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忍野の休日:ポーラ美術館で途中下車

もう春も近いですね。軽くドライヴ旅に出かけましょう。行き先は富士山近くの忍野。今日から5日間、ゆっくりします。

お昼前には自宅を出発。東名を走って、御殿場ICで降ります。食材を調達するために、昨年も行った二の岡ハムに寄ろうと思いますが、今日は火曜日で定休日。それならと、御殿場で有名な鶏卵屋さんのさくら玉子に向かいます。隣接する鶏舎でとれたての卵、温泉卵、フルーツトマト、水菜の漬物などをゲット。

次はsaraiのお気に入りの美術館、箱根のポーラ美術館に寄っていきましょう。最短経路を走ると、山道の途中が通行禁止。慌てて、別のルートを走って、大幅に時間ロスして、ポーラ美術館に到着。途中で悪かった天候もポーラ美術館では晴れています。時間も遅くなったので、まずは、ポーラ美術館のお洒落なレストランで贅沢な昼食をいただきます。

配偶者は巣籠丼定食。カリカリに焼いたねぎの食感が美味しいです。

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saraiはちらし丼定食。意外にざるそばがしこしこした麺で美味しいです。

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大きな窓からはまだ冬っぽい景色が見えます。ポーラ美術館の裏にある散策道のある林です。

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小高い山も落葉した木々ばかりです。

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さて、美術館の中の展示物を拝見します。前回の訪問でポーラ美術館の主要なコレクションはご紹介しました。

気ままに箱根:ポーラ美術館は写真が撮れる!
気ままに箱根:ポーラ美術館の名作展・・・2回目
気ままに箱根:ポーラ美術館の名作展・・・3回目
気ままに箱根:ポーラ美術館の名作展・・・4回目
気ままに箱根:ポーラ美術館の名作展・・・5回目
気ままに箱根:ポーラ美術館の名作展・・・6回目


今日は前回、展示されていなかった作品をご紹介しましょう。

ところで、前回もご紹介したようにポーラ美術館ではほとんどの作品は写真撮影が可になっています。

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しかし、前回同様、ピカソの全作品やいくつかの作品は依然として撮影不可です。残念ですね。撮影可の作品をチョイスして、ご紹介します。

クロード・モネの《貨物列車》です。1872年の作品です。

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フィンセント・ファン・ゴッホの《ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋》です。1888年の作品です。アルル時代の最初の時期に描かれました。何となく、《アルルの跳ね橋》に雰囲気が似ていますね。それもその筈、この作品は《アルルの跳ね橋》の習作なんだそうです。ちなみにポーラ美術館には、ゴッホの作品が3つもあります。前回ご紹介済の《アザミの花》と未紹介の《草むら》です。ゴッホが3作とはなんとも豪華です。

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ポール・ゴーガンの《小屋の前の犬、タヒチ》です。1892年の作品です。

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アンリ・ウジェーヌ・ル・シダネルの《3本のバラ》です。1925年の作品です。この画家のことは知りませんが、象徴主義に影響を受けた画家だそうです。何となく、この絵の雰囲気が気に入ったので、ご紹介します。

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アンリ・マティスの《中国の花瓶》です。1922年の作品です。ポーラ美術館にはマティスの名品が揃っていますね。

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最後にご紹介するのは、ポール・セザンヌが1879-1882年に描いた《プロヴァンスの風景》です。実はこの作品は前回もご紹介したのですが、今日の作品鑑賞の中で一番、心に響いた作品なので、再び、取り上げました。前回の作品紹介では以下のように書きました。
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パリを離れて、故郷のプロヴァンスでセザンヌは隠棲した制作活動を続けます。この作品は緑の樹木や空が筆の大胆なタッチで描かれています。こういうセザンヌの画風がゴッホに影響を与えたに違いありませんね。しかし、こういう筆のタッチよりもセザンヌの素晴らしさは安定した構図とゆるぎない色彩感覚にあるようにも思われます。セザンヌは既に彼の作風の完成の域に近づいているようです。
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今日、感じたのは、セザンヌはモノ、あるいは存在の本質を絵の中で描きあげているということです。己が生きている世界をほぼ、完璧に捉えることに成功しているように感じます。絵を通じて、自己の存在や周りの世界を理解した画家、それがセザンヌであることを垣間見たような思いです。

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この作品を含めて、ポーラ美術館のベスト3の作品は次の2作と思います。saraiの私見です。

アンリ・マティスが1943年に描いた《リュート》です。

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ラウル・デュフィが1937年に描いた《パリ》です。

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今日もポーラ美術館の作品群に満足して、外に出ようとすると美術館のスタッフのかたが傘を差しだします。美術館の中で充実した時間を過ごしているうちに、あんなに晴れていた空が曇って、雨が降り出したようです。林の散策道を歩くことは断念して、お借りした傘をさして、車に向かいます。空も暗くなってきました。忍野のリゾート宿に急ぎましょう。

途中、小田原の蒲鉾の鈴廣の御殿場店に寄って、夕食の食材を調達し、山中湖畔まで走ります。湖畔にあったセブン・イレブンで翌日の朝食をゲット。そのコンビニを出ると、夕闇の迫った山中湖の絶景が見えます。

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無事に忍野のリゾート宿に到着。途中で調達してきた食材で夕食。明日はお天気が悪そうですから、ゆったりと過ごしましょう。



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忍野の休日:富士山

忍野のリゾート宿に昨夜から滞在しています。

昨夜は暗かったので気が付きませんでしたが、朝、配偶者が先に起き出すと、部屋の窓いっぱいに富士山の眺めが広がっていてびっくりしたそうです。
これが朝8時40分の富士山です。少し雲がかかっていますが、裾野から立ち上がる威容はスケール感が素晴らしいです。

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やがて、saraiがようやく起き出してきます。配偶者が早速、saraiに富士山が見えていることを告げます。驚いたsaraiはすぐに窓辺からの富士山の光景を目にします。朝10時です。

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既に山頂は雲で覆われていますが、まさに富士山の姿が間近に迫ります。
そして、40分後、配偶者が叫びます。「富士山が見えてるよ!」
山頂に傘雲をいただく富士山の姿がくっきりと見えています。

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ズームアップしてみましょう。やはり、富士山は美しいですね。傘雲の上に黒い雲が竜のような姿で天に立ち上っているのも凄い!

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しかし、美しいものは儚い! 1時間少しでこんなに雲に覆われました。12時の富士山です。

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15時半の富士山です。

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17時半の富士山です。山と空が一体化しています。

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18時15分になると、富士山が夕闇に包まれてきます。

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富士山を眺めながら、この出先のリゾート宿から自宅にあるNASに接続して、NASに格納してあるsaraiのクラシック音楽コレクションから好きな音楽を選択して、持ってきたUSBのDAC、KORG DS-DAC-10Rにコンパクトスピーカーを接続して、俄か作りのモバイル音楽センターで音楽を楽しみます。バッハの鍵盤音楽やカラスのオペラ・アリアなどを楽しみます。今や、出先でも自宅と同様なオーディオが楽しめる時代になりました。さすがに自宅の大型スピーカーのモバイル化は如何ともし難いですけどね。ハイレゾも聴けます。

音楽を楽しみつつ、富士山の色々な顔を見ることができました。



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忍野の休日:快晴の富士山

忍野のリゾート宿、昨日は富士山は何も見えませんでした。
しかし、今日は一日快晴。雲のない富士山の絶景が見えました。朝6時40分の富士山です。もっともsaraiはまだ、寝ていました。

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やがて、saraiがようやく起き出してきます。朝9時半の富士山です。

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お昼頃、忍野八海から見た富士山です。

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18時、黄金色に染まる空と富士山です。

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一日中、富士山とともに過ごす幸せに包まれていました。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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