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最後はモーツァルトのお墓参り

2010年7月20日火曜日@ウィーン~成田

旅も16日目です。ついに帰る日になってしまいました。

今日も気持よく晴れています。今は爽やかですが、日中は暑くなりそうです。数日涼しい日が続きましたが、また真夏の暑さに戻るのでしょうね。

いつも通りに、saraiは「朝シャンパン」、配偶者は「チョコレート」を頂いて、朝食を終了。
いよいよ荷物をまとめて、チェックアウトです。

さて、ここで粘るのがsarai流。空港に行くまでの数時間を、モーツァルトのお墓参りで過ごすことにします。荷物をホテルに預けて出発です。

ところで、著名なウィーンの音楽家のお墓はたいてい中央墓地Wiener Zentralfriedhofにあります。が、中央墓地にあるモーツァルトのお墓は、実際は記念碑にすぎません。
モーツァルトのお墓のあるのは、ザンクト・マルクス墓地Sankt Marxer Friedhofなんです。
ただ、映画「アマデウス」のとおり、モーツァルトはこのザンクト・マルクス墓地の共同墓地に、他の人達の遺体と一緒に埋葬されたので、現在でもモーツァルトがこの墓地のどこに埋葬されているかは分からないようです。また、それすら諸説あり、確実なところは闇の中です。
が、このザンクト・マルクス墓地に一応モーツァルトのお墓があることになっているので、お参りしておこうと思ったわけです。
いつもモーツァルトの音楽にはお世話になっていますから、それくらいの義理は果たさないといけないでしょう。

トラムの1日券を購入し、トラムを乗り継いで最寄駅のザンクト・マルクスSt. Marxに到着です。親切にザンクト・マルクス墓地への標識があるので、それに従って10分ほど歩くと、墓地らしきレンガ造りの建物が見えてきます。

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近づいていくと墓地の入口のアーチが見えてきます。

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入口近くに到着です。
以前に訪れた中央墓地では、お参り用の花束を売るお店が何軒もあったのですが、ここには全く見当たりません。その代わりに、「お花を供えるのは禁止」という張り紙がしてあります。枯れたお花の後始末などが大変だからでしょうか、ちょっと残念です。

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さあ、この入口から墓地に入りましょう。

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入口からまっすぐに並木道が続いています。その並木の両側にズラ~ッとお墓が並んでいますが、全体に大きな木が茂りこんもりとした森になっています。

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モーツァルトのお墓は、この並木道の左側で花に囲まれているというガイドブックの案内をたよりに5分ほど歩くと、確かに左側に標識が見つかります。「モーツァルトのお墓」(MOZARTGRAB)は左と矢印が書かれていますね。

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標識に従って左に曲がると、その先にお墓が見えます。

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すっきりとした清楚なお墓です。お花に囲まれてモーツァルトらしく美しいお墓ですね。天使に付き添われているのも何とも言えず、いい感じです。

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お墓をズームアップして1枚パチリ。

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もう1枚角度を変えてパチリ。

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こうして見ると、この天使の悩ましそうな表情が気になりますね。もっと幸せそうな表情でいいのでは・・・。

折角ですから、日頃のお礼と尊敬を込めて、合掌!

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これで、モーツァルトのお墓参りは終了です。

さて、まだ、もう少し時間がありそうなので、中央墓地にもまわろうかと迷っているところです。



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ウィーンから帰国・・・FIN!

2010年7月20日火曜日@ウィーン~成田/2回目

ザンクト・マルクス墓地Sankt Marxer Friedhofでのモーツァルトのお墓参りは完了。

墓地の入口に向かって歩いていると、おばさんが一人こちらに向かって歩いてきます。
すれ違う時に、モーツァルトの墓はどこかと訊かれたので、もうちょっと先を左だと教えてあげます。
そして、saraiが次に向かう中央墓地Wiener Zentralfriedhofへの経路確認のためベンチに座って地図を見ていると、おばさんが不安そうにこちらを見ています。
で、配偶者が左よと合図をすると、左に曲がって行きます。

配偶者は ムム?ちょっと曲がるのが早過ぎたかな・・と気になったらしく、いきなりダッシュ!
やはり一筋早過ぎだったそうです。そのままでは森の奥に迷い込みそうだったとのこと。
配偶者が「ヘイ、カムバック!」と呼び戻し、《モーツァルトはこっち》というプレートを教えてあげたそうです。
すると、その先のお墓を見ながら、写真を撮って欲しいと頼まれてしまい、配偶者はハイパチリ!
と、もう1枚と言うので、角度を変えてハイパチリ!
今度は、ちゃんと撮れたか確認するわと言うので、ハイどうぞ!(配偶者談:もう解放してくれ)
さらに、あなたはモーツァルトが好きなの?などと話しかけてくるので、楽しんでね~と言い置いてダッシュでsaraiの所に戻ってきたそうです。モーツァルトのお墓の前で、音楽好き同士で語り合いたかったのかも知れないけど、帰国の時間が迫っているのでゴメンナサイということですね。

配偶者の観光案内の間に、saraiがいろいろ調べた結果、中央墓地に行くのは時間的に無理ということで断念、ホテルに戻ります。

さて、ホテルでの最後のお楽しみは・・・合計7泊もしたからか、ドリンク券を頂いていたので、それを使わなくっちゃね。

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saraiはシュヴェップスのビターレモン、配偶者はオレンジジュースを注文。すると、
「ジュースに氷を入れる?」
「えぇぇぇぇっ?!、そんなことができるなら、もちろんお願い!」
冷た~く冷えたジュースが五臓六腑に沁み渡ります。この長~い暑~い旅で、初めて飲んだ本当に冷たい飲み物です。飲み物に氷を入れるなんて、カフェでは考えられないサービスです。やはり、ホテルだからこそなんでしょうね。案外、日本人が教えたのかも・・・。

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急いでタクシーを呼んでもらい空港へ。昨夜、saraiが苦労してWEBチェックインを済ませておいたので、さっさと荷物を預け、出国です。
搭乗口の前は学生さんたちの長い列です。アジアのどこかの国の学生さんみたいです。意外に日本の学生さん?

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学生さんの後から搭乗し、無事機上の人となります。乗ったのはオーストリア航空の成田への直行便。日本への到着ははまだまだですが・・・。

ところで、WEBチェックインですが、インターネットに接続さえすれば、そんなに面倒ではありません。が、大変なのは、チェックインした結果を紙に印刷すること。携帯にメールで送っておいてもいいのですが、海外で使える携帯は一台しかありませんから、配偶者との2人分は無理です。で、持って行ったモデムを接続して、ホテルのファックスに送ろうとしますが設定がうまくいきません。何せ、まだ使い慣れないWINDOWS7ですからね。で、いろいろと頭を捻りました。そうだ!やっと、ひらめきました。ホテルにEメールでWEBチェックインの文書を添付して送付し、プリントアウトを依頼すればいいんじゃないか!
さっそくホテルのEメールアドレスを調べて、PDF文書を添付してEメールを送りました。今朝、レセプションでその次第を説明しルームナンバーを告げると、既にレセプションのカウンターの上にプリントアウトした紙が封筒に入れて用意されていました。もう、ファックスなんて時代じゃありませんね。以上がWEBチェックインの顛末です。

飛行機ではいつものスナックが出ます。このプレッツェルって結構美味しいですね。

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しばらくすると、機内食のサービスです。もちろん2種類頼んで、配偶者とシェアして楽しみます。

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さて、あんな、こんなの長~い旅でしたが、猛暑の日本に無事到着です。

成田に無事到着したオーストリア航空の飛行機です。

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本当に本当に長大な旅行記にお付き合いくださって、ありがとうございました。
昨年の7月(2010年)に帰国して以来書き続け、ほぼ8カ月の長期連載になってしまいました。

それも、これにて完了。
次の旅はすぐそこに迫っています。今月末出発です。(この後、2011年3月に欧州一周鉄道の旅に出かけました。この記事は既にアップ済です。)

* この記事をアップした翌日、あの3.11の大震災が発生しました。改めて、被災者のみなさんや関係の方にお見舞いを申し上げます。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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