旅の11日目、そして、ザルツブルグの2日目です。と言っても、昨日の深夜に着いただけですから、ザルツブルグは、今日が実質1日目です。今日からザルツブルグ精霊降臨音楽祭。ザルツブルグでオペラを聴くのは、実は初めてです。今日は、開幕オペラの《チェネレントラ》を聴きます。今回は、開幕オペラから閉幕オペラまで主要なものをすべて聴く予定で、わくわくです。
ザルツブルグは雨の予報でしたが、曇っていますが雨は降ってはいません。ちょっと青空も見えています。よかったですね。予定通り散策に出掛けられそうです。オペラは夜ですからお昼はまったくのフリー。日中は、軽くザルツブルグ散策を楽しもうと思っています。
ホテルは朝食込みのプランなので、9時には起きて朝食ルームに行きます。オーナーと思われるおばさんが、旅はどう?と声をかけてきます。なかなか面倒見のよさそうな感じのいい人です。食事の内容は、ごくごく一般的なものです。朝食ルームは、家庭的な雰囲気の暖かいしつらえになっています。

食事を終え朝食ルームを出ようとすると、オーナーのおばさんから後でパスポートを見せてねとのこと。部屋に戻りパスポートを持って、昨夜はできなかったチェックインの手続きに行きます。シティマップをもらい、いろいろ話をして情報もいただきます。オーナーのおばさんの話では、明日は30度になるらしいです。本当かな・・・配偶者は懐疑的です。
雨は降らないとは思うのですが、万一を考えて、ウィンドブレーカーを持って出掛けましょう。パラパラ来たら、着れば傘は要らないものね。ホテルにはシャンプーが置いてないので購入しましょう。実は、シャンプーとリンスは日本から持ってきていたのですが、トレドのホテルに置き忘れてきてしまったのです。ここまでのホテルにはシャンプーがあったのですが、このホテルにはありません。出掛けるときに、オーナーのおばさんにどこでシャンプーが買えるか尋ねると、奥の方に引っこんだ後、これを使ってとシャンプーを渡してくれました。ありがとう!やはりいい人ですね。
今日は、旧市内から川で隔てたところにあるカプツィナー山からの眺めを楽しんできましょう。バスで向かいます。バス停はホテルから4~5分のところです。バス停近くに黄色いポストがあります。絵葉書をここから投函できますね。

バス停に到着。

バスの1日券を購入します。ザルツブルグの1日券は正確には24時間チケットで、24時間後の明日の朝11時まで使えます。1人5.3ユーロは安いですね。

バスを待ちながら空を見上げると、雲が多いものの晴れてきているようです。

4番のトロリーバスがやってきました。このバスで街の中心に向かいます。少し走ると、岩山に近づきます。この岩山のトンネルを抜けると、旧市街地です。

岩山を抜けて、ヘルベルト・フォン・カラヤン・プラッツの辺りに出てきました。ザルツブルグ祝祭大劇場のすぐ横です。夜はここでオペラを見ますが、今はそのまま通過。

ザルツァッハ川に沿って走り、川にかかるシュターツ橋Staatsbrückeの前に出てきました。川を隔てた向かいの丘の上にはカプツィナー修道院Kapuzinerklosterが見えます。これから、そこに上るつもりです。

バスが橋を渡り始め、ザルツァッハ川Salzachがよく見えます。

橋の中ほどです。

橋を渡った先のバス停マルクトプラッツMarktplatzでバスを降りて、橋の方に戻ります。橋の袂からはホーエンザルツブルグ城が見えます。

4番のバスの走ったルートを地図で確認しておきましょう。

さて、カプツィナー修道院の方に向かうことにします。シュターツ橋の先には、プラッツル広場Platzlがあります。

この通りは両側にはお店が並び、賑やかです。

この通りは進まず、すぐ先の右手の路地シュタイン通りSteingasseに入ります。路地をちょっと進むとカプツィナー修道院に上る石段が左手に見えてきます。石段を、小さな子供を連れ幼児を抱えた母親が下りてきます。ご苦労様。

この石段を上るのは後にして、シュタイン通りの先に進みます。この通りは、ローマ時代から続く古道で街に入るための門も残っているそうです。しばらくこの路地を散策しましょう。
続く
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