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最後のパリ散策:クリュニー美術館へ

2015年7月9日木曜日@パリ/1回目

旅の21日目、パリ3日目です。

今日で旅も終わりです。深夜の飛行機で日本に帰ります。最後の1日を楽しみましょう。

なにはともあれ、朝食です。昨日のフランスパンが残っています。サラダを追加して買ってきてあるので、バゲットとともに頂きましょう。やはり、バゲットは昨日の焼きたての方が美味しいですね。でも、バゲットってかなり巨大ですよ。毎日焼きたてのバゲットを一つずつ食べるというわけにはいきませんが、パリの人は食べちゃうのかな・・・。

荷物をまとめましょう。配偶者が街歩き用と機内持ち込み用と飛行機に預ける分とをしっかり考えて、整理します。オペラのプログラムなどの本類がかなり増えているので、2つのかばんの重さのバランスを考えて詰め込みます。荷物造りは配偶者におんぶにだっこです。感謝!!

チェックアウト時間の11時ぎりぎりに部屋を出ます。今日の最初の関門は、2階のレセプションから1階の入り口までの階段を下りることです。と、今日のチェックアウトの担当は若いパリ男。配偶者がかばんを持とうとすると、さっと持ってくれて階段を下りようとします。メルシー! 最初に降りようとしたsaraiがモタモタしていると、空いているもう片方の手で、saraiのかばんも手伝ってくれます。たくましい~! 無事に1階に下りることができました。

次は、ブランシュBlancheの駅からメトロに乗ります。難関のメトロの階段です。これは頑張って降りるしかありませんが、やはり下りの階段は楽ですね。転ばないようにさえ気をつければ、重力の法則で下に着きます。メトロを乗り継ぎましたが、結局、どの駅も階段しかなくて、エスカレーターもエレベーターもなし。メトロの駅も改修してもらいたいですね。横浜の京急線の我が家近くのローカル駅ですら、エレベーターが最近設置されました。ともあれ、何とか頑張り、パリ北駅Gare du Nordに到着です。

パリ北駅の荷物預かり所を探しましょう。大きな駅なのでなかなか見つかりません。結構階段が多いので、エレベータを探しながらの移動で大変です。荷物預かり所は、旅行者は大きなかばんを持っているに決まっているのだから、もう少し考えて分かりやすくして欲しいですね。駅の一番端っこにある荷物預かり所にようやく着きます。荷物をベルトコンベアに乗せて、セキュリティーのチェックです。我々自身もセキュリティーチェックを受けます。飛行機に乗るときと同じです。異状がないと、荷物室に入れます。

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荷物室の中は巨大です。しっかり場所を覚えておかないと後で荷物を取り出すときに大変です。一番奥の方が空いているし、かえって分かりやすいので奥まで行きます。

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空いてはいても、やはり壊れているロッカーも多いです。日本では考えられませんけどね。2つの荷物をまとめて収納。さてさて、料金は9.5ユーロ!

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コインでこの料金は大変ですよ。10ユーロの札の方が嬉しいかも、困っている人が何人もいます。我々は、幸いにも小銭入れの中に十分なコインがあります。コインを入れて少し待ちます。

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預かりのレシートが出てきます。

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一応それには、ロッカーの番号が記されていますが、小さくて薄くて読めたものではありません。それでも無事に荷物を預けることができて、もう安心です。

さて、この旅、最後の観光に出かけます。パリ北駅は大変、混み合っています。

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メトロのプラットホームに向かいます。

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ここから、まずはフィンランドの女性作曲家サーリアホの《貴婦人と一角獣》をテーマとした音楽に触発されて、そのテーマとなった《貴婦人と一角獣》のタペストリーを見に行きます。サーリアホの音楽についてはここをご覧くださいね。タペストリーが展示されているのはパリのクリュニー美術館Musée de Cluny、現在の中世美術館Musée national du Moyen Âgeです。
パリ北駅からメトロの4号線に乗って、オデオンOdéonまで移動します。オデオン駅から地上に出ると、そこはサン・ジェルマン大通りBoulevard Saint-Germainとダントン通りRue Dantonの交差点です。

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ここまでのメトロの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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ここからサン・ジェルマン大通りを東のほうに歩きます。因みに反対方向の西のほうにはサン・ジェルマン・デ・プレ教会があります。

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あっ、通りの向かい側にはスーパーのカルフールがありますね。ブリュッセルで食べたカルフール製のカップ麺の美味しさを思い出します。

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サン・ジェルマン大通りはいかにもパリらしい綺麗な通りです。交差している通りも綺麗です。これはミニョン通りRue Mignon。

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やがて、サン・ミッシェル通りBoulevard Saint-Michelと交差するカルチェ・ラタンQuartier Latinの交差点に出ます。

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交差点に道案内の看板があります。クリュニー美術館は右のほうだそうです。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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交差点で右に曲がります。クリュニー美術館はすぐのようです。



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最後のパリ散策:中世を彷彿とさせるクリュニー美術館

2015年7月9日木曜日@パリ/2回目

クリュニー美術館Musée de Clunyはソルボンヌ大学に近い美しい建物が建ち並ぶ賑やかなところに位置しています。サン・ジェルマン大通りBoulevard Saint-Germainからサン・ミッシェル通りBoulevard Saint-Michelに右折すると、すぐに左手に鉄柵が現れ、その鉄柵の奥にローマ遺跡のような建物が見えてきます。

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パリの街のど真ん中にこんな廃墟のようなものがあるとはね・・・。

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このクリュニー美術館の建物はありますが、なかなか入口が見つかりません。建物に沿って、左に曲がって、ソメラール通りRue du Sommerardを進みます。しかし、この通り沿いには入口がなく、さらに左に折れて、ポール・パンルヴェ広場Square Paul-Painlevéに入ると、ようやく、入口が現れます。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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入口を抜けて、前庭にはいると、目の前に、ゴシック後期のフランボワイヤン様式とルネッサンス様式が混合した古めかしい建物が出迎えてくれます。

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一気に15世紀にタイムスリップしたような錯覚に襲われます。大きな建物は頭を巡らせないと見ることができません。右側のほうを眺めます。

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今度は左側のほうを眺めます。

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この建物は、14世紀にブルゴーニュのクリュニー修道会がパリの拠点として建設した修道院長の別邸を起源としています。15世紀になって大幅に再建されたものが現在の建物です。その敷地は1世紀から3世紀にかけて作られたローマ時代の浴場跡とその付近です。

入口のほうを振り返ると、高く堅固な石の塀が外部とこの前庭を仕切っています。観光客がその石塀の前のベンチに座り込んでいますね。この中世の雰囲気を堪能しているのか、単に観光に疲れたのか、どちらなんでしょう。

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前庭にある古井戸です。まさに中世そのものの雰囲気です。

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しばらくはこの中世の雰囲気に浸っていたいところですが、saraiの目的はあくまでも《貴婦人と一角獣》のタペストリーです。早速、建物の右手にあるエントランスから美術館の中に入ります。まずは入館チケットを購入。一人9ユーロ、1000円ほどです。

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英語版のパンフレットもいただきます。日本語版はありません。

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入口を入るとミュージアムショップがあります。そこを抜けると、展示室が始まります。
まずは15世紀の彫刻が並んでいます。

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厨子に収められた3体の彫像です。保存がよく、綺麗ですね。

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その先にステンド・グラスの展示室があります。12世紀から13世紀のオリジナルのステンド・グラスを展示しています。間近で鑑賞するステンド・グラスの精細さは見事以外の何物でもありません。

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ここからは墓石の並ぶ通廊がますます中世の雰囲気を感じさせます。墓石は12世紀の葬礼芸術なのだそうです。

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墓石の通廊から右の大きなノートルダム展示室に入ると、ノートルダム大聖堂の正面を飾る「諸王の像」が並んでいます。ユダヤとイスラエルの王様達です。これらはフランス革命時にフランス国王像と間違われ、落とされ破壊されてしまいました。その後、ノートルダム大聖堂の諸王のギャラリーは復元されましたが、ここにあるのがオリジナルの王様達です。

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壊れた石像の一部が展示されています。なお、この場所はかつての浴場の一部です。

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まだ、1階の見学が続きます。



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最後のパリ散策:《貴婦人と一角獣》のタペストリーはラブストーリー?

2015年7月9日木曜日@パリ/3回目

クリュニー美術館Musée de Clunyの1階の展示室で中世の美術品を見ているところです。1階の一番奥にある展示室に入ります。この展示室はフリギダリウムFrigidariumと呼ばれています。フリギダリウムというのは、古代ローマの公衆浴場で熱い風呂を楽しんだ後に入る大きな冷水のプールがある部屋のことです。今風に言えば、プールみたいなものですね。この部屋だけは15mほどもある高い天井になっています。ハイサイドの窓から明るい光が降り注いています。右側が北の壁、左側が西の壁です。

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こちらは南の壁です。

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こちらは東の壁です。下の窓の向こうには、さっき見たノートルダム展示室が見えています。

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西の壁の壁龕に入って、東の壁を眺めます。聖人の彫像の後ろ姿も見えています。

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これが部屋の東半分ほどの光景です。とっても大きなプールだったようです。

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1階最後の展示室には、中世の道具が展示されています。この美しい細工ものは法杖でしょうか。

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15世紀の見事なタペストリーもあります。《聖ペテロの解放》を主題としたものです。

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さて、次は2階の展示室に行きましょう。いよいよ、《貴婦人と一角獣》のタペストリーと対面できます。

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2階に上がると、早速、《貴婦人と一角獣》のタペストリーが飾ってある部屋に直行。やはり、《貴婦人と一角獣》の6枚のタペストリーがひときわ異彩を放っています。配偶者は各タペストリーに登場する一角獣の可愛さを賛美しています。中世に宗教的なテーマではなく、哲学的とも思える命題による一角獣の物語が描かれたのに驚かされます(宗教的なテーマだという説もあります)。一角獣はなかなか可愛いく表現されています。どれもとっても美しく繊細で、織物とは思えません。

この《貴婦人と一角獣》のタペストリーは1841年、歴史記念物監督官で小説家でもあったプロスペル・メリメがブーサック城(Château de Boussac)で発見しました。タペストリーは保存状態が悪く傷んでいましたが、小説家ジョルジュ・サンドが『ジャンヌ』(1844年)の作中でこのタペストリーを賛美したことで世の関心を集めることとなりました。1882年、このタペストリーはクリュニー美術館に移され、展示されています。

6枚のタペストリーは人間の六つの感覚を示したものと言われています。「味覚」、「聴覚」、「視覚」、「嗅覚」、「触覚」、そして「我が唯一つの望み」(A mon seul désir)という五感を統合するココロです。しかし、実際のところ、本当の主題は何なのかはいまだ不明で、色んな説があります。saraiは一角獣は純真な恋する男で、若い貴婦人に一途な愛を捧げているという説に一票を投じたいと思います。そういう観点で一枚ずつ、タペストリーを見ていきましょう。

味覚(Le goût)です。若い貴婦人は侍女から白い粒の甘いお菓子を受け取っています。ですから、味覚と解釈されました。背景は千花模様(ミル・フルール)が赤い色彩で描かれています。若い貴婦人の手には小鳥がとまり、その貴婦人に向かって、一角獣が前足を上げて、求愛のポーズをとっています。気性の激しい一角獣も愛する女性に対しては、ただただ、従順に愛を捧げるだけの存在です。

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聴覚(L'ouïe)です。若い貴婦人はトルコじゅうたんを掛けた机の上のポジティブオルガン(小型のパイプオルガン)を弾いています。侍女は机の反対側に立ってオルガンのふいごを動かしています。ですから、聴覚と解釈されました。一角獣はおとなしく座わりこんで、若い貴婦人の演奏する音楽に耳を傾けながら、じっと女性に愛の視線を送っています。愛する女性のすることには何にでも賛美の心を持つのが愛というものでしょう。

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視覚(La vue)です。若い貴婦人は右手に手鏡を持ち、一角獣が膝に前足を乗せることを許しています。一角獣は貴婦人の手鏡に映る自身の姿を見ている素振りをしています。ですから、視覚と解釈されました。一角獣は愛する女性の体に触れる喜びで実は視覚などはそっちのけの状態なんです。貴婦人は優しい眼差しを一角獣に向けています。

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嗅覚(L'odorat)です。若い貴婦人は立ち上がって、花輪を作っています。侍女は花が入った籠を持っています。猿は貴婦人の後ろで花の匂いをかいでいます。ですから、嗅覚と解釈されました。一角獣は旗を捧げ持って、前足を上げて、貴婦人に恭順の姿勢です。もう愛は盲目の状態です。

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触覚(Le toucher)です。若い貴婦人は立って自ら右手で旗を掲げて、左手は一角獣の角に触れています。ですから、触覚と解釈されました。愛する女性から角を持たれた一角獣はもう有頂天です。この構図は性的なものを連想してしまいますね。

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我が唯一つの望みに(À mon seul désir)です。絵の中央にある深い青色のテントの頂に金色で「我が唯一つの望み」(A Mon Seul Désir)と書かれています。このタペストリーだけは絵の構図で五感と解釈されるのではなく、明確に意味が記されています。しかし、その言葉は一見、謎のようでもあります。この「我が唯一つの望み」とは、一体、誰の望みなんでしょう。それは若い貴婦人と恋する一角獣の双方の望みだと思います。「味覚」、「聴覚」、「視覚」、「嗅覚」、「触覚」で一角獣の心を魅惑した貴婦人の思い、そして、貴婦人の甘い罠に自ら落ちた一角獣の深い愛情の行き着く先の陶酔こそ、このタペストリーに描かれたラブストーリーの終着点です。社会的な意味であれば、結婚を意味しますが、性的な意味すら連想してしまうのは、いけないことでしょうか。若い貴婦人はこれまでの5枚のタペストリーで身に着けていたネックレスを外して、侍女が差し出した小箱にそのネックレスを納め、一角獣を青いテントの中に誘おうとしています。まさに貴婦人と一角獣の愛は成就しようとしています。それ以外に「我が唯一つの望み」なぞ、ありはしないでしょう。

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素晴らしくロマンティックな恋愛物語でした(???)。

もう一度、恋する一角獣の可愛い姿、6連発をアップでご覧ください。

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本当に可愛いですね。3年前、2013年に日本でも展示されたので見られたかたもいらっしゃると思いますが、saraiは2015年にフィンランドの女性作曲家サーリアホのクラリネット協奏曲《D'OM LE VRAI SENS》の日本初演を聴くまでは、このタペストリーの存在すら知りませんでした。遅ればせながら、素晴らしい作品に出会えました。



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最後のパリ散策:クリュニー美術館で中世を満喫、そして、美味しいイタリアン

2015年7月9日木曜日@パリ/4回目

クリュニー美術館Musée de Clunyの2階の展示室で《貴婦人と一角獣》のタペストリーを堪能しました。タペストリーとは信じられないような繊細な表現で、中世に創られたとは思えないような情熱的なラブストーリーがそこに展開されていました。最後にもう一度、我が唯一つの望みに(À mon seul désir)のタペストリーを名残り惜しく鑑賞します。

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2階で残りの展示室をさっと見て周りましょう。途中、1階を見下ろせます。ロマネスク展示室ですね。

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金細工の展示があります。これは黄金の薔薇ですね。14世紀に作られたものです。とても美しくて、見入ってしまいます。

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フランス北部の町、ボーヴェBeauvaisにあった聖ルシアン教会の内陣の合唱隊席が再現されている展示室があります。合唱隊席の上の壁にはタペストリーが飾られています。

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おやっ、展示されているタペストリーの中に一角獣を発見。一角獣は当時はポピュラーな主題だったんですね。

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クリュニー修道会の修道院長の礼拝堂が当時の状態に再現されている部屋です。壁に飾られているタペストリーも豪華です。

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おっ、何と一角獣の角が展示されています。もちろん、一角獣(ユニコーン)は想像上の動物ですから、これは人間が作った美術品ですよ。実に美しい細工です。

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これは象牙製の角笛です。とても美しい作品ですね。11世紀から12世紀に南イタリアで作られたようです。

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さて、目的の《貴婦人と一角獣》のタペストリーはしっかりと見たし、そろそろ、このクリュニー美術館の見学をお終いにしましょう。出口のほうに向かうと緑の木々の向こうに堂々たる建物が見えます。これこそ、パリの最高学府のパリ=ソルボンヌ大学 Université Paris-Sorbonneです。

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クリュニー美術館の建物から前庭に出て、中世の佇まいを感じさせる建物を見上げます。ゴシック後期のフランボワイヤン様式とルネッサンス様式が混合した古めかしい建物です。

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建物から突き出ている多角柱の塔は階段室なのでしょうか。印象的なデザインです。

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クリュニー美術館(中世美術館)はこんなマイナーで面白くなさそうな美術館ですが、観光客が多く訪れていたのにビックリです。実際、内容は素晴らしかったですから、これまで知らなかったsaraiが無知だったんですね。
クリュニー美術館の周りはメディエヴァル庭園(中世の庭)になっていて、鬱蒼とした緑の木々が茂り、市民の憩いの場になっています。

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ここで、saraiは次の目的地、ブーローニュの森にあるバガテル公園に早速移動しようと配偶者に提案します。配偶者はとんでもないとこの提案を却下。ここでランチをしておかなかったら、食べ損ねるよとのご託宣です。周りを見渡すと、イタリアンレストランがあります。そういえば麺類を久しく食べていません。これにしましょう。Ristorante Del Arteというお店です。お店は、明るく現代風。店内がとても混んでいると思ったら、二階に案内されます。結構大きなお店です。店員さんもみな若いです。2階には空いたテーブルがあり、そこに座ります。

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窓際の席からはクリュニー美術館の周りにある公園の緑が見下ろせます。

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このイタリアンレストランはパスタとピザのお店ですが、我々はもちろんパスタをいただきます。麺類に飢えていましたからね。saraiはアラビアータ風にぴりりとした辛みのソースのボンゴレのパスタ。

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配偶者はベーコンのトマトソースパスタ。

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飲み物は、お水をお願いすると、デキャンタで出てきます。アレッとちょっと期待したら、やっぱり本当に無料でした。水が飲み放題のサービスとは驚きです。暑かったので、ガブガブ飲んじゃいます。パスタは、ぜんぜんアルデンテではないのですが、パンばかり食べていた胃には、こちらの方が美味しいです。これはパリ風のイタリアンですね。大満足のお店です。



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最後のパリ散策:ブーローニュの森のバガテル公園へ

2015年7月9日木曜日@パリ/5回目

クリュニー美術館Musée de Cluny近くのイタリアンレストラン、Ristorante Del Arteで美味しいランチをいただき、お腹を満たしたところで、ブーローニュの森Bois de Boulogneにあるバガテル公園Parc de Bagatelleのバラ園を見に行きます。もうバラを楽しむには遅いかなとは思いますが、ブーローニュの森に行ってみたいんです。
まずはメトロの駅に下ります。

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メトロの10号線のクリュニー-ラ・ソルボンヌ駅Cluny-La Sorbonneが出発点です。

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メトロの12号線に乗り継いで、コンコルド駅Concordeで1号線に乗り換えようとしますが、何と工事中で12号線はコンコルド駅に停まりません。1駅先のマドレーヌ駅Madeleineで降りて、8号線に乗り換えて、コンコルド駅に戻ります。お陰でここまで20分もかかってしまいました。コンコルド駅で1号線のメトロに乗ります。

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ようやく、最寄り駅のポン・ド・ヌイイPont de Neuillyに到着。メトロ駅から地上に出ると、セーヌ川越しにラ・デファンスLa Défenseの新副都心の高層ビル群が見えます。新凱旋門Grande Arche de la Defenseも見えています。

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ここまでのメトロの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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目の前は噴水の上がっている大きなロータリーです。広々としていて、清々しく気持ちがいいです。

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広いロータリーでバス停を探します。手近にあるバスターミナルでバス路線をチェックしますが、バガテル公園行きのバスはありません。

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ロータリーから出ている4本の通りのどこにあるのか、見つけるのが結構大変です。

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と、我々の乗るバスとは反対の方向に行くパスを発見。それから当りをつけて探しますが、やはり見つかりません・・・が、配偶者が目ざとく見つけます! 木の幹にバス停の案内が貼ってあります。

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やはり、ロータリーからすぐのところではありました。

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が、これってひどいですよね。誰もこれでは分からないだろうと思いますが、我々以外は何の問題もなさそうに平然とバス停にやってきます。呆然です。
なにはともあれ、この43番の路線図をチェックします。4つ先のバス停、バガテル広場Place de Bagatelleで降りるようです。

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木の幹にくくりつけられた標識の奇妙なバス停、ポン・ド・ヌイイPont de Neuillyでバスを待ちます。

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すぐに来たパスに乗ります。ところで、saraiは、パスもメトロからの乗り換え自由だと配偶者に説明します。しかし、バスの中のガシャンにチケットを入れてみると、ピーと音がします。配偶者はダメじゃないのと言いますが、saraiはこれでいい筈だよと再度、説明します(実際はバスはメトロからの乗り換えはダメで、無賃乗車したみたいです)。
この辺りはパリの中心地からそれほど離れてはいないのですが、パスから眺める景色は郊外という感じです。最寄りのバス停、バガテル広場に到着です。ここからバガテル公園はどっちに歩いて行くのか、よく分かりません。一応バガテル公園の案内はあるので、その方向に歩きます。

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向こうに森のような緑が見えています。よく分からない道を歩いていきますが、サッカー場のような広場はあります。ともかくだだっ広いのです。方向を間違えたら大変です。

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案内板もありますが、どっちがどっちかよく分かりません。

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と、仮設のようなカフェを発見。そこでお姉さんに尋ねると、ようやく正しい方向が分かります。

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地図付きの案内板もあります。

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確かに、向こうに花壇のようなものが見えるような気がします。

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綺麗な緑の広場の中を歩いていきます。

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メトロからバスに乗り換えて、最寄りのバス停からここまで歩いたルートを地図で確認しておきましょう。

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バガテル公園はもうすぐです。



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最後のパリ散策:バガテル公園をゆったり散策

2015年7月9日木曜日@パリ/6回目

ブーローニュの森Bois de Boulogneにあるバガテル公園Parc de Bagatelleにもうすぐ到着というところまでやってきました。まだ、バガテル公園には入っていませんが、早くも綺麗な薔薇の花がお出迎えです。この咲き方を見ると、バガテル公園内の有名な薔薇園も大変、期待できそうですね。

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この薔薇の花壇の先にバガテル公園の入口が見えてきます。入口を探し当てて、ほっと一安心。

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それにしても、薔薇がよく咲いています。

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入口のゲートが近づいてきます。ゲートはちゃんと開いています。

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なかなか大きなゲートです。saraiはゲート前の花壇に近寄ります。

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この花壇も薔薇の花ですね。

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バガテル公園の入り口に到着。さあ、入場しましょう。

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入場しようとすると、待ったがかかります。ん?
ここはてっきり無料だと思っていたら、入り口のお兄さんから「1人6ユーロ要るよ」って言われて愕然。あるブログに無料で入場した人の話が書いてありましたが、あれは何? さらにお兄さんにバラ園はクローズしているよと言われて、また愕然。苦労して、ここまで来たのに。でも、よく聞くと、クローズしているのはたった30分。はいはい、そのくらいなら、公園内を散策して待ちますよ。まずはチケットを購入。

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今日は余裕の日程ですから、広い広い園内を歩き周りましょう。入口を入って、さあ、どっちに歩いていけばいいのか迷いますが、向こうに園内案内図が見えます。

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園内案内図を眺めて、歩くルートを定めます。薔薇園は右のほうですから、まずは公園の中央部分を歩いて、ぐるっと周りって、最後に薔薇園に行きます。

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緑の中の散策路を歩きます。

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公園内には水場がたくさんあります。

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池では鴨が泳いでいます。

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鴨だけなく、鯉もいますね。

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広々とした気持ちのよい芝生広場に出ます。

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おっと、ガチョウの群れがその広場を闊歩します。生き物のパラダイスですね。

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ガチョウが地面を嘴で突いていますが、エサになる虫でも探しているのかな。

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しばらく、ガチョウを見て楽しみます。パリに来て、ガチョウを眺めるとは思わなかった・・・(笑い)。

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おおっ、そこに孔雀が登場。ここは動物園なの・・・。

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ちょっと待つと、孔雀がこちらを向いてくれます。メルシー!!

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バガテル公園の優雅な散策が続きます。



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最後のパリ散策:バガテル公園は鳥の楽園、そして、美しい薔薇園

2015年7月9日木曜日@パリ/7回目

ブーローニュの森Bois de Boulogneのバガテル公園Parc de Bagatelleを散策中です。薔薇園が30分ほどクローズされているとのことで、それまでは園内を巡っています。鴨やガチョウの群れに遭遇しますが、極め付けは孔雀に出会ったことです。ベンチの背の上にとまっている孔雀にそっと近づいて、大写しでの撮影に成功! 美しい色彩です。

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芝生の広場は広々として、気持ちがいいです。

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見上げると、真っ青な空が広がっています。

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池の脇の岩の頂上から滝のように水が落ちています。下手な噴水よりも見栄えがしますね。

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正面にまわって、この滝もどきを鑑賞します。素晴らしい景観です。

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水辺には綺麗な小花が咲いています。

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滝もどきを見ながら、散策を続けます。

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園内に咲く花が目を楽しませてくれます。

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おやっ、今度は孔雀の雌がいます。雄に比べると地味ですね。

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この小鳥は何でしょう? 様々な鳥の出現のビックリです。

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綺麗な四阿もあります。中国風で淡い色彩の美しい佇まいです。

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中に入ると、内部も素晴らしい意匠です。天井には鳥が描かれています。鳥の楽園にふさわしい四阿です。

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四阿を出ると、さっきの名を知らぬ小鳥が悠然と歩いています。帰国後、ネットで調べたところ、この鳥はカササギ(鵲)のようです。

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配偶者が歩いていると、その前を孔雀がゆっくりと横切っていきます。まるでデモンストレーションしているみたいですね。

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ベストショットで孔雀が撮影できます。できれば羽根を広げてほしいものですが、なかなか思うようにはなりません。

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園内は我々同様にちらほら、歩いている人がいます。ここでは、皆さん、のんびりと過ごしているようです。
そうこうするうちに30分が経ち、薔薇園に向かいます。規模の大きい綺麗なバラ園が見えてきます。

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まだまだバラは咲いています。いっぱい写真を撮って楽しむことができます。

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花好きの配偶者は大喜び。彼女のために来たんですから、saraiとしても嬉しいですよ。配偶者はバラの写真を一心に撮っています。

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こんな綺麗なバラも咲いています。

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色とりどりの薔薇を配偶者は夢中で眺めています。

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しばらくは薔薇園から離れられないですね。



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最後のパリ散策:バガテル公園の美し過ぎる薔薇園

2015年7月9日木曜日@パリ/8回目

ブーローニュの森Bois de Boulogneのバガテル公園Parc de Bagatelleで美しい薔薇園を鑑賞中です。薔薇園の前には、瀟洒な白い建物があります。こういう庭園には付き物のオランジェリーです。

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そのオランジェリーから左に目を転じると、小さな建物が見えます。これはチーフガーデナーの館です。

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配偶者は相変わらず、美しい薔薇の撮影に余念がありません。

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saraiも薔薇園の中に歩み入ってみましょう。

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配偶者が薔薇を見ているところに寄っていきます。配偶者は咲き乱れる薔薇に夢中の様子です。

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配偶者が夢中になって写真を撮るのも無理がありません。とっても綺麗に薔薇が咲いています。

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薔薇園には多くの品種の薔薇が咲いています。1907年以来、毎年、薔薇の国際コンクールが開催され、一流の薔薇栽培家が腕を競い合って、この薔薇園に新しい薔薇を次々に植えているそうです。数年単位で栽培し、その成長過程もコンクールで評価されるんだそうです。

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こういうこんもりした薔薇の木もあります。

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薔薇園自体も綺麗にデザインされています。

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ほかにも薔薇を一生懸命、観察している人たちがいます。

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それにしても見尽くすことが大変なくらい、薔薇の花が膨大に咲いています。

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薔薇園は全貌を見渡すことができないほどの規模です。

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向こうに四阿の建つ小高い丘があります。あの丘の上からは薔薇園がよく見渡せるかもしれません。

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配偶者は熱心に薔薇を観察しながら、写真を撮っています。

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確かに見事な薔薇ですね。

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こういう薔薇のトンネルもあります。まだ、花の量が少ないようですが、満開になると綺麗でしょうね。

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蔓薔薇が完全に伸び、支柱に絡まるまでにはもう少しかかるのかな。

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全体にこれくらい育つととても綺麗になるのでしょう。

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この薔薇のトンネルの下を抜けていきます。

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美しい薔薇園は見飽きることがありません。

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もう少し、薔薇園で優雅なひと時を過ごしましょう。



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最後のパリ散策:バガテル公園の薔薇園の夢のような時間

2015年7月9日木曜日@パリ/9回目

ブーローニュの森Bois de Boulogneのバガテル公園Parc de Bagatelleで美しい薔薇にうっとりしています。真っ赤な薔薇が陽光に映えています。

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色とりどりの薔薇が一面に咲き誇っています。

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とても見尽くせないほどの膨大な薔薇たちです。

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薔薇園の北東の隅から高台のパヴィリオンへ上る小路が始まっています。そこから眺めた薔薇園の様子です。高台からは異なる風景が楽しめそうです。

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半分ほど上ると、薔薇園全体が見渡せるようになります。

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高台のパヴィリオンの前に到着。白く綺麗な建物です。

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パヴィリオン前からの薔薇園の眺めです。薔薇園が広大なので、残念ながら一望することはできませんね。

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右手のほうには薔薇園の先に白いオランジェリーの建物が見えます。

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パヴィリオンの中からも眺めを楽しめます。日差しを避けられるので涼しいですね。

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薔薇もよく見えます。

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ズームアップして薔薇の花を眺めます。

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平面の薔薇園内だけでなく、高台への斜面にも薔薇が植えられています。

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薔薇園の中央には薔薇が美しく咲き誇っています。

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円錐形に刈り込まれた木を中心に薔薇の花が配置されています。

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そこら一帯が薔薇、薔薇、薔薇で埋め尽くされていますが、見飽きることがありません。

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いつまで見ていてもきりがありませんから、そろそろ、高台から下りましょう。

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一足先に薔薇園に下りた配偶者がまた飽きることなく薔薇を眺めています。このあたりは白とピンクの薔薇です。

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ここは真っ赤な薔薇が咲き乱れています。

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蔓薔薇の赤さが目に染みます。

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ピンクの花びらが青空に映えて、とっても綺麗です。白とピンクのグラデーションが素晴らしいですね。

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薔薇園での夢のようなひと時もそろそろお終いにしましょう。



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最後のパリ散策:バガテル公園の薔薇園訪問は終了

2015年7月9日木曜日@パリ/10回目

ブーローニュの森Bois de Boulogneのバガテル公園Parc de Bagatelleで薔薇の中での夢のようなひと時を過ごしました。もう、そろそろ、お暇しましょう。
でも、配偶者がまだ、去り難そうに薔薇を眺めています。薔薇が匂い立っていますから、さもありなんです。

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少し場所を変えるだけで、様々な薔薇の花が目に入ってきます。

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赤い色の変わった薔薇です。一重の花びらですね。

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配偶者は一心に薔薇を眺めていますが、saraiは心は薔薇の花を去り、ベンチに座って、次に行くところの検討を始めています。どうしても最後に訪れたいところがあるんです。

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さて、薔薇園の出口のほうに向かいます。薔薇園の先にはオランジェリーの建物があります。

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薔薇園の先の花壇で向日葵の花が咲いています。

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オランジェリーの建物の前を通り過ぎます。綺麗な建物です。

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バガテル公園の出口のほうに向かいます。薔薇園の先にも蔓薔薇のアーチが続きます。

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公園の塀に沿って、色んな草花が植えられています。緑が豊かでとっても綺麗です。

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蔓薔薇のアーチが続きます。

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アーチを抜けていきますが、薔薇以外の緑のアーチもありますね。

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アーチは塀沿いに続いています。塀やその周りにも花が植えられて、あたり一帯は規模の大きな花園になっています。

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花園の散策は気持ちがよいものです。

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花園もここまでです。生垣の向こうの大きな建物はレストランのようです。

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バガテル公園の出口に着きます。正装した紳士・淑女のみなさんが集まっています。きっと何かのイベントでレストランにやってきた人たちでしょう。

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バガテル公園を見終わってもまだ夕方5時頃。最後は、saraiのお楽しみの時間にしましょう。旅の最後はオルセー美術館Musée d'Orsayで締めくくりましょう。こんな時間からオルセー美術館と思われるかもしれませんが、今日は木曜日。木曜日は運よく夜間展示の日で、なんと9時45分まで鑑賞できるんです。帰国便が11時20分出発ですから、ゆっくり鑑賞できます。それに6時以降は割引料金で見られるというおまけもつきます。
バガテル公園を出て、バス停に向かいます。今度はちゃんとバス停の場所が分かっていますから、一目散にバガテル公園の塀に沿って、歩いていきます。

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バガテル公園を探しているときに道を尋ねたお店があります。時間はそんなにありませんが、ちょっと喉を潤していきましょうか。

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さて、バス停に無事に到着。ここからバスとメトロを乗り継いで、オルセー美術館に向かいます。



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最後のパリ散策:オルセー美術館(1)

2015年7月9日木曜日@パリ/11回目

ブーローニュの森Bois de Boulogneのバガテル公園Parc de Bagatelleから、バスとメトロ、PERで印象派の殿堂、オルセー美術館Musée d'Orsayに移動します。途中でエッフェル塔の横を通るので、見上げて御挨拶です。1時間ほどでオルセー美術館に到着。美術館の白い壁が青空に映えています。

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チケット購入の列に並ぶと、ちょうど6時になりました。割引料金の時間です。

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意外に列は短いです。列の先頭に出て、セキュリティチェックを待ちます。

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まず、入館チケットを購入。割引チケットは一人8.5ユーロです。

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館内マップはフランス語/英語/スペイン語で書かれています。日本語版はありません。

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改装後のオルセー美術館は初めてです。オルセー美術館を訪問するのは、2011年4月以来、およそ3年ぶりです。前回の訪問では、改装工事中のなか、無理な展示を見て、がっかりしました。改装後はどうなったんでしょうか。中に入ると、かなり多くの人がいます。まず、2階のゴッホとゴーギャンの展示コーナーを見て、満足。ゴッホの後期の名作の充実度は今回の旅で見たアムステルダムのゴッホ美術館を上回ります。ちょっと気になったのは勝手にぱちぱちと写真を撮っている人がいることです。美術館のスタッフも見て見ぬふりのようです。今回の訪問で驚いたのは、実はゴッホ、ゴーギャンの作品以外は写真撮影ができるようになっていたことです。以前は全面的に撮影禁止だったんですが、ヨーロッパの趨勢は写真撮影を可にしているところが増えてきており、このオルセー美術館もその流れに乗ったようです。ですから、撮影禁止のゴッホ、ゴーギャンのコーナーでも写真を撮る人がいたんですね。でも、どうやら、これもsaraiの勘違いでゴッホ、ゴーガンも写真撮影禁止ではなかったのかもしれません。日本でも特別展は別ですが、常設展は写真撮影を許可してもらいたいものですね。美術の大衆化が進むでしょう(最近は上野の国立西洋美術館の常設展は撮影可能になっていますね)。ですから、ゴッホとゴーガンの写真は残念ながらありません。
続いて、5階の印象派の大展示スペースに移動します。ここにはモネ、ルノワールなど名だたる印象派の画家の作品が一堂に会しています。ここからは写真を撮れるので、初めて、オルセー美術館の作品を写真でご紹介します。

まず、目に飛び込んできた絵はこれ。

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これって、マネの有名な《草上の食事》と構図が一緒ですが、着衣だし、マネっぽくないし、絵が2つに分断されているし、ええっと言う感じです。
慌てて、絵の説明板を見ると、クロード・モネが1865年~1866年に描いた作品です。

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マネが《草上の食事》を発表したのが1863年ですから、その2~3年後にモネが描いたんですね。絵が2つに分断されているのは、家賃を滞納した貧乏人のモネが家主に家賃代として取り上げられて、その後、取り戻した時には絵の損傷が激しくて、仕方なしに2つに分断したそうです。

クロード・モネの《かささぎ》です。1868-69年頃に描かれた作品です。これは素晴らしい作品ですね。代表作の《印象・日の出》(1872年)に先立つ3~4年前に描かれたものですが、やはり、モネの画力は凄いことを実感させられます。雪景色がとても美しく、標題のかささぎが画面の左端のほうにポツンと描かれています。文句なしの傑作です。ところで、かささぎはさっき、バガテル公園で見たばっかりですね。なにか、今日はかささぎに縁があります。

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クロード・モネの《ひなげし》です。1873年頃に描かれた作品です。1874年の第1回印象派展に《印象・日の出》などとともに出品されました。これも大好きな作品です。この頃のモネは特によかったですね。

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カミーユ・ピサロの《エルミタージュの丘、ポントワーズ》です。1873年頃に描かれた作品です。ピサロは同名の作品が何点か、あります。ピサロは1872年からセーヌ川下流のオワーズ川流域のポントワーズの裏側にあるエルミタージュ地区に住み、80年代まで中心的画題として、その地の風景を描きました。この作品もそのうちのひとつです。ピサロは印象派の画家のなかでは比較的地味な存在ですが、その作品は落ち着いた品格があり、saraiの好きな画家の一人です。

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ポール・セザンヌの《自画像》です。1875年頃に描かれた作品です。ごつごつしたタッチでまったく自分を美化しないところがセザンヌですね。

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ポール・セザンヌの《オーヴェール=シュル=オワーズの首吊りの家》です。1873年頃に描かれた作品です。セザンヌ初期の代表作です。この作品も第1回印象派展に出展されました。後年の作品に比べると、随分、柔らかいタッチで描かれていますが、大胆な画面構成はセザンヌならではのものです。なお、「首吊りの家」という奇妙な名前の家は画面の左上にある家で、一見すると2軒に見えますが、L字型の1軒の家だそうです。後年、このオーヴェール=シュル=オワーズに移り住んで一生を終えたゴッホもこの「首吊りの家」を逆の側から描いています。共通の友人のガシェ医師の示唆によるものかもしれません。この「首吊りの家」は現在でもほぼそのままの姿で残っているそうです。

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ポール・セザンヌの《農家の庭》です。1879年頃に描かれた作品です。一見、何でもない作品に見えますが、なかなか、手強い作品です。まず、その大胆な構図に驚きます。画面の両側が壁で切り取られ、強制的に真ん中の家に視線を集中させられます。そして、中央が葉の落ちた幹だけの木で分断されます。色彩も上から、青、緑、赤、茶、緑のブロックに区切られています。まるで具象的なイメージで描かれた抽象画の体をなしています。セザンヌが印象主義を脱却し、構成主義に移行した頃の作品です。

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カミーユ・ピサロの《赤い屋根、村のはずれの冬の印象》です。1877年頃に描かれた作品です。この作品もさきほどのピサロの作品と同様にポントワーズのエルミタージュ地区の風景を描いたものです。エルミタージュ地区のコート・デ・パブ(牛の丘)で制作しました。画面の手前の果樹園の木がリズミカルな構成で描かれ、その木立の先に並ぶ赤い屋根の家々との対比がとても絶妙です。ピサロの渾身の一作です。

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アルフレッド・シスレーの《ルーヴシエンヌの雪》です。1878年頃に描かれた作品です。いやはや、理屈抜きでとっても美しい作品です。この1枚だけでシスレーを好きになってしまいますね。シスレーは雪景色を多く描きましたが、なかでも彼が好んで描いたのがルーヴシエンヌの雪景色です。この作品は一番、雪深い景色で、雪道の奥にぽつんと黒い人影が見えます。なんとも印象深い作品です。

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こうやって見るとシスレーの絵も印象派としてはモネに並ぶレベルなのが分かります。

まだまだ、印象派の作品群は続きます。



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最後のパリ散策:オルセー美術館(2)

2015年7月9日木曜日@パリ/12回目

印象派の殿堂、オルセー美術館Musée d'Orsayで名画の数々を鑑賞中です。

ベルト・モリゾの《ゆりかご》です。1872年頃に描かれた作品です。ベルト・モリゾは印象派を代表する女流画家です。姉エドマと、その2人目の娘ブランシュの姿を女性ならでは優しい目で描いた傑作です。1874年開催の第1回印象派展に出品されました。

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ベルト・モリゾの《蝶々捕り》です。1874年頃に描かれた作品です。1874年、姉エドマの嫁ぎ先のパリ近郊モンクールを訪れて制作しました。捕虫網を持ってこちらに対峙して立つ姉エドマとその娘のブランシュ、ジャンヌをモデルに描いたものです。素晴らしい作品ですね。一見して、モネの作品と誤認するほどの完成度の高いものです。

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ベルト・モリゾの《舞踏会の装いをした若い女性》です。1879年頃に描かれた作品です。舞踏会の華やかさとそれに参加した女性の張りつめた緊張感が伝わってくるような作品です。単なる描写を超えて、空気感までが描き込まれています。印象派の真骨頂ですね。

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このベルト・モリゾはエドゥアール・マネの絵のモデルも務めていました(正確には務めさせられていた?)。
エドゥアール・マネの《すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ》です。1872年頃に描かれた作品です。作品そのものよりもモデルのモリゾの美しさが印象的な作品です。モリゾがモデルになったモネの作品としては、《バルコニー》も有名です。

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ギュスターヴ・カイユボットの《屋根の上の雪、パリ》です。1878年頃に描かれた作品です。裕福な家庭で育ったカイユボットは印象派の画家たちのパトロンとして、印象派絵画をコレクションして、オルセー美術館の印象派コレクションの基盤を作りましたが、近年、画家としての再評価も進んでいます。パリの街の雪の風景を描いたこの作品も見事な出来です。

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クロード・モネの《モントルグイユ街、1878年6月30日の祭日》です。1878年に描かれた作品です。この作品は1878年6月30日、3回目のパリ万博の成功を記念に催された祝祭の喧騒が描かれています。ナポレオン3世による第二帝政は普仏戦争での敗北をもって終焉し、パリ・コミューンの蜂起の後、街の中で市民が集まることが禁止されていたため、久々に行われた、この祭りは大いに盛り上がりました。モネは絵の具箱を抱えてモントルグイユ通りを歩いていましたが、そのとき適当なバルコンを見つけて、そこの階まで上がり、絵を描かせてもらえるように頼み込みました。そこの女主人の許可を得て描いた絵がこの作品です。この6月30日は当時のジュール・デュホール政府が、博覧会開催中のこの日を「平和と労働の日」として祭日と制定しましたが、2年後の1880年の法律によって廃止され、7月14日が新たに祭日と決められました。フランス共和国の成立を祝う日であるパリ祭です。なお、この日、モネは別の場所でも同様の作品《サン=ドニ街、1878年6月30日の祭日》(ルーアン美術館所蔵)を描いています。よほど、モネもこの祝祭に浮き立っていたようです。

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クロード・モネの《サン・ラザール駅》です。1877年に描かれた作品です。有名なサン・ラザール駅の連作7枚のうちの1枚です。この連作を描くためにモネはわざわざ駅の近くにアトリエを借りて、連作を制作しました。もっともお金に困っていたモネがアトリエの費用を負担できるわけはなく、友人のカイユボットに借りてもらったようです。それにしても、この作品は大きな駅の構内と蒸気機関車のもくもくとした煙という、およそ絵の題材になりにくいものを見事に空気感まで描き尽くした大傑作です。当時はまだコンクリート製のプラットホームがありませんでしたが、現在でもほぼ同じ形のサン・ラザール駅を見ることができます。機関車の先の巨大な空間はユーロッパ広場です。この作品は1877年に開催された第3回印象派展に出展されましたが、当時の評判はさんざんだったようです。この作品がいかに先進的な絵だったか、分かりますね。

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ピエール=オーギュスト・ルノワールの《女性の肖像、ジョルジュ・アルトマン夫人》です。1874年に描かれた作品です。この女性は、早くからルノワールに目を掛けてくれていたコレクターで音楽編集者のジョルジュ・アルトマンの妻です。豪華なドレスを身にまとった女性を堂々たる姿で描いています。室内の豪華さも目を惹きます。しかし、ルノワールの描く女性はどうして、みんなボリュームたっぷりなんでしょう。豊満さが美をあらわしていたんでしょうか。

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ピエール=オーギュスト・ルノワールの《ヴェールをつけた若い女性》です。1875年~1876年に描かれた作品です。後ろ姿が描かれて、横顔が少しだけ見える謎のような絵です。あえて、モデルの顔をはっきりと描かなかったのは何故でしょう? 後ろから描き、さらにヴェールで顔を隠すという念の入れ方です。かえって、この女性への興味がわきますね。

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ピエール=オーギュスト・ルノワールの《ジョルジュ・シャルパンティエ夫人》です。1876年~1877年に描かれた作品です。ルノワールはシャルパンティエ家の家族の絵をよく描いています。ジョルジュ・シャルパンティエはフロベール、ドーデ、ゾラなどの作品を出版していたジョルジュ・シャルパンティエ書房を経営する出版業者でした。しかし、これらの作家の作品を出版したために経営的には立ちいかなくなり、破産しました。この作品はシャルパンティエ夫人のブルジョワ階級の豊かさを余すところなく描いています。幸福を描く画家、ルノワールの真髄ですね。

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ピエール=オーギュスト・ルノワールの《ブランコ》です。1876年に描かれた作品です。ルノワールの代表作《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》と同時期に描かれた傑作です。当時ルノワールが借りていた家(コルトー街12番地)のブランコのある大きな庭園で過ごす人々を描いた作品で、ブランコに乗る女性は《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》にも登場する若き女優ジャンヌをモデルに描かれたと言われています。木漏れ日を浴びて、幸福感にあふれる光景を描いたこの作品は《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》同様、ルノワールの真骨頂とも言える永遠の名画と言わざるをえませんね。

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まだまだ、印象派の作品群は続きます。



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最後のパリ散策:オルセー美術館(3)

2015年7月9日木曜日@パリ/13回目

印象派の殿堂、オルセー美術館Musée d'Orsayで名画の数々を鑑賞中です。

エドガー・ドガの《ダンス教室(バレエの教室)》です。1875年頃に描かれた作品です。ドガが数多く手がけた主題である≪踊り子≫を描いた作品の代表的作品のひとつです。主題の≪踊り子≫は、普仏戦争への従軍の際に寒さで目をやられたための視力の低下や、普仏戦争とその敗戦を機に起こったパリ・コミューンなどの社会的不安を感じたドガが1872年10月から約半年間、アメリカへ旅行した後に描かれるようになった主題です。裕福な家に育ったドガはオペラ座の定期会員の特権として、オペラ座の楽屋や稽古場に自由に立ち入ることが許されていたこともバレエの≪踊り子≫を主題に選んだ理由のひとつだったようです。この作品は、熱心な収集家であったバリトン歌手ジャン・バティスト・フォールの依頼により制作されました。画面中央でバレエ教師ジュール・ペロが指導する踊り子らの日常的な姿や年相応の仕草が描き込まれています。

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ここでちょっと展示室から、テラスに出ます。セーヌ川をはさんで、チュイルリー公園Jardin des Tuileriesの緑とそのずっと先にモンマルトルMontmartreの丘が見えます。

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絵画鑑賞を再開します。

ピエール=オーギュスト・ルノワールの《ジュリー・マネあるいは猫を抱く子供》です。1887年頃に描かれた作品です。ジュリー・マネはエドワ―ル・マネの弟ウ―ジェーヌ・マネと画家ベルト・モリゾとの間の一人娘です。ルノワールは友人夫妻の9歳の娘を温かい目で描いています。ジュリー・マネの子供とは思えない大人びた美しさと笑みを浮かべたような猫の可愛さが印象的です。ベルト・モリゾも娘ジェリーを多く描いています。後にジュリー・マネ自身も画家になりました。

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クロード・モネの《日傘の女(右向き)》と《日傘の女(左向き)》です。1886年頃に描かれた作品です。とっても有名な作品ですね。モネはもう1枚、日傘の女を描いています。ワシントン・ナショナルギャラリー所蔵の《散歩、日傘をさす女》です。それは約10年前の1875年に描かれました。その最初に描かれた絵のモデルは妻のカミーユで顔の表情も描かれています。一方、10年後に描かれた2枚の絵のモデルは再婚する女性アリスの連れ子の娘だと言われており、顔は描かれていません。モネは一体、どんな思いでこの2枚の絵を再び、描いたのでしょうか。

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ピエール=オーギュスト・ルノワールの《母性(ルノワール夫人と息子ピエール) 》です。1885年頃に描かれた作品です。当時はまだ恋人であったアリーヌ・シャリゴがルノワールとの間に産んだ息子ピエールに授乳している場面を描いたものです。二人は1890年に正式に結婚します。ルノワールは純朴な田舎娘のアリーヌと都会育ちの知性的なシュザンヌ・ヴァラドンとの間で大きく心が揺れ動いていましたが、結局、アリーヌを選択します。この作品からもルノワールのアリーヌに対する並々ならぬ愛情が見てとれるようですね。

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カミーユ・ピサロの《ルーヴシエンヌの栗林》です。1879年頃に描かれた作品です。シスレーの描いた《ルーヴシエンヌの雪》も素晴らしい絵でしたが、ピサロも同じく、ルーヴシエンヌの雪景色を描いていたんですね。印象派の画家にとって、雪景色は特別の題材だったようです。

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ポール・セザンヌの《カード遊びをする人々》です。1894年~1895年頃に描かれた作品です。とても有名な作品です。この《カード遊びをする人々》は同名の絵が5枚あり、画面構成はほとんど同じですが、5人、4人、2人が画面に登場する3つのバージョンあります。2人が登場するバージョンが3枚ありますが、このオルセー美術館の所蔵する作品が一番、有名です。なお、5人のバージョンはバーンズ財団(フィラデルフィア)所蔵、4人のバージョンはメトロポリタン美術館所蔵、2人のバージョンはオルセー美術館のほか、コートールド・ギャラリー(ロンドン)所蔵と個人所蔵です。個人所蔵はカタールの王族が2011年に購入したもので、その購入金額はなんと推定で2億5千万ドルから3億2千万ドルという記録的な金額だったそうです。芸術の価値はお金では決められませんが、途方もなく、人気が高い作品であることが分かります。
この作品では煙管をくゆらせてカード遊びをするプロヴァンスの農民たちが描かれています。登場人物はすべて男性で顔をうつむけてカード遊びに熱中しています。このスタイルは17世紀のオランダとフランスの風俗画を翻案したものですが、セザンヌ流に簡素化された画面になっていて、一種の渇いた空気が漂い、ハードボイルド風とでも言うような作品に仕上がっています。

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ポール・セザンヌの《サント=ヴィクトワール山》です。1890年頃に描かれた作品です。あまりに有名な作品ですね。セザンヌはこの故郷の山を取りつかれたように描き続けました。油絵、水彩、素描で数十点が描かれているそうです。セザンヌがこんなに入れ込んだ山って、どんな山なんだろうと以前、saraiも気になって、気になって、遂に見に行ってしまいました。確かに存在感のある山でした。そのときの記事はここここここです。このサント=ヴィクトワール山を見るためにマルセイユからエクス・アン・プロヴァンスまで遠征したんです。
ともあれ、この作品の素晴らしいこと、この上なしです。手前に木を配置した構図は日本の浮世絵の影響だと言われていますね。でも主役のサント=ヴィクトワール山の色彩ブロックでごつごつと描かれた存在感は凄い重量感で迫ってきます。マッシブって感じです。実際にこの目で見たサント=ヴィクトワール山もまったく同じ印象でした。セザンヌの底知れぬ画力の凄さに驚嘆するばかりです。

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セザンヌの作品がまだ続きますが、いったん、今日はこの驚異的な作品でブログを終えましょう。セザンヌの作品群の素晴らしさにも魅了されるばかりです。



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最後のパリ散策:オルセー美術館(4)

2015年7月9日木曜日@パリ/14回目

印象派の殿堂、オルセー美術館Musée d'Orsayで名画の数々を鑑賞中です。

ポール・セザンヌの《たまねぎのある静物》です。1895年頃に描かれた作品です。セザンヌのお得意の静物画です。でも、やっぱり、たまねぎの質感はもうひとつに感じます。やはり、りんごとかの果物の静物画のほうがいいですね。

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ポール・セザンヌの《坐る農夫》です。1900年~1904年頃に描かれた作品です。saraiは昔はセザンヌが苦手だったんです。最近は《サント=ヴィクトワール山》とか、静物画とかを見るといいなあと思うようになりましたが、こういうクールな人物画はあまりに地味過ぎて、とっかかりようがありません。肖像画の名人のように人物の内面に迫ろうとしているわけではないし、どう鑑賞したらよいのか、途方にくれます。とは言え、何となく、セザンヌらしい雰囲気は嫌いではありませんけどね。

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ポール・セザンヌの《レスタックから望むマルセイユ湾》です。1878年~1879年頃に描かれた作品です。比較的、初期の作品です。この作品も一見、単なる風景画のように見えますが、そこはセザンヌ。近景と遠景の描き分けが気になります。昔風に言えば、空気遠近法・色彩遠近法ということになるのでしょうが、ある意味、それを悪用して、遠景の質感を見事に描き出しています。この後に描くことになるサント=ヴィクトワール山のような雰囲気です。近景の南フランスの漁村、レスタックはきっちりと描いているように見えますが、セザンヌの対象への思い入れはあくまでも遠景のマルセイユ湾にあります。色彩を抑えた灰色のブロックでごつごつした質感を出して、マルセイユ湾の山々の存在感を浮き彫りにしています。この絵が描かれた当時は、セザンヌの意図は受け入れられたんでしょうか?

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ポール・セザンヌの《水浴の男たち》です。1890年~1892年頃に描かれた作品です。この水浴という主題もセザンヌが度々取り上げたものです。この作品はその水浴を主題とした一連の作品のひとつの到達点とみなされています。注目すべきはまず構図です。中央の直立する2人の男性と左右の端の体を中央の方に傾けた男性、そして、中央の不自然なほどに直立した樹木によって、全体の3角形の構図が作り上げられています。それはこの画面に安定感をもたらすものです。また、中央の2人の裸の男性の盛り上がった筋肉は古典的な彫像を連想させます。実際、セザンヌはルーヴル美術館での古代彫刻のデッサンをもとに裸の男性の筋肉隆々とした肉体を描いたそうです。これによって、この作品にモニュメンタルなイメージを盛り込んでいます。神聖な雰囲気とまで言えば、言い過ぎでしょうか。セザンヌの並々ならぬ意欲が見てとれる作品に仕上がったいますね。

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ポール・セザンヌの《台所のテーブル(生姜壷のある静物、籠のある静物)》です。1888年~1890年頃に描かれた作品です。またまた、セザンヌのお得意の静物画です。これはさきほどの静物画と違って、とっても分かりやすい作品です。セザンヌの静物画の代表作と言っても差し支えないでしょう。果物の質感、多視点で構成された画面の完成度、どこをとっても傑作の誉れです。絵画の美を表現するためには、いかなる不自然さも許容してしまう勇気と自由奔放さ。これこそ、来るべき20世紀絵画への道を指し示したともいえるエポックメーキングな作品です。

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ポール・セザンヌの《モデルヌ・オランピア(近代のオランピア、新オランピア)》です。1873年~1874年頃に描かれた作品です。この作品は、1865年のサロンに出品されたマネの《オランピア》をうけて、セザンヌが制作した作品です。題名の“モデルヌ”は近代の、とか、最新の、という意味で、マネが物議を醸してでも描いた、それまでの美術のお約束事であった、女性の裸体画は神話の世界の女神に限るということを打破した室内の娼婦の裸体を描くということを、さらに推し進めて、印象派の技法で描き出すということを目指したものです。ただし、saraiの目には、残念ながら、この作品はセザンヌの美的傾向からは外れた作品にしか思えません。まあ、初期の作品ですから、若気の至りっていうところでしょうか。

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ポール・セザンヌの《女とコーヒーポット(婦人とコーヒー沸かし)》です。1890年~1895年頃に描かれた作品です。セザンヌのエクス・アン・プロヴァンスの邸宅(父ルイ=オーギュスト・セザンヌが購入した家)で働いていた家政婦を描いたものです。いわゆる労働者階級を描いたものですが、なかなか威厳に満ちた姿に描いています。セザンヌのこの女性に対する畏敬の念の現れと見るべきでしょう。まるで画家自身の妻を描くようなまなざしに思われます。例によって、女性の内面に迫るアプローチではなく、画面構成や色彩感、質感にこだわった、静物画的なアプローチに思えます。ただ、即物的なクールさだけでなく、人間的な温か味も感じられる作品ではあります。

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今回は前回に引き続き、セザンヌの傑作群をご紹介しました。

セザンヌはある意味、印象派を突き抜けた存在ではありますが、まだまだ、印象派の作品群は続きます。



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最後のパリ散策:オルセー美術館(5)

2015年7月9日木曜日@パリ/15回目

印象派の殿堂、オルセー美術館Musée d'Orsayで名画の数々を鑑賞中です。

クロード・モネの《ロンドンの国会議事堂、霧を貫く陽光》です。1904年頃に描かれた作品です。ロンドンとテムズ川の風景の連作の中の一枚です。モネがターナーの茫洋たる作品を継承・発展させたことを思い起こさせる作品です。第1回印象派展に出展した《印象・日の出》でも既にターナーの影響を感じさせられましたが、この作品はそのものズバリという感じです。霧の空気感、その中に赤く浮かび上がる陽光、まさにこれこそ傑作です。

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クロード・モネの《ルーアン大聖堂 グレーの時》です。1892年頃に描かれた作品です。ルーアン大聖堂の連作の中の一枚です。モネは全部で33点ものルーアン大聖堂の作品を描きましたが、ほとんどすべて、大聖堂のファサードを斜めから眺めた同じような構図で描いています。違いはファサードを照らす光が朝の光であったり、夕方の光であったり、曇りの光であったりします。この作品はオルセー美術館が所蔵する4枚のうち、曇り日の弱い光を受けた大聖堂が描かれたものです。まるでモノクロのような色彩ですが、かえって、大聖堂の壁の石の質感が感じられます。そして、入口の木の扉の茶色だけが印象的です。木の質感を出すために泡立てた絵具で描いたそうです。モネの執念のようなものがこもった作品です。

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ピエール=オーギュスト・ルノワールの《椅子に座る娘》です。1908年~1909年頃に描かれた作品です。ルノワールの手にかかると、すべての女性が輝いて見えますが、特に少女の可愛さは最高です。

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ピエール=オーギュスト・ルノワールの《大きな裸婦》です。1907年頃に描かれた作品です。ルノワールのお得意でもあり、終生のテーマでもあった裸婦像です。この古典的とも思える構図はルノワールが数年前から描き続けたものですが、この作品はその集大成とも言える傑作です。古典の構図を借りて、ルノワールが彼の特有、そして理想とする女性像を描き出しています。その姿はどこまでも柔和さを醸し出しています。女性の肌の柔らかな質感はルノワールならではのものです。この作品が発表された当時は批評家からアングルとの関連を指摘されたそうですが、新古典主義のアングルの精密で完璧とも言える裸婦とはまったく方向性が違い、ある意味、どこにでもいるような現実の女性の美しい姿が描かれているのがルノワールの素晴らしいところですね。

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ピエール=オーギュスト・ルノワールの《後ろ姿の横たわる裸婦》です。1909年頃に描かれた作品です。ルノワールは終生のテーマ、裸婦像にこだわり続け、様々な構図にチャレンジします。この作品はスペインの巨匠ディエゴ・ベラスケスが描いた唯一の裸体画『鏡を見るヴィーナス(ロークビーのヴィーナス)』(ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵)をもとにしたと言われています。ちなみにベラスケスは厳しいカトリックの影響下にあったスペインでは禁断とされていた裸体画を描いたことで窮地に陥ったそうです。そのおよそ250年後に描かれたのが本作ですが、何を描いても自由な時代、正直、後ろ姿では物足りませんね。肌の柔らかい質感は素晴らしいのですが、顔がないのは何とも残念です。

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このあたりで印象派の展示を見終わります。さすがにオルセー美術館の印象派作品の充実度は並外れています。そして、リニューアルされたことで作品が明るくて、見やすくなりました。壁面の抑えた色調も効果的です。大変、満足しました。オープンなレストランコーナーもありますが、これから帰国するので、魅力的ではありますが、パスします。

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最後の仕上げに一番下の0階に下ります。そこで象徴派のギュスターヴ・モローの傑作群に再会しますが、それは次回にご紹介します。



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最後のパリ散策:オルセー美術館(6)

2015年7月9日木曜日@パリ/16回目

印象派の殿堂、オルセー美術館Musée d'Orsayで名画の数々を鑑賞中です。

最後の仕上げに場所を0階に移します。そこで楽しみなのは象徴派のギュスターヴ・モローの傑作群です。

ギュスターヴ・モローの《イアソン》です。1865年頃に描かれた作品です。ギュスターヴ・モローの初期の作品ですが、何と言う完成度の高さでしょう! この作品は1865年にサロン出品されメダルを獲得しました。作品の主題は、イオルコスの王子イアソンが怪物を退治して、黄金の羊の毛皮を手に入れる神話物語を描いたものです。王子イアソンは叔父ペリアースからイオルコスの王位を取り戻すために、黒海の果てコルキスにあるという伝説の黄金の羊の毛皮を持ち帰る冒険の旅に出発します。その遠征のために巨大なアルゴー船を建造し、乗組員として、ヘラクレス、双子のカストールとポリュデウケースたちを集めます。この一行はアルゴナウタイと呼ばれ、アルゴナウタイの冒険が始まります。紆余曲折して、コルキスに到着しますが、コルキスのアイエテス王は宝物である黄金の羊の毛皮を渡さないように画策します。ところがアイエテス王の娘のメディア王女は王子イアソンに強い恋心を抱き、黄金の羊の毛皮を守る怪物を眠り薬で眠らせて、王子イアソンは首尾よく怪物(伝説上では龍とされる怪物は本作では鷲の上半身と獅子の下半身をもつグリフォンの姿で描かれています)を退治して、黄金の羊の毛皮を手に入れます。その場面がここに描かれています。王子イアソンは高々と右手を上げて、勝利を宣言しています。足で怪物を踏みつけて、後ろにメディア王女が寄り添っています。まさに神々しいシーンが見事に描かれています。しかし、それで終わらないのがモローの凄いところです。この場面をよく見ると、王子イアソンは英雄らしくなくて、単なる色男のように描かれています。そして、後ろのメディア王女の妖しい視線がこの絵画の最大の見ものになっています。この怪物退治は実はメディア王女の魔力によるものであったこと、そして、この後の二人の運命さえも暗示しています。メディア王女の過剰な恋心と魔力で王子イアソンは破局に至ります。それは古代ギリシア三大悲劇詩人の一人エウリピデスによる戯曲《メディア》で描かれています。オペラの題材にもなっていますね。
それにしてもとても美しい絵画です。saraiもメディア王女の妖しい魔力の虜になってしまいそうです。

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ギュスターヴ・モローの《ヘシオドスとミューズ》です。1891年頃に描かれた作品です。ギリシャの吟遊詩人ヘシオドスがボイオーティアの寒村アスクラの東にあるヘリコーン山を訪れたときに、芸術家に霊感(インスピレーション)を与える女神ミューズによって、突然、詩人としての才能がヘシオドスに与えられた瞬間を描き出しています。何と表現してよいか分からないほどに超絶的に美しい絵画です。幻想的でありながら、細部まで綿密に描き込まれた驚異的な作品です。モローの想像力と創造力に舌を巻くしかありません。モローこそ、女神ミューズによって、霊感を与えられたのではないでしょうか。

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ギュスターヴ・モローの《ガラテイア(ガラテア)》です。1880年頃に描かれた作品です。古代ローマの詩人オウィディウスの最も有名な著書「変身物語(転身物語)」に基づいて制作された作品です。モローが参加した最後の1880年のサロンへ出品され、モローが審査員を務めた1889年の万国博覧会へも出品されました。巨人族キュクロプスの中で特に粗暴で知られる一つ目の巨人ポリュペモスが、海神ネレウスの娘の中のひとりで、水晶より輝き白鳥の綿毛より柔らかいと称された美しい海のニンフ「ガラテイア(ガラテア)」を見初める場面が描かれています。いやはや、ガラテアが本当に輝くように美しく描き出されていることに驚きを禁じえません。絵画でこんな表現が可能なものか、我が目を疑うような気持になります。そして、モローの偉大な知性を尊敬するばかりです。

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ギュスターヴ・モローの《シクストゥス5世の少年時代》です。1853年~1854年頃に描かれた作品です。ごくごく初期の作品です。この頃はドラクロアの影響を受けていました。後のモローの萌芽も見えますが、まだまだ、象徴派としての道は遠いですね。2009年にオルセー美術館に購入された作品のようです。

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ギュスターヴ・モローの《エウロペの略奪》です。1869年頃に描かれた作品です。モロー初期の作品です。作品の主題は、フェニキアの都市テュロスの王アゲノルの娘エウロペが侍女らと海辺で戯れる姿を見て、エウロペを見初めた主神ユピテルが、白く優美な雄牛に姿を変えてエウロペに近づき、心を許したエウロペが雄牛の背中に乗ると、雄牛(主神ユピテル)が駆け出し、そのまま海を渡りクレタ島へと連れ去ってしまったという神話の物語によっています。

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ギュスターヴ・モローの《ゴルゴタの丘》です。1867年頃に描かれた作品です。モロー初期の作品です。キリストが十字架にかけられるという、珍しく宗教的な題材です。

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象徴派のギュスターヴ・モローの完成作品のあまりの素晴らしさに驚天動地。ここまで描くかという超精密さで彼の内面世界(心象風景)をきらびやかに表現しています。
ギュスターヴ・モロー美術館には膨大な未完成作品が展示されていますが、あれらがすべて完成されていたたら、凄かったでしょうね。

0階での鑑賞はまだまだ続きます。



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最後のパリ散策:オルセー美術館(7)

2015年7月9日木曜日@パリ/17回目

印象派の殿堂、オルセー美術館Musée d'Orsayで名画の数々を鑑賞中です。

0階で象徴派のギュスターヴ・モローの傑作群を鑑賞し、続いて、0階の他の画家の作品の鑑賞に移ります。一連のピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌの作品群を鑑賞します。充実のコレクションです。

ピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌの《希望》です。1871年頃に描かれた作品です。シャヴァンヌは無理に分類すると象徴派ということになるのだそうですが、モローとはまったく肌合いが異なります。幻想的ではありますが、とてもロマンティックな雰囲気を湛えています。少女が左手に持っているのはオリーブの枝でしょうか。普仏戦争の後、平和への希望をイメージしているのでしょうか。

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ピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌの《若い母》です。1887年頃に描かれた作品です。聖母子と聖ヨハネをシャヴァンヌ風にイメージした作品なのでしょうか。静かで安らぎに満ちた雰囲気が画面に漂っています。

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ピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌの《夢》です。1883年頃に描かれた作品です。この作品は1883年のサロンに出品されており、作者自身は作品の主題について「彼は夢のなかで愛と栄光と富が現れるのを見る」と説明しています。画面には松の根元に旅人が体を横たえて、夢を見ているようです。空を飛んでいる3人の精霊はそれぞれ、薔薇を差しだしている「愛」、月桂冠を掲げている「栄光」、金貨を蒔いている「富」を象徴していると思われます。旅人はこのなかのいずれを望んでいるのでしょうか。人生の究極の選択をロマンティックな雰囲気で描き上げています。

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ピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌの《化粧》です。1883年頃に描かれた作品です。この作品はあたかも印象派でもあるかのような寝室での光景が描かれていますが、画風はあくまでもシャヴァンヌ風です。まるで古典的な絵画であるような雰囲気です。

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ピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌの《瞑想》(左)、《物語》(中央)、《警戒、監視》(右)です。1866年頃に描かれた作品です。これらは連作なんでしょうか。特に両脇の女性を描いた作品はギリシャかローマの古典彫刻でも目指したような方向性がうかがえます。シャヴァンヌの絵画に込めた思いが詰まった作品なのでしょう。

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ピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌの《気球》です。1870年に描かれた作品です。1870年の普仏戦争でパリが包囲されている時に描いた作品ですが、この作品でシャヴァンヌは黒衣の女性がマスコット銃を右手に支え、左手で便りを託した気球を見送っているシーンを描きました。ナポレオン3世が起こした無謀な戦争の悲惨な結果に多くのパリ市民同様にシャヴァンヌも深い挫折感を抱いたか、あるいは愛国心を刺激されたか、かなり、思い入れのある作品だったようです。

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ピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌの《鳩》です。1871年に描かれた作品です。《気球》と対になる作品です。同じ黒衣の女性が今度は敵が放った鷹から鳩を胸に抱いて守っています。背景は雪に埋もれたシテ島です。最初にご紹介した《希望》もどうやら、同じテーマの連作なんですね。

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ピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌの《海辺の娘たち》です。1879年に描かれた作品です。この作品で、ようやくシャヴァンヌは彼の描きたかった理想郷を描き出せたようですね。それは古典中の古典、ヴィーナスの世界、パラダイスを具現化することです。世の中はもはや、印象派の画家たちが席捲しようとしていたわけですが、シャヴァンヌは壁画作家として、古典の中に彼の美の理想を見出していたんでしょう。芸術家は己の信じる道を進むしかありませんからね。まあ、それにしても、大変、美しい絵画です。生まれる時代が違っていれば、彼ももっともっと評価の高い画家であったかもしれません。

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シャヴァンヌの作品のコレクションは大変、素晴らしく、美しさの限りを尽くした作品が並んでいました。芸術性の観点では賛否両論あるでしょうが、とりあえず、美しければ、いいんじゃないでしょうか。saraiの目は楽しめました。以前、日本で開催されたシャヴァンヌ展@Bunkamuraザ・ミュージアム(2014年)は残念な内容にがっかりしましたが、さすがにオルセー美術館には傑作が揃っていますね。

0階での鑑賞はまだ続きます。



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最後のパリ散策:オルセー美術館(8)

2015年7月9日木曜日@パリ/18回目

印象派の殿堂、オルセー美術館Musée d'Orsayで名画の数々を鑑賞中です。

0階での鑑賞を続けます。

エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズの《王女サブラ》です。1865年頃に描かれた作品です。この頃のバーン=ジョーンズはラファエル前派に心酔しており、この作品もロセッティの絵画を思わせる雰囲気です。この作品で描かれている庭園で読書してる王女サブラは聖ゲオルギウスの有名な竜退治で救われる女性です。バーン=ジョーンズは友人たちと訪れたイタリアで15世紀イタリア絵画に関心を抱きました。中でもヴェネツィア派の画家カルパッチョの《聖ゲオルギウスと龍》から大きな影響を受け、その主題に基づく連作絵画《聖ゲオルギウス》を制作しました。この作品はその7枚の連作絵画の1番目になるものです。バーン=ジョーンズが描く女性はとても美しいですね。ロセッティに肉薄するほどの素晴らしさです。

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エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズの《運命の女神の車輪》です。1877年~1883年頃に描かれた作品です。連作「運命の車輪」の4枚の絵画のうちの1番目のものになります。この1番目の《運命の女神の車輪》にはバーン=ジョーンズは思い入れが強かったようで、ほとんど同じ構図で7枚も描いています。オルセー美術館の作品はそのうちの6番目の作品のようです。さて、この作品の主題の「運命の車輪」というのは、ローマ神話の運命の女神フォルトゥーナFortunaが司る運命の車輪のことで、人々の運命を決めると言われています。saraiはすぐ音楽のことを連想してしまいますが、カール・オルフ作曲の世俗カンタータ《カルミナ・ブラーナ》の冒頭とフィナーレの有名な合唱が「おお、運命の女神よ」で、この運命の女神フォルトゥーナを主題としていますね。この作品は先ほど鑑賞したシャヴァンヌとはまた異なる画風で古典彫刻を思わせるものです。このバーン=ジョーンズも時代の趨勢を超越した絵画作品を残しましたが、最近、再評価されているようです。何と言っても作品が美しいですからね。芸術の根本は“美”であると信じています。

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モーリス・ドニの《ミューズたち》です。1893年頃に描かれた作品です。ドニは1890年にボナール、ヴュイヤールらとナビ派を結成します。ナビと言うのは、ヘブライ語で預言者のことで、絵画の世界で新しい表現を目指すという心意気をあらわすものだったそうです。同時にドニは1890年に発表した絵画理論の中で、「絵画は、本質的に、ある順序で集められた色彩で覆われた平坦な表面である」という有名な言葉を残しています。まさにその頃に描かれたのがこの作品です。平坦な表現でパステル画のような色調で輪郭線を強調した独特の画面を構成しています。画面には、9人のミューズたちが描かれていますが、決して、神話の世界の雰囲気ではなく、まるで現実の風景であるかのように描かれています。その独特の色彩感とデフォルメされた人物や木々は見る者の視線を捉えて離しません。saraiもこの作品の前にじっと立ち尽くしてしまいました。ところで何となく、ミューズたちがみな同じような印象を受けると思ったら、すべてモデルは妻マルタだったようです。画家の妻たちはみなモデルでもありますね。

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モーリス・ドニの《9月の夕べ》です。1891年頃に描かれた作品です。この作品も《ミューズたち》同様にドニの絵画理論通りに描かれています。画面全体が装飾的に構成されています。もう少しでマティスの世界が始まりそうな気配すら感じてしまいます。

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モーリス・ドニの《10月の夕べ》です。1891年頃に描かれた作品です。《9月の夕べ》と連作なのでしょうか。似たようなイメージではありますが、それぞれ独自の美しさに包まれていて、1枚1枚、見入ってしまいます。

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オルセー美術館には、モーリス・ドニの珠玉の作品が並んでいます。もっとほかの作品も見たくなります。ドニの魅力にはまってしまいそうです。

0階で鑑賞すべき作品はもう残り少なくなってきました。ロートレックとミレーくらいはさっと見ておきましょう。



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最後のパリ散策:オルセー美術館(9)

2015年7月9日木曜日@パリ/19回目

印象派の殿堂、オルセー美術館Musée d'Orsayで名画の数々を鑑賞中です。

0階での鑑賞を続けます。

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの《踊るジャンヌ・アヴリル》です。1892年頃に描かれた作品です。ロートレックは1891年にムーラン・ルージュのために描いた最初のポスターが評判になりました。当時、ムーラン・ルージュのスターであったジャンヌ・アヴリルを描いたのがこの作品です。活き活きとした動きが描き込まれています。

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アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの《手袋の女(オノリーヌ・プラツェル嬢)》です。1891年頃に描かれた作品です。ロートレックの素早い絵筆のタッチの見事さが印象的です。

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アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの《ムーラン・ルージュのダンス》です。1895年頃に描かれた作品です。ムーラン・ルージュのダンス風景がささっと描かれています。

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アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの《ムーア人のダンス》です。1895年頃に描かれた作品です。これも《ムーラン・ルージュのダンス》と対になる作品ですね。

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アモーリ=デュヴァルの《ロインズ夫人》です。1862年頃に描かれた作品です。0階に展示されている絵を見ているときにふっと、この絵が目に入りました。どきっとするような美しい女性が黒いドレスを身にまとって、こちらを見つめています。画家の名前も知らないし、この絵も初めて見ますが、とても通り過ぎるわけにはいかない雰囲気を湛えています。絵のモデルになっているロインズ伯爵夫人はこの絵が描かれたときには、まだ、単なるジャンヌだったそうです。ランス出身の労働者階級の両親を持つ彼女はその類稀なる美しさで第2帝政時代の社交界でのしあがったそうです。彼女の眼差しの強さはいかにもファム・ファタール(運命の女)を感じさせますね。しかし、悪女と言うには、あまりに美し過ぎます。

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オルセー美術館でミレーの絵を見ないわけにはいかないので、ミレーの絵を探します。目立たない場所に展示されていました。

ジャン=フランソワ・ミレーの《落穂拾い》です。1857年頃に描かれた作品です。農民画の画家ミレー屈指の名作です。何の説明もいらないでしょう。

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ジャン=フランソワ・ミレーの《晩鐘》です。1855年~1857年頃に描かれた作品です。これも何の説明もいらないでしょう。

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ジャン=フランソワ・ミレーの絵がこんなに無造作に展示されています。さすがにオルセー美術館というか、あるいはもっと、ちゃんと展示してよって感じも無きにしもあらずです。

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ジャン=フランソワ・ミレーの《羊飼いの少女》です。1864年頃に描かれた作品です。saraiが学生時代に初めて、本物の油絵を見た、思い出の絵です。田舎出身のsaraiが本物の油絵を見て、感動したというか、びっくり仰天したことを覚えています。それまで教科書の小さな印刷写真しか見ていなかったのですが、本物のあまりにも素晴らしい輝きに満ちた神々しさにただただ、呆然としてしまいました。もう、あれから50年近く経ちます。

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オルセー美術館の最後のシメはこの絵しかありません。アングルの不朽の名作です。

ドミニク・アングルの《泉》です。1820年~1856年頃に描かれた作品です。新古典派の巨匠アングルがフィレンツェ時代の1820年頃にこの作品の制作を開始しましたが、完成させたのは76歳になった1856年のことでした。天才画家アングルが一生をかけて描き上げた超傑作です。これも本物を見ないと、その凄さが分かりませんね。

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これでオルセー美術館での鑑賞は完了です。1時間半ほどで特急で好きな作品だけをピックアップして、楽しみました。ところで、皆が絵画を楽しむようになるのはよいことだと思いますが、テーマパークに来たような感じで若者が寛いでいるのには、ちょっと違和感を感じます。そのようなコンセプトにしたのでしょうか。印象派の陳列の仕方も、テーマ別にいろんな人を取り混ぜて展示しているので、見づらいと言えば見づらいです。配偶者の感想は、こんなに混ぜこぜにすると、印象派ってみんな同じなのかな~なんて思ったそうです。そんなこんなで、ちょっと、オルセー美術館から気持ちが離れたという感もなくはないです。もちろん、素晴らしい作品があった事実は間違いないんですけどね・・・。



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旅はグランド・フィナーレ

2015年7月9日木曜日@パリ/20回目

印象派の殿堂、オルセー美術館Musée d'Orsayで名画の鑑賞を終えました。最後にオルセー美術館のかまぼこ型の巨大な空間を眺めます。確かに元駅舎の雰囲気が残っています。駅舎を美術館にリニューアルするなんて、フランス人の考えることは凄いですね。

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オルセー美術館の外に出ます。まだ、明るく青空が広がっています。これでも、もう夜の8時近いんです。美術館の前の広場には大きな動物の彫像が並んでいます。特に犀の彫像は素晴らしいものです。

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この時間になっても美術館の入口には大行列ができています。今日は木曜日で夜間鑑賞の日。9時45分まで鑑賞できますから、まだ、たっぷり2時間ほどは見ることができます。さすがにパリは美術の都です。

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この大行列を横目に見ながら、美術館を離れます。

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オルセー美術館の建物は夕日に輝いています。

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メトロに乗って、パリ北駅に移動します。北駅で荷物をピックアップして、空港へ向かいましょう。北駅の荷物預かり所には今度は迷わずに直行。こんな時間には閑散としています。

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ロッカーがずらっと並ぶ中、一番奥のほうにあるロッカーに荷物を入れてあります。ロッカーの差し込み口にレシートを入れると、バンと扉が開いて、荷物とご対面です。荷物を持って、空港行きの電車に向かいます。空港行きのチケットは一人10ユーロとなかなか高額です。

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シャルル・ド・ゴール空港に向かう電車は空いています。北駅からは空港までノンストップのせいなのか、チケットが高額だからなのでしょうか。空港に到着。さっさと荷物を預けて、お茶でもしましょう。が、荷物を預ける列がとんでもない大行列。不安になって、saraiが係の人に聞きに行きますが、その列に並んでくれとのこと。それなりに前に進むのですが、並んでいる人が多いだけに一向に自分の番になりません。ようやく先頭近くになって、ようやく理由が分かりました。荷物をドロップオフするのは、セルフ・サービスのようです。順番が回ってくると、搭乗券を機械にかざして、荷物預けのシールを印刷して、かばんに取り付けます。それから、荷物預けのカウンターに行き、ベルトにかばんを自分で乗っけます。重量が大丈夫なら、そのまま奥に押し込みます。すると、荷物が流れていきます。

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さようなら~と手を振っている人もいます。確かに、いつも航空会社の人がやっていることそのまま自分でやるだけですし、特に難しいことはありません。でも、戸惑いはあるので、さっさとは進みません。荷物の数が多い人や重量オーバーなどのイレギュラーの人は大変そうです。客の教育期間中なのか、職員はたくさんいて、しっかりサポートはしてくれますが、いかんせん時間はかかります。なんでWEBチェックインしたのか分からなくなります。普通はWEBチェックインしていれば、荷物のドロップオフは簡単に終わる筈です。前日、ホテルのスタッフにお願いして、WEBチェックインのボーディングパスを折角印刷してもらったのに、あんまり、役に立たなかったみたいです。

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荷物の預けが終わると、自動的に出国審査の列が始まります。これはさすがに係員がいますが、彼らもうんざりしています。この時間に乗客が集中していたのかも知れません。空港内はこんなに大勢の人でごったがえしています。

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手荷物検査も大行列。これも自分で通します。問題があると係官が寄ってきます。配偶者はボディチェックをされました。配偶者は心の中で、なんにもないよっ!って叫んでいるようです。超余裕の時間に空港に行ったのに、搭乗ゲートに着いたときには既に搭乗が始まっています。空港に着いてから2時間近く立ちっぱなしです。そのまま搭乗の列に並び、あれよあれよと言う間に機内へ。トイレへ行くのも忘れてました。今回のエール・フランスは確かに運賃が安かったのですが、すべてが効率化、オプション化でLCCみたいになっています。これじゃ、リピーターになる気にはなれませんね。少々高くてもANAのサービスが素晴らしいと思えてしまいます。ただ、エール・フランスはシステムが悪いだけで、スタッフの人たちの対応がよかったのには救われました。

飛行機が飛び立つと、まずは機内食をいただきます。ポークカレーと鶏肉のソテーです。あんまり、味は覚えていません。

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羽田までは機内食を食べた後はぐっすり。朝食で起こされるまで眠りこけていました。羽田には何と予定よりも40分も早い到着。3週間ぶりに日本ということで、配偶者の強い提案で4階の江戸小町でお蕎麦を美味しく食べて、旅の成功を祝いました。

無事、帰国し、懐かしの我が家でゆったりというよりもぐったりしています。やはり、3週間の旅は疲れました。

これで旅はグランド・フィナーレです。



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico

お返事ありがとうございます。
本当に!私もレイルジェットや美術館の手配もしているので、祈るような気持ちです。

03/10 19:06 kico
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