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ウィーン温泉探訪へGO

2015年6月22日月曜日@ウィーン/1回目

旅の4日目です。

今日の予定は、夜の8時からのオペラだけです。お昼はちょっとどこかへ出かけましょう。お天気は曇り空ですっきりしないので、オーストリア最大級の温泉施設テルメ・ウィーンTherme Wienがよいでしょう。2011年には、ヨーロッパ・ヘルス&スパ・アワードの優良温泉部門で1位を獲得したらしいです。どんなところか楽しみです。

いつもののんびりした朝の行動を終え、遅めの出発です。テルメ・ウィーンに向かう前に、劇場連盟Bundestheaterのチケットセンターで予約したオペラのチケットを受け取っていきましょう。国立オペラ劇場Wiener Staatsoper前でトラムを降りて、チケットセンターに向かいます。

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ウィーンの美しい街路を抜けていきます。

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国立オペラ劇場の横を歩くと、オペラの衣装をトラックから降ろしています。

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椿姫とかドン・ジョヴァンニとかいろんな演目の衣装です。昨日見かけたアーセナルArsenalのアートセンターから運んできたのでしょうか。ご苦労様です。

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問題なく、チケット受け取り完了。劇場連盟の会員カードのポイントが貯まっているはずなので、飲み物券と交換できるか聞くと、OKよと発券してくれます。今夜は無料でワインがいただけそうです。

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さて、テルメに向かいましょう。ホテルの大きなバスタオルを無断でお借りしています。というわけで、今日は部屋のお掃除は不要の札を下げて出かけてきました。テルメに水着は必須です。レンタルもありますし売っているお店もありますが、もちろん持参しています。ビーチサンダルもあるといいです。床が濡れているとすべるところがあるからです。実は、ホテルの室内履き用と兼ねて持ち歩いているのですが、今日は持ってくるのを忘れました。サンダルはなくても構いませんが、気をつけて歩きましょう。

テルメ・ウィーンへは地下鉄とバスを乗り継いでいきます。まずは地下鉄U1でカールスプラッツKarlsplatzからロイマンプラッツReumannplatzまで移動。2017年には、テルメ・ウィーンまで地下鉄が延伸するそうですが、現在はそのための工事で、トラムが廃線になりバスが代行運転されているようです。ロイマンプラッツの駅前でうろうろしながらバス停を探します。なんとかバス停を発見。68Bのバスがテルメ・ウィーン行です。

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時刻表を確認すると、すぐに11時33分のバスがやってくるようようです。

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予定通り、バスがやってきて、乗車します。バスは市街地を抜けていきます。

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やがてオーバーラーOberlaaの森の中にバスが入っていき、バスターミナルが近づいてきます。

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1時間ほどでテルメ・ウィーンに到着です。バスを降りると、廃線になったトラムの線路が見えます。

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目の前にはテルメ・ウィーンの新しい巨大な建物の姿が見えます。

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テルメ・ウィーンから早くも帰ってくる人たちがいます。

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テルメ・ウィーンの大きな建物の手前には、有名なお菓子屋さんのカフェ・コンディトライ・オーバーラーCafé Konditorei Oberlaaがあります。もともとここにカフェ・コンディトライ・オーバーラーの本店があったそうです。お店の名前は、ここの地名オーバーラーOberlaaだったのですね。もうお昼ですから、このカフェで昼食を済ませてから、テルメに行きましょう。

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テラス席があります。気持ちのよいテラス席でランチをいただくことにします。

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テラス席からはテルメ・ウィーンの建物が見えています。

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メニューをチェックした結果、本日のランチを頂くことにします。大きな肉団子の入ったスープ、しっかりボリュームのあるサラダ、大きなウィーナー・シュニッツェルで10ユーロです。かなりお得感があります。
まずはスープとサラダ。

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紅茶もいただきます。

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ウィーナー・シュニッツェル。からっと揚がっていて、美味しいです。

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何といっても、最後に、お店からのサービスよといってケーキが出てくるのが嬉しいです。大きくはありませんが、何といってもオーバーラーのケーキですからね。美味しく頂きます。

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それなりにお客さんが多くて、なかなかお勘定の順番がまわってきません。ヨーロッパでは急いでお勘定してもらおうなんて思ってはいけませけどね。

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待っている間に、若い女の子の集団がテルメから帰っていきます。午前中は、いろんな教室もやっているようなので、一般客は混み合わない午後がよいらしいです。
さて、テルメに行ってみましょう。


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テーマ : ヨーロッパ
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ウィーン温泉探訪:テルメ・ウィーン

2015年6月22日月曜日@ウィーン/2回目

オーバーラーOberlaaの森の中のオーストリア最大級の温泉施設テルメ・ウィーンTherme Wienの近くにあるカフェ・コンディトライ・オーバーラーCafé Konditorei Oberlaaで美味しいランチをいただきました。では、テルメに向かいましょう。テルメ用品のショップの前を通り過ぎます。

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ガラス張りの壁にテルメの入口が見えます。テルメの建物に入りましょう。

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テルメ・ウィーンの綺麗なロビーです。カフェも併設しています。

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ビューティー・サロンもありますね。

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テルメの受付に行きます。

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受付で、入場の手続きをします。支払いはテルメ利用後です。テルメ内での利用内容のチェック用の腕輪をもらいます。テルメの入場は1人17ユーロ。着替えのためにはロッカーのみの使用でも構いません(1ユーロ)。キャビンを借りると(3ユーロ)。キャビンは2㎡位の広さがありベンチもあるのでゆったり着替えられるし、荷物もそこに置いておけるので便利です。更衣室に男女の別はありません。子供連れの家族には便利かもね。荷物を置くためにロッカーのみを利用し、人目をはばからずその辺りで着替えている人も多いです。男性も女性もいるのに・・・。これはsaraiの借りた642番のキャビンです。キャビンは腕輪のキーで開けることができます。

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sarai達は2人でキャビンで水着に着替え、温泉エリアに向かいます。ここから先の写真撮影はご法度です。ここから先はパンフレットの写真を流用します。これがテルメ・ウィーンのパンフレットです。

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テルメ・ウィーンの全体の配置を見取り図で確認しておきましょう。テルメ・ウィーンは驚くほど広く、室内と屋外に9つほどのプールがあります。レストランもあります。もちろん、サウナ・ゾーンもあります。

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室内・外のプールはジャグジー付の温水プールです。皆さんはのんびりと過ごしていますが、特に珍しい風景でもありません。

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順にいろいろのプールに入って楽しみます。湯量が多く、いわゆる源泉賭け流し状態でとっても気持ちがいいです。ジャグジーがとっても快適で、ぬるめのお湯で体を温めます。

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驚くのは、デッキチェアーの多さです。プールの周りは幾重にもびっしりと並べられ、屋外の芝生の上は見渡す限りデッキチェアー。パラソルも並んでいます。要は、水の中にいるより、のんびり寝たり日光浴を楽しむ人が多いということなのでしょう。子供の喜びそうなエリアも充実しています。いろんな滑り台や飛び込み台もあります。

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反対に、大人用には静かに過ごす暗い洞窟のようなプール(グロットプール)もあります。一応、大人用はすべてを体験。

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いざ、サウナに行きます。サウナですから、子供の入場は駄目で、スッポンポンが条件です。たいていはどこの施設でも2階にありますが、このテルメも2階にあります。2階に上がり、別料金なので腕輪をかざしてサウナ・ゾーンの入り口を入ります。このテルメのサウナは、男性専用、女性専用、混浴に分かれています。もちろん賑わっているのは混浴のようです。今までに何度もヨーロッパでサウナ体験をしているので、混浴に躊躇なく入れます。ためらわずに水着をさっと脱いで、フックにかけます。バスタオルで体を包みましょう。もちろん、さっぱりとスッポンポンで大腕を振って歩いても構いませんよ。
まずは、いろんな温度のサウナがあるので、キョロキョロと様子を伺います。と、係りの人が(制服を着てます)、ドアから出て外の方に回れと言います。言われた通りにしようとドアの方に行くと、これは大変、ハードル高過ぎ! 外は、アダムとイブの世界です。青々とした芝生と木立の中に、プールとデッキチェアーが並び、大勢の男女がスッポンポンでのんびり過ごしています。さすがに躊躇して戻ろうとすると、行きなよという感じで外にある90度の高温サウナの方を指差します。覚悟を決めて行ってみると、そのサウナの前にはスッポンポンの男女が十数人にいます。その仲間に加わると、塩の入ったお猪口のような器を手渡されます。この塩を全身に摺りこむようです。そうしてから、サウナに入り、ひな壇にバスタオルをひいて座ります。と、お兄さんが登場(さすがに腰にはタオルを巻いている)。熱く燃えた炭の上に水をかけ蒸気を立たせます。そして、まずタオルを横に振り皆の方に熱い蒸気がいきわたる様にします。次に、皆の天井の方に溜まった熱い蒸気が下に下りるよう、広げたタオルを上下にパンパンと振り下ろします。すると、ふぁっと熱気が舞い降りてきて体を包みます。最後に、タオルをねじりブンブン振り回して、皆のところに熱風がいきわたるようにしてくれます。なかなか美しいパフォーマンスです、一通り終わると、みな拍手して讃えます。さすがの熱風で、汗が吹き出てきます。途中で、カキ氷のような氷の入ったバケツが回ってきます。それを手に取り、顔などにこすり付けて熱を冷まします。こんなふうにサウナには氷が常備されています。

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みんな汗だくだくなんです。このパフォーマンスを何回か繰り返して終了。外に出て、シャワーで汗を流します。あっという間の出来事ですが、なかなか気持ちのよいものです。このサウナ体験のときは、周りの人は皆友達という感じですね。このパフォーマンスは実施時間が決まっているようで、ちょうどその時間にぶつかったので、係の人が勧めてくれたのですね。面白いサウナ体験ができましたが、青々とした芝生と木立のアダムとイブの世界に踏み込むことはできず、室内に戻り他のサウナを見に行きます。45度とか60度とか温度が違うサウナがいろいろありますが、自由に静かに出入りして汗をかけばよいようです。でも、それぞれに作法はあるようなので、見習います。

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先ほどとは別の90度のサウナがあったので入ろうとすると、入り口のランプが黄色のときはドアを開けては駄目とのこと。緑のときに入って待つようです。しばらくすると、緑のランプが点いていたので入っていると、少しずつ人が集まりドアが閉められます。ここにはプロのパフォーマーはいません。と、経験のありそうな人がその役を引き受けてくれて、蒸気を立たせタオルを振り回してくれます。拍手で讃えて終了です。もう、癖になる楽しさです。だんだん慣れてきて大胆になってきた頃には時間切れ。そろそろ帰らないと、夜のオペラに間に合いません。まだまだここのサウナもすべてを制覇していないし、男性専用、女性専用のサウナにも行っていません。それに、別料金ですが、塩の世界というエリアもあります。また来るしかありませんね。残りは次回の楽しみとしましょう。
ところで、テルメに滞在中、saraiと配偶者以外に日本人はおろか、東洋人らしき人の姿は見ませんでした。みなさんも楽しいですから、是非、体験をお勧めします。もちろん、スッポンポンのサウナもね。
慌しく、ジュースを1杯だけ飲んで、着替えて外に出ます。出るときに、飲み物代金もすべて精算できます。結局3時間半もいました。基本の3時間を過ぎていましたが、追加料金は発生していませんでした。ここは1日過ごすつもりでこないといけませんね。帰りには、オーバーラーでお茶する予定だったのに・・・。バスと地下鉄とトラムを乗り継いで、ホテルに戻ります。
テルメ・ウィーンへのアクセスを地図で確認しておきましょう。

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一服して着替え、オペラに行きます。今日のオペラは国立歌劇場でのヒンデミットのオペラ《カルディヤック》です。これがチケット。

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ヒンデミットの前衛的かつ美しい音楽に心を奪われました。デノケの素晴らしい歌唱も堪能。演出はちょっと違和感がありましたが、美しい舞台ではありました。

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このオペラの詳細はここです。

オペラが終わり外に出ると、まだちょっと雨がぱらついています。土砂降りだったことを想像させる水溜りも残っています。運良く、大雨を回避できてよかったです。
今日も楽しい一日でした。明日はヤンソンス指揮ウィーン・フィルのマーラーの交響曲第3番。同じプログラムの3回目です。これまでの2回は素晴らしい演奏だったので、とても期待できそうです。


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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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金婚式、おめでとうございます!!!
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10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

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じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
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その後、ザル

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CDでしか聴いてはいません。
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07/08 15:53 じじい@

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久々のコメント、ありがとうございます。
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06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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