エル・エスコリアルからのバスはマドリッドのモンクロアのバスターミナルに到着。
バスターミナルから地下鉄のモンクロア駅に移動しようとすると、すぐ目の前に地下鉄の駅の案内が! 往きのときにとても分かりにくく、かなり歩かされたあの駅です。saraiは狐につままれたような納得のいかない気持ちです。朝のドタバタ騒動は何だったんでしょう。ホームに入っても、朝はこんな駅だったっけと首を傾げてしまいます。朝降りた駅とは情景が違います。そこへ乗客の乗っていない空の電車が入ってきました。「あれ、ここが始発駅なんだ?」と配偶者がつぶやきます。「そうですよ、朝降りた駅も終点の駅だったでしょ」とsaraiが配偶者に答えると、配偶者は「はあ~、朝降りた駅は終点ではなかったよ」と突っ込んできます。そう言えば、朝は我々が電車を降りても、まだ乗客が乗ったままで電車が出発したことを思い出しました。ここに至って、ようやくsaraiは事態を理解できました。「これで謎がとけたよ、降りる駅を間違えたんだ」と配偶者に言うと、配偶者は唖然として呆れ顔です。地下鉄のマップをもう一度見直すと、やはり一駅見落としていました。3駅目で降りるつもりで地下鉄マップを見ていましたが、実際は4駅目で降りるのが正解でした。それで一駅早く降りてしまい、朝の混乱劇が始まったんです。読み違えてた地下鉄マップはこれ。これが見落とした駅です。地下鉄マップがちょっと分かりにくいと、言い訳けモードに入ります。

配偶者に機嫌を直してもらって、お昼をいただくムール貝の専門店ラ・リオに行きましょう。地下鉄3号線でモンクロア駅Moncloaからソル駅Solに移動します。今度は朝と逆の経路ですが、朝は見落とした駅を間違えないように注意します。

ソル駅から地上に上がると、そこはプエルタ・デル・ソルPuerta Del Sol「太陽の門」という名前の広場です。マドリッドで観光客が集まる広場です。有名な熊と山桃の像がありました。この像の前は人気スポットのようです。

広場に面して、マドリッド自治政府庁舎があります。時計台のある綺麗な建物です。

この庁舎の前の歩道にスペイン中の国道の起点を示すゼロkmプレートがはめ込まれています。テレビの旅番組でよく紹介されているものです。一応、記念に見ておきましょう。スペインの地図が描かれています。でも、まわりでは誰も見ている人はいません・・・。

と、広場の中央を騎馬警官が通り過ぎます。観光用にも役立ちそうですね。

広場の観光を終え、ムール貝のバルに向かいます。その辺りは狭い路地が入り組んだところです。

お目当てのお店がなかなか見つかりません。その辺りのお店の人に聞いても知らないようです。路地を行きつ戻りつしますが、どうにも見つかりません。

諦めて、近くの生ハムの専門店ムセオ・デル・ハモンMuseo del Jamónに変更。が、これが大当たりです。

バルになっている1階は超満員だったので、2階のレストランに上がります。ここのテーブルは空いています。

壁には生ハムがずらりと吊り下げられています。壮観です。イベリコ豚でしょう。

メニューをチェックします。生ビールのピッチャーと食べ物のセットメニューがあります。

こちらはコーヒー、ジュースとスナックのセット。

こちらは盛り合わせプレート。

こちらは単品メニュー。これがいいですね。

こちらも単品メニュー。豊富な品揃えです。

こちらは生ハム(イベリコ豚)とチーズのメニュー。

まずはスペイン産の白ワイン。スペインのワインの本場バルデペーニャス(Valdepeñas)産の安くて、美味しいワイン。

料理は、まず、イベリコ豚の生ハムとメロンMelón Con Jamón。このメロンの甘くて、美味しいこと! これぞ、生ハム・メロン。

定番のおつまみのチャンピニョン・ア・ラ・プランチャChampiñones a la planchaも本当に美味しい。要するにマッシュルームの鉄板焼きですが、肉厚のマッシュルームがジューシーで美味しいんです。

カウンター席でなかったのは残念ですが、バルの美味しいタパス料理を堪能しました。テーブル席でゆっくりして、疲れもとれたしね。この後は次回で。
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