光陰矢の如し。今年のヨーロッパ遠征まであっという間に1週間ほどになりました。少し焦ってきました。
旅の日程を順次、詰めています。と言っても、並行して、PCの修理を手掛けて、これはほぼ完了して、いったん、動くようになった状態で本人に手渡して、あとはそれで様子を見てもらいます。これからは旅の準備に集中しましょう。
と言いながら、今日は浜松の水泳の全国大会に出場した小学生の孫娘の応援です。これはこれで大事ですからね。孫の健闘を応援した後は最近、気になっていた浜松餃子のお店に出かけます。開店の16時半のちょっと前にお店に到着すると、なんと開店前なのに既に行列ができています。浜松餃子の老舗、石松本店です。

浜北にあるので、浜松駅からは車で30分以上もかかりました。
ほどなく開店になって、急いでお店に入り、何とか、4人席を確保。早速、餃子を注文しましょう。ここのお店の名物は餃子がぐるっと輪を描くようにして、お皿に並べられることですが、餃子を15個以上注文しないとその形にならないそうです。じゃあ、最高の25個のお皿を2つ注文しましょう。4人で食べますから、計50個で様子を見ます。餃子が運ばれてくる間、飲み物は何にしようかと思案します。長男が車を運転しているので、ビールを飲むのは気の毒です。メニューを見ていると、浜松なのになぜか三ケ日みかんジュースがあります。これに食いついたのは長男です。次いで、浜松なのになぜか富士山サイダーがあります。これに食いついたのはsaraiです。合議の結果、全員、富士山サイダーを飲むことになります。長男も餃子にはやはりサイダーだねって、意味不明なことを言ってます。早速、追加注文。これはすぐに運ばれてきます。氷の入ったグラスに青いサイダー。絵にもなるし、美味しいね。ちょっと甘いけど。

やがて、巨大な丸い形の餃子のお皿が届きます。円の中心にもやしをのっけます。

このお皿が2枚並ぶと、テーブルはいっぱいになります。

おおぶりな餃子は柔らくて、皮はパリっと焼けていて、あっさりとした味で、どんどん食べられます。
さっきから、餃子以外にチャーハンを狙っていた配偶者はここぞとばかりに意見をまとめて、チャーハンを追加注文。このチャーハンは餃子のあっさり味とは違って、こってりとコクのある美味しさです。これもスイスイと進み、さらに餃子の25個の皿を追加注文。あんまり、追加注文するので、店員さんが笑いながら、ほかに追加注文はありませんかって、催促する始末です。丁重にお断りしましたが、実はデザートに食べる予定だった杏仁豆腐の注文を忘れていたことに店を出た後で気が付きました。まあ、たっぷりと食べたのでいいかな。
浜松餃子の石松本店、これはお勧めです。
閑話休題。話をヨーロッパ遠征の準備に戻しましょう。
まず、旅はザルツブルク音楽祭から始めます。日本からは直行便はないので、今回はANAのヨーロッパ便を乗り継いで、ザルツブルクにはいります。夏の航空運賃は高いので、なるべく安い運賃設定を探します。本来はミュンヘン経由がよいのですが、これは運賃が高過ぎるので、今回は最安の成田-デュッセルドルフ便を使います。デュッセルドルフからはRail&Flyサービスを利用して、無料でドイツ国鉄の電車に乗って、ザルツブルクに行きます。しかし、ここで難題が出てきます。明確にザルツブルクまでは無料で行けることが謳われていますが、ミュンヘンからザルツブルクまで、レールジェットに乗れるかどうかがあいまいです。ドイツ国鉄にもANAにも問い合わせた結果、どうやら、レールジェットには乗れないみたいです。ミュンヘンからザルツブルクまでは普通電車に乗っても時間は30分くらいしか違いませんが、実はこの30分が貴重なんです。ザルツブルクに到着後、友人と食事の予定ですが、翌日はザルツブルク音楽祭の公演を3つも聴くので、あまり、夜遅くにはなりたくないんです。仕方がありません。ミュンヘンからザルツブルクまでは有料のレールジェットに乗りましょう。ついでに贅沢してファーストクラスに乗っちゃいましょう。デュッセルドルフからミュンヘンまでのICEは無料で乗れますが、これはセカンドクラスなので、念の為、座席指定だけはとっておきます。何せ5時間も乗りますから、席が混んでいたら、困ります。座席指定は有料で二人で9ユーロ。これは保険です。実は鉄道の移動はデュッセルドルフに着いた翌日なので、朝一番で移動すれば、そんなに無理して、レールジェットに乗り換えなくても十分に余裕でザルツブルクに着けるんです。しかし、saraiにはデュッセルドルフ経由にしたのは、ある理由もあったんです。
遡って、2013年。今から5年前にsaraiはライン川をロッテルダムからボーデン湖までさかのぼる旅をしました。オランダからライン川に沿って、ケルンに向かう途中、デュッセルドルフの町も通りました。そこで途中下車して、K20州立美術館でクレーのコレクションを見ることにしていました。この美術館はナチス時代の反省を込めて、いわゆる、退廃芸術の烙印を捺されたクレーなどの作品を戦後、再収集しています。それを是非、見ておきたかったんです。ところが日程が具合が悪く、途中下車する日は月曜日。美術館は休館日です。やむなく、デュッセルドルフで途中下車することなく、車窓から町を眺めるだけになっていました。ずっと、それが気にかかっていました。今回はそれを挽回するために美術館を訪れる時間を捻出する必要があったんです。
で、デュッセルドルフでのトランジットの時間を使って、つかの間のデュッセルドルフ散策をしましょう。到着日は実は月曜の夕方。この日はどう無理してもK20州立美術館は休館日です。ですが、デュッセルドルフと言えば、音楽好きには忘れられない作曲家がいます。ロベルト・シューマンです。彼がクララと晩年を過ごした家が残っています。若きブラームスがシューマン夫妻を初めて訪問したのもこの家です。ロベルト・シューマンがライン川に投身自殺をはかったのもこの家からカーニバルの喧騒の中に抜け出してからのことでした。シューマン夫妻の家への道すがら、この町出身の詩人、ハインリッヒ・ハイネの家も見ておきましょう。今は文芸専門の書店になっているそうです。この町の特産品のマスタードの専門ショップも道すがらにあるようですから、できれば、それも見ておきましょう。もちろん、ライン川の岸辺も散策しておかないとね。
翌日は朝10時の開館を待って、念願のK20州立美術館でクレーのコレクションを鑑賞します。12時22分発のICEに乗るので、許される滞在時間は1時間半が限界です。
で、ザルツブルクに行き、4日間、ザルツブルク音楽祭で音楽三昧です。ザルツブルクの町はこのところ、毎年のように訪れているので、行っていないところはもうないでしょう。あっ、モーツァルトの家の中にまだ入っていません。今更ですが、最後になるかもしれないザルツブルク訪問ですから、行っておこうかな。ついでにマカルト広場にあるモーツァルトが暮らした家も外から覗いただけなので、セットで行くのもいいかもしれませんね。
次はザルツブルクを離れて、北ドイツに向かいます。リューベック、ハンブルク、リューネブルガーハイデ(エリカの花咲く大地)です。これから、計画を練ります。
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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報