2016年7月28日木曜日@ザンクト・アントン~イェンバッハ/19回目
ザンクト・アントンSankt Anton am Arlbergでのハイキングを終えて、ザンクト・アントンの町ともお別れです。ザンクト・アントン駅でレールジェットに乗り込んで、インスブルックInnsbruckに向かいます。そこで乗り換えて、今日はイェンバッハJenbachまで行き、そこのホテルに投宿します。明日と明後日、イェンバッハを起点にチロルの山や湖を巡ります。その後、遂にザルツブルグSalzburgではいり、ザルツブルグ音楽祭を初体験します。
これはネットで購入済のイェンバッハまでの鉄道チケットです。

これはザンクト・アントンからインスブルックまでのレールジェットの指定席券です。

ザンクト・アントンからインスブルックまでレールジェットで1時間ちょっとなのでファーストクラスはもったいないので、セカンドクラスです。でも指定席を取っておいてよかったです。それなりに混んでいます。またまたチロルらしい景色の中をレールジェットは走ります。

山際に小さな村が見えるのもチロルらしい風景です。

美しい車窓に見入っているうちにインスブルックが近づいてきます。

インスブルックに到着です。ここで乗り換えて、イェンバッハに向かいます。ここからはEC(ユーロシティ)に乗りますが、念のために指定席券を購入済です。インスブルックからイェンバッハまではたったの17分の乗車ですけどね。

ところがインスブルック駅で発車予定の時刻を確認すると、イェンバッハに向かう電車の到着は30分遅れとの表示。saraiは、何かうまい手はないかと思案して、駅のインフォメーションに確認しますが、何の手段もありません。おとなしくホームで待つしかありません。そろそろ、30分遅れの電車が到着する時刻です。電車の到着予定表示板を見ると、ヴェネチアからのECがあと数分で到着するようです。

ようやく、電車が到着して乗り込もうとしますが、自転車を持ち込んでいる人が多く、乗り降りも本当に大変です。夏休みなんですね。自転車遊びにかける情熱は我々には理解しがたいものです。自転車を乗せる専用列車が連結されていたり、車両にも自転車置き場があります。

電車に乗るのも慌ただしく、17分ほどでイェンバッハに到着です。
ザンクト・アントンからイェンバッハまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。

イェンバッハの駅は、あれれ、ここに何をしに来たのかしらと思うほど、殺風景な何もない駅です。saraiは、とりあえず、配偶者にホテルまでは15分ほど歩くのだと説明します。駅前にはホテルもレストランも何もありません。タクシーが停まっているだけで、街はちょっと離れた丘の上にあるようです。配偶者が歩くためには靴を履き変えないと・・・と思っていたそうですが、その時、saraiはそれほどの熟慮なしに停まっているタクシーに向かって手を挙げます。電車が遅れ、予定より1時間ほど到着が遅くなっているので奮発することにしたんです。何せ、まだ明るいとは言え、もう夜の7時半ですからね。歩くつもりだった配偶者は大喜びの模様です。タクシーでホテルに向かいますが、歩かなくて本当に良かったと思うほどの急な坂道で、ホテルはかなり遠いです。荷物を引っ張って歩けば30分はかかっていたでしょう。タクシーのドライバーはとっても親切で重いかばんを2つもヒョイと持ち上げて、レセプションまで運んでくれます。別れ際には、また電話してタクシーを呼んでねと名刺をくれます。この名刺が後々、役に立つんです。ホテルのレセプションに行くと、すぐに我々が誰なのか分かっているようです。どうやら最後に到着した宿泊客だったようです。

チェックインを済ませ、ホテルのレストランは何時まで開いているのかと訊くと8時よとのこと。レストランはなかなか小奇麗です。ここで夕食をいただきましょう。

部屋は結構、ゴージャスです。料金も高めで、saraiの基準の倍以上ですから当然でしょう。因みにこのホテルはホテル イェンバッハーホフHotel Jenbacherhofです。

ベッドも広くて、気持ちがよさそうです。

ふわふわのソファまであります。

もちろん、バスタブもあります。ところで、部屋の時計を見ると、8時10分前です。あと10分でレストランが閉まります。急がないと、夕食を食べそこないそうです。荷物を部屋に放り込んだだけで、すぐにレストランへ急行します。十分、間に合って、テーブルに案内されます。とりあえず、今日の二人の労をねぎらって、白ワインをいただきましょう。

次は美味しいスープです。

これは配偶者の頼んだスープ。ちょっと変わってますね。

メインはウィンナーシュニッツェルをいただきます。そう、もうここはオーストリアですから、ウィーン料理がいただけるんです。

美味しい夕食をいただいたところですぐに部屋に戻ります。今日は疲れました。早く寝ましょう。
明日はツィラータール鉄道でツィラータールの奥にあるマイヤーホーフェンに出かけます。そこでまた、飽きもせずにロープウェイでチロルの山に上る予定です。好天が続くことを願いましょう。
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テーマ : ヨーロッパ
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