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ウィーンで音楽三昧:ウィーン・フィルのコンサート後、ウィーン料理店でランチ

2015年6月21日日曜日@ウィーン/1回目

旅の3日目です。

9時頃にはお目覚め。シャワーを浴びて、コーヒーを淹れ、お出かけの準備をします。今日もコンサート・オペラのダブルヘッダーで、1つ目は朝11時からなんです。
お天気はうす曇で今ひとつはっきりしませんが、雨が降りそうな気はしません。
まずは、楽友協会です。ホテル最寄りのトラム停留所へ。

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3分程待つと、71番のトラムがやってきます。

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すぐに楽友協会に到着。

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今日はよい席がゲットできず、初めての2階席(バルコン・ロジェ)です。これが今日のチケット。

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これが座席表。

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この2階席へは70段程の階段を上らないといけません。でも、お友達からエレベータがあることを教えてもらいました。それも、メインのエレベータは混み合うということで、奥まった所にある隠れエレベータです。もちろん常連さんは知っているようですが、待つことなく乗れ、楽チンです。

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座席からの眺めです。ステージ上のオーケストラを斜め後ろから見下ろす感じです。

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2階席はこんな感じでホールをぐるりと取り囲んでいます。

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これはステージ真上のオルガン・バルコン席。今日はここにウィーン少年合唱団が立ちます。

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美しい装飾パネルの天井も間近に見えます。

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天井から吊り下げられているシャンデリアが印象的です。

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今日のコンサートは昨日と同じプログラム。ヤンソンス&ウィーン・フィルの演奏でマーラーの交響曲第3番です。かなり条件の悪いと思われる席での鑑賞でしたが、予想外の素晴らしい音響に驚かされます。今日も感動の演奏でした。詳細はここです。

演奏会後は美味しい昼食を頂きに行きましょう。ウィーン料理店のミューラーバイスルMüllerbeislに向かいます。予約を入れておきましたが、不要でした。地下もある大きなお店です。店内は、歴史を感じる装飾で、落ち着いた感じのよいお店です。

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壁には多くの肖像ポスターが並んでいます。多分、有名人達なんでしょう。

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ウェイターはsaraiに日本人かと確認して、日本語のメニューを持ってきてくれます。これはありがたいですね。シュパーゲルの料理を見つけ、迷わず1品はこれに決まりです。

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お鍋にスープとともに入れられたターフェルシュピッツの写真を発見。これはスープが期待できそうなので、もう1品はこれに決まりです。

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まずは注文した白ワインが運ばれてきます。

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続いて、パン。

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最初の料理はいのししの生ハムとメロンの前菜です。いのしし・・・と思いましたが、普通の生ハムと全く変わりなく美味しいです。量もたっぷりあり2人で分け合います。

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次は、ウィーン風コンソメスープ。定番ですから、美味しくない筈はありません。

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そろそろ、メインが出てくる頃です。楽しみです。



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ウィーンで音楽三昧:ミューラーバイスルの美味しいランチ、その後はスイス庭園を散策

2015年6月21日日曜日@ウィーン/2回目

ウィーン料理店のミューラーバイスルMüllerbeislでランチをいただいています。いよいよ、メインです。お鍋に入ったターフェルシュピッツが出てきて、ウェイターが2人のお皿に取り分けてくれます。それはありがたいですが、それではスープは持っていかれちゃいます。慌てて、スープも飲みたいというと、お鍋を置いていってくれます。あ~、よかった。美味しいスープも飲めて大満足です。

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肝心の肉も付け合せのポテトとともに美味しく頂きます。

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シュパーゲルも2人に取り分けてくれます。なかなか気の利いたサービスです。

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最後にターフェルシュピッツのスープを鍋から飲み干して、言うことなしです。

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落ち着いたところで、壁の飾り物を眺めます。ウィーンの古い料理店らしい雰囲気が漂っています。

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最後にコーヒーを頂いて終了。チップも多めにはずみます。

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ランチを終え、ミューラーバイスルを出ます。今日は、ベルヴェデーレ宮殿の隣のスイス庭園Schweizergartenを散歩してみましょう。トラムでベルヴェデーレ宮殿の上宮の先の停留所クヴァルティア・ベルヴェデーレQuartier Belvedereまで行って、散策開始です。この辺りはウィーン中央駅関連の開発が進む一角です。昨日もこの辺りを歩きました。

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スイス庭園は緑豊かな公園です。大きな木々の間に散策路が巡らせてあります。

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散策路の中にはベンチが配置され、ウィーン市民がゆっくりと寛いでいます。

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大きな池があり、その畔に何だか人の顔の形をした大きなオブジェがあります。ショパンの顔みたいですね。

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このオブジェはKrzysztof M.Bednarskiというポーランドの知られた彫刻家が創ったもので、ショパン生誕200年記念の年の2010年に序幕されました。ポーランド共和国政府から寄贈されたそうです。 ショパンは、1829年~1831年の間に2回、計9ヶ月間ウィーンに滞在しましたが、ウィーンで活躍の場を見いだせないままにパリに移り、その才能を開花させることになります。
このショパンのオブジェの先には池の真ん中の噴水が見えます。

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美しい池の周りを歩きます。噴水が綺麗ですね。

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樹木の美しさがとても印象的です。

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このスイス庭園はともかく広いです。広い散策路がまっすぐに伸びています。

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ベンチもたくさんあり、多くの人がのんびり過ごしています。日曜日だからでしょうね。サッカーに興じる子供たちの集団、ランニングをする人、散歩をする人、さまざまです。

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散策路にはたくさんのベンチがあり、こういう空いたベンチも多いんです。

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ベンチで話に興じる熟年の人たちも多いようです。

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スイス庭園のはずれの方まで歩いてきます。子供の遊具もありますが、あまり人は見えません。

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ドッグランもあります。思い思いに過ごす市民の憩いの森という感じです。

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が、あまりにも広い。周りに住宅があるわけでもないし・・・。公園のはずれに、立派な宮殿のような建物があります。何かしら? どうやら、ウィーン軍事史博物館Heeresgeschichtliches Museumのようですね。とりわけ、第1次世界大戦の引き金になったサラエヴォ事件に関する展示が有名です。

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遠くにタワーが見えます。高いところ大好きなsaraiが、中央駅の展望タワーだから上ってみようと提案。それもよいでしょと信じた配偶者。

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ところがこれは大きな間違い。それが分かるのはこの後の展開です。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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ウィーンで音楽三昧:アーセナルの中にあったタワーは? オペラはアデスの《テンペスト》

2015年6月21日日曜日@ウィーン/3回目

スイス庭園Schweizergartenのはずれから見えた中央駅の展望塔と思しきタワーに向かって進んでいきます。タワー目指して歩いていくと、レンガ作りの立派な建物が続きます。

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緑に囲まれ、次から次へと大きな建物があります。案内板によると、これらはアーセナルArsenalという31棟からなる複合的なレンガ造りの建物で、19世紀の半ばに軍事用に建設されたようです。現在は住居や研究施設などに利用されているようです。建物はオブジェクト1、オブジェクト2、・・・という番号で区別されています。

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アーセナルの中は公園のような緑の空間になっています。

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やがて、緑の木々の間からタワーが姿を現します。

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遂にタワーの下に到着。たどり着いて見ると、それは中央駅の展望塔ではなくて、オーストリア・テレコムの単なる電波塔でした。saraiのうそつき!って、配偶者が叫びます。ごめんなさい・・・。

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がっかりして帰ろうとすると、アーセナルの建物群の中の立派な建物に驚くものを発見。どうやらウィーン国立歌劇場Wiener Staatsoper関係の施設のようです。リハーサル用の舞台でもあるのでしょうか。

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今度は並木の先に大きな運搬車が停まっているのが何故か気になります。何でしょうね。

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近づいてみると、これはブルク劇場Burgtheaterの運搬車です。ブルク劇場の倉庫か施設もここにあるようです。

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してみると、ここにはウィーン劇場連盟Bundestheaterの一大施設があるようです。《ART for ART》という組織が運営しているようです。

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オブジェクト19がこのウィーン劇場連盟のために利用されているようですね。

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ヘ~、ウィーン国立歌劇場やブルク劇場のバックヤード的な建物がこんなところにあるんだねって感じです。
この一角には可愛いお人形の配置されているお庭もあります。人々の営みを感じます。

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スイス公園とアーセナルの中をずいぶん歩きました。そろそろホテルに戻りましょう。ラントシュトラサー・ギュルテルLandstraßer Gürtelの大通りに出て、ファサンガッセFasangasseの停留所で18番のトラムに乗って帰ります。

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ホテルで一服して、オペラに出かける準備です。配偶者は気合を入れて着物を着ます。
さて、出発です。例によって、ホテルの最寄りの停留所で71番のトラムを待っていると、タクシーが乗っていけばと目の前で停まり声をかけてきますが、お断り。通りすがりの車の中から、グッドのサインをしてくれる奇特な人もいます。ありがとうございます。今日はトラムも待つこともなく、ちゃんとやってきて、無事にウィーン国立歌劇場に到着です。
今日のオペラは新進気鋭の作曲家トーマス・アデスの《テンペスト》です。チケットはこれ。4列目の中央の席です。

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舞台はミラノ・スカラ座を模したものです。中央には巨大なシャンデリアが吊り下げられています。

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冒頭、このシャンデリアの上でアクロバティックな演技が行われ、肝をつぶします。シルク・ドゥ・ソレイユの演出家らしいド派手なサーカス風の見せ場です。

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原作はシェークスピアの同名の《テンペスト》。主役のプロスペローを演じるエレードは素肌に奇怪な模様を描き、指輪のウォータンもどきの杖をもって、渾身の演技。

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圧巻だったのは、アリエル役のオードリー・ルーナ。異様な動作と金切声で舞台を駆け巡ります。

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舞台全体の音楽をまとめたのは、作曲家アデス自身。彼が指揮までやりましたから、音楽面は万全。

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とても面白いオペラでした。客席には、珍しく、日本人らしき人を見かけませんでした。このオペラの詳細はここです。

焼きそばを買って帰り、それをおつまみにデュルンシュタインで求めたヴァッハウ産の白ワインを飲みながら、ブログ書きに熱中。

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今日は充実した1日でした。明日も引き続き、ウィーン国立歌劇場でヒンデミットのオペラ《カルディヤック》を見ます。ウィーンで音楽三昧は続きます。


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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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07/08 15:53 じじい@

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久々のコメント、ありがとうございます。
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06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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