梅雨の時期の京都の旅、5日目です。
長かった京都の旅も今日が最終日、夕方の新幹線で横浜に帰ります。
梅雨の時期の京都にもかかわらず最後までお天気に恵まれ、それでいて観光客も少なく、充実した日々を過ごすことができました。
とは言え、まだ今日も晴天、ゆっくりと京都の街を味わいましょう。今日は洛北の大徳寺辺りを訪れることにしました。
ちゃんと拝観料を支払って綺麗なお庭を拝見しましょう。多分、学生時代にはお寺の前で引き返した筈ですから。
朝食はこのハートンホテルでいただきます。昨夜京懐石を頂いたホテルの京料理のお店がすっかり気にいったので、その足でレセプションに直行し、朝食券を買い求めておきました。
勝手知ったそのお店に向かいます。

昨夜と同じスタッフに迎えられ、空いた店内に案内されます。スタッフの京美人の方は昨夜は和服姿でしたが、今朝は地味な洋装で別人かと思うほどの変わりよう。やはり京美人は和服が似合いますね。

朝食は至って普通の朝食でちょっと肩透かし。でも、美味しくいただき、最終日を乗り切る活力が体内にみなぎります。

本来は荷物をホテルに預けて大徳寺に向かうところですが、バスの経路がちょっと複雑で、いったん京都駅に出たほうがよさそうです。ホテルをチェックアウトし、荷物を持って地下鉄で京都駅に向かいます。ハートンホテルは地下鉄の駅のそばなのでとても便利です。京都駅に到着しました。平安遷都1200年事業で京都駅が今の形に変わってからも18年もたち、saraiの知っている京都駅の面影はありません。今の京都駅については賛否両論あるようですが、saraiにとっては思い出のひとつが消えてしまった寂しさがあります。

荷物をコインロッカーに預けて、駅前のバスターミナルでバスを待ちます。

京都駅からバスに乗り、四条堀川でバスを乗り換えようとしましたが、乗り換えのバス停が見つからず、四条大宮まで歩く羽目になりました。このバス停では、実に大勢の乗客が乗車するのにびっくりしました。市電なき現在はバスが市民の足なんですね。幸い列の先頭にいたsaraiと配偶者は座席を確保できてラッキーでした。ここから今宮神社前のバス停まで乗りましたが、かなり時間がかかりました。
バス停で下りると、すぐに今宮神社の朱塗りの楼門があります。

境内にはいると、すっかりおなじみの茅の輪くぐりです。慣れた手順で輪くぐりを済ませ、家内安全をお願いします。

今宮神社の謂われが看板に書かれていました。平安時代に疫病を鎮めるために神殿を設けたのがその起こりだそうです。源氏物語の世界を思い起こします。

本社に詣でて、再び家内安全をお願いしました。今回の旅では色々なところでお願いしたので、きっと1年くらいは家内安全が保証されると信じています。

境内の横手に出ると、門前の茶店があります。

このお店は創業400年の老舗の炙り餅の店「かざりや」です。この炙り餅を食べると疫病を払うといわれている今宮神社の門前名物です。まだお腹は空いていませんが、縁起ものはいただかないとね。早速、のれんをくぐります。

1人前15本という量にびっくり。恐る恐る2人で1人前でもよいかと聞くと、もちろん構わないとのこと。2人で1人前15本の炙り餅をいただきました。それなりに美味しかったです。

お店のおばさん達が次々に両手でたくさんの炙り餅を炙る手つきはなかなか見事で様になっていました。大量に購入する客が引きも切らずに訪れるのには驚きました。このあたりの生活に根付いているんでしょう。お持ち帰りの品を待っている間には、サービスで炙り餅とお茶が供されてました。京都風の心遣いでしょうね。
今宮神社を出ると、すぐに大徳寺の広大な境内の道に入ります。石塀からあふれんばかりの緑です。

大徳寺の塔頭巡りを始めますが、それは次回で。
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