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24年ぶりのバルセロナ:バルセロナと言えば、やはり、ガウディのサグラダ・ファミリア

2014年6月3日火曜日@バルセロナ/1回目

旅の9日目、そして、バルセロナの実質1日目です。バルセロナ来訪の目的は今夜のオペラ。それでもバルセロナと言えば、やはりガウディのサグラダ・ファミリアを見落とすわけにはいきません。バルセロナ観光のスタートはサグラダ・ファミリアからです。

バルセロナは雨とのsarai情報は大ハズレで、青空です。24年ぶりのバルセロナ観光は青空の下、スタートです。
まずは、事前にネットで予約してあるサグラダ・ファミリアに向かいます。予約時間は10時なので、それに合わせてホテルを出ます。ホテルからは地下鉄1本ですぐです。地下鉄マップでルートを確認します。地下鉄2号線の始発駅パラレルParal-Lelから6番目の駅のサグラダ・ファミリア駅Sagrada Famíliaまで移動します。

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今日と明日の移動用に2日間乗り放題チケットHola BCN!2 Diesを購入します。1枚13.40ユーロのチケットを2枚購入。これで安心して、地下鉄を利用できます。

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サグラダ・ファミリアに前回来たのは、24年前。きっと大変貌を遂げているでしょう。地下鉄に乗ってサグラダ・ファミリア駅に着くと、目の前にサグラダ・ファミリアがそびえています。生誕のファサードの側からは昔と同じで、クレーンで工事中も昔と同じ。全体的な建物がほぼ完成しているのが違いと言えば違いです。

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建物の外観を見るためにぐるりと一周してみます。意外にコンパクトなことに驚きます。トレドやセヴィーリアのカテドラルを見てきたばかりだからかもしれませんね。こちらは北側の後陣です。外壁はほとんど完成しているようです。生誕のファサードと違って、すっきりしたモダーンな雰囲気なんですね。

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当日券を求める人たちが長蛇の行列を作って、建物の周りに並んでいます。どうして事前にネットで予約しとかないんでしょう。3月頃から予約サイトのURLが変わったことが影響しているのかもしれませんね。

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この辺りでは、新しい塔の基部を建設中です(もしかしたら、低い建物なのかも?)。

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当日券の列はなおも続いています。

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相当に長い行列です。予約しておいてよかった!

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ようやく、生誕のファサードの反対側にある受難のファサードの4本の塔の方に周り込んできました。

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この受難のファサードは24年前にはまだできていなかった部分ですが、4本の塔は完全に完成していますね。

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受難のファサードの彫刻も見えてきました。中央にはキリストの磔刑の彫刻があります。ガウディ自身が作った生誕のファサードの有機的な森を思わせる彫刻とはまったく異なるモダンでシンプルな彫刻です。ちょっと残念な気もしますが、ガウディがいないのでガウディらしさが欠けてしまうのは仕方ないですね。

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これが受難のファサードの全体像です。もう少しで完成しそうです。

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受難のファサードの下には大勢の観光客が群がっています。こちらが当日券の入場口のようです。

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受難のファサードの後ろには、バシリカの大きな建物が見えます。24年前にはなかった建物です。

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今度は南側の栄光のファサードの方に周り込んでいきます。美しく咲き誇るブーゲンビリアの花が工事真っ盛りの栄光のファサードを彩っています。

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入場予約時間の10時までに、2分程になりました。もうすぐ入場です。


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24年ぶりのバルセロナ:サグラダ・ファミリアの生誕のファサードの彫刻群

2014年6月3日火曜日@バルセロナ/2回目

24年ぶりにサグラダ・ファミリアにやってきました。ネットで事前に入場予約していたので、その時間までサグラダ・ファミリアの周りを1周しながら、その外観を楽しんでいます。
南側で建造中の栄光のファサードの前に立ち、この壮大な建築物(工事現場と言ったほうがいいかも)を見上げます。現在進行形の大芸術品って、なんだか凄いですね。

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ぐるっと一回りして、生誕のファサードの前に戻ってきました。ここが入場口でもあります。

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ちょうど予約時間の10時になり、入場します。ネットで購入した予約チケットのQRコードを読み取るだけで、すんなりと入場できました。これがそのチケットです。バシリカの入場が10時から、鐘塔に上るのが10時半からです。1人19.3ユーロとなかなか高価ですが、これがこれからの建設資金になるんですね。

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間近に見る生誕のファサードはやはり大迫力です。ガウディが生涯をかけて作った傑作芸術です。

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彫刻が緻密なことは当然だとして、この大きな作品の有機的な一体感が素晴らしいです。直線的なものはすべて排して、自然を感じさせるのがガウディ芸術です。

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中心にあるのは、聖母戴冠の彫刻です。聖母被昇天の後、天上界に迎え入れられたマリアがキリストによって戴冠されるさまが描かれています。

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真正面には、受胎告知を描いた彫刻とそのすぐ下に《ベツレヘムの星》の彫刻が見えます。

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中央の出入り口には、生誕間もないイエスが聖家族(マリアとヨセフ)に見守られている彫刻があります。この教会の象徴のような彫刻ですね。その上には合唱する9人の子供たちの彫刻が、下の幼子イエスを覗きこんでいます。

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これが受胎告知、合唱する9人の子供たち、幼子イエスと聖家族が並んでいるところです。両脇には、6人の天使像が楽器を奏でています。左側が上から、ファゴット、ヴァイオリン、シター。右側が上から、ハープ、タンバリン、ドゥルサイナ(カタルーニャの民族楽器)。

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左手には、東方三博士の彫刻があります。

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右手には、樹木をイメージしている柱の大きな彫刻があります。

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一番左には、子供を殺そうとしている兵士にすがりつく母親が描かれている嬰児虐殺、幼子イエスを抱いたマリアたちが嬰児虐殺を回避するために敢行するエジプトへの逃避行などの聖書物語の彫刻があります。

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生誕のファサードは、このように聖書に描かれたキリストの生誕にまつわる物語の彫刻でぎっしりとうめ尽くされています。ガウディの渾身の彫刻群です。

生誕のファサードの彫刻を十分に堪能したところで、いよいよ聖堂の内部に入ります。聖堂は昔来たときはありませんでした。聖堂自体もその屋根すらもありませんでした。というわけで初体験の聖堂に入るや否や、ステンドグラスを通して降り注ぐ光の色の鮮やかさに目を奪われます。このステンドグラスもありませんでした。

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聖堂の内部空間の大きさ自体はそれほどでもありませんが、天井の高さは圧倒的です。ゴシックのカテドラルの重厚感や膨大な内部装飾はありませんが、現代に即してモダンな内装になっています。

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ステンドグラスに目を向けると、黄色や青の多彩な色彩の光があふれています。美しい光の芸術に息を呑みます。

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美しい空間に身を置くと、自分自身の心も美しく洗われるような感覚になっていきます。ゆっくりとこの空間に沈みこんでいきましょう。


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24年ぶりのバルセロナ:ステンドグラスの光に包まれたサグラダ・ファミリアの聖堂

2014年6月3日火曜日@バルセロナ/3回目

24年ぶりに訪れたサグラダ・ファミリアで初めて見ることになった聖堂の内部は、美しい光に満ちた空間でした。
ステンドグラスを通して、色付けされた光は白い柱を緑色に染めています。無機的な建造物を自然の樹木に変える魔法の光です。これこそガウディが建築で表現したかったものだと理解しました。

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聖堂は自然の生命感に満ち溢れています。林立する柱は森の樹木そのものに思えます。

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高い天井を見上げます。大きな花々が咲き誇っているかのようにも思えます。

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ステンドグラスを改めて眺めると、まさに自然の美しさを表現する色彩が配置されていると感じ入りました。ガウディが亡くなってずい分月日が経ちますが、ガウディの芸術精神は現代にもしっかりと継承されているのですね。

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じっくりとステンドグラスに見入りました。

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こちらのステンドグラスも同じ色彩で表現されています。

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こちらは壁面に広く配置されたステンドグラスです。上方からは強い太陽の光がまぶしく入り、まわりのステンドグラスの緑を中心とした色彩は、その太陽の恩恵で自然が栄えている様をあらわしているように感じられます。

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こちらは主祭壇です。黄色っぽい天蓋のもとにはシンプルな十字架のキリスト。スケールの大きな自然を思わせる聖堂とよくマッチしていると思います。

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翼廊を眺めます。こちらは受難のファサードの内部部分です。西側にもかかわらず、光に満ちていることに驚きます。

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今は身廊と翼廊が交差するクロッシングの部分に立っていますが、傍らの柱の上部に黄色く輝くものが取り付けられていることに気が付きました。

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これは聖人のシンボルです。聖マタイSant Mateuを表す《人》のシンボルです。

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まわりの柱を探すと、全部で4本の柱に聖人のシンボルがあります。
これは聖マルコSant Marcを表す《ライオン》のシンボルです。

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これは聖ルカSant Llucを表す《牡牛》のシンボルです。

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これは聖ヨハネSant Joanを表す《鷲》のシンボルです。

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このメダルのようなシンボルはクロッシングを囲む4本の柱に取り付けられています。

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この4人の聖人が選ばれたのは彼らが福音書を書いた聖人だからでしょう。これらの4福音書は新約聖書に収められています。推測では、この教会は聖書に基づくものであることを宣言しているのでしょう。

これまでスペイン各地で見てきたカテドラルと比べると実にシンプルではありますが、内部も見どころ満載です。サグラダ・ファミリア鑑賞は続きます。


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24年ぶりのバルセロナ:サグラダ・ファミリアの聖堂内で偶然の再会

2014年6月3日火曜日@バルセロナ/4回目

サグラダ・ファミリアの美しい聖堂の中を夢中で歩き回っていて、ふと信者席に目をやると、結構多くの人たちが腰かけています。実際は観光客ですが、なんだか教会らしい雰囲気になっています。このサグラダ・ファミリアは既に2010年にローマ法王のベネディクト16世が訪れて、正式にカトリック教会として認定されています。これからは教会としての歴史を刻み込んでいくのですね。

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その信者席には傍らの大きなステンドグラスから、天上からの柔らかい光が降り注いでいます。

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翼廊の東端は生誕のファサードです。そこには、聖ヨゼフの像が立っています。ステンドグラスからの青い光を背景に厳かな姿です。聖家族を冠する教会ですから、キリストの養父ヨゼフの存在も大きいのだと感じました。

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身廊を支える柱の連なりは、この聖堂の一番の素晴らしさです。どこまでの上に伸びていく柱の成長の勢いを感じさせます。

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上階に上る螺旋階段があります。上からこの聖堂内部を見下ろしてみたいものです。

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階下がのぞけるところがあります。下を見ると、信者席が見えます。これは地下聖堂のようです。

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内陣の裏のほうにぶらぶら歩いていくとステンドグラスも間近に見えてきます。

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こちらにも青いステンドグラスが見えます。

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パイプオルガンのパイプも間近に見えます。

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ステンドグラスに接する空間があります。床にはステンドグラスを通した多彩な光が映り込んでいます。

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ステンドグラスの細かい図柄がよく見えます。その美しさに感嘆します。

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鍾塔に上っていく螺旋階段が見えます。これから鍾塔へはエレベーターで上るので、階段は下りるだけ。それにしても、凄い高みに上るんですね。

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上を見上げると、複雑な意匠の不可思議な眺めになっています。ガウディの発想力に驚きます。

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身廊を歩いていると、そこは大変な数の人で混雑しています。さすがにスペインで1番の観光スポットだと実感します。

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身廊の天井を再び見上げますが、何度見ても素晴らしいデザインです。

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聖堂の美しさにみとれていると、突然横から声をかけられます。あれまあ、アルハンブラ宮殿でお会いしたご夫妻です。こんな偶然もあるんですね。まあ、スペインで行くところは皆同じですから、まったくの偶然でもありませんけどね。再会を喜び、ひとしきり情報交換をしてお別れしました。

まだ鍾塔に上る予約時間にはならないので、もう一度この素晴らしい聖堂の空間をぶらぶらしましょう。


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24年ぶりのバルセロナ:サグラダ・ファミリアの鐘塔からの絶景

2014年6月3日火曜日@バルセロナ/5回目

鐘塔に上る予約時間までの間、サグラダ・ファミリアの美しい聖堂を眺めて過ごします。立ち並ぶ柱とその背景にあるステンドグラスは見飽きることがありません。

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信者席から主祭壇を眺めます。天蓋に覆われた十字架のキリスト像が、自然の森のような空間に浮かび上がっています。

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間近からキリスト像を眺めます。印象的な姿ですね。

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ようやく、鐘塔に上る予約時間になりました。エレベーター前に進みます。

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生誕のファサードの鐘塔にエレベーターで上ると、塔の上からの絶景が目に飛び込んできます。24年ぶりに見る風景です。以前に上った塔は、工事中の現場だったんですけどね。

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現在でも、すぐそばには工事中の塔が見えます。

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別の方向を眺めます。塔の上から海が見たかったんですが、海を見ることができなくて残念。

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塔の中を覗き込んでみました。これは塔の下部です。完全な空洞なんですね。

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これは上の方です。こちらもすっからかんに抜けています。

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塔の中に入って、石の窓からの眺めを楽しみます。

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塔の壁に沿って下に降りていく階段があります。上りはエレベーターでしたが、下りはこの階段を降ります。受難のファサードの塔は下りもエレベーターですから、自分の足で階段を下りたければ、生誕のファサードの塔に上るのがおすすめです。

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壁に開けられた窓からは下界の景色が楽しめます。

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階段はずっと壁に沿って下っていきます。

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サグラダ・ファミリア前の池が見えます。先ほどは、そこからサグラダ・ファミリアを見上げました。

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こういう異形の彫刻も間近に見えます。びっくりです。

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まだまだ、下への階段は続きます。


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24年ぶりのバルセロナ:サグラダ・ファミリアの見学完了し、ゆったり朝食

しばしばスペインの旅を中断して横道にそれてしまいますが、京都の桜見物から戻ってきましたので、今日からまたバルセロナの話に舞い戻ります。

2014年6月3日火曜日@バルセロナ/6回目

サグラダ・ファミリアの生誕のファサードの塔から、階段をぐるぐると回りながら下に下りていきます。下まで下りるのはなかなか大変ですが、途中、外の眺めが楽しめます。エレベーターで一気に下りるよりも興味深い体験ができます。
無理やり、塔の上を見上げます。なにやら奇怪な彫刻が見えています。これこそガウディの真骨頂ですね。

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下を見下ろすと、地面はまだずい分遠くに見えています。まだまだ階段は続くようです。ふーっ。

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乗り出して横を眺めると、生誕のファサードに並んだネギ坊主のように尖った彫刻群が見えます。

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間近に見える彫刻は不可思議な形の彫刻です。ガウディの頭の中は変わった形のものでいっぱいだったんでしょう。

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階段は、下りる人で渋滞しています。慌てずにゆっくりと下りましょう。

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やがて、階段は直径の小さな螺旋階段になります。上から下を覗きこむと、まるで幾何学模様のように見えます。この螺旋階段を一気に下りると、ようやく一番下に到着です。

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再び、美しい色彩のハーモニーに満ちた聖堂の内部空間に出ました。

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地下に下りてみましょう。そこはサグラダ・ファミリアの博物館になっています。色んな模型が並んでいます。

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これはサグラダ・ファミリアの完成模型ですね。ガウディが作ったものでしょうか。

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これは有名な重力模型ですね。実に理に適った設計です。

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これでサグラダ・ファミリアの聖堂内部の見学は終了。
24年ぶりに見たサグラダ・ファミリアに感慨しきりのsaraiと配偶者でした。

最後に外から、サグラダ・ファミリアの全景を眺めます。塔の上からも見えた池から全景を眺めることができました。池の水面にはサグラダ・ファミリアが映り込んでいます。

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見学を終えたところで、朝食を兼ねて休憩しましょう。サグラダ・ファミリアの生誕のファサードを眺めながらお茶できる通りがあります。24年前は、こんな通りはなかったような気がします。そのときのツアコンのお姉さんに、ここからしか写真は撮れないからと細い路地に連れていかれたような気がします。観光客のために街の様子もいろいろ変化しているのかもしれませんね。カフェというかバルというか、そんなお店のテラス席でサグラダ・ファミリアを眺めます。

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メニューには日本語が書かれています。よほど日本人観光客が多いのですね。

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冷たいコーラとサングリアの先にサグラダ・ファミリアが見えています。

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フライドポテトとイカのリングフライを食べましたが、これって本当に美味しいです。スペインのバル文化はsaraiの舌に合います。

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saraiは朝から、たっぷりとサングリアを飲んで悦に入っていました。


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24年ぶりのバルセロナ:人気スーパー・メルカドーナ、カタルーニャ音楽堂、ランブラス通り

2014年6月3日火曜日@バルセロナ/7回目

サグラダ・ファミリアを見て、遅い朝食も食べ、カタルーニャ音楽堂に向かいます。地下鉄のサグラダ・ファミリア駅で電車を待ちます。

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が、ここで配偶者から、途中でスーパー・メルカドーナに寄っていきましょうという緊急提案。いったん、地下鉄5号線でベルダケルVerdaguerまで行き、そこで地下鉄4号線に乗り換えます。

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地下鉄4号線でジローナGironaで下車。地下鉄駅から出て、通りを眺めてお店を探しますが見つかりません。看板が出ていないというのは、街の美観上は良いのでしょうが、分かりづらいことこの上なしです。配偶者が目ざとく、スーパーのレジ袋を持った人を発見。その人がきた方向に行くとお店がありました! 人気のスーパー・メルカドーナMercadonaです。

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このスーパーは観光案内書で紹介されており、その記事を参考にして、配偶者が納得のお土産をゲットです。パエリアの素、タコのオイル漬、スープの素(ガスパッチョ)。夜食用にイベリコ豚の生ハムとガスパッチョ(紙パック入り)も購入。ガスパッチョは、この旅で最高にうけた1品です。思い通りの買い物のできた配偶者はご機嫌です。

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回り道をしましたが、いよいよ地下鉄に乗りカタルーニャ音楽堂に向かいます。地下鉄4号線のウルキナオナUrquinaonaで下車。サグラダ・ファミリアからここまでの地下鉄のルートを確認しておきましょう。

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カタルーニャ音楽堂Palau de la Música Catalanaは、遠くからも面白い建物なのですぐに分かりました。

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ガウディとはまたちょっと違いまが、これも何やら奇怪な建物です。皆競いあって面白いものを作っていったのですね。

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建物内部の見学ツアーもある筈ですが、今日はやっていないようです。残念ですが、仕方がないですね。外側から建物を眺めるだけで満足します。このカタルーニャ音楽堂は当時、ガウディ以上に名声のあった天才建築家ドメネク・イ・モンタネールの造り上げた最高傑作だと言われています。現在もコンサートホールとして使用されています。

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ガウディもそうですが、建築家と言っても彫刻が実に見事です。

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では、そろそろホテルに戻って休憩しましょう。夜は、期待のオペラをリセウ劇場で見ます。
グッスリお昼寝して、着替えて出かけます。
リセウ劇場へは、地下鉄パラレル駅から3号線でリセウLiceuまで移動します。地下鉄駅を出ると、旧市街の目抜き通りランブラス通りRamblaです。すぐにリセウ劇場Gran Teatre del Liceuの前に出ます。

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リセウ劇場は実に24年ぶりです。その間にこの劇場は火災で焼失し、その後再建されました。昔と変わらぬ姿で立っています。劇場前の歩道はミロっぽい模様で装飾されています。

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まだ開演までには十分時間があるので、リセオ劇場の近くの人気バルのイラティIratiでお腹を満たしましょう。お店を探しながら、ランブラス通りを歩きます。古風な建物が建ち並びます。

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通りは大勢の人たちが行き交っています。さすがに街一番の目抜き通りです。

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お店はすぐ近くの筈です。

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ランブラス通りから横の路地を進むと、バルのイラティが見えてきました。

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これがスペインでの最後のバル体験になりそうです。美味しいタパスをいただきましょう。


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24年ぶりのバルセロナ:人気バルのイラティで美味しいピンチョス、そして、スーパーキャストの楽劇《ワルキューレ》に感動!

2014年6月3日火曜日@バルセロナ/8回目

リセウ劇場でオペラを見る前に、人気バルのイラティでタパスをいただきます。お店の前に行くと、客は誰もいなくて、お店の人は掃き掃除をしています。まだ開店前なのでしょうか。明かりはついています。お店の人に尋ねると、レストランは休んでるけど、タパスはOKとのこと。そうそう、タパスでいいのです。立ってカウンターで食べるピンチョスを食べたかったのです。

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飲み物を注文し、お皿をもらいます。カウンターには、いろいろ美味しそうなタパス(ピンチョス)が並んでいます。

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美味しそうなピンチョスをぱくつきます。

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2人で8個も食べてしまいました。美味しそうなピンチョスをご覧ください。

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バルのピンチョスの美味しさを堪能。満足です。

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料金の計算は簡単です。タパスに刺さっていた爪楊枝の数を数えるだけです。1個1.95ユーロの均一料金の明朗会計です。

まだまだオペラの開演までには時間があります。この辺りを散策しましょう。大勢の人で賑わうランブラス通りに出ます。

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レイアール広場Plaça Reialに行ってみます。広場への入り口を発見。

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ヨーロッパによくある形の広場です。周りはぐるりとカフェやレストランのテラス席が並んでいます。ガウディがデザインした街灯もいまだに残っています。

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広場の中央には噴水があり、みなさん腰かけて休んでいます。

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そろそろオペラ開演の時間も近づいたので、リセウ劇場に向かいます。リセウ劇場は、24年前にオペラをみた数年後に火事で焼けてしまい、今の建物は新しく建て直したものです。正面は昔の面影を残していますが、横の方に新しい空間が出来ています。カフェもあります。観光客で賑わう外の騒々しさとは全く違い、静かな落ち着いた空間です。

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ここでコーヒーを飲みながらオープンを待ちましょう。それにしても以前に比べて、綺麗で設備も充実したようです。

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開場になったので、ホール内に入ります。今日のチケットはずい分前にネットで購入したチケット。

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ロビーでは、バルセロナにお住いの新しい友人にもお会いできて、楽しい一夜になりました。これが新しく豪華なロビーです。

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2階席からホールを見渡します。

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豪華な内部空間です。

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saraiの席に落ち着きます。平土間の4列目の良い席です。

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天井も美しいですね。再建後の方が綺麗になったみたい。

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楽劇《ワルキューレ》はスーパーキャストで、歌手陣はみな絶好調の歌唱。素晴らしい内容でした。特にジークムント、ジークリンデのコンビを歌ったフォークト、カンペの2人は純粋な愛を感じさせてくれる新鮮な歌唱。ソプラノ好きのsaraiはカンペにすっかり魅了されました。詳細記事はここにアップ済みです。

今夜はスペイン最後の夜ですが、充実した夜になりました。明日は昼過ぎまでバルセロナ観光し、夕方スペインを離れてザルツブルグへ飛びます。スペインの旅ももうすぐ終わります。


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24年ぶりのバルセロナ:フニクラとゴンドラでモンジュイックの山頂へ

2014年6月4日水曜日@バルセロナ/1回目

旅の10日目、そして、バルセロナの2日目です。バルセロナは今日も快晴。結局スペインは晴れ続きです。午後にはいよいよスペインともお別れです。急いで観光してきましょう。

朝御飯は、昨日スーパーで買い求めた紙パックのガスパッチョ。ビタミンたっぷりで、元気もりもりです。それに美味しい。おまけに安い!

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今日は、モンジュイックの山に上って、山上からの眺めを楽しみましょう。バルセロナの憩いの丘です。ホテルの最寄り駅パラレルから山へ登る電車フニクラが出ています。乗り放題チケットが使えるので得した気分です。 地下鉄の駅から電車フニクラに乗るのが不思議な感じです。

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地下鉄の駅から出発し、そのままトンネルの中を走り、終点の駅近くになって、ようやく外に出ます。

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駅を出ると、もう丘の上です。バルセロナの街が一気に眼下に拡がるすばらしい景色が見えます。ここからゴンドラの乗換駅に向かいます。

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ゴンドラ駅に着くと、切符売場の前に長い行列。

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切符売場と言っても、自動券売機のようです。もう少しで買えそうです。

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券売機でちゃちゃっと往復券を購入。帰りは歩いてもいいのですが、時間がもったいないですからね。

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これがそのチケット。

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ゴンドラに乗って山頂を目指します。

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配偶者と2人、かわいいゴンドラに乗り込んで、いざ出発。

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いきなり、山の木々の上に上昇していきます。

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ゴンドラからはとても眺めがよく、バルセロナの街が一望できます。

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隣のゴンドラも続いてきますが、無人のようです。チケット売り場が混んでいた割には、ゴンドラは空いています。

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すぐ下にはモンジュイックの丘のバスターミナルが見えます。

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ゴンドラは山頂を目指してぐんぐんと上っていきます。

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もうすぐ、山頂からの眺めが楽しめそうです。空は晴れ渡っています。


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24年ぶりのバルセロナ:モンジュイック山頂からのバルセロナ港の眺め

2014年6月4日水曜日@バルセロナ/2回目

ゴンドラに乗って、モンジュイックの山頂を目指します。このゴンドラは途中で90度曲がります。こういう方式のゴンドラは初めての体験です。これがその曲がり角の中継点です。

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中継点を過ぎて、さらにゴンドラはぐんぐん上っていきます。

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やがて、丘の向こうに海が見えてきました。バルセロナは、海がすぐ近くなんですね。立派な港で、大型客船が泊まり、貿易港らしい施設が広がっています。そんな景色を眺めながら、どんどん山を登っていきます。

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山頂に到着です。ゴンドラの空の旅は8分ほどでした。

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山頂にはモンジュイック城Castell de Montjuïcがあります。かなり大きくて立派なお城です。その城壁に沿って歩きます。

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おっ、物騒なものがあります。山の上の城ですから当然かもしれませんが、大砲が設置されています。海の方に向いているので、海から侵入する敵船を攻撃するんでしょうか。

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お城の堀は綺麗に手入れされ花畑になっています。

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お城の正面入り口の前に出ます。有料ですが、お城の中を見学出来るようです。でも、時間もないのでパスします。

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お城の中を見るよりも下界の眺めをしっかり楽しみましょう。木々の間からバルセロナの港が見えます。

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展望の良いところに出ました。バルセロナの港は大きいですね。

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大型の客船も停泊中です。

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気持ちの良い丘なのでゆっくり散歩したい気分ですが、旅人にはそれは許されませんね。そろそろ戻りましょう。また、モンジュイック城の城壁沿いに歩きます。

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モンジュイック城の正面です。お城に別れを告げます。

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堀の中のお花畑を楽しみながら、ゴンドラの駅に戻ります。

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次は、ミロ美術館を目指します。ゴンドラで戻ります。また、空中の旅が始まります。

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先ほど乗ったばかりのゴンドラですが、往きと帰りでは目線が異なりますから、眺めに飽きることはありません。もう一度空中からの眺めを楽しみます。


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24年ぶりのバルセロナ:モンジュイック山頂からのゴンドラで下って、ミロ美術館へ

2014年6月4日水曜日@バルセロナ/3回目

モンジュイックの山頂からゴンドラに乗って、下に下っていきます。下から上がってくるゴンドラと次々とすれ違っていきます。あれあれ、すれ違うゴンドラにはカップルが乗っています。この可愛いゴンドラにはカップルが似合います。

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下りはバルセロナの街の眺めが広がって、素晴らしいです。

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眼下に広がる絶景を見ながら、ゴンドラはぐんぐん下っていきます。

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やがて、また海が見えてきました。素晴らしい眺めが続きます。

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眼下には道路が近づいてきます。再び直角に曲がるポイントにきたようです。

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直角回転ポイントが目の前です。

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この直角回転ポイントを通過中に急にドアがバンと開きました。ここでは乗り下りできるようですね。

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ここで乗ることができるんだったら、ここまで歩いて下りてきてもよかったと残念です。Miradorという途中駅だったようです。単なる方向転換ポイントではなかったんですね。

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このポイントを過ぎると、またゴンドラから素晴らしい眺めが楽しめます。

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木々の上を通って、終点が近づいてきます。

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終点に到着し、ゴンドラから下りました。楽しい空中の旅でした。

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ゴンドラと登山電車の乗換駅、パルク・モンジュイック駅です。

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この駅の近くにミロ美術館Fundació Joan Miróがあります。きれいな明るい建物です。幼稚園の子供がたくさん来ています。ミロだから・・・だというのも安易な発想だと思いますが、まるで宇宙人を思わせるミロの彫刻に小さな子供は確かに似合っています。

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明るいミロ美術館の建物に入りましょう。

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チケットは1人11ユーロと少々高価。

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英語併記の案内パンフレットを手に館内を回ります。

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中庭の彫刻の向こうには、バルセロナの街の風景が広がります。気持ちのよいパティオです。

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さて、これから館内のミロの絵画を鑑賞します。


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24年ぶりのバルセロナ:ミロ美術館での慌ただしい鑑賞を終えて、カタルーニャ美術館へ


2014年6月4日水曜日@バルセロナ/4回目

バルセロナのモンジュイックの丘の上にあるミロ美術館の館内でミロの名作を鑑賞します。展示作品はそう多くはありませんが、ミロらしい作品が並びます。

これは《女Ⅲ》。1965年の作品です。可愛い女性に見えなくもない? まあ、そんな具象的なイメージはどうでもよくて、ミロらしい色合いと図象が素晴らしいですね。

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これは《逃亡を夢見る女》。1945年の作品です。同様に題名の意味はともかく、お洒落で心地よく感じる作品です。

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これは《自画像》。1937年~1960年頃の作品です。なかなか渋い作品ですね。自画像を色彩豊かにするわけにはいかないのでしょう。

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作品鑑賞を終えて、2階の展示室からテラスに出ることができました。

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下のパティオを見下ろすと、先ほどの幼稚園の幼児たちが並んで彫刻を鑑賞中です。芸術に対する感性が育てばいいですね。

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テラスには、色鮮やかなオブジェが置かれています。ミロっぽいですが、そうではなさそうな気がします。

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美術館の建物を出て、前庭の彫刻を鑑賞。ミロの彫刻も夢があっていいですね。

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あまり時間がないので、ざっとミロの世界に浸る感じで見て回りました。絵画だけでなく造形作品もいろいろ展示されていて楽しい美術館でした。美術館に別れを告げます。

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慌ただしいですが、次は国立カタルーニャ美術館を目指します。カタルーニャ美術館にはエル・グレコの作品が展示されていることをバルセロナのお友達に教えられたので、是非とも訪問しないといけません。このモンジュイックの丘にはいろんな施設が点在しています。案内板が立っていたので、よく場所を見極めておきます。

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緑豊かな公園の中を歩きます。

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お散歩している人やジョギングをする人など、多くの人がこの緑豊かな丘を楽しんでいます。というわけで、いろんな道が入り組んでいて、間違わずに最短の道を選ぶのはちょっと難しいです。

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少々無駄足をしましたが、国立カタルーニャ美術館へ向かう大きな石段が見えてきました。この石段を上らないといけないと思うとげげっとしますが、仕方ありません。

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ところが、親切なことに石段の右端にはエスカレーターが設置されているではありませんか。ラッキー!

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エスカレーターで上に上ると、その先の石段にもエスカレーターがあります。嬉しいですね。

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噴水の横を楽ちんで上ることができます。

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エスカレーターで上り切ったところは、壮麗なカタルーニャ美術館のすぐ下です。いよいよ、これがスペインの旅の最終目的地です。


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24年ぶりのバルセロナ:絶景を眺めながら、丘の上のカタルーニャ美術館へ入館

2014年6月4日水曜日@バルセロナ/5回目

ミロ美術館からモンジュイックの丘の中をぐるっと迂回して、エスカレーターを乗り継ぐと、大きな階段の途中に出ました。下の方を見ると、スペイン広場からまっすぐに続く幅広い道が見えます。

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幅広い階段の中央に行くと、階段の真ん中を水が流れ落ちています。滝の広場Plaça de les Cascadesです。

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階段の上を見上げると、カタルーニャ美術館Museu Nacional d'Art de Catalunya(通称、MNAC)が見えてきました。驚くほど大きく立派な建物です。建物は20世紀に入ってからのものですが、宮殿を思わせる建築です。

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丘にそびえているので、最後の難関は階段です。途中、エスカレーターで楽したものの、ミロ美術館からは大きく迂回して歩いたので、階段を上り終えた頃にはもうヘロヘロです。そのご褒美なのか、眺めが素晴らしい! 観光客が夢中になって写真を撮っています。

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これがスペイン広場に向かった眺めです。2本の茶色の塔が立つ辺りがスペイン広場です。スペイン広場の向こうにはバルセロナの市街地が広がっています。

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カタルーニャ美術館の前は、ちょっとした休憩用のテラス席があります。ここは何と言っても眺めがいいですから、冷たいものでも飲みながら休憩しましょう。

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小奇麗なソフトドリンク・バルもあります。

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冷たいミネラルウォーターを飲み、アイスクリームを食べながら、休憩を兼ねて絶景を楽しみます。

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疲れが取れたところで、カタルーニャ美術館に出撃します。1人12ユーロのチケットを購入。これは展示内容から言って、妥当な料金です。

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英語版の案内パンフレットをゲット。カラー版の立派なものですが、印刷が美しくないのが残念。

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中に入ると、まるで教会のようなドームの空間に度肝を抜かれます。ロビーというよりもイベント会場なのでしょうね。

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何とパイプオルガンまであります。祭壇さえあれば立派な教会ですね。

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この美術館には膨大なコレクションがあるようです。せめて2~3時間かけてじっくりと鑑賞したいところですが、もはや残された時間はわずかなんです。夕方の飛行機でバルセロナを発って、ザルツブルグに移動しないといけません。
美術館に入って左手にはロマネスク美術が展示されています。ピレネー山麓に点在する小さな教会から集めた壁画が、教会内部を再現した空間に展示されているそうです。是非とも見たいものですが、ぐっと我慢してパス。右手のゴシック美術展示を通り抜けて、ルネッサンス・バロック美術展示に進みます。目的はあくまでもエル・グレコの作品を見ることです。


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24年ぶりのバルセロナ:カタルーニャ美術館でもエル・グレコ

2014年6月4日水曜日@バルセロナ/6回目

カタルーニャ美術館へ入館し、右手のゴシック美術展示スペースをさーっと通り抜けて、ルネッサンス・バロック美術展示スペースに進みます。ここからエル・グレコの作品に向けて、一目散。ところが途中で見慣れた作品群が目に入って、はたと足が止まります。なんとルーカス・クラナッハの作品が何枚も並んでいます。クラナッハと言えば、saraiの大好きな画家ですから、これは見逃せません。マドリッドのティッセン・ボルネミッサ・コレクションから永久貸与された4点の作品があります。

これは《聖クリストフォロス》。1514年頃、クラナッハ42歳頃の作品です。衣の赤が鮮やかです。それほどクラナッハらしくない作品です。絵の内容は聖クリストフォロスの物語に基づいたものです。クリストフォロスはキリストに帰依するために隠者の勧めによって、急な流れの川を渡る人たちを無償で助けていました。ある日、小さな子供を背負って、川を渡ります。ところが背負った子供がどんどんと重くなってきます。この子供は実はイエス・キリストで、この重さはキリストが人類の罪を背負っているための重さでした。何とか川を渡り終えたクリストフォロスはキリストに祝福されて、手に持つ木の杖を地面に差すように言われます。すると、その杖は大木に育ったそうです。この話がその地の王に伝わり、クリストフォロスは拷問の末に惨殺されました。キリスト教は認められていませんでしたからね。クリストフォロスの名はキリストを背負うものという意味だそうです。この作品で聖クリストフォロスに背負われているのがイエスですね。

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これは《聖ゲオルギオス》。1514年頃、クラナッハ42歳頃の作品です。暗い背景に浮かぶ黒い甲冑の質感が印象的です。これもそれほどクラナッハらしくない作品です。絵の内容はゲオルギオスのドラゴン退治の伝説に基づくものです。

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これは《ザクセン公ゲオルクを伴う聖エリザベート》。1514年頃、クラナッハ42歳頃の作品です。聖エリザベートはハンガリー王女として生まれ、チューリンゲンのルートヴィヒ4世に嫁ぎ、ルートヴィヒが早逝した後は修道女として、貧民・病人のために尽くした聖人。ザクセン公ゲオルクは宗教改革において、カトリック派についた人物。クラナッハが宮廷画家として仕えたフリードリヒ3世はルターを庇護した人物であり、この作品は宗教対立が激化する前に描かれたものです。クラナッハも描きたくなかったかもしれませんが、ザクセン公の注文は断れなかったでしょう。

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これは《ザクセン公妃バルバラを伴う聖アンナ》。1514年頃、クラナッハ42歳頃の作品です。聖アンナは聖母マリアの母親。ザクセン公妃バルバラはザクセン公ゲオルクの妻です。この作品も宗教対立が激化してからは描かれなかった作品です。

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これでクラナッハを見終えたと思っていたら、その先に有名な作品があり、嬉しいビックリです。スペインの大物政治家だったFrancesc Cambóのコレクションの一部です。このコレクションはCambóがこの美術館に寄贈しました。名作ばかりのコレクションです。

これは《不釣合なカップル》。1517年頃、クラナッハ45歳頃の作品です。これはクラナッハが何度も描き続けたテーマです。好色そうな老人と油断のならない目つきの若い女が寄り添っています。老人は年甲斐もなく、年齢の不釣り合いな若い女に入れ込む馬鹿な男です。若い女はこっそりと老人の財布に手を滑り込ませており、お金目当てでの付き合いであることを示しています。クラナッハの親しい友人であったマルティン・ルターが唱えた宗教改革でも、こういう不道徳な男女関係は固く戒められていました。しかし、クラナッハはなんとあからさまな男女関係を描き込んだものでしょう。クラナッハの代表作の一枚でもあります。この美術館では必見です。

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さて、クラナッハに見入っていましたが、急いでエル・グレコの作品に向かいましょう。この旅のメインテーマですからね。が、ここも半端じゃない広さ。そして、なかなか素晴らしい作品が続きます。じっくり見る価値があるし、面白いでしょうが、グッと我慢して、エル・グレコだけを目指します。
ようやく、エル・グレコを発見。3点あるはずのエル・グレコの作品は、うち一点は、トレドに貸し出し中で、我々もそこで見たはずですが、よく覚えていません。膨大な作品群でしたからね。ここでは他の二点の佳作をしっかり見ることが出来ました。

これは《洗礼者聖ヨハネとアッシジの聖フランチェスコ》。1600年前後、エル・グレコ60歳前後の作品です。時代が異なり、会うはずのない二人の聖人の出会いの場面。お互い、清貧な二人が厳しい画面に描かれている素晴らしい作品です。

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これは《十字架を運ぶキリスト》。1590~1595年頃、エル・グレコ50~55歳頃の作品です。実にシリアスな画面です。キリストの表情はすべてを見通した透明さに満ちて、決意にあふれています。赤い衣は緊張感を強め、背景のどんよりした雲も隙のない描き方です。エル・グレコはこの後、晩年に向かって、更なる高みに上り詰めていきますが、この作品はその先駆けとも思える見事な作品です。

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スペインで最後に見ることのできたエル・グレコの作品は素晴らしいものでした。saraiの多分、これが最後の訪問になるであろうスペインはエル・グレコが後半生を過ごした国として、強烈に頭の中に刻み付けられました。もう、スペインで思い残すことはありません。これで終了です。スペインとお別れです。と言っても、カタルーニャ美術館の素晴らしい空間の中を歩くと、いやでも名画の数々が目に飛び込んできてしまいます。

これはフランシスコ・デ・スルバランの《無原罪のお宿り》。1632年、スルバラン34歳頃の作品です。このテーマではエル・グレコの大傑作、それにムリリョの傑作群が思い出されますが、この作品もぽっちゃりしたマリアの可愛いこと! スルバランの最高傑作のひとつでしょう。

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これはスルバランの《アッシジのフランチェスコ》。1640年、スルバラン42歳頃の作品です。スルバランの円熟が感じられます。静謐な画面構成の中で佇む聖フランチェスコの崇高な姿は胸に迫ります。この作品もスルバランの最高傑作と言っていいでしょう。

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最後にゴシック期の展示に戻ってきました。目を惹く作品も少なからずありますが、代表的な2作品ほど、ご紹介しておきましょう。

これはJaume Huguetの《聖オーガスティンの奉献式》。1463-1470あるいは1475年頃、Huguet50~60歳頃の作品です。何ときらびやかな作品でしょう。それにとても精緻な表現に目を奪われます。

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これはLluís Dalmauの《"Consellers"の聖母》。1443-1445年頃の作品です。一見、フランドル絵画、それもヤン・ファン・エイクを想起してしまうような作品です。それもその筈、ヴァレンシア出身の画家Dalmauはヤン・ファン・エイクの絵を学ぶためにカタルーニャの宮廷画家として、フランドルに派遣されます。カタルーニャに初めて、フランドル風の精密絵画の技法をもたらし、この作品が生まれました。

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もう、このあたりで時間も体力も尽きました。また、ドームの大ホールに戻ってきました。このドームはバルセロナで開かれたオリンピックに照準を合わせて建造されたそうです。

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ドームから出入り口のほうに抜けていきます。ミュージアムショップもありますが、ここでは自由に写真が撮影できたので、絵葉書を買う必要もありません。

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カタルーニャ美術館を出ると、また、美しい眺めが待っています。

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この美しい眺めを楽しみながら、スペイン広場に向かいます。スペイン広場には地下鉄が走っています。


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24年ぶりのバルセロナ:モンジュイックの美しい風景、そして、バルセロナでもパエリア

2014年6月4日水曜日@バルセロナ/7回目

モンジュイックの丘の上に建つカタルーニャ美術館からスペイン広場までまっすぐに延びる素晴らしい道を、眺めを楽しみながらゆっくりと歩きます。
階段を少し下りたところからカタルーニャ美術館を見上げます。階段には水が滝のように流れ落ち、美しい風景を形作っています。

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さらに階段を下りたところから見上げますが、ますます雄大な風景が広がります。

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階段を下りきると、目の前には大きな噴水があります。マジカ噴水Font Màgica de Montjuïcです。

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4本の円柱の立つプッチ・イ・カダファルク広場Plaça de Josep Puig i Cadafalchから、柱の間に顔を出すカタルーニャ美術館を眺めます。広場の名前になっているプッチ・イ・カダファルクは、ガウディ、リュイス・ドメネクと並ぶカタルーニャ・モデルニスモの3巨匠の1人で、バルセロナ万博(モンジュイックの丘)の全体計画を担当しました。

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マジカ噴水の先から眺めたモンジュイックの丘も美しい風景です。

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マジカ噴水を過ぎると、リウズ・イ・タウレト通りAvinguda de Rius i Tauletにぶつかりますが、歩道橋でその通りを越えて進むことができます。その先は、スペイン広場までマリア・クリスティナ王妃通りAvinguda Reina Maria Cristinaが続きます。

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歩道橋の上からのモンジュイックの風景は素晴らしいです。

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歩道橋からはエスカレーターで下ります。その先のマリア・クリスティナ王妃通りがぶつかるところが、スペイン広場です。もう少しです。

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歩道橋を下りて、マリア・クリスティナ王妃通りに入ったところから見るカタルーニャ美術館も美しい眺めです。

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カタルーニャ美術館からスペイン広場にまっすぐ下る道、この演出された空間は素晴らしすぎます。噴水などの水の演出がすごいです。ベルサイユ宮殿以上ですね。巨匠プッチ・イ・カダファルクの才能が光ります。まだまだ、素晴らしい空間は続きます。

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ようやくスペイン広場の前に立つ2本の塔の前に出ました。あまりにも広大で歩くのが大変でしたが、最後に思いがけない観光が出来ました。モンジュイックからスペイン広場までの風景の素晴らしさは恐るべきものです。

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塔を抜けると、スペイン広場Plaça d'Espanyaです。

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スペイン広場から地下鉄でホテルの最寄り駅パラレルに戻りますが、実は最後のお楽しみが待っています。パエリアでランチです。バレンシアで美味しいパエリアを食べましたが、都会のレストランのパエリアと食べ比べてみましょう。レストランのエルチェRestaurant Elcheは、地下鉄駅パラレルのすぐ近くです。お店の前は綺麗なテラス席になっています。

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レストランには客は誰もいなくて、しんとしています。1時には開店のはずだし、その時間は過ぎています。またまた1番客のようです。スペインの昼時間は2時からのようですね。席に案内されます。なかなか高級そうです。

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もちろんシーフードのパエリアをお願いします。まずは、パテを添えた美味しそうなパンが出てきます。

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これからが延々と待たされます。パンを食べ飲み物を飲みながら、ひたすら待ちます。

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待つこと30分以上。ようやく出てきました。うやうやしくパエリアの鍋が登場。素晴らしいです。と、我々に披露した途端、持っていってしまいます。saraiの予想は、鍋ではなくお皿で出てくるだろうということだったのですが、やはりそのようですね。ここは、鍋での出来上がりを見せるだけです。配偶者がカメラをつかんで慌てて追いかけ、写真を撮らせてもらいました。はしたない!

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待つこと暫し。美しくお皿に取り分けられて出てきました。

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お味は・・・同じパエリアとは思えませんね。バレンシアのは、パリパリに焼き上げられ、具だくさんの旨味がしっかり感じらます。都会のは、とろりとしたスープとお米が混じりあい、立派な魚介が上品な味を作り出しています。たかがパエリア、されど恐るべし。最後にミルクたっぷりのスペインコーヒーをいただいて、完了です。

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これでスペインの日程は完結。
スペインは事前の予想に反して、街は綺麗だし(ゴミ一つ落ちていません)、治安も他の国と比べてそんなに遜色はなさそうです。昔は繁華街のランブラス通りは夜は絶対に歩かないようという強いお達しがありましたが、一見平気な感じです。裏道は危険なのかもしれませんがね。色々とありましたが、実に収穫の多いスペインの旅になりました。


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バルセロナから空路、フランクフルト経由でザルツブルグへ

2014年6月4日水曜日@バルセロナ~ザルツブルグ/8回目

スペインでの最後のランチのパエリアに満足し、もう心残りはありません。バルセロナの空港に向かいます。フランクフルト経由で次の目的地ザルツブルグに出発です。

ホテルに戻って荷物を受け取ります。本来ならバスで空港に行くのですが、タクシーを選択です。パエリアのランチで思った以上にゆったりし、時間が押しています。また、バルセロナのエレベーターは上りだけで、下るのは自力がほとんどです。重い荷物を持って、地下鉄のホームに行くのはなかなか大変です。さらに、スペインの国王が突然退位したとかで反王政派のデモが起きているらしいのですが、バスに乗る場所がそのデモが行われる広場にあり、近づかない方がよいのではとのアドバイスが、昨日のオペラでお会いした現地のお友だちからあったのです。ということで、ホテルでタクシーを呼んでもらい、楽チンで空港に向かいます。タクシーはすぐに海沿いの高速道路にのり、先ほど山の上から見下ろしていた港湾地区を走ります。

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右手には崖が迫っています。この崖の上がモンジュイック城のある山の筈です。

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モンジュイックの丘のはずれには、大規模な墓地が山の斜面に広がります。

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モンジュイックの山を過ぎると、平坦な土地に市街地が続きます。

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あっという間にバルセロナのエル・プラット空港Aeropuerto de Barcelona-El Pratに到着です。あまりのタクシーの猛スピードに配偶者は耐えるのが大変だったようですが、お蔭で早い到着になりました。20分はかからなかったようです。

24年ぶりに訪れたバルセロナ空港はなかなか立派です。ずい分改修されたようです。

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チェックインは昨夜ホテルでWEBで済ませて、搭乗券もプリントアウト済。
これがバルセロナからフランクフルト。

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これがフランクフルトからザルツブルグ。

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いずれもルフトハンザです。荷物をドロップオフするだけの手続きですから、簡単に終了。ここまでは何も問題ありませんが、手荷物検査を通過するときに、配偶者はブーツを脱がされました。前の女性はヒールなのに脱がされていました。意味不明なセキュリティチェックですね。
搭乗エリアには多くのショップがあります。saraiも配偶者もあまり買い物好きではないので、店先をさっと覗くだけです。

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搭乗時刻になり、ルフトハンザ機(実際はチロリアン航空)に乗り込みます。上天気で飛行機日和。快適な飛行になりそうです。

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飛行機はバルセロナを定刻に出発し、ぐんぐん上昇していきます。

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バルセロナの港湾地区が見えてきます。

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港湾を飛び越して、地中海の上空に向かいます。バルセロナに別れを告げましょう。

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地中海に出ました。これからはフランクフルトを目指します。

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左手にはずっとスペインの沿岸が見えます。沿岸に沿って、地中海上空をフランスの方に向かって飛んでいきます。

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もうすぐ国境を越えるあたりでしょうか。

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ここで軽食と飲み物のサービス。

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軽食をいただいているうちにフランスの陸地を飛び、アルプス近くでは下界は雲に覆われてしまいました。

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やがて、飛行機は高度を下げていき、ドイツの緑の綺麗な大地が見えてきました。

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蛇行する川が見えます。マイン川でしょうか。もうすぐフランクフルトの空港に着陸です。

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トランジットのフランクフルトに定刻に到着です。この空港は1年ぶりです。フランクフルトは小雨模様。オーストリアの天気もあまりよくないとの予報で先行きが不安です。当人も恐ろしいほどだと言っている晴れ女の配偶者の力もこれまででしょうか。

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トランジットして乗り換えるザルツブルグ行きの出発時間まで2時間あります。勝手知ったるフランクフルトの空港をぶらぶらして過ごしましょう。


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フランクフルト空港の味噌ラーメン食べて、深夜のザルツブルグに

2014年6月4日水曜日@バルセロナ~ザルツブルグ/9回目

バルセロナから空路でザルツブルグへの移動で、フランクフルトでトランジット中。スペイン語圏からドイツ語圏になり、なんだかほっとします(ドイツ語が話せるわけではありませんけどね)。
乗り換え時間は2時間。空港内をぶらぶらします。EU圏内の乗り換えなので、ゲートはA。A28ゲート辺りに見慣れないお店があります。よく見ると、どんぶりをつついている人達がいます。

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MoschMoschという店名とラーメンの看板が出ています。ラーメン屋さんが空港内にできたようです。

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メニューの看板を見ると、なんと味噌ラーメンがあるみたい・・・見た目と説明書きはまさしく味噌ラーメン。ヨーロッパで味噌ラーメンとは珍しい。

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味噌ラーメン好きのsarai、ここを素通りはできません。これは試食するしかありませんね。ラーメン一丁!とお願いすると、二丁だろうと言うので、いいえ一丁だとお兄さんと楽しい会話。注文時には、出来上がりの呼び出しベルまで渡されました。日本っぽいね。

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呼び出しベルを持って、席で呼び出しを待ちます。

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ベルが鳴り、ラーメン一丁、出来上がり。

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配偶者と1杯の味噌ラーメンをシェアしていただきます。海外でラーメンを食べたことはありますが、味噌ラーメンは初体験。少しぬるめで、辛みが弱いヨーロッパ仕様ですが、そこそこいけました。2人でぺろりと完食。もやし、わかめ、えのき、ニンジン、厚揚げ、さやえんどうなど多彩な野菜がトッピングされていました。フランクフルト空港に立ち寄る方は、是非お試しを。味はまあまあです。麺の固さもよし。今まで日本以外で食べた中では1番です。外人さんもどんどん食べてました。
フランクフルト空港のA28ゲートのラーメン店MoschMoschですよ。

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てなことで時間がつぶれ、無料ネットサービスエリアでメールチェックするうちに搭乗です。

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小さな飛行機なので、ボーディングブリッジではなくバスで飛行機まで移動です。バスを降りて、飛行機の前に立ちます。オーストリア航空のリアエンジンのジェット機ですね。

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タラップからの乗り込みは久しぶり。体格のいい人たちが小さな飛行機に乗り込んでいきます。

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席に着きました。後方のジェットエンジンの横の席でかろうじて窓から外が見えます。

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どでかい人が多く、窮屈そうに座っているのになかなか出発せず、30分は待機させられました。その理由は分かりませんが、かなり遅れて飛び立ち、その遅れのままザルツブルクに到着です。たった55分のフライトです。それでも、お菓子と飲み物は出ました。

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ザルツブルグを訪れるのは3度目です。通過したことは何度もありますから、たった3度目の訪問のような気がしません。ザルツブルクは雨は止んでいました。バスでホテルに移動です。空港の外の駐車場の先がトロリーバスの停留所。大きな荷物を持って、バスの到着を待ちます。

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ザルツブルグ中央駅行の2番のトロリーバスがやってきました。駅の4つ前のバス停ローゼッガーシュトラーセRoseggerstraßeがホテルの最寄りのバス停です。そこで降り、大通りを数分歩いて、Hotel Lehenerhofに無事到着。もう11時過ぎです。夜遅いので、アパート形式のホテルは閉まっているはずです。予約のときに遅いチェックインだと知らせたのに、鍵の受け取り方法の連絡がないことに昨夜気付き、慌ててEメールで問い合わせ。が、今朝になっても返事がないので催促の電話をすると、いますぐメールするわと言われ、ようやくEメールの返事が来たんです。もう少しで閉め出しを食らうところでした。Eメールで指示された方法で首尾よく部屋に入れました。料金も安いので簡素な部屋ですが、まあまあですね。

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一応、簡単なテーブルも備わっています。

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6泊もするのでバスタブが欲しかったのですが、残念ながらシャワーのみです。翌朝確認すると、我々は長逗留なので、バスタブ付きの部屋を確保できなかったとのこと。仕方ありませんね。

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部屋にはミニバーもないので、もう夜中ですが、ホテル近くの怪しいバーで水だけは調達してきました。これで薬を飲んで、おやすみなさい。

明日からは、ザルツブルグ精霊降臨音楽祭。まず、オープニングのロッシーニの名作オペラ《チェネレントラ》を聴きます。チェチーリア・バルトリの超絶技巧が楽しみです。今回の音楽祭では、ロッシーニがテーマ。ロッシーニ漬けの毎日になります。


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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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