旅の10日目です。
アムステルダム4日目。この旅で初めてのような青空の朝です。でも、涼しい。もうすぐ7月というのにね。でも、暑くなくて体力を消耗しないのは嬉しい。

今日はアムステルダム最後の日です。お昼過ぎからは2度目のオペラ《ルル》を聴きます。実は3日前にオペラ《ルル》を聴きに行って、そこでプログラムを見て、今日の開演時刻が1時半であることに初めて気が付いたんです。大パニック! ずっと、夜の7時開演だと誤認していました。既にお昼は、市立美術館に予約を入れています。
ということで、今日は予定変更して、午前中にゴッホ美術館Van Gogh Museumと市立美術館Stedelijk Museumを駆け足で見ることにします。
ゴッホ美術館は朝1番の9時からの予約を入れてありますので、その予定を順守します。
日曜日ということもあり、美術館はものすごく混み合うだろうという予測の下、しっかり予約をしていたんです。ホテルを出て、ゴッホ美術館に向かいます。そのままホテルに戻らずオペラに行くので、そこそこの格好で出かけます。ゴッホ美術館は歩いてすぐそこですが、美術鑑賞の前に朝食を食べたいですね。でも、今日は日曜日。パン屋さんもコーヒーショップも、お店は全部お休みです。美術館の広場の周りのお店も休みなのか、まだ開いていないのか・・・店員さんはいるのでまだ準備中のようですね。

市立美術館の先にゴッホ美術館の新館が見えています。まだ辺りは静まり返って、人影も見当たりません。

広場の一角の芝生が丘のように盛り上がっているところがあります。実は、この芝生の丘はスーパーAlbert Heijnの入り口で、お店は地下にあります。配偶者がとっても気に入っている発想の構造です。スーパーも日曜日はお休みのはずですが、なんだか人が出入りしているような気がします。近づいてみると、お店はやっています。

よかったね。早速中に入って、朝食を探します。

サンドイッチと牛乳を購入。やっと牛乳が買えました。実は一昨日も牛乳を買おうとしたのですが、美味しそうなコーヒー牛乳のパックが目に留まったので、そちらを購入したのです。注いでみると、それはどろどろのチョコレートだったのでした。
ミュージアム広場Museumpleinのベンチで朝食を頂きましょう。日中はあんなに賑わうのに、まだ誰もいなくて爽やかです。

簡素な朝食を美味しくいただきます。

広場の中で掃除の車が働いています。やはり掃除はするんですね。というのは、アムステルダムに来てずっと気になっているのですが、とってもごみが多くて汚いのです。昨年の旅で、スペインがごみが1つも落ちていなくてものすごく美しいことに驚いただけに、逆の意味で驚いていたのです。

そろそろ9時も過ぎたし、ゴッホ美術館に向かいましょう。ミュージアム広場の中を歩いていると、アムステルダム国立美術館Rijks Museumの前に「 ミッフィー アートパレード 」のミッフィー像がずらっと並んでいます。昨日ユトレヒトUtrechtで見たミッフィー像よりも数多く並んでいます。10体ほどはありますね。びっくりです。

ゴッホ美術館の前に到着。どんだけ行列が長いかと期待して行ったのですが、数十人という程度の行列です。

もちろん私たちは予約してるので、並んでいる行列の横を失礼します。

これがネットで購入したEチケットです。ミュージアムカードを購入することを前提にしていたので、無料のチケットです。入館予約時間は9時になっています。

Eチケットを提示して、すっと入れます。このゴッホ美術館には以前来たことがありますが、その後大改装されました。中の様子はずいぶん変わりました。真ん中が吹き抜けになった4階建てで、こじんまりとしていて、とっても鑑賞しやすいです。でも、ゴッホを年代順に整理したという感じの展示の仕方で、少々作品の展示数が少ないような気がします。もう十分ゴッホを見た!と思うくらいいっぱい見たかったな。特にゴッホの後期作品の展示が減ったような気もしますが、展示は分かりやすくはなりました。ゴッホ以外の作品も展示されるようになっていました。ゴッホのお友達の作品などです。とりわけルドンの2作品が素晴らしく、じっと見入ってしまいました。特に木の下のブッダを描いた作品はブッダの周りに描かれた花々も美しく、ルドン独特の色彩感覚に感銘を受けました。ルドンのファンになってしまいそうです。
ちょっと物足りませんが、楽しかったです。ゴッホ美術館は館内での写真撮影は禁止なので、残念ながら絵のご紹介はできません。
ゴッホ美術館は1時間ちょっと見ただけで切り上げて、お隣にある市立美術館に移動します。観光もたけなわの時間帯ですから、長蛇の列を予想したのに誰も並んでいません。拍子抜けします。

一昨日の国立博物館も誰も並んでいなかったし、どういうことなんでしょう。昨年の春にsaraiの長男が国立博物館に行ったときは、その後移動するバスの時間も迫ってきて、鑑賞を諦めようかと思うほど並んだらしいのですけどね。分かりませんね。館内もそんなに人がいません。

ということで、予約時間前でしたが、空いていたので何にも言われずに入館。予約時間が違っていることには気づかれなかったのかもしれません。
これがネットで購入したEチケットです。今回はマティス展をやっているので、ミュージアムカードを持っていてもマティス展の追加料金1人5ユーロが必要でした。通常は無料です。

これがマティス展の時間予約チケットです。12時から14時の入館予定になっています。今はまだ10時半ですけどね。

入館して、英語版のマティス展の案内パンフレットをいただきます。無料です。

ここは嬉しいことに写真撮り放題です。
マティスの作品を中心に展示作品をご紹介していきます。それは次回で。
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