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北イタリア・アルプス・ザルツブルグ音楽祭の旅の旅を開始

2017年7月19日水曜日~8月7日月曜日@イタリア~スイス~ザルツブルク

2017年のヨーロッパの旅の詳細編を開始します。既に3か月ほど経過していますが、新たな気持ちで書き進めます。よろしくお付き合いください。

今回の旅のテーマは何と言っても昨年に引き続き2度目のザルツブルク音楽祭に行くことです。今回もそれだけだと何なので、前半は旅を楽しみます。その旅のテーマは北イタリアの町を訪問することとスイス・アルプスを歩くことです。ザルツブルク音楽祭の間もいくつかの小旅行を楽しみます。

まずは旅のルートを地図で確認しておきましょう。

羽田空港から出発して、まずはパリ経由でミラノに到着。鉄道でヴェローナに移動しますが、ここで大事件発生。それにめげずにヴェローナで野外オペラ鑑賞。
ミラノに戻り、ミラノを起点に、トリノ、クレモナを巡ります。
次にスイス・アルプスに向かいます。ベリンツォーナに移動し、そこからゴッタルド・パノラマ・エキスプレス(旧ウィリアム・テル急行)でルツェルンに移動します。
ルツェルンからユングフラウヨッホに行き、スイス・アルプスを満喫。グリンデルヴァルト経由でメンリッヒェン山頂のホテルに移動して、宿泊。
翌日はメンリッヒェンからクライネシャイデックまでハイキングし、再び鉄道でグリンデルヴァルトへ行き、街散策。インターラーケンの町に立ち寄って、ルツェルンに戻ります。
ルツェルンでピラトゥスに上って眺めを楽しむ筈だったのですが・・・。
最後は一気にザルツブルクまで移動してザルツブルク音楽祭で音楽三昧。
途中、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンに小旅行して、ヴィース巡礼教会、ドイツ最高峰のツークシュピッツェ山頂を巡ります。
また、バード・ガスタインで温泉を楽しみ、ヴェルター湖でマーラーのマイヤーニック作曲小屋、ブラームスゆかりのペルチャッハを巡ります。
最後はミュンヘンからパリ経由で羽田空港に戻ります。

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具体的な日程は以下の20日間の旅になります。ヴェローナ1泊、ミラノ1泊、ベリンツォーナ1泊、ルツェルン1泊、メンリッヒェン山頂1泊、ルツェルン1泊、ザルツブルグ5泊、ガルミッシュ=パルテンキルヒェン1泊、ザルツブルク5泊です。

1~2日目はミラノ経由でヴェローナ到着後、ヴェローナ宿泊。
 7月20日 ヴェローナの町を散策(の筈でしたが・・・)。ヴェローナ野外音楽祭でオペラ鑑賞。

3~4日目はトリノ、クレモナを観光し、スイスのベリンツォーナへ。ミラノ宿泊。
 
 7月21日 トリノの町を初訪問。たっぷりと街散策。
 7月22日 クレモナの町を初訪問。たっぷりと街散策。カラヴァッジョの2作品も鑑賞。その後、ベリンツォーナへ。ベリンツォーナ宿泊。

5~8日目はスイス・アルプスとルツェルン楽しみます。ルツェルン宿泊。メンリッヒェン山頂宿泊。ルツェルン宿泊。

 7月23日 ベリンツォーナの町をたっぷりと散策。ゴッタルド・パノラマ・エキスプレス(旧ウィリアム・テル急行)でルツェルンに移動し、ルツェルンの町を初訪問。たっぷりと街散策。
 7月24日 インターラーケン~クライネシャイデック~ユングフラウヨッホと移動し、スイス・アルプス初体験。その後、グリンデルヴァルト経由でロープウェイでメンリッヒェン山頂のホテルに移動して、宿泊。
 7月25日 メンリッヒェンからクライネシャイデックまでハイキングし、再び鉄道でグリンデルヴァルトへ行き、街散策。インターラーケンの町に立ち寄って、ルツェルンに戻ります。ルツェルン宿泊。
 7月26日 ピラトゥス山に登頂の筈だったのですが・・・。その後、一気にザルツブルクまで移動して、ザルツブルグ宿泊。

9~19日目はザルツブルク音楽祭。ザルツブルク宿泊。途中、数度、小旅行

 7月27日 シフ・ピアノ・リサイタル1
 7月28日 ハイティンク指揮ウィーン・フィル(マーラー:交響曲第9番)
 7月29日 モーツァルト・マチネ1 シフ・ピアノ・リサイタル2
 7月30日 ハイティンク指揮ウィーン・フィル(マーラー:交響曲第9番) モーツァルト:オペラ《皇帝ティトの仁慈》
 7月31日 ヴィース巡礼教会を見て、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンでR・シュトラウスのお墓と山荘を詣でて、ガルミッシュ=パルテンキルヒェン宿泊。
 8月1日 ツークシュピッツェ鉄道でツークシュピッツェ登頂。夜はザルツブルクへ戻り、ソコロフ・ピアノ・リサイタル
 8月2日 シフ・ピアノ・リサイタル3
 8月3日 バード・ガスタインで温泉を楽しみ、夜はガランチャ・メゾソプラノ・リサイタル 
 8月4日 ヴェルター湖へ日帰り旅行。マーラーのマイヤーニック作曲小屋、ブラームスゆかりのペルチャッハを巡ります。ヴェルター湖の観光船にも乗ります。
 8月5日 モーツァルト・マチネ2 ショスタコーヴィチ:オペラ《ムチェンスク郡のマクベス夫人》
 8月6日 ネルソンズ指揮ウィーン・フィル その後、ミュンヘンに鉄道で移動し、パリ経由の便で帰国の途。

20日目に羽田空港に帰着。

さあ、新たな旅の始まりです。


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いざ、ヨーロッパへ:羽田空港を出発

2017年7月19日水曜日@羽田空港~パリ

今年もヨーロッパ遠征の旅に出かけます。真夏の旅です。昨年と同じく羽田空港から飛び立ち、パリ経由でミラノに向かいます。今回は1昨年と同様にエールフランス便です。エールフランスが格安だったので、選択しました。

今回もいつもの羽田発深夜便です。エールフランス航空から届いたWEBチェックインの招待のEメールに従って、WEBチェックインは済ませてあります。これがパリ経由ミラノ行の搭乗券。

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いよいよ自宅を出る時間が近づきます。すっかり準備完璧の配偶者。ギリギリまで旅の準備を粘るsarai。お風呂に入り、回転すしで夕食を済ませて出発するという計画は頓挫。お風呂だけ入り、ぎりぎりの時間に自宅を出ます。電車に乗って1時間ほどで羽田空港です。空港駅に着き、エスカレーターで国際線ターミナルに上っていきます。

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国際線ターミナルはそんなには混んでいませんが、バゲージのドロップオフは長い行列。出国後のエリアには回転寿司もラーメン屋もあることは分かっているので、夕食は出国した後にしたいけど、結局はドロップオフの長い行列を回避して、出国前のエリアにあるレストランで夕食をいただくことにします。どの店も、けっこう混んでいます。待たずに店に入れるのはとんかつ屋で、そこで日本最後の夕食をいただくことにします。すぐに美味しそうなとんかつが出てきます。

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板前さんの料理する様子を拝見しながら、とんかつの味をかみしめます。

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夕食を終え、今度こそ、バゲージのドロップオフの長い行列に並びます。

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ようやく、カバンをドロップオフできます。その後、出国手続きは簡単に終了。今回の旅は、saraiの姉と姪っ子が、ザルツブルクまで同行し、彼女たちはそこから一足先に帰国の予定です。搭乗待合室で姉たちと合流し、4人の旅が始まります。

搭乗待合室でもう何もすることもなく搭乗案内を待ちます。

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搭乗するのは142番ゲートです。

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出発準備中のエールフランス機は窓の外に見えています。

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やがて、搭乗時刻になり、搭乗が始まります。
搭乗はゾーン制。1から5まであります。私達はもちろん貧民のゾーン5で、最後の乗り込みです。先発隊の搭乗を見送ります。

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搭乗中のエールフランス機の様子を見ながら、我々の登場順になるのを待ちます。

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ようやく、我々の番です。ほぼ、しんがりで座席に着きます。窓際の席に座った配偶者は早速、窓の外の風景を写真に収めます。

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機内はほぼ満席ですね。

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我々はオプション料金を支払って、最後方の二人掛けのシートです。気兼ねのないフライトになりますね。

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シート前の液晶画面では、エールフランス航空名物のお洒落な機内での注意事項を案内する動画が流れます。

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やがて、問題なく飛行機は飛び立ちますが、このところの異常気象のせいか、かなり揺れます。一度ドーンという音がして、キャア~!という悲鳴が上がります。そんな中でも、CAは平然とにこやかにサービスをするのに驚きます。これぞ乗務員ですね。このCAの態度に、配偶者も心を落ち付けて食事を楽しみます。いつものように2種類の食事を二人でシェアしていただきます。
これは鱈、海老、ほたての海鮮とライス。

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これは鶏肉とジャガイモ。


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もちろん、シャンパンも頂きます。エールフランス名物?ですからね。

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飲み物はコーヒー、紅茶に加えてチョコレートの選択もできます。もちろん、配偶者はチョコレートをお願いします。配偶者はもともと福井出身。お水は福井県越前市の水。

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見る映画は『チア☆ダン』。福井弁を訊きながら、福井漬けの旅だと喜んでいます。

旅の初めは至極順調で、平穏に過ぎていきます。暗闇の中、飛行機はまっしぐらにパリに向かって飛んでいきます。



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いざ、ヨーロッパへ:パリに到着し、トランジット待ち

2017年7月19日水曜日@羽田空港~パリ/2回目

ヨーロッパ遠征の旅をスタート。エールフランス機は羽田を飛び立ち、パリに向けて、まっしぐらです。

飛行機はずっと真っ暗な中を飛び続け、シャンパンをいただいたsaraiたちがぐっすりと眠り込んでいるうちにあっと言う間にヨーロッパの上空にさしかかります。極北の空のほうはうっすらと明るみを帯びています。羽田からもう10時間ほど飛行しています。

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美しい地平線を眺めていると、機内がざわつき始めます。早くも朝食が配られるようです。もう、パリ到着の2時間前です。

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眠い目をこすりながら、朝食をいただきます。エールフランス航空の朝食らしく、クロワッサンですね。

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さらに1時間半ほど飛行を続けると、パリの灯が見えてきます。

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パリの空港の上空に侵入します。

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パリのシャルル・ド・ゴール空港Aéroport de Paris-Charles-de-Gaulleに到着。ここでトランジットです。電子表示板でトランジットの確認をします。次のミラノ・リナーテ空港行きはF51の搭乗ゲートです。

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夜明け前の空港内を延々と歩いて、再び手荷物検査です。トランジットの場合でも、ここでチェックがあるのでお酒は没収されるはずですが、液体の異常なしの検査をして通過できた外人さんがいます。良かったね。我々も出来るかなあ。空港内の人気のないショップの中を歩いていきます。早朝の5時過ぎですから、もちろん、ショップはすべて閉まっています。

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白いピアノの前に座って、一人、何かを弾こうとしている青年がいます。それほどは弾けないようです。

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やがて、搭乗エリアFのだだっ広い空間に到着。

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この搭乗エリアFの先端は滑走路を見渡す展望室のようになっていますが、入場禁止のようです。外の滑走路は真っ暗闇の中です。

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搭乗ゲートF52の前に落ち着くことにします。ミラノ行きの搭乗時間まで、まだ1時間半ほどあります。

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搭乗待合室の外は真っ暗闇でしたが、やがて、空が明るくなってきます。

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まだ、出発する早朝便はないので、搭乗待ちの人たちも落ち着いたものです。

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やがて、第1便の搭乗が始まります。我々の便はまだ1時間ほど先です。

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やがて、滑走路の先の地平線が赤みがかってきます。

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雲間から太陽が上がってきます。

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搭乗時間まであと30分ほどです。



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いざ、ヨーロッパへ:ミラノに無事、到着

2017年7月20日木曜日@パリ~ミラノ

早朝のパリのシャルル・ド・ゴール空港Aéroport de Paris-Charles-de-Gaulleでミラノ・リナーテ空港Aeroporto di Milano-Linate行きの便をトランジット待ちです。滑走路の先にちょうど雲間から太陽が上がってきます。ようやく夜明けです。

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もうすぐ搭乗というときになって、事態が急変! saraiは、ミラノ・リナーテ空港行きの搭乗ゲートはF51だと思っていたのですが、同行の姪っ子にF52ゲートじゃないのって指摘されます。どうやらsaraiが誤認していたようです。早速、移動します。移動先のゲートに落ち着いて、出発を待つ周りの人の注目を浴びながら動き回る赤ちゃんの姿を楽しみながら、搭乗を待ちます。そろそろ搭乗時刻だろうとゲートに行き、ゲートを抜けようとするとエラーが表示されます。ここは違うよというご指摘です。えっ、じゃどこが本当の搭乗ゲートか、急いで案内所に行って確認すると、やはり当初saraiが思っていたF51ゲートでよかったようです。F51ゲートもF52ゲートも出発時刻がほぼ同じだったので、何とか搭乗は間に合います。良かったです。危ない、危ない。ゲートを移動後、すぐにミラノ・リナーテ空港行きのエールフランス機に乗りこみます。シートに着席し、ほっとしながら、窓からの外を眺めます。

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定刻に飛行機はターミナルを離れて、動き始めます。

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無事離陸して、点在する雲の上に出ます。

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ぐんぐん高度を上げて、地上の平原が遥か下に見えるようになります。

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やがて、雲が切れて、フランスの肥沃な大地が見通せます。

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飛行機が水平飛行に移ると、手際よく、軽食のクロワッサンが配られます。

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次いで、飲み物もいただきます。コーヒー、紅茶、チョコレートのなかからの選択。コカ・コーラをお願いしますがダメです。saraiはコーヒー、配偶者はチェコレートをいただきます。

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1時間ほどの飛行でアルプス上空にさしかかります。あいにく、雲が多く、見晴らしが悪いです。今回の旅では数日後、アルプスでハイキング予定です。天気が好転することを願います。

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ますます、雲が厚くなります。なんだか、いやな予感がします。アルプスの天気は大丈夫かな・・・。

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どこまでも雲に覆われています。

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アルプスの先は少し、雲が薄くなっています。

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イタリアの緑の平原が見えてきます。

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ミラノに近づいてきます。このあたりはよいお天気のようです。

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ミラノ・リナーテ空港に到着。ここからはバスでミラノ中央駅Milano Centraleに移動します。空港前のバス乗り場はすぐに見つかります。どうやら、予定よりもずいぶん早いバスに乗れそうです。バスの荷物格納に我々4人分分のスーツケースを入れます。

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バスのドライバーから4人分のチケットを購入。一人5ユーロです。安いですね。

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バスに早々と乗り込み、座席は選び放題。車窓からは空港ターミナルが見えます。

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色んな行き先のバスが停車中です。

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バスには次々と乗客が乗り込んできます。

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バスの発車まであと5分ほどです。ヨーロッパの旅、イタリア編がいよいよ開始です。旅が平穏であることを願いましょう・・・。



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いざ、ヨーロッパへ:ミラノ中央駅、不運の出発点

2017年7月20日木曜日@ミラノ~ヴェローナ/1回目

ミラノ・リナーテ空港Aeroporto di Milano-Linateからバスでミラノ中央駅Milano Centraleに向かいます。朝9時15分発のバスです。空港の前の道は結構、車で混み合っています。

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それでも15分ほど走ると、ミラノの中心街に近づいていきます。ここはトラムのターミナルのようで、トラムが出発の準備中です。

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30分ほどでミラノ中央駅に到着。ここからはイタリア国鉄の高速列車フレッチャロッサFrecciarossaでヴェローナに向かいますが、まだ、予定した電車の時間まで2時間もあります。せっかく食の都ミラノに着いたのですから、早めのランチでもいただきながら、休息しましょう。美味しそうなお店を探しながら、ミラノ中央駅を偵察します。電車の発着するプラットホームは駅の建物の上のほうにあるようなので、エスカレーターに乗って上がります。ちなみにこのミラノ中央駅は何度も来たことがありますが、いつもさっと通過するだけなので、あまり、よくは知りません。駅前は治安が悪いという印象があったので、あまり、長居はしないようにしていました。

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プラットホームの前に出ます。鉄とガラスの大天井が素晴らしいです。ヨーロッパの駅には珍しく、改札があります。チケットを提示しないとホームに入れないようになっています。

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この改札口の前でチケットを荷物から取り出そうとしている人がいます。ヨーロッパでは、普通はチケットなしでホームに入れるので、勝手が違うようです。

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この駅のシステムは把握できました。様子が分かったところで、また、ランチをいただくお店探しを再開します。

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駅の構内でお店を探しますが、軽食屋さんしか見当たりません。いったん、駅の建物の外に出ます。ミラノ中央駅の正面に出ますが、駅の建物の立派さに感銘を受けます。

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駅の周辺にも適当なお店は見当たりません。結局、最初のバス乗り場の前にあったカフェで、ヴェローナ行きの電車の時間まで過ごすことにします。オーダーだけは済ませて、saraiは一人で明日宿泊予定のミラノ駅前のホテルの場所を確認してきます。明日ヴェローナからミラノ中央駅に戻ってきた際に、トリノへの電車の乗り換え時間を使って、ホテルに荷物を預ける予定ですが、そのとき時間的な余裕がほとんどないので、あらかじめ、ホテルの場所を確認しておきたかったんです。ホテルは駅から歩いて10分もかからない場所にありました。これで安心です。ホテルの偵察を終えて、みんなの待つカフェに戻ると、既に料理が届いています。イタリアですから、やはり、最初はイタリアンを食べておきたいところ。まあまあのピザです。

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カフェでゆったりした時間を過ごし、時間になったので、ホームに移動します。チケットはネットで購入済です。

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チケットを提示して、首尾よくホームに入ります。電子掲示板で電車のホームを確認します。あれっ、もう出発17分前なのにホームの番号が表示されていません。

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ホームの番号が決まるまでは待つしかありません。ホームは人で大変、混雑しています。比較的、空いたエリアで待機します。

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1~2分後にホームの番号が表示されます。13番線です。すぐにそのホームに移動します。ここは大混雑です。

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13番線のホームに出ると、すぐに高速列車フレッチャロッサが入線してきます。

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さすがにこのフレッチャロッサは素晴らしいデザインでカッコいいですね。

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早速、予約した指定席の車両に乗り込みます。

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ここから楽しいイタリアの旅が始まる筈でしたが・・・グスン。この後、大変なトラブルが待ち受けていたのです。この時点ではルンルン気分のsaraiでした。



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パソコン盗難事件の顛末、そして、リカバリーはなるか・・・

2017年7月20日木曜日@ミラノ~ヴェローナ/2回目

ミラノ中央駅Milano CentraleからヴェローナVeronaへ向かう高速列車フレッチャロッサFrecciarossaへ乗り込みました。あいにくファーストクラスが取れず、エコノミーのプレミアムクラスになり、かなり混み合っています。

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シートの周りにはパソコンを入れたバッグを置く場所がなく、深い考えもなく網棚に上げます。手荷物を網棚に上げたことなんて、今までなかったのですけどね。これが不運の始まりでした。
そもそも、いつもは電車は空いているファーストクラスを使うことにしているのに、格安料金のチケットがゲットできなかったためにエコノミークラス(つまり2等車)に乗ったのが間違いでした。セキュリティ面を考えれば、少々高くてもファーストクラスに乗るべきでした。それでもエコノミークラスの中でもちょっと上級のプレミアムのシートにはしたんです。プレミアムシートの特典として、ミネラルウォーターやお菓子の詰め合わせの紙袋がいただけました。

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ヴェローナの1つ前の駅の手前で、急に電車が止まります。信号機のエラーのようです。15分ほどの遅れでのろのろと走り出し、そろそろヴェローナ到着となり、降りる準備をしようと網棚を見ると・・・あれ、パソコンバッグがない。きつねにつままれた感じで、何だかこの現状が理解出来ません。皆で網棚を探しますが、どこにもありません。周りの乗客達も、私達の狼狽ぶりに気付き、一緒に心配をしてくれます。信じられませんが、いつの間にか盗まれたようです。一体いつの間に・・・。隣の座席の男性が車掌を呼ぶ方がよいというので、saraiが車掌を連れて戻ってきます。と、後ろの席のおばさんが、彼女の隣に座っていた大きな男が持って前の駅で降りたと車掌に話しています。気が付かないうちに隣席の大きな男が横から手を伸ばしてPCバックを盗んだようです。何故か、その大男はチケットを置いて降りたようで、車掌はそのチケットにsaraiの名前を書き込み、ヴェローナの一番ホームにある警察に行けと指示して、とりあえずは電車内での捜査活動は終了。最後に、車掌さんは、ごめんなさいねと頭を下げてくれました。ヨーロッパでこんな車掌さんのような対応は初めてです。ちょっと気持ちが収まります。
頭が真っ白でよく状況が飲み込めないまま、ヴェローナで電車を降ります。パソコンバッグにはノートPC2台とIPOD、ヘッドフォンなどが入っていました。いずれも愛用の品でした。ぐすん・・・。ただただ、茫然自失になるだけます。自分の気持ちをどう整理すればいいのかも分かりません。

荷物を引いて、ともかく駅前のホテルに向かいます。駅前と言っても、結構歩きます。10分ほど歩くと、大きな泰山木のある可愛いいホテルがありました。ホテルに入ろうとすると、敷地の入り口の鉄製の扉に鍵がかかっています。前庭にいる人が扉を開けてくれて、扉を開錠するキーナンバーも教えてくれます。庭に入ると、前庭の椅子に座った3人が、ホテルのオーナーが不在で彼らもチェックインできなくて困っていると言います。Eメールでホテル到着時間も知らせてあるのに、困ったもんです。仕方がないので、姉と姪っ子に荷物を預けて、saraiと配偶者は駅に戻ります。警察に盗難届を出さないといけませんからね。

駅を見回りますが、車掌の言った警察がどこなのか、よく分かりません。駅のお店の人に、警察はどこかと訊くと教えてくれますが、それでも場所がよく分かりません。うろうろと探しまわると、ようやく1番ホームのはずれにある警察を発見。

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分かってしまえば、そういうことなのかとするりと理解できますが、文化の違う国ではなかなか大変です。ホームにある警察ですが、ホームにパトカーも停車しています。

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当然、中には先客がおり、警察の仕事はとっても遅い・・・。外のベンチに座り込んで、じっと順番を待ちます。ただただ、警察のドアが開くのを待つしかありません。

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体感的には30分ほど待った後、困ったという様子の先客の女性3人組が帰り、ようやく我々の番です。暫し待て状態を経て、ようやく話を聞いてもらえます。我々の状況は伝わったようで、それならば鉄道警察に行けとのこと。いまさらそんな事を言われて困ります。堂々巡りですからね。ここは主張すべきことは主張しましょう。既に電車の車掌にも連絡済みで、ここに行けと言われたことを説明します。すると、ようやく盗難届けの書類を作ってくれます。が、盗難状況を英作文しなければならず、大変です。もちろん、なくなったものがいまさら出てくるとは思っていないので、この書類さえもらえれば、帰国してから盗難届作業をするだけのことです。何とか、頭をひねって、妙な英語で盗難状況を書き上げます。最終的に警察のスタンプを押した盗難届の書類をもらえて、ひとまずは安心。ところで警察署の壁を眺めていると、こんなステッカーが張ってあります。まさにsaraiの盗難事件と同じ状況です。網棚に荷物を上げるときには注意ってことですね。これには苦笑するしかありません。

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警察に盗難届を出すだけで1時間以上もかかってしまいました。急いでホテルに戻ると、結局、ホテルのオーナーは現れなかったそうです。ホテルの宿泊客たちが相談して、鍵がドアに差し込まれている部屋を、困っている客達で分かち合い、勝手に部屋に入ることになったとのことです(いいのかなあ・・・)。そうすればよいとの会話をオーナーとした人がいたようです。姉が、しっかりよい部屋を確保しておいてくれました。ホテルのオーナーの無責任ぶりは腹立たしいことですが、とりあえず泊まれる部屋を確保でき、一安心。みなさんもこのとんでもないホテルにはご用心。ホテルの名前を公開しておきます。

 La Magnolia, Verona(ラ・マグノリア)

さて、パソコンを盗まれたsaraiは、パソコンなしでこの旅を続けると心が決まりますが、配偶者の意見は違ったようです。彼女から見ると、saraiはふてくされているだけで、saraiがパソコンなしの状態で旅を続けられるはずがないと断じます。配偶者はそんなsaraiの面倒を見るのは勘弁してほしいと思っていたそうです。ですから、配偶者は、パソコンをなんとしてでも手に入れる方向で心が決まっています。問題はイタリアで購入したパソコンを、saraiが使える状態にできるかどうかの一点にあったそうです。で、配偶者からイタリア仕様のパソコンを使える状態に出来るかと配偶者が訊くので、saraiは出来ると思うと答えます。では、パソコンを買いに行きましょうということになります。旧市街にあるツーリストインフォメーションでパソコンショップを探してもらいましょう。
時間もないので、夜の野外オペラを観る服装に着替えて出かけます。
また、駅前に出て、そこからバスに乗ります。途中、ポルタ・ヌォーバ(ヌォーバ門)Porta Nuovaの前を通り過ぎます。駅とホテルの中間にこのポルタ・ヌォーバがあります。

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バスのチケットはさきほど駅のキオスクで1日乗車券を購入しておきました。

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バスで旧市街のブラ広場Piazza Braに到着します。12年ぶりに訪れる懐かしい広場です。広場にはアレーナArena di Veronaが昔ながらの姿で立っています。今夜はここで野外オペラを見ます。

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アレーナの前には大きなゴミのようなものがたくさん並べられています。この正体は後で判明します。

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ゴミの向こうには、ヴェローナ市庁舎Municipio di Veronaの立派な建物が見えます。

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ツーリストインフォメーションはなかなか見つかりませんが、立派な建物の一部に発見。城壁の一角にあります。

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窓口には数人の人が行列しています。彼らの相談事が終わるのをイライラしながら待ち、ようやく順番になります。窓口のお姉さんは即答でした。即座に地図上にパソコンショップの場所を示してくれます。ここから歩いてすぐのところです。ジュリエットの家のすぐ先にあるようです。

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パソコンショップはこの1軒しかないのかもね。ツーリストインフォメーションを出て、また、アレーナの前に出ます。

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アレーナの横を通り過ぎます。

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心はパソコンショップに急ぐ気持ちでいっぱいです。果たして、適当なパソコンはあるでしょうか。



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新しいパソコンをゲット・・・気分は好転

2017年7月20日木曜日@ヴェローナ

ミラノ中央駅Milano CentraleからヴェローナVeronaへ向かう高速列車フレッチャロッサFrecciarossaの車中でパソコンが盗難に合い、そのリカバリーのためにヴェローナ到着後、新しいパソコンを購入するためにパソコンショップに向かっています。ツーリストインフォメーションのお姉さんに教えられたルートを地図を片手に歩きます。ブラ広場Piazza Braからジュゼッペ・マッジーニ通りVia Mazziniに向かいます。

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右手には、まだ、巨大なアレーナArena di Veronaが聳え立っています。

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急いで、観光客で賑わう商店街、ジュゼッペ・マッジーニ通りを抜けていきます。

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やがて、カッペッロ通りVia Cappelloにぶつかったところで、右に曲がります。すぐ、左手にジュリエットの家Casa di Giuliettaが見えてきます。以前、訪れたこともあり、スルーします。姉と姪っ子は見物に行くということで、ここで別れます。saraiと配偶者は一目散にパソコンショップに向かいます。やがて、通りの右手にお店を発見。立派で大きなパソコンショップです。家電量販店のトロニーTronyのパソコン売り場です。
このお店まで歩いたルートを地図で確認しておきましょう。

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このお店にはパソコン担当者が一人しかいないのにはビックリですが、逆に頼もしい人で、いろいろ相談に乗ってもらいます。

結果的に購入したのは、レノボのノートPCのYOGA 900Sです。軽量のモバイルPCはこれくらいしか販売していなかったので、選択の余地はありませんでした。イタリア語キーボードが玉の瑕ですが、ほぼ重量1kgで12.5インチの高解像度(2560x1440)のタッチ機能付き液晶、それに薄さが12.8mmの超薄型、CPUはIntel® Core™ m7-6Y75 Processor (1.20GHz 4MB)という高速CPU、メモリは8GB(LPDDR3 1866MHz)、512GBのSSDという万全の布陣、OSはWindows10です。
特別な機能として、特殊ヒンジを使っていてPCモードとタブレットモードの切り替えができます。通信系は802.11 AC (2x2) + Bluetooth® 4.0でこれも万全ですね。残念なのはメモリカードスロットがないことくらいでしょうか。この仕様では高価でも仕方がありませんね。薄さのせいか、持った感覚が1㎏以下に感じます。バッテリーも強力でヴィデオを再生しても10時間以上持つそうです。通常利用では12.1時間持ちます。

当初はもちろん、イタリア語版Windows10でしたが、これでは使えないので、まず、英語版に変更。ここまではこの販売店のスタッフが優秀でやってくれます。saraiはイタリア語はまったく分からないので手が出ません。

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この先はsaraiが英語版から日本語版に変更します。必要なソフトやデータはsaraiの自宅サーバからダウンロードしてセットアップしましょう。(ヨーロッパ滞在中、最後まで解決できなかった問題があります。それはWindowsのシステム表示が英語のままだったことです。例えば、コピー、貼付け、切取りなどは、copy、paste、cutなどです。実用上は問題ないのでほっておきましたが、気持ちが悪いので、帰国後、修正に成功。設定の地域・言語メニューで日本、日本語は選択しておきましたが、元がイタリア語仕様のため、システム表示用の日本語フォントが入っていなかったためで、日本語化セットをダウンロードすることで解決しました。)

ところで、高価なPCなので、販売店で気をきかせてくれて、免税品の処理をしてくれました。10%くらいはお金が戻ってくるでしょう。

久しぶりにゲットした最新型のPCを配偶者のカバンに入れてもらい(軽量・薄型ですから楽々入ります)、意気揚々とブラ広場に向かいます。途中、ジュリエットの家の前を通り過ぎます。やはり、観光客で大賑わいです。

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余裕でジェラートも楽しみます。有名なヴェンチVenchi Chocolate Gelatoのジェラートです。saraiは新しいパソコンをゲットして、パソコン盗難事件のショックから、すっかりと立ち直っています。単純なものですね。

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ブラ広場に戻ってくると、ようやく広場の賑わいを感じることが出来ます。ここでヴェローナの街を楽しんでいた姉たちとも合流。首尾よくPCをゲットしたことを報告して、いったんホテルに戻ります。ホテルの庭にある泰山木のことを配偶者はとても気に入っています。

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ホテルの部屋でオペラに出かけるために着替えます。オペラにでかけようとして、前庭で姉たちが出てくるのを待ちます。ホテルの建物の入り口はなかなか立派です。

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前庭と通りを隔てる鉄製の扉は頑丈そうです。

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すると、この鉄製の扉のキーを開けて入ってくる男性がいます。この扉は暗証番号でロックされているのですが、宿泊客同士が情報交換して、暗証番号を教えあっていたんです(それも変ですね)。てっきり、別の宿泊客かと思っていたら、どうやら、この男性がホテルのスタッフのようです。別の宿泊客が挨拶して、握手しています。その宿泊客は昨日から宿泊しているそうですが、このホテルのスタッフに初めて会ったそうです。腹立たしいのですが、saraiもスタッフと挨拶し、勝手に部屋を確保したことを説明します。で、握手! 部屋のシャワーでお湯が出ないと苦情を言うと、一応、ボイラーのチェックをして、問題ないはずだとのこと。でも、水しか出なかったんだよ! あまり、時間がないので、それ以上追及せずに、明日のチェックアウトについて確認します。さすがにそのスタッフは宿泊料金のことを気にします。こちらがExpediaで既に前金で支払い済だと言うと、急に興味をなくし、そのまま出ていってくれればいいとのこと。いやはや、あきれました。まるで無法地帯です。部屋が綺麗に掃除してあったのだけが救い・・・それとエアコンがあったので部屋が涼しいこともプラス。こんなホテルって、許されるんでしょうか。長い間、ヨーロッパに出かけていますが、こんなに無茶苦茶な管理のホテルは初めてです。

さて、野外オペラを見るために出かけましょう。また、駅前からバスに乗って、ブラ広場に行きます。一応、夕食をいただくつもりで事前に知らべてあったお店があるので、探しますが何としても見つかりません。ずらっとレストランが並んでいるので、別にお目当てのお店でなくてもいいでしょう。もう時間もないので、空いている席があるお店にテラス席にすわります。いやはや、膨大な人たちがこのあたりのレストランで食事中です。凄い!

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すぐ目の前にはアレーナの巨大な建物があります。

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アレーナは夕日でバラ色に輝いています。

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お店のスタッフは忙しそうでなかなか我々のテーブルにやってきません。

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ひとしきり、いらいらしながら待っています。

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ようやく、スタッフがテーブルにやってきます。彼にオペラが始まるので急いでほしいというと、ここのみんながそうだと笑われます。それはそうですね。なるべく早くできそうなメニューを選び、ようやく一息つきます。夕日に輝くアレーナを眺めながら、料理を待ちます。

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ようやく、ゆったりした時を過ごしています。今までのドタバタ騒ぎのことを一瞬、忘れます。美味しいイタリアンを食べて、オペラを楽しみ、悪夢のような出来事は忘れ、楽しい旅モードにチェンジしましょう。



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ヴェローナの野外オペラを初体験・・・途中で撃沈

2017年7月20日木曜日@ヴェローナ/2回目

パソコン盗難騒ぎも一段落し、気持ちも新たにヴェローナVeronaの野外オペラ・フェスティバルを楽しむことにします。毎年、アレーナ・ディ・ヴェローナArena di Veronaを会場として催される野外オペラです。これまでヴィデオでは見ていますが、あまり夏にヨーロッパに行く機会がなかったので、今回が初体験です。その前にアレーナ前のブラ広場Piazza Braのレストランで夕食をいただきます。夕日に輝くアレーナを眺めながら、注文した料理が届くのを待ちます。
ブラ広場は多くの人で賑わっています。ここは大変な観光地ですね。

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ブラ広場にずらっと並ぶレストランのテラス席もこの混みようです。

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まずはパンが届きます。

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次いで飲み物です。オペラで眠くなるといけないのでアルコールは避けます。それにとっても暑くて喉も渇くので、こういうときはコーラが一番。

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料理が届きます。もちろん、イタリアン三昧です。とりわけ、リゾットが美味です。

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周りを見渡すと、アレーナの周りにはオペラの舞台装置がいっぱいおかれています。先ほど大型ゴミだと思ったものの正体はオペラの舞台装置でした。置くところもないので広場に置かれているのでしょうが、これはこれで、なかなか楽しい見ものです。

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食事を終え、いざ会場のアレーナへ。チケットはこれ。野外オペラとは言え、気合を入れて、中央の前列3列目です。

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アレーナの洞窟のような入り口から入場します。

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アレーナの建物の下のトンネルのようなところを抜けていきます。

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アレーナの中に入ります。古きアレーナがオペラの観客席になっています。

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我々の席は中央のステージ前です。前方に進みます。アレーナの向こうに大きなクレーンが見えます。あのクレーンで外に置いてある舞台装置を吊り上げて、中にセットするんです。

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クッションも配っていますが、タダということはないでしょうね。座席のクッションは良さそうです。とりあえず、席に座ります。周りの様子はなかなか壮観です。

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目の前にはオーケストラ。舞台では、開演前に既にいろいろ演じられています。

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パンフレット売りは、何故か扇子をヒラヒラさせています。そこそこおしゃれをした人もいます。

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開演前ですが、突如、銅鑼が鳴ったりします。これも事前の演出のひとつ。なかなかサービスがいいですね。だんだん、あたりは暗くなり、照明の明かりが目立ってきます。

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そこそこに雰囲気を盛り上げて、いよいよ始まりそうです。

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大きな舞台にいろいろな工夫がされていて、なかなか楽しめそうです。さあ、開演です。

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大スペクタクルオペラの≪アイーダ≫を鑑賞します。意外に聴きごたえのある歌唱に惹きこまれます。やはり、ヴェルディは男声の重唱が素晴らしいです。しかし、本来はゆっくり昼寝でもして、出かけるつもりのところ、寝不足と時差ボケで3回目の休憩にはいったところで参ったという感じ。最後の幕を聴かずして撤退。まるで野球の試合で9回の攻防を前に早めに帰る観衆みたいです。残念です。それでも時刻は12時をまわっています! ヴェローナ野外音楽祭の≪アイーダ≫は長過ぎ。オペラの詳細な記事はここに既にアップ済みです。


アレーナを出て、ブラ広場のバス乗り場に行くと、都合よくバスが来ます。がらがらのバスに乗って、ホテルに戻ります。
ホテルは、シ~ンとしています。何とか無事に、皆さん部屋をゲットし休んでいるのでしょう。後で、ホテルの予約サイトExpediaからアンケートのEメールが来たので、しっかりクレームをつけておきました。
長い一日でした。何はともあれ、何とか旅の初日は終わりました。ふーっ・・・



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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