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ユトレヒトの1日:アムステルダム中央駅からユトレヒトへ

2015年6月27日土曜日@アムステルダム~ユトレヒト/1回目

旅の9日目です。

アムステルダム3日目。今日はユトレヒトUtrechtに出かけます。ユトレヒト室内音楽祭を楽しむためです。コンサートを2つ聴く予定です。この音楽祭はユトレヒトが誇る美人ヴァイオリニストのジャニーヌ・ヤンセンが2003年に創設し、以来、音楽監督を務め、コンサートでも中心となって活躍しています。もちろん、彼女の出演するコンサートを聴きます。
ということで、saraiにしては早起き?して、昨日と同様にトラムでアムステルダム中央駅Amsterdam Centraalに向かいます。トラムに乗る前に、行きつけのパン屋さんに寄っていきます。膨大にパンが並んでいますが、こんなに多くのパンも午後にはほとんどなくなるんです。オランダ人のパン好きは尋常ではありませんね。

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朝食のパンとゆで卵とコーヒーをゲットし、テイクアウトにしてもらいます。パック詰めの生ジュースもすごく美味しいんですが(高価です!)、今日はコーヒーにします。

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朝食を持ってトラムに乗車。トラムに乗るときにはOVチップカールトをタッチしてチェックインしますが、配偶者は車掌さんに(チケットの確認のために車掌さんがちゃんと乗車していて、車掌用の専用ボックスもある)なんだか注意を受けています。配偶者は全く何を言っているのか分からない様子。配偶者がタッチしなおすの?という身振りをすると、車掌さんはそうだよみたいな身振り。配偶者は乗るときにちゃんとタッチしたらしいのですが、仕方なくもう一度タッチすると車掌さんは納得したような表情。う~ん、ま、いいか・・・言葉の通じない悲しさと配偶者は割り切ったようです。。
中央駅に向かう途中では、トラムの窓からアムステルダムの立派な煉瓦造りのファサードの建物をずっと眺めます。こういう建物がずらっと並んでいるのは壮観です。

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アムステルダム中央駅Amsterdam Centraalに到着です。順調にユトレヒト行きのインターシティに乗れます。土曜日のせいでしょうか、混み合っています。それでも2階席に席を確保して、朝食を広げます。

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電車が中央駅を出るとすぐに、右手の水路オーステルドックOosterdokの向こう岸に異様な建物が見えます。ドックのようにも見えますね。これはサイエンス・センター NEMO(Science Center NEMO)という子供向け?の科学技術博物館です。この異様に見えた建物(ニュー・メトロポリス)は、世界的に有名な建築デザイナーのレンゾ・ピアノの設計で1997年に竣工したものです。レンゾ・ピアノというと、我が国の関西国際空港旅客ターミナルビルを始め、パリのポンピドゥー・センター、ジェノヴァ港湾再開発(テントを吊る「ビゴ」という名の構造体)、スイス・ベルンのパウル・クレー・センターなど、彼がデザインした建造物はどれもおーっ!と驚くような建物ばかりです。このニュー・メトロポリスもデザインしたのがレンゾ・ピアノだと言われれば、なるほど彼らしい建造物と納得です。

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朝食を食べているうちに、オランダらしい風景の中に出ます。どこまでもまっ平らな緑の平原が続きます。

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牧畜のための牧草地です。羊たちが草を食んでいます。

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27分でユトレヒトに到着です。アムステルダム中央駅からユトレヒト中央駅Utrecht Centraalまでのルートを地図で確認しておきましょう。

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駅に到着すると同時に、saraiがトイレに行きたくなります。レストランやカフェや施設にはトイレはありますが、駅などにはなかなかトイレはないんです。一応トイレの表示はありますが、表示に従って進んでいても見つかりません。うろうろしながら大きな駅の構内を進みます。おっ、楽器を持った人たちが前を歩いています。今日の音楽祭の演奏家でしょうか。

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自転車レースのポスターが飾ってあります。そういえば、今年のツールドフランス (Tour de France)のスタートはこのユトレヒトなんだそうです。大会開催日は1週間後。大変な騒ぎになるんでしょうね。

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おっと、そんなことよりもトイレを探さないと!! 一目散に進んでいきましょう。

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駅の構内を突き抜けて、大きなショッピングモールのホーフ・カテライナ(Hoog Catharijne)の建物に入ります。

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このショッピングモールがちょうど開店したところなので、トイレを尋ねると、2階よと教えてくれます。このようなショッピングモールの施設には、トイレは全館に一箇所くらいしかないんです。有料のことも多いです。だから出かける前に済ませてねと配偶者に念を押されますが、これだけは自然現象ですからね~。

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ようやくトイレにたどり着いて、ホッとします。

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saraiはさっぱりした途端、急ぎ足で歩き始めます。コンサートの開始までに、もうあまり時間がありません。ショッピングモールのホーフ・カテライナの建物を出ると、小奇麗な路地に出ます。

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配偶者はあきれ顔でちょこちょこ後から付いてきます。路地を抜けて、ステーン通りSteenwegに入っていきます。

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ステーン通りを進むと、前方に大きな塔が見えてきます。ドム塔Domtorenですね。その先がドム教会Domkerkのはずです。どんどん足が早まります。

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ドム塔の前に出ます。どーんと聳え立つ重厚な建造物です。

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古い石畳の道です。

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ユトレヒトの繁華街を大急ぎで歩き抜けると、ドム教会の前に出ます。今朝はドム教会でのコンサートなんです。着いたのはコンサート開始の15分ほど前で、聴衆がずらっと並んでいます。自由席なので、いい席が確保できるか微妙なところです。本当は30分前には着きたかったんですけどね。遅れたのは誰のせいかしらと配偶者がにらんでいます。

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ユトレヒト中央駅からドム教会までのルートを、地図で確認しておきましょう。

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列に並び、落ち着かない気持ちでコンサートの開場を待ちます。


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ユトレヒトの1日:ドム教会でユトレヒト室内音楽祭のコンサート

2015年6月27日土曜日@アムステルダム~ユトレヒト/2回目

ユトレヒトUtrechtのドム教会Domkerkの前で、ユトレヒト室内音楽祭のコンサートを待つ大行列に並んでいます。行列の先頭はドム教会の入口の辺りのはずですが、ここからは見通せないほどの行列です。

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このドム教会前広場Dompleinには、行列以外の人はほとんど見当たりません。行列は広場をぐるりと回り込んで続いています。

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列が少しずつ進んでいきます。ようやく行列が入口に吸い込まれていくところがみえてきました。行列の左側になんだか変な人形が見えますね。

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ドム教会に向かい合って立つドム塔Domtorenの前近くに来ました。堂々と聳え立っています。

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ドム塔と人形の間を行列は進んでいきます。

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ドム教会の壁面には教会内部の様子がドーンと描き込まれ、その前にはちょっと場違いな松明を持つ女性像があります。これって何?

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先程から側面が見えていた人形の正体は、これでした。子供がミッフィーに張り付いています。ミッフィーは、ユトレヒト出身のアーティスト、ディック・ブルーナによって生み出されたものです。それにしても、これまた場違いの場所に置いてあると思ったら、今年2015年はミッフィー誕生の60周年だそうです。「 ミッフィー アートパレード 」と題して、オランダ各地で45体のミッフィー像が展示されており、これもそのひとつ。ちなみに6日前の6月21日が、ミッフィーの60回目の誕生日だったそうな・・・。日本でも15体のミッフィー像が展示されているそうです。これら60体のミッフィー像はオークションにかけられて、収益金はユニセフに寄付されるとのことです。ミッフィーは、オランダ以外では日本で大人気なんですね。

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おやおや、この広場では樹木もドレスアップしてますね。これまた、場違いな・・・。もっとも、これがお国柄なんでしょうか。国によって、文化の違いがあるものですね。

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広場から続くミッデン・ネーデルランド・ルーテ通りMidden Nederland Routeが見えます。この通りは南に伸びており、ユトレヒトの町の骨格のようになっています。

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かなりミッフィーから離れました。列はじりじりと進んでいきます。それなりの席が確保できるか、気持ちが焦ります。

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ようやくチケットを提示して教会に入ります。これがネットで購入したチケットです。

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少し横っちょですが、それなりの席を確保。まあまあでしょう。ほっとしました。

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どんどん聴衆が入ってきます。後方にも多くの人たちが並びます。

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上方にはパイプオルガンが見えます。

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教会の最後部まで人が入っています。教会は音は響くので聴こえるんでしょうね。

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そろそろ開演の時間です。会場内も落ち着いてきました。

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開演です。プログラムはバッハの室内楽。教会の長い残響の中で初めて音楽を聴く体験になりました。無事にコンサートを楽しめて、まあ満足というところ。間近に見たジャニーヌ・ヤンセンは美人でスタイル抜群、ヴァイオリンも見事でした。このコンサートの詳細はここです。

コンサートの後は少し居残って、ドム教会の内部を見学します。ゴシック様式の素晴らしい内部空間です。

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後方には石像が横たわっています。お墓でしょうか。

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さらに見て回ろうとすると、内陣の先には何もなし。

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変だなと思いますが、実はこのドム教会はドム塔を鐘楼とする巨大なカテドラルの聖歌隊席の翼廊部分なんだそうです。カテドラルの中央部分と身廊は17世紀の大きな竜巻で倒壊して、現在のドム教会とドム塔(鐘楼)のみが残ったそうです。その倒壊した身廊の跡地が、現在のドム教会前広場なんだそうです。どれだけ凄い竜巻だったんでしょう。当時、このカテドラルはオランダ最大の教会で、ドム塔は今でもオランダで一番高い塔なんだそうです。びっくりです。そう言えば、さっき変に思った外壁に描かれた教会内部の絵は、あれで正しかったんですね。あれは外部でありながら、内部でもあるという2面性を表していたんでしょう。

ドム教会を出ると、そのドム塔が聳えています。112mの高さです。上まで上るとユトレヒトの町が一望できるそうです。

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これは昔の参事会会館として創設されたもので、現在は19世紀末にネオ・ルネッサンス様式で改装されてユトレヒト大学本部になっています。前に立つ銅像はオランダ建国の祖の一人であるヤン・ファン・ナッソーです。

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これがドム教会の全体像です。たしかにカテドラルの一部分という形ですね。

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さて、今日はオランダのお友達と待ち合わせをしています。夕方からのコンサートをご一緒するのですが、その前におしゃべりと街歩きもしようということになっているのです。待ち合わせ時間までに少し時間がありますから、ユトレヒトの町を把握しましょう。ユトレヒトはオランダ第4の町。大きな町ですが、コンパクトにまとまった町で市街地の中心から端まで15分ほどで歩けます・・・とツーリスト・インフォメーションのおばさんに紹介されました。ツーリスト・インフォメーションはドム教会前広場に面したところにありました。市内地図をここでゲット。地図を見ながら、ぶらぶらしましょう。


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ユトレヒトの1日:オルゴール博物館の後、お友達とランチへ

2015年6月27日土曜日@アムステルダム~ユトレヒト/3回目

ユトレヒトUtrechtの街歩きを、ドム教会Domkerkの前の広場Dompleinから始めましょう。

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さて、どこへ行きましょう。頭上ではずっと、教会のカリオンが鳴り響いています。ドム塔Domtorenを抜けてセルヴェト通りServetstraatを進んでいくと、どんどん人が増えて通りは人で一杯です。すぐに運河に出ます。アウデグラフト運河Oudegrachtです。岸辺までの段差があります。この深く切り込んだ運河がユトレヒト名物です。岸辺にはカップルもいます。気持ちよさそうですね。

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ユトレヒトで有名なのはミッフィーです。でも、ミッフィー博物館は街の一番はずれにあるのでパス。さほどに興味もないしね。近くにあるオルゴール博物館Museum Speelklokに行ってみましょう。マールテンス橋Maartensbrugを渡って、ブールケルクホフ通りBuurkerkhofの路地に入ります。路地から振り返ると、ドム塔が大きく聳え立っています。ドム塔はユトレヒトの町のランドマークです。どこからも見えて、これを目印にしていれば道に迷うことはありません。

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ドム塔を背にしながら、ブールケルクホフ通りを進みます。

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すぐにオルゴール博物館に到着。ミュージアムカードで無料で入れます。案内パンフレットによると、古い教会を利用した建物の2つのフロアに、オルゴールがたくさん展示されているようです。

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古めかしいオルゴールがあります。

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教会の建物の名残りもあり、パイプオルガンもあります。もしかしたら、パイプオルガンもオルゴール?

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これは円盤型の精巧なオルゴールですね。

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なかなか充実した展示です。オルゴールには大して興味はないのですが、じっくり見ると面白いかもしれませんね。お友達との待ち合わせ時間があるので、さらりと眺めたところで待ち合わせ場所に向かいます。オルゴール博物館を出ると、再びアウデグラフト運河に出ます。そこに、ミッフィー誕生の60周年記念の「 ミッフィー アートパレード 」の45体のミッフィー像の1体があります。なんだか、落書きしたようなデザインです。

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運河沿いに歩き、先ほど渡ったマールテンス橋に近づきます。きっきのカップルはまだ岸辺で語り合っていますね。

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ドム塔を抜けて、待ち合わせのドム教会前の広場に向かいます。

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すぐにお友達と出会えました。お昼をかねて、じっくりおしゃべりを楽しみましょう。ぶらぶらと街歩きをしながらレストランを探しますが、その前に夕方のコンサートの会場を下見しておきます。会場は別の教会です。またまたアウデグラフト運河のマールテンス橋を渡ります。運河をクルーズ船が航行していきます。いいなあ・・・時間さえあれば乗りたいところです。

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マールテンス橋を渡ったところですぐに左に折れて、賑やかなレインマクルクト通りLijnmarktを進みます。

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レインマクルクト通りをまっすぐに南下し、そのままアウデグラフト運河沿いのアウデグラフト通りOudegrachtをさらに南下。10分ほど歩いたところで右折してゲールテ通りGeertestraatに入ります。閑かで素敵な路地です。路地の突き当りには、目的地のコンサート会場、ゲールテ教会Geertekerkの建物が見えています。

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土曜日だからでしょうか、この路地ではご町内でお掃除をしています。

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掃除の後でランチでもするのでしょう。テーブルも用意されています。地域のコミュニティ活性化はどの国でも重要なことですね。

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夕方からのコンサートが行われるゲールテ教会に到着。コンサートが始まるのは5時ですから、まだ4時間以上先なんです。もちろん、まだ誰も来ていません。

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ここへは開演時間に戻ってくることにして、ランチをいただきましょう。お友達のご推奨のレストランに向かいます。
緑濃いスタツバイテングラフト運河Stadsbuitengracht沿いを歩いて、レストランまで楽しい散策です。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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ユトレヒトの1日:高級ホテルでランチ、そして、運河沿いのカフェでお茶

2015年6月27日土曜日@アムステルダム~ユトレヒト/4回目

夕方からのコンサートの会場となるゲールテ教会Geertekerkの下見を終えて、ランチのためにレストランに向かいます。スタツバイテングラフト運河Stadsbuitengracht沿いのゲールテボルウェルク通りGeertebolwerkを歩きます。緑濃い運河と瀟洒な住宅に挟まれた綺麗な通りです。もっともsaraiは、久しぶりにお会いしたお友達との話に夢中になっています。配偶者は、後ろからぶらぶらとついてきます。

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このゲールテボルウェルク通りからは、美しい路地が何本も伸びています。これはアンドレーアス通りAndreasstraatです。立派な住宅が立ち並んでいます。

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お友達に案内してもらいながら、ゲールテボルウェルク通りをまっすぐに進みます。

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また美しい路地があります。これはタイン通りTuinstraatです。行き止まりになっていますね。比較的、新しい建物が並んでいます。

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ゲールテボルウェルク通りの突き当りは、ドイツハウスHet Duitse Huisの一画になっています。昔はユトレヒト陸軍軍医学校だった建物です。日本ともゆかりがあります。幕末から明治初期に、ここから軍医20名が日本にやってきて、各地の大学で医学部の基礎を作りました。日本の医学教育は今でもこの流れをくんでいるそうです。

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この敷地内に入ります。現在はホテルとして使用されています。このホテルのレストランでランチにします。

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バラの花が美しいホテルのテラスに落ち着きます。ユトレヒトを代表する5つ星ホテルのグランド・ホテル・カレル5世Grand Hotel Karel Vです。

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テントで日陰になったテラス席は気持ちが安らぎます。

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軽いランチをいただくことにします。軽いという意味は、そんなにお高くない料金のランチをいただくということです。このホテルの本格的なレストランでランチすると、saraiは破産します。
まずはビール。オランダに来てからは、saraiには珍しくビールを飲んでいます。ホテル特製のビールです。

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これがお高くないランチのシーザー・サラダ。

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そして、オランダのランチといえばサンドイッチということらしいです。

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オランダのお友達とお会いするのは2度目なんですが、共通の話題があるというのはすごいですね。話が途切れることはありません。話の内容は、音楽の話が中心です。話が尽きないので、席を改めるために会計です。チップは・・・とお友達に相談すると、オランダは基本的に不要とのことです。そういえば、一昨日のシーフードレストランやハーレムのビール醸造所のランチでも、会計は日本のようにレジで支払う形でチップを払うことはありませんでした。
会計を済ませてレストランを出ると、ここにも「 ミッフィー アートパレード 」のミッフィー像の1体があります。これはミロ風(あるいはクレー風?)の意匠が施されていますね。

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古いドイツハウスの建物とも結構マッチしています。

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ランチの後は運河沿いを散策しましょう。スプリング通りSpringwegからマリアプラーツMariaplaatsで右折してボーテル通りBoterstraatに入ると、正面にドム塔Domtorenが見えてきます。

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アウデグラフト運河Oudegracht沿いの道に戻ってきました。ユトレヒトの運河は水面と道の段差が大きく、その段差を下がった岸辺にレストランやカフェが並んでいます。この運河河畔下にあるレストランが名物です。せっかくだから、そこでお茶しましょう。

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上の道から運河の岸辺に降りる階段がなかなか見つかりません。ようやく下に降りる階段を見つけました。下に降りて、いろいろお店を物色し、気持ちのよさそうな席に落ち着きます。Restaurant Den Draeckの岸辺水際のテラス席です。向こう岸のお店も大変混み合っていますね。ちょっと観察すると、日当たりのよいお店が繁盛しているようです。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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しばらく、この運河沿いでゆっくりしましょう。積もる話もありますからね。


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ユトレヒトの1日:運河での安らぎの時、そして、ヤンセンの素晴らしい音楽

2015年6月27日土曜日@アムステルダム~ユトレヒト/5回目

ユトレヒトUtrechtといえば、運河が地面から5mほど下を流れています。その深く抉られた運河沿いには気持ちのよい空間が広がっています。大勢の人がそこでお茶したり食事したりしながら、素敵な時を思い思いに過ごしています。saraiと配偶者、そしてオランダのお友達もその一員に加わって、ゆったりとした時間を楽しんでいます。

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楽しい時を過ごしているのは、アウデグラフト運河Oudegracht沿いのRestaurant Den Draeckの岸辺水際のテラス席です。
個人所有のボートがやってきます。優雅なものですね。

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こんな可愛いボートもやってきます。

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まるで時が止まったような空間です。誰も席を離れませんね。このひと時を逃したら、もう2度とこういう穏やかで幸せな人生に戻れないのではないかと思ってしまう・・・皆そう感じているのではないでしょうか。初夏のような日差しの下、運河には薫風が流れています。旅人も短い安らぎの時を与えられます。最高に贅沢な時間です。

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その安らぎを打ち消すかのように無粋なクルーズ船が目の前を通り過ぎます。先程はあんなに乗りたかったクルーズ船ですが、運河沿いのカフェの静かなひと時の方がどんなに素晴らしいか、身を持って感じ取ることができます。

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穏やかな時間はいつまでも続いていきます。この一瞬一瞬は永遠の時につながる一瞬です。

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テーブルには美味しそうなケーキとコーヒー、紅茶(Slow Teeと言うんだそうです。この場にぴったりのネーミングですね。)が並びます。気持ちがゆったりとすると、自然に話も盛り上がります。

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まだまだおしゃべりは続きます。目の前を、いろんな船、ボート、カヌー、遊覧船が通過していきます。

本日2つ目のコンサートの時間が近づきました。夢のような時間はお終いです。コンサート会場のゲールテ教会Geertekerkに移動しましょう。運河沿いの散歩道を歩きます。と、後ろから自転車でやってきたうら若い女性が、saraiを抜いていきながら「チッ」と言っています。彼女の自転車走行の邪魔だったということなのかな。オランダでは歩行者と自転車では自転車優先が不文律らしいので、彼女の立場が上かもしれませんが、これって国際ルール?
ちょっと腹立たしい思いを抑えて、ゆったりとお友達と会話を楽しみます。コンサートに向かう途中、運河から何やら音が聞こえてきます。

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運河に浮かぶボート上で、器用に手回しオルガンとホルンを吹く老人がいます。なかなか音楽性に優れた《月の光(ドビュッシー)》です。

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コンサート会場のゲールテ教会に到着。ネットで予約済のチケットを提示して中に入ります。

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今度は早めに並んだので、結構、前方の席に座れます。ステージはまだ準備中です。

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と、お友達が最前列に座れることに気が付き、さっと移動します。どうやら、コンサートの関係者が最前列席に荷物を置いていただけのようです。やったね!

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これまた楽しいコンサートでした。このコンサートの詳細はここです

ところで、この教会にもカフェがあります。最近は、教会に行く人もめっきり減ってきたので教会としての機能が薄れ、催し物会場になったりすることが増えているそうです。

コンサートはハイドンの《十字架上のキリストの7つの最後の言葉》1曲だけなので1時間ほどで終わり、教会の外に出てもまだ夕方6時で綺麗な青空を背景に教会の尖塔が美しく聳え立っています。

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聴衆がぞろぞろと教会から出てきます。これでユトレヒトでの日程はお終いです。

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ユトレヒト中央駅Utrecht Centraalまで、おしゃべりと散策は続きます。そして、お友達とはいったんお別れです。実は数日後に、お友達が住んでいるマーストリストにお邪魔するのです。楽しみです。
土曜日の夜のせいでしょか電車は混み合っていますが、なんとか席を確保してアムステルダムに戻ります。

運河の街ユトレヒトでゆったりと1日を音楽とおしゃべりで過ごしてアムステルダムに戻ってきましたが、アムステルダム中央駅に着いても、こんなに綺麗な青空です。まだ7時です。

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駅前の広場は、電車に乗るために駅に急ぐ人たちが歩いています。

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saraiはもうすっかり慣れた駅前のトラム乗り場で、ホテルに向かうトラムを待ちます。

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無事にホテルに帰着。ホテルの部屋に落ち着いて窓の外を眺めますが、まだまだ明るいですね。今、8時前です。

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アムステルダムは明日で実質的に終了です。明日はまた、美術と音楽に埋没します。
今夜も、ブログを書きながら夜は更けていきます。おやすみなさい


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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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