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チューリッヒからバーゼルへ

2010年7月7日水曜日@チューリッヒ~バーゼル

旅も3日目。今日もチューリッヒZürichで朝を迎えます。

今日は朝までぐっすり眠って、元気回復。この日はバーゼルBaselを訪れます。
バーゼルでは、今回の旅の大きな目的であるオスカー・ココシュカの最高傑作《風の花嫁》を見ます。わくわくです。

ホテルで朝食を十分いただいた後、昨日と同様に、チューリッヒ中央駅Zürich Hauptbahnhofに向かいます。
まずは、ホテルから徒歩5分のシュタデルハーフェン駅Zürich StadelhofenからSバーンの電車に乗って、チューリッヒ中央駅まで移動。ここまではもう慣れたルートです。
チューリッヒ中央駅ではだだっ広い駅構内の中をまっすぐチケットの窓口に向かいます。

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インフォメーションの隣にチケット窓口があるのは昨日学びましたので、今日は迷いません。

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国内チケットの窓口に並んで、鉄道・バーゼルのシティトラム・バーゼル市立美術館の3つがセットになったチケットを購入します。

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ネットでセット券の説明ページ(ドイツ語のページしかない)をプリントしておいたので、それを見せると、窓口の人はすぐに分かってくれます。こういうのは口で説明するのは難しいですからね。
このセット券は全体で1割引きになります。そう大きな割引ではありませんが、まあ、チケット購入の手間が省けるのは助かります。
購入したセット券はこれです。一人78.4スイスフラン(約6700円)です。

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ホームに行くと、左側にすぐに出発するDB(ドイツ国鉄)のICEが停車しています。バーゼル経由、フランクフルト、ハンブルク、キール行きです。

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もう発車しそうなので、とりあえず、手近な車両に乗り込みます。

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乗り込んだ後、空いた席を探し(混んでいた)、数両歩いて、やっと席に座った途端、音もなく電車が出発。
こちらの鉄道はそんなものだと分かっていても、やはり、びっくりしてしまいます。
DBのICEに乗るのは一昨年のドレスデンDresden以来で懐かしいですが、そのときと違って、今回は堅実にセカンドクラス。
でも、ICEはセカンドクラスでもなかなかのシートです。設備がいいですね。

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車窓には、スイスの穏やかな田園風景が流れます。

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晴天の空の下、変わらぬ風景が続きます。

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バーゼルには快適な走行で1時間で着きます。8時2分にチューリッヒ中央駅発で、8時57分に定刻でバーゼル中央駅Basel Hauptbahnhofに到着です。
DBのICEを降りて、駅舎に向かいます。

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駅舎内は乗降客で賑わっています。

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大きな駅舎内には様々なショップが並んでいます。

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と、目ざとく、気になるショップを見つけたsaraiの姉はつかつかと紅茶の茶葉ショップに入っていきます。

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首尾よく、買い物を終えた姉を伴い、saraiはツーリストインフォメーションを探します。

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と、駅舎内にスーパーマーケットのミグロスMigrosがありますね。店頭には、花売り場が出ています。

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ツーリストインフォメーションが見つかり、いつものように、市内地図をもらいます。これで迷わずに町の中を歩けそうです。

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で、早速、トラムに乗り込んでバーゼル市立美術館Kunstmuseum Baselに向かうことにします。駅舎を出て、駅前のトラム乗り場に向かいます。

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このバーゼル中央駅の駅前広場は広く、緑と彫像で美しく飾られています。

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振り返ると、バーゼル中央駅の建物が立派です。

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この駅はスイス国鉄(SBB)の駅です。隣接して、フランス国鉄(SNCF)の駅もあります。
また、少し離れていますが、ライン川Rheinを挟んで、ドイツ国鉄(DB)の駅もあります。
バーゼルは3カ国の国境の街ですね。

バーゼル中央駅の美しい姿を眺めながら、トラムの到着を待ちます。

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これから、いよいよ市立美術館に向かいますが、実は美術館ではちょっとした手違いがあるんです。



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バーゼル市立美術館、あちゃー・・・

2010年7月7日水曜日@チューリッヒ~バーゼル/2回目

バーゼル中央駅Basel Hauptbahnhofからトラムでバーゼル市立美術館Kunstmuseum Baselに向かいましょう。

トラムのチケットはセット券で購入済ですから、そのためのコインは不要。
美術館へは2番のトラムに乗ります。トラムは街中の道をくねくねと走り、5分ほどで美術館前の停留所、クンストムゼウムKunstmuseumに到着。

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トラムを下りると、すぐ目の前がバーゼル市立美術館です。美術館前の広場の噴水も綺麗ですね。

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噴水の前がトラムの走る大通り、ザンクト・アルバン・グラーベンSt. Alban-Grabenです。この大通りはすぐにライン川Rheinに架かるヴェットシュタイン橋Wettsteinbrückeに続いています。美術館を見た後で、ライン川を見に行きましょう。

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バーゼル中央駅からバーゼル市立美術館へのトラムの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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で、美術館の周りを入口を探して、グルリと一周します。ところが、一周しても入口が分かりません。
それもその筈。入り口が分からない筈です。

げげーっ!!! まだ、美術館が閉まっている!!
今、9時半ですが、開館は10時半です。
そうですね。考えてみれば、美術館がそんなに朝早く開館するはずはありませんね。うっかりしていました。
開館までにまだ1時間あります。
とりあえず、美術館前の広場の噴水横の通路からから美術館の中庭に入ってみましょう。

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幸い、美術館のカフェは開いています。
美術館の中庭がオープンカフェになっています。

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この中庭には、ロダンのカレーの市民の彫像が置かれています。

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彫像の足元には、A.Rodinというロダンのサインがあります。

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これはスペインの彫刻家、エドゥアルド・チリーダEduardo Chillidaの制作した、空虚のまわりⅣ Alrededor del Vacío Ⅳという作品です。1968年の制作で1969年にここに設置されました。

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大きなレモンの木の鉢もたくさん置かれてますね。

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朝食はたっぷりと食べたので、紅茶だけを注文します。

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なかなかおしゃれなカフェです。まわりで寛ぐ人たちもおしゃれな人たちです。さすがに美術館のカフェ。

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紅茶を飲みながら、しばし、ゆったりとした時間を過ごします。
負け惜しみながら、思いがけず、中庭の美しい空間の中でゆったりした時間が持てます。

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もっとも、この時間を利用して、PCを立ち上げ、旅行記を書いていましたから、それなりに時間は無駄にしていませんけどね。

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さあ、ようやく開館です。レセプションには既に列ができています。

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セット券を窓口に提示すると、正式の美術館のチケットに交換してくれます。
これが交換してもらった美術館チケット。

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美術館のエントランスロビーから入り口を見ると、美しいステンドグラスがお洒落です。

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これが左側のステンドグラス。

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これが右側のステンドグラス。

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ここでも、展示室の入口で荷物のチェックがあり、荷物をすべてロッカーに預けないと入れてもらえません。
で、カバンをロッカーに預け、まずは1階のモダン美術から鑑賞します。ピカソの絵画とかがあります。

このフロアはそこそこに切り上げ、次は2階に上がりましょう。

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で、いよいよ「風の花嫁」にご対面です。



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ココシュカの「風の花嫁」、遂に感動の日

2010年7月7日水曜日@チューリッヒ~バーゼル/3回目

バーゼル市立美術館Kunstmuseum Baselの1階の展示室での鑑賞を切り上げ、上の階に上がります。

中2階もさっと見て、2階にあがり、美術館のスタッフに遂にたまりかねて、ここでのお目当てというよりスイスに来た目的とも言えるココシュカの「風の花嫁」はどこにあるかと訊いてしまいます。するとたちどころに、3階のどのあたりにあるかを答えてくれます。

あとはもう一直線。ほかの絵はほぼ無視して、その絵に向かって突進です。3階に上がると、回廊のずっと奥にそれらしい絵が正面に見えています。あれはもしかして、夢にまで見ていたあの絵ではないでしょうか。どんどん近づくと、そうです。あの大好きな絵です。

これまで、この絵の前に立つ自分を何年もの間、想像していました。まさにその時はきます。
胸にジーンときます。素晴らしい青味がかった色彩に愛し合う男女の姿。涙が出そうになるほど感動します。
この絵に匹敵するのは、ゴッホの「オーヴェールの教会」だけです。オルセー美術館Musée d'Orsayにある、あの絵も全体の青い色彩が素晴らしい絵。何かの因縁でしょうか。
しばらく、この絵の前に立ちすくんで、じっと頭の中に絵のイメージを刻み付けます。

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いつまでも見ていたい気持ちですが、現実にはそうもいきませんね。立ち去り難い心を振り切って、別れを告げます。

本音では、この絵さえ見れば、その印象を胸に美術館から立ち去っても構わないのですが、それもなんですね。
それにこの美術館には、一般的には、とても名高い絵があります。
通常はその絵を見に来る人が多いでしょう。
それはホルバインの《死せるキリスト》です。
美術館内をうろうろしながら、探しますが、なかなか見当たりません。
仕方がないので、また、そのあたりにいた美術館のスタッフに『ホルバインはどこにありますか?』って、またまた訊いてしまいます。
すると、『そこだよ』って、すぐ後ろのほうを指さします。
本当に話が分かったのかなと半信半疑でとなりの展示室に向かうと、まさにそこはホルバインだらけ。
ホルバインの展示室です。
ありました。有名な《死せるキルスト》です。
等身大で横長の絵はまるでお棺のなかに横たわるキリストを思わせるインパクトのある絵です。

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あとはゆっくりこの美術館を鑑賞しますが、数々の名品群に脱帽です。
そうそう、クラナッハ好きとしては、なかなか珍しいクラナッハの絵もあります。
聖母子です。美しい絵ですね。題名は《一切れのパンと聖母子》です。

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ゴッホ好きとしても、思わぬ絵に出合います。
《ピアノを弾くマルグリット・ガシェ(Marguerite Gachet at Piano)》です。初めて見る絵です。
なかなかよい絵です。

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最後に3階のフロアから階段を下りて、美術館に別れを告げる段になって、どうしてももう1度、《風の花嫁》を見たくなります。
未練です。
同行の3人に待っていてもらい、急いで、《風の花嫁》に直行。
ああ、なんて素晴らしい絵なんでしょう。
この世の愛やあきらめやもろもろの人間的なものをすべて絵の中に表現し尽くし、美しい芸術に昇華させています。
もちろん、saraiは画家のココシュカになりきって、この絵に自分を没入させます。
無限の愛、アルマへの愛、それがすべてです。
もう十分ですね。saraiの頭のなかに、絵の細部は難しくても、絵の本質的な部分はすっかり取り込めました。
待っていてくれた3人に心から感謝の気持ちを抱きつつ、美術館をあとにします。

ところで、このバーゼル市立美術館には多くの名品が展示されています。今回はたった4枚の絵画しか紹介できませんでしたが、この2年半後にまた、この美術館を再訪することになります。それほど、このココシュカの《風の花嫁》に魅せられているんです。その折にこの美術館の名作群を徹底紹介することになります。ご興味のあるかたは以下のブログ記事をご参照ください。

 ラインの旅:スイス編~ココシュカの《風の花嫁》に感動の再会@バーゼル市立美術館
 ラインの旅:スイス編~珠玉のコレクション、その1@バーゼル市立美術館
 ラインの旅:スイス編~珠玉のコレクション、その2@バーゼル市立美術館
 ラインの旅:スイス編~珠玉のコレクション、その3@バーゼル市立美術館
 ラインの旅:スイス編~珠玉のコレクション、その4@バーゼル市立美術館
 ラインの旅:スイス編~ピカソ展@バーゼル市立美術館も見終わり、《風の花嫁》に告別


この後は少しバーゼルの街を散策しましょう。



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ライン川の渡し船

2010年7月7日水曜日@チューリッヒ~バーゼル/4回目

さて、去りがたい絵、《風の花嫁》にサヨナラして、次はどうしましょう。
バーゼルBaselの街を少し歩くことにしましょう。
バーゼル市立美術館Kunstmuseum Baselからトラムの走る大きな通り、ザンクト・アルバン・グラーベンSt. Alban-Grabenを少し行くと、橋が見えてきます。
バーゼルといえば、ライン川Rheinの上流の街です。
ここまで来たら、ライン川を見ておきたいものです。
で、橋のほうに向かいます。ヴェットシュタイン橋Wettsteinbrückeです。

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橋の上からは大きな川が見えます。もちろん、ライン川。

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よく考えてみると、saraiもライン川を見るのは初めて。
このあたりはずいぶん上流の筈ですが、さすがにライン川は大きい!
それに美しい流れです。

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左側の川岸の上には、バーゼル大聖堂Basler Münsterの姿が見えています。

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橋の上からうっとりとライン川の流れを見ていると、すぐ近くに妙なものを発見。
どうやら、渡し船のようです。

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橋のすぐ近くに渡し船も妙なものですが、昔からの伝統を観光用にでも使っているのかな。
しばらく、橋の上から、みんなで感心しながら、渡し船の動きを見ています。ゆっくりした速度で移動しています。

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どうやら、この渡し船は川面の上空の高いところに張ったロープにつながれていて、川を横断しているロープを引っ張ることで結構流れの早いライン川を安全・確実に往来させているようです。
そういえば、ヨーロッパのどこか(ドナウ川か、エルベ川?)でも同じようなものを見た覚えがあります。
ヨーロッパでは、伝統的な形式の渡し船なんでしょうか。
この渡し船は対岸の船着き場(公園のようになっている)から、こちら側にあるバーゼル大聖堂の下の船着き場を往復しています。
これが対岸にある船着き場です。渡し船が出発したところです。

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渡し船はバーゼル大聖堂に近づいていきます。

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バーゼル大聖堂の下にある船着き場に近づいていく渡し船の姿をみんな、目を凝らして見入っています。

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実は次はこのバーゼル大聖堂に向かおうと思っていました。
で、橋を手前に戻って、大聖堂に向かおうかなあと迷っていると、突如、配偶者が『渡し船に乗ろう!』と提案。
みんな、何となく、渡し船に乗りたい気持ちはありましたが、かなり遠回りになりそうなので、言い出しかねていたんです。
が、配偶者のこの一言に触発されて、速足で橋を渡り、渡し船の船着き場に急行。
対岸に出ると、バーゼル大聖堂が正面に見えます。

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ちょうど、渡し船が船着き場に戻ってくるタイミングにあわせて、最後は少し駆け足。
何とか間に合って、渡し船に乗り込みます。

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ということで、偶然に発見したライン川の渡し船で川を横断することに。渡し船の上からは真正面にバーゼル大聖堂が聳え立っています。

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sarai達4人のほかは、先に乗っていた現地の若い女性が一人。バーゼル大聖堂の姿がだんだん大きくなってきます。

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もちろん、船客以外に渡し守も乗っています。
何と渡し守は若い女の子。びっくりです。
でも、この渡し船は上空のワイヤーロープで引っ張るだけですから、漕ぎ手とかエンジンの操作とかは不要ですね。

滔々としたライン川の流れを小さな渡し船で横断するのはとても気持ちがいいです。
夏だからでしょうが、ライン川では、泳いでいる人もいて、びっくりです。

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渡し船は橋の上から見ていたときの感じよりも、もっと速く川を渡っていきます。船着き場がどんどん離れていきます。

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どんどん対岸のバーゼル大聖堂が近づいてきます。

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これがライン川の上空に張ったロープにワイヤーが繋がれて、渡し船が引っ張られている様子です。

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5分ほどでバーゼル大聖堂の下の船着き場に着きます。
若い女の子の渡し守にお願いして、saraiと並んで記念撮影してもらいます。

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料金は一人150円ほどだったでしょうか。
面白い体験をしました。

バーゼル市立美術館からここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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この後は大聖堂の尖塔に上り、眺望を楽しみます。



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バーゼル大聖堂からの美しい眺望

2010年7月7日水曜日@チューリッヒ~バーゼル/5回目

ライン川Rheinの渡し船という面白い体験をしました。

この渡し船船着き場から、横手の階段を上ると、バーゼル大聖堂Basler Münsterの裏手に出ます。
そこはライン川を見下ろす展望のよい広場になっています。
美しいライン川の眺めですね。ミットラレ橋Mittlere Brückeが見えています。

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目を転じて上流の方を見ると、先ほど渡ったヴェットシュタイン橋Wettsteinbrückeが見えます。

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真下にはバーゼル大聖堂側の渡し船の船着き場、真向いには対岸の渡し船船着き場が見えています。

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ちょうど、さっき乗った渡し船が対岸の船着き場に着くところです。

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この広場では、ちょうど、昼時でランチのお弁当を食べている人たちがいます。こちらの方もお弁当を持ってくるんですね。

ここでしばらく展望を楽しんだ後、大聖堂の正面のほうに向かいます。
立派な尖塔が2本聳え立っています。

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大聖堂の中に入ってみます。
大聖堂の内部です。ステンドグラスが綺麗ですね。

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展望台の説明があり、尖塔の上まで上れるようです。
昨日のベルンBernでは時間がなく、ベルン大聖堂Berner Münsterの尖塔には上らなかったので、ここはやっぱり尖塔の上に上りたいですね。
大聖堂のショップのおばさんに訊くと、料金を払えば、上れるとのこと。
で、上ることにします。
入口はどこかと思っていたら、重そうなドアに鍵を差し込み、開けてくれます。
でも、こんなところに閉じ込められたら、大変ですね。
しかし、出るのはここではなくて、鍵なしで大丈夫なようです。
さあ、これからが大変! 大聖堂の高い尖塔にヒーヒーいいながら上ります。
途中から展望が開けてきます。バーゼルの町並みが見渡せます。

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大聖堂の建物越しにライン川も見えてきます。大聖堂の緑の中庭も綺麗です。

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大聖堂の大屋根もちょうど真横に見えています。緑色を基調とした美しい模様です。

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尖塔の上の展望台に到着します。大聖堂の大屋根が下方に見えてきます。十字架の形です。緑色の独特の模様が見事です。

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ヒーヒー言った甲斐があり、尖塔の上からは素晴らしい眺めが望めます。
ここからはバーゼルの街や下を流れるライン川、遠くはるかにはドイツの黒い森などを見渡すことができます。

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滔々と流れるライン川の緑色の川面が綺麗です。

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展望台をぐるりと一周しながら、バーゼルの町を見下ろします。

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さらに尖塔の上段に上ります。上段からの眺めは格別です。
隣にはもう1本の尖塔が立ち、その先には、どこまでも続くラインの流れが見えて、とっても素敵です。

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尖塔の造形の隙間から覗くライン川の美しいこと!!

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隙間からのバーゼルの町並み。

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隙間から垣間見る隣の尖塔の姿。

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間近に見る尖塔の造形も大変素晴らしい!!

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ここで真下の広場を見るとこんな感じです。尖塔の高さが分かりますね。

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四角い窓枠を通した眺めです。

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隣の尖塔をもう一度眺めます。青空とライン川を背景にすっくと聳えています。

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我々の尖塔を見上げます。まさに天を突き刺すような勢いです。

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絶景を見飽きることなく眺めています。これほどの眺めを我が人生で経験したことがあるでしょうか。

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切りがありませんね。そろそろ、下りましょう。塔の中の狭い螺旋階段を降りていきます。

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絶景の後はそろそろ美味しいランチをいただきましょう。



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バーゼルのランチはイタリアン

2010年7月7日水曜日@チューリッヒ~バーゼル/6回目

バーゼル大聖堂Basler Münsterの尖塔の上からの絶景を楽しんだ後、お腹も空いてきたので、バーゼルBaselでのランチにします。

折角、ライン川Rheinの近くにいるので、川沿いのレストランにでも行きましょう。
ガイドブックでは次の橋、中央橋(ミットラレ橋)Mittlere Brückeの先にイタリアンのお店があるようなので、そこで昼食です。
少し歩くと、バーゼル大聖堂の姿が樹木の向こうに遠ざかります。2本の尖塔を横から見ているので、1本に重なっています。

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バーゼルの川沿いの古い通り、アウグスティナーガッセAugustinergasseを過ぎて、続く通り、ラインシュプルングRheinsprungに入って進みます。

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なるべく建物の陰を選んで歩きます。

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ラインシュプルングの通りを進むと、ライン川を望める展望台のようなところがあります。そこからは次の橋、中央橋(ミットラレ橋)が望めます。

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やがて、道は下っていきます。橋が近くなったようです。

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建物の間から、また、ライン川を望めるポイントがあります。すぐ近くに中央橋(ミットラレ橋)が見えます。橋の上をトラムが走っています。

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やがて、中央橋(ミットラレ橋)の前の大きな交差点に出ます。正面に見えている通りが今歩いて来たラインシュプルングの通りです。

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さらに橋の横を通り過ぎて、大きな通り、ブルーメンラインBlumenrainを進みます。特徴的なファサードのホテルが見えます。グランド ホテル レ トロワ ロア
Grand Hotel Les Trois Roisです。大きな旗とその上に3体の人形が飾ってあります。

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このホテルのお隣が目的のレストラン《ピコベッロPicobello》(現在はフィオレンティーナRestaurant Fiorentina Baselという名前のイタリアンレストランに変わっています。)。ようやく到着です。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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中に入ると、意外に突き当たりが横に広く明るい窓からの光で店内は爽やかな感じです。
入口から数段の階段を上ったスキップフロアのようになったところにテーブル席が並んでおり、オシャレなレストランです。

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当然、お店のお兄さんにお願いして、ライン川の見渡せる窓際のテーブルを確保。
メニューを見ながら、眼下に流れるライン川の景色を堪能。中央橋(ミットラレ橋)がすぐ近くに見えています。

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とりあえず、冷たい飲み物をいただきます。

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料理を待つ間、ライン川の美しい流れを堪能します。

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イタリアンはオーダーが簡単でいいですね。
オーダーした料理が次々と運ばれてきます。
トマトソースの小海老のパスタ。

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ピザ・マルゲリータ。

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野菜サラダ。

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トマトののったブルスケッタ。

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いずれの料理もまことに美味しいです。
ヨーロッパでは、イタリアンを食べていれば、まず、間違いないですね。
川の流れを眺めながら料理をいただき満腹。完食です。

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食事中には遊覧船も通過。時間があれば、乗りたかったものです。

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さらに最後にやっぱり暑いので、ジェラートが欲しいねってことで、デザートまで追加注文してしまいます。

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ライン川を走る遊覧船がまた、やってきます。

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その遊覧船はこちらの岸辺に近づいてきて、すぐ近くの遊覧船乗り場に着岸します。こんなに船着き場が近いのなら、是非、乗りたかったですね。

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でも、そろそろ、バーゼルからチューリッヒZürichに戻る時刻です。チューリッヒで昨日に続き、2回目のオペラを観ますからね。



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バーゼルからチューリッヒへ帰還、そしてまたオペラ

2010年7月7日水曜日@チューリッヒ~バーゼル/7回目

バーゼルBaselのラインRhein河畔のイタリアン・レストラン《ピコベッロPicobello》でゆったりとしたヨーロッパスタイルのランチをいただきました。

お店の人に駅へのトラムの停留所の場所を確認し、お店を後にします。
すると、途中で《魚市場の噴水Fischmarktbrunnen》を発見。

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なんだか、これも噴水らしくありませんね。
昨日のベルンの噴水みたいなものですね。
もう少し歩くと、旧市街の中心、マルクト広場Marktplatzに到着。ここからバーゼル中央駅行きのトラムに乗ります。
目の前には、バーゼル市庁舎Rathausが建っています。1504年~1514年に建造された歴史的な建物ですが、生憎、修復工事中です。時計塔もほとんど見えていませんね。時計塔は19世紀末~20世紀初に増築されたものです。

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トラムの到着を少し待ち、無事、トラムに乗って、マルクト広場を出発します。

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スイス最大のクリスマスマーケットの会場として有名なバルフュッセルプラッツBarfüsserplatzを通り過ぎます。

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やがて、バーゼル中央駅Basel Hauptbahnhof前の停留所に到着。
これが乗ってきた11番のトラムです。

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思いがけず、今日もゆっくりと街を散策したので、予定の電車に乗れず、一つ後の電車でチューリッヒZürichに戻ります。
14時33分にバーゼル中央駅を出発し、15時26分にチューリッヒ中央駅Zürich Hauptbahnhofに到着です。
また、スイスの風景を車窓から楽しみます。

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今日も姉と姪っ子とは別れて、チューリッヒ歌劇場Opernhaus Zürichでオペラ。
姉たちはチューリッヒ湖の観光船でクルーズするそうです。

今日のオペラはR.シュトラウスの「薔薇の騎士」です。
今日は人気公演で平土間の席の予約が取れず、3階席(でも、最前列の最高ランクの席)で見ることに。

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3階席なので天井の豪華なシャンデリアも間近に見えます。

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平土間、2階席、3階席、4階席はこんな感じです。

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さあ、そろそろ、開演です。楽しみましょう。

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昨日よりもお洒落した観客が多く、公演後のブラボーコールも一際大きく、今日の公演は大いに受けていました。
まあ、ウィーンとかには及びませんが、元帥夫人役のソプラノのルネ・フレミングが美貌と美声で魅了したことは確かでした。
詳細についてはここにレポート済です。

今日もホテルに戻って、バタンキュウです。
これで旅の3日目も無事完了。

明日はゆっくり、チューリッヒの街を散策します。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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