旅の11日目、イェンバッハJenbachの3日目です。
イェンバッハの朝です。ガ~ン、ガ~ンと鳴り響く鐘の音で目が覚めます。外はまだ暗いです。何時かと時計を見ると6時! 土曜日はこんな時間に鐘がなるのかしら。50回以上は鳴りましたよ。もう一度布団をかぶって寝なおします。7時半の目覚ましで起きると、真っ青な空が広がっています。昨日にも増して青空です。結局、チロルの3日間はお天気に恵まれました。日頃の行いがよいのね。午後にはザルツブルクに移動しますが、チロル最後のお楽しみはアーヘン湖Achensee訪問です。さっさと朝食を済ませて、チェックアウトします。荷物を預かってもらいましょう。と、何時頃に戻ってくるのかと聞かれます。1時半頃だよと答えると、その頃はホテルはクローズしてるとのこと。裏口の鍵の解除のカードを作ってくれて、荷物を預かってくれます。と言うことは、タクシーは自分で呼ぶのね。到着したときに乗ってきたタクシーから手渡された名刺が役に立ちそうです。
駅まではブラブラ歩いていきます。チロルっぽい装いのホテル・イェンバッハホーフHotel Jenbacherhofを出発します。右手に見える別館の入り口がホテルのレセプションの人が言った裏口のことのようです。

カスバッハKasbachという小川に沿って、ポストガッセPostgasseという通りを下っていきます。

小川には山からの清水が流れています。

途中、地図の看板が2枚立っています。地図によると、この小川カスバッハはアーヘン湖から流れ出しているようですね。

もしかしたら、この小川カスバッハが昨日のツィラー川に流れ込んでいるんでしょうか。(実際はカスバッハはイン川に流れ込み、そのイン川に流れ込む別の支流がツィラー川。地図に表示されている大きな川はイン川で左端がイェンバッハの町です。)

小川カスバッハに沿った小路ポストガッセをどんどん下っていきます。昨日も歩いた道なので、もう、地図も見ないで歩けます。

小川カスバッハは白いしぶきをあげながら、轟轟と流れています。

そろそろ、左に曲がるところです。間違えずに曲がりましょう。

左に折れて、路地、シャルサーザイテン小路Schalserseitenwegを少し進みます。

駅に向かう路地、ロートルツァー小路Rotholzerwegがあります。ここで右折。道標があるので、間違えないで済みます。

この細い路地ロートルツァー小路を進んでいきます。

路地ロートルツァー小路の先の石段を下りて、さらに別の路地(名前は同じロートルツァー小路)を進むと駅に到着です。この石段さえなければ、荷物を引いて、ホテルから駅まで歩けるんですけどね。
駅の一番手前のホーム、1Aがアーヘンゼー鉄道Achenseebahnのホームです。

イェンバッハ駅のアーヘンゼー鉄道Achenseebahnに到着すると、すでに大勢の人が蒸気機関車を待っています。今日は土曜日の行楽日和だから、早めに行かないと大人気の蒸気機関車に乗れないよと言う配偶者の提案で早目に出かけてきたのが大正解です。

アーヘン湖からの帰りはバスにするのですが、うっかりして何も言わずに乗車券を買うと、往復の乗車券を渡されます。すぐに気が付いて、片道の乗車券に交換してもらいます。差額の13ユーロを返金してもらいます。たった13ユーロですが、帰りのバス賃はこれでおつりがくるんですから、馬鹿にできません。

往復は一人29.5ユーロ、片道は一人23ユーロと圧倒的に往復乗車券が価格的に有利です。普通は往復の乗車券を購入するのでしょうね。saraiは午後早くにザルツブルクに移動するので、アーヘン湖から早めに帰って来ないといけないので、昨日、時刻表をじっくりと検討した結果、帰りはバスで帰ってくるのが都合がいいことが分かりました。
これは蒸気機関車とアーヘン湖のクルーズ船の時刻表です。バスの時刻はネットでチェックしました。

のろい蒸気機関車よりもバスのほうがずっと速いんです。それに蒸気機関車は片道乗れば十分でしょという配偶者の意見もあります。配偶者は鉄子じゃありません。ちなみにバスは片道一人5.4ユーロ。蒸気機関車に比べて、ずっとお得な料金です。蒸気機関車はあくまでも観光用なので、高目の価格設定なんでしょう。ともかく片道の乗車券を買い、スタンバイします。
これが乗車券です。なかなか古めかしい乗車券です。厚紙でできています。昔の日本の国鉄の乗車券もこれでしたね。鉄道ファンが喜びそうです。

賑やかなホームで蒸気機関車の到着を待ちます。周りが山に囲まれたイェンバッハ駅は風情があります。

ホームから見ていると、蒸気機関車は既に黒煙を上げ、準備完了のようです。

蒸気機関車の様子を眺めていると、自分も鉄ちゃんになった気分になります。ワクワク・・・。
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