうです。


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この辺りから通りの向こうを見ると、公園の中にエレベーター乗り場を発見。よく見ると、地下鉄C線と書いてあります。すると、C線にもエレベーターがあったんですね。ホテルからはちょっと遠回りになりますが、このエレベーターを使ってもよさそうです。


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エレベーター探しのようになってしまいましたが、すぐのところにプラハ国立歌劇場があります。


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今度は確かに歌劇場のようです。入り口の前には少し人だかりもあります。


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とても重厚なギリシャ風の古い建物です。もともとはドイツ人が「ドイツ人のための劇場を」という隠れたスローガンのもとに造ったものでした。そのときはドイツ劇場と呼ばれていました。現在の建物は1970年代にかけて大改修されたもので、名称も国立歌劇場に変えられました。今でもチェコの作品は国民劇場で上演されることが多いそうで、こちらはチェコ以外の作品を主に上演するようです。


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既に入り口は開いています。まだ急ぐ時間ではないので、建物の外観を見ておきましょう。


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左手の方から眺めます。なかなか立派な建物です。


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左側のほぼ真横から眺めます。がっちりした趣きです。起源がドイツというのもうなづけます。


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外観を十分に眺めたので、劇場内部に入ります。エントランスロビーはバロック風の華麗な装飾です。


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チケットをチェックするスタッフが待ち構えています。もう、ホールの中に入れるようです。


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チケットはネットで購入して、PCのプリンターで印刷済です。席は最前列をゲットしてあります。


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ホールの中に入ります。内部もバロック風の装飾で立派です。さすがに《国立》の名前を冠するだけのことはありますね。オペラハウスとして、ほどよい大きさです。これなら、歌手の声もよく響くでしょう。


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できれば、ここでオペラを見たかったんですが、上演日程に合わせてバレエを見ることになりました。
さらに内部を見渡します。上を見上げると、素晴らしい天井です。


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ロジェ・バルコン席も立派です。


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今日の席は最前列の中央。すぐそこがオーケストラピット。既に練習中の楽員もいます。


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この日のバレエはアメリカ人3人の振付によるモダン・バレエです。バレエの詳細はここにアップ済です。最後のバーンスタインの《ファンシー・フリー》はミュージカルのような感じで素晴らしいバレエで、大変満足しました。


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プラハで音楽・美術三昧:ピヴニッツェ&ホスポダの元祖ウ・ピンカスーでピルスナービール

2013年6月16日日曜日@プラハ/4回目

バレエを鑑賞しおえたところで、まだ時間が早いですが夕食にします。チェコは国民1人当たりの年間ビール消費量が世界一というビール大国で、ピルスナービール発祥の国。そのチェコの首都のプラハPrahaは、ビールの聖地のような街です。安くて美味しいピーヴォ(ビール)を本場の有名ピヴニッツェ&ホスポダに飲みに行くことにします! “ビヴニッツェ”pivniceとはビール中心のビアホール、 “ホスポダ”hospodaとは料理が充実したビール居酒屋のこと。 日頃はワイン好きのsaraiですが、今日だけはビールを飲みにピヴニッツェ&ホスポダに出かけましょう。ピヴニッツェ&ホスポダの元祖ウ・ピンカスーU Pinkasůというお店が近くにあり、歩いていけそうなのでそこに決めます。さすがに歩くとちょっと遠かったのですが、街を散策する感じで良しとしましょう。歩いたルートは以下の地図のとおりで、国立歌劇場Státní opera Prahaから国立博物館Národní muzeumを経て、ヴァーツラフ広場Václavské náměstíを端から端まで歩き、雪の聖母教会Kostel Panny Marie Sněžnéのあるユングマン広場Jungmannovo náměstíに面するウ・ピンカスーに到着しました。


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これがユングマン広場に面するウ・ピンカスーです。お店の前には、テラス席も並んでいます。


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これがお店の入り口。お店の名前ウ・ピンカスーU Pinkasůが黒々と描かれています。このお店はチェコビールのパブ、ピヴニッツェ&ホスポダを創設したヤコブ・ピンカスが、ピルスナービールの誕生の地のプルゼニュPlzen(ドイツ風の読み方ではピルゼン)から、1843年にプラハに進出して開いた老舗店です。ところで店名のウ・ピンカスーですが、頭のUは英語の定冠詞のTheではなくて前置詞のatにあたり、“ピンカスさんのところで”という意味のようです。チェコ語には冠詞がないのだそうで、それが音楽の独特のアクセントにも関連しているそうです。たいていのピヴニッツェ&ホスポダは店名がウ(U)で始まっています。いかにもビールを飲みながら寛ぐところという、やわらかい感じが出ていていいですね。


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店内に入りましたが、まだ時間が早いせいか店の中にはお客さんはいません。入口はさほどに大きくはないのですが、奥の方にずっとお店は続いています。


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テーブル席もがらんとしています。


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どこにいけば良いのかウロウロしていると、スタッフのおにいさんが寄ってきて2階に案内されます。案内されたのは窓際のテーブルです。


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メニューでまずはビールの銘柄をチェックします。やはり、ここは伝統のピルスナー生ビールを飲むことにします。


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すぐにビールのジョッキが運ばれてきます。チェコで有名なビールの銘柄はウルケル、スタロプラメン、ガンブリヌス、ブディヨヴィッキー・ブドヴァルなど数多いようですが、初心者としては一番有名なプルゼニュスキー・プラズドロイPlzeňský Prazdroj(世界的にはピルスナー・ウルケルPilsner Urquell)を味わいます。2大有名メーカーのひとつでプルゼニュ(ピルゼン)のビールです。ピルスナー・ウルケルという名称のウルケルは原点という意味だそうです。文字通り、ピルスナービールの原点とも言えるビール、黄金色で白い泡立ちはビールの王者の風格があります。


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窓際に飾ってあるゼラニウムの花を眺めながら飲むビールの美味しいこと。今日ばかりはビール党に転身します。


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我々だけで独占している部屋はなかなか凝った家具や調理具が並べてあります。


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こちらにもあります。


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部屋の壁には、大きな肖像画が架けられています。もしや、この人が創業者のヤコブ・ピンカスでしょうか。


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窓の外には、お店の幟がはためいています。青空に映えています。


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ゼラニウムの花をつまみにビールを飲みながら、料理が出てくるのを待ちます。


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もうすぐ料理も出るでしょう。


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プラハで音楽・美術三昧:ピヴニッツェ&ホスポダの美味しく、安いチェコ料理

2013年6月16日日曜日@プラハ/5回目

ピヴニッツェ&ホスポダの元祖ウ・ピンカスーU Pinkasůで、チェコで生まれたピルスナービール、それも有名ブランドのプルゼニュスキー・プラズドロイPlzeňský Prazdroj(ピルスナー・ウルケルPilsner Urquell)を味わっています。
ようやく、料理が運ばれてきます。
これはマスのグリル。キノコと野菜も付け合わせてあります。海のないチェコでは魚の養殖が盛んで、川魚料理は定番です。こんがりと焼かれた川マスは臭みやくせもなく、食べやすいんです。


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サイドディッシュのボイルドポテトも定番の一品です。


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これはグーラッシュ。クネドリーキ添えです。クネドリーキは蒸しパンみたいなものですが、もちもちしていてsaraiの好物なんです。このハヤシライス風のグーラッシュは、スタロムニェストスキー・グーラッシュと呼ばれるプラハの伝統料理です。


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これはソーセージの黒ビール煮込み。ちょっとすっぱくてスパイシーです。これもこのお店の名物料理です。


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料理を頂きながらビールを飲んでいると、一族のお楽しみ会なのか20人程の団体がやってきて、たちまち店内は満席状態。一挙に賑やかになりました。


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ボヘミアの家庭料理も味わって、満足の夕食となります。たっぷりと料理とビールを頂いたのに、朝食の料金よりも安い! クレジットカードで支払うときに、1割のチップをもらって良いかとちゃんと聞かれます。チップとしては常識的な範囲なので、もちろんOK。カード払いでチップも払います。

部屋から出ようとすると、ちょうど部屋の入り口でジョッキにビールを注いでいるところです。見事な腕前で、ほどよく泡立つビールを注いでいます。このビールは麦芽糖度が12°で470mlで45コルナでした。ジョッキ1杯で200円くらいですから、安いですね。


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ほろ酔い気分で階段を下りてくると、壁にはズラリとこのお店を訪れた有名人の写真が飾ってあります。例えば、右の写真はラディスラフ・ペセックLadislav Pešek(1906年10月4日-1986年7月13日)で、彼は有名なチェコの俳優で国民劇場Národní divadlo Prahaの長年のメンバーでした。


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こちらの壁には、もっと写真が並んでいます。一番右の写真はヤロスラフ・サイフェルトJaroslav Seifert(1901年9月23日-1986年1月10日)で、彼はチェコスロバキアのノーベル賞作家、詩人、ジャーナリストでした。その左下はパヴェル・ランドフスキーPavel Landovsky(1936年9月11日生まれ)で、彼はチェコの俳優、劇作家、演出家です。彼は、旧チェコスロバキアの共産主義政権下での著名な反体制派でもありました。


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ここにも見知った顔を見つけました。オペラ歌手(ソプラノ)のガブリエラ・ベニャチコヴァーGabriela Beňačkováです。実際に生の舞台で聴いたことはありませんが、CDではアバードがウィーン・フィルを指揮したベートーヴェンの交響曲第9番とかヴァーツラフ・ノイマンの指揮したマーラーの交響曲で、その美声を聴いています。


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入り口付近のカウンターのある席は、地元の人と思われる人達の立ち飲みで賑やかです。本来ならこんなとこに同席させてもらうと楽しいでしょうね。


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1階のテーブル席も賑わっています。


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お店の外に出ますが、テラス席でもビールを飲んでいる人達がいます。お店は中も外も混み合ってきたようです。


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先ほどまでsaraiと配偶者がビールを飲んでいた2階の窓際も見えます。右から2番目の窓のテーブル席です。テラス席の上を覆っている日除けには、ビールの銘柄ピルスナー・ウルケルPilsner Urquellが大きく描かれています。


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通りに出ると、特設ステージが設けられ、ジャズの演奏が始まっています。音楽を聴こうと大勢の人が集まっています。そういえば、今日は日曜日です。賑やかな夜になりそうです。


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saraiたちは早々にホテルに戻って、今夜は余裕でブログを仕上げます。が、暑い。エアコンが効かないのです。昨夜も、窓を開けた方が涼しそうなので窓を開けたのですが、窓を開けたとたんにエアコンが切れました。その時はあまり気にならなかったのですが、今朝になってエアコンを入れようとしても入りません。レセプションのお姉さんに訊くと、窓を開けてるのではと訊き返されました。どうやら、窓を開けるとエアコンが切れるシステムのようです。
エアコンからはちょっとは涼しい風が出ているようなのですが、全く部屋は涼しくならないのです。今夜も、窓を開けた方が涼しそうです。窓を開けると、予想通りエアコンが切れます。

明日からは2日間、プラハでオペラを見て、その後はウィーンに移動します。


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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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