ノートルダム大聖堂巡りの2日目。今日はルーアン大聖堂を訪れます。帰りにル・アーヴルの町にも立ち寄ってきます。今日の予定ルートを地図で確認しておきましょう。

今日もsaraiらしくなく、朝早く起きてしまったので、予定していた電車のうち、最も早い時間の電車に乗ることにします。今日はモネゆかりのサン・ラザール駅Paris Saint-Lazareから電車に乗ります。今日もうす曇。昨日よりさらに涼しいです。元気よく出かけましょう。ホテルはリヨン駅Paris Gare de Lyonの前なので、14号線のメトロでサン・ラザール駅に向かいます。あらかじめ、10枚セットのチケットのカルネCarnetを購入済みなので、それを使って、メトロで移動。

サン・ラザール駅にはすぐ到着しますが、この駅に来るのは初めてなので、ちょっとホームを探してしまいますが、この駅の最上層のホームがフランス国鉄SNCFの長距離電車の発着ホームです。

乗車予定のルーアンRouen行電車は18番線から出ます。この電車は最終目的地がル・アーヴルLe Havreであるインターシティです。配偶者が朝食用のパンとコーヒーをホーム内のショップで調達してくれます。

ハムやシーチキンをはさんだサンドイッチが主流ですが、はさむパンはフランスパンのみというのがフランスらしいですね。

コーヒーを注文すると、何も聞かれずにエスプレッソが出てきます。これもフランス流かな。さあ、乗車しましょう。

今日の電車はインターシティだけあって、ファーストクラスは2列+1列のゆったり配置。車内はガラガラ。席は選び放題です。

エアコンもガンガン効いていて、寒いくらいで上着を着込みます。快適な鉄道の旅です。購入した朝食を早速、テーブルに広げます。若くない我々にはこれで十分過ぎるほどの朝食です。

席に落ち着く間もなく、電車がごとごとと動き始めます。

電車はそろそろとサン・ラザール駅を離れていきます。

やがて、電車は郊外に出て、周りは緑にあふれます。

電車はセーヌ川にさしかかります。

セーヌ川の鉄橋を渡ります。朝のセーヌ川は静かな雰囲気に満ちています。

電車はセーヌ川を離れて、朝の光の中、緑の野原を走っていきます。

車窓を眺めていた配偶者が「この電車でどこまで行くんだっけ?」って訊くので、saraiは「これでルーアンまで行って、ルーアンの見物が終わったら、早めの電車でル・アーヴルまで行くよ」と答えます。すると配偶者は「この電車はどれくらい乗るの?」って訊くので、saraiは「ルーアンまでは1時間ちょっとでまた、ルーアンからル・アーヴルまでは1時間くらいだよ」と答えます。すると配偶者は「それなら最初にル・アーヴルまで行っちゃえばいいんじゃないの?ごはんもル・アーヴルで食べる予定なんだから、ランチにしたほうが安上がりなんじゃない?」という鋭い突っ込みです。saraiは本来、ルーアンでノートルダム大聖堂(ルーアン大聖堂の正式名称です)を見ることが今日の目的で、ル・アーヴルに行くのは付録なので、重要度の順番にしていましたが、言われてみれば、それはそうかもね。ということで、急遽、行先をルーアンからル・アーヴルに変更することにします。と言ったって、ルーアンで降りずにル・アーヴルまでこの電車に乗って行くだけのことです。帰りの電車の時間を調べていませんが、ル・アーヴル到着時に駅で調べればいいでしょう。じゃあ、ゆっくりと2時間の鉄道の旅を楽しみましょう。通路を挟んで隣の席には、7ヶ月ほどの赤ちゃんと2歳くらいの子を連れたママの3人が座っています。あまり子供好きではない私たちですが、なぜか気に入られてしまう配偶者。時々相手をしながらの旅となります。周りは田舎の風景が続きます。綺麗な山間の町を通り過ぎていきます。

しばらくすると、車窓には麦畑が広がっています。

基本的にセーヌ川に沿って、電車が走ってきましたが、また、セーヌ川を渡ります。セーヌ川はずい分、蛇行しているんですね。川を渡ると、ルーアンです。ちらっと教会の尖塔が見えていますが、あれがルーアン大聖堂でしょう。

ルーアン=リヴ=ドロワ駅Gare de Rouen Rive Droiteに到着。パリのサン・ラザール駅から1時間ほどです。本来ならば、ここで降りるところですが、このまま乗って、ル・アーヴルに向かいます。

ル・アーヴルまではまだ1時間ほどかかります。
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