旅の7日目です。
今日からは、ウィーンに別れを告げて、オランダ編の開始です。オランダのアムステルダムで今日と3日後の2回、ベルクの遺作のオペラ《ルル》を聴くのが主たる目的で、4日間滞在します。その4日間を最大限に活用して、大いに楽しむ予定です。その後はベルギーに向かいます。
今回の旅の移動ルートを地図で確認しておきましょう。

今日はこのルートの中での、ウィーンからアムステルダムへの空路での移動です。
ウィーン最後の朝は、雲ひとつない青空です。ようやく好天になったのにウィーンを離れるのはちょっと残念な気分です。が、こんな青空だと暑くなるでしょう。ウィーン滞在中は曇り空で涼しく、雨にも降られなかったのだから良しとしましょう。
ちゃんと早起きして、シュヴェヒャート空港Flughafen Wien-Schwechatに向かいます。ホテル近くのレンヴェーク駅Wien RennwegからSバーンの電車1本で空港まで行けます。なんとも便利なホテルでした。
空港は混んでいます。既にwebチェックインは済ませ、ホテルで搭乗券もプリントしてあります。搭乗手続きは不要です。

しかし、せっかくwebチェックインしてあったのに、荷物を預けるのにかなり並ばされます。荷物を預けた後、どうしてこんなに歩かせるのかしらと腹立たしくなるほど歩きに歩いて搭乗口に到着です。お土産物として買うものもなく、これでよかったのかな・・・と思いながら搭乗を待ちます。

窓辺に寄ると、搭乗予定の飛行機が見えそうです。

窓に張り付くと、出発準備中の飛行機が見えます。

飛行機の全体を眺めるために別の窓に移動します。今度は頭が見えませんが、その後ろは全部見えます。尾翼のKLMのマークが印象的です。

搭乗が始まり、ボーディングブリッジの中を歩きます。モニターカメラでとらえた飛行機周辺の映像を、ここでチェック中です。準備状況をチェックしているんですね。

主翼後方の席に座ります。もちろん、配偶者は大好きな窓際の席です。彼女はここから外を眺めるのが趣味なんです。

今日は絶好のフライト日和です。ほとんど雲も見えませんね。

KLM機はほぼ満席で飛び立ちます。オーストリアの美しい緑の田園がぱーっと目に入ってきます。ああ、これで今年のウィーンともお別れだなと感慨が胸によぎります。

眼下に広がる風景は美しく冴え渡り、ますます心に沁みてきます。

麦秋と緑の畑のパッチワークが綺麗です。さらば、ウィーン・・・この美しい風景は心の中にしまい、再び訪れる日を楽しみに待ちましょう。

快晴のフライトは順調に続き、眼下の景色は遠く靄っていきます。

やがて、ドナウ川が見えてきます。ドナウ川にもお別れです。

蛇行するドナウ川が見えています。どうやら、今回の旅の最初の日に訪れたヴァッハウ渓谷の辺りですね。川辺の町はクレムスKremsのようです。

深く蛇行するヴァッハウ渓谷がよく見えます。蛇行の始まるあたりがデュルンシュタインの町のようですが、小さな町の姿はなかなかとらえられません。

スナック菓子と飲み物のサービスの後はぐっすりお休み。だいぶんお疲れです。今日は早く起きたしね。

目が覚めると、眼下にはオランダらしい運河の町が見えています。

飛行機は高度を下げて、間もなく着陸のようです。

快晴のスキポール空港Luchthaven Schipholに到着です。空港はものすごく混んでいます。そろそろ夏休みなのかな。空港の中には、いかにもオランダらしいチューリップの球根のお店があります。

預けた荷物を無事にゲットして、空港のショップの間を歩いて外に向かいます。

バスに乗ってアムステルダム市内に向かいますが、その前に難関のOVチップカールト(プリペイドカード)へのチャージを済ませないといけません。
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