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指宿温泉の旅:やっぱり砂風呂はいいね!

ウィーンでの音楽三昧の旅記事を書いている最中ですが、お正月明けの1月11日から1週間ほど、南九州の実家に帰ったときの話題をお届けしましょう。
温泉好きのsaraiにとって、寒い冬は絶好の温泉シーズンです。高齢の母を誘って指宿温泉に出かけることにしました。
出かける日は天気が崩れるという予報が出ていましたが、心配することはありません。強力な晴れ女の配偶者がついていますからね。実際、出発の朝は曇ってはいるものの何とか天気がもっています。神々しい高千穂の峯もその姿を見せてくれています。
高速道で鹿児島市まで行き、その後は錦江湾沿いの道を走ります。途中、ちょっと小雨がぱらつくこともありましたが、日差しもあり快適なドライブです。休憩も入れて3時間程で、指宿温泉では有名な《白水館》に到着。ドライブのルートを地図で確認しておきましょう。

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《白水館》は敷地も広くてとても立派な温泉ホテルで、びっくりです。車を玄関前に停めて、恐る恐るのの入館です。黒のプリウスαがsaraiの借りたレンタカー。

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玄関前には、鹿児島名物の桜島大根。

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お部屋に案内してもらいます。部屋は錦江湾に面しています。バルコニーの外の眺めは絶景!

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部屋の中も寛げる雰囲気です。

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部屋からバルコニーの方を見るとこんな感じ。素敵ですね。

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景色を堪能した後は、目的の砂むし風呂に行きましょう。指宿と言えば、なんと言っても砂むし風呂ですからね。これが楽しみだったんです。
受付で、砂風呂用の浴衣を借りて着替え、砂風呂に向かいます。砂風呂はかなり広いのですが、大勢の客で賑わっていて、順番待ちです。九州のテレビ局の取材クルーも来ています。10分程待つと、sarai達の番が回ってきました。係の人に案内されて、母と配偶者とsaraiの3人が頭を並べて横になります。砂の上に横になると、ホテルのスタッフが足から順に優しく砂をかぶせてくれます。とても熱い砂が体の芯を温めてくれます。しかも次第に熱が冷めていくので、最初の熱さを我慢すれば、すーっと気持ちがよくなります。まさに桃源郷。気持ちのいいことこの上なし。あっと気が付くと30分ほど経っていました。うとうとしていたようです。砂風呂は、別府温泉でも体験しましたが、そのときはセルフサービスで自分で砂をかけて楽しみました。砂風呂は、全国に4か所あるそうですので、是非全制覇したいものです。写真はホテルのパンフレットから流用しますが、まあ、こんな感じです。

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砂風呂の後は、そのまま温泉に向かえばよいのですが、のんびり楽しみすぎてその時間がありません。さっとシャワーを浴びて、夕食をいただきにいきます。個室スペースで懐石料理です。

先付けの《そら豆》と前菜4種(鮎や蟹など)。

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先椀の海老真丈。

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お造りは新春4種盛り。海老がぷりっぷりで何とも美味しいです。

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窓からの庭の景色もなかなか風情があります。

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炊き合わせの後は焼き物。寒鰤の素焼きです。

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合肴は湯葉の餡かけ。

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さらに強肴は黒豚の味しゃぶ。酢の物、ご飯、薩摩汁と続き、すっかり堪能・・・というより、食べ過ぎ状態。
ホテルのサービスだという野菜の天ぷらには箸がつきません。

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それでもデザートは美味しくいただきます。ぺろっ。

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頂いた白ワインでほろ酔い気分。部屋に戻って一寝入りです。
ゆっくり休んだ後に、終了ぎりぎりの時間に温泉に浸かります。元禄風呂という広々とした温泉です。熱めの湯やぬるめの湯、打たせ湯など色んなお風呂があります。江戸柘榴風呂という蒸し風呂(サウナ)も楽しめます。なかなか高温の本格的なサウナです。低いくぐり戸をかがんで入るという一風変わったサウナです。もちろん、露天風呂もあります。星空を眺めながらのんびり癒されます。ここにも釜風呂というサウナがあります。これらを慌ただしくすべて体験するとクローズの時間になってしまいました。

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砂むし風呂に続き、温泉もたっぷりと堪能。天国、天国の気分で就寝。
明日は帰りに桜島にでも寄っていきましょう。


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指宿温泉の旅:桜島は凄いね!

指宿温泉の《白水館》で砂むし温泉と元禄風呂を満喫した翌朝、部屋の大きな窓から錦江湾の朝日が見えます。絶景ですね。

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バイキング朝食のレストランは大いに賑わっています。

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たっぷりと美味しい朝食をいただきます。

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朝食後すぐに出発といきたいところですが、今朝はコンサートのチケット予約日なんです。家族みんなで電話かけまくりといきたいんですが、残念ながら4人の携帯のうち2台はバッテリー切れ。残りの2台で電話を掛け続けますが、なかなかつながりません。そのうちに、使用中の2台の携帯のバッテリーも怪しくなってきます。とそのときに僥倖。saraiの姉のかけていた携帯がチケット窓口につながりました。順調にチケットを購入し終わった途端、その携帯はバッテリー切れ。ハラハラドキドキのチケットゲット劇でした。
これで上機嫌になったsaraiは、ルンルンで車を発進。桜島に向かいましょう。
道の傍らには菜の花がドライブを応援してくれています。そういえば、指宿で菜の花ウォークがあるという話です。ここは菜の花の里なんですね。

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錦江湾沿いに車を走らせますが、空気が霞んでいて一向に桜島が見えません。

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やがて、前方にうっすらと山影が見えてきます。きっと桜島でしょう。

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だんだんと山の形がはっきりとしてきます。確かに桜島のようですね。

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山の頂点のぎざぎざも分かるようになってきます。

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桜島が大きく見えるようになり、桜島へのフェリー乗り場に近づきます。

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桜島フェリー乗り場に着きました。やがてフェリーへの乗船が始まります。

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フェリーに乗船です。

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乗船して、停止位置に誘導されます。

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車を降りて、デッキに向かいます。中央に見えている黒いプリウスαがsaraiのレンタカー。

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デッキからは桜島の雄姿が眺められます。

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フェリーが出航して、港を出ていこうとします。

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陽光を浴びてきらきらと輝く錦江湾をフェリーは進みます。桜島からのフェリーとすれ違います。

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たった20分程で桜島に到着。フェリーから車が順次、桜島に上陸します。

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展望台から、桜島の御岳(おんたけ)を眺めましょう。展望台に向かう途中、ドライブインから御岳を眺めます。ドライブインの塔の上にはお茶目に桜島大根のオブジェが飾ってあります。

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再び車を走らせながら、草原からの御岳の姿を眺めます。

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有村溶岩展望所に到着して、駐車場に車を停めます。さて、どの道を通って展望台に行けばよいのか分からずに迷っていると、配偶者がさっさとお土産物屋さんのおばさんに道を聞いています。道を聞くだけでは申しわけないので、何かお土産物を買いましょう。帰りに寄るからねと約束して、溶岩の中の道を展望台に向かいます。

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すぐに展望台に到着。素晴らしい眺めです。ここから見えているのは南岳。中岳と北岳はその後ろに隠れているようです。

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桜島にゆかりの句碑や歌碑があります。

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溶岩台地の上に散策路があります。錦江湾も見えます。

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錦江湾の上には怪しげな黒雲がかかってきました。急いで見物しないといけませんね。

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もう一度、南岳を眺めます。その後ろの中岳?もちらっと見えるようです。

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駐車場に戻り、お土産物をお買い上げ。桜島大根の漬物をいくつかゲット。これが生の桜島大根です。でっかいですね。

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今度はもっと近くから御岳を眺めましょう。湯之平展望所までやってきました。ところが残念ながら山の頂上には雲がかかっています。

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それでも展望塔の上からは素晴らしい錦江湾の眺めです。

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この展望塔の案内板に驚くべき事実が書かれています。鹿児島湾(錦江湾)は何と巨大噴火で空いた穴に海水が流れ込んで出来たものだそうです。つまり、外輪山が錦江湾の海岸線ということです。その後の噴火で中央に盛り上がったのが桜島です。

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雲間から、その錦江湾に美しい光のすじが差し込んで素晴らしい景色になっています。

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これで桜島観光はおしまいにしましょう。山道を下って、フェリー乗り場に戻ります。

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フェリーで鹿児島市に戻ります。鹿児島といえば、とんこつラーメン。有名店でいただきますが、それは別記事でご紹介します。
ラーメンを食べた後は実家に帰りますが、鹿児島市内を走っていると西郷隆盛にご対面。上野公園の銅像とは違って、犬を連れていませんよ。

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指宿温泉と桜島を満喫した旅になりました。


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番外編:とんこつラーメンの名店、《鷹》と《宝来》

指宿温泉と桜島を満喫しましたが、食で忘れてはならないのが九州名物のとんこつラーメン。saraiが生まれ育った地の名物ですから、子供のときから食べ続けています。南九州の実家に帰ったときには毎日のように食べるほど、大好物なんです。今回は、そのラーメンをご紹介しましょう。

まずは指宿温泉と桜島からの帰りに訪れた鹿児島市内のラーメン屋さん《鷹》です。中心街のデパート山形屋近くの駐車場に車を置き、すぐ近くのお店に向かいます。お昼時を過ぎていたので、席は空いています。早速、ラーメンを注文。そんなに待つこともなく、ラーメンが出てきます。

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意外にあっさりめの味です。人によっては物足りないかもしれませんが、saraiは好きな味です。これは飽きのこない味ですね。うすめのとんこつ醤油味でスープは結構澄んでいます。具材は、もやしと焼豚。この焼豚がすごいです。ザクッザクッと塊から切り出されたという感じの乱切りです。
一緒に出されたのはお茶と漬物。九州では沢庵が付いてくるのが定番なのですが、この店の沢庵はちょっと塩味が強めの白いもので5切れ。

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お店の向かいには、さつま揚げの有名店の揚立屋がありますので、さつま揚げもお土産にゲット。さらにその向かいには、かるかん饅頭で有名な明石屋もありますがこれはパス。このあたりは鹿児島の食の名店が固まっていますね。

次にご紹介するのが宮崎ラーメンの隠れた名店《宝来》です。saraiが子供のときから食べ続けて、もう50年以上にもなるsaraiの最愛のラーメン屋さんです。経営者は母から娘へと受け継がれているため、50年経ってもずっと味が変わらない稀有なお店なんです。次の時代を担う若いお嬢さんもお店に出ているので、まだまだ続きそうな気配です。ところが今回の帰省でお店を訪れて、びっくり!! なんと50年以上もこの場所で続いた店舗を移転するとのこと。こういう天然記念物のような店舗なんですよ。この店が無くなるのは惜しい・・・。

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この店の正面のレトロ感は素晴らしいでしょう。まず、東京の有名ラーメン店には見られないものです。

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移転先は、すぐ近くのビルの1階。店内に案内がでかでかと張り出されています。

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店の雰囲気はがらっと変わるでしょうが、きっと味は変わらずに続いていくでしょう。でも、古い店の雰囲気が変わるのは残念。記念のために店の内部を写真を撮らせてもらいました。
これは調理場。経営者の女性がsaraiのラーメンを作っていてくれます。熟練の技です。

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狭い店内には、テーブル1つと座敷席。普通はカウンター席で食べている人が多いです。

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メニューはいたってシンプル。基本は550円のラーメン。トッピングがいくつかあるだけです。saraiはこのラーメンかもやしラーメンを食べるのが常です。


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さて、この店のラーメンは、とんこつ醤油味で白濁しています。わりとしっかりした味です。もやしは極細で、麺を茹でるお湯に一瞬通すだけなのでシャキシャキです。自家製の焼豚は普通に薄切り。もちろん、沢庵が付いてきます。黄色い甘めのもので3切れ。ラーメンと一緒に食べると、なんとも美味しいのです。
ここで、ドーンとお見せしたいのですが・・・店内の写真を撮るのに夢中になっていて、気が付いたときにはラーメンは完食、完飲。これはいけないと配偶者のどんぶりを見ますが、少しスープが残っていただけでした。大失態です。

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次にこのラーメン屋さん《宝来》を訪れるときには新店舗です。もう、明日が旧店舗の閉店日ですからね。名店の新しい飛躍を祈りましょう。


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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
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07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
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07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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