今年のヨーロッパ遠征は昨日の羽田空港帰着でおしまい。ほとんどトラブルもなく、昨年のトラブル続きの旅とは様変わりでした。今年の詳細編は昨年の詳細編を書き終わったところで書きましょう。今年中には始められるかな。
ということで、今日からは7月末にいったん停止していた昨年の詳細編に戻ります。今年と同じくザルツブルクの滞在記が続くので、頭が混乱しそうです。読者のかたもどうぞ、頭を切り替えて、また、昨年のザルツブルク音楽祭の話を読んでください。音楽祭の合間には、ガルミッシュ・パルテンキルヒェン(R.シュトラウスゆかりの地)とツークシュピッツェ(ドイツ最高峰)とヴィース巡礼教会(世界遺産の美しい教会)訪問、スロヴァキア国境近くのヴェルター湖(マーラー、ブラームスゆかりの地)訪問、ザルツブルク州唯一の温泉地であるバード・ガシュタイン訪問も敢行しました。まだまだ、昨年の詳細編も先は長いですよ。
2017年7月29日土曜日@ザルツブルク/1回目
旅の10日目、ザルツブルクSalzburgの4日目です。
今日は、お昼と夜のコンサート2つ。ですから、今日は音楽のみの1日になります。
ゆっくり起きだして、出かけます。涼しくて、過ごしやすいです。昨日、メンヒスベルクの岩山の裏にあるホテル、スターイン・ホテル・ザルツブルク・ツェントルムに宿替えをしたので、これからは、毎日、メンヒスベルクの岩山のトンネルを抜けて旧市街に通うことになります。トンネルに向かって歩いていくと、アレッ、バス通り(ノイトーア通りNeutorstraße)のすぐ横にある歩行者用のトンネルとは別のトンネルの入口があります。

トンネルの上には岩山の急峻な壁がそそり立っています。

ここにどんどん人が入っていきます。通りを渡らなくても済むので、これは便利ですね。我々も使わせてもらいましょう。トンネルに入ると、何と自動開閉の扉があります。

中に入ると、ヒンヤリしてます。天然の冷房です。これは、暑いときのコンサート通いにはありがたいです。キョロキョロしながら進んでいきます。

途中でトンネルがカーブしています。一体、どうやって、このトンネルを掘削したのか、不思議な感じです。

興味津々で進むと、駐車場のチケット窓口や駐車場へのエレベータ乗り場があります。岩山の地下は大駐車場になっているようです。確かに、こんな大駐車場がなければ、観光やコンサートには不便ですよね。車を使わない我々の盲点でした。
トンネルの壁はショーウィンドウになっていて、様々な商品がディスプレイされていて、目を楽しませてくれます。

トンネルはいろいろな方向に枝分かれしています。なんと、各コンサートホールへの入場口もあります。ここから入れるのなら、そりゃ便利ですよね。これからは大いに利用させてもらいましょう。今回は突き当りを左に進みます。祝祭大劇場の入り口の先にトンネルの出口がありました。車が通行する大きなトンネルのすぐ横に出ます。
トンネルを抜けて、岩山の向こう側の旧市街に出ると、この先はいつも歩いている勝手知ったる路地が続きます。近道をするためにドゥルヒガンク(通り抜け)を通って行きます。ザルツブルクの路地には、こういうドゥルヒガンクが何本もあります。

ドゥルヒガンクを抜けると、ゲトライデ通りGetreidegasseに出ます。一番の目抜き通りだけあって、朝から人通りが多いですね。

ゲトライデ通りは歩かずに、また、すぐ向かいにある次のドゥルヒガンクを抜けます。

ドゥルヒガンクの先は大きな空間が広がっています。

この空間は夜は賑わうビアガーデンですが、朝は閑散としています。若者たちに人気のエリアです。

カフェにもなっていますが、ここで朝食という気にはなりません。

ショッピングモールにもなっているエリアを通り過ぎます。また、その先のドゥルヒガンクを抜けます。このエリアはドゥルヒガンク内に作られたオープンエリアなんです。

ドゥルヒガンクを抜けた先はグリースガッセGriesgasseです。

グリースガッセを20~30m歩くと、あっという間にザルツァッハ川の川べりまで来てしまいました。ザルツァッハ川にかかるマカルト橋Makartstegが目の前です。

ここまで歩いたルートを地図で確認しておきましょう。

マカルト橋を渡ると、コンサート会場のモーツァルテウム大ホールはすぐです。岩山のトンネルとドゥルヒガンクのお蔭で思ったよりも短い時間で移動できました。開演まで1時間ほどありますから、このあたりで朝食をいただきましょう。
↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね
いいね!
テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報