旅の2日目、ヴェローナVeronaの2日目です。
今日のお天気はよし。昨夜は、いろんなことがおきた疲れから、オペラも途中で切り上げてホテルに戻り、倒れこむように寝てしまいました。
さて、昨日手に入れたパソコンは、英語モードにまでなっていますが、何とか日本語に移行しないといけません。6時に目が覚めたので、取りあえず、パソコンに言語モードの変更指示を出して頑張ってもらいます。saraiがパソコンに向かっている間に、配偶者は腹立たしいホテルの食堂の様子を見に行きます。当然、管理人はいません。食堂は、軽く食事ができるようになっています。コーヒーマシンの仕様は有料コイン式です。

が、水やお湯は用意されています。

食器類も自由に使えます。

パンや牛乳・果物などは冷蔵庫に入っていて、自由に食べられます。でも、それらを食べる気はしません。今回、初めて旅に持ってきたフリーズドライの味噌汁をいただきましょう。豚汁はなかなかのものですね。これから愛用しましょう。

saraiのPC整備作業は順調に進んでいます。管理人がいないのはとんでもないことですが、お部屋はきれいだし、食堂は自由に使えるし、なかなか使い勝手のよいホテルです。こんな形態のホテルだと分かっていれば何も問題はなかったのに・・・でも、一言指示が欲しかった。結局、チェックインもチェックアウトもなし。鍵をドアに差し込んで、さよならします。
これから、まず、ミラノに向かいましょう。黙ってせっせと作業中のパソコンを開いたまま抱えて、ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅Stazione di Verona Porta Nuovaに向かいます。売店で朝食を買い込んで、ホームにスタンバイです。電車がちょっと遅れています。ミラノのホテルに荷物を置いたら、すぐにトリノに向かうので、ミラノでの乗り換え時間に余裕はありません。ですから遅れは心配です。我々の乗る予定のひとつ前の電車が入ってきます。これは見送ります。そして、次のトリノ行きが入ってきます。

姪っ子とsaraiとで、せっせとカバンを列車に積み込みます。3個のカバンと姪っ子が車内にいる状態で、電車のドアが閉まります。えっ・・・ドアの開閉ボタンを押しますが、開きません。ホームにいた人が車掌に合図を送ってくれますが、大騒ぎの中、電車は出発してしまいます。どうしましょう。トリノ行きであることは確認していたので、まずは安心ですが、困りましたね。やがて、姪っ子から携帯電話が入ります。そのままミラノまで行くようにということと、チケットは持っていないので(saraiが全員分管理しています)、検札に来たら車掌に泣きついてみろと指示を出します。後で聞くと、車内でも大騒ぎだったようですが、なぜか車掌がミラノまで行っていいよと言ってくれたようです。まわりの乗客が事情を説明してくれたのでしょう。予定にないあの電車が何だったのかは分かりませんが、すぐに我々の乗る予定の電車が入ってきます。心配ですが、ミラノ中央駅Milano Centraleで無事に会えることを期待して、乗り込みます。チケットはネットで購入済です。

今日はファーストクラスなので、飲み物のサービスがあります。久しぶりのブラッドオレンジジュースは美味しいです。

順調に15分遅れのまま、ミラノに到着です。姪っ子が乗った電車とは異なるホームに入線したので、12番ホームから6番ホームまで迎えに行きます。人気のないホームの奥にポツンと立っている人が見えます。あまりに遠くてよくは分かりませんが・・・。めでたく合流できます。再会を喜んでいる場合ではありません。ただでさえ乗り換え時間に余裕がないので、昨日のうちにホテルの場所を確認しておいたほどなのですが、やはり、これが幸いします。迷うことなくホテルに到着できます。しかし、既にトリノ行きの電車の出発時間です。急いでホテルに荷物を預けて、駅に向かいます。駅に着き、ホームを見ると、目の前に乗るべき電車が停まっています。この電車も15分遅れているようです\(^_^)/ が、その電車を目の前にして、チケットが鞄の中でなかなか見付かりません。ミラノ中央駅は駅構内に入るとき、チケットの提示が求められます。目の前の電車がいつ出発してしまうかわかりませんが、当然、駅員は通過を許してくれません。saraiの手も焦せりますが・・・ようやくチケットを発見。改札を抜け、急いで電車に乗り込みます。目の前にいたのが幸いです。乗り込む同時と、スルスルと電車は出発します。これがそのチケット。

ようやく落ち着いて、パソコンの整備に取り掛かります。早く使える状態にしないと、苦労して購入した意味がありません。

配偶者は車窓を相変わらず楽しんでいます。

今度もファーストクラスなので、またまた、ブラッドオレンジジュースをいただきます。新しく買ったマウスも真っ赤。ジュースとマウスが実にマッチしています。

電車(フレッチャロッサFrecciarossa)はロンバルディア平原の中を走り抜けていきます。

やがて、車掌さんが改札に廻ってきます。改札を終えた車掌さんは次の車両に移動していきます。ようやく、平穏な鉄道旅になりました。

配偶者は車窓に張り付いています。saraiはパソコンとにらめっこ。川を渡ったようですが、saraiは外の様子も気に懸けずに作業に没頭。

電車は大平原の中、トリノにまっしぐらに進んでいきます。

実はこの後、また、鉄道でトラブルが起きますが、saraiと配偶者は知る由もありません。saraiがパソコンの作業に熱中していたのが原因でした。
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