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プラハで音楽・美術三昧:ミュシャ作品展の後、市民会館を見学。ところでシニア料金でびっくり!

2013年6月18日火曜日@プラハ/4回目

ミュシャのポスター完全コレクションを駆け足ではあるものの鑑賞でき、とても満足です。展示会場の前にはミュージアムショップがあります。今回の展示会のカタログでも買おうかと物色しますが、価格も高い上、分厚くて重そうなのでやめます。ショップには大型プリンターが置いてあります。希望するポスターを、その場で印刷するようです。今はそういう時代です。在庫はゼロで、また在庫切れもありません。いっそのこと、デジタルデータを販売してほしいくらいです。ブルーレイディスクならば、相当、高精度のポスターが格納できるでしょう。


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市民会館Obecní důmの赤絨毯の階段を下ります。


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もう一度スメタナホールSmetanova síňを覗き見します。3階席の正面からの眺めを楽しめます。


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これは、2階席脇の方からの眺めです。リサイタルの真っ最中なので、そっと外に出ます。


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再び、階段を下りていきます。


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壁には今回のミュシャの展示会のポスターが張り出されています。イワン・レンドル:アルフォンス・ミュシャ展IVAN LENDL:ALFONS MUCHAと書かれています。


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これは別のポスター。ちょっと横長ですが、同じ絵柄です。


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市民会館の内装は美しく、しばしば足が止まります。アール・ヌーヴォー様式が至るところに見られます。


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入り口正面の大階段も美しいですね。


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入り口上部はステンドグラス風のデザイン。これもアール・ヌーヴォー様式かな。


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エントランスホールからは市民会館内のレストランへの入り口があります。市民会館内のレストランには、高額な料金に懲りて近づけません。


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外に出ると、市民会館のカフェのテラス席が並んでいますが、暑い日中には誰も座っていませんね。


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外壁にもミュシャの展示会のポスターが張り出されています。料金も明記されています。子供、学生、そして、シニアは半額です。あれれっ・・・シニアって65歳以上って書いてあります! むむっ。じゃあ、saraiはまだシニアじゃありません。配偶者が年相応に見えるって言いましたが、実際の年齢よりも高齢に見られたんじゃないですか! 料金が安くなったことよりも、年寄りに見られたことが悔しい・・・。


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次は、この市民会館前からスタートするヴルタヴァ川クルーズですが、集合時間までに30分ほど時間があります。広場では市が開かれ、賑やかに食べ物も売っています。


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チェコらしい食べ物でもちょっとつまみながら時間調整をしましょう。お店を物色して歩きます。


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ソーセージとチジミのようなものをゲット。なかなか美味しいのですが、暑くてうんざりです。


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観光客の皆さんもあまりの暑さにお疲れ模様です。


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簡単な食事をしながら、共和国広場Náměstí Republikyのまわりに建つ美しい建物を眺めます。


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なかでも市民会館は美しい建物です。プラハを代表する華麗な建物です。


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とりわけファサードがとても美しいです。正面のモザイク画はカレル・シュピラー作の「プラハに感謝」という作品で、長閑な景色が描かれています。緑のドームもお洒落です。


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そろそろヴルタヴァ川クルーズの出発の時間です。


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プラハで音楽・美術三昧:ヴルタヴァ川クルーズを開始

2013年6月18日火曜日@プラハ/5回目

次はいよいよヴルタヴァ川クルーズです。
集合時間になり、共和国広場Náměstí Republikyの集合場所には参加者が集まってきますが、あまりの暑さにたまりかねて、みんな日陰を求めて待機します。プラハではsaraiと配偶者はずっと2人だけで行動していましたが、久しぶりの集団行動です。20人ちょっとのツアーです。案内人は、それなりの年齢のおじさんですが、ドイツ語と英語とを使い分けて凄まじい勢いでガイドしてくれます。暑いのにご苦労様です。まず市内をバスで観光しながら、船着き場に向かいます。船着き場はカレル橋Karlův mostから2つ隣にあるイラーセク橋Jiráskův mostの近くです。すぐに乗船。それほど大きな船ではなく、船の両弦にテーブルが並んでいます。ほかのグループも合流したので、テーブルは満席です。テーブルのひとつに相席で座りました。一緒に座ったカップルはアラブ首長国連邦から観光にやってきたそうです。


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対岸です。船は方向を下流に向けて、ぐるっと回り込みます。


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アプフェルシュトゥルーデルと飲み物を頂きながらのクルーズです。船は昨日もキュビズム建築を見るためにやってきた鉄道橋のジェレズニチュニー橋Železniční mostの辺りにさしかかります。


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ジェレズニチュニー橋をくぐり抜けると、キュビズム建築のリブシナ通りLibušina uliciの邸宅が木々の裏に見えます。船からの眺めは陸からの眺めとは違って見え、面白いですね。


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その右隣の家はキュビズム建築ではありませんが、なんとなく雰囲気が似ていることに気が付きます。船からは視界が広く、川岸の建物がよく見えます。


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今度はヴィシェフラドVyšehradの丘の教会が見えてきます。聖ペテロ聖パウロ教会Chrám sv. Petra a Pavlaです。船上からはよく見えます。


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丘の麓には、ヴルタヴァ河岸の3世帯住宅が見えます。この建物も昨日見たキュビズム建築です。


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ヴィシェフラドの丘の対岸は市街地を外れ、緑の木々に覆われています。


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川岸にビーチが見えてきます。大勢の人たちが日光浴を楽しんでいます。海のないプラハはビーチは川岸なんですね。


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パラソルを広げ、シートの上に寝そべって太陽の光を浴びていますが、暑そうですね。


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街はずれは緑ばかりで、何もありません。


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下流方向はずっと緑が続き、だんだん山がちになります。ヴルタヴァ川Vltavaはこの先ドレスデンDresdenの方に流れて、エルベ川Elbeになります。


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流石にこれ以上はもう面白いものはなさそうで、船は上流方向に向きを変えていきます。


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川は岩山に差し掛かったところです。


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これから、船はもときた上流方向に戻っていきます。


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ヴルタヴァ川クルーズは続きます。


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プラハで音楽・美術三昧:ヴルタヴァ川クルーズを完了。待望のカレル橋見物は・・・

2013年6月18日火曜日@プラハ/6回目

ヴルタヴァ川クルーズも下流方向から折り返し、上流方向に戻ります。まだ、この辺りは街はずれで緑に覆われた岸辺です。


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また、川辺のビーチが見えてきます。


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水着の男女が岸辺に寝そべっています。ビーチと言っても川岸なので、泳いでいる人は見当たりません。日光浴ですね。


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優雅にボート遊びをしているカップルもいます。


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短い夏に急いで太陽の光を吸収したいのでしょう。暑い日中、ひたすら寝そべったり座り込んだり、ご苦労なことです。


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岸辺に綺麗なクルーズ船が見えます。これは結構長い距離を走りそうです。


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市街地に近づいてきます。


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ヴィシェフラドVyšehradの丘です。聖ペテロ聖パウロ教会Chrám sv. Petra a Pavlaの2本の尖塔が見えてきます。


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ヴィシェフラドの丘を通過していきます。丘の麓には、ヴルタヴァ河岸の3世帯住宅が見えます。


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鉄道橋のジェレズニチュニー橋Železniční mostにさしかかります。キュビズム建築のリブシナ通りの邸宅も見えています。


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ジェレズニチュニー橋をくぐり抜けます。船の横では、白鳥がゆったりと川面に浮かんでいます。


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ジェレズニチュニー橋の向こうには、まだ、ヴィシェフラドの丘の教会が見えています。


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パラツキー橋Palackého mostをくぐり抜けます。残り2本の橋を抜ければ、カレル橋Karlův mostです。


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次の橋のイラーセク橋Jiráskův mostが近づいてきます。橋の向こうにプラハ城Pražský hradも見えてきます。


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ガーン! 残念なことにイラーセク橋の手前でクルーズ船は着岸。


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期待しましたが、ヴルタヴァ川はカレル橋付近は川の段差がありクルーズ船は航行不可能で、カレル橋はおろか王宮も遠目にしか見えません。結局、見えたのは、昨日行ったキュビズム建築の2軒だったのは皮肉な結果。しかも、下りと上りでご丁寧に同じ景色を2度も・・・残念。これも、このところの大水の影響のようです。いつもはカレル橋近くまで行くとガイドブックには書いてあります。この船着き場からは何とかプラハ城だけは見えています。


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クルーズ中に川風も期待しましたが、それほども吹かず、このクルーズは完全に空振りでした。まあ、そんなこともあるでしょう・・・。
クルーズ船下船後、またバスで街の中を走ります。ヴルタヴァ川沿いの通りを走るのは、クルーズが中途半端だったことの代償なんでしょうか。


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バスの中からカレル橋を見せるんでしょうか。でも、陸からはもう十分に見物済みなんですけどね。


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プラハで音楽・美術三昧:ツアーの終点は旧市街広場

2013年6月18日火曜日@プラハ/7回目

ちょっと不満足だったヴルタヴァ川クルーズを終えて、ツアーの最終コースはバスでの市内巡り。
ヴルタヴァ川沿いのスメタノヴォ通り(スメタノヴォ・ナーブジェジー)Smetanovo nábřežíをバスは走ります。すぐにチェコ軍団橋Most legiíに差し掛かります。国民劇場Národní divadloの前です。プラハ城Pražský hradはまだ遠いですね。


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チェコ軍団橋を過ぎて、スメタノヴォ通りからカレル橋Karlův mostが見えてきます。


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カレル橋の向こうにはプラハ城もよく見えます。できれば、船の上から見たかった景色です。


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カレル橋の袂に差し掛かり、旧市街橋塔Staroměstská mostecká věžの真ん前で徐行。


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カレル橋を過ぎて最初の交差点で右折し、プラトネールシスカー通りPlatnéřskáを走ってウ・ラドニツェ通りU Radniceにぶつかり、左折して少し進んだところでバスは停まります。ここは聖ミクラーシュ教会Chrám Svatého Mikulášeの裏手の辺りで、ちょっとした広場もあり、カフカの生家も広場の角にあります。ここでバスから降ろされます。


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ここからは徒歩での案内に変わります。カフカの生家の前は、現在フランツ·カフカ広場náměstí Franze Kafkyと呼ばれています。カフカの生家と聖ミクラーシュ教会の間はオープンカフェになっていて、カフェ・カフカというお店です。若い頃にカフカの不条理文学に熱中していたことが思い出されます。


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フランツ·カフカ広場を抜けると、すぐに旧市街広場Staroměstské náměstíです。連日のようにこの広場に通っています。向かいにはティーン教会Chrám Matky Boží před Týnemが見えています。


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右手には旧市庁舎Staroměstská radniceが見えます。これももうお馴染みです。


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広場には小さなお土産物屋さんも並んでいます。


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広場は暑くてたまりません。観光客もなるべく日陰を求めて広場の中央には人もまばらです。ツアーの案内人のおじさんが広場をガイドしていますが、こちらは毎日のように来ているので、あまり気持ちが乗りません。


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ツアーの仕上げは旧市庁舎の天文時計Orlojです。


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天文時計の説明を聞いて、ツアーは終了です。案内人のおじさん、達者なおしゃべり、ご苦労さま。


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いやー、暑くてたまりません。ツアー解散とともに、一目散にアイスクリーム屋さんで冷たいものをゲット。あー、冷たくて美味しい!


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旧市街広場からは今夜オペラを観る予定のエステート劇場(スタヴォフスケー劇場)を偵察しに行ってみます。ジェレズナー通りŽeleznáを南東方向に散策しながら、そちらに向かいます。


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優美な佇まいのエステート劇場(スタヴォフスケー劇場)Estates Theatre(Stavovské divadlo)に到着。エステート劇場は英語読みで、チェコ語ではスタヴォフスケー劇場です。以前からエステート劇場で馴染んでいるので、当ブログではこの表記で通します。


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この劇場はモーツァルトのオペラ《ドン・ジョヴァンニ》が初演されたことで有名ですが、映画《アマデウス》のオペラシーンもここで撮影されたそうです。正面から劇場を眺めます。美しいですね。


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今夜のモーツァルトのオペラの案内が出ています。モーツァルトの顔がポスターの全面を飾っています。今夜の公演が楽しみです。


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ここまでのルートを地図で確認しておきます。

 ①イラーセク橋付近の船着き場から、ツアーのバスでヴルタヴァ川沿いの道、スメタノヴォ通りを通り、カレル橋を通過。
 ②カレル橋の先で右折し、プラトネールシスカー通り、ウ・ラドニツェ通りを経由し、フランツ·カフカ広場で下車。
 ③フランツ·カフカ広場から徒歩で旧市街広場を案内され、旧市庁舎の天文時計前でツアー解散
 ④旧市街広場からジェレズナー通りを歩いて、エステート劇場へ


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エステート劇場の偵察を終え、もう少しこの辺りを散策します。


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プラハで音楽・美術三昧:プラハ観光の仕上げは2つのキュビズム建築

2013年6月18日火曜日@プラハ/8回目

エステート劇場(スタヴォフスケー劇場)Estates Theatre(Stavovské divadlo)の偵察を終えました。ここから少し散策します。
エステート劇場の左隣には、路地を隔ててカロリヌムKarolinumの建物があります。


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これがカロリヌムの建物です。建物の南側の中央にある出窓が特徴的です。カロリヌムはカレル大学の本部の建物。カレル大学は名前の通り、カレル橋と同様にカレル4世の名前によるものです。カレル4世が1348年に創設した歴史ある大学です。建物自体はバロック様式に改修されていますが、重厚な出窓は当初のゴシック様式のままです。設計したのはカレル橋、聖ヴィート大聖堂も設計した偉大な建築家ペトル・パルレーシュです。


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エステート劇場から北東に伸びる広いオヴォツニー・トル通りOvocný trhを歩きます。ここにもプラハらしい出窓の綺麗な建物があります。壁の装飾も綺麗ですね。


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オヴォツニー・トル通りがツェレトゥナー通りCeletnáにぶつかると、角にある建物が《黒い聖母の家》です。


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今日の散策の仕上げに、キュビズム建築で見逃していた《黒い聖母の家》Dům U Černé Matky Božíを見てみましょう。何度も横を通り過ぎていましたが、意識して見ていなかったんです。よくよく見ると、2階の窓枠のあたりの3角形とか、1階の窓などのガラス部分の多角形の装飾がキュビズム建築なんでしょうか。これがキュビズム建築なの?って感じです。ヨゼフ・ゴチャールJosef Gocarの設計による代表的なキュビズム建築と言われているそうです。この建物には、チェコ・キュビズム博物館Muzeum českého kubismuやグランドカフェ・オリエントGrand Café Orientがはいっています。


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2階の角に黒い聖母像が飾られているので、この《黒い聖母の家》という呼び名になったそうです。


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再びエステート劇場の前を通り、ムステク駅Můstek近くのユングマン広場Jungmannovo námestíにある《雪の聖母教会》Kostel Panny Marie Sněžnéの前に立つ街灯を見に行きます。これも有名なキュビズム様式の街灯だそうです。


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驚いたことに、一昨日、美味しいピルスナービールを飲んだピヴニッツェ&ホスポダの元祖ウ・ピンカスーU Pinkasůのすぐ前でした。気付かずに通り過ぎてしまうような街灯ですが、意識して見ると、なるほどキュビズム様式かも・・・。


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これで今日の観光は終了。ホテルに歩いて戻ります。
今回のルートを地図で確認します。

 ①エステート劇場からオヴォツニー・トル通りを歩いて、ツェレトゥナー通りの角にある《黒い聖母の家》へ
 ②《黒い聖母の家》から、オヴォツニー・トル通りを戻って、ユングマン広場にある《雪の聖母教会》へ
 ③ホテルに歩いて戻る


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ホテルに戻り、シャワーを浴びて休憩です。少しも涼しくないので休んだ気もしません。それでもちょっと落ち着いたところで、プラハ最後のお楽しみに出掛けましょう。エステート劇場でモーツァルトのオペラ《フィガロの結婚》を観ます。もちろん、エステート劇場までは歩いていきます。
エステート劇場横のオヴォツニー・トル通りに面したイタリアンのレストランで、軽く夕食です。ヨーロッパはイタリアン全盛ですね。ドイツでもこのプラハでもイタリアンのお店がとても多いんです。夕方になっても暑いので、テラス席につきます。


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料理の前にまずはパン。美味しそうなフランスパンです。


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続いてミネストローネ。


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ジェノヴァ風パスタです。バジリコがよく効いています。


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ミラノ風リゾットです。


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目の前がエステート劇場なので、ぎりぎりの時間まで大丈夫です。


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近くのテーブルでイタリア語で声高にしゃべっている人がいます。イタリア人まで来るのなら、ここのイタリアンはかなり本格的なんだろうと思っていたら、それほどの味でもありません。何のことはない。このお店のオーナーがイタリア人だったようです。帰りに挨拶されました。
いよいよエステート劇場でプラハで最後のオペラ鑑賞です。これでプラハの大きなオペラ劇場3つを経験することになります。


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プラハで音楽・美術三昧:エステート劇場で感動のオペラ《フィガロの結婚》

2013年6月18日火曜日@プラハ/9回目

エステート劇場横のイタリアンのレストランで、軽く夕食を食べていると、いつの間にか、開演30分前を切っていました。すぐ目の前にエステート劇場が見えているので、落ち着き過ぎでした。
急いで、劇場にはいります。エステート劇場(スタヴォフスケー劇場)Estates Theatre(Stavovské divadlo)はとても古い新古典主義の建物です。このエステート劇場はモーツァルトのオペラ《ドン・ジョヴァンニ》が初演されたことで有名です。
また、この劇場では実際にモーツァルト自身の指揮で《フィガロの結婚》が演奏されたそうです。1787年1月ですから、226年も昔のことです。ここでモーツァルトが指揮したのかと思うと、感慨しきりです。
そして、これから聴くのは、その《フィガロの結婚》です。
チケットはネットで購入済ですが、平土間の良い席がとれず、珍しく、ロジェ・バルコンで聴くことになりました。


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時間も迫っているので、そのロジェ・バルコンの席に直行します。席に到着すると、ホール内部の姿が目に飛び込んできます。とても美しい内装に目が奪われます。


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かなり小さなホールですが、美しさはプラハで一番です。


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こちらはオーケストラピット。まだ、楽員ははいっていません。この席からは舞台はかなりななめ横から見ることになりますね。


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これが我々のロジェ・バルコンのボックスです。我々だけの専用ボックスです。


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2階のロジェ・バルコンから見た後ろの様子です。ロジェ・バルコンのボックスが綺麗に並んでいます。


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こちらが舞台側のロジェ・バルコンの様子です。我々のロジェ・バルコンは前から3番目のボックスです。ちょうど見易い位置ですね。


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ロジェ・バルコンには鏡も設置されています。滅多にロジェ・バルコンには座らないので、何かと物珍しく感じます。


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ホールの天井です。見事な装飾です。天井桟敷の席もずい分、高いところにあります。


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開演間近になりました。オーケストラメンバーも揃い、いよいよです。胸が高鳴ります。


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指揮者が登場し、開演です。ワクワク感の高まる《フィガロの結婚》序曲が始まります。

オーケストラが特に上手いわけではなく、歌手も国際的には無名の人たちですが、どんどんモーツァルトの最高の音楽に引きこまれていきます。第4幕の終盤では、感動の涙でした。3日間、チェコの音楽を聴きましたが、チェコの音楽家のテクニックを超えた音楽の本質への訴求の素晴らしさに脱帽の思いでした。この素晴らしかった《フィガロの結婚》の詳細はここにアップ済です。

オペラ終演後、エステート劇場は明るい照明で闇に浮かびあがり、とても綺麗です。それに清々しい感動も胸に残っています。


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明日はまた、音楽の総本山のようなウィーンに戻り、音楽三昧の総仕上げです。



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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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金婚式、おめでとうございます!!!
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京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

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