旅の8日目です。3日前から20年ぶりにベルリンBerlinの街に滞在しています。一昨日から昨日にかけてはアイゼナハEisenach、ヴァイマールWeimar、ヴィッテンベルクWittenbergを小旅行してきましたが、今日からは久々のベルリンを本格的に楽しみます。
配偶者が朝目覚めて、ホテルの部屋のカーテンの隙間から外を見ると・・・え~、どんよりとした曇り空。夜の間に雨も降ったようでビショビショ。

昨日の午後はヴィッテンベルクで素敵な青空が見えたので、配偶者はお天気は回復して今日あたりから素晴らしい晴天になる予感がしていたらしいのです。完全に期待を裏切られましたが、雨は止んでいるようなので良しとしようか・・・などと配偶者がお天気にがっかりしている間、saraiはまたまた夜遅くまでブログを書いていたのでぐっすり睡眠中。仕方がないので、配偶者は選手交代でブログの下書きを書きながら、saraiの目覚めを待っていたとのことです。
ようやくsaraiが起床。saraiも思わしくない天気を見て、今日予定していたシャルロッテンブルク宮殿Schloss Charlottenburg行きは止めようということにします。やはり青空の下がいいに決まっています。こういう日は、美術館に限ります。楽しみにしていたベルリン絵画館Gemäldegalerieに行くことにしましょう。今夜はベルリンに来た第一目的のベルリン・フィルのコンサートがあるので、ベルリン絵画館だけをさっと見てホテルに戻り休養して、コンサートに備えることにします。
さて、ベルリン絵画館に向かう前に、お洒落なカフェで朝食をいただきましょう。今回の旅のテーマの一つは「カフェでいただく朝食」ですから、ホテルは朝食なしにしてあります。本日のお楽しみの朝食はどこにしましょうか。配偶者が一番楽しみにしていた、花屋さんがあるカフェのアンナ・ブルーメCafé Anna Blumeに決定です。
さっさと出かける準備をして、ホテルの部屋を出ます。さすがに5つ星ホテルのロビーは綺麗ですね。

お洒落なブティックもありますが、朝はまだ開店前です。

ホテルを出て、クーダムKu-damm(正式名称クアフュアステンダムKurfürstendammの略称)の通りを歩きます。道行く人も寒そうです。

カフェ・アンナ・ブルーメに向かいます。ブライトシャイドプラッツBreitscheidplatzのバス停からバスに乗ります。100番の見晴らしの良い2階建てバスの上からベルリンの街を眺め、市内観光をしながらアレキサンダープラッツ駅Bahnhof Berlin Alexanderplatzに行くことにします。100番、200番の2階建てバスは路線バスなので、購入済のベルリン7日間券で乗ることができます。

もちろん、2階席に上がります。少し混んでいますが、並んで席につけます。saraiが地図を手にして、しっかりガイドを務めます。市内半日観光の気分です。

まず街の風景で目立つのは、いまだに工事中の建物が多いことです。20年前はベルリンの壁が崩壊して間もない頃でしたが、いまだにこんなに工事中が多いとはね・・・。

バスはティーアガルテンTiergartenの緑に包まれた公園の中の道にはいっていきました。

やがて、ティーアガルテンの真ん中にある戦勝記念塔(ジーゲスゾイレSiegessäule)を通過します。これは20年前と変わりがありません。

その先はベルビュー宮殿Schloss Bellevueの白い瀟洒な建物が見えます。騎馬警官の姿も見えます。この建物は、現在は大統領官邸として使われていますが、1786年にプロイセンの皇太子のために建てられました。第2次世界大戦の頃はナチス政府の迎賓館として利用され、戦争で破壊されましたが、戦後再建されました。この建物は一般人には公開されていません。

ベルビュー宮殿を過ぎたあたりから、バスはシュプレー川Spreeに沿って走ります。

道が川からそれていくと、変わった形の建物が見えます。世界文化会館Haus der Kulturen der Weltの建物です。ベルリンっ子の間では「孕んだ牡蠣Schwangere Auster」としておなじみなんだそうです。アメリカの建築家ヒュー・スタビンスが設計した建物で、文化的なイベントに利用されているそうです。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

バスの上からの観光はまだまだ続きます。20年前の復習です。
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