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バード・ガシュタイン:ザルツブルクからレールジェットでGO

2017年8月3日木曜日@ザルツブルク~バード・ガシュタイン/1回目

旅の15日目、ザルツブルクSalzburgの通算8日目です。

今日も猛暑が続きます。山の温泉で旅の疲れを癒してきましょう。今日はバード・ガシュタインBad Gasteinの温泉に出かけます。もちろん、日帰り旅です。バード・ガシュタインは作曲家シューベルトのゆかりの地です。1825年にシューベルトが滞在して、《グムンデン・ガシュタイン交響曲》を作曲したことで知られています。最近ではこの《グムンデン・ガシュタイン交響曲》は有名な第9(8)番の大ハ長調交響曲《ザ・グレイト》のことだと推定されています。
朝はゆったり起きだし、朝食を買い込んで、電車に乗ります。ザルツブルクからレールジェットで1時間半ほど南のほうに行きます。鉄道チケットはネットで購入済です。一人分はたったの9ユーロという超格安です。

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ザルツブルクを出て、ゴリング・アプテナウGolling-Abtenauに停車し、40分近く走り、ビショフスホーフェンBischofshofenを過ぎると、前方に高く岩山が聳え立っています。チロルの峰々です。

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線路の傍らには川が流れています。ザルツァッハ川Salzachの上流ですね。

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レールジェットはチロルの美しい緑の中を走っていきます。

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ザンクト・ヨーハン・イム・ポンガウSankt Johann im Pongauを過ぎると、ますます、チロルの山里の色合いが濃くなってきます。

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シュヴァルツァッハ-ザンクトファイト駅Schwarzach-St.Veit Bahnhofを過ぎ、チロルの山間部に入っていきます。

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目的地の2つ手前のドルフガシュタインDorfgasteinに着くと、車内もかなり、空いてきます。

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次の駅、バード・ホーフガシュタインBad Hofgasteinも温泉地の一つです。多くの乗客が降りていきます。

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この駅を出ると、次はいよいよ目的地のバード・ガシュタインです。あと10分ほどで到着です。山間部をレールジェットがゆっくりと走っていきます。

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高い山の麓には盆地が続いています。その先にバード・ガシュタインの町があるのでしょう。

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チロルの山の上には絶好の晴天の空が広がっています。

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やがて、左側の車窓にバード・ガシュタインと思しき町が見えてきます。

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駅に近づくと、山の斜面に張り付くように温泉の保養施設が広がる景色に驚きます。日本で言えば、熱海の感じですが、ここは山間部です。あたりに広がる緑が美しいです。

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バード・ガシュタインの駅に到着し、ホームに降り立ちます。

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バード・ガシュタインの駅舎に向かって歩きます。

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ザルツブルクから、ほんの1時間半ほどで山間の温泉地に行けるとはこれまで思っていませんでした。いよいよ、チロルの温泉の初体験です。



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バード・ガシュタイン:駅に着いて、ツーリストインフォメーション探し

2017年8月3日木曜日@ザルツブルク~バード・ガシュタイン/2回目

チロルの温泉地、バード・ガシュタインBad Gasteinの駅に到着したところです。ここまで我々を運んでくれたレールジェットは短い停車時間で乗客を迎え入れています。

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わずかな乗客が乗り込むと、レールジェットは最終目的地のクラーゲンフルトKlagenfurtに向かって出発していきます。明日はヴェルター湖Wörther Seeにあるマーラーの作曲小屋を訪問するためにそのクラーゲンフルトに行く予定です。と言うことは、連日、同じ路線のレールジェットに乗車するということです。大変、非効率ですが、日程上、やむを得ません。

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レールジェットの走り過ぎる姿を見ながら、駅舎に向かいます。ハプスブルク家の皇帝、フランツ・ヨーゼフの記念碑があります。

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落ち着いた佇まいの駅舎の内部です。

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駅舎から外に出ると、大きな通りが走っています。カイザー・フランツ・ヨーゼフ通りKaiser Franz Josef-Straßeです。

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駅は谷間の町の中腹にあります。バード・ガシュタインの町については全く資料がないので、まずはツーリストインフォメーションを探しましょう。ツーリストインフォメーションは駅の左の方へ800メートルとの案内板を発見。ずいぶん遠いので間違えずに行ければよいのですが。ともかく、そちらに歩き始めます。振り返ると、バード・ガシュタインの駅舎が眺められます。

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その方向に向かうと、すぐに町の中心地の方向に下っていく道とずっと先まで伸びている自動車道路(カイザー・フランツ・ヨーゼフ通り)との分かれ道にたどり着きます。

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ここは、町の中心地に向かいましょう。このグリルパルツァー通りGrillparzerstraßeはかなりの急坂です。帰りのことを考えると、怖くなります。この道でよいのかも不安になります。まあ、この先には大きな観光ホテルが見えているので、大きく道に迷うこともないでしょう。

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道案内の看板には町の中心地に向かう方向が書いてあるので、そちらに向かいます。

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とりあえず、この町の観光名所の滝への道を訊きながら、坂を下ります。滝はこの方向で良いようです。坂道を下って、下の町に到着です。

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道を進んでいくと滝の音が囂々と聞こえています。

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ここで町のおじさんにツーリストインフォメーションの場所を尋ねます。すると、町の中を貫くメインストリート、カイザー・フランツ・ヨーゼフ通りKaiser Franz Josef-Straßeを登っていくように言われます。今下りてきた急坂は、駅と街を結ぶ住民のための道のようです。ツーリストインフォメーションへは10分ほどかかるそうです。モーツァルトホテルの裏の方だよと細かく丁寧に教えてくれます。信じて歩きましょう。街散策にもなります。
カイザー・フランツ・ヨーゼフ通りを少し登っていくと、町を見下ろす眺めのよいところに出てきます。滝を眺めるテラスレストランと書いてあります。今は滝のことは忘れて、ともかく、ツーリストインフォメーションを目指します。

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眺めを楽しみながら、坂道を登っていきます。

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5~6分登ってきたところで、坂道を振り返ります。町の中心地から、だいぶ離れました。まあ、それほどの坂道でなかったことが救いです。

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やがて、モーツァルトホテルHotel Mozartの前に出ます。目印のところに着いて、正直、ほっとします。

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確かに、モーツァルトホテルを回り込んだところにツーリストインフォメーションがあります。「モーツァルトホテルの裏の方」という言葉がなかったら、見つけられなかったでしょう。丁寧なご説明をありがとうございました。かなり、街はずれです。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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さあ、ツーリストインフォメーションに入って、町の情報をゲットしましょう。



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バード・ガシュタイン:町一番の名物、滝の凄い迫力

2017年8月3日木曜日@ザルツブルク~バード・ガシュタイン/3回目

チロルの温泉地、バード・ガシュタインBad Gasteinに到着し、迷いながらもツーリストインフォメーションに辿り着いたところです。早速、中に入ります。先客はいないので、すぐにスタッフのかたに町の観光について、相談します。で、地図をもらい、町の名物の滝の場所と温泉の場所を教えてもらいます。温泉施設はいっぱいあるようですが、我々が行こうとしている駅前のフェルゼンテルメFelsenthermeが、見晴らしが一番良いと教えてくれます。では、温泉はそこに決めましょう。知りたい情報は得られたので、お礼を言って、ツーリストインフォメーションをあとにします。これがお世話になったツーリストインフォメーションの建物です。

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通りに出ると、ここは町はずれ。緑に包まれた風景が広がっています。

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通りの向かいに何か記念碑のようなものがあります。

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近くに寄って見てみます。壺の紋章が描かれています。これはバード・ガシュタインの紋章です。1327年にこの地の所有者のディーポルド・フォン・ガシュタインDiepold von Gasteinが領主のフリードリヒ・フォン・ゴルデックFriedrich von Goldeckにバード・ガシュタインの土地を譲渡しましたが、青い背景に銀色の壺の形の彼の紋章がそれ以来、町の紋章として使われるようになりました。この記念碑はその歴史的事実を刻んだもののようです。そう言えば、ツーリストインフォメーションの建物の正面にもこの壺の紋章が飾られていましたね。

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まずは町一番の名物の滝を目指して、町の中心地に戻ります。町のメインストリート、カイザー・フランツ・ヨーゼフ通りKaiser Franz Josef-Straßeの坂道を下っていきます。来た時と逆のルートです。

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町が見下ろせるところまで戻ってきます。今度は坂道を下るので楽ちんです。

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下の渓谷をのぞき込みますが、滝の姿を見ることはできません。

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道の傍らの案内板には、ツーリストインフォメーションの場所を示すiの文字が見えます。いまさらですけどね。

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町の中心に出ます。

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賑やかな露店も並んでいます。

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これが町の真ん中の広場、シュトラウビンガープラッツStraubingerplatzです。バスターミナルにもなっています。

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そのすぐ先にバード・ガシュタイン滝があります。滝はなかなかの迫力。これは見逃せません。

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ガシュタイン渓谷を流れ落ちる滝は凄い勢いです。

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ズームアップして、滝の迫力を撮影します。流れ落ちる水は白い泡になって、水しぶきを上げながら、轟轟という音をたてています。

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地図で滝へのルートを確認しておきましょう。

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たっぷりと時間をかけて滝を楽しみます。



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バード・ガシュタイン:滝とチロルの山々の美しい風景

2017年8月3日木曜日@ザルツブルク~バード・ガシュタイン/4回目

チロルの温泉地、バード・ガシュタインBad Gasteinで町一番の名物の滝の眺めを楽しんでいるところです。橋の上から、流れ落ちてくる滝の流れを眺めています。

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橋の反対側を眺めると、滝が下流に勢いよく流れ落ちています。

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滝の下流の先にはホテルの町並みと山の稜線が見えています。

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滝の周囲にはガシュタイン渓谷の岩壁がそそり立っています。

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これが滝を眺める橋の様子です。左側が滝の上流なので、観光客が集まっています。

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滝の近くには、観光地らしく、立派なホテルが建ち並んでいます。

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橋の横手からは迫力のある滝の流れを眺めることができます。

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配偶者も近づいてきて、一緒に滝の眺めを楽しみます。

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滝とガシュタイン渓谷の景色を目に収めて、いったん、滝から離れます。

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さて、次は駅前にある温泉、フェルゼンテルメFelsenthermeに行きましょう。駅の方に戻るには、あの急坂を登らないといけないのかと危惧します。すると滝のすぐ横にある広場にバス停を発見。このバス停から、30分に1本、駅まで行くバスが出るようです。

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あと15分ほどでバスが来るようです。待ちましょう。バスが来るまで、辺りをぶらりと散策します。大きな建物の裏に出ることができます。そこからの眺めはとても美しいです。

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眺めの中心には美しい教会の姿があります。巡礼教会Heilige Primus and Felizianです。

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その教会の向こうには、チロルの緑の峰々が続いています。

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こちらはバード・ガシュタインの町の中心にあるホテル群です。

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このガシュタイン渓谷はチロルの山々に抱かれるような景勝地です。シューベルトもこの風景を見ながら、大ハ長調交響曲を作曲したんでしょう。雄大なロマンに満ちた作品に相応しい風景です。

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バスの時間まで、あと10分ほどです。景色を楽しみながら待ちましょう。



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バード・ガシュタイン:駅前の温泉にバスで直行

2017年8月3日木曜日@ザルツブルク~バード・ガシュタイン/5回目

チロルの温泉地、バード・ガシュタインBad Gasteinで滝の眺めを楽しんだ後、駅前の温泉、フェルゼンテルメFelsenthermeに行くバスの出発時間まで、滝近くを散策しています。町の中心地の広場、シュトラウビンガープラッツStraubingerplatzに面した大きな建物の裏手に景色を眺められる見晴らし台のようなところがあります。そこからの美しい眺めを楽しんでいます。先ほど訪れたツーリストインフォメーションの方向にはホテルや小さな教会が見えています。ツーリストインフォメーションはそれらの建物の先にあり、ここからは見えません。

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見晴らし台を離れて、また、町の中心地の広場、シュトラウビンガープラッツに戻ります。町は傾斜地に形成されて、中心の広場は傾斜地の底の部分にあります。

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妙な噴水があります。

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通りには人が少なくて閑散としています。

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いくつかの大きな店はつぶれたようで、寂しい雰囲気です。ここは町の中心のはずですが、何故でしょうね。見るものもなくて、また、滝の横のバスターミナルに戻ってきました。滝も見えています。

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バスの来る時間まではもう少しありますが、バス停の前で待機します。

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遠くに見える滝でも眺めていましょう。

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これが滝を見る橋です。その向こうに滝の水煙が見えています。

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やがて、バスは定刻にやってきます。

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早速、バスに乗り込みます。乗客はほとんどいません。

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駅前に向かうバスは先ほど歩いたツーリストインフォメーションへの道、カイザー・フランツ・ヨーゼフ通りKaiser Franz Josef-Straßeの坂道を登っていきます。車窓には美しい町の景色が広がります。既に見慣れた風景です。

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やがて、ツーリストインフォメーションの前の広場、モーツァルトプラッツMozartplatzでバスは左に大きく周り込みます。

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駅前の大きな通りに入って、駅に向かいます。

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ちなみにこの通りもカイザー・フランツ・ヨーゼフ通りです。つまり、この大通りは駅からツーリストインフォメーションの前の広場、モーツァルトプラッツで大きく周り込んで町の中心に続いているんです。この大通りしか大型バスが通行できる道はありません。まさにメインストリートです。
バスは無事、駅前に到着。急坂を歩かずに楽して駅まで戻ってくることができました。

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さあ、駅前にある温泉、フェルゼンテルメに向かいます。



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バード・ガシュタイン:フェルゼンテルメで温泉三昧

2017年8月3日木曜日@ザルツブルク~バード・ガシュタイン/6回目

チロルの温泉地、バード・ガシュタインBad Gasteinで滝の見物の後、駅前の温泉、フェルゼンテルメFelsenthermeを楽しむためにバスに乗って、駅に移動してきたところです。駅前の大通りにはガラス張りの歩道橋があります。それを渡ってみましょう。その上り口を探して、駅舎の横の建物に入ります。ここは下りの階段しかありません。何か変ですね。

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歩道橋の上に上るエスカレーターを発見しました。この歩道橋は単なる道路横断のためのものではなく、バード・ガシュタインの山の上に上るシュトゥブナーコーゲルバーンStubnerkogelbahnというロープウェイの乗り場への通路のようです。1000mほどの高度を一気に上るロープウェイですが、一昨日にもドイツで一番高いツークシュピッツェに登ってきたばかりですから、今日は温泉にします。

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ともかく、エスカレーターで上に上がります。エスカレーターは明るい陽光が降り注ぐ歩道橋のガラスホールに上っていきます。

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エスカレーターで上に上がると、駅の裏に大きな山が見えます。この山、シュトゥブナーコーゲルStubnerkogelをロープウェイで上れるようです。

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これがロープウェイ乗り場への通路です。

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反対方向のフェルゼンテルメ温泉への通路に向かいます。

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通路の端にフェルゼンテルメの看板があります。ここにも例の壺の紋章(バード・ガシュタインの町の紋章)が描かれています。

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左にぐるっと周り込むと、フェルゼンテルメの入り口があります。

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フェルゼンテルメの建物に入ると、大きな窓から、屋外の大きな温泉プールが見下ろせます。陽光を浴びて、気持ちよさそうです。

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温泉プールに浸かっている人はほとんどいません。みなさん、プールサイドのデッキチェアで寛いでいますね。

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おっと、飛び込み台から、大きな水しぶきを立てて、派手にプールに飛び込んだ人がいます。楽しんでいるようです。こっちも急いで入場しましょう。

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窓からは駅の向こうのシュトゥブナーコーゲルバーンの乗り場も見えています。

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さて、レセプションで入場の手続きをします。3時間からの時間制で入ります。バスローブを借りることにします。バスタオルより使い勝手が良いように思えますからね。

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ここから温泉三昧。プールやサウナ、日光浴を楽しみましょう。その前に水着に着替えます。着替えルームは男女の区別なし。このあたりは文化の違いを感じますが、もう慣れました。水着に着替え、バスローブを羽織って、温泉に向かいます。
1階は、家族向け。いくつかのお楽しみプールがあり、子供たちがにぎやかに遊んでいます。引率の大人は、日光浴ですね。緑の山々に囲まれて、気持ちが良いです。すべての施設を一通り試した後、いよいよサウナに向かいます。サウナはお約束通り、2階です。ここへは大人しか入れず、別料金です。2階の入り口で、中はスッポンポンだよと言われます。了解です。サウナの中は男女の別なしでスッポンポンだけど、サウナ間の移動にはバスローブを羽織ってもよいとのこと。また、サウナ内ではバスタオルは必須(バスローブではダメ)ということで、結局、バスタオルも借ります。2階の着替え室で水着を脱ぎます。2階の着替え室は男女別というのが不思議と言えば不思議。ここでは色んな温度のサウナを楽しみます。空いているので、ほかの人と一緒になることが少なく、夫婦水入らずはやはり気楽ですね。
さて、3階は、屋上になっていて、見晴らしがよいとのことですが・・・行ってみると、やはり、そこはアダムとイブの世界です。空いている寝椅子を探すほど、サウナエリアよりここの方が混んでいます。ビックリです。こじんまりとしているので、何とか過ごせそうです。チャレンジ! 思い切って、スッポンポンで寝椅子に転がり、全身で太陽を浴び、晴れ渡った青空と美しい山々を眺めていると、こんな裸の日光浴が癖になりそうです。全身を美しく焼くには、こうするしかありませんね。こちらの女性の夏のファッションは、肩も背中も丸出しですからね。
ここまで体験したら、もう完璧でしょう。すっかり我々もヨーロピアン(気分?)。
でも、やはり心底からは落ち着きません。この楽園から、そこそこに退散します。2階のサウナゾーンに降りると、アウグストゥス(当ブログで説明済ですが、熱い石に水をかけて水蒸気を上げて、バスタオルをぶんぶん回して熱い風を送る儀式でとても気持ちよいものです)が始まっていました。これはしくじった。どこかに開始時間が書いてあったのでしょうね。あきらめて、最後にミストサウナを楽しみます。ここは、バスタオルなしで(たしかに濡れる)、シャワーで座るところを洗い、出るときにも洗っておきます。先にはいっていた素敵な女性が指導してくれました。いろんなお作法があるものです。なかなかミストサウナは気持ちが良いです。
これにて温泉体験を完了。ちなみに今回も東洋人は我々だけでした。
冷たいもので水分を補給して帰ります。が、レセプションで清算して出ようとすると、わけのわからない集団が入場しようとしていて、1人しかいないスタッフが、その人たちの対応で手がいっぱい。かなり待たされます。予定の電車に遅れそうであせります。どうにか清算を終えて、駅に急ぎます。と言っても駅はすぐ通りを隔てたところです。
ホームに出ると、電車の時間の5分前でセーフ!

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ホームの上を見上げると、シュトゥブナーコーゲルバーンのロープウェイ乗り場への通路(歩道橋)が見えています。

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すぐに赤い車体のレールジェットがホームに滑り込んできます。何とか電車に間に合いました。

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温泉に入り、すっかりリラックスしました。また、ザルツブルクに戻る1時間半の鉄道の旅を楽しみましょう。今夜もザルツブルク音楽祭のコンサートが待っています。



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バード・ガシュタイン:ザルツブルクに戻って、また、音楽三昧

2017年8月3日木曜日@ザルツブルク~バード・ガシュタイン/7回目

チロルの温泉地、バード・ガシュタインBad GasteinでフェルゼンテルメFelsenthermeの温泉を楽しみました。連日のザルツブルク音楽祭のコンサート通いの疲れがすっかり取れたという感じです。さあ、予定通りの電車に乗って、ザルツブルクSalzburgに戻ります。往きと同様に帰りも格安チケットをネットで事前に購入済です。列車指定のシュパーシーネSparschieneというチケットで一人14ユーロです。もちろん、セカンドクラスで指定なしではあります。たった1時間半ほどの乗車ですから、ファーストクラスに乗るのはもったいないでしょう。もっとも往きはさらに安い9ユーロでしたが、この格安チケットは列車ごとに料金設定が変わります。

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バード・ガシュタインを出たレールジェットはガシュタイン渓谷の美しい緑の中を走っていきます。

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10分ほどで次の停車駅、バード・ホーフガシュタインBad Hofgasteinに到着。ここも温泉地です。

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車内販売が回ってきます。お馴染みのHenryという愛称の車内販売です。

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レールジェットはまた美しいチロルの野を走っていきます。

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次の停車駅、ドルフガシュタインDorfgasteinを過ぎて、広い平原の中をレールジェットは駆け抜けていきます。

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左手に小さな町が見えてきます。シュヴァルツァッハ・イム・ポンガウSchwarzach im Pongauのようです。

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この町の中に入っていきます。

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やがて、駅に近づきます。

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次の停車駅、シュヴァルツァッハ-ザンクトファイト駅Schwarzach-St.Veit Bahnhofに到着。

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すぐに出発して、町を離れていきます。

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次の停車駅、ザンクト・ヨーハン・イム・ポンガウSankt Johann im Pongauを過ぎると、また、次の町がすぐ近づいてきます。

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このあたりで、saraiの気は遠くなり、温泉の後の心地よい眠りに入っていきます。配偶者は相変わらず、熱心に車窓を眺めています。
次の停車駅、ビショフスホーフェンBischofshofenに到着。saraiはそんなことは知らずに夢の中です。

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走り出したレールジェットはザルツァッハ川Salzachの上流の傍らを抜けていきます。

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左手の山の上に古いお城が見えています。ホーヘンヴェルフェン城Erlebnisburg Hohenwerfenのようです。この城塞の起源は南から来る敵に対してザルツブルクを守るため、1077年に大司教ゲープハルトがこの堅城を築くところまで遡ります。また、お城の近くには、氷穴、アイスリーゼンヴェルト・ヘーレ Eisriesenwelt-Hoeleもあります。「氷の大世界の洞窟」という名で知られています。実は昨日、ここを訪れる予定でしたが、ちょっと疲れていたので、休養日にしました。もう、2度と訪れる機会はないでしょうね。

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ずっと、ザルツァッハ川に沿って走っていますが、なんだか、川の上に小さな虹が出ていますね。

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最後の停車駅、ゴリング・アプテナウGolling-Abtenauに到着。ザルツブルクが次の停車駅です。あと20分ほどです。

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ザルツブルク中央駅まで、あと10分というところで、宵闇に包まれてきた空に黒々と浮かび上がってきたのはウンタースベルクUntersbergですね。

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線路が大きく左に周り込んでザルツブルク中央駅に近づいていきます。その先にはまたもウンタースベルクが見えています。ザルツブルクのランドマークのような山です。

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無事、定刻の6時前にザルツブルク中央駅に到着。ザルツブルクに戻ると、もう夕暮れなのにまだ暑い! 今日はウィーンの方は記録的な暑さだったようです。やはり山間のバード・ガシュタインは涼しかったようですね。ホテルに戻って、急いで支度して、メゾソプラノのエリーナ・ガランチャの歌曲リサイタルを聴きに行きます。相変わらずの凄い美声に酔わされます。この歌曲リサイタルの詳細な記事はここに既にアップ済みです。

明日はマーラーを訪ねる小旅行です。マーラーが最も充実した日々に毎年の夏を過ごしたヴェルター湖Wörtherseeの湖畔の地マイアーニックMaierniggが目的地です。マーラーはここにある作曲小屋で数多の傑作を作曲しました。アッター湖の1番目の作曲小屋に続いて、これで2番目の作曲小屋を訪れることになります。首尾よく訪問できるでしょうか。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

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