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ベルヒテスガーデンへ小旅行:バスは一路、ベルヒテスガーデンへ・・・車窓からの美しい山々

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/1回目

旅の13日目、そして、ザルツブルグの実質3日目です。今日はザルツブルグ精霊降臨音楽祭を一休みして、ちょっと観光モード。

お~ほっほっほ・・・と配偶者が高らかに笑っています。ザルツブルグの空は見事に晴れ渡っています。これ以上の快晴はないでしょう。saraiが、今回の旅では、カディスと今日のベルヒテスガーデンだけは晴れて欲しいと願っていたのですが、カディスに続いて今日も素晴らしく晴れ上がっています。恐るべし、 晴れ女配偶者の力ですっ。この日ばかりは晴れ女を配偶者に持つ幸せを感じます。
今日は思いっ切り楽しんできましょう。

今日は標高2000メートル級の山に行くので、服装が問題です。寒さ対策として、タイツやセーターも1枚持ってきました。ウインドブレーカーも用意しています。今日は好天ですから迷います。タイツは途中で穿くわけにはいかないので 、予め穿いていきましょう。セーター、ウインドブレーカーは用意して持つだけにします。

ベルヒテスガーデンは、ドイツ・アルプスの絶景が眺められるので人気があると思うのですが、意外にザルツブルグからバスの便が少なく1時間に1本程度です。鉄道でも行けるし、ミュンヘンからも行く人がいるので、分散するのかもしれません。ちょっと早起きして、8時半前にはホテルを出発です。市内バス1本で、ザルツブルク中央駅に到着です。駅前からはいろんなバスが発着するので、乗るべき840番のバスの乗り場を見つけるのが大変です。ここは目ざとい配偶者の出番です。しっかり乗り場を見つけました。駅前の乗り場からは1番離れた場所でした。

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乗り場Gです。

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840番のバスの時刻表です。土日は今から乗る9時15分発が始発で、後は1時間置きです。

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ところで、これがザルツブルグ駅前のバス乗り場の案内図です。乗り場Gだけは駅前の乗り場から離れているので、分かりづらいですね。

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乗り場にスタンバイしましたが、出発時間の30分前、まだまだ余裕の時間です。のんびり待っているうちにどんどん気温は上がり、絶好の週末の行楽日和のせいかどんどん人が集まってきます。
出発時間ぎりぎりにバスが到着です。チケットは運転手から購入。2人で10.6ユーロ。ちょうど、市内バスの24時間チケットと同額です。安いですね。

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首尾よく写真の撮りやすそうな席に座れました。乗客がチケットを運転手から購入するのに時間がかかり、どんどん出発時間が過ぎていきます。今日は時間的に綱渡りのような厳しいスケジュールなので、saraiはイライラし始めます。ようやく15分ほどの遅れで出発です。こんなことならバスは少し早目に来ればいいのにね・・・なんて思います。バスはシュターツ橋でザルツァッハ川を渡り、川越しにカプツィナー山の上のカプツィナー修道院の建物が見えます。

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バスはザルツァッハ川の川面を眺めながら走ります。

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旧市街のモーツァルト広場に近いバス停Mozartstegでは、既に立っている人が大勢いる車内に、さらにどっと人が乗り込んできて超満員です。

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また、バスはザルツァッハ川沿いに走り出します。

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それ以降も、各バス停で数人ずつ乗りこんでできます。車内は乗客で超満員の上、大きな話声でワーワーとうるさい! 小学生の遠足の比ではありません。

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ちょっと郊外に出たところで運転手から、降りる人がいなければ停まらずに行くから、降りるならしっかり合図するようにとのアナウンスが流れ(たぶん)、どんどんスピードを上げて走ります。時間ロスが取り戻せるようでsaraiは少しご機嫌です。郊外から森の中を走り抜けていきます。

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森を過ぎ、小川を右に左に見ながら走ると、突然雪の残る高い山々が遠くにみえてきました。ベルヒテスガーデン・アルプスBerchtesgadener Alpenの東端に位置するホーハー・ゲルHoher Göll(標高2522m)でしょう。低い峰はクライナー・ゲルKleiner Göllでしょうか。

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抜けるように真っ青な空を背景にした美しい山々に、思わず歓声を上げたくなります。右の奥の方にちょっと頭を出している雪山は、もしかしたらヴァッツマン山Watzmann(標高2713m)かな。

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その山々がだんだん大きくなってきます。

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バスは山の中の美しい道を走ります。

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ベルヒテスガーデンも近くなってきました。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:ベルヒテスガーデンからケールシュタインへ

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/2回目

ベルヒテスガーデンに向かう840番のバスは山中の道に入り、目的地に近づいていきます。車窓に見える山々は、ますます大きくなってきました。ちょっと山の形が違って見えてきましたが、ホーハー・ゲルHoher Göllのようです。近づいたために山を見る角度が変わってきたようです。

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やがて、行く手にヴァッツマン山Watzmannの姿が飛び込んできます。後述しますが、ベルヒテスガーデンで1番楽しみにしていたのがこのヴァッツマン山を見ることでした。早くもその願いは叶えられました。

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この辺りは、もうベルヒテスガーデン地区です。ヴァッツマン山の大きな姿が見えます。

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ベルヒテスガーデン中央駅Berchtesgaden Hbfに、1時間ほどかけて到着です。ここはもうドイツです。

ザルツブルクからベルヒテスガーデンまでのルートを地図で確認しておきましょう。

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遅れをかなり取り戻したおかげで、乗り継ぎのバス発車5分前の到着です。またまた配偶者が目ざとく乗り継ぎの838番のバスを見つけ、乗り込みました。バスの中から見たベルヒテスガーデン駅前のバスターミナルの様子です。

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発車間際にやって来た運転手から首尾よく往復チケットを買って、出発です。このベルヒテスガーデン駅前からオーバーザルツベルク資料展示館Dokumentation Obersalzbergまで行きます。そこから、またバスを乗り換えて、ヒトラーの山荘のあるケールシュタインに向かいます。

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バスの車内は結構混み合っていますが、配偶者の機敏な行動のお蔭でちゃっかりと並びの席に着席できました。

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駅前を出たバスはすぐに川にぶつかります。ここはラムザウアー川Ramsauer Acheとケーニッヒスゼー川Königsseer Acheが合流して、ベルヒテスガーデン川Berchtesgadener Acheとなるポイントです。この3つの川を跨いで、ロータリー形式の橋Schwabenwirtbrückeが架かっているという珍しい場所です。バスはそのロータリー橋を周っていきます。

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橋の上からはベルヒテスガーデン中央駅が見えています。

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何と駅前の道路は渋滞中。ローカル道路なのに驚きです。やはり、好天の土曜日だからでしょうか。

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でも、パスはほとんど渋滞の影響はなく、オーバーザルツベルクへの気持ちのよい道に入りました。緑の草原の先に美しい山々・・・絵に描いたような風景です。

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オーバーザルツベルク行きのバスは、どんどん坂道を登っていきます。移り変わる山の景色を楽しみながら、15分ほどのバス旅でした。

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順調に、ヒトラー山荘のあるケールシュタイン行シャトルバス乗り場のあるオーバーザルツベルク資料展示館Dokumentation Obersalzbergに到着です。バスを降りると、そこは大駐車場です。大型観光バスや自家用車がいっぱい停まっていますが、シャトルバスの発着場が見えません。慌てて、バスの運転手からシャトルバス乗り場の方向だけ教えてもらいます。大駐車場を抜けて下の方に降りていくと、何台もシャトルバスが停まっている所に出ました。かなり多くの人でごったがえしています。saraiが予定しているシャトルバスの出発時間が迫っています。チケット売り場を見つけ、急いで列に並びます。

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チケットは買えましたが、それには乗車時間(11時発)とバスのナンバー(4号車)が記されています。

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シャトルバスの利用の仕組みがわかっていなかったのですが、こういうことだったのです。予定より1つ後のバスですが、それは仕方がないですね。

バスチケットを買えたところで、落ち着いて周りの様子を眺めます。先ほどのバス停からこの階段を下りてきたんです。初めて来た人には分かりづらい地形です。

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かなり多くの人が繰り出しているようで、バスを待つ人たちがうろうろしています。

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我々もバスの出発時間までの20分程を、この辺りをうろついて過ごしましょう。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:ヒトラーの山荘へのエレベーター乗り場に着いたもののまた行列?

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/3回目

ケールシュタインへのシャトルバスの出発時間まで、ぶらぶらして過ごします。ケールシュタイン付近のベルヒテスガーデン・アルプスの山々の絵地図を発見。じっと見入ります。

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お土産屋さんももちろんあります。

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ベルヒテスガーデンの絵はがきを買って出発までの時間を過ごします。

そろそろ出発の時間です。乗るべきシャトルバスを探しましょう。

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これがチケットに指定されている4号車ですね。

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シャトルバスに乗り込みます。もちろん全員座れます。

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5号車、6号車と次々と後続車にも乗客が乗り込んでいます。

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予定時間にバスは出発し、美しい緑の草原の中を走り出します。

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細い山道をくねくね曲がりながら、何台ものシャトルバスが列をなして進んでいきます。

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途中での下りのシャトルバスとのすれ違いは、片側が止まります。 山道は道幅が狭いんです。鉄道の単線並みです。
どんどん坂道を登っていくと、眼下に美しいパノラマが広がります。息を呑む絶景です。

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ベルヒテスガーデン・アルプスの美しい山並みです。

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ようやく、最終行程のヒトラーの山荘へのエレベーター乗り場Kerlstein Parkplatzに着きました。

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バスを降りると、その先で降りた乗客たちが行列を作っています。その行列はチケット売り場に続いているようです。バスの往復切符にはエレベーターの料金も含まれているはずです。今更エレベーターのチケットは不要な筈だと思い、列を外れてエレベーターの入り口に行きます。

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が、入り口でチケットをチェックした係りの人が、チケット売り場の列に並ぶように言います。変だなとは思いますが、言葉が通じない弱味で、仕方なく列に並び直します。かなり長い行列なので、配偶者にチケットを預けて、saraiは写真撮影のための偵察に出掛けます。ここでの滞在時間は短いので、行列に並ぶ時間も有効活用です。展望台からは美しい眺めが広がっています。

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遠くには岩山も見えています。

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上を見上げると、ケールシュタインの頂上に立つヒトラーの山荘ケールシュタインハウスも見えます。

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ところが、saraiが写真撮影をしているうちに、あれよあれよというまに列が前に進み、あっという間に配偶者の番になってしまったそうです。配偶者がえ~と思いながらも、sarai抜きで係りの人と話をしなければと覚悟したらしいのですが、実はこの列は帰りのシャトルバスの予約だったそうです。配偶者はsaraiが言っていた帰りの時間の予定を思い出しているところへ、saraiが駆けつけることができました。配偶者が窓口にいるのを見つけて慌てて戻って来たんです。無事に帰りのバスの時間予約完了です。到着したときに帰りのバスの時間を予約するって、なかなか面白い仕組みですね。

これでようやく、ヒトラーの山荘に上るエレベーターに向かうことができます。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:黄金のエレベーターでケールシュタインへ・・・そして、念願のヴァッツマンと対峙

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/4回目

帰りのシャトルバスの予約もできたところで、ヒトラーの山荘ケールシュタインKehlsteinhaus:別名イーグルズネストEagle's Nestへ上る黄金のエレベーターの乗り場に行きましょう。エレベーターに向かうトンネルに入ります。電燈に照らされた長いトンネルです。長さは124mもあるそうです。

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トンネルの先に行き着く前に、さすがに長い行列ができています。

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トンネルの中はひんやりと涼しいので、ようやくセーターが役に立ちます。ヒトラーが山荘に行くためのエレベーターですから、そんなに大きなエレベーターではないでしょう。この長い行列に並んでいる人達を運ぶには相当待たされるかと思ったのですが、意外に早く進みます。エレベーターのドアが見えてきました。

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次の便にはいよいよ乗れそうです。

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エレベーターに乗り込みました。中は思った以上に大きいんです。そして、金ぴかに輝いています。黄金のエレベーターmessingverkleideten Aufzug(ドイツ語ではなんと真鍮張りのエレベーター)の名前にふさわしいですね。

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いよいよ、エレベーターが動き始めました。動きもスムーズです。お金をかければ、いつの時代でも何でも出来るんですね。

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あっというまに124メートルを上がり、標高1834mの山荘内部に到着です。エレベーターで下りる人たちの行列をかきわけて、山荘内に入場します。

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ヒトラーの山荘そのものには興味がないので、何も見ずに山荘の外に出ます。標高1834mからの素晴らしい眺めです。一方は山の間に高原が広がります。

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もう一方は展望台からの眺めです。展望台へは山荘から少し歩きます。山荘の周りは、テラス席が並び食事ができます。家族連れの観光客が食事を楽しんでいます。

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テラス席の向こうに見える展望台の先には、雪山の風景が見えています。ランチは最初から考えている別のプランがあるので、ここのレストランは素通りします。ここでは景色を楽しみましょう。

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展望台に向けて、少し尾根を登っていきます。美しい青空がまわりを取り囲んでいます。

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振り返って、山荘を眺めます。山頂の眺めを独り占めにするような立地ですね。時の権力者ヒトラーならではの山荘です。しかし、時代は移り変わり、観光のメッカになっています。平和で民主的な時代を生きていることに感謝しましょう。

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徐々にケールシュタイン山頂の周りの山々の風景が開けてきます。ベルヒテスガーデン・アルプスの絶景の始まりです。

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そして、遂に雪が残るヴァッツマン山Watzmannとご対面です。ほかの山々も連なっていますが、主役はドイツを代表する名峰、標高2713mのヴァッツマン山です。(ドイツの最高峰と誤認していましたが、ツークシュピッツェ(標高2962m)がドイツの最高峰とのご指摘を受けました。)

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ヴァッツマン山をじっと見つめます。これがフリードリヒの名画に描かれた山だと思うと、灌漑一入です。間近に見るヴァッツマン山は一際、美しい輝きを放っています。

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これでベルヒテスガーデンを訪れた大きな目的は果たすことができました。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:ケールシュタイン山頂からの絶景を堪能

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/5回目

ケールシュタイン山頂で首尾よくヴァッツマン山を見ることはできましたが、よりよい眺めを求めてさらに歩き回ります。尾根伝いに向かう先は展望台です。

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この辺りからも眼下に低い丘の連なりが眺められます。

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展望台への上り坂にかかります。大勢の観光客が来ています。

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展望台はケールシュタインの山頂の中でも最も高い場所にあります。もう少しでその展望台です。

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ふーっ、ようやく上り坂を登り切りました。展望台も結構広いですね。

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写真もパチパチ撮りまくりです。これがその1枚目。ザルツブルク方向の眺めです。左側にある岩山がウンタースベルクUntersbergの山々です。標高1800mから1900mくらいですから、今いるケールシュタインと同じくらいの高さです。

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展望台に立ちました。展望台にはまわりの山々のパノラマ写真の案内図があります。

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これがそのパノラマ案内図の左側部分。

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これがその右側。じっと見入りながら、ベルヒテスガーデン・アルプスを研究します。

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案内図と見比べながら、美しい山々を眺めます。西の方には、左のヴァッツマン山(標高2713m)から、オッフェンタルヘルンドルOfentalhörndl(標高2513m)、ホフカルターHochkalter(標高2607m)、ブラウアイスシュピッチェBlaueisspitze(標高2481m)などの高い山が続き、右のライターアルペ連山Reiteralpeが連なります。

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展望台の中央には山頂にお決まりの十字架が立っています。ただ、珍しいのは十字架の中心に花が飾ってあることです。なんとリースの真ん中にあるのは巨大なエーデルワイスの花のようです。

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再び、ヴァッツマン山を眺めます。真ん中に突き出ているのが主峰のミッテルシュピッチェMittelspitze、右側がホーフエックHocheck、左側がシュードシュピッチェSüdspitzeです。重なっていて分かりにくいですが、手前にはクライナー・ヴァッツマンKleiner Watzmann(標高2307m)があります。ヴァッツマン山の左にあるのはグロッサー・フントストッドGrosser Hundstod(標高2594m)です。右に見えているのはオッフェンタルヘルンドルです。

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女性がベンチに座って、ヴァッツマン山の方を眺めています。ドイツでも人気の山なのでしょう。日本人にとっての富士山のような存在でしょうか。

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展望台越しのパノラマ写真です。右手には、イェナー山、ヴァッツマン山が見えています。絶景ですね。

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南の方には、右下に湖面が見えます。これから訪れるケーニッヒス湖Königsseeです。左手前の緑に覆われている山もこれから訪れるイェナー山Jenner(標高1874m)です。その先に見えている突き出た山はシォンフェルドシュピチェSchonfeldspitze(標高2653m)。その右には、小さく見える峰々、ヴルムコプフWurmkopf(標高2452m)、ゾンマーシュタインSommerstein(標高2308m)、ブライトホルンBreithorn(標高2540m)が並びます。そして、画面右端に見えているのはシュナイバーSchneiber(標高2330m)です。

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展望台にある道標を見ると、ここからホーハー・ゲルHoher Göllまでは4時間かかるそうです。遠いような近いような距離ですね。

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ケールシュタインからのベルヒテスガーデン・アルプスの眺めを堪能しました。もう少しで予定時間が終了ですが、ぎりぎりまでこの絶景を楽しみましょう。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:ケールシュタインからベルヒテスガーデンは遠かった!

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/6回目

ケールシュタインの山頂でヴァッツマン山を眺めていると、親切なおばさんがヴァッツマン山を背景に2人の写真を撮ってくれました。ダンケ・シェーン!(これはsaraiと配偶者抜きのヴァッツマン山・・・構図は同じです。あしからず)

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ところで、ヴァッツマン山Watzmannを知ったのは、フリードリヒの絵画を見てからです。5年前にベルリンの博物館島にある旧ナショナル・ギャラリーを訪れた際に、3階のフリードリヒの部屋にずらっと並ぶ名画の中でひときは輝きを放っていたのが、《ヴァッツマン山》でした。真っ白な雪に覆われたヴァッツマンの主峰とクライナー・ヴァッツマンが描かれていて、手前の緑の岩山と対照をなしています。

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今回、初めて生のヴァッツマン山を見ることができました。ヒトラーの山荘Eagle's Nestのあるケールシュタイン山頂から見たヴァッツマン山は素晴らしい眺めです。

ごつごつした岩が突出しているケールシュタイン山頂を歩き回ります。

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これが最後にケールシュタインから見たヴァッツマン山。手前には緑のイェナー山と山の間に佇むケーニッヒス湖が見えています。

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ケールシュタインは岩山です。その尾根はずっと続いていますが、この辺りで引き返しましょう。

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展望台の先にケールシュタインハウスが見えてきました。

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山荘に向かって、下っていきます。

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最後にケールシュタインからの絶景に目をやります。はるかかなたにウンタースベルクの大きな岩山が見えています。

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ケールシュタインの山頂の山荘から下に下りましょう。なんとも慌ただしいですが、急いで下りのエレベーターの列に並びます。帰りのシャトルバスの予約時間まで15分しかありません。幸いにも、ちょっと待っただけでエレベーターに乗れました。エレベーターを出て、ダッシュでトンネルを走り抜け、バス乗り場に急ぎます。なんとかシャトルバスに間に合いました。これを逃すと、後のスケジュールが厳しくなるんです。もう少しゆったりした企画にしないといけないと反省します。バスの車窓からケールシュタインの岩壁が聳えているのが見えます。

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シャトルバスは狭い山道を下っていきます。くねくねと曲がりくねる道をぐんぐんと進んでいきます。

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オーバーザルツベルク資料展示館Dokumentation Obersalzbergのバスターミナルに到着です。

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シャトルバスを降りるとケールシュタイン付近の案内図がありますが、じっくりと復習している暇は残念ながらありませんね。

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ベルヒテスガーデン中央駅行きのバス乗り場に急ぎます。このバスターミナルの地理は今度はばっちりと分かっています。

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ここを右に曲がればすぐの筈です。

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バス乗り場が見えてきました。

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バス乗り場に到着。間に合いました。

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バスはあと数分で来るはずです。

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が、時間が過ぎてもやって来ません。

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おかしいなと思いながら時間を確認しに行くと、なんと予定していたバスは時刻表に乗っていません。愕然とします。夏時間の時刻表に変更にでもなったのでしょうか。次のバスは、なんと30分以上もないんです。がっかりして言葉もありません。
この後、予想外の展開になりますが、それは次回で。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:幸不幸も一転二転し、イェナー山ロープウェイの空の旅へ

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/7回目

オーバーザルツベルク資料展示館Dokumentation Obersalzbergのバスターミナルでベルヒテスガーデン中央駅行きのバスへの乗り換えに失敗し、saraiは愕然としてショック状態です。次のバスは30分以上も先なので、緻密に練り上げた筈の計画が挫折してしまいます。
とはいっても、どうしようもありません。ここはバスターミナル&大駐車場ですからレストランもあるし、ちょっと落ち着いて時間をつぶそうよと配偶者になだめられ、お店をぶらつこうとします。しかし、茫然自失していたsaraiは縁石を踏み外し転んでしまいました。幸い大した怪我もせず、投げ出したカメラも壊れもせず(帰国後に故障が発生し電源が入らなくなりましたが、何とか海外旅行保険を使って安価に修理できました)、手のひらをすりむいただけでした。

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濡れティッシュで拭きリバテープを貼って、手当ては完了です。少々休もうとバス乗り場に行き、タクシーがいればいいのにと話している目の前に、1台のタクシーが・・・あっという間にsaraiが反応し、手をあげてタクシーに合図を送ります。グッドタイミングでタクシーに乗車できました。こんな町外れにはいる筈のないタクシーです。人間万事塞翁が馬。幸不幸はまったく予測できないものです。
にこにこ顔のsaraiは上機嫌で、タクシーの運転手にベルヒテスガーデンに行って欲しいと伝えます。でも、バスを乗り継いで行く予定だったケーニッヒス湖はベルヒテスガーデンのほんのちょっと先なので、直接ケーニッヒス湖に行ってもらうよう行先を変更してもらいました。タクシーはベルヒテスガーデンの町の中央駅付近を通過し、ケーニッヒス湖に向かいます。これで十分に時間のロスを取り戻せます。

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ベルヒテスガーデン近くからは、ヴァッツマン山がタクシーの窓越しに見えてきました。

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ここでまたまたsaraiは一考し、ケーニッヒス湖からロープウェイでイェナー山に登る予定なので、直接ロープウェイ乗り場に行ってくれるよう行先を再変更。運転手さんも快諾。運転手さんの楽しいガイドつきで、楽チンでロープウェイ乗り場に向かいます。途中、車窓からはますますヴァッツマン山がよく見えるようになります。

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緑の野原の向こうにヴァッツマン山とクライナー・ヴァッツマンの姿がくっきりと望めます。これがフリードリヒの絵画に一番近いヴァッツマン山ですね。フリードリヒもこの辺りから、ヴァッツマンを描いたのでしょう。

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タクシーは美しい緑の中を順調に走ります。もうすぐイェナー山のロープウェイ乗り場のようです。

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ロープウェイ乗り場に到着。親切で優しい運転手さんともお別れです。それにしても、地獄で仏のようにsaraiを救い出してくれたタクシーでした。おかげで当初のバスを乗り継ぐ予定よりも20分も前倒しになりました。イェナー山、ケーニッヒス湖でゆっくりできそうです(そんな油断が最後に命取りになるのですが、この時点では知る由もありません・・・)。

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ケールシュタイン~オーバーザルツベルク資料展示館~ロープウェイ乗り場(~イェナー山)のルートを地図で確認しておきましょう。途中、山道があるので、地図の位置関係と実感は少々異なります。

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ロープウェイのチケット売り場に並びます。

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売り場の列はこんなに長くなります。早めの到着で、列の後ろにならずによかったです。

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イェナー山のロープウェイJennerbahnとケーニッヒス湖遊覧船のコンビチケットを購入。1人32ユーロと少々高価ですが、別々に買うよりもお得です。

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これが、そこに置いてあったイェナー山のロープウェイJennerbahnの絵葉書です。ここのハイシーズンは冬の雪山の季節なんですね。

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チケットの窓口は列をなしていましたが、ロープウェイ自体はそれほど混んではいません。犬を連れた女性がロープウェイに乗ろうとしています。山の上で犬の散歩でしょうか。

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ロープウェイの入場ゲートは、チケットを差し込んで通過。

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ロープウェイに乗りました。ロープウェイのゴンドラは、タクシーの運転手さんが言った通り2人乗りの可愛いものです。我々の後には、ハングライダーの大きな荷物を持った人が特別仕様のオープンなゴンドラシートに乗って付いてきます。いろんな楽しみがあるのですね。

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乗り込んだゴンドラは麓駅を出発し、ふわっと空中に浮かびあがります。山麓の景色を見ながら、いよいよイェナー山のロープウェイの旅の始まりです。

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ゆっくりとベルヒテスガーデン・アルプスの風景を楽しみましょう。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:ロープウェイの旅・・・ヴァッツマン山の圧巻の絶景!

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/8回目

イェナー山のロープウェイのゴンドラが出発し、民家の屋根近くを上昇していきます。

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麓駅からだんだんと離れていき、反対方向のゴンドラともすれ違います。

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やがて木々の上に顔を覗かせたのは、先ほどまで滞在していたケールシュタインの岩山のようです。

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ゴンドラはケールシュタインの方向にぐんぐん進んでいきます。真下には草原が広がっています。

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ロープウェイはまだ平坦地の上を進んでいきます。上りにかかるのは、まだまだこれからです。

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ケールシュタインの岩山はだんだんと左にそれていきます。目指すイェナー山はずっと右の方です。

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隣のゴンドラには親子が乗っているようです。金髪の少年が一心に外の風景に見入っています。

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おや、右手の山の上に顔をちょっと出しているのはヴァッツマン山のようですね。

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ヴァッツマン山は次第に明確にその姿を現してきました。ヴァッツマン山はベルヒテスガーデンのランドマークですね。

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後続のゴンドラに乗っている人は、相変わらずハングライダーの大きな荷物をしっかりと抱え込んでいます。結構大変でしょうね。

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ゴンドラはぐんぐんと上昇を続け、出発した山麓がだいぶ低く見えるようになってきました。

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右手にはヴァッツマン山もしっかりと視界に入っています。

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さらに上昇を続け、手前の山が邪魔にならずにヴァッツマン山が見渡せます。

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傍らの小さな湖(池?)が青く輝いています。周りの木々が水面に映りこんで美しい風景になっています。

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そして、この湖越しにヴァッツマン山が聳え立ちます。圧巻の絶景です。水面には薄くヴァッツマン山の山影が映り込んでいます。この風景を見るだけでも、このロープウェイJennerbahnに乗る価値があります。

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ロープウェイの空の旅はまだ半分ほど終わっただけです。どんどんイェナー山に上っていきます。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:ロープウェイの旅は牧場を越え、イェナー山頂に到着

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/9回目

イェナー山のロープウェイの空の旅が続きます。美しい湖の上を通る過ぎると、今度は綺麗な草原の上にさしかかります。

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ここは牧場です。一面に黄色の小さな花が咲き乱れ、牛たちがカウベルを鳴らしながら草を食んでいます。のどかですね。

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牧場の向こうにはヴァッツマン山が見えます。美しい風景です。

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緑の牧場と美しい山並みにもうっとりしながら、ゴンドラはどんどん登っていきます。

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ゴンドラが出発した山麓は、はるかかなたに遠ざかっています。

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ゴンドラは急角度で高度を上げていきます。

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緑の草原、岩山、青空が周囲に広がり、とても気持ちのよい空の旅です。

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ヴァッツマン山と周りの山々が青空と白い雲を背景に美しい風景を作っています。

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ロープウェイの山頂駅が近づいてきました。

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ロープウェイから見たヴァッツマン山は見事な眺めでした。途中で90度方向回転して、25分ほど続く長いたロープウェイの旅でした。ようやく山頂に到着です。この山頂にあるレストランは、ドイツで一番高い所にあるレストランというふれ込みです。ここでのランチを楽しみにして、ケールシュタインのレストランもパスしてきました。案内にしたがってレストランに向かいます。

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階段を下りた先がレストランのようです。

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いらっしゃいませのメッセージボードのあるレストランの入り口です。

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テラスに木製のテーブルとイスが並べられています。その先には岩山の景色が望めます。

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テラスから眺めた絶景です。この素晴らしい山々の景色を楽しみながらランチにしましょう。

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ほぼ満席のなか、景色のよい席を確保できました。ラッキーですね。

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空気も美味しいし、最高のランチになりそうです。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:ドイツで一番高い所にあるレストランでのランチ

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/10回目

ロープウェイのイェナー山頂駅のドイツで一番高い所にあるレストランでのランチを楽しみます。
テーブルに着いて辺りを見回します。イェナー山頂に続くと思われる道が見えます。大勢の観光客がその坂道を上っていきます。日当たりもよく、気持ちよさそうですね。

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イェナー山の向こうには雪山の連なりが眺められます。

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saraiがグーラッシュやソーセージなどのドイツ料理、そしてドイツビールとコーラを選んでオーダー。山並みを眺めながら、涼しい風に吹かれ、美味しい料理を頂くという至福の時間を過ごします。

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景色を楽しみながら、ランチを食べていると、おっ・・・鳥がすぐ近くにとまります。

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これはカラスですね。後で調べると高山に生息するキバシガラスという名前のカラスでした。黄色い嘴が特徴で、日本にはほとんど生息しないようです。食事中の皿でも狙っているのか、さらに1羽が寄ってきます。

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カラスはともかく、テラスから望める岩山は絶景です。

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眺めを楽しみながらのランチはどうしてもゆったりとしてしまいます。ここは時間を贅沢に使いましょう。

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時間をかけたランチも完了。席を立ちます。レストランの建物は、山小屋風のロープウェイ駅舎のなかにあります。ロープウェイで山を下りる前に、少しぶらぶらしてみましょう。

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ハンググライダーが置いてあります。さっき一緒にロープウェイに乗ってきた人が組み立てたのでしょうか。

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あれあれ、ほかにもハングライダーがあります。ここはハングライダーの聖地となっているんでしょうか。この山頂から飛び立つのは確かに凄いですね。

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岩山の頂がすぐ近くに迫っています。イェナー山の尾根の連なりです。

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岩山の谷間は美しい緑に覆われています。この辺りのトレッキングも楽しそうですね。

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手前には奇岩が立ち、遠くにはウンタースベルクも見えます。

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下っていくロープウェイも見えますが、もう少し散策を続けます。

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小高い丘に上りました。ロープウェイの山頂駅が見下ろせます。

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イェナー山の頂に上る道も見下ろせます。十分にゆっくりしたところで、引き返してロープウェイに戻りましょう。

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ロープウェイで麓におりましょう。今日の予定はまだまだ続きます。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:ケーニッヒス湖は観光客で賑わう物凄い観光地!

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/11回目

イェナー山からロープウェイで麓に下ります。
ロープウェイは美しい草原の上を通ります。草原には綺麗な小さい黄色い花が咲き乱れています。

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麓近くでは上空をパラグライダーがふわふわと舞い飛んでいます。

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黄色いパラグライダーの飛行の様子に注目します。

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やがて、麓駅に到着。パラグライダーはまだ風に乗って高い空を飛んでいます。

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次は、歩いてケーニッヒス湖Königsseeに向かいます。

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イェナーバーン通りJennerbahnstraßeを歩いていると、ビアレストランの看板があります。

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ビアレストランSeealm Königseeのテラス席では、パラソルの日陰で談笑にふけっている人たちがいます。この辺りりまでは観光客はそれほどは多くはありませんでしたが・・・。

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駐車場が見えてきました。バスターミナルも近いようです。

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ところで、ここでケールシュタインの山頂を見上げてじっと目を凝らすと、山荘(ケールシュタインハウス)が見えました。ケールシュタイン山頂からもケーニッヒス湖が見えたので当然のことかもしれませんけどね。

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このままイェナーバーン通りを進むとバスターミナルですが、途中で脇道に入り、直接観光船乗り場に向かいます。そうすると、お店の立ち並ぶメインの通りを通らないことになります。静かな通りを歩くほうが気持ちがいいです。

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やがて、メインの通りSeestraßeに合流します。イェナー山の山頂とは違い、ここはものすごい観光地で賑わいを見せています。ケーニッヒス湖も見えてきました。

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すぐにケーニッヒス湖に到着。観光客でいっぱいです。

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観光船乗り場Schifffahrt Königsseeの待ち行列に並びます。

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観光船はそんなに大きくなくて、お客でいっぱいになると次々と出ていきます。すぐに乗ることができそうです。

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我々の順になりロープウェイとのコンビチケットを見せると、観光船の乗船券と交換してくるよう言われます。これは面倒ですね。チケット窓口の前に人が並んでいなかったので文句は言いませんが・・・

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すぐに乗船券をゲット。

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しかし、この僅かな時間に、乗るつもりだった観光船は出航してしまいました。

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仕方ありません。次の船に乗りましょう。またすぐに出るでしょう。しかし、このタッチの差が、後々とんでもない結果になるんです。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:美しきケーニッヒス湖をクルージング

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/12回目

ケーニッヒス湖の観光船に乗ろうとしますが、コンビチケットで乗船券を発行してもらっているうちに無念にも出航していってしまいました。次の観光船を待つしかありません。折角ですから、この待ち時間を使って、観光船乗り場の前をうろついてみましょう。とても賑やかな場所です。

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ん・・・何やら冷たくて美味しそうなイタリアン・ジェラートのようなものがあります。今日はとても暑いので、これは買いでしょう。

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冷たいものをゲットしたところで観光船に乗船します。次に出航する観光船は既に船着き場に停泊中です。

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ようやく船に乗れました。船からの湖の眺めはなかなか良さそうです。

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イタリアン・ジェラートをいただきます。ケーニヒス湖の周りの山々に乾杯!

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乗船はしたものの、乗船客がなかなかいっぱいにならず、観光船は一向に出航しません。乗船後15分ほど経ち、ようやく出航です。ぐるりと舳を回しながら、湖に出ていきます。

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美しい湖面です。

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電気モーター駆動の観光船は静かに湖面を滑っていきます。

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湖岸には舟屋がずらっと並んでいます。ハルシュタット湖を思い出します。その舟屋の上には高い山が聳えています。左がケールシュタイン、右がイェナー山でしょうか。

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美しい眺めにうっとりとしていると、調子のよいおじさんの観光案内が始まります。かなり受けています。乗客のほとんどがドイツ人で、説明はもちろんドイツ語。全く分からない私達はしらけて、ひたすら美しい湖面に視線を注ぎます。

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前方に、緑の山肌に岩が縦に露出しているところが見えてきます。

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細い水の流れがその岩の間に見えます。滝というほどのものではありませんが、目を楽しませてくれます。

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観光船は、両側にそそり立つ山の間に細長く伸びているケーニッヒス湖を滑るように進んでいきます。

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ベルヒテスガーデン・アルプスの中に佇む美しい湖です。

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おじさんの賑やかな観光案内は相変わらず続いていましたが、操舵していた人と交代し、操舵手がトランペットを吹き始めます。

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湖岸の岩盤の壁に反射してくる音色と合わせて楽しんでくれという余興かと思ったら、これもお仕事だったらしく、演奏後に集金にまわって来ました。興醒めです。

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ケーニッヒス湖の船旅はまだまだ続きます。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:ケーニッヒス湖をクルーズして、聖バルトロメ―僧院へ

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/13回目

ケーニッヒス湖をクルージングしていますが、前方から観光船がやってきました。出航して20分ほど経ちますから、反対方向の船がちょうどやってくる時間です。

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ケーニッヒス湖の真ん中辺りまでやってきました。それでも湖岸はすぐ両側に迫っています。どこまでも細長い形の湖です。

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観光船が横をすれ違っていきます。乗客で満員のようです。

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湖岸に別荘が建っています。船着き場付きです。滞在者が日光浴中です。なかなかリッチですね。

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こちらはカップルがボートを漕いでいます。実に羨ましいです。こんな綺麗な山間の湖で手漕ぎボートを楽しみたいものです。

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観光船は順調に湖を進んでいきます。

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船旅の間中、観光案内は澱みなく続いています。ドイツ語が分かれば楽しかったことでしょう。残念です。

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前方に見えてきたのはヴァッツマン山でしょうか。間近に見るので山の形がよく分かりません。

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今度は聖バルトロメ―僧院Kirche St. Bartholomäが見えてきました。白い壁と赤い屋根が印象的です。

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僧院の先にはヴァッツマン山の一部が見え隠れしています。

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観光船が緩やかに舳を回しながら、聖バルトロメ―僧院の船着き場に近づいていきます。

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聖バルトロメ―僧院の船着き場に接岸。40分ほどのクルージングでした。

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僧院のある小さな島に上陸です。聖バルトロメ―St. Bartholomäという名前が船着き場に書かれています。

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船着き場から見る湖面のあまりの美しさに感銘を覚えます。

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しばらく、湖底まで透き通る湖面の美しさに見惚れていました。

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この小島でゆっくりしていきましょう。大変気持ちのよい空間が広がります。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:聖バルトロメ―僧院の小島でゆったり・・・しかし、その代償は?

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/14回目

聖バルトロメ―僧院Kirche St. Bartholomäのある小さな島に上陸。この島は教会とレストランがあるだけですが、きれいな湖と心地よい風と美しい緑とで、皆さんのんびり過ごしています。私達も少しぶらぶらしましょう。

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僧院の方に向かいます。僧院の先には美しい湖面も見えています。

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僧院の裏から湖を眺めます。険しい崖に挟まれて、美しい湖面が伸びています。

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僧院の中に入ります。白い壁の簡素な教会です。

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僧院を出て、再び湖の眺めを楽しみます。観光船が向こうからやってくるのが見えます。

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気持ちのよい風を感じながら、レストランのテラス席に落ち着きます。目の前には綺麗な草原が広がります。

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草原の端には、船着き場が見えます。

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周りで寛いでいる人たちに倣って、我々もアイスクリーム入りコーヒーを飲みながらのんびりと過ごします。あっ、少々のんびりしすぎたかもしれません。帰りのバスに間に合うかしら・・・。

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それでもゆっくりとコーヒーをいただいてから(慌てる気がしない雰囲気・・・)、船着き場に向かいます。船着き場横の建物が観光船乗り場になっています。建物の中は、船を待つ人であふれています。

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待つしかありませんね。山小屋風の建物の窓からは湖畔沿いの道を歩く人が見えます。ハイキングしている人が多いようです。

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湖が見える窓からは、観光船に乗るために桟橋に列を作っている人たちが見えます。我々は、その列にさえ加われない状態なんです。バスの予定時間は迫っているのですがね。

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奇跡的に10分少し待つだけで観光船に乗れました。でも、予定していたベルヒテスガーデン行きのバスに乗るには、既に時遅しの感はあります。

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船はのんびり進みます。動力は電気なので、とっても静かです。ようやく出発点の船着き場に戻りましたが、もう既にバスの出発時間を過ぎています。乗るのは無理でしょうね。でも、とりあえず賑わう通りを歩いて、バス乗り場に向かいます。

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急いでバス乗り場に行きますが、もちろんバスはいません。バス停には乗客がたくさんいるので、まだバスがすぐ来るのかと思って時刻表を見ますが、やはり1時間後です。さすがにみんなもどこかに散って行きました。本当にバスの便が少なすぎます。ほとんどが自家用車で来ているのでしょう。ここで時間をつぶすか、歩いて中央駅に行くしかないですね。タクシー乗り場はあるので、そちらをチェックしてみましょう。

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が、無情にも道路にTAXIの文字が書かれているだけで、タクシーはいません。

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さあ、どうしましょうか、困りましたね。


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ベルヒテスガーデンへ小旅行:何とか綱渡り状態でザルツブルクに帰着・・・ふーっ。

2014年6月7日土曜日@ベルヒテスガーデン/15回目

ケーニッヒス湖で1時間に1本のバスに乗り遅れ途方に暮れていましたが、何とか気を取り直して活動開始。配偶者をタクシー駐車場に残して、ツーリストインフォメーションに向かいます。
saraiを待つ配偶者は山を眺めていたそうです。ケールシュタインとイェナー山です。

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パラグライダーも青空に浮かんでいます。

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一方、saraiはツーリストインフォメーションのお姉さんに相談すると、適当なバスの便はないということでタクシーを呼んでもらいました。まだまだ陽は高いのですが、もう夕方の6時です。急がないとね。配偶者を向かいに行き、ツーリストインフォメーション前に戻ってきました。

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タクシーの到着を待ちます。何組かタクシー待ちの先客がいましたが、いよいよ次は我々のタクシーがやってくる頃です。

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タクシーはすぐにやって来て、またまた楽チンで中央駅に到着です。もうザルツブルク行きのバスはないはずです。電車で帰るしかないのですが、一応バスも調べてみましょう。と、すぐに直行便があるようです。良かったです。バスターミナルでバスを待ちます。

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時刻表通りのバスに乗れ、チケットを運転手さんから購入。2人で10.6ユーロです。

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ベルヒテスガーデン中央駅を出たバスはザルツブルクに向かって、ベルヒテスガーデン川Berchtesgadener Acheに沿って走り出します。

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ヴァッツマン山が車窓からちらっと見えました。

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ベルヒテスガーデン周辺では、ケールシュタインからもイェナー山のロープウェイからもケーニッヒス湖の観光船からもヴァッツマン山を見れて、ヴァッツマン山尽くしの1日になりました。いやはや、ベルヒテスガーデン周辺の自然のあまりにも美しいことに驚嘆しました。ここが戦前はナチスの一大拠点であったとは信じがたい美しい自然に魅了されました。

バスはベルヒテスガーデン・アルプス山麓の美しい草原の中を走り抜けていきます。

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バスは山間の道を走ります。しばらくはベルヒテスガーデン川に沿ってアルペン通りAlpenstraßeを走ります。

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国境を越えて、ドイツからオーストリアに入ります。と、急にバスは道から外れて、大きなホテルの前のバス停にストップ。ぞろぞろと乗客が降り始めます。近くにいたアメリカ人と思われる男の子(高校生?)が、わざわざ近寄ってきて、「ここで降りて25番のバスに乗るんだよ」と教えてくれます。直行便のはずなのにと思いながらも、その親切な示唆に従ってバスを降ります。目の前には4つ星ホテルのホテル・ウンタースベルクHotel Untersbergが見えます。

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バス停のウンタースベルクバーンUntersbergbahnで新しいバスの到着を待ちます。

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待っていると、本当に25番のバスがやって来て、確かにザルツブルク中央駅に戻ることが出来ました。全く意味不明です。最終便は、国境でそれぞれの国(ドイツ、オーストリア)のバスに乗り換えるのでしょうか。

新しく建てかえられたザルツブルク中央駅で買い物をしていきましょう。

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駅構内に新たに出来たスーパーで夕食を買って帰ります。

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ホテルにトロリーバスで戻り、夕食。

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今日は長い一日でした。バタバタしたけど、とても充実した内容だったかな。まあ、ヴァッツマン山に尽きます。

明日はザルツブルグ精霊降臨音楽祭の4日目、昼、夜とコンサート尽くしの1日になります。


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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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