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新年は・・・金沢八景・野島夕照

大晦日は横浜みなとみらいホールでのジルヴェスターコンサートを娘夫婦と4人で楽しみ、娘夫婦は我が家でお正月。
娘が昨年と同様に新年はたっぷりと散歩したいと言ってます。これもお正月の我が家の年中行事になりそうです。その前にまずはお節料理をいただきます。今年も配偶者が張り切って、お節料理を作ってくれます。なかなか、豪華でしょう。

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お刺身と海老が揃って、お正月料理が完成です。

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お屠蘇代わりのカヴァで新年を祝います。

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お節料理の後はお雑煮でシメ。これが我が家のお雑煮です。鶏肉と野菜たっぷりのお雑煮がsarai家伝統の味。

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カヴァのほろ酔い気分を軽くお昼寝で解消します。
さあ、近くに散歩に出かけましょう。昨年は金沢七福神巡りに出かけました。今年は配偶者が金沢八景の野島に出かけることを提案。それはよさそうです。ルートをネットでチェックして、出発です。

出発点となる京浜急行の金沢八景駅に降り立ち、元旦の散策がスタートです。まずは駅近くの瀬戸神社に初詣に立ち寄ります。しかし、ここにはお参りのための長蛇の列ができています。仕方なく、遠くから手を合わせるだけにします。もちろん、お賽銭はなしですよ。

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瀬戸神社の代わりに国道16号線をはさんだ向かいにある琵琶島神社にお参りしましょう。

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琵琶島神社の前から、瀬戸神社の様子を眺めます。大変な初詣客の行列です。

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琵琶島神社の鳥居をくぐって、参道を進むと、赤い欄干の小さな橋の先に小さな島、琵琶島があります。ここに琵琶島弁財天のお社がありますが、柵が閉じられていて、お参りはできません。写真を撮って、手を合わせるだけにします。ここにはお賽銭箱さえも見当たりません。

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再び、京急の金沢八景駅の前に戻り、そこを通り過ぎて、国道16号線を少し進んで、左手の路地にはいると、次のお目当ての金龍禅院がひっそりと佇んでいます。

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訪れる人もありませんが、驚くほど立派な境内です。臨済宗建長寺派の禅院のお堂も見事です。

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本堂の右手には瑠璃光殿があります。薬師如来が収められています。

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くねくねした路地を抜けて、平潟湾に沿った散策道、平潟プロムナードに出ます。シーサイドラインのモノレールの高架線路が風情を台無しにしていますね。

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平潟プロムナードを進んでいくと、平潟湾を渡る夕照橋(ゆうしょうばし)があります。野島へはこの橋を渡っていきます。橋の先、右手に野島が見えてきます。

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橋の上から平潟湾の先を眺めると水路沿いに釣り船屋が並んでいます。

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この釣り船屋の並ぶ平潟の港は釣りバカ日誌のロケ地でした。

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夕照橋を渡って、振り返ると、まさに夕日が照っていて、夕照橋そのものになっています。この風景はかって歌川広重が描いた金沢八景の名所絵(浮世絵風景画)の一枚、野島夕照(のじま の せきしょう)を思い起こさせるものです。

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ちなみに歌川広重が描いた金沢八景の名所絵には、先ほどの瀬戸神社を描いた瀬戸秋月(せと の しゅうげつ) や平潟湾を描いた平潟落雁(ひらがた の らくがん) などもあります。このあたりは江戸時代の名所だったんですね。

夕照橋を渡って、野島に入ると、染王寺があります。このお寺も立派な門構えですね。

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その立派な門構え故に門の前で立ち止まってしまいます。

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本堂には人影がありません。こんなに立派なお寺なのに初詣客がいないんですね。

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お寺を出て、少し歩くと、野島稲荷神社があります。

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参道を進むと、小高いところにあるお社へ上る石段が見えてきます。

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このお稲荷さんには先客がいます。初詣客です。

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初詣の順番を待ちながら、振り返ると、まぶしいほどの夕日が輝いています。

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初詣を終えて、神社の鳥居を出ようとすると、またまた、美しい夕日が木々の間に見えます。

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野島は明治の元勲の伊藤博文のゆかりの地でもあります。瀬戸神社の近くの東屋旅館で明治憲法の草案を練っていました。そのときにこの地が気に入った伊藤博文はこの野島に別荘を設けました。野島の周りをぐるりと周って、伊藤博文旧別荘を訪ねます。木造平屋建茅葺きの建物が5棟あります。生憎、元旦は休館しています。

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別荘は金沢の海岸に面した風光明媚なところに建てられています。別荘前からの風景です。正面には八景島が見えています。

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八景島をズームアップ。

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さて、野島の山の上に上って、眺望を楽しみましょう。ふーふー言いながら、山の上に上ると一足先に展望台に上っていた娘が予想外の一言・・・“富士山”が見えるよ!!

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いやあ、とっても嬉しいお年玉ですね。夕日に照らされた富士山が見えるとはね。

展望台からは八景島も見下ろせます。

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遠くにみなとみらいも見えます。ランドマークタワーの頭が見えています。

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最後に富士山をズームアップして撮影。綺麗ですね。

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展望台を下りると、山影に夕日が落ちようとしています。

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山登りで喉が渇きました。山を下りるとすぐに自動販売機を発見。コインを投入すると、この自動販売機が“声”を発します。

「あけましておめでとうございます」

えっ、びっくりです。最近の自動販売機は愛想がいいんですねー!!

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今年は新年最初の日からよい運動ができました。それにサプライズもあり、よい元旦でした。でも、ふーっ、疲れた!!



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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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