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ウィーンの定番、シェーンブルン宮殿

2010年7月10日土曜日@ウィーン

今日は旅も6日目。ウィーンの2日目です。

ウィーンWienは今日も雲ひとつない晴天で、ギラギラしています。日本のように湿気はないので、日陰は比較的過ごしやすいのですが、陽射しはたまらなく暑いです。
今朝は早めに起きて、ホテルで朝食をいただきます。綺麗で広い朝食ルームです。

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食事も朝食とは思えないほどの充実度です。

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配偶者はいつものようにホットチョコレートがいただけて、満足しています。

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さて、今日もウィーン観光案内モードです。まずは定番中の定番、シェーンブルン宮殿Schloß Schönbrunnは欠かせませんね。トラムと地下鉄を乗り継いで、朝一番で宮殿へ向かいましょう。
途中、カールスプラッツKarlsplatzを通るので、オットー・ワーグナーのカールスプラッツ駅舎Otto-Wagner-Pavillon Karlsplatzもしっかり見物です。

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近くにはカールス教会Karlskircheも見えています。

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地下鉄(Uバーン)のカールスプラッツ駅には、数日後に見る予定のアン・デア・ウィーン劇場Theater an der Wienの「こうもり」のポスターが張ってあります。
このポスターは、ここだけではなく、ウィーンの街中のアチコチにいっぱい張ってあります。楽しみですね~。

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地下鉄U4に乗って10分程でシェーンブルン駅Schönbrunnに到着。

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シェーンブルナー・オランジェリーSchönbrunner Orangerieの建物に沿ったシェーンブルナー・シュロス通りSchönbrunner Schloßstraßeを歩いて、シェーンブルン宮殿に向かいます。

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オランジェリーの垣根には綺麗なバラが咲いています。

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駅から歩くこと10分ほどでシェーンブルン宮殿の正門の前に着きます。

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シェーンブルン宮殿の正門の前には、シュロスアレーSchloßalleeの通りがまっすぐに続いています。

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門を抜けると、雲一つない夏の青空の下、宮殿前広場は日陰もなく、朝とは思えない暑さです。

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宮殿前広場には、左右に泉が配置されています。これは左側の泉です。美しい彫像があります。

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宮殿前広場の中央から入り口の門を振り返ります。広場の広大さが分かります。

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宮殿内部も楽しみたいところですが、じっくり見る時間はないし、saraiとしては宮殿内部より庭園の方がお奨めなので、宮殿内部の観光はパスして庭園をタダで見せてもらいます。
正面の宮殿を迂回して、右手の方から宮殿の裏手にある庭園に向かうことにします。

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宮殿の側面を左に見ながら、庭園のほうに向かいます。

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宮殿の横手には、バラ園があり、ツル薔薇のトンネルもあります。が、もう薔薇の季節は終わり、薔薇の花もいくつか残っているのみで、残念です。

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ツル薔薇のトンネルの中に入ります。

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ツル薔薇はほとんど咲いていません。

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宮殿の横手を抜けると、広大なシェーンブルンの庭園Bundesgärten Wienが目の前に広がります。

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ずっと向うの先には、丘の上のグロリエッテSchönbrunn Glorietteが見えます。いつ見ても美しいですね。

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ズームアップしてみましょう。

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このグロリエッテに行くにはかなりの時間がかかるので、ツアーでは添乗員さんが絶対に行かないでねと念を押すのですが、saraiとしては、是非グロリエッテに上り眺望を楽しんで欲しいところ・・・。強い日差しの中で気弱になっている姉達を誘って、元気よくグロリエッテを目指します。花が綺麗な庭園の中を進みます。

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庭園の両脇の樹木は綺麗に刈り込まれて、美しい並木道になっています。

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少し進んだところで、宮殿のほうを振り返ると、まさに真っ青な青空のもとにマリア・テレジアン・イエローの宮殿が輝いています。が、実際は暑い!暑い! 遮るものが何もありませんからね。広大な庭園が恨めしくも思えます。

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猛暑の中を、ようやく庭園の端のグロリエッテの丘の麓の立派な噴水のところまで来ました。
一服しながら、写真撮影タイム。

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振り返ると宮殿はずいぶん遠くに見えています。

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みんなで励まし合いながら、ふーふー言いながら、丘を一気に上ります。宮殿がかなり下のほうに見えています。

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やっと、上まで登り切りました。丘の上からは宮殿の向うにウィーンの街が見えます。

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大きな教会の塔も見えていますが、聖シュテファン大聖堂Domkirche St. Stephanではなさそうです。ウィーンの旧市街はもっと右のほうですね。しかし、いい眺めです。やっぱり、登ってきてよかったなあと疲れも吹っ飛びます。

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もう、グロリエッテもすぐそこです。

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グロリエッテは上部に美しい彫刻のある素晴らしいバロック建築物です。

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とても凝った彫刻ですね。

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やっとグロリエッテに辿り着きます。目の前には素晴らしく精緻な白亜の像があります。

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グロリエッテ全体はこんな感じです。まあ、少し横手からの眺めですが。

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グロリエッテの建物はカフェになっています。さすがに暑かったので、この丘の上のカフェで絶景を眺めながらゆっくりお茶することにします。が、誰しも考えることは同じで、既に屋内は満席。テラスにも日陰の席はなく、暑い日差しの席しか空いていないので、お茶は断念。残念!
お茶なしでグロリエッテからの眺めを鑑賞。

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ここまでのシェーンブルン宮殿での散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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これから、丘を下って、次のベルヴェデーレ宮殿Schloss Belvedereに向かいます。



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シェーンブルン宮殿からベルヴェデーレ宮殿へ

2010年7月10日土曜日@ウィーン/2回目

ウィーンWienのシェーンブルン宮殿Schloß Schönbrunnの庭園の丘の上のグロリエッテSchönbrunn Glorietteに来たところです。

丁度、丘の上にはプチトラン(ここでもそう言うかは知りませんが、南仏ではそういう名前でした。)が到着しています。
いつからこんな乗り物が庭園内を走るようになったのでしょうか。saraiは知りませんでした。これに乗って上がってくれば楽ちんだったでしょうね。同行者は乗ればよかったと少々不満気味です。申し訳ない!!でも、このプチトランは庭園横の木立の中を走るので、眺望はよくないはずです。歩いて上ったからこそ、ゆっくり景色を楽しめたのですよ。

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プチトランで丘を下りるのは今更なので、歩いて下ります。プチトランとお別れです。

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下りは、陽射しを避けて林の中を抜けますが、かわいいリス君たちと遭遇し、ほのぼの・・・。歩いたからこその出会いですね。

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すぐにグロリエッテの丘を下りて、庭園に出てきます。

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ちょうど、大噴水の前です。

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庭園は太陽の光が照り付けていて、樹木の間の道ですら、とても暑そうです。

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庭園の林の陰を選んで歩きますが、やはり暑いことには変わりがありません。気分だけは変わりますけどね。

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庭園の中には綺麗な花々が咲いています。少しは暑さを忘れさせてくれます。

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ようやく、宮殿の建物まで戻ってきました。

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あれれ、既にプチトランが先に着いています。そりゃ、そうですね。

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宮殿の出口にはちょうどぴったりの茶店?があるので、冷たい飲み物で喉を潤し、ようやく少し暑さを凌ぎます。

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さあ、次はベルヴェデーレ宮殿Schloss Belvedereに向かいましょう。トラム・地下鉄・トラムと乗り継いで、30分ほどで到着。
この宮殿の建物も立派ですね。

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到着して、まずsaraiがするべき恒例行事は・・・スフィンクスのお胸「タッチ!」。
saraiは、久しぶりにお胸に「タッチ!」出来、上機嫌です。

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と、これを見ていた少年が、ちょっと恥じらいながら「タッチ!」・・・配偶者曰く、「困ったものです!」。

さて、チケットオフィスで上宮Oberes Belvedereの入場チケットを購入します。

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ここには、上宮と下宮Unteres Belvedereがありますが、上宮にあるオーストリアギャラリーÖsterreichische Galerie Belvedereでの絵画鑑賞が目的ですから、上宮のみのチケットを購入です。ウィーンカードで割引があります。

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まずは久しぶりにクリムトの『接吻』とご対面です。クリムトは姉からのリクエストでもありました。
やはり、今日も光り輝いています。傑作ですね。

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と、配偶者が「この絵もすごいね!」と小さな絵を指さします。クリムトの「水蛇Ⅰ」という絵。『接吻』と似た作風の素晴らしい絵です。今回の新たな発見です。

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ここではシーレの「家族」も見逃せない傑作です。なんと暖かい情感の漂う絵なんでしょう!!

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さて、ウィーン世紀末美術を堪能したところで宮殿を出ます。
この上宮からは、下宮までの広大な庭園とさらにその向うにウィーンの街が見渡せます。

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ズームアップすると、ここからも聖シュテファン大聖堂Domkirche St. Stephanが見えます。
やはり、ウィーンのランドマークですね。

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これから、インペリアルホテルでの贅沢なランチに向かいます。


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この記事へのコメント

1, 田岡組 紀和さん 2010/10/24 09:07
ご無沙汰しています。

人格高邁なsaraiさんも、フツーのおっさんのようで安心しました。
昨年の秋プラハへの列車に乗るため、ウイーン南駅へ行く途中でトラムを下車し、ベルヴェデーレ宮殿に立ち寄り、実に小生も!スフィンクスのお胸「タッチ!」をしたことでした。
同行者に「いやらしいんだから!」と言われながら、写真を撮ったことを思い出します。
また、出かけたくなりますね。

(旅行中はネットも見ないので、気の抜けた時期のコメントになりました。悪しからず。)

2, saraiさん 2010/10/24 23:16
お久しぶりですね。

あれは大人から子供まで、男性はみんな万国共通で好きですよ。
女性もあれくらいは許してくれるようです。
何せ、スフィンクスですかからね。

ウィーンはあれも含めて、何度も行きたくなる街です。
また、来年の計画を練っているところです。

また、当ブログにお立ち寄りください。

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ウィーン、インペリアルホテルで昼食を!

2010年7月10日土曜日@ウィーン/3回目

ベルヴェデーレ宮殿Schloss Belvedereでクリムトに感激してもらったところで午前中の観光はオシマイ。
お昼時になります。

今日はsaraiの姉がsaraiの退職記念に特別なランチをご馳走してくれるとのことなので、ウィーン随一(saraiの思い込み?)のホテルであるインペリアルホテルHotel Imperialに向かいます。シュロス・ベルヴェデーレSchloss Belvedereの停留所から路線Dのトラムに乗ります。

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少しだけ乗って、シュヴァルツェンベルクプラッツSchwarzenbergplatzの停留所で降車。ウィーン楽友協会Musikverein Wienの前を通って、インペリアルホテルに向かいます。

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ベーゼンドルファー通りBösendorferstraßeを挟んで、ウィーン楽友協会の隣の建物がインペリアルホテルです。

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インペリアルホテルで記念のランチということでしたが、ランチということで、形式ばらないカフェ・インペリアルCafé Imperialでご馳走してもらうことにします。
もちろん、リング通りRingstraßeに面したテラス席です。

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テラス席とはいえ、食事ということで、ウェイトレスのお姉さんが手際よく、テーブルセッティング。さすがに一流ホテルらしく美しいテーブルセッティングですね。

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料理を待つ間も、雰囲気も景色もすこぶるよくて、気分は最高です。

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まずは記念の食事ということでワインをオーダー。美味しいクレムスの白ワインです。

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パンはパン籠でどっさり届きます。

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次はコンソメスープ。日本でいうところの錦糸玉子のような浮身がはいっていますが、当地ではスライスパンケーキといわれるものです。なかなか美味です。

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次はお馴染みのシュニッツェルですが、少し皮が膨らんでフリッターみたい。で、お味はいま一つかな・・・。天下のインペリアルホテルに文句をつける気はないのですが、これでいいんでしょうか?saraiとしては、巷の「牛カツ」という感じのシュニッツェルの方が好きです。

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付け合わせの野菜サラダ。新鮮でシャキッとしています。

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次はターフェル・シュピッツ。3種類のソースが付いています。これは美味しい!

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これはハムとチーズのホットサンド。

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デザートはインペリアル・トルテ、コーヒーはメランジェ。

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ここでうっかり、ホイップクリームを頼むのを忘れ、あわてて追加でお願いします。

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インペリアル・トルテはザッハ・トルテと同じチョコレート・トルテですが、形は立方体。コーティングのチョコレートの下にあるジャム系のものがかなり特徴のある味で、ちょっと好き嫌いがあるかもしれませんね。
ウィーンが初めての姉達のために企画したホテル・ザッハーとカフェ・デーメルのザッハ・トルテとの食べ比べの一環で注文してみましたが、さてどのような結論になるのでしょうか。残りはカフェ・デーメルです。

何はともあれ、記念のご馳走をいただき満足です。

このあとは、明日、日本に出発する姉たちのばら撒きお土産ショッピングで、グランドホテル・ウィーンGrand Hotel Wienの地下にあるスーパーマーケットに繰り出します。やはり、定番のモーツァルトチョコレートも考えられないくらい安く、ルンルンでスーパーの棚に並んでいたものを買い占めています。
そのあとは、さらに精力的にブランドショップ巡りでこの日は終了。

暑さに体力を消耗したので、早めにホテルに戻ります。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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ホテルでは、帰り道の途中で仕入れたお寿司をつまみながら、姉弟で暫しの語らいをゆったりと楽しみます。

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明日は帰国する姉達を空港で見送り、そのあと、saraiと配偶者は鉄道でザルツブルグSalzburgに移動します。いよいよ、旅も後半戦です。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
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07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
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ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
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07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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