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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:パリ東駅からランスへ

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/1回目

ノートルダム大聖堂巡りの3日目。今日はランス大聖堂を訪れます。さらに近くにあるシャロン=アン=シャンパーニュの町でノートル・ダム・アン・ヴォー教会とエピーヌのノートルダム大寺院にも立ち寄ってきます。ノートルダム大聖堂巡りも佳境に入ります。

今日の予定ルートを地図で確認しておきましょう。

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今日は、朝から青空です。暑くなりそうな予感がします。

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今日はランスReims行のTGVを予約済なので、その時間に合わせて起床。昨夜から気になっていたシャロン=アン=シャンパーニュChalons en Champagneからの帰りの電車を再チェックします。予定通りであれば、ホテルに戻る時間は夜の10時半を過ぎてしまいそうです。これはきついスケジュールですね。その前の電車で帰ろうとすると、TGVしかありません。TGVは予約しないと乗れないので、駅に行って、チケットが取れるかどうか挑戦してみましょう。そのTGVの経路と時間をメモしておきます。言葉で伝えるのは面倒ですからね。もし、このTGVのチケットを買うことができれば、3時間ほど早く帰れる筈です。もっともフランスレイルパス枠のTGVチケット席がいっぱいで通常のTGVチケットしかなければ、余りにも高くなってしまうので、心の中で2人分で上限3,000円くらいと決めておきましょう。
まずはメトロでパリ東駅Gare de l'Estまで移動します。リヨン駅Paris Gare de Lyonからメトロの14号線でピラミッド駅Pyramidesまで行き、そこでメトロの7号線に乗り換えて、パリ東駅Gare de l'Estまで15分ほどです。また、まとめ買いしておいたメトロのチケットが活躍します。

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メトロの駅から地上に出ると、ちょっと先にフランス国鉄FNCFのパリ東駅の建物が見えます。

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パリ東駅の前できょろきょろとあたりを見回しますが、チケットの窓口が見当たりません。

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とりあえず、構内に向かいます。

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パリ東駅の構内はなかなか美しい雰囲気です。

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大きな絵が掲げられているのが印象的です。

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とりあえず、ホームに向かいます。もう、TGVの発車の10分前です。

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いつものように構内のショップで朝食をゲットしましょう。

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おおっ、TGVの発車ホームは自動改札になっていますね。

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改札を抜けて、ホームに入ります。これが今日乗るTGVです。いつもながら、かっこいいですね。

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指定席を探して、席に落ち着きます。

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結局、帰りのチケットは買う暇がありませんでした。ランス駅に着いた後でそこの窓口で帰りのTGVのチケットを購入することにします。

ランス行のTGVはファーストクラスだけあって贅沢な旅になります。これがネットで購入し、パリに到着後に受け取ったチケットです。折角、乗り放題のフランスレイルパスがあるにもかかわらず、2重に購入しました。フランスレイルパスを持っていてもTGVのチケットだけは別に買わなければなりません。フランスレイルパス枠で格安でTGVチケットを買えるんですが、それはフランス到着後にしか買えません。しかも枠に制限があるので、絶対に買える保証はありません。ネットで事前割引の格安チケットを見つけたので、安全のために購入したんです。フランスレイルパス枠では一人9ユーロですが、この格安チケットも12ユーロとお得価格でした。TGV利用の場合はフランスレイルパスはあまりお得ではありませんが、バラのチケットを購入するのとフランスレイルパスを購入するのを秤にかけた結果、それでもフランスレイルパスがお得という結論に達したので、フランスレイルパスを購入しました。でも、やはり、こうして、2重にチケットを買うとなんだか複雑な心境にはなります。

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TGVは定刻にパリ東駅を発車し、静かに駅を離れていきます。

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TGVはパリ市内をゆっくりと走っていきます。

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乗車前に購入したサンドイッチとカフェオレで美味しく朝食を頂きます。

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ゆったりとランスまでの1時間弱の鉄道の旅を楽しみましょう。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:シャンパーニュ地方は深い霧の中

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/2回目

パリ東駅Gare de l'EstからランスReims行のTGVに乗りました。朝食のサンドイッチをパクついているうちにTGVはパリ郊外の住宅地を走り抜けていきます。

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だんだん、建物もまばらになっていきます。

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やがて、緑の野原の中を走り出します。

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小麦畑です。まさに麦秋です。

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農業大国フランスの豊かな実りの中をTGVは走っていきます。

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どこまでも麦畑が続きます。

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やがて、車窓は緑の野原に変わります。

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TGVは現在、時速320kmという高速で大平原の中を突っ走っています。早くもランス到着まで残り半分、24分ほどになります。

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また、麦畑に変わります。

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すぐに緑の野原に変わります。

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目まぐるしく、麦畑と緑の野原が入れ替わっていきます。

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おや、少し霧が流れてきます。

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少しずつ、霧が深くなっていきます。

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みるみるうちに車窓の風景は深い霧で覆われます。

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ランスはシャンパーニュ地方の中核都市ですが、TGVがシャンパーニュ地方に近づいたところで列車の窓の外は深い霧に覆われます。幻想的な雰囲気で素敵です。

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一方、お天気が大丈夫か、心配になります。もっとも教会を見るのがメインなので、そんなにお天気に左右されることはありませんけどね。

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霧は続きますが、少しずつ明るくなってきたような気もしますが、希望的観測かもしれません。

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茫洋たる風景が続いていきます。

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また、少し、明るくなってきます。

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霧の中から青空も少し見えてきます。

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だんだんと霧が晴れてきます。

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やがて、ランスの町の中にはいってきます。

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パリ東駅からたった45分ほどでランス駅(フランス語の発音はレームスです。何故、日本ではランスと言うのでしょう?)に到着です。霧は晴れていますね。

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ランス大聖堂に急行したいところですが、その前に帰りのTGVのチケットをランス駅の窓口で入手しないといけません。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:ランス駅からランス大聖堂へ

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/3回目

パリ東駅Gare de l'EstからTGVに乗って、ランス駅Gare de Reimsに到着しました。途中、シャンパーニュ地方は深い霧に覆われていましたが、ランスReimsのお天気は問題ないようです。
駅舎の構内はこじんまりとしています。

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まずは駅のチケット窓口に行きます。帰りのTGVのチケットを購入するためです。窓口は2つだけで待っている人も二人います。その後ろに並びます。

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なかなか順番が回ってきませんが、辛抱強く待ちます。やがて、saraiの順番になって、乗りたいTGVのメモとフランスレイルパスを示して格安料金での購入希望を告げます。しばらく端末に何やら打ち込んでいた窓口スタッフがファーストクラスだよねって念を押しながら、端末画面を見せてくれながら、これでいいのかいと確認を求めてきます。料金は18ユーロとのことで、saraiはそれがトータルの料金か確認すると、そうだとのこと。まだ、フランスレイルパスの格安料金枠のチケットが残っていたようです。やったねと思っていると窓口スタッフも手を挙げて、やったねポーズ。何か変だと思っていたら、どうやら後ろのほうから様子を眺めていた配偶者がやったねポースをしたようです。全く調子のいい配偶者には参ります。
これがゲットしたTGVのチケットです。シャロン=アン=シャンパーニュChalons en Champagneからパリ東駅Gare de l'Estまでの指定席です。これで安心して、ランスとシャロン=アン=シャンパーニュの観光に専心できます。

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幸先のよいスタートに気をよくしながら、駅前に出ます。緑の豊かな駅前広場Cour de la Gareです。

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駅前にはタクシーも待っていますが、saraiの旅の基本は公共交通機関を利用することです。バス乗り場に向かいましょう。

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今日はなるべく歩く量を減らして体力温存を図るために積極的にバスを活用するつもりです。ということでバスの1日乗車券を購入するつもりです。事前に駅前にツーリストインフォメーションがあることを確認しておいたので、駅前を眺めると確かにツーリストインフォメーションの小さな建物があります。そこでバスの1日乗車券を購入できるか訊いてみると、ランスの町の地図をくれて、駅前の広場の一角を指し示し、トラム乗り場の自動販売機で買えることを教えてくれます。メルシ! それで構いません。また、駅前広場に出ます。

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大きな駅前広場の反対側のほうに向かいます。

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ランス駅の駅舎の正面を左手に見ながら、歩いていきます。

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少し歩いていくと右手に曲がったところにトラム乗り場があります。

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トラム乗り場の先、北東の方向に広大な広場が伸びています。1945年5月7日及び8日大通りAllées des 7 et 8 Mai 1945という広場です。因みに1945年5月7日は第2次世界大戦でドイツが降伏文書をここランスで調印した日、翌8日はフランスで戦闘が最終的に終結した日です。要するに第2次世界大戦の戦勝を記念した公園通りです。

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トラム乗り場のあるコロネル・ドリアン通りRue du Colonel Driantを挟んで、反対側はコルベール公園Square Colbertになっています。この公園はちょうど駅前広場の前になります。因みにコルベールとは、17世紀のブルボン朝フランスの政治家にして、ルイ14世の財務総監を務めたジャン・バティスト・コルベールのことでしょう。コルベールはこのランスに生まれました。公園の中央に見える銅像はコルベールの銅像なのかな。

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トラム乗り場、ギャール・サントル駅Gare Centreに着くと、ちょうど、旧市街のほうから、トラムがやってきます。

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無事にこのトラム乗り場にある自動販売機で小団体用(7人まで)の1日乗車券を購入できました。たったの5.6ユーロです。

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さて、ちょうどトラム乗り場にいるので、トラムでもランス大聖堂に行けそうか、トラムのルートを確認していると、近くにいた現地のおばさんが寄ってきて、フランス語で何やってんのって感じで話し掛けてきます。

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英語は通じそうにもないので、カテドラルを連呼していると、何やら、道を指さしながらフランス語をまくしたてます。どうやら歩いたほうが早いとアドバイスしているようです。確かにトラムは一向にやってきませんね。でも1日乗車券を買ったので歩くのも悔しいので、その1日乗車券をおばさんに見せますが、彼女はひるまずに歩くことを推奨してきます。トラムがなかなか来ないことは分かったので、バス乗り場のほうに移動することにして、少し歩き始めますが、現地の人のアドバイスを受け入れることもいいかなと思い直し、再び、おばさんが推奨した道のほうに歩き始めます。その様子を見ていたおばさんは我が意がかなったりという感じでその道を進んで途中で右に曲がるのよっていうことをフランス語で教えてくれます。多分、そういうことを言ったのだと思います。トラムの線路のあるティエール通りRue Thiersに向かいます。

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ティエール通り沿いには古いバロック風の建物が並んでいます。

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ティエール通りを歩いていくと、2つ目の角でトラムの線路は右手の通り、ジャン=バティスト・ラングレ広場Cours Jean-Baptiste Langletのほうに曲がっていきます。きっと、これがおばさんが言った右に曲がる角なんでしょう。

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確かにここで曲がると、通りの正面に巨大な教会の建物が見えてきます。あれがランス大聖堂Cathédrale Notre-Dame de Reimsのようです。

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ここまでの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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ランス大聖堂は間近です。さっきの世話好き過ぎるおばさんに感謝しないといけないかも・・・。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:ランス大聖堂の西ファサードは工事中・・・残念!!

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/4回目

ランス駅Gare de Reimsからランス大聖堂Cathédrale Notre-Dame de Reimsに向かっています。トラムに乗ろうと思いましたが、お節介なフランス人のおばさんの強力な指導で、結局、歩くことになりました。
ジャン=バティスト・ラングレ広場Cours Jean-Baptiste Langletの通りをまっすぐ、ランス大聖堂に向かって歩いています。段々とその姿が大きくなってきます。

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ジャン=バティスト・ラングレ広場の通りの中ほどまで来たところで後ろを振り返ります。古びたバロック風の建物が建ち並んでいる綺麗な通りです。

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ランス大聖堂まで、もう少しです。やはり、まだ、トラムは走ってきません。おばさんのアドバイスは正しかったのかもと信じ始めます。

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ランス大聖堂がすぐ正面に見えてきます。大聖堂近くまでやってきたところで後ろからトラムが来ます。結局、トラムを待っても歩いても、どちらでも変わりませんでしたが、それはsaraiがゆっくりと歩いたからでしょう。駅前のトラム乗り場から大聖堂近くまで10分ほどもかかって歩いてしまいました。歩い始める前に思い悩む時間もありましたしね。さっさと歩けば、トラムよりも早かったかも。
最後は狭い路地のトレゾール通りRue du Trésorを歩いて、大聖堂に近づいていきます。

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なかなか大聖堂の全体が見えないので、路地の右に寄って、大聖堂の左側を覗き込みます。なんとか翼廊のあたりまでは見えますが、内陣のほうまでは見えませんね。

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トレゾール通りの路地を抜けると、ランス大聖堂の北側面の前に出ます。

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ランス大聖堂は歴代のフランス王が戴冠したところだけあって、実に重厚な建物です。

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大聖堂の北側面の前に低い石壁だけが残った廃墟のようなものがあります。何でしょうね。

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側面から近づいたので、正面のファサードに回り込みます。ああーっ、やられた。なんと覆いが掛けられて工事中です。もっとも覆われているのは正面の真ん中の部分だけで左右の2本の塔の部分はちゃんと見ることができます。でも実に無残な姿で残念至極です。

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まあ、どこかは工事中なんでしょうから、2本の塔が見られただけでもよしとしないといけませんね。
ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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今日の記事は短くなりました。今年の旅の準備中なので、忙しいんです。ほぼ、全日程のホテルを予約しました。夏のスイスはホテルが高くて、たまりません。予算を2倍も超過します。それでもアルプスのベルナーオーバーラント三山のユングフラウ、メンヒ、アイガーを正面から望めるメンリッヒェンの山頂付近の山荘ホテルの最後に残った部屋を確保できたので、よしとしないといけませんね。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:ランス大聖堂の西ファサード、そして、聖堂内部

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/5回目

ランス大聖堂Cathédrale Notre-Dame de Reimsに到着したところです。大聖堂の西ファサードを見上げます。実に荘厳な建物です。ただ、中央部分が工事中なのが邪魔ですが・・・。

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ちょっと後ろに下がって、ファサードの全景を眺めます。

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次はファサードの細部を鑑賞します。まずは右側にある南塔です。

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右扉口を眺めます。うーん、まず、タンパンを見ますが、彫刻がない! この大聖堂の扉口のタンパンは何とステンドグラスになっています。バラ窓のようです。特殊な形式ですね。扉口上部の破風の彫刻は《最後の審判》です。これがタンパンの彫刻の代わりですね。

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中央扉口やバラ窓は工事中のため、まったく見えません。この扉口のタンパンもステンドグラスになっているそうです。扉口上部の破風の彫刻は《聖母戴冠》だそうです。
仕方がないので、左側の北塔の前に移動します。

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左扉口を眺めます。もちろん、他と同様にタンパンには彫刻がありません。タンパンはステンドグラスになっています。扉口上部の破風の彫刻は《キリストの受難》です。

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もう少しズームアップしましょう。扉口の左側に有名な「微笑みの天使」の彫像があります。確かに顔に微笑を浮かべていますね。

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次は内部を見学します。さすがにゴシックの巨大な空間です。高い3層式の構造になっています。

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身廊を内陣のほうに進んでいきます。

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クロッシングから内陣を眺めます。内陣の上方の大きなステンドグラスが目立ちます。

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内陣の右側のパイプオルガンの手前に黄金の鷲?の彫像があります。

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後ろの身廊を振り返ると、あれあれ、西ファサードの裏側も工事中で大薔薇窓は見えず、代わりにイラストが描いてあります。タンパンの小薔薇窓は少し顔をのぞかせているのが救いです。

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北側廊からは北扉口のタンパンの薔薇窓を見ることができます。ランス大聖堂ならではのものですね。

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こちらは北側廊の内陣方向です。

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これは北翼廊の薔薇窓です。

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これは南翼廊の薔薇窓とステンドグラスです。

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ステンドグラスが綺麗です。もっとも多くのステンドグラスは昨日のルーアン大聖堂と同様に失われています。

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さて、内陣奥に進んでみましょう。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:えっ、シャガールのステンドグラス?

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/6回目

ランス大聖堂Cathédrale Notre-Dame de Reimsの内部を鑑賞中です。これから内陣の奥に進みます。
右手の後陣の最初の礼拝堂は聖テレジア礼拝堂Chapelle absidiale de Sainte Thérèseです。見事なステンドグラスが飾られています。因みに聖テレジアとは、二人いるのでややこしいですが、多分、アビラの聖テレジアのことでしょう。スペインのローマ・カトリック教会の神秘家であり、カルメル修道院改革に尽力した人物です。カスティーリャのアビラで生まれたので、アビラの聖テレジア、もしくは、イエスのテレジアとも呼ばれています。崇高な宗教的恍惚感を繰り返し経験したことが有名です。ベルリーニの代表作《聖テレジアの法悦》にも圧倒的な美しさでその恍惚感が表現されています。ところで、もう一人の聖テレジアはフランスで生まれたリジューの聖テレジアで、日本でも人気があるそうです。アビラの聖テレジアを大テレジア、リジューの聖テレジアを小テレジアと言い分けてもいます。二人ともカルメル会修道院に属していました。

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ランス大聖堂のステンドグラスのほとんどは新しく作り変えられたものでしょう。第2次世界大戦でこのランス大聖堂も壊滅的に破壊されたそうですからね。遠くから見ると内陣の一番奥のステンドグラスが美しそうです。それを見ていた配偶者が「あの青いステンドグラスはシャガールじゃないの」って、馬鹿なことを言っています。青けりゃシャガールってわけはないでしょう。近くに寄って、その綺麗なステンドグラスを見ていると、なおも配偶者はシャガールだわって言っています。

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ほとんど聞き流しながらsaraiは内陣奥を周りながら、ステンドグラスを眺めます。saraiがステンドグラスを写真に収めていると、ステンドグラスの説明板を見ていた配偶者が興奮した面持で「やっぱり、シャガールだったわよ」と言います。えっと叫んでsaraiが説明板を見ると、確かにシャガールって書いてあります。これは恐れ入りました。

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3枚のシャガールのステンドグラスの詳しい説明が書かれています。

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これがそのシャガールの美しいステンドグラスです。
真ん中のステンドグラスにはアブラハムの物語が描かれています。そして、右上には十字架に架けられたキリストも描かれています。左上には十字架から降ろされてマリアの手に抱かれるキリスト、さらにキリストの復活が赤く描かれています。最上部の薔薇窓には精霊が描かれて、その上には神の手が描かれています。

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左側のステンドグラスにはエッサイの家系樹が描かれています。エッサイはユダヤ王ダヴィデの父で、右下に横たわるエッサイの腹から上に伸びている木の枝に彼の家系が描かれています。一番右上にはエッサイの家系に属するイエス・キリストと聖母マリアが描かれています。左側には、サウルとハープを持つダヴィデが描かれ、右の真ん中では王冠のソロモンが裁判を行っています。左上は聖母子に祈りを捧げる人々が描かれています。最上部の薔薇窓には救世主キリストの到来を告げる預言者たちが描かれ、その上にはイスラエルの光を象徴する、二人の天使が灯す燭台が描かれています。

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右側のステンドグラスにはこの大聖堂にまつられているフランスの王たちが描かれています。クローヴィス、シャルル7世、聖ルイなどです。最上部の薔薇窓には神の小羊(キリストのことですね)の周りに4人の福音史家の象徴が配置され、その上には剣と裁きの手で飾られた王冠が描かれています。

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ひとしきり、このステンドグラスに見入ります。こんなところでシャガールに遭遇できるとはね。後で大聖堂のショップでそのシャガールのステンドグラスの説明パンフレットを求めます。日本に戻って、じっくりと研究させてもらいます。英文版です。(上記のステンドグラスの説明はその成果です)

ようやく、シャガールのステンドグラスを離れて、今度は左側の後陣に周ります。
ここには、ジャンヌ・ダルク礼拝堂Chapelle de Jeanne d'Arcがあります。中央にあるのがジャンヌ・ダルク像です。

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再び、クロッシングに戻り、南翼廊の薔薇窓とステンドグラスを眺めます。

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シャガール以外のステンドグラスも美しいです。古い大聖堂の中に新しいステンドグラスが不思議なくらいマッチしています。素晴らしいですね。フランスの美意識は凄いです。

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おや、大聖堂の塔の案内があります。階段を上るようです。いつもは高いところが大好きなsaraiですが、パリのノートルダム大聖堂の塔に上った疲れ(後遺症)が残っているので、これは残念ながらパスします。

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最初に入ってきたところに戻ってきました。大聖堂の素晴らしい空間をもう一度味わいます。

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この身廊の一番後ろから内陣奥をズームアップ。下に見えているステンドグラスはシャガールのステンドグラスの中央のものです。最初からずっとシャガールのステンドグラスは見えていたんです。

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側廊に出ます。

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大聖堂の外に出ます。西ファサードの前に美しい並木通りが続いています。ロクフェレ通りRue Rockefellerとその先のリベルジェ通りRue Libergierです。

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その並木通りを歩き始めます。最後に振り返って、ランス大聖堂を眺めます。これでフランスのノートルダム大聖堂巡りも4つ目まで完了です。

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次はこれまた世界遺産だというサン・レミ聖堂Basilique Saint-Remiに向かいます。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:サン・レミ聖堂の美しさに驚愕

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/7回目

ランス大聖堂Cathédrale Notre-Dame de Reimsの鑑賞を終えて、次はサン・レミ聖堂Basilique Saint-Remiに向かいます。
ランス大聖堂を出ると、すぐ前にあるお店が目に入ります。シャンパン販売店です。ランスはシャンパンの本場のシャンパーニュ地方の中核都市であることを実感します。あとでランチのときに、何としても本場のシャンパンを飲まないといけませんね。

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さて、世界遺産だというサン・レミ聖堂に向かいます。今度こそバスに乗ります。シャンパン販売店の前を通り過ぎ、ロクフェレ通りRue Rockefellerからバス通りのシャンジー通りRue Chanzyに出て、バス停を探します。シャンジー通りを右に行き、トラムの走るヴェル通りRue de Vesleを渡ったところにあるオペラハウス前のバス停オペラOpéraの前に立ちます。

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このバス停で6番のバスに乗ることにします。でも、時刻表を見ると、バスは行ったばかりで20分以上の待ちになります。再度、バスマップを検討して、サン・レミ聖堂へは4番でも行けることを確認します。バスのやってくる方向を眺めるとまだ、その4番のバスの姿は見えません。

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4番のバスは今いるバス停には停まらず、ヴェル通りの先にある別のバス停オペラOpéraに停まるようです。急いで、4番のバス停に移動。すると、4番のバスはすぐにやってきます。女性ドライバーに1日乗車券を提示して、乗り込みます。

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バスは狭い町中のシャンジー通りをまっすぐに進み、ガンベッタ通りRue Gambetta、グラン・セール通りRue du Grand Cerfと通りは名を変えて、やがて、最寄りのバス停の一つ手前のバス停で大きく右折して、サン・ジュリアン通りRue Saint-Julienに入ります。すると右手に大きな教会が見えます。配偶者がこれかしらと言うので、saraiはそれじゃないだろうと否定。あまりにも朽ち果てたようなみすぼらしい建物なのです。しかし、バスはその建物に沿って、周り込んだアンブロワーズ・プティ通りRue Ambroise Petitのバス停サン・レミSaint-Remiに停車。目の前には紛れもない巨大な建造物が立っています。

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やっぱり、配偶者が言った建物が目指すサン・レミ聖堂Basilique Saint-Remiだったようです。聖堂の西ファサードに向かって歩いていきます。

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その教会の入口に近づくと、扉は開きません。表示を見ると、何やら南の扉に進めとあります。どこが南の扉か分からないので別の扉を押しても引いても開きません(この時点では、ここが西ファサードだと言うことは分かっていなかったんです)。これはもしかしたら閉館中かなといやな予感。すると、現地のファミリーが近づいてきて、向こうが入口だよと教えてくれます。メルシー!! ぐるっと反対側のほうに周り込むと確かに開いている扉があります。

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教会の前の通りはさっきバスが走ったサン・ジュリアン通りです。結局、少し戻ったことになりますね。

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通りには綺麗な花のプランターが吊り下げられています。さすがにフランスの町ですね。

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さて、これがサン・レミ聖堂の南ファサードです。これもなかなか立派です。さっき、バスから見たときはもっと朽ち果てたような感じだと誤認しました。

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ここまでの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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南ファサードの入口から中に入ります。そこは南翼廊です。正面に北翼廊の薔薇窓が見えています。

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クロッシング(交差部)に進むと、内陣に彫像が何体も刻まれた美しい墓所があります。これがサン・レミの墓所なのでしょう。このサン・レミ聖堂はフランク王国の王クローヴィスに洗礼したランス司教サン・レミに捧げれた聖堂です。サン・レミは今もこの美しい聖堂に眠っています。

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クロッシングから身廊を眺めます。古いロマネスク様式の空間が広がっています。3層構造のがっしりした空間の先に西ファサードの裏の大きな薔薇窓とステンドグラスが見えています。こんなに大きなロマネスク建築はあまり見たことがありません。とても素晴らしいですね。感嘆します。

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そして、内陣を見上げると、とても美しいステンドグラスが並んでいます。

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いやはや、これは驚愕!! 素晴らしい内部空間です。saraiの感性ではこの3日間で一番美しい教会です。この教会のステンドグラスも多分、新しく作られたものでしょうが、美しいものは美しいです。さすがに世界遺産だけのことはあります。
サン・レミの墓所の中を覗き込みますが、あまり、よく見えません。

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内陣の奥のほうに周って、このサン・レミの墓所を眺めます。この先端部分の彫刻はきっとサン・レミがフランク国王クローヴィスにキリスト教改宗の洗礼を授けているところが表現されているのでしょう。5世紀のことです。

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墓所の先には身廊の大きな空間が見えます。

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聖堂内には、ほとんど観光客らしき姿が見えません。ゆっくり、この静謐な聖堂内を見学しましょう。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:極上に美しいサン・レミ聖堂

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/8回目

サン・レミ聖堂Basilique Saint-Remiの内部空間をその美しさに驚嘆しながら鑑賞しているところです。
内陣のサン・レミの墓所から身廊を眺めています。内陣はゴシック様式、身廊はロマネスク様式の由緒ある古い建物です。それにしても何と美しい眺めでしょう。

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この美しい眺めに金縛り状態になっていますが、いつまでもそうしているわけにはいきません。内陣から身廊のほうに向かって、聖堂内を巡りましょう。

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身廊のほうに向かって移動し、クロッシングのあたりから、内陣を眺めます。後陣のステンドグラスの美しさが目に沁みます。

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身廊の中を進み、身廊の中ほどのところから、西ファサードのほうを眺めます。3層構造のロマネスク様式の空間、西ファサード裏の大きな薔薇窓が目を惹きます。

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今度は内陣の方を眺めます。一層、この聖堂の美しさが感じられます。

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西ファサードのほうに進んでいきます。

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西ファサード裏の壁の前に立ちます。薔薇窓、ステンドグラスが素晴らしいです。

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右下のステンドグラスです。

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左下のステンドグラスです。

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薔薇窓の下、中段の真ん中にあるステンドグラスです。いずれも精細なデザインで聖書の物語が描かれています。

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身廊の一番後ろから、聖堂の全体を眺めます。その美しさに絶句です。

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また、身廊を内陣のほうに戻っていきます。右側の側廊に大きなパイプオルガンが取り付けられています。

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左側の側廊の彫像の前から内陣方向を望みます。ほれぼれするような美しさです。

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内陣は何度見ても、その美しさに魅了されます。

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内陣の中段の奥に見える十字架の模様のステンドグラスです。深い青色が綺麗です。

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クロッシングから、また、内陣を眺めます。どこから見てもその美しさは際立つばかりです。

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内陣の側面の最上層に並ぶステンドグラスを眺めます。素晴らしいとしか言えません。

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眺める角度を変えて、中段の層のステンドグラスも入れて、もう一枚パチリ。こんなにもステンドグラスが素晴らしいんです。これが内陣の周りを埋め尽くしています。

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また、サン・レミの墓所から身廊を眺めます。これがsaraiの一番のお気に入りの風景です。ずっと見続けていたいような絶景です。

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しばらく、ここに佇み、この美しい眺めを頭に刻み付けておきましょう。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:本場のシャンパン付きの美味しいランチ

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/9回目

サン・レミ聖堂Basilique Saint-Remiの内部空間の美しさを堪能しました。
最後にsaraiの一番お気に入りのサン・レミの墓所の前に佇み、美しい眺めを記憶に留めます。

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もうひとつのお気に入りの眺めがこれです。内陣の外側の周歩廊から見るサン・レミの墓所と身廊の眺めです。

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お気に入りの眺めを反芻したところで聖堂の外に出ます。出入り口は南ファサードです。このファサードも美しいですね。

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これは後陣を外から眺めたところです。あの美しいステンドグラスがゴシック様式の建物の壁一面に配置されています。

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ランスではランス大聖堂だけでなく、このサン・レミ聖堂は必見です。じっくりとその美を堪能させてもらいました。
さて、バス停に向かいましょう。先ほど降車したバス停よりも隣のバス停が近そうです。バス停サン=ティモテSaint-Timothéeに移動しました。

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再び、バスに乗ってランス大聖堂近くに戻ることにします。すぐにやってきた4番のバスに乗ると、また、さっきの女性ドライバーです。向こうもあらっと言う感じで微笑みます。バス停ロクフェレRockefellerで女性ドライバーに別れを告げて、ランチする予定のレストラン、クリュ・シャンジーCRU Chanzyを探します。バス停から一筋進んだところにそのレストランを発見。テラス席が賑わっていますね。

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ここまでの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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今日は時間がはっきりしなかったので予約なしですが、中に入って女性スタッフに予約なしでOKかを尋ねると大丈夫だということ。まだ、テーブルはいっぱい空いています。好きなテーブルにどうぞということです。とてもお洒落な内装のレストランです。

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さて、どのテーブルにしようかな。

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一番落ち着きそうな奥の壁際の席に収まります。

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メニューとシャンパンのリストを渡されます。このレストランはシャンパンショップも兼ねています。ですから、このレストランを選んだんです。シャンパーニュ地方に来て、シャンパンを飲まないわけにはいきません。それに何種類ものシャンパンをグラスでいただけるのは魅力です。メニューにはフランスでは珍しく英語でも説明が書かれています。入念に検討しますが、あまり、多くの量は欲しくありません。アントレを2人で1品取り、メインを2品、そして、シャンパンかなと言いながら、saraiはメインにビーフのタルタルを発見。これにしましょう。すると女性スタッフが寄ってきます。顔を見て、驚きます。アジア系の綺麗な若い女性です。すると向こうから「日本の方ですか」という日本語。そうでした。ネットでこのレストランには日本人スタッフがいるという記述がありましたが、このうら若き女性のことだったんですね。彼女のプロとしてのお勧めに従い、saraiはタルタル、配偶者はシーフードサラダを選び、それぞれに合うシャンパンを選んでもらいます。このお店ではメイン一皿だけでもOKだそうです。後でお腹の調子をみて、デザートを検討することにします。これが選んでもらったシャンパンです。美味しくないわけ、ありません。

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シャンパングラスになみなみと注いでもらいます。

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小さな角切りのチーズを肴にシャンパンをいただきます。

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シャンパンの説明書きがあります。これはグラスで9.8ユーロ。

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こちらは説明書きの2段目にあるROBERT MONCUITで、8.6ユーロ。いずれも日本円で千円を超えますが、本場で飲むのですから、高くはないですね。

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saraiの選んだタルタルは超美味で感動もの。ぺろっといただきます。

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配偶者のシーフードサラダです。

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サイドメニューのポテトも美味しいです。

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最後はカフェ・クレームで締め。デザートを食べる余力はありません。

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美食の町ランスで結構なランチをいただき、満足、満足。ところで隣のテーブルのフランス人夫婦を挟んで、一つ向こうのテーブルには後から、日本人のご夫婦と娘さんの3人連れがいらっしゃいました。久しぶりに見かける日本人です。隣のテーブルのフランス人は女性スタッフに日本人かと質問して、彼女がそうですと答えながら、両隣のテーブルのお客も日本人ですよと言うと、本当に驚いて、そして、バカ受けし、我々もみんな爆笑です。フランスの地方の町のレストランではありえない光景でしょうね。和気藹々とした食事になりました。もう一組の日本人は、スイスを旅してきて明日には日本に向かうとのことでした。お互いの旅が楽しく続くことを願いつつ、陽気にお別れしました。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:静かな感銘を受けるフジタ礼拝堂

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/10回目

素晴らしいランチを終え、みなさんに別れを告げて、ランスReimsで最後の目的であるフジタ礼拝堂Chapelle Foujitaに向かうことにします。これがランチしていたレストラン、クリュ・シャンジーCRU Chanzyです。

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向かいの通りの先にランス大聖堂Cathédrale Notre-Dame de Reimsの重厚な姿が見えています。

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バス通りのシャンジー通りRue Chanzyを歩いて、バス停に向かいます。ヴェル通りRue de Vesleに出ると、右手に見えるランス歌劇場Grand Théâtre de Reimsが気になります。瀟洒な建物です。どんなオペラをやるんでしょう。ロッシーニのオペラ《ランスへの旅》でもやれば、最高でしょうね。

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バス停オペラOpéraから、とりあえずランス駅までバスで出ます。バス停にちょうど5番のバスが停車中だったので、1日乗車券を提示して、乗り込みます。すると、バスのドライバーがムッシュと呼びかけてきます。1日乗車券を磁気センサーにタッチしろということです。タッチするとピッと鳴ります。ただの紙の乗車券と思っていたんですが、これは磁気の埋め込まれたタッチ式の乗車券だったんですね。ということは今まで乗車したのはただ乗りだったのかな。知りませんでした。申し訳けない。バスがなかなか発車しないのでバスのルートマップを見ていると、この5番はランス駅に行かないような気がします。ドライバーに確認すると駅には行かないよっということで慌てて降ります。直後、バスは発車。あぶないところでした。その後やってきた2番のバスで無事、ランス駅に到着。

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ここから11番のバスでフジタ礼拝堂に向かいましょう。11番のバスを探そうとすると、ちょうど、11番のバスがやってきたのを配偶者が発見。ただ、この11番はランス駅行きの表示でここが終着のようです。そのドライバーにバスマップを示して、フジタ礼拝堂の近くのバス停に行きたいと相談するとしばらく頭を捻って、最後はこのバスに乗っていくのがいいというご託宣。しばらくして発車したバスは駅を離れて少し走ったところで、「ムッシュ、ここの通りの先がフジタ礼拝堂だよ」と教えてくれます。バス停ルモワーヌLemoineで降車します。この時点で2時10分になっています。フジタ礼拝堂は午後2時から3時間だけの開館です。そして、saraiがランス駅から次に向かうシャロン=アン=シャンパーニュ行の電車は2時43分発。これを逃すとシャロン=アン=シャンパーニュに行き損ねます。フジタ礼拝堂からの帰りも心配なんです。フジタ礼拝堂近くのバス停フジタFoujitaでランス駅行きの次のバスの時間を確認すると2時16分発。そのバスは数分後に発車するので、これからフジタ礼拝堂を見るのでは到底間に合う筈がありません。ちなみに11番のバスは往きと帰りで経路が異なり、バス停も違うんです。11番のバスに乗ることは断念して、フジタ礼拝堂から駅近くまで歩くしかありませんね。とりあえず、バス停から少し歩いて、フジタ礼拝堂の前に出ます。フジタ礼拝堂は大通りのシャン・ド・マルス通りRue du Champ de Marsの中にひっそりと佇んでいます。このあたりにはランスのシャンパン醸造会社がひしめいています。お隣のシャンパンメゾンのG.H.マム(G.H. Mumm)の資金援助でフジタ礼拝堂が建てられたそうです。この敷地もG.H.マムが提供したんでしょう。

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ここまでの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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石のアーチの門をくぐって、フジタ礼拝堂の庭に入ります。緑の庭の中にとても小さな礼拝堂があります。

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礼拝堂の入口でチケットを買って、入館します。もはや、この礼拝堂は宗教施設としては機能していないようです。

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礼拝堂の壁には一面に晩年の藤田嗣治(レオナール・フジタと言うのが正確かもしれません)が描いた宗教画が描かれています。テーマはキリストやマリアに関するものですが、絵はフジタの画風そのものです。見事な作品に感銘を受けます。
これは正面の祭壇の壁画です。中央に聖母子が描かれ、上には神と天使たちがいます。

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これは左側の壁です。漁師だったペテロがキリストの言葉によって、大漁になるシーンが描かれています。ペテロは「これからは魚でなく人間を取る漁師になるのだ」とイエスに諭され、弟子になります。左側は言わずと知れた受胎告知ですね。

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順に見ていきましょう。壁龕の中は最後の晩餐ですね。その上の左側には、キリストの復活が描かれています。

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これは入口の壁です。キリストの磔刑図です。入口のアーチの向こうには緑の庭園が見えています。聖書の物語の世界と現実世界が交差しています。

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これは病人や盲いた者へ施したキリストの奇跡でしょうか。

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これは自ら十字架をゴルゴタの丘へ運ぶキリストです。

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これは十字架から降ろされたキリストです。息絶えたキリストを聖母マリアがその手に抱いています。美しくも哀しいピエタですね。

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上の壁画の右手にちらっとステンドグラスが見えますが、ここではステンドグラスは写真に撮ってはいけないそうです。ステンドグラスもフジタがデザインした美しいものです。
これで一応、すべての壁画を鑑賞しました。フジタは戦争中(第2次世界大戦)に色んなことがあり、残念に思うことも多々ありますが、この晩年の作品はフジタの才能を遺憾なく発揮したものと言えます。
再度、主要な壁画をいくつかピックアップして鑑賞します。
キリストの復活です。墓を見守る筈の兵士たちが居眠りしています。

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聖母子を聖女たちが礼拝しています。

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受胎告知と漁師ペテロがキリストに帰依するシーンです。

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無理して、ここへ来て、よかったと思います。晩年のフジタが宗教に救いを求めて描いた、人生の総括とも言える作品に静かなる感銘を受けました。

狭い礼拝堂の作品を鑑賞するのにさほどの時間は要しませんでした。フジタの遺作に別れを告げ、礼拝堂の庭を出ます。

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さあ、もう、時間がありません。急いで駅に向かいます。電車の出発に間に合うか、どうかは確信が持てないままです。バスも行ってしまったし、ともかく、歩くしかありません。もう、残り20分です。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:ランス駅発の電車に間に合うか・・・まるで綱渡り!!

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/11回目

フジタ礼拝堂Chapelle Foujitaの慌ただしいけれども感銘深い鑑賞を終えて、2時43分発のシャロン=アン=シャンパーニュ行の電車に乗るべく、急いで駅に向かいます。この電車を逃すと、シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneの訪問を断念しないといけません。もう、残す時間は20分。バスもありません。歩くしかありませんが、たった20分で歩けるという確信もありません。ともかく、急いで駅のほうに歩き始めます。歩き始めたシャン・ド・マルス通りRue du Champ de Marsの向かい側には、シャンパンメゾンのG.H.マム(G.H. Mumm)が見えます。

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通りのこっち側にも、シャンパンメゾンのG.H.マムの美しい建物があります。まあ、そんなものに気を取られている場合ではありませんけどね。

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このあたり一帯はG.H.マムが所有しているようです。余計な観察をしながらも、足は速めます。

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10分くらいでバス2区間分歩くと、駅に続く緑の大きな公園、ラ・ポルタ・ドゥ・マース公園Square de la Porte de Marsの前に出ます。この公園の先はどでかい並木道、レ・オーテ・プロムナーデLes Hautes Promenadesが続くので、駅はまだまだ先です。

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残す時間は10分を切りました。もう電車にぎりぎりの時間です。若ければ走るところですが、もうsaraiには無理。すると、配偶者が停留所に入ってくるトラムをいち早く発見。トラムの停留所までならダッシュできます。停留所に滑り込んでくるトラムに追いつき、猛然と飛び乗ります。乗ったら余裕で1日乗車券をピッと読み取り機にかざします。トラムが1停留所分走ってランス駅の駅前のギャール・サントル駅Gare Centreに到着したのはシャロン=アン=シャンパーニュ行の電車が発車する7分前。もう余裕です。トラムに乗れなければ、間に合わなかったかもしれません。駅前で配偶者はニコニコ顔。もちろん、saraiもほっと安堵しています。

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フジタ礼拝堂からランス駅までの急行ルートを地図で振り返ってみましょう。

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ゆっくりと駅構内に入り、電光掲示板で電車を確認します。もう大丈夫です。

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ホームに出ると、向かいのホームにTGVが停まっています。これは関係ありません。

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シャロン=アン=シャンパーニュ行の電車の出るホームGに地下通路から移動します。

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ホームGに移動すると、既に電車が入線しています。シャンパーニュ地方を走るローカル電車です。

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発車まであと3分です。さあ、乗り込みましょう。窓際の席に落ち着きます。向かいのホームHにもローカル電車が停車しています。ここで乗り間違えたら、致命傷ですが、ちゃんと確認したので大丈夫。

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無事にシャロン=アン=シャンパーニュ行の電車に乗り込みました。配偶者は満面の笑みでVサイン。

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定刻に電車は発車します。駅を出るとすぐに右手の車窓から、遠く尖塔が望めます。ランス大聖堂Cathédrale Notre-Dame de Reimsでしょうか。

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すぐにランス大聖堂のほぼ全体の姿が見えます。ずいぶん遠くに見えます。これがランス大聖堂の見納めです。

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ローカル電車の車内はガラガラです。これでは電車の本数が極端に少ないのも仕方のないことですね。

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10分ほど走ると、周りは大平原です。期待していたようなワイン畑は見当たりません。一体、シャンパンを作る葡萄はどこで栽培しているんでしょう。

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それでも美しい緑の野菜畑は目に優しいです。

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20分ほどで途中の停車駅、ムールムロン=ル=プティMOURMELON LE PETITに到着。

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次は20分ほどでシャロン=アン=シャンパーニュです。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:シャロン=アン=シャンパーニュに到着・・・日差しが暑い!

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/12回目

ぎりぎりの時間で乗り込んだシャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneへ向かうローカル電車は既に半分の行程をこなして、途中の停車駅のムールムロン=ル=プティMOURMELON LE PETITまでやってきました。

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ムールムロン=ル=プティを出た電車は順調に走り、車窓は一面の麦畑です。一向にワイン畑は現れません。

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麦畑の中を走るうちに、シャロン=アン=シャンパーニュまで、もう5分ほどになります。

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ランスReimsから40分ほど走り、2駅先のシャロン=アン=シャンパーニュに無事到着。

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ランスからシャロン=アン=シャンパーニュまでのおおよその鉄道移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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これがここまで乗ってきたシャンパーニュ地方のローカル電車です。派手な塗装が施されています。

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到着したのは予定通り、午後3時20分です。駅舎を出ると、駅の前にタクシーが停まっていますが、まずは歩いて町の中心にあるツーリストインフォメーションまで行きます。

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駅前通りAvenue de la Gareを歩いて、シャロン=アン=シャンパーニュの町を貫く大通り、ジャン・ジョレス通りRue Jean Jaurèsに出ます。この通りを東の方に向かいます。ジャン・ジョレス通りはとても広い通りです。

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通りは線路の上を越えていきます。見下ろすと、シャロン=アン=シャンパーニュ駅Gare de Châlons-en-Champagneのホームが見渡せます。

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すぐにジャン・ジョレス通りはマルヌ川la rivière de la Marneにさしかかります。川の流れは結構、速そうです。

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大きな橋がマルヌ川の上に架かっています。

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橋の中ほどから、マルヌ川の流れを眺めます。川の両岸は緑の樹木に覆われています。川の水も緑色。マルヌ川は緑の川です。ちなみにマルヌ川はセーヌ川に合流して、北海に注ぎ込みます。

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橋の先は通りの両側に大きな建物が建ち並んでいます。市街地にはいるようです。配偶者は元気にすたすたと歩いていきます。

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橋を渡り終えると、その先に、何とまた、水の流れが見えます。一体、川が何本あるんでしょうね。

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この流れはさきほどのマルヌ川とは異なり、穏やかな流れです。この流れは川ではなく、マルヌ川と並行する運河カナル・ラテラル・ア・ラ・マルヌCanal latéral à la Marneです。運河の周りは美しい風景になっています。

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運河を越えると、レオン・ブリュム通りBoulevard Léon Blumと交差するロータリーにぶつかります。

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ロータリーを過ぎると、通りの名前がマルヌ通りRue de la Marneに変わります。マルヌ通りを少し進むと、通りの右手に大きな教会の建物が見えます。

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この教会はサン・エティエンヌ大聖堂Cathédrale Saint Etienneです。この由緒ある教会はノートルダム大聖堂巡りが終わって、時間があれば、是非とも見学したいものです。

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もう、ここまで10分以上も歩いています。駅からツーリストインフォメーションまではなかなか遠いですね。それにだだっ広い道は遮るものもなく、強い陽光が照りつけます。ちょっと、うんざりしながらも歩き続けるしかありません。
ここまでの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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さあ、頑張ろう!



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:シャロン=アン=シャンパーニュからレピーヌへ絶景の中を走る

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/13回目

シャロン=アン=シャンパーニュ駅Gare de Châlons-en-Champagneから、まずはツーリストインフォメーションに向かっています。ところが、これが結構遠いんです。重い足を動かしながら、強い陽光の照りつける道をひたすら歩きます。サン・エティエンヌ大聖堂Cathédrale Saint Etienneを通り過ぎると、広かったマルヌ通りRue de la Marneの道幅が狭くなります。道の両側には綺麗な建物が並んでいます。

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通りの正面に大きなドームが見えてきます。市庁舎Hôtel de villeのようです。

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また、運河に架かる橋、ナウ橋Le Pont du Nauにさしかかります。ツーリストインフォメーションはここから左に入ったところにある筈です。

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運河沿いにちょっと歩くと、左手に木骨造り(コロンバージュ)の建物があります。これがツーリストインフォメーションです。

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ツーリストインフォメーション前の運河には、クルーズボートが航行しています。いいなあ・・・乗りたいなあ。でも、そんな時間はありません。

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結局、15分以上も歩いて、ツーリストインフォメーションに到着。わざわざ、ツーリストインフォメーションを訪れたのはここのスタッフとシャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneのノートルダム大聖堂巡りについて、Eメールで相談させてもらっていたからです。その若い女性スタッフ、セルマはちょうど先着の観光客の対応中。その対応が終わったところで日本から来た旨を告げると、ちゃんと相談内容を把握していました。このシャロン=アン=シャンパーニュにあるノートル・ダム・アン・ヴォー教会Notre-Dame-en-Vauxと隣の村のレピーヌL'Epineのノートルダム大寺院basilique Notre-Dameをタクシーで巡るということにしていて、彼女がその手配をしてくれることになっていたんです。特にシャロン=アン=シャンパーニュからレピーヌへのバスは本数が極端に少なくて、バスを利用することは困難なんです。シャロン=アン=シャンパーニュ駅前からタクシーに乗って、レピーヌに行くことも可能ですが、それでは帰りの足がなくなってしまいます。彼女と相談して、タクシーにはレピーヌのノートルダム大寺院を鑑賞中は待っていてもらうことにします。その手筈でタクシーを呼んでもらいます。タクシーのドライバーへの指示のメモもフランス語で書いてもらいます。これがそのメモ。ありがたいですね。

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もちろん、観光案内付きの市内地図もいただきます。

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すっかりとお世話になり、感謝しながらツーリストインフォメーションを後にします。先ほどのナウ橋の前でタクシーの来るのを待ちます。マルヌ通りRue de la Marneは狭い一方通行です。車は駅の方からやってきます。

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こちらは進行方向です。市庁舎の建物が大きく見えています。

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ナウ橋の先にツーリストインフォメーションの建物が見えています。

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しばらく待たされますが、やがて、タクシーが到着。メモを渡すと、了解してくれた模様です。もちろん、英語は通じません。シャロン=アン=シャンパーニュの町の中を走り出します。
ここまでの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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タクシーはシャロン=アン=シャンパーニュの町を出て、美しい平原の中を走っていきます。

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大平原の中の一本道です。周りの緑の野原は夢のように美しい景色を作っています。

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空と野原だけが広大に続いています。

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いやはや、世の中にこんな景色があるんですね。まさに絶景です。

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道はどこまでもまっすぐ続いています。この道はリュクサンブール通りAvenue du Luxembourgという名前が付けられています。

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ずい分、長い間、走っているような錯覚に陥りますが、まだ、ほんの5分ほど走っただけです。タクシーはレピーヌを目指して、まっすぐに走っていきます。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:絶景の先はレピーヌのノートルダム大寺院

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/14回目

シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneから、隣の村のレピーヌL'Epineに続くまっすぐな一本道、リュクサンブール通りAvenue du Luxembourgをタクシーが超絶的に美しい眺めの中を走っていきます。周りにあるのは青空と緑の大平原だけです。

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なだらかな起伏の中、タクシーはぐんぐん走っていきます。saraiは素晴らしい絶景を文字通り、息を呑みながら、見とれるばかりです。写真では美しいパノラマの全貌をお伝えできないのが残念です。

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と、平原の向こうにかすかに建物らしきものが見えてきます。

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忽然とレピーヌL'Epineのノートルダム大寺院basilique Notre-Dameが見えてきます。タクシーで10分足らずです。距離的にはずい分走った感覚です。

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タクシーはノートルダム大寺院のすぐ目の前に停車します。タクシーを降りると、目の前に巨大な塔がそそり立っています。

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タクシーは約束通り、通りの端に停まって、我々の帰りを待っていてくれます。タクシーの停車場所と車の色・形をちゃんと確認しながら、ノートルダム大寺院の正面に向かいます。置いてけぼりを食っては大変ですからね。

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通りを挟んで、大寺院の向かいには、レピーヌの村役場Association Fonciere de l'Epineの建物が建っています。このあたりがレピーヌの村の中心地なんですね。閑散としたものです。

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リュクサンブール通り沿いには、それでも、建物が並んで建っています。木骨造り(コロンバージュ)の建物もあるので、やはり、ここは観光地なんでしょう。

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一応、小さいながらもホテルもあります。

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ノートルダム大寺院の正面にまわって、ファサードを眺めます。素晴らしいゴシック様式の建築です。建物だけで言えば、大聖堂、すなわち、カテドラルにもひけをとりません。ただ、ここには司教座が置かれていないので、大寺院、すなわち、バシリカという大聖堂に次ぐ格になります。この後で見る予定のシャロン=アン=シャンパーニュのノートル・ダム・アン・ヴォー教会Notre-Dame-en-Vauxは単なる教会なので、この大寺院よりも格は下になります。

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さて、ファサードに近づいてみましょう。素晴らしい彫刻装飾が施されています。

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これは左の扉口です。タンパンはステンドグラスになっています。流石にこれまで見てきたノートルダム大聖堂に比べると、装飾が簡素ですね。

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これは中央の扉口です。タンパンには聖書の物語が描かれているようですが、とても素朴な彫刻に留まっています。扉の中央の柱には聖母子の彫刻、扉口の上部の切妻には十字架のキリストの彫刻が飾られています。

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これは右の扉口です。タンパンは左の扉口と同様にステンドグラスになっています。これも装飾が簡素ですね。

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右の鍾塔を見上げます。これは素晴らしいですね。まさに天に突きさすかの如くという見事なものです。

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これは左の鍾塔です。右の鍾塔とは高さも少し低くて、形も異なっていますが、同様に素晴らしいです。しかし、何故にゴシック建築の鍾塔は左右で形が異なるのでしょう。もちろん、作った時期が異なるのでしょうが、左右シンメトリーという美学はなかったのでしょうか。バロック建築は左右シンメトリーですよね・・・。

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さあ、内部を鑑賞しましょう。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:レピーヌのノートルダム大寺院・・・内部鑑賞その1

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/15回目

シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneの隣の村のレピーヌL'Epineのノートルダム大寺院basilique Notre-Dameの素晴らしいファサードを鑑賞しました。さあ、内部を鑑賞しましょう。タクシーを待たせているので、ぐずぐずしていられません。内部は3層構造のこぶりな造りです。列柱の並びは美しいですね。この感じでは前期ゴシック様式でしょうか。フランスですから、フランボワイアン・ゴシック様式ですね。

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身廊を進んでいきます。身廊の中ほどに木のアーチが立っています。神の慈しみMiséricordieux Comme Le Pèreという文字が書かれています。これまで、各地の教会(ル・アーヴルのサン・ジョセフ教会とか)で同様のメッセージやイラストを見ました。何でも現在は《いつくしみの特別聖年》の期間中なのだそうです。教皇フランシスコは2015年12月3日、第二バチカン公会議閉幕50周年にあたる日にこの《いつくしみの特別聖年》の開幕を呼び掛けて、2016年11月20日まで続けるそうです。(もっともこれは既に昨年終了していますね。)要は社会で蔓延している社会的、宗教的な種々の問題を憂慮して、信者たちに慈しみの精神の復活を呼び掛けていたんですね。残念ながら、今も世界はテロや差別や戦争などが続いています。

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この神の慈しみの門をくぐって、身廊内を進みます。クロッシングの祭壇の上に天上から吊り下げられた十字架のキリスト像が目を惹きます。

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側廊には美しいステンドグラスが見えます。

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これらのステンドグラスは修復されたもののようです。

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クロッシングの前に立ちます。十字架のキリスト像の先には豪華な内装の内陣が見えます。

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クロッシングと内陣を区切る見事な衝立の先に美しい内陣が見えます。

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こちらは北翼廊です。薔薇窓のあるべき場所の前にパイプオルガンが設置されています。扉口の上にはステンドグラスが見えます。

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こちらは南翼廊です。ステンドグラスが素晴らしいですね。

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これは内陣の天井と高いところにあるステンドグラスです。内陣は3層構造です。奥正面の3面のステンドグラスだけが修復されています。とても美しいですね。

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内陣の祭壇です。意外に簡素ですね。

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後陣の礼拝堂のステンドグラスです。

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順に見ていきます。

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色とりどりです。

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これが最後のステンドグラスです。

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内陣から側廊を眺めたところです。

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北翼廊の扉口の前には井戸があります。

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この聖なる井戸から汲んだ水が木の桶に溜められていて、飲めるようです。折角ですから、saraiがいただいてみましょう。何か、ご利益があるかも・・・。

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まあ、普通の水でした・・・。

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ノートルダム大寺院の内部鑑賞はもう少し続きます。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:レピーヌのノートルダム大寺院・・・内部鑑賞その2

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/16回目

シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneの隣の村のレピーヌL'Epineのノートルダム大寺院basilique Notre-Dameの内部を鑑賞しています。内陣から身廊に戻って、南の側廊に出ます。側廊のステンドグラスがちらっと見えています。

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側廊から内陣方向を見ます。翼廊の空間の先に周歩廊のステンドグラスが見えています。

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身廊の真ん中から西ファサードの裏側を眺めます。大きな薔薇窓が見えますが、残念ながら、ステンドグラスは失われています。

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今度は振り返って、内陣の上方を眺めます。クロッシングの天井から吊り下げらている十字架のキリスト像、そのキリストを礼拝する二人の人物像が見えます。二人の人物は聖母マリアとマグダラのマリアでしょうか。

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クロッシングから内陣にかけての独特のデザインはとても印象的で美しく感じます。これこそ、この大寺院の祭壇画に代わるものだと実感します。

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身廊の中ほどにはオルガン席があります。側廊のステンドグラスと調和しています。

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西ファサード裏の大薔薇窓をよく見ると、ちゃんとステンドグラスになっています。さっきは遠くで見たので誤認したようです。負け惜しみですが、ステンドグラスの色味が薄いですね。

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身廊の端まで戻ってきました。身廊全体と北側廊を眺めます。

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次は逆サイドに寄って、身廊全体と南側廊を眺めます。美しい空間ですね。

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このレピーヌのノートルダム大寺院はサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路にもなっている教会です。巡礼ならぬサイクルツーリング中の一団だけが大寺院内にいるだけです。ほかには誰も訪れるものはいません。小さな村には似つかわしくない素晴らしい教会です。その美しさを胸に収めて、外に出ます。西ファサード前の広場です。地元のご夫婦が散策中のようです。

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教会の南側には付属の墓所があります。

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ここから西ファサードの南側の鍾塔を見上げます。素晴らしい尖塔です。

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鍾塔に続く南翼廊です。

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この南翼廊の前を通って、大寺院の周りをまわってみましょう。

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南側の墓所です。ちゃんと手入れが行き届いていますね。

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教会の東側はすぐ住宅地になっています。

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大寺院の南側面の眺めです。

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内陣の裏に周ります。

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大寺院の周りを一周したら、待っているタクシーに乗り込みます。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:レピーヌのノートルダム大寺院からシャロン=アン=シャンパーニュへ

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/17回目

シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneの隣の村のレピーヌL'Epineのノートルダム大寺院basilique Notre-Dameの内部の鑑賞を終え、大寺院の周りを一周しながら外観を眺めています。大寺院の内陣の奥にやってくると、その先には綺麗な花を飾っているお宅があります。

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内陣奥にある民家前の道路を周って、大寺院の北側のほうに向かいます。

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ちょうど、大寺院の内陣の真裏に出ます。石造りの建物の美しい装飾が印象的です。

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大寺院の北側に周り込みました。レピーヌの村を貫く大通り、リュクサンブール通りAvenue du Luxembourgです。ここからの大寺院の北側面の眺めです。

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北ファサードの扉口が見えてきます。

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リュクサンブール通りには、待たせているタクシーが向きをシャロン=アン=シャンパーニュのほうに変えて、停車している姿が見えます。もう少しで大寺院を一周したら、乗り込むので、タクシーの運転手さんにはちょっと待ってもらいましょう。それにしても、タクシーがちゃんと待っていたので、一安心ではあります。

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北ファサードの扉口から西ファサードのほうに向かいます。

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西ファサードの北側の鍾塔を見上げます。堂々たる姿です。

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リュクサンブール通りを挟んで、ノートルダム大寺院の向かいの37番地には、門扉の先に立派なお邸が見えます。どんな人が住んでいるのか、想像が膨らみます。

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リュクサンブール通りを渡って、タクシーの近くに歩み寄ります。ここからの大寺院の眺めです。

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タクシーに乗り込む前に、最後にノートルダム大寺院の重厚な姿を記憶に留めます。

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待っていてくれたタクシーに乗り込み、再び、美しい平原の中をシャロン=アン=シャンパーニュに走り始めます。

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シャロン=アン=シャンパーニュへ続くリュクサンブール通りはいったん、緩やかな下り坂になっています。

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下り坂を過ぎると、今度は緩やかな上り坂に転じます。

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周りには空と緑の平原だけが広がっています。

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絶景の中をタクシーはシャロン=アン=シャンパーニュに向けて、走り続けます。

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ゆったりとこの美しい景色を楽しみます。

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やがて、行く手に町が見えてきます。

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シャロン=アン=シャンパーニュは間近です。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:シャロン=アン=シャンパーニュのノートル・ダム・アン・ヴォー教会

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/18回目

レピーヌL'Epineのノートルダム大寺院basilique Notre-Dameから、待っていてもらったタクシーに乗って、シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneに戻ってきました。タクシーにノートル・ダム・アン・ヴォー教会collégiale Notre-Dame-en-Vauxまで運んでもらいます。チップをはずみ、ここでタクシーのドライバーと別れます。タクシーはノートル・ダム・アン・ヴォー教会の南側面の入口のちょうど真ん前で我々を下してくれたので、すぐに教会内部に入ります。入ったところが身廊の中ほどなので、大きな内陣が目の前です。

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祭壇の前に進みます。この教会の祭壇も簡素で祭壇画とか彫刻はなく、教会のミニチュアの中に十字架が飾ってあります。

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祭壇前から身廊を振り返ると、西ファサードの大薔薇窓が見えます。

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ここもステンドグラスが修復されているようです。恐らくフランス全土の教会で順次、ステンドグラスの修復、あるいは新作成を行っているようですね。

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西ファサード裏の大薔薇窓とステンドグラスを眺めます。これも修復されたものでしょうか。

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とても綺麗なステンドグラスがあります。あまりに美しいのは、修復されたとしか思えませんが、どうやら、16世紀の作品そのもののようです。これは大変な事実誤認をしたようです。ルネッサンス期のステンドグラスがちゃんと残っているようです。

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身廊の後ろのほうから、教会全体を眺めます。4層の大きなゴシック空間です。

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天井は4分のリブヴォールトです。すっきりしていますね。

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側廊には美しいステンドグラスが並びます。

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実に精細なステンドグラスです。

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これは北側廊から内陣方向を見たところです。

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4層の身廊の側面です。

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側廊にはステンドグラスが並びます。

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北側面と内陣を眺めます。素晴らしい空間構成です。

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逆サイドの南側面と内陣を眺めます。

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美しい木製の説教壇です。

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北翼廊のあたりから内陣を眺めます。

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南翼廊のステンドグラスと大きな絵画です。絵画のテーマは聖母被昇天かな? このあたりの教会には絵画はほとんど見当たらなかったのですが、ようやく、ここで2枚も見ることができます。

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内陣に進みましょう。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:ノートル・ダム・アン・ヴォー教会の内部と外観

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/19回目

シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneのノートル・ダム・アン・ヴォー教会collégiale Notre-Dame-en-Vauxの内部を鑑賞しているところです。身廊、側廊、翼廊を見て、内陣に進みます。周歩廊から内陣の上方を見上げます。雄大で美しい眺めです。

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内陣から身廊を眺めます。優美な建物ですね。

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内陣の祭壇前から上を見上げます。ステンドグラスの美しさに魅了されます。天井の8分リブヴォールトも目を惹きます。

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これは祭壇です。内陣の風景にマッチしています。

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内陣奥の聖母子の礼拝堂です。聖母子像の後ろには3枚の美しいステンドグラスが並びます。

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こちらの礼拝堂も美しいステンドグラスが並びます。そして、その前にある彫刻は聖母マリアかな。それともマグダラのマリア?

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聖母マリア、あるいはマグダラのマリアと思しき彫像です。上方を見上げる姿は定番ではありますが、とても魅惑的です。

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内陣から再び身廊に視線を向けます。石造りの建物とステンドグラスの組み合わせが最高です。

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ノートル・ダム・アン・ヴォー教会の内部鑑賞はこのあたりでお終いにしましょう。南側廊にある出入り口に向かいます。

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教会の外に出ます。出たところはヴォー通りRue de Vauxに面しています。

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教会にタクシーで着いたときには入口の真ん前で降りて、そのまま教会の中に入ったので、まだ、教会の外観を見ていません。教会から少し離れたところから外観を眺めましょう。ヴォー通りを西のほうに歩いていくと、綺麗なロータリーがあります。彫像も見えます。これはジャン・タロンJean Talonの像です。彼はこの地の出身でノートル・ダム・アン・ヴォー教会で洗礼を受けた人物です。17世紀、ニュー・フランスと呼ばれていたカナダの監督官として、ルイ14世とコルベールによってケベックに派遣され、カナダで初めての国勢調査を行うなど活躍し、今でもカナダのケベック州では彼の名を冠した場所や建物が多く存在します。

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とりあえず、間近から、西ファサードの南塔を見上げます。

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教会の建物の南側面も見ておきましょう。

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少し離れると、ようやく、西ファサードを見渡すことができます。素晴らしいファサードです。

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ノートル・ダム・アン・ヴォー教会の西ファサード前には、マルヌ川la rivière de la Marneから分岐したサン・マルタン運河Canal Saint-Martinのさらに分流した運河があります。

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この運河を渡って、バルバ通りQuai Barbatから教会を眺めることにします。西ファサードがよく見えます。なんとも優美な建物です。

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西ファサードの正面まで移動します。見事なファサードの眺めです。運河のお陰で西ファサードの全貌を眺めることができます。

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ここまでの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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また、運河を渡って、教会近くに戻って、教会のまわりを一周しましょう。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:ノートル・ダム・アン・ヴォー教会からサン・エティエンヌ大聖堂へ

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/20回目

シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneのノートル・ダム・アン・ヴォー教会collégiale Notre-Dame-en-Vauxの内部を鑑賞し終えて、外観を眺めながら、周りを一周しています。バルバ通りQuai Barbatから運河を渡って、ヴォー通りRue de Vaux沿いに教会の前に戻ってきました。南ファサードの前に立ちます。タンパンにはうっすらと彫刻の跡は見えますが、何が描かれているのかは分かりません。

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教会の南側面に沿って、ヴォー通りを進むと、モンセニョール・ティスィエ広場Place Mgr Tissierのロータリーに行き当たります。噴水が上がっています。

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ノートル・ダム・アン・ヴォー教会の後陣部分がこのモンセニョール・ティスィエ広場に面しています。多くのステンドグラスが3層に重なって並んでいます。

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後陣部分に沿って、北側に周り込みます。鐘楼と北翼廊が見えています。教会の北側面には別の建物があって、そちらに周り込むことはできません。

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仕方がないので、いったん、教会の北側のほうに遠ざかります。

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結局、ぐるっと周って、運河の前に出てきました。運河沿いのノートル・ダム通りQuai Notre Dameから西ファサードが見えます。

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おやっ、運河をクルーズボートが走っています。町に着いたときにもクルーズボートを見ました。結構、走っているようですね。

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運河を渡ったところから、運河越しにノートル・ダム・アン・ヴォー教会の西ファサードを眺めます。教会の建物のほぼ全体が見通せます。素晴らしい眺めに満足! こういうのが見たかったんです。

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この絶景を最高のポイントから眺めてみましょう。ノートル・ダム・アン・ヴォー教会の最高の一枚はこれに決定です。

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これで今日の目的は果たしました。ノートルダム大聖堂巡りのテーマの下、ランス大聖堂Cathédrale Notre-Dame de Reims、レピーヌL'Epineのノートルダム大寺院basilique Notre-Dame、シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneのノートル・ダム・アン・ヴォー教会collégiale Notre-Dame-en-Vauxを無事、見ることができました。この後はシャロン=アン=シャンパーニュ駅に向かえばよいのですが、その途中、この町にあるもう一つの大きな教会、サン・エティエンヌ大聖堂Cathédrale Saint Etienneも見ていきましょう。来るときもその横を通り過ぎてきましたね。
ヴィヴィエ通りRue des Viviers、ガントレ通りRue du Ganteletを抜けて、目抜き通りのマルヌ通りRue de la Marneに出ます。後ろを振り返ると、市庁舎Hôtel de villeの建物が見えます。

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さあ、マルヌ通りを駅に向けて、西方向に歩いていきます。

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やがて、サン・エティエンヌ大聖堂の前に出ます。

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ここまでの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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北正面のファサードが入口になっています。早速、中に入りましょう。中に入ると、いきなり、南翼廊の大薔薇窓とランセット窓の美しいステンドグラスが目に入ります。素晴らしいですね。

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北側廊を眺めると、ステンドグラスがちらっと見えます。

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素晴らしいステンドグラスです。この教会もノートル・ダム・アン・ヴォー教会と同様にステンドグラスが見事です。

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実は予約したTGVの時間まであまり余裕がないので、内部を急いで鑑賞しましょう。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:サン・エティエンヌ大聖堂の美しきステンドグラス

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/21回目

シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneのサン・エティエンヌ大聖堂Cathédrale Saint Etienneの中に入ったところです。パリに戻るTGVに乗るために駅に向かう途中なので、あまり、時間がなく、急いで内部鑑賞をすませましょう。
身廊の中央に出ます。白く美しいゴシック空間が広がります。西側の正面には大きなパイプオルガンがあります。

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そして、内陣のほうを振り返ります。おおーっ!! 内陣奥のステンドグラスがとっても美しいです。

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素晴らしい内陣ですね。

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今度は横を眺めます。側廊の窓は美しいステンドグラス。聖母子などが描かれています。

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あまりの美しさに側廊に並ぶステンドグラスを見入ってしまいます。

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で、もう一度、内陣の上方のステンドグラスを眺めます。聖人たちがずらっと描かれています。何て綺麗なんでしょう。

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再び、身廊内に目をやります。見事な説経壇があります。

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身廊をずっと後ろのほうに歩いていきます。そこから、大聖堂内を見渡します。林立する柱、天井の4分ヴォールト、壁中に並ぶステンドグラス、白を基調とした美しいゴシック空間です。

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側廊に並ぶステンドグラスの極上の美しさにただただ魅了されます。

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身廊を前方に進みながら、南側廊のステンドグラスを眺めます。

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素晴らしいステンドグラスが続きます。

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説経壇の真向かいには十字架のキリスト像が色鮮やかなステンドグラスを背景に飾られています。何と言う美しさなんでしょう。

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クロッシングまで進んできました。北翼廊の出入り口の上方には大薔薇窓、ランセット窓のステンドグラスが見えています。

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聖母子像のある礼拝堂があります。

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一部の床はガラス張りになっていて、その下に綺麗な石組みの床面が見えます。古い昔のままの床面なのでしょうか。

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あまりに美し過ぎるステンドグラスに酔いしれながら、大聖堂の内部を後にします。北翼廊の出口を出て、大聖堂の北側面の前に立ちます。彫像があります。戦争の慰霊碑でしょうか。

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マルヌ通りRue de la Marneを歩いて、照りつける夕陽を浴びながら、駅に向かいます。



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ランス大聖堂&シャンパーニュ地方:シャロン=アン=シャンパーニュからパリへの帰路

2016年7月23日土曜日@パリ~ランス&シャンパーニュ地方/22回目

シャロン=アン=シャンパーニュChâlons-en-Champagneのサン・エティエンヌ大聖堂Cathédrale Saint Etienneの鑑賞を終えました。正直、今日は多くの教会を見て、頭が整理できません。それほどに素晴らしい教会の数々で、フランスの教会の素晴らしさを実感しました。とりわけ、いずれもステンドグラスの美しさが心に残ります。
さて、パリに戻るTGVに乗るために駅に向かいます。夕陽の照りつけるマルヌ通りRue de la Marneを少し歩くと、レオン・ブリュム通りBoulevard Léon Blumと交差するロータリーにぶつかります。そのロータリーを過ぎると、通りの名前はマルヌ通りからジャン・ジョレス通りRue Jean Jaurèsに変わり、通りは橋にさしかかります。橋の上からは水門が見えます。マルヌ川と並行する運河、カナル・ラテラル・ア・ラ・マルヌCanal latéral à la Marneの水位調整用の水門です。

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橋を過ぎて、進んでいくと、すぐに次の橋に差し掛かります。今度はマルヌ川la rivière de la Marneに架かる橋です。

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橋の上から眺めるマルヌ川の流れは美しい緑色に染まっています。

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橋の上で後ろを振り返って、シャロン=アン=シャンパーニュの町に別れを告げます。

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橋を2つ超えて、シャロン=アン=シャンパーニュの駅に戻りました。
駅まで歩いてきたルートを地図で確認しておきましょう。

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駅前に着いたのは予約したTGVの発車の20分ほど前です。ちょうどだねって配偶者に言うと、配偶者はぎりぎりじゃないのって反論。見方はいろいろあるものです。駅前にはまた、タクシーが1台停まっています。来たときと同様です。そのタクシーの前を通り過ぎようとすると、配偶者がそのドライバーがこちらに手を振っていることに気が付いたようです。そうです。さっき、我々をレピーヌL'Epineのノートルダム大寺院basilique Notre-Dameに運んでくれたタクシーだったんです。今日は色んな出会いがあったわねって、配偶者が嬉しそうに言いますが、確かにそうでしたね。充実した1日でした。歩き疲れもしました。その結果が翌日、大変な事態に発展することはこの時点ではまったく予期していませんでした。冷たい飲み物を購入して、ホームで列車を待ちます。

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TGVのチケットはランス駅Gare de Reimsで購入済です。フランスレイルパス所持者用の格安料金のチケットです。わずか18ユーロ(二人合計)で購入できました。

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駅のホームの様子を見ながら、列車待ちをします。駅名表示板を眺めます。

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ホームをぼんやりと眺めていると、カメラを構える青年がいることに気が付きます。鉄っちゃんでしょうか。我々の乗るTGVには、まだ少し時間があります。するとホームに貨物列車が入ってきます。その写真を撮り終えた青年が、グッと手で合図すると、列車の運転士がピーっと警笛鳴らしてくれます。素晴らしい連携プレーに拍手です。配偶者がその運転士に手を振ると手を振り返してくれます。とっても素敵な触れ合いに配偶者も大喜び。そんなことをしながら、時間をつぶしていると、やがて、ホームにTGVが入ってきます。

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すぐに車内に乗り込みます。車内は予想通り、ガラガラです。まあ、ファーストクラスではありますけどね。

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夕陽のギラギラ照った暑い道を歩きましたから、ずいぶん、喉が渇いています。乗車前に買ったオレンジジュースで喉を潤しましょう。

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TGVは定刻通りに発車して、パリに向かいます。途中、20分ほどでシャンパーニュ・アルデンヌChampagne-Ardenne TGVに停車します。ランスのすぐ近くの駅です。

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後はどこにも停車せずにTGVはパリ東駅PARIS ESTに向かいます。シャロン=アン=シャンパーニュから、1時間ちょっとで定刻通りにパリ東駅に到着します。

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鉄道のルートを地図で確認しておきましょう。

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パリ東駅から、メトロを乗り継いで、リヨン駅Paris Gare de Lyonそばのホテルには7時半過ぎに帰着。綱渡りのような1日でしたが、思い出に残る1日でもありました。

明日はパリの最終日。アミアン大聖堂を訪問後、TGVでリヨンに移動して、リヨンのノートルダム大聖堂(フルヴィエール)を訪れ、夜はリヨンの美食を楽しみます。まあ、そのつもりではあったんですけどね・・・。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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