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紅葉の京都:安楽寺から永観堂へ紅葉の道

今日から京都に旅しています。今年は春に桜見物し、醍醐の桜に感動しました。今回は紅葉見物です。
お昼に新幹線で京都に着き、満員のバスを一台やり過ごし、次のバスで岡崎のリゾートマンションに移動し、荷物を置きます。今日は岡崎の近場を周ります。まずは哲学の道にある紅葉の名所、安楽寺へ。お寺へ上る石段の上は散紅葉が積もっています。

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境内の大きな紅葉の木は見事に紅葉しています。

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お寺の本堂に上がって、東山を借景とした美しい景色に心が和まされます。紅葉交じりの風景がのどかです。

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紅葉が散り広がり、赤く染まった境内を巡ります。

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次は紅葉で彩られた哲学の道を歩きます。春は桜が満開だった哲学の道も今は秋が深まっています。

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哲学の道を抜けて、永観堂に向かいます。
永観堂はまさに紅葉で赤く染まっていました。素晴らしい風景が広がります。

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堂内に上がり、回廊を巡ります。周囲は紅葉と黄葉に包まれています。あまりの美しさにため息が出るほどです。

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お堂の甍に映える紅葉に感動の念を禁じ得ません。

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お堂の外に出ると、帰り道の石段の美しいこと。

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参道は紅葉の並木になっていて、紅葉とそれが散った真っ赤な地面が美しい景色を作っています。

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休憩処の緋もうせんと紅葉の赤がとてもマッチしています。saraiはここで甘味をいただきたかったのですが、配偶者に制止されて、残念な思いです。

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紅葉に周囲を彩られた池越しに丘の中腹に多宝塔が見えます。

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多宝塔まで上りたいところですが、時間も遅くなり、体力的にも厳しそうなので、ここからの眺めで満足します。

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紅葉に満足しながら帰途に着きます。また、紅葉の先に多宝塔が見えます。

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それにしても何と真っ赤な紅葉でしょう。

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山門の先にも美しい紅葉が続き、最後まで紅葉尽くしの永観堂でした。

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紅葉の永観堂、そして、京都の紅葉は永観堂という強いインパクトを与えてくれました。さらば、永観堂!

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明日も紅葉を求めて、京都を巡ります。



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テーマ : 京都
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順調に京都の紅葉を満喫中

今日は浄住寺と地蔵院、そして、宝厳院で京都の紅葉を満喫しました。詳細は明日、ご報告します。
明日は東福寺に行く予定です。
悪しからず・・・でも、プチはお願いしますね。


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紅葉の京都:浄住寺、地蔵院から宝巌院へ

今日もまた京都で紅葉見物です。光明院、東福寺、泉涌寺、雲龍院と周り、紅葉を満喫しました。
その話は明日以降報告予定です。

今回はまず、昨日の紅葉見物について、ご報告します。

昨日はまず、岡崎のロームシアター京都のお洒落なカフェ(ツタヤですけどね・・・)で朝食をいただきました。

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朝食を終えて、外に出ると、12月恒例の顔見世興行の歌舞伎で早くも人が賑わっています。いつもは南座で開催されていますが、今年は耐震工事のために南座が使えずに、今年はこのロームシアター京都で開催されるそうです。

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さて、この日の紅葉見物は西山の浄住寺に出かけます。バスで東山から西山まで延々と移動。鈴虫寺・苔寺の停留所に到着。苔寺の様子を伺うと、ここは1週間前までに予約しないと駄目だそうです。入り口はきっちりと閉まっています。では、浄住寺に行きましょう。途中、地蔵院があり、多くの人たちが写真を撮っています。ここには後で戻ってきましょう。浄住寺は紅葉のトンネルで有名だそうですが、行ってみると、どうやら、紅葉の盛りは過ぎたようで、もう一つの印象です。(後でお寺のかたに伺うと、今年は台風で葉っぱがかなり散ってしまい、例年のような美しい紅葉が見られなかったそうです。すべては自然のなせる業ですね。)

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門を入ると、石段の上りが続きます。その道の両側に紅葉のトンネルがあります。もう紅葉は名残に近いようですが、枯れた感じもいいかもしれません。

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お堂の近くには青空に赤く映える美しい紅葉が存在感を発揮しています。

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浄住寺の見学を切り上げて、先ほど気になった地蔵院に戻ります。門までの参道の紅葉が奇麗です。

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地蔵院の門の先には青めいた空気が漂う竹林が見えています。

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門を抜けると、道の両側に見事な竹林が続きます。薄碧色の深遠な雰囲気がなんとも言えませんね。

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一休さんが幼少期を過ごしたという地蔵院の方丈のお庭を拝見して(ここは撮影禁止)、帰りに門から出ようとすると、門から見える外の景色が額縁画のようにみえます。

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鈴虫寺ものぞいてみようと寄ってみると、大変な行列です。どうやら和尚の法話を聴くために並んでいるようです。もちろん、行列を外れて、このあたりの訪問はおしまいにします。始発のバスでゆっくりと座って、嵐山に向かいます。ずい分久しぶりの嵐山です。渡月橋前から桂川(上流は正確には大堰川)の風景を眺めます。今時はボート漕ぎの池のようになっているんですね。

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渡月橋を渡って、嵐山の賑わいの中に身を投じます。今日のお目当ては宝巌院です。
宝巌院の中には見事な紅葉のお庭が広がります。盛りは過ぎたとは言え、なかなかの美しさです。

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散った紅葉葉と苔が素晴らしくマッチしています。

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庭園を周遊し、出口に向かいます。出口付近には紅葉のトンネルがあります。紅葉がかなり散ってしまったのは残念ですが、最後の紅葉が秋の風情を残しています。

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これで今日の紅葉見物は終了。

今日の〆は南禅寺の順正で湯豆腐をいただきます。シンプルな料理ですが、京都の湯豆腐は何か心に訴えるものがあります。

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京都らしい味わいを存分に楽しみました。

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今日の東福寺訪問については明日以降にご報告します。



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紅葉の京都:光明院、東福寺の絶景

今日もまたまた京都で紅葉見物です。旧三井家下鴨別邸、下鴨神社、相国寺、圓徳院、高台寺と周り、紅葉を満喫しました。
その話は明日以降報告予定です。


今回はまず、昨日の紅葉見物について、ご報告します。

昨日はまず、朝食抜きで三条京阪駅から京阪電車に乗って、東福寺の最寄り駅の鳥羽街道駅に急行します。そこから急な坂道を上っていくと、東福寺の境外塔頭「光明院」の真っ赤な紅葉が見えてきます。こんなに真っ赤な紅葉があるんですね。

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お寺に入り、茶亭「羅月庵」の丸い窓越しの紅葉を楽しみます。窓、壁、障子に描かれた丸い円は、月を表すそうです。源光庵の丸い「悟りの窓」を思い出します。

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この光明院には素晴らしい枯山水庭園があります。作庭家、重森三玲による「波心庭」と呼ばれる庭園は、「光明」をテーマに、大海原を表す白砂と巨石が光のごとく林立する庭になっています。そのお庭には真っ赤な紅葉が彩を添えています。

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紅葉の色鮮やかな赤い色が目に染みます。

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お庭は色んなところから眺めることができます。これは本堂から眺めています。何とも美しい庭園ですね。

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と、本堂の中でふと、あるものが目に入ります。1枚のポスターです。JR東海 そうだ京都行こう!のポスターですね。キャッチコピーが素晴らしいです。
 「日本の「ガーデニング」です。どなたか、この美しさについて、論理的、科学的に説明していただけませんか。」

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禅の幽玄さに華麗な紅葉の赤がコーディネートされた日本の美は決して論理的な説明はできないでしょう。それを承知の上のキャッチコピーが憎いですね。ところで、このポスターの写真はどこで撮ったものでしょう。探してみましょう。これがsaraiの結論です。どうでしょう?

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光明院の紅葉の美しさに魅了されつつ、次の目的地、東福寺に向かいます。
すぐに到着。巨大な三門に迎えられます。

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さらに奥に進んでいくと、殿鐘楼/経蔵の先に紅葉の林が見えます。これは楽しみですね。

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通天橋の拝観券を求めて、渓谷「洗玉澗」の紅葉の中に足を踏み入れます。そうそう、この東福寺のJR東海 そうだ京都行こう!のポスターのキャッチコピーも素晴らしいです。
 「六百年前、桜を全部切りました。春より秋を選んだお寺です」

まずは紅葉林の中に通天橋に続く回廊が見えます。

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多くの人々で混み合う、この回廊を進んでいきます。

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通天橋の上に至ると、そこからは渓谷「洗玉澗」をうめ尽くす紅葉の海が目に入ります。圧巻です。JR東海 そうだ京都行こう!のキャッチコピーの通りですね。

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文字通り、痛点橋から身を乗り出して、絶景に見入ります。

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真っ赤な紅葉の間に渓谷「洗玉澗」に流れる三ノ橋川も見えます。

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反対側の山のほうを見ると、こちらは既に紅葉が少し散っているようですが、まだまだ美しさを残しています。

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しばらく、通天橋の絶景を楽しみます。



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紅葉の京都:東福寺の紅葉を満喫

2017年12月4日月曜日@京都/2回目

東福寺の通天橋の上から渓谷「洗玉澗」をうめ尽くす紅葉の海を眺めているところです。通天橋の先のほうの平地は散り積もった紅葉葉で赤く染まっています。

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後ろを振り返ると、紅葉越しに本堂の大きな建物が見えています。

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目の前の紅葉は真っ赤に染まっています。

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紅葉と散紅葉であたりは美しい世界になっています。

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これがここまで歩いてきた通天橋です。多くの観光客が絶景を見入っていますね。

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通天橋の回廊は右に折れて、山の斜面沿いに上っていきます。少し上がったところからの紅葉の美しさは何とも素晴らしい。

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本堂は紅葉林の向こうに見えています。

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通天橋から「洗玉澗」の渓谷に下りていきます。渓谷に流れる三ノ橋川から、紅葉林の先の通天橋を見上げます。

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通天橋とは反対の方向を眺めると、渓谷にかかる臥雲橋が見えています。

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美しい紅葉林を抜けて、出口に向かいます。たっぷりと紅葉を満喫しました。

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東福寺を出て、今度は泉涌寺に向かいます。東福寺の塀に沿って歩いていくと、先ほど渓谷から見上げた臥雲橋にさしかかります。臥雲橋は東福寺の塀の外にあるんですね。と言うことは拝観料は無料ですね。

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拝観料は無料でも、眺めは絶景です。「洗玉澗」の渓谷を埋め尽くす紅葉の先に通天橋が見えます。

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ぶらぶら歩いていくと、神社の境内に茶店が出ています。そう言えば、まだ、朝食なしです。何かいただきましょう。

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甘いものが多いのですが、うどんと炊き込みご飯のセットを朝食代わりに配偶者とシェアしていただきます。

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茶店を出て、再び、歩き始めます。おっ、あるお寺の門の前で足が止まります。なんと明暗寺です。と言っても普通の人はピンと来ませんね。saraiは学生時代、尺八の都山流のクラブに所属していました。明暗寺は普化宗明暗尺八の総本山です。時代劇によく出てくる虚無僧の尺八です。虚無僧が「明暗」という文字を掲げた偈箱を着けていますが、あれはこの明暗寺のことを指しています。明暗寺ってこんなところにあったんですね。もっとも後で調べてみると、江戸時代からここにあったのではなくて、明治時代に東福寺の塔頭である善慧院に復興されたそうです。

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泉涌寺、雲龍院のほうに歩いて向かいますが、30分近くかかりそうです。ゆっくり行きましょう。



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紅葉の京都:泉涌寺、雲龍院の紅葉は?

2017年12月4日月曜日@京都/3回目

東福寺から泉涌寺、雲龍院のほうに向かっているところです。途中、家並みの中の路地先に石段が見えます。そして、その石段の上が真っ赤に燃えています。

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石段を上ると、勝林寺という名前の門札がかかっています。境内には真っ赤な紅葉が見えます。

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本堂の前に紅葉の木が並びます。綺麗ですね。

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本堂前から、庇の先に赤い紅葉が空に映えています。

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さて、また歩き始めます。今度は東福僧堂というところに綺麗な紅葉の並木があります。時、まさに紅葉、紅葉・・・ですね。

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延々と歩き、山道を上ると、ようやく、泉涌寺に到着。御寺(みてら)と書いてあります。このお寺には歴代の天皇が葬られており、御陵もまわりに点在しています。ですから、御寺と呼ばれています。

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門を入り、広い坂道を下っていくと、美しい建物が見えてきます。仏殿です。

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仏殿の前に立ちます。仏殿は寛文3年(1668年)に徳川家綱により再建されたもので、重要文化財に指定されています。

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境内の奥に御座所があります。この御座所の庭園の紅葉が綺麗な筈です。御座所の奥には歴代天皇の位牌を祀る霊明殿も見えています。

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本坊の受付に行くと、受付の方から正直に庭園の紅葉は終わったと告げられます。余計な拝観料を払うのはやめましょう。ごめんなさい。
次はお隣にある雲龍院を訪れます。閑静な雰囲気です。観光客で賑わっていた東福寺とは好対照です。

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本堂の龍華殿にあがり、まずは書院の間にある悟りの窓を拝見します。

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次いで、蓮華の間の障子窓を拝見します。指定の位置から見ると、椿、灯篭、紅葉、松が見えます。

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庭園にはもちろん、紅葉がありますが、中央には枯れ木が厳しく立っていて、異様な存在感を発揮しています。

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霊明殿の石庭の中央には徳川慶喜寄進の灯篭が立ち、周りには菊の御紋が描かれています。

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泉涌寺のまわりの山内には寺院や神社が点在しています。これは来迎院。大石内蔵助ゆかりの茶庭があります。

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境内には美しい紅葉があります。

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来迎院を出て、山内を歩きますが、紅葉が綺麗です。

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今熊野観音寺の前にかかる赤い欄干の鳥居橋のまわりには、色づいた紅葉が美しいです。

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これで今日の紅葉見物は終了。泉涌寺道を歩いて、東福寺駅に向かいます。
駅前の京寿司の老舗、いづ松に寄っていきます。店内は落ち着いた雰囲気です。

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いただいたのは京寿司。箱寿司、巻寿司も美味しかったのですが、とりわけ、鯖寿司が絶品です。

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今度は絶対、この鯖寿司(棒寿司)をいただきたいものです。
夜のライトアップで高台寺を訪れるつもりでしたが、生憎の小雨模様。夜はゆっくりと休養です。

明日は旧三井家下鴨別邸、下鴨神社、相国寺を訪れる予定です。



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紅葉の京都:旧三井家下鴨別邸

2017年12月5日火曜日@京都/1回目

今日もまた京都で紅葉見物です。しかし、紅葉見物も今日でおしまい。最終日ですから、たっぷりと楽しみましょう。旧三井家下鴨別邸、下鴨神社、相国寺と周り、紅葉を満喫する予定です。
まずはバスで出町柳に向かいます。出町柳から鴨川はすぐです。ここは加茂川と高野川が合流して鴨川になるポイントです。高野川にかかる河合橋を渡って、下鴨に向かいます。高野川にはサギの群れが見えます。今や京都の町にサギが大繁殖しているようです。

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下鴨神社の鳥居の先に旧三井家下鴨別邸があるようです。

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このあたりには広大な糺の森が広がります。

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ほどなく、旧三井家下鴨別邸の前に到着。

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この旧三井家下鴨別邸は昨年から公開されるようになった歴史的建造物です。ですから、訪れるのは初めてです。名前からも分かるように旧三井家下鴨別邸は、豪商の旧三井家の別邸で、大正14年に木屋町にあった三井家の木屋町別邸が主屋として移築され、玄関棟が増築されました。戦後は京都家庭裁判所の所長宿舎として平成19年まで使用されましたが、平成23年に重要文化財に指定されて、建築当時の様子を復元した後、公開されるようになりました。

外観は古い日本建築の佇まいを残しています。

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入館料を払って、建物に入ります。まずはスタッフの方から、丁寧な建物の説明があります。
この主棟は三井家11家の共有の別邸として三井北家(総領家)第10代の三井八郎右衞門高棟(たかみね)によって建築されました。今でも建築当時のままに保存がなされているそうです。そういう説明を聞きながら、部屋の障子の窓越しにお庭の様子を窺います。ちなみにこの窓ガラスは古い大正ガラスだそうで、歪みがあります。写真では気が付かないでしょう。

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説明が終わり、早速、2階に上がって、お庭を見下ろして、拝見します。通常非公開の主屋二階の座敷は今日までが秋の特別公開なんです。それが目的で今日出かけてきました。
紅葉は終わりかけのようです。ひょうたんの形の池がお庭の真ん中にありますね。

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今いるのは主棟の2階の座敷ですが、先ほど入ってきた玄関棟が見えています。

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紅葉は終わりかけですが、銀杏の黄葉が綺麗です。

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座敷の外廊下の手すり越しに紅葉が見えます。

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下に降りて、お庭を歩きましょう。簡素ですが、綺麗なお庭です。

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見上げるように高い木も並んでいます。

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紅葉も近くで見れば、まだ、真っ赤な葉っぱも残っています。

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その紅葉と瓢箪池の先に3階建ての主棟と茶室が見えます。これがここのベストショットですね。なお、3階の望楼は来年2月の冬の特別公開で初めて披露されるそうです。

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広いお庭を散策しながら出口のほうに向かいます。

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これが最初に入った玄関棟です。上が半分切れてしまいましたが、鬼瓦は三井家の家紋の「四ツ目結(ゆい)」です。

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次は下鴨神社に向かいます。



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紅葉の京都:下鴨神社~相国寺

2017年12月5日火曜日@京都/2回目

京都での紅葉見物、旧三井家下鴨別邸の見学を終えて、次はすぐ近くの下鴨神社に向かいます。下鴨神社の参道にはいると、そこは糺の森。優しい色の紅葉に彩られています。

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糺の森は森閑とした雰囲気に包まれています。

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広大な糺の森には下鴨神社の摂社も点在します。中でも河合神社の末社には日本サッカー協会のシンボルの八咫烏を祀られていることが有名です。八咫烏は蹴鞠の祖神だそうです。美人と縁結びでも有名で訪れる人も多いようです。

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境内には、《方丈記》を記した鴨長明の方丈の庵があります。鴨長明はこの河合神社の神官家に生まれたそうです。方丈とは一丈四方の小さな組み立て式の庵で、鴨長明が公職を50歳で退いた後、大原から転々と所在を変えた際に移動に便利な〈住処〉として仕上げたものです。最終的には伏見に居を定めますが、今は出自のこの神社に方丈が置かれているようです。

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再び、糺の森の参道を歩きます。淡い色の紅葉がなんとも美しいです。

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参道脇で紅葉の古木が見事な姿を見せています。

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参道を歩いていくと、参道と並行して流れている泉川のほとりに人だかりがしています。どうやら、ここはフォトスポットのようです。とても美しい風景に魅了されます。

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ようやく、下鴨神社の朱塗りの鳥居の前に到着。以前、下鴨神社を訪れた際は糺の森のあまりの広さに参拝を断念し、遠くから手を合わせるだけに留めましたから、ここまで到達したのは初めてです。

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朱塗りの楼門を抜けて、無事に参拝を終えました。何かご利益があるかな・・・。

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下鴨神社の参拝を終えて、次は相国寺に向かいます。下鴨神社を出たところに京都ならではのグルメスポットがあります。加茂みたらし茶屋です。この茶屋の看板グルメの京みたらし団子をいただきます。

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わらび餅も一緒にいただきます。京都の味です。

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加茂みたらし茶屋を出て、賀茂川にかかる出雲路橋を渡ります。長閑な風景が広がります。

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寺町通りを歩いていき、20分ほどでようやく、相国寺の側面の入り口に到着。

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相国寺の広大な境内を歩いていきます。ユニークなデザインの鐘楼があります。

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この鐘楼の前で和服姿の美人のお嬢さん2人組が写真を取り合っています。京都で着物姿と言えば、ほとんど外国人です。日本人は珍しいですね。と、彼女たちから声を掛けられます。スマホで写真を撮ってほしいそうです。もちろん、構いませんよ。何だかんだ、彼女たちと話し込んでしまいました。まあ、たわいもない話ですが、恋愛・結婚相談みたいな話に発展します。今の時代、若い人たちの結婚って、なかなか難しいようです。連れだって、相国寺の境内を歩き始めますが、本堂への参道前で彼女たちと別れます。若い美人たちとの楽しいひとときでした。
さて、本堂のほうに向かって歩いていくと、変わったデザインの白壁の建物があります。香積院と称する相国寺庫裏です。

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秋の特別公開中なので、中を拝観させてもらいます。まず、現存する最古の法堂に入り、天井に描かれた狩野光信作の蟠龍図を拝見します。特定の場所で手を叩くと音が反響する鳴き龍として有名です。確かに音がかすかに反響しました。次は方丈の建物とお庭を拝見します。方丈は表方丈・裏方丈を合わせて、六間168畳の大建築です。方丈前庭は白砂の枯山水庭園で、借景に法堂が見えています。

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お庭には可愛い紅葉があります。

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裏方丈庭園です。庭園の中央が谷になっています。石の川を表現しています。可憐な紅葉が彩を添えています。散った紅葉葉が石の川を流れている様は情緒がありますね。

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方丈から開山堂に移動します。石庭の紅葉は終わっていますが、石庭の静謐な美しさには心を洗われます。

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相国寺の特別公開を堪能しました。かって、雪舟や若冲も見た風景なんですね。灌漑深いものがあります。今出川通り側の総門から出ます。総門を出たところで振り返ります。

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同志社大学の古めかしいレンガ造りの建物の間を歩いて、今出川通りに出ると、向かいには京都御所の今出川御門があります。御所の中の色づいた銀杏が見えます。

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御所は春に来たばかりなので、ここで失礼します。この後の予定は未定ですが、昨夜ライトアップを見に行く筈だった高台寺に行くことを配偶者に提案すると彼女も同意してくれます。同志社前のバス停からバスで高台寺近くのバス停に移動しましょう。最後の紅葉見物です。



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紅葉の京都:圓徳院~高台寺

2017年12月5日火曜日@京都/3回目

京都での紅葉見物、最後の締め括りは昨日のライトアップを見逃した高台寺にします。バスを乗り継いで、最寄りのバス停東山安井に移動。東山通りから路地に入っていくと、狭い石畳の路地が突然現れます。石塀小路です。道幅2メートルほどの路地の両側に旅館や料亭が並びます。祇園の奥座敷と呼ばれています。

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saraiと配偶者の前を若いカップルが歩いていきます。昔日のデートをふと思い出します。

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石塀小路の途中で狭い小路に入って歩いていった先に圓徳院があります。入口が見つからず、さらに先に進むと寧寧之道(ねねの道)に出ます。そこに圓徳院の入り口があります。ここで圓徳院と高台寺の共通拝観券を求めます。

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圓徳院は高台寺の塔頭のひとつで秀吉の正室のねね(北政所)が77歳で没するまでの19年間を過ごしたところです。ここには伏見城から、建物とお庭を移築しており、内部は意外な広さです。白砂と周りの樹木で美しい庭園が形作られています。南庭です。名残の紅葉も綺麗です。

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建物の廊下を進んでいくと、先ほど歩いた小路沿いの庭には紅葉の落ち葉がびっしりと積もっています。

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複雑な構造の建物の先にはまた見事なお庭があります。北庭です。伏見城北政所化粧御殿の前庭を移したものです。紅葉がほとんど終わっているのが残念です。

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圓徳院を出て、寧々の道を少し歩くと、高台寺に続く石段の坂道があります。台所坂です。道の周りは樹木に覆われています。紅葉が赤く色づいて綺麗です。

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この台所坂を通って、ねねは秀吉の菩提が祀られている高台寺を訪れたそうです。台所坂の上には台所門が美しい姿を見せています。

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高台寺の境内にはいります。境内は東山の中腹にあります。そこから色づいた紅葉の先に大雲院の祇園閣の変わった建物が見えます。祇園閣は大倉財閥の設立者である大倉喜八郎が別邸とし建てた別邸「真葛荘」の一部で、金閣・銀閣になぞらえて、銅閣と呼んでいたそうです。昭和初期の建築です。1972年の大雲院の移転により伽藍の一部となりました。大雲院自体は移転前は四条河原町にあり、髙島屋京都店増床に伴っての移転だったそうです。最近でも京都の町はそういう変化があるんですね。

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紅葉で美しい境内を歩いていきます。

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やがて、東山を借景とした広大な庭園の前に出ます。池に観月台という檜皮葺き屋根の廊が続き、白壁の開山堂につながっています。

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その庭園を散策する前に方丈の建物に入って、前庭の波心庭を鑑賞します。枯山水の美しい庭園です。春は枝垂桜が美しいそうです。まだ、色づいた紅葉が少々見えます。

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方丈を出て、小堀遠州の作庭と言われる池泉廻遊式庭園を歩きます。池の端には紅葉もあります。

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盛りは過ぎたとは言え、まだまだ紅葉が綺麗です。。

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龍の背に似たという臥龍廊(がりょうろう)が池の端にある開山堂と霊屋(おたまや)の間を繋いで、急な石段になっています。

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霊屋には秀吉の菩提が祀られています。その先を上っていくと、高台寺の一番高いところに茶屋風の二棟の茶室、「傘亭」と「時雨亭」があります。これらは伏見城から移築されたものです。2階建ての珍しい茶室が「時雨亭」です。紅葉に彩られて、美しい佇まいを見せています。

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高台寺の最高所から、今度は冴え冴えとした竹林の中を下っていきます。

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高台寺の紅葉の鑑賞を終えて、また、美しい台所坂を下り、寧々の道を抜けて、円山公園のほうに向かいます。途中、大雲院の塀の中にある真っ赤な紅葉を見とれます。

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人で賑わう円山公園、知恩院を抜けて、祇園に出ます。これで紅葉の旅は終了ですが、ちとお腹が空きました。何か軽いものをいただきましょう。お店を探しますが、なかなか適当なお店がありません。諦めつつ、祇園のバス停に向かうと、何とバス停の真ん前に「京めん」と言うそばとうどんのお店があります。迷わず入店。

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お店のスタッフにsaraiは「ここのきつねうどんは京都風?」って、馬鹿な質問をすると、もちろんというお返事。さらに「じゃあ、あのとろみのついたやつ?」って、重ねて馬鹿な質問。お店のおばさんは呆れたように、きつねはとろみはなく、それはたぬきですよって・・・。そうでした。京都のたぬきうどんが刻み油揚げにとろみをつけたものでした。それを注文します。ついに本場で最高に美味しい京風たぬきうどんに巡り合えました。絶品でした。また、食べに来ましょう。

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紅葉見物の後に素晴らしいおまけがつき、大満足。充実した京都の旅を終えて、夜の新幹線で帰途につきました。
今年は春は桜、晩秋は紅葉と楽しい京都散策になりました。また、来ましょう。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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