ノートルダム大聖堂巡りの5日目、リヨンLyonに滞在中です。昨日、アミアン大聖堂Cathédrale d'Amiensを訪れた後、saraiは高熱に襲われて、一気に旅は危機に陥りました。今日はノートルダム大聖堂巡りの最終日ですが、それどころではなく、旅の最終目的であるザルツブルク音楽祭にたどり着くことも暗雲に包まれている感じに覚えます。今日でフランスともお別れになりますが、下手すると、ヨーロッパともお別れになるのではないかとも昨夜は覚悟していました。ところがです。なんと、朝、起きてみると、昨日の体調不良が劇的に改善。すっかり熱は下がったように感じます。それでもなんだか病み上がり状態で体はぐったりしています。今日は無理をしないで行動することにします。ともかく用心のためにバッファリンを飲んでおきます。今日は巡礼路の教会、ル・ピュイ=アン=ヴレイLe Puy-en-Velayのノートルダム大聖堂を予定通り、訪れることにします。
今日の予定ルートを地図で確認しておきましょう。ル・ピュイ=アン=ヴレイを訪れた後はリヨンに戻り、フランスから国境を渡って、スイスのジュネーヴに移動します。ザルツブルクへの大移動の第1歩です。

ル・ピュイ=アン=ヴレイはかなりの田舎町のようで電車本数も少なく、朝はよい時間のリヨンからの直通もありません。サン・エティエンヌで乗り換えて向かうことになります。朝早く起きて、予定時間通りに行動します。まずは荷物をまとめて、ホテルをチェックアウトします。荷物はホテルに預かってもらいます。まだ、朝7時半を過ぎたところです。

ホテルを出ると、駅前の広場です。体力に自信のないsaraiとしては助かります。駅前にはレンタル自転車が並んでいます。ヨーロッパの町でよくみかける風景です。

今日も絶好の好天で空は雲一つありません。お天気に恵まれた旅になりそうです。

駅に到着して、掲示板を見上げますが、その乗るべき電車がありません。よく見ると、saraiが時間を5分間違えていました。慌ててホームに急ぎます。あと2分しかありません。

何とか間に合って、電車に乗りこみます。事なきを得ましたが、朝食は買い損ねました。サン・エティエンヌSaint-Étienneまでは45分なので辛抱しましょう。電車はローヌ川沿いに走ります。

最初の停車駅はジボール・ヴィルGivors Villeです。

次の停車駅はリヴ=ド=ジエRive-de-Gierです。

電車は高速で山間の鉄路を駆け抜けていきます。山間の割には線路の周辺には家が点在しており、山の上のほうまで建て込んでいるところも多くあります。

次の停車駅はサン=シャモン Saint-Chamondです。

電車はサン=シャモンの町を抜けていきます。

やがて、電車はサン・エティエンヌ・シャトークルー駅Gare de Saint-Étienne-Châteaucreuxに到着。サン・エティエンヌは大きな町です。

ここで電車を乗り換えます。別のホームで既に待っていた電車のホームに移動します。

出発まで少し時間があるので、配偶者が電車の先頭車両の写真を撮りにいこうとすると(いつもはsaraiの役目ですが、saraiの体調を気遣った配偶者が撮りに行ってくれました)、それを見ていた、うら若き女性車掌さんがけらけらと笑っています。

恥ずかしくなって、saraiはそそくさと電車に乗り込みます。

すると戻ってきた配偶者がホームに自動販売機でワッフルを売っていたので、1ユーロ持ってついてきてと言います。電車を降りる我々を見咎めた例の女性車掌さんが後2分で発車よと警告してくれます。ちゃちゃっとワッフルを購入します。

これが朝食代わりのワッフルです。昨日のディナーをキャンセルしたので久々に食べ物を口に入れることになりますが、ほとんど食べられません。

発車時間になって、女性車掌さんも電車に乗り込んできます。

電車はこんな風なローカル電車。ファーストクラスのフランスレイルパスも意味がありませんね。

このサン・エティエンヌから、ル・ピュイ=アン=ヴレイまでは1時間半ほどの鉄道の旅になります。
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