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シャーフベルク登山鉄道へ出発

2010年7月12日月曜日@ザルツブルク

今日は旅も8日目。

今日は、あの《サウンド・オブ・ミュージック》でマリアとトラップ家の子供たちがピクニックに出かけたシャーフベルク鉄道Schafbergbahnに乗って、ザルツカンマーグートSalzkammergutの絶景を楽しみに出かけます。
今日はこの旅で一番晴れて欲しい日です。ここまで異常なほどの暑い晴天が続いているので、そろそろ天候も崩れるかと思いきや・・・部屋の窓から外の景色を見ると、今日も素晴らしい快晴です。青空の下、大聖堂のドームが見えています。

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別の窓からは青空とメンヒスベルクMönchsbergの丘が見渡せます。

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それにしても、暑い!

ともかく、さっさと朝食を済ませます。朝食は美味しいです。

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昨日は夜到着したので、朝食後ホテルを出たところで、改めてホテルの正面を眺めます。ホテルとレストランが一体化しているんですね。

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ホテルの建物の上部を見上げると、確かにホテル・エレファントBest Western Hotel Elephantの名前通りに象さんの飾りが付いています。

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ホテルの前の路地、ジークムント・ハーフナー・ガッセSigmund-Haffner-Gasseの先には、ザルツブルグ市庁舎Altes Rathausの塔が聳えています。

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路地を進んで、市庁舎に近づきます。なかなか美しい塔です。

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塔の前で塔を見上げます。

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この市庁舎の前の通り、ゲトライデ通りGetreidegasseに出ると、すぐ先にはモーツァルトの生家Mozarts Geburtshausが目にはいります。それにしても、モーツァルトに関係した建物は何故みんな黄色なんでしょう?

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まずはこのザルツブルグ旧市街から、市内バスでザルツブルグ中央駅Salzburg Hbfまで出ます。ホテル近くのバス停でバス待ちをしていると、現地風の人が「どうしたんだい?」と話しかけてきます。中央駅までバスで出たいと言うと、何番のバスが一番いいとか、アドバイスしてくれます。バス待ちの間中、世間話で盛り上がります。ザルツブルグについての話題が中心です。
が、最後に彼は「俺はもともとここの人間じゃない。ドイツ人だよ。」と言って、大笑いして、去っていきました。唖然・・・。

無事、市内バスに乗って、予定通りの時間に中央駅に到着。郊外へのバスの出る乗り場に移動します。まだ、朝早いので、人はまばらです。

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中央駅からはザンクト・ギルゲンSt.Gilgenに行くためにまず150番のポストバスに乗ります。このバスはザンクト・ギルゲンを経由して、バート・イシュルBad Ischlまで行きます。観光シーズンでバスが混雑するのではないかと心配しましたが、待っている人もそう多くはなく、満員にはなりそうにありません。

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時間通りにバスが着き、ゆっくりと並びの席を確保できます。
バスはミラベル庭園Mirabellgartenあたりで左に折れ、狭い市街地の道を抜けて、郊外に出ます。
が、途中からいろんな人が乗ってきて、バスの中はそれなりに混み合ってきます。
で、一人で座っていた人の横の席もほとんど埋まり、知らない人同士が隣り合うような形でバスは満員になってきます。と、アレェ~、なんだかとっても賑やかというより、バスの中は騒がしいくらいです。驚いたことに、たぶん初対面の人達のはずの隣り合った人たちが、男女の区別なく、老若の区別なく、おしゃべりに夢中になっているんですっ!! そういえば、見ず知らずの人達が隣り合わせになったとき、お互いに不信感をいだかないように、しっかりおしゃべりをしなければいけないというようなことを、聞いたことがあるような・・・。
バスはザルツカンマーグートの村々を抜けていきます。

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このバスで1時間ほどでザンクト・ギルゲンの町のバス停まで行き、下車。
バス道路から、10分近く歩いて、ヴォルフガング湖Wolfgangseeの船着場ATS St.Gilgen Schiffstationに向かいます。
船着場の近くには、モーツァルトの母親の生家Kulturverein Mozartdorf St. Gilgenがあります。ここは以前に、ザルツカンマーグートのバスツアーでも立ち寄ったところで、懐かしい思いになります。博物館になっていて、見物もできます。

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湖畔近くの賑やかな場所に出ます。夏の陽光が燦燦と降り注いでいます。このあたりに船着き場があるようです。

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公園の広場もある綺麗なところです。

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花壇には色とりどりの花々が咲いています。

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で、ようやくヴォルフガング湖の船着場に到着します。

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船着場に着くと、次の船の乗船時間には1時間ありますが、とりあえず、船とシャーフベルク鉄道の往復コンビチケットを窓口で購入します。ここで、シャーフベルク鉄道のチケットも購入できるのは便利ですが、とっても人気のあるシャーフベルク鉄道の予約がここで出来てしまうので安心でもあるのです。鉄道の駅まで行って購入しようとすると、かなり遅い電車になってしまうことも多いそうです。

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これが購入したコンビチケットです。シャーフベルク登山鉄道の11時発の列車の予約が印字されています。

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登山鉄道の復路は、シャーフベルク鉄道の山頂駅に着いたときに時間予約するとのことです。
順調にチケットが購入でき、落ち着いたところで、船着場前にある公園のトイレに行きますが、番人が座っていて、しっかり使用料を取られます。
トイレは下の写真の公園の奥の方にある公衆トイレみたいなもので、本当にあの番人が管理していたのか(お仕事?)不明です。

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ところで、公園の様子からも猛暑っぽいのがお分かりでしょう!

まだ、時間はたっぷりあるので、近くの土産物のショップをのぞき、冷たい飲み物だけをゲット。「冷た~い飲み物」という表示はあったけど、とっても冷えているなんていえる代物ではありません。冷たいという感覚は、日本人とはかなり差がありますね。
何せ暑くて暑くて・・・日陰を探し喉を潤しながら、乗船までの時間をつぶします。
それでも、公園から眺めるヴォルフガング湖の景色は綺麗です。

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これが湖岸の様子です。

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船の乗船場には少し人がうろうろしているだけで、船はまだまだです。

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でも、この頃になると、チケット売り場に人の列ができています。早々とチケットを購入しておいて正解でした。

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ようやく、船が到着し乗船します。ここからヴォルフガング湖を渡り、シャーフベルク鉄道の駅があるザンクト・ヴォルフガングSt. Wolfgangまで行きます。湖を行くといっても今日もとにかく暑いし、船のデッキって太陽サンサンです。

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配偶者の指示で、ほんのわずかにあった船上デッキの物陰の日陰に席を取ります。
さあ、出航です。船が湖面に滑り出すと美しい風景が広がります。暑さを我慢しても、船室よりデッキですよね。

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こうして順調に船出しました。ヴォルフガング湖の美しい湖面を船は滑るように進んでいきます。

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いよいよシャーフベルク登山鉄道に向かっての短い船旅が始まります。。



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シャーフベルク登山鉄道で山頂へ

2010年7月12日月曜日@ザルツブルク/2回目

シャーフベルク鉄道Schafbergbahnに向かって、ザンクト・ギルゲンSt.Gilgenの船着場ATS St.Gilgen Schiffstationをクルーズ船が出航しました。

ヴォルフガング湖Wolfgangseeの周りの山はなだらかで緑が綺麗です。

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湖畔には贅沢なヴィラが建ち、夏のバカンスを楽しむ人たちが寛いでいます。別荘、あるいはホテルでしょうか。

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このヴィラの前には最初の停泊地、フュルベルクの船着き場ATS Fürberg/Wolfgangsee Schiffstationがあります。ザンクト・ギルゲンの対岸で、ここまで10分ほどのクルーズでした。
ゲートは既に閉じられていますが、ここから乗船してくる人が急いでやってきていますね。

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乗船者のためにゲートが開けられます。さらに乗船者の連れもやってきます。彼らの乗船が終わり次第、フュルベルクの船着き場を出港するようです。


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ようやく、フュルベルクの船着き場を出港。のんびりしたもんです。
岸辺には、湖水浴や日光浴を楽しむ水着の男女がいっぱいです。水遊びの子供たちもいます。まさに夏のバカンスですね。

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湖面を泳いでいる人達もいます。

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saraiはクルーズ船のデッキの日陰の席に陣取って、ヴォルフガング湖の景色を満喫。楽しいクルーズ旅です。

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大きな建物の前を通り過ぎます。大勢の観光客がいますね。ここは経済専門職のための高等連邦教育機関Höhere Bundeslehranstalt für wirtschaftliche Berufe Wolfgangseeのようです。インターナショナルな学校で色んな国の若者が学んでいるようです。

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次の停泊地、リート/ファルケンシュタインの船着き場Ried/Wolfgangsee Falkenstein (Schiffstation)に到着。ここでも少数の乗降客が入れ替わります。

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最終目的地のザンクト・ヴォルフガングに向けて、出航。
山と湖の岸辺の間の緑の平地には、コテージ風の別荘が点々と立ち並びます。こういうところに別荘が持てるのは羨ましい限りですね。

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クルーズ船のデッキは物凄い日差しですが、みなさん、その暑さにめげず、一心にヴォルフガング湖の景色を楽しんでいます。もちろん、船室で暑さを凌いでいる人も多いです。

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湖畔の風景です。緑の野原に点在するヴィラ、湖上の舟遊び・・・まさに夏の湖。

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湖畔の瀟洒なリゾートホテルの前を通り過ぎます。ホテル・ガルニHotel Garni Haus Arndtです。こういう風光明媚なホテルに泊まるのもいいですね。夏期料金は恐ろしく高いでしょうけどね。

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美しい湖・風景に見とれているうちに船はザンクト・ヴォルフガングSt. Wolfgangに近づいてきます。

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シャーフベルク鉄道の船着き場Schafbergbf (Schiffstation)に到着。下船します。

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すぐ近くのシャーフベルク鉄道の駅Schafbergbahnに着くと、大勢の人が次の列車待ちをしています。saraiにとっても期待以上の快晴の日ですが、地元の人にとっても願ってもない天候の日だったようで、どっと出かけてきたようです。しかも、1時間に1本の列車ですからね。

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駅前からヴォルフガング湖の景色を眺めます。

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ぼーっとしていないで、我々もさっさと列に並び、しばらく列車待ちです。ところで、この大勢の中に、日本人はsarai達だけみたいです。
行列は日本人の専売特許かと思っていたので、この行列を体験してビックリです。

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行列に加わらず、日陰のベンチでゆっくりしている人もいますね。彼らは大丈夫か、心配になります。誰かに並んでもらっているのかな。

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炎天下の行列でひたすら列車を待ちます。これも修行です。

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そうこうするうちに(10分ちょっと)、列車が到着し、みんなぞろぞろと乗車します。かわいい真っ赤なSLです。

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連結されている車両はわずか2両。急いで、空いた席を探します。

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saraiたち2人はなぜか首尾よく、並び席でSLの車両に乗り込こむとが出来ます。空いていた最後の並び席です。ラッキー!!
車両内は観光客でいっぱいです。

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が、ホームには、まだまだ人があふれています。無理やり、太ったおばさんが乗り込んだりして、ぎゅうぎゅう詰めになります。もう、車両は満席ですよ。

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どうするのかと思っていると、さらに別の列車、SLではなくて、ディーゼルカーが用意されます。

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何とか全員乗れたようです。が、この準備にかなりの時間がかかり、最初に乗り込んだ我々はジッと我慢の子です。列車内は満席で暑いったらありゃしない。もちろん、登山電車ですし、冷房なんて入ってるわけがありません。

皆が乗るための大騒動で出発が遅れましたが、ようやく発車です。かなりの急坂をガッガッガッガッとアプト式のSLが進みます。しばらくは麓の村の中を進みますが、急に視界が開けると、美しい草原です。まさにサウンド・オブ・ミュージックの世界の始まりです。

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また、狭い山道を登っていきます。

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木々の間から、ヴォルフガング湖の景色が見えてきます。

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少しずつ湖の風景が広がってきます。

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また、風景は木々に遮られます。

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さらにSLがぐんぐんと力強く山間を登り、眼下には湖と草原が広がってきます。素晴らしい!

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写真は傾いているように見えますが、そうではなく、それほど列車は急傾斜を登っているんです。
どんどん列車は山を登っていきます。
saraiはここぞとばかりに写真を撮るのに夢中です。
おおっ、歩いて登っている猛者がいますね。それともこのあたりでハイキングかな。

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途中駅に停車。シャーフベルクアルペ駅Schafbergalpe Bahnhofです。

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と、ここで単線のため、下りのSLがやってきます。この駅ですれ違いができるようになっています。

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慎重に運転士が確認しながら、そろそろと動いています。

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どうやら、うまく、すれ違えたようです。

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下りの車両とすれ違っていきます。乗客がお互いの車両を見合っています。

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また、登り始めて、山の上のほうの野原を走っていきます。周りの山々も見渡せます。

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ごつごつした岩山を登っていきます。

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やがて、美しい野原の向こうにヴォルフガング湖が見えてきます。

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シャーフベルクの山頂も近づいてきます。

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約1200メートルの標高差を45分かけてSLは登りきります。無事、シャーフベルク頂上駅Shalfbergspitzeに到着です。

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この列車は1893年に開通した登山列車で、現在走っているSLの6台は当時のままだそうです。我々の乗ったのもその1台。1台のSLで2両の客車を押し上げます。
お隣には、緑色の別のタイプのSLが停車中。運転士が作業しています。

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いよいよ山頂からのパノラマを楽しみましょう。



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シャーフベルク頂上からの大パノラマ

2010年7月12日月曜日@ザルツブルク/3回目

順調にシャーフベルク山頂駅Shalfbergspitzeに到着したところです。目にも鮮やかな真っ赤なSLが駅に停車しています。

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駅のホームの先にはヴォルフガング湖が顔を覗かせています。

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と、一緒に出発したディーゼルカーがホームに入ってきます。あふれた乗客を運ぶために急遽用意された増便の登山列車です。

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駅からはシャーフベルクShalfbergの頂上が見えています。少し、歩いて登らないといけないようですね。頑張ろうっと。

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おっと、その前に帰りの列車の整理券をゲットします。約2時間半後の列車を確保します。

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標高1783mの山頂のカフェ・レストランの案内があります。毎日営業しています。そこでランチをいただきましょう。

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SLを降りた人達が一足早く登っていきます。saraiも負けずに健脚で頂上を目指します。

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少し登ったところで駅に停車中の登山列車を眺めます。

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だんだん、駅が下のほうに遠くなっていきます。フーフー・・・。

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山頂が近くなると、下方に絶景が広がります。ワオー!

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草原には可愛い山草が花を咲かせています。気分は最高です。

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草原の中の小道をゆっくりと登り、頂上に到着。丁度、列車でずっと同席していた家族が記念撮影中。saraiが、撮影担当だったお母さんも一緒に入れて、写真を撮ってあげます。よい記念写真になったかな・・・。

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頂上からは360度見渡せられる大パノラマが広がっています。ゆっくり眼下の湖や遠くの山々を眺めながらグルリと頂上の周遊散策道を一周します。かわいい草花も一面に咲いています。

今日は暑いほどの超快晴。眼下にザルツカンマーグートSalzkammergutの景観がくっきりと見えます。

ヴォルフガング湖の反対側には、クリムトやマーラーが夏を過ごしたアッター湖Atterseeが見えます。

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その左手にはモンド湖Mondsee。

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眺めているところの木柵のすぐ先は切り立った断崖がずっと下方まで垂直に落ち込んでいます。高所恐怖症でなくても、恐ろしくなります。

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これが山頂の周遊散策道です。下に見えているのはヴォルフガング湖です。

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山頂の上には夏の青空がギラギラと輝いています。いやはや、暑い!!

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足元に目を落とすと、草原は今花盛りです。岩場にはキンポウゲの黄色い花も見えます。

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こちらの崖の間際にキンポウゲの黄色い花が咲いています。その先に見えるザルツカンマーグートの湖と素晴らしい対照です。

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また、アッター湖の眺めに見入ります。ザルツカンマーグートはこういう美しい湖が点在しています。

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モンド湖の奥のほうをズームアップします。湖畔には家々が見えます。その奥に見える湖はイラー湖Irrseeでしょうか。

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ちょっとした草原のお花畑もあります。とても綺麗です。

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山頂の散策道の周りには木の柵が巡らせてあって、安全対策は万全です。

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遠くにはアルプス(正確にはチロル?)の白い連なりも見えています。

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そして、頂上の一端は鋭く切り立った剃刀のような岩の壁が立っています。驚きます。

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登山鉄道の駅も見えています。そのずっと下にはヴォルフガング湖。絶景です。

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観光客のみなさんはsaraiと同様に絶景に見入っています。そして、カメラをパチリ、パチリ。

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眺望を堪能したところで、山頂レストランでランチをすることにします。
レストランの横にはお馴染みのアルペンホルンもおいてありますが、残念ながらもう演奏は終わったようです。

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眺望を楽しめるレストランのパラソル席はとっても少なく、当然のことながら賑わっています。ざっと見わたしましたが、空き席はありません。

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パラソル席からの眺めはとてもよいので、何とか空き席をゲットしたいですね。

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配偶者がそろそろ食事を終えそうな席を狙って、ピンポイントで粘りのアタック。

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確かに狙いを絞らないと、席をゲットできそうにもありません。ここは配偶者の力にすべてを託しましょう。

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そして、たった数分で配偶者は見事に素晴らしい景色を眺めながら食事のできる席を確保しました。やったね!

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眼下はヴォルフガング湖です。遠くにはアルプスも薄くみえています。

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とりあえず、冷たい清涼飲料を飲んで一息つきましょう。

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このテーブルで料理を待つ間、遠くに望めるアルプス(チロルかな)をぱちり。

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眼下にはヴォルフガング湖の対岸の村もよく見えています。

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このカフェ・レストランはベルクホテル・シャーフベルクシュピッツBergHotel Schafbergspitzeです。

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大変混み合っていて、オーダーした料理がなかなか出てきませんでしたが、待った甲斐あってスープもメインも美味でした。
コンソメスープです。

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これはあっと言う間に飲み尽くします。

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魚のフライです。

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ターフェルスピッツです。

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ランチも終えます。また、眺めを楽しみながら、山頂の草原を散策しましょう。



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シャーフベルク山頂のお散歩、そして、下山

2010年7月12日月曜日@ザルツブルク/4回目

シャーフベルクShalfbergの山頂のレストランで絶景を楽しみながらのランチ。

お腹も満足したところでもう少し山頂を楽しみましょう。
が、1780メートルの山頂にもかかわらず、太陽に近い分暑いのかと思うくらい涼しくない!
しっかり用意してきたウインドブレーカーも出番なし。
冷たい風の吹く心地よさを期待していたのに、この快晴の素晴らしいお天気が恨めしいほどです。
いえいえ、そんな贅沢なことを言ってはいけませんね。素晴らしいお天気に感謝!です。

ランチの後は、草原の中を散歩します。頂上から少し草原に下りてきます。気持ちがいいですね。

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草原は今花盛りです。とても綺麗です。草原のすぐ先には登山鉄道の駅。その下方にはヴォルフガング湖Wolfgangseeが見えています。

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遠く、アルプス(チロル)の峰々も見えています。雪があります。

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山頂の滞在約2時間半はあっという間に過ぎていきます。
暑くはありましたが、絶景を堪能できて、2人ともとっても幸せな気分になります。

帰りは、来た道を逆に辿ります。
SLの牽引する登山列車には早めに乗り込み、よい席を確保。

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登山列車の中で出発を待ちながら、窓外の景色を楽しみます。

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窓からは、ヴォルフガング湖Wolfgangseeの上の方にパラグライダーで気持ちよく飛んで行く若者達が見えます。

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やがて、上りの登山列車がホームに入ってきます。

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やがて、SLが出発し、草原の中を走っていきます。

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かなり下りたところで、湖が見えてきます。

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はっきりとヴォルフガング湖の姿が見えてきます。

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SLはアプト式鉄道特有のがっがっという音を立てながら、急斜面を湖に向けて下りていきます。

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木々の間から、ヴォルフガング湖がちらちら見えています。

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森を抜けて、草原に出ると後続のSLが走って来る姿も見えます。いい感じですね。

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SLがヴォルフガング湖の湖岸の駅に到着します。列車から降りて、アプト式鉄道の線路をチェック。やはり、歯車のギザギザです。

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駅にはこれから登山列車に乗って、シャーフベルク山頂に登る人たちの行列ができています。ご苦労様!

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saraiは暑いので、とりあえず、アイスを食べます。

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駅のチケット売り場にはチケットを購入中の人以外にはもう並んでいる人はいませんね。もう午後3時過ぎです。

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さあ、クルーズ船の船着き場に向かいましょう。

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また、ヴォルフガング湖をクルーズ船でザンクト・ギルゲンSt.Gilgenに戻ります。船着き場でクルーズ船がやってくるのを待ちます。

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クルーズ船に乗り込んで、ザンクト・ギルゲンに戻ります。湖ではヨットを楽しんでいる人もいます。優雅ですね。

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湖岸では日光浴を楽しむ人たちの姿が見えます。

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やがて、ザンクト・ギルゲンの船着場に到着。ヴォルフガング湖のクルーズ船のルートを地図で確認しておきましょう。

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ザンクト・ギルゲンの船着場からは来たときとは別の道を通って、バス停に向かいます。
途中、ザンクト・ギルゲンの村役場Rathausに出ます。ローカルな雰囲気で可愛いくていいですね。

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バス停に着く直前には、近くの山、ツヴェルファーホルンZwölferhornへのロープウェイが見えてきます。実はシャーフベルク登山鉄道Schafbergbahnの混雑状況によってはこのロープウェイで山に登り、ザルツカンマーグートSalzkammergutの景観を楽しもうとも検討していました。結果的にそうならなくてラッキーでしたが、シャーフベルク登山鉄道はそれくらい超人気の観光スポットらしいです。

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バス停でバスを待ち、ほどなく来たザルツブルグ中央駅Salzburg Hbf行きのバスに乗車。
登山列車もクルーズ船も冷房はありませんでしたが、バスはあまり汗をかかない程度の冷房をしているので、それに救われながらホテルに帰ります。

ホテルでお風呂に入り強い冷房を入れて一服。元気を取り戻して、ザルツブルクSalzburgの街を散策しながら、夕食に向かいます。



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ザルツブルグで美味しいディナー:シュティフツケラー・ザンクト・ペーター

2010年7月12日月曜日@ザルツブルク/5回目

シャーフベルク登山鉄道Schafbergbahnで絶景を楽しみ、疲れた体をザルツブルグSalzburgのホテルで安め、夕食に出かけます。

ザルツブルグの目抜き通り、ゲトライデ通りGetreidegasseは、まだ、この時間は観光客で賑やかです。

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ザルツブルグと言えば、お店の前に掲げられた鉄飾りSchmiedeeisen Ladenschildが有名です。どのお店にもお店特有の鉄飾りがあり、それを見て歩くだけでも散策を楽しめます。

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通り抜けの狭い小径のパッサージュがあります。シュムックパッサージュSchmuckpassageです。このパッサージュを抜けると、大学広場Universitätsplatzに出ます。こういう通り抜けが何本もあります。

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ぶらぶら歩いていくと、すぐに通りの端にまで来てしまいます。ザルツブルグは小さな可愛い町です。

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また、反対方向に歩き始めます。お店の装飾を見ているだけで楽しいですね。

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で、やはり、今やザルツブルグといえばモーツァルトを外すことはできません。通りにも、カフェ・モーツァルトCafé Mozartというお店を見かけます。

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敬意を示すためにモーツァルト広場Mozartplatzを訪れます。モーツァルトの像Mozart-Denkmalにご挨拶。

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モーツァルト広場の一角にはカフェ・デーメルDemelもあります。ウィーンのデーメルの支店です。今日はこれから夕食ですから、駄目ですが、是非、寄ってみましょう。

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広場の別の一角にはザルツブルク博物館Salzburg Museumがあります。ノイエ・レジデンツNeue Residenzの建物の中にあります。

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モーツァルト広場のお隣はレジデンツ広場Residenzplatzです。ザルツブルグ大聖堂Dom zu Salzburgの側面と尖塔が見えます。

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このレジデンツ広場にもノイエ・レジデンツ、すなわち、ザルツブルク博物館が面しています。

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で、このあたりで目立ったのがこれ。

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セグウェイです。ウィーンでもここでも観光用に流行っていますね。

少し足を伸ばしてザルツブルグ音楽祭Salzburger Festspieleの会場を見物に行きます。ずい分、新しく改装されていたのでびっくり。
旧ザルツブルク祝祭小劇場Kleines Festspielhausがモーツァルト劇場Haus für Mozartと改称になっているのですね。

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そろそろ腹ごなしもできたところで、本日のレストランに行きましょう。丘の上にはホーエンザルツブルク城Festung Hohensalzburgが見えています。

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聖フランシスコ教会Franziskanerkircheとその修道院Franciscan Closterに挟まれた路地、フランツィスカナーガッセFranziskanergasseを進んでいきます。静かな路地です。

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やがて、右手にザンクト・ペーター教会St.Petersstiftskircheに続く路地があります。その路地をザンクト・ペーター教会に向かいます。教会の尖塔が見えていますね。

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ザンクト・ペーター教会の前に出ます。尖塔が聳え立っています。

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今日の夕食をいただくレストランは、ザルツブルグで、多分1番有名なシュティフツケラー・ザンクト・ペーターStiftskeller St. Peterです。修道院が経営しているレストランです。このレストランでは以前にも1度食事したことがあります。再度、訪問することにしたのは、前回果たせなかった夢を実現するためです。
ここにはザルツブルク名物のデザートのお菓子ザルツブルガー・ノッケルンSalzburger Nockerlnがあり、そのあまりにもボリュームがあることから、前回は食べることを途中で断念し、半分以上残してしまいました。今回はその再挑戦です。

ザンクト・ペーター教会の右手にそのシュティフツケラー・ザンクト・ペーターStiftskeller St. Peterがあります。

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さて、レストランの入口をはいりましょう。

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明るい中庭を抜けるとほの暗い石壁に囲まれたテーブルがあります。雰囲気がいいのでこのあたりのテーブルをお願いします。なお、今回は事前のテーブル予約は入れていませんでしたが、がらがらです。

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saraiの座ったテーブルから中庭を望むと明るくモダンですが、何かこのレストランの雰囲気とは違和感を感じます。伝統的な修道院の雰囲気が売りだと思うのですが・・・。

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saraiの座ったテーブルは石壁のなかの一番外側です。奥のほうにずっとテーブルが並んでいます。こちらはいかにも修道院の建物という雰囲気です。

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石壁はうっすらと苔むしたような感じです。実際にはそんなことはないでしょうけどね。

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中庭のテラス席と違って、石壁の中はほの暗いので、テーブルにローソクを置いてくれます。ロマンチックですね。

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石壁にはレリーフのようなものが飾ってあります。

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レストランの雰囲気を味わっているうちに、まずは注文した白ワイン(ここの自家製)が運ばれてきます。早速、いただきます。なかなかフルーティーで美味しいです。

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オードブルはチーズの3種盛り(これはオーダーしなくても自動的に出てくる突き出しみたいなもの)で見た目も味も、なかなかです。パンと一緒にいただきます。

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今回はオーダーする料理をメイン2品(七面鳥のシュニッツェル、グーラッシュ)に絞り、ザルツブルガー・ノッケルンに備えます。
初めて食べた七面鳥のシュニッツェルは絶品です。子牛のシュニッツェルよりも美味しい!!

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そして、グーラッシュです。

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で、デザートのザルツブルガー・ノッケルンですが、巨大なスフレであるザルツブルガー・ノッケルは甘過ぎるほど甘いのですが、甘酸っぱいいちごジャムと一緒に食べるとなかなか美味しいものです。わざわざ食べにきただけのことはあるオリジナリティーのある美味しいお菓子です。

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上の写真は、2人で食べるために料理人が取り分けてくれた(わざわざ料理人が運んでくる!)後なので、もう一つ巨大さが分かりにくくて、ゴメンナサイ・・・

今度も完食こそできませんでしたが、まあまあ2人で何とか半分くらいは食べられました。まあ、こんなものでしょう。

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もうこれ以上食べられないという満腹状態で二人はこの老舗のレストランを後にします。
少し薄暗くなった街を散策して、お腹を休めましょう。

レストランを出るとすぐ横にあるザンクト・ペーター教会St.Petersstiftskircheに入ってみます。
ほの暗い内部はとても小振りな教会ですが、立派な装飾で驚かされます。

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天井の装飾、パイプオルガン、バロック様式らしい豪華さです。

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外に出て教会を見ると、堂々とした尖塔に圧倒されます。

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教会の前の広場の中央には、噴水があります。ペーターの噴水Petersbrunnenです。

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ザンクト・ペーター教会の前の広場から抜け出ると、また、大きな教会の尖塔に突き当たります。聖フランシスコ教会です。

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聖フランシスコ教会の前の路地、フランツィスカナーガッセFranziskanergasseを右手に少し進むと、ドーム広場Domplatzに出ます。正面にザルツブルグ大聖堂の威容が見えます。広場の中央にはマリア像Mariensäuleが立っています。そのマリア像を取り囲むように仮設の客席が造られています。ザルツブルク音楽祭の重要な演目である演劇《イェーダーマン》が演じられるための準備です。

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ふらふら歩いていると見慣れた一角に出ます。
ホテルはすぐ近くです。路地を進むと、無事、ホテルの前にたどり着きます。

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今日の散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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今日は早めに休んで疲れを癒しましょう。
好天に恵まれて収穫の多い1日でした。

明日も好天は続きそうです。
明日はルードヴィッヒ2世Ludwig IIの3番目のお城、ヘレンキームゼー城Schloss Herrenchiemseeに行きます。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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金婚式、おめでとうございます!!!
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京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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