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ヴィッテンベルクは世界遺産のルターの街:ヴァイマールから、ハレ経由で一路ヴィッテンベルクへ

2012年4月12日木曜日@ヴァイマール~ヴィッテンベルク~ベルリン/9回目

ヴァイマールWeimarの駅からヴィッテンベルクWittenbergへ向かいますが、ヴィッテンベルクへ直接向かう電車はないので、ハレ中央駅Halle Hauptbahnhofでの乗り換えになります。プラットホームに出て、ハレ行きの電車を待ちます。


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1本前の電車がやってきますが、少し運行時間が遅れているようです。この電車は行き先が違うので乗るわけにはいきません。


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この電車がプラットホームを離れていくと、次のハレ中央駅行きの電車の案内が表示されます。


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やがて、遅れていたハレ行きの電車がプラットホームにはいってきます。一安心です。


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早速乗り込みます。ちゃんと2人並びの席を確保できます。電車は7、8分遅れてきたので乗り換えが大丈夫か心配で、検札に来た車掌さんに確認。すると、手帳にメモをしながら大丈夫だよとのこと。お任せしましょう。


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ヴァイマールからハレへはローカル電車の2等です。各駅に停車しながら走っていきます。やがて、ナウムブルク中央駅Naumburg Hauptbahnhofを通過。昨日、ベルリンからやってきたときに乗り換えた駅です。


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ヴァイセンフェルス駅Weißenfels Bahnhofを通過。聞いたことのない街です。知らない街々に停車するのもローカル電車に乗る楽しみのひとつです。


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やがて、ヴァイマールから1時間ちょっとで終点のハレ中央駅Halle Hauptbahnhofに到着です。ハレ中央駅では見事に遅れを取り戻しています。車掌さんにお願いしたので急いでくれたのかな? 乗り換えの時間は10分ほどあるので、余裕です。ちょっと、駅の様子を見ておきましょう。駅舎内は窓が大きくてとても明るいですね。


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駅舎の天井もガラス張りで明るい光が差し込んでいます。


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とても立派な駅です。ヘンデルの出身地として知られていますが、ハレは大きな街なんですね。
あまりゆっくりしていると乗り換えができなくなります。ヴィッテンベルク行きの電車が出るホームに急ぎます。後5分ほどで電車が出発する時間です。


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すぐにヴィッテンベルク行きの電車が出るホームに着きます。既に電車はホームに停車しています。


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乗り込んだ電車は2階席がある電車。明るくて見晴らしの良い2階席で車窓を楽しみましょう。


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2階席の車窓から眺めたハレ中央駅のホーム風景です。


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やがて、定刻に電車はハレ中央駅を出発。


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ここまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。(緑色の矢印)


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これから向かうヴィッテンベルクはクラナッハが活躍した街で、クラナッハは市長まで務めました。今回の旅のテーマの一つはクラナッハですから、無理しても、このヴィッテンベルクに寄っていきたいんです。電車は順調にヴィッテンベルク目指して走っていきます。


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ヴィッテンベルクは世界遺産のルターの街:ヴィッテンベルブルクに到着、そして、城教会に行くと・・・

2012年4月12日木曜日@ヴァイマール~ヴィッテンベルク~ベルリン/10回目

ヴァイマールWeimarからハレHalleまで電車に乗り、ハレでヴィッテンベルクWittenberg行きに乗り換えます。ハレからヴィッテンベルクへもローカル電車の2等。のんびりした鉄道の旅を楽しみます。配偶者がちゃっかりホテルから頂いてきたリンゴとせんべい(これは日本から持ってきた)が旅のお供です。


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ハレを出てしばらくすると、美しい緑の平原が広がります。その平原には風力発電の風車が並んでいます。ドイツの恵まれた自然を感じます。


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電車はヴィッテンベルブルクに近づくと、川沿いに走るようになります。エルベ川Elbeです。


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車窓から、はっきりとヴィッテンベルブルクの街が見えてきます。教会の大きな塔が2つ見えています。城教会Schlosskircheと聖マリエン市教会Stadtkirche Sankt Marienでしょうか。


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ヴィッテンベルブルクの駅に定刻で到着です。


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ここまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。(緑色の矢印)


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プラットホームからは地下道を抜けていくようです。


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ルターシュタット・ヴィッテンベルブルクLutherstadt Wittenberg(正式な街の名前には、ルターシュタットLutherstadt:ルターの街というのが頭に付きます)では、ルターとクラナッハの跡を尋ねます。が、ここでは滞在時間がたった1時間半しかありません。クラナッハの活躍した街をどうしても見ておきたくて、無理に無理を重ねて何とかこれだけの滞在時間を捻出したんです。この時間を効率的に使うために、街の一番奥にある城教会Schlosskircheへ駅前からタクシーを飛ばします(800円ほど)。


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あっという間に城教会に到着します。まずは城教会前の広場、シュロスプラッツSchloßplatzにあるツーリスト・インフォメーションで街の地図をいただきます。地図上では、一番左にある赤丸のiがツーリスト・インフォメーションの場所で、駅は一番右側の赤字の「DB」がその場所になります。つまり、この後はこの地図上を左から右に歩きながら、街をゆっくりと散策することになります。


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目の前には堂々たる城教会の塔が聳え立っています。


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塔の左には教会の建物が続いています。あまりに建物が大き過ぎて、すべてを一度に写真に収めることが不可能なんです。


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城教会に入ると、牧師さんが前に立って説教中のようです。これは後ろでおとなしく待っているしかありませんね。


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この教会はルターゆかりの重要な教会ですから、ちゃんと見ていきたいものです。ということで、城教会の見学はまだ続きます。


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ヴィッテンベルクは世界遺産のルターの街:ルターの宗教改革が始まった城教会の扉

2012年4月12日木曜日@ヴァイマール~ヴィッテンベルク~ベルリン/11回目

ヴィッテンベルクWittenbergの城教会Schlosskircheはルターゆかりの教会です。内部をじっくりと見学するつもりですが、生憎というか、牧師さんの説教が続いているので、教会の最後部あたりで静かにしています。後ろを振り返ると、バラ窓から夕方の優しい光が差し込んでいます。美しいですね。


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そのバラ窓の上には、大きく立派なパイプオルガンがあります。ここで活躍したルターもクラナッハもこのパイプオルガンの響きを聴いていたんですね。


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横の壁を見ると、高く開いた窓から明るい光が輝いています。典型的なゴシック建築です。


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そろそろ牧師さんの説教も終わりそうなので、そっと教会の真ん中くらいまで進出していきます。その辺りから見た後方の様子です。配偶者はおとなしく一番後ろで待っています。


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ここから見た側面の壁です。説教を聞いていた信徒の方たちも立ち上がります。


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まだ信徒さん達がいるので、少し遠慮気味に教会の前方を撮ります。ステンドグラスが美しいです。


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側面の壁にはルターの肖像画がかかっています。


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ルターはこの街の名前になっているように、この街はルターの活躍した街として世界遺産になっています。ルターが「95か条の論題」を張り出して宗教改革の口火を切りましたが、それがこの城教会にある扉です。1517年のことです。教会の外に出て、それを見に行きましょう。教会の外に出ると、またまた教会のスケールの大きさに圧倒されます。


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これがその扉です。ルターが「95か条の論題」を張り出した当時は木製でしたが、七年戦争のさなか1760年に焼失しました。現在の扉は1858年にブロンズで再現されたものです。


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扉に近づいてよく見てみましょう。これが扉の一部です。大きな扉1面にびっしりとドイツ語が書かれています。「95か条の論題」の文面が刻み込まれています。


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これが宗教改革の発端だったんですね。

城教会の前の広場、シュロスプラッツSchloßplatzでは、皆さん巨大な教会を見上げています。見上げるしかないほど、堂々と聳え立っているんです。


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さて、残り少ない短い時間を使って、このヴィッテンベルクの街を散策します。ツーリストインフォメーションでもらった地図を片手に持ち、街の中心地の方に歩いていきましょう。城教会から大きな真っ直ぐの通り、シュロス通りSchlossstraßeが街の方に続いています。その先には聖マリエン市教会Stadtkirche Sankt Marienの大きな2本の塔が見えています。


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青空のもと、気持ちのよい散策になりそうです。


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ヴィッテンベルクは世界遺産のルターの街:マルクト広場にはクラナッハの家が2軒もあります!

2012年4月12日木曜日@ヴァイマール~ヴィッテンベルク~ベルリン/12回目

城教会SchlosskircheからヴィッテンベルクWittenbergの街の中心のマルクト広場Marktplatzへ歩きます。マルクト広場の聖マリエン市教会Stadtkirche Sankt Marienが見えています。シュロス通りSchlossstraßeをまっすぐ進めばよさそうです。


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通りを少し進んで振り返ると、ようやく城教会の全景を眺めることができます。大きな建物なんです。


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通りの途中からは、綺麗な水の流れている水路Trajuhnscher Bach(溝というにはあまりに綺麗です。名前:Bachからは小川のようですね。)が通りを2つに分けています。


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城教会とマルクト広場の中間辺りまでやってきます。城教会からはかなり離れましたが、それでもまだ大きく見えています。


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マルクト広場も近くなって、人の賑わいも見えています。


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通り沿いのホテルはとても可愛い装飾で思わず、見入ってしまいます。


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シュロス通りを最後まで歩くと、マルクト広場へ到着です。広場の左の赤い屋根の白い建物はルネッサンス様式の市庁舎Rathausです。右手の奥の立派な2本の塔の建物が聖マリエン市教会で、この街最古の建物です。教会には後で立ち寄る予定です。


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マルクト広場には2つの像が建っています。向かって右側がルター像Lutherdenkmalです。


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そして、左側はメランヒトン像です。


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ルターと並び立っているメランヒトンって誰なんでしょう。後で調べてみると、ルターの宗教改革に共鳴してルターの思想を体系化した知的な人物だったようです。ルターは非体系的で直感的だったので、メランヒトンが宗教改革に果たした役割は非常に大きかったとのことです。

このマルクト広場で見たかったのはクラナッハの家Cranach-Hausです。クラナッハは画家の本業以外に、この街の市長まで務めた街の重要人物です。ですから、彼の家は街一番の大きさを誇っていたそうです。マルクト広場に面したマルクト4番地にクラナッハの家があります。大きな建物ですね。


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でも、これで驚いてはいけません。さらにすぐ近くのマルクト1番地にもう一つのクラナッハの家があります。こちらもとても立派な建物です。クラナッハは薬局の経営まで手を染めています。このクラナッハ薬局Lucas-Cranach-Apothekeが今でも残っており、このマルクト1番地の家の東角の部分で営業を続けています。


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薬局の入口の上にクラナッハの家の銘板があります。


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店内に入ってみますが、見事に明るくモダンに改装されていて、普通に営業しています。


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クラナッハ薬局の全景です。


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クラナッハの家自体は薬局の右側に続いており、薬局の2倍ほどの大きな建物です。クラナッハは、この裏手にある建物も含めて、住居および工房として使っていました。後年、主君の失脚に伴って、これらの立派な家を息子に託してヴァイマールに去ったわけですが、さぞや無念だったことでしょう。

ここまでの散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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まだまだ、ヴィッテンベルクの散策は続きます。


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ヴィッテンベルクは世界遺産のルターの街:クラナッハの3連祭壇画を見て、満足!満足!

2012年4月12日木曜日@ヴァイマール~ヴィッテンベルク~ベルリン/13回目

ヴィッテンベルクWittenbergのマルクト広場Marktplatzでクラナッハの2つの家を見て満足し、次は広場近くにある聖マリエン市教会Stadtkirche Sankt Marienの前に立ちます。ルターが説教壇に立ったという由緒ある教会は、さすがに大きく立派です。


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この教会にはクラナッハによる祭壇画があり、それを見るのがこの街に来た一番の目的です。早速、中に入ってみましょう。えっ、ここも工事中のようです。でも、正面には祭壇画が見えています。


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工事用の足場は、祭壇画の邪魔にならないように組んであります。ご配慮、ありがとうございます。ヴァイマールの教会のようなことにならなくて、よかった!


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これがクラナッハの3連祭壇画です。あまりに簡単に見られたせいか焦ってしまい、写真がぶれて撮れてしまいました。お恥ずかしい。3連画の中央が、円卓を囲んでルターが宗教改革について語り合っている場面です。クラナッハの絵では見たことのない構図です。


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この絵を見ることができて、もうsaraiは満足です。ゆったりした気分で教会の中をながめます。後方を見ると、やはり立派なパイプオルガンがあります。


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これは説教壇でしょうか。ルターがここで説教したんですね。


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もう一度クラナッハの祭壇画を一瞥して、教会を出ます。教会の扉も立派です。


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聖マリエン市教会のすぐ隣には小さな古い教会もあります。


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聖マリエン市教会を横手から見ると、大変な修復工事中です。それにもかかわらず、クラナッハの絵が見られて本当によかったです。


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ここから駅の方に歩いて戻ります。マルクト広場から伸びているコレギエン通りCollegienstraßeに出ます。マルクト広場を介して、シュロス通りSchlossstraßeと繋がっている街の目抜き通りです。それにしても綺麗な街並みです。


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通りを歩くと、配偶者がいつも気になってしまう花屋さんがあります。この花屋さんには特に興味を引く珍しい花はないそうです。


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通りの外れのほうまで歩くと、マルクト広場にも像のあったメランヒトンの家Melanchthonhausがあります。あるにはあるのですが、これも修復工事中で無残な有様です。


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ここまでの散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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このメランヒトンの家の先にはルターの家Lutherhaus Wittenbergがあります。最後にそこに寄っていきましょう。


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ヴィッテンベルクは世界遺産のルターの街:ルターの家はとても大きい!

2012年4月12日木曜日@ヴァイマール~ヴィッテンベルク~ベルリン/14回目

ヴィッテンベルクWittenbergの正式名称はルターシュタットLutherstadt(ルターの街)です。ルターの生家と最期の家はアイスレーベンEislebenの街にありますが、ルターが主に活躍したのはヴィッテンベルク。このヴィッテンベルクとアイスレーベンの2つの街は《ルターメモリアル》として、世界遺産に登録されています。このヴィッテンベルクでは既にルターが活動した2つの教会、城教会Schlosskircheと聖マリエン市教会Stadtkirche Sankt Marienを見てきました。最後にルターの家Lutherhaus Wittenbergを訪れます。家の前では綺麗に花咲く木蓮の木が訪れる人を迎えてくれます。


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ルターの家の案内板が立っています。開館時間は6時までです。あと15分ほどあるのでぎりぎりセーフですが、電車の時間が迫っているので、中に入るのはやめて外から見るだけにします。


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ルターの家には、大きな垂れ幕が下がっています。いろんな展示があるようですね。


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この辺りが入口です。ここから引き返します。


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ルターの家の中庭は公園のようになっていて、気持ちのよい空間です。中庭から見たルターの家の右半分です。


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こちらが左半分です。


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ずいぶん大きな建物です。もともとは大学兼修道院として建てられたそうです。ルターが1508年に初めてヴィッテンベルクを訪れたときは、この建物の屋根裏の僧房を住まいとしました。宗教改革後に館ごと譲り受けて、妻と6人の子供たちと住んだそうです。内部は質素らしいですが、それにしてもとても立派な建物に住んでいたんですね。
館の2階の壁にはルターのレリーフがはめ込まれ、ルターがここに1508年から1546年まで住んでいたことが記されています。実に40年近くも暮らしていたんですね。


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ルターの家を離れます。少し歩いて、再度ルターの家を振り返って見ると全景が見渡せます。左手奥がルターの家で、手前にあるのが付属教会です。


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ここから駅に戻りますが、途中にルターアイヒェLuthereicheという公園があります。ルターの家を探すときに目印になるところです。小さな公園ですが、大きなカシの木が印象的です。


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駅前の大きな通り、アム・ハウプトバーンホフAm Hauptbahnhofに出ます。この通りは駅からのタクシーでも通った通りです。だだっ広い通りで、このすぐそばに世界遺産のヴィッテンベルクの街があることが信じられないような風情のない通りです。


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この通りを歩いて行くと、やがてルターシュタット・ヴィッテンベルブルク駅Lutherstadt Wittenbergが見えてきます。


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ここまでの散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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予約済のICEの出発時間まで、まだ20分を残しています。何とか駆け足で、念願のヴィッテンベルクの街を見ることができました。駅から片道はタクシーに乗りましたが、僅か1時間ほどで街を見ることができたわけです。これからICEに乗ってベルリンBerlinに戻ります。


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ヴィッテンベルクは世界遺産のルターの街:短いヴィッテンベルク滞在を終え、ICEでベルリンへ

2012年4月12日木曜日@ヴァイマール~ヴィッテンベルク~ベルリン/15回目

ヴィッテンベルクWittenbergの街の散策を効率よく終えて、ルターシュタット・ヴィッテンベルブルク駅Lutherstadt Wittenbergに戻ってきました。駅舎はヴィッテンベルクの街とは反対側にあるようです。


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線路の向こう側に渡り、駅舎の前に立ちます。もう夕方の6時を回っています。


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予約したICEの到着も間近です。自分の指定席の車両がホームのどの辺りに停車するのか、確認します。ドイツの駅には、その駅を発着する全列車の車両編成とホームの停車位置の関係を示すマップが張り出してあります。これを確認しておかないと、電車が到着した後に走り回る羽目に陥ります。これまでに何度も大変な目にあいました。


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ホームには、もちろんICEの案内が表示されています。到着まで後10分ほどです。


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駅のプラットホームのまわりはだだっ広い広場になっています。街から離れたところに駅があるので、建物もまばらです。


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さあ、確認した車両の停車位置の方に移動しましょう。ずっと前方です。


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駅舎からこんなに離れた場所がsarai達の乗る車両の停車位置です。あらかじめ移動しておかないと大変なことになります。


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ちょうどこの位置に待合所があり、配偶者はベンチで待機です。


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定刻にICEがホームに滑り込んできます。きっちり待っていた場所に乗りこむ車両が停車します。


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ルターシュタット・ヴィッテンベルブルク駅からはICEで45分でベルリン中央駅Berlin Hauptbahnhofに到着です。

ここまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。(緑色の矢印)


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夕食代わりに、寿司弁当を調達します。
実は、一昨日ベルリンに着いた時から気になっていたんです。ベルリン到着後に訪れたポツダムPotsdamでも多くの「sushi」という看板を見かけました。この中央駅には立派な店舗の回転寿司屋があり、アジアの料理店の中にもお寿司があるんです。これは、一度チェックしてみないといけませんよね。このアジア料理店でお弁当を注文します。


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ちゃんとした寿司屋の誂えになっていて、注文後にお寿司を握ってくれます。味は期待できそうです。


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ツォー駅Zoo経由でバスに乗り、昨日チェックアウトしたばかりのホテルに到着。これがホテル・シュタイゲンベルガー・ベルリンSteigenberger Hotel Berlinの全景です。


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saraiが、とても安いからと5つ星のこのホテルを選んだのですが、今夜からは少し張り込んで1つランクUPします。今日から4泊もしますから、居心地のよさそうな部屋にしてみたんです。部屋のしつらえは一昨日の部屋と変わりないのですが、2階から最上階の6階に移動、洗面台が2人使用タイプになりハンドタオルが増えました!


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さらに、湯沸かし器がデロンギ製のコーヒーメーカーになりました。カプセルタイプのコーヒーの粉を使いますが、このカプセルは各種のものが用意されていて、もちろん無料。使えば使っただけ、翌日にはちゃんと補充されます。


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バスローブとスリッパが用意されています。


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なんと無料のミネラルウォーターもガスなしとガス入りの両方が置いてあります!


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少々料金は上がりましたが、なかなかのサービスで満足です。

気分よくお茶を入れて(お茶や各種の紅茶のティーバッグも用意されてます)、お寿司を試食。いやあ、美味しいですよ。酢飯もちゃんと酢飯だし、ネタもなかなか美味しいです。シメサバもあります。ウィーン西駅のお寿司には及びませんが、世界標準は着実に上がっています。


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気持ちのよさそうなベッドでゆっくりと睡眠を楽しみます。


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明日はいよいよ待望のベルリン・フィルをフィルハーモニーのホールで初聴きします。楽しみです。


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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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