旅も16日目です。ついに帰る日になってしまいました。
今日も気持よく晴れています。今は爽やかですが、日中は暑くなりそうです。数日涼しい日が続きましたが、また真夏の暑さに戻るのでしょうね。
いつも通りに、saraiは「朝シャンパン」、配偶者は「チョコレート」を頂いて、朝食を終了。
いよいよ荷物をまとめて、チェックアウトです。
さて、ここで粘るのがsarai流。空港に行くまでの数時間を、モーツァルトのお墓参りで過ごすことにします。荷物をホテルに預けて出発です。
ところで、著名なウィーンの音楽家のお墓はたいてい中央墓地Wiener Zentralfriedhofにあります。が、中央墓地にあるモーツァルトのお墓は、実際は記念碑にすぎません。
モーツァルトのお墓のあるのは、ザンクト・マルクス墓地Sankt Marxer Friedhofなんです。
ただ、映画「アマデウス」のとおり、モーツァルトはこのザンクト・マルクス墓地の共同墓地に、他の人達の遺体と一緒に埋葬されたので、現在でもモーツァルトがこの墓地のどこに埋葬されているかは分からないようです。また、それすら諸説あり、確実なところは闇の中です。
が、このザンクト・マルクス墓地に一応モーツァルトのお墓があることになっているので、お参りしておこうと思ったわけです。
いつもモーツァルトの音楽にはお世話になっていますから、それくらいの義理は果たさないといけないでしょう。
トラムの1日券を購入し、トラムを乗り継いで最寄駅のザンクト・マルクスSt. Marxに到着です。親切にザンクト・マルクス墓地への標識があるので、それに従って10分ほど歩くと、墓地らしきレンガ造りの建物が見えてきます。

近づいていくと墓地の入口のアーチが見えてきます。

入口近くに到着です。
以前に訪れた中央墓地では、お参り用の花束を売るお店が何軒もあったのですが、ここには全く見当たりません。その代わりに、「お花を供えるのは禁止」という張り紙がしてあります。枯れたお花の後始末などが大変だからでしょうか、ちょっと残念です。

さあ、この入口から墓地に入りましょう。

入口からまっすぐに並木道が続いています。その並木の両側にズラ~ッとお墓が並んでいますが、全体に大きな木が茂りこんもりとした森になっています。

モーツァルトのお墓は、この並木道の左側で花に囲まれているというガイドブックの案内をたよりに5分ほど歩くと、確かに左側に標識が見つかります。「モーツァルトのお墓」(MOZARTGRAB)は左と矢印が書かれていますね。

標識に従って左に曲がると、その先にお墓が見えます。

すっきりとした清楚なお墓です。お花に囲まれてモーツァルトらしく美しいお墓ですね。天使に付き添われているのも何とも言えず、いい感じです。

お墓をズームアップして1枚パチリ。

もう1枚角度を変えてパチリ。

こうして見ると、この天使の悩ましそうな表情が気になりますね。もっと幸せそうな表情でいいのでは・・・。
折角ですから、日頃のお礼と尊敬を込めて、合掌!

これで、モーツァルトのお墓参りは終了です。
さて、まだ、もう少し時間がありそうなので、中央墓地にもまわろうかと迷っているところです。
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